JP3224557B2 - モデム装置 - Google Patents

モデム装置

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JP3224557B2 JP11670891A JP11670891A JP3224557B2 JP 3224557 B2 JP3224557 B2 JP 3224557B2 JP 11670891 A JP11670891 A JP 11670891A JP 11670891 A JP11670891 A JP 11670891A JP 3224557 B2 JP3224557 B2 JP 3224557B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送システムや
ファクシミリなどに利用されるモデム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データ伝送システムなどにおい
て、受信側のモデム装置では、送信側から伝送された受
信信号を既知の周波数の復調キャリアを用いて複素ベー
スバンド信号に変換し、また波形歪による符号間干渉を
自動等化器により除去し、自動等化器の出力信号から元
の符号系列を復号器により再生するようになっている。
【0003】ところで、伝送路での群遅延等による波形
歪の劣化量が自動等化器の等化能力を越える程大きい場
合には、自動等化器は等化不能となり発散する。この結
果、モデム装置は誤動作を起こす。自動等化器が発散し
た場合でも再度正常なデータ伝送が可能なようにモデム
装置を復帰させるのに、従来では、例えば特開昭60−
239157号に開示されているような技術が知られて
いる。
【0004】この技術では、元の符号系列の再生機能と
ともに符号誤まりをチェックし、誤まりがあるときに誤
り検出パルスを発生させる機能を復号器に設け、誤り検
出パルスを計数して誤り率の劣化が検出されたときには
復調キャリアの位相を可変位相器に加えることにより制
御するようにしている。これにより、伝送路の切替え等
で自動等化器が発散した場合でも、復調キャリアの位相
制御をくり返すことで再引込みが可能となり、正常なデ
ータ伝送を継続させることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、符号誤まりが発生した場合にこれを
検知するようになっているので、符号誤まりが発生する
前にモデム装置の誤動作を未然に防止することができな
いという欠点があった。
【0006】本発明は、外乱等が加わる場合にも等化器
の発散等を未然に防止して、外乱終了後正常な状態に速
やかに復帰させることの可能なモデム装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、復調キャリアを用いて受信信号を復調する
復調手段と、復調キャリアの位相誤差を検出して位相誤
差信号を発生する位相誤差検出手段と、位相誤差信号に
基づき位相誤差の補正を行なう位相補正手段と、復調さ
れた信号を本来取るべき値と比較しそのずれを示す誤差
信号を発生する判定器と、上記誤差信号のレベルを検出
し劣化検出信号を発生する信号劣化検出手段と、上記劣
化検出信号に基づき位相誤差信号の位相補正手段への伝
達制御を行なう制御手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0008】
【0009】また、前記制御手段は、前記劣化検出信号
により位相補正手段への位相誤差信号の伝達を停止する
か、あるいは、位相誤差信号を減衰させて位相補正手段
へ伝達するようになっていることを特徴としている。
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係るモデム装置の第1の実施例の
ブロック図である。図1を参照すると、このモデム装置
は、受信信号RSのレベルを調整する自動レベル調節手
段101と、復調キャリア信号を発生する復調キャリア
発生手段108と、レベル調節された受信信号LRSを
復調キャリア信号を用いて復調する復調手段102と、
復調手段102から出力される複素ベースバンド信号C
BSから不要な高周波成分を取り除く低域通過フィルタ
105と、低域通過フィルタ105からの出力信号に対
し伝送路特性の補正を行なう等化器106と、等化器1
06からの出力信号CBSFを予め定められた基準値C
RFと比較して復号化出力COを出力する判定器107
と、等化器106からの出力信号CBSFと基準値CR
Fとの減算を行なって復調キャリアの位相誤差を検出し
位相誤差信号PESを発生する位相誤差検出手段200
と、位相誤差信号PESの高周波成分を取り除いて復調
キャリア発生手段108に制御入力CIとして与えるル
ープフィルタ113と、レベル調節された受信信号LR
Sのレベル変化を検出し、劣化検出信号DSを出力する
信号劣化検出手段109と、劣化検出信号DSに基づき
ループフィルタ113への位相誤差信号PESの伝達を
制御する制御手段112とを有している。
【0013】復調手段102は、具体的には、乗算器1
03,104を備えており、復調キャリア発生手段10
8からの互いに90°の位相差を持つ復調キャリア信号
CS,CCをそれぞれ乗算器103,104において受
信信号LRSと乗算して復調し、複素ベースバンド信号
CBSとして出力するようになっている。
【0014】また、復調キャリア発生手段108は、例
えば発振器で構成されており、復調手段102に与えら
れるべき互いに90°の位相差をもつ復調キャリア信号
CS,CCは、制御入力CIによって定められる周波数
のものとして出力される。
【0015】この第1の実施例では、位相誤差の補正が
復調キャリア発生手段108の発振周波数を直接に制御
することによってなされるように構成されており、従っ
て、復調キャリア発生手段108が位相誤差補正手段を
兼ねる構成となっている。このような構成では、位相誤
差検出手段200,ループフィルタ113,復調キャリ
ア発生手段108のループが位相制御ループ(PLL)
となっている。
【0016】また、信号劣化検出手段109は、具体的
には、受信信号のレベルを検出し、レベル信号LSを出
力するレベル検出手段110と、レベル検出手段110
で検出されたレベル信号LSを所定の基準信号RFSと
比較し、劣化検出信号DSを出力する比較手段111と
から構成されている。
【0017】比較手段111としては、例えば、回線の
瞬断などの信号レベルが低下する異常を検出しようとす
る場合には、レベル信号LSが基準信号RFSよりも小
さくなるときに信号劣化の存在を示す例えば論理値
“1”の劣化検出信号DSを出力し、レベル信号LSが
基準信号RFSよりも大きくなるときに信号劣化の存在
を示さない例えば論理値“0”の劣化検出信号DSを出
力するように構成することができる。
【0018】あるいは、例えば電話回線での課金パルス
の混入などの信号レベルの増大を伴なう異常を検出しよ
うとする場合には、レベル信号LSが基準信号RFSよ
りも大きくなるときに信号劣化の存在を示す例えば論理
値“1”の劣化検出信号DSを出力し、レベル信号LS
が基準信号RFSよりも小さくなるときに信号劣化の存
在を示さない例えば論理値“0”の劣化検出信号DSを
出力するように構成しても良い。
【0019】あるいは、信号レベルの低下を伴なう異常
と信号レベルの増加を伴なう異常との双方の異常を検出
しようとする場合には、レベル信号LSの大きさが予め
定められた範囲を逸脱したときに信号劣化の存在を示す
例えば論理値“1”の劣化検出信号DSを出力し、予め
定められた範囲内にあるときには信号劣化の存在を示さ
ない例えば論理値“0”の劣化検出信号DSを出力する
ように構成しても良い。なお、上記予め定められた範囲
としては、例えば基準信号RFSの大きさの0.5倍か
ら2倍の範囲として設定することができる。
【0020】次にこのような構成の第1の実施例のモデ
ム装置の処理動作について説明する。モデム装置を受信
側に用いるとし、このモデム装置に送信側から伝送路を
介して受信信号RSが入力すると、受信信号RSは自動
レベル調節手段101により適切なレベルに調節された
後、復調手段102に加わる。復調手段102では、復
調キャリア発生手段108からの互いに90°の位相差
をもつ復調キャリア信号CS,CCと自動レベル調節手
段101からの受信信号LRSとの乗算を乗算器10
3,104によって行なう。これにより復調手段102
から出力される複素ベースバンド信号CBSは、低域通
過フィルタ105によって不要な高周波成分が取り除か
れた後、等化器106に加わり、そこで伝送路特性の補
正がなされる。しかる後、等化器106からの出力信号
CBSFは、判定器107において予め定められた基準
値CRFと比較され、復号化出力COとして出力され
る。
【0021】この際に、位相誤差検出手段200では、
等化器106からの出力信号CBSFと基準値CRFと
の減算を行ない、その差を位相誤差信号PESとして制
御手段112に渡す。伝送路に外乱が加わっておらず信
号劣化検出手段109からの劣化検出信号DSが信号劣
化の存在を示さないものであるときには、制御手段11
2は、位相誤差検出手段200からの位相誤差信号PE
Sをそのままループフィルタ113に伝える。
【0022】これにより、ループフィルタ113は、位
相誤差信号PESから高周波成分を取り除いて、これを
復調キャリア発生手段108の制御入力CIとして与え
る。復調キャリア発生手段108では、制御入力CI,
すなわち位相誤差信号PESにより発振周波数が直接に
制御され、これにより、位相誤差の補正がなされる。
【0023】このようにして、外乱が加わっていないと
きには、位相誤差検出手段200,ループフィルタ11
3,復調キャリア発生手段108の位相制御ループ(P
LL)によって位相誤差補正がなされる。
【0024】このような状態で動作しているときに、伝
送路に外乱が加わった場合に、一般に、自動レベル調節
手段101は信号の歪の発生を防ぐために急速なレベル
変化には追従しないように設計されているが、上記外乱
が急速なレベル変化を伴なう場合には、自動レベル調節
手段101の出力LRSにもレベル変化が残る。信号劣
化検出手段109のレベル検出手段110では、このレ
ベル変化をレベル信号LSとして検出し、比較手段11
1においてこれを基準値RFSと比較する。この結果、
外乱が急速なレベル変化を伴なう例えば突発性のもので
あるときには、信号劣化検出手段109からの劣化検出
信号DSは、信号劣化の存在を示すものとなり、このと
きには制御手段112は、位相誤差検出手段200から
の位相誤差信号PESをループフィルタ113に伝える
のを停止する。
【0025】これによって、外乱により誤まっている可
能性がある位相誤差信号PESに基づいて復調キャリア
発生手段108が位相誤差補正をするという事態を防止
できて、位相制御ループの誤動作を有効に防止すること
が可能となる。すなわち、伝送路に外乱等が加わる場合
にも、等化器等が発散する前に位相制御しているので、
外乱等による復調キャリア信号PLLの誤まった位相制
御を未然に防止し等化器等の発散を防止して、外乱等の
終了後に装置自体を定常な状態に速やかに復旧させるこ
とが可能となる。
【0026】なお、制御手段112を図2のような構成
のものにすることもできる。図2の例では、制御手段1
12は、所定の減衰量を持つ減衰器300と、劣化検出
信号DSにより信号の切り替えを行なう切替器301と
から構成され、信号劣化検出手段109の出力である劣
化検出信号DSが信号の劣化の存在を示す状態、例えば
論理値“1”である場合、位相誤差信号PESを減衰器
300を経てル−プフィルタ113,復調キャリア発生
手段108へ伝達し、また劣化検出信号DSが信号の劣
化を示さない状態、例えば論理値“0”である場合は位
相誤差信号PESを減衰器300を介さずにそのままル
−プフィルタ113,復調キャリア発生手段108へ伝
達するよう構成されている。
【0027】このような構成では、信号劣化検出手段1
09からの劣化検出信号DSが信号劣化の存在を示すも
のとなるときには、制御手段112の切替器301は、
位相誤差検出手段200からの位相誤差信号PESを減
衰器300を経てループフィルタ113に伝えるよう切
り替わる。すなわち、信号劣化検出手段109が信号の
劣化を検出した場合、制御手段112は位相誤差検出手
段200の出力である位相誤差信号PESを減衰器30
0で減衰させてループフィルタ113に伝達する。この
ように、図2の例では、信号劣化が検出されると、誤ま
っているかもしれない位相誤差信号PESを減衰させた
上でループフィルタ113に伝達するようにしているの
で、この場合にも、位相制御ループが誤動作するという
事態を低減することができる。
【0028】図3は本発明に係るモデム装置の第2の実
施例のブロック図である。図3のモデム装置では、判定
器107は、等化器106からの出力信号CBSFを予
め定められた基準値CRFと比較して復号化出力COを
出力すると同時に、出力信号CBSFと基準値CRFと
のずれ量を示す誤差信号EOを出力するようになってい
る。また、図3の信号劣化検出手段109は、レベル調
節された受信信号LRSのレベル変化により信号劣化を
検出するのではなく、判定器107からの誤差信号EO
により信号劣化を検出するようになっている。すなわ
ち、信号劣化検出手段109の比較手段111は、誤差
信号EOを予め定められた基準信号RFSと比較して劣
化検出信号DSを出力し、これを制御手段112に与え
るようになっている。
【0029】次にこのような構成の第2の実施例のモデ
ム装置の処理動作について説明する。等化器106から
出力信号CBSFが出力されると、判定器107では、
この出力信号CBSFを予め定められた基準値CRFと
比較し、復号化出力COを出力すると同時に、出力信号
CBSFと基準値CRFとのずれ量を示す誤差信号EO
を出力する。なお、CRFとCBSFは複素数であるの
で、これらは2次元ベクトル量であり、従って誤差信号
EOは判定器107において次式のようにして算出され
て出力される。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、reは実数部を示し、imは虚数
部を示す。数1で算出されるEOは、受信信号の本来取
るべき値と実際に受信された値とのずれを表わすので、
伝送路における信号の劣化が増大した場合、EOも増大
する。従って、EOの大きさを監視することにより、伝
送路での信号劣化を検出することができる。
【0032】すなわち、判定器107の誤差信号EOが
信号劣化検出手段109に加わると、信号劣化検出手段
109は、誤差信号EOを予め定められた基準信号RF
Sと比較し、EOがRFSより大きい場合には、例えば
論理値“1”の劣化検出信号DSを、またEOがRFS
より小さい場合には例えば論理値“0”の劣化検出信号
DSを制御手段112に出力する。
【0033】制御手段112は、信号劣化検出手段10
9からの劣化検出信号DSが信号の劣化の存在を示す状
態、例えば論理値“1”である場合、PESのCIへの
伝達を停止し、またDSが信号の劣化を示さない状態、
例えば論理値“0”である場合はPESをそのままCI
へ伝達する。従って信号劣化検出手段109が誤差信号
の検査によって信号の劣化を検出した場合、制御手段1
12は位相誤差検出手段200の出力である位相誤差信
号PESがループフィルタ113に伝達されるのを阻止
し、誤まっているかもしれない位相誤差信号PESによ
る位相制御ループの誤動作を未然に防止することができ
る。
【0034】なお、制御手段112を第1の実施例にお
けるのと同様、図4に示すように構成することもでき
る。この場合にも図2と同様、制御手段112は、所定
の減衰量を持つ減衰器300と、劣化検出信号DSによ
り信号の切り替えを行なう切替器301とから構成さ
れ、信号劣化検出手段109が誤差信号EOの検出によ
って信号の劣化を検出した場合、制御手段112は位相
誤差検出手段200の出力である位相誤差信号PESを
減衰器300で減衰させてループフィルタ113に伝達
し、誤まっているかもしれない位相誤差信号PESによ
る位相制御ループの誤動作を未然に防止することができ
る。
【0035】図5は本発明に係るモデム装置の第3の実
施例のブロック図である。上述した第1及び第2の実施
例のモデム装置では、復調キャリア発生手段108が位
相誤差補正手段を兼ねていたが、この第3の実施例で
は、図5に示すように復調キャリア発生手段108を固
定の周波数の発振器とし、位相誤差補正手段を復調キャ
リア発生手段108とは別に、等化器106と判定器1
07との間に設けるようにしている。
【0036】図5を参照すると、位相誤差補正手段40
0は、ループフィルタ113からの位相誤差の補正量θ
に応じた指数関数exp{−jθ}を発生する指数関数
発生器402と、位相誤差の補正量θに応じた指数関数
exp{−jθ}を復調された複素ベースバンド信号に
乗算する複素乗算器401とを有し、復調された複素ベ
ースバンド信号に位相誤差の補正量θに応じた指数関数
exp{−jθ}を乗算することにより位相誤差補正を
行なうことができる。
【0037】なお、制御手段112を第1及び第2の実
施例におけるのと同様、図6に示すように構成すること
もできる。この場合にも図2,図4と同様、制御手段1
12は、所定の減衰量を持つ減衰器300と、劣化検出
信号DSにより信号の切り替えを行なう切替器301と
から構成され、信号劣化検出手段109が信号の劣化を
検出した場合、制御手段112は位相誤差検出手段20
0の出力である位相誤差信号PESを減衰器300で減
衰させてループフィルタ113に伝達し、誤まっている
かもしれない位相誤差信号PESによる位相制御ループ
の誤動作を未然に防止することができる。
【0038】第3の実施例において、図5は図1に対応
したものとなっているが、図3のモデム装置においても
同様にして、等化器106と判定器107との間に位相
誤差補正手段を設け、これにループフィルタ113から
の位相誤差の補正量θを入力させることで、位相誤差補
正を行なうことができる。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば
差信号のレベルに応じて信号劣化検出手段から出力さ
れる劣化検出信号に基づき、制御手段は位相誤差信号の
位相補正手段への伝達制御を行なうようになっており、
外乱等が加わって誤差信号のレベルがある基準値以上に
大きくなると、その旨の劣化検出信号により制御手段は
位相誤差信号の位相補正手段への伝達を停止するか、あ
るいは、位相誤差信号を減衰させて位相補正手段へ伝達
するので、これにより外乱によって誤まっている可能性
がある位相誤差信号に基づき位相誤差補正がなされるの
を阻止し、モデム装置の誤動作を未然に防止し、外乱終
了後モデム装置を正常な状態に速やかに復帰させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモデム装置の第1の実施例のブロ
ック図である。
【図2】図1のモデム装置の制御手段の構成例を示す図
である。
【図3】本発明に係るモデム装置の第2の実施例のブロ
ック図である。
【図4】図3のモデム装置の制御手段の構成例を示す図
である。
【図5】本発明に係るモデム装置の第3の実施例のブロ
ック図である。
【図6】図5のモデム装置の制御手段の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
101 自動レベル調節手段 102 復調手段 105 低域通過フィルタ 106 等化器 107 判定器 108 復調キャリア発生手段 109 信号劣化検出手段 112 制御手段 113 ループフィルタ 200 位相誤差検出手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復調キャリアを用いて受信信号を復調す
    る復調手段と、復調キャリアの位相誤差を検出して位相
    誤差信号を発生する位相誤差検出手段と、位相誤差信号
    に基づき位相誤差の補正を行なう位相補正手段と、復調
    された信号を本来取るべき値と比較しそのずれを示す誤
    差信号を発生する判定器と、上記誤差信号のレベルを検
    出し劣化検出信号を発生する信号劣化検出手段と、上記
    劣化検出信号に基づき位相誤差信号の位相補正手段への
    伝達制御を行なう制御手段とを備えていることを特徴と
    するモデム装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記劣化検出信号によ
    り位相補正手段への位相誤差信号の伝達を停止するよう
    になっていることを特徴とする請求項1記載のモデム装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記劣化検出信号によ
    り位相誤差信号を減衰させ、位相補正手段へ伝達するよ
    うになっていることを特徴とする請求項1記載のモデム
    装置。
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