JP3224423B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3224423B2
JP3224423B2 JP19059392A JP19059392A JP3224423B2 JP 3224423 B2 JP3224423 B2 JP 3224423B2 JP 19059392 A JP19059392 A JP 19059392A JP 19059392 A JP19059392 A JP 19059392A JP 3224423 B2 JP3224423 B2 JP 3224423B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録装置、詳しくは
外部装置から送出されてきたデータに基づく画像を所定
の記録媒体上に記録し、出力する画像記録装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】通常、この種の装置には、電源投入時の
印刷環境をユーザの要求通りの状態とするため、DIP
スイッチ或いは不揮発性メモリにその環境設定内容を記
憶保持させている。
【0003】後者の不揮発性メモリを用いる装置では、
操作パネル(液晶表示部を備えている)でもって表示さ
れメッセージに対する答えを入力する、すなわち、対話
形式で印刷環境を決定していくことが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
ユーザが1つの印刷装置を共有する場合に問題が発生す
る。尚、ここで言う印刷装置を共有するとは、印刷装置
が複数のホストコンピュータインターフェースを備える
場合、1つのホストコンピュータ上で複数の人間が使用
する場合の両方を含んでいる。
【0005】さて、このように1つの印刷装置を複数の
ユーザが共有した場合に、1ユーザがその印刷装置の環
境設定を行ってしまうと、当然のことながら他のユーザ
は印刷装置のDIPスイッチ或いは操作パネルで確認し
ない限りその内容を知ることはできない。しかしなが
ら、一々印刷装置の印刷環境がどうなっているのかを確
認するのは非常に面倒である。いきおい、印刷装置の今
現在の環境状態を無視してホストコンピュータ上で動作
しているアプリケーションプログラムが印刷データを出
力しはじめると、意図しない結果が出力されてしまうと
いう問題が発生する。特に、印刷装置が複数言語をエミ
ュレートする装置であって、電源投入時に設定されるエ
ミュレート対象のプリンタ言語とは異なるプリンタ言語
のデータをホストコンピュータが出力する場合に、特に
そうである。このため、記録紙やインクが無駄に消費さ
れてしまうことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来技術
に鑑みなされたものであり、複数の外部装置に接続する
環境において、その中の1つから環境情報の読出し要求
があった場合には、環境情報が正常化どうか検査して正
常である環境情報を読出し、要求のあった外部装置に送
出し、環境情報の変更指示があった場合にはその要求に
従って正常に変更されたかどうかを検査し、信頼性が高
く、尚且つ、外部装置から環境情報を把握できるように
させる画像記録装置を提供しようとするものである。
【0007】この課題を解決するため、本発明の画像記
録装置は以下の構成を備える。すなわち、複数の外部装
置と接続可能であって、夫々の外部装置から入力された
データに基づき、画像を記録する画像記録装置であっ
て、前記外部装置の1つからの情報が、印刷環境情報の
変更の指示か或は前記印刷環境情報の読み出しの指示か
を判断する判断手段と、前記判断手段により、前記印刷
環境情報の読み出しの指示であると判断された場合は、
記憶保持手段に記憶されている印刷環境情報を読み出
し、前記印刷環境情報の読み出しの指示を行った外部装
置に送出するため、記憶されている前記印刷環境情報の
検査を行い、前記検査の結果に基づいて、正常な前記印
刷環境情報を読み出す読出し制御手段と、前記判断手段
によって、前記環境情報の変更の指示と判断された場
合、前記記憶保持手段に記憶保持された情報を更新し、
前記記憶保持手段に正確に記憶されたか否かを検査する
更新制御手段とを備える。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0010】本実施例が適応するレーザビームプリンタ
(以下、LBP)の構造を図8を参照して説明する。
【0011】このLBPは不図示のデータ源から文字パ
ターンの登録や提携書式(フォームデータ)などの登録
が行える。
【0012】図において、1はLBP本体であり、外部
に接続されているホストコンピュータから供給される印
刷情報(文字コード等)やフォーム情報或いはマクロ命
令などを入力して記憶するとともに、それらの情報に従
って対応する文字パターンやフォームパターンなどを作
成し、記録媒体である記録紙上に像を形成する。300
は操作のためのスイッチ及びLCD表示器などが配され
ている操作パネル、101はLBP100全体の制御及
びホストコンピュータから供給される文字情報などを解
析するプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御
ユニット101は主に文字情報を対応する文字パターン
のビデオ信号に変換してレーザドライバ102に出力す
る。
【0013】レーザドライバ102は半導体レーザ10
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ103から発射されるレーザ光1
04をオン・オフ切り換えするレーザ光104は回転多
面鏡105で左右方向に振らされて静電ドラム106上
を走査露光する。これにより、静電ドラム106上には
文字パターンの静電潜像が形成されることになる。この
潜像は静電ドラム106周囲に配設された現像ユニット
107により現像された後、記録紙に転写される。この
記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙は
LBP100に装着した用紙カセット108に収納さ
れ、給紙ローラ109及び搬送ローラ110と111と
により、装置内に取り込まれて、静電ドラム106に供
給される。
【0014】尚、以下の説明では、図示におけるプリン
タ制御ユニット101を除く実際の印刷に係る構成要素
を出力部という。
【0015】図1は、実施例のLBPのブロック構成図
であり、主として、プリンタ制御ユニット101の内部
構成を示している。
【0016】図示において、2は印刷データを出力して
くるホストコンピュータ、3はホストコンピュータ2か
ら印刷データを受信したり、本装置から各種データをホ
ストコンピュータ2へ送信する双方向インターフェー
ス、4は本装置に設定された環境状態や各種外字等を記
憶している書き込み可能な不揮発性記憶素子(フラッシ
ュメモリやEEPROM等)である。5は上述した実際
に画像を記録を行う出力部であり、6は本装置全体の制
御を司るCPUであり、ROM素子7に記憶されている
プログラムに従って処理を実行する。7はフォントデー
タ及びCPU6が制御実行するためのプログラムを記憶
しているROM素子であり、後述する図5〜図7のフロ
ーチャートに対応するプログラムを含んでいる。8はC
PU6のワークエリアや印刷する1ページ分のイメージ
を展開するために用いられるRAM素子である。
【0017】上記構成において、CPU6はホストコン
ピュータ2から印刷データを受信すると、その印刷デー
タ中に含まれる制御コードや文字コード等を解析し、印
刷イメージをRAM素子8に展開する。そして、RAM
素子8に展開されたイメージを公知のタイミングで出力
部5に転送することによって記録紙上に可視画像を形成
し、出力することになる。尚、印刷処理自身は本願発明
に直接は関係がないのでその詳述は省略する。
【0018】さて、実施例のLBPは、ホストコンピュ
ータ2からの印刷データと区別するための所定のコマン
ド情報を受け取ると、今現在のLBPの印刷環境を表す
情報を不揮発性記憶素子4から読み出し、それを双方向
インターフェース3を介してホストコンピュータ2に出
力するものである。このコマンドを以下では、環境情報
読み出しコマンドという。
【0019】図2は、この環境情報の転送要求を促すコ
マンドを示しており、そのコマンドであることを示すた
めのC1、知ろうとする設定項目を特定する情報、そし
て、最後にそのコマンドが終了であることを示すC2か
ら構成されている。
【0020】例えば、電源投入時の設定された用紙サイ
ズを読み出す場合には、「C1 paper C2」という
コマンドをホストコンピュータ2が出力する。つまり、
操作パネル300上で設定するときに表示される項目名
そのものを表す文字列を用いる。
【0021】図3は環境情報各項目について各々の読み
込み項目名称の文字列と、それらに対応する処理関数を
リンクする為の構造体Aの構成を示すものである。ここ
で、要素m1は構造体Aそのものをポイントする領域
で、要素m2は該当する読み込み項目を処理する関数を
ポイントする領域で、要素m3は読み込み項目の名称を
ポイントする領域である。
【0022】図4は構造体Aを用いて各設定項目をリン
クした例である。図5においてA1、A2…Anはそれ
ぞれ構造体Aを表わしている。
【0023】構造体A1の要素m1は構造体A2をポイ
ントし、要素m2は読み込み項目オリエンテーションを
処理する関数Pget_ori()の先頭アドレスをポ
イントしていて、要素m3は文字列”orientat
ion”をポイントしている。
【0024】構造体A2の要素m1は不図示であるが次
の構造体A3をポイントし、要素m2は読み込み項目オ
フセットXを処理する関数Pget_ofx()の先頭
アドレスをポイントしていて、要素m3は文字列”of
fsetX”をポイントしている。
【0025】次の構造体A3からは不図示であるが上記
の構造体A1、A2の様に、その要素m1月儀の構造体
をポイントしていくことにより構造体Anまで一元的に
リンクされてる。
【0026】構造体Anの要素m1はヌルポインタが入
っていてそれがリンクの終端であることを示している。
構造体Anの要素m2は読み込み項目フォントを処理す
る関数Pget_fnt()の先頭アドレスをポイント
していて、要素m3は文字列”font”をポイントし
ている。
【0027】以上述べたこれら一連のデータ群はROM
領域に格納されているものである。
【0028】次に、上述した構成における本実施例のL
BPの内部的な処理について説明する。
【0029】i)全体的な処理について まず実施例のLBPの全体的な処理の概要について図5
のフローチャートに沿って説明する。
【0030】本装置1に電源が投入されると、ステップ
S11で各初期化処理が行われる。次にステップS12
で本体はデータ受信機状態となり、外部のホストコンピ
ュータ2からのデータを待つ。ホストコンピュータ2か
らデータが送られてくると、次のステップS13へ進
む。ステップS13では受信したデータが印字データか
印刷制御命令可を判断し、印刷データならステップS1
4へ進み、印字制御命令ならステップS15へ進む。ス
テップS14では単なるデータ、例えば”ABC”等の
文字を印字した後、ステップS12のデータ受信待ち状
態へ戻る。
【0031】ステップS15ではコマンドサーチテーブ
ルを指すポインタpを初期化する。ステップS16では
受けた印字制御命令をコマンドサーチテーブルと照合
し、合致すればステップS17へ進み、不整合ならばス
テップS19へ進む。
【0032】ステップS17では指定されているパラメ
−タを調べ、その指定が正しければステップS18へ、
間違っていればステップS12へ戻る。ステップS18
では各印字制御命令に対応する関数が呼ばれる。ステッ
プS19ではポインタpを次に進める。ステップS20
では検査が終わりか否かを判断し、未終了ならばステッ
プS16へ戻り、終了ならばステップS12へ戻る。
【0033】ii)環境情報をホストコンピュータへ送信
する処理についての説明 次にコマンドによる環境情報の読み出し処理について図
6、図7のフローチャートに沿って説明する。
【0034】図6のフローチャートは図5のフローチャ
ートにおけるステップS18の各関数の処理について、
印字制御命令として環境読み込み命令が受信された場合
の処理内容を示している。
【0035】先ず、ステップS30においてパラメ−タ
中の文字列を作業領域へ切り出す処理を行う。次にステ
ップS31では、各設定項目の情報を記録して構造体A
の先頭アドレスをポインタ変数SPへ代入する。ステッ
プS32ではポインタ変数SPがヌルポインタか否かを
判断し、ヌルポインタでないならばステップS33へ分
岐する。ステップS33では、ポインタ変数SPがポイ
ントする構造体Aの要素m3が指し示す文字列を切り出
してくる。ステップS34ではステップS30で切りだ
した文字列とステップS33で切りだした文字列を比較
し、照合すればステップS35へ進み、不整合ならばス
テップS36へ進む。ステップS36では構造体Aの要
素m1の値を、ポインタ変数SPへ代入しステップS3
2へ戻る。
【0036】一方、ステップS30で切りだした文字列
とステップS33で切りだした文字列が一致する場合、
すなわち、該当する関数が見つかった場合には、ステッ
プS35に進み、構造体Aの要素m2がポイントしてい
る関数を呼びだし、環境情報の送信を行った後にここで
の処理を終える。
【0037】図7のフローチャートは図6のフローチャ
ートで述べたステップS35で呼ばれた関数群の一般的
な処理を示したものである。各環境情報の項目によりそ
の設定値が異なるのでそれぞれに対応した関数が用意さ
れるが、その処理の概要はすべて同じである。
【0038】まずステップS51ではロ−カル変数(こ
の関数独自の変数のこと)等の初期化処理が行われる。
次にステップS52では、与えられたパラメ−タに対応
する設定値の読み込みを行う。ステップS53では不揮
発性メモリから読み出した値が正常か否かを判断する為
に、チェックサムの照合を行う。ステップS54ではス
テップS53での照合の結果を基に、読み出した設定値
が正常ならばステップS56へ進み、正常でないならば
ステップS55へ進む。
【0039】ステップS55では、内部的に不正な値が
記録されていたということで、リカバリを行う等の内部
的に該当するエラー処理を行った後この関数の処理を行
う。
【0040】さて、処理がステップS56に進むと、送
信の為の文字列を生成する。ここで例えば、読み込み項
目が「paper」で、その設定値が「B4」と記録さ
れていたとすれば”paper=B4”という文字列を
生成する。ステップS57では双方向インタフェース3
を介してステップS56で生成した文字列をホストコン
ピュータ2へ対して送信するように指示をし、この関数
の処理を終える。
【0041】以上説明したように本実施例によれば、印
刷装置の環境情報がホストコンピュータ側で知ることが
できるので、ホストコンピュータ上で動作しているアプ
リケーションプログラムは、印刷装置の環境に応じた印
刷データを出力することが可能になる。従って、本実施
例の印刷装置によれば、印刷装置の環境情報がホストコ
ンピュータ側で管理することができ、効率の良い印字環
境を提供できるようなる。
【0042】[第2の実施例の説明]印刷装置に備えら
れる機能はより豊富になるばかりで、操作パネルからそ
れらを一々設定していたのでは、作業の効率という点で
問題がある。そこで、本第2の実施例では、接続されて
いるホストコンピュータ側から印刷装置の環境を設定し
ようとするものである。
【0043】第2の実施例の印刷装置のブロック構成図
を図9に示す。尚、図示の構成は、先の第1の実施例の
図1と同じであって、本第2の実施例で使用される内容
等をより明確にしたものである。従って、個々の素子に
対する説明はここでは、省略し、本第2の実施例におけ
る相違する点を説明する。
【0044】不揮発性記憶素子4には本装置に電源投入
された場合の印字環境情報4aが記憶保持されており、
ROM素子7には印字環境情報4aを初期化するための
初期設定値7aが格納されている。また、RAM素子8
には現在の印字環境を一時的に記憶している環境情報領
域8aが確保されてる。従って、本装置に電源が投入さ
れた時点では、不揮発性記憶素子4中の印字環境情報4
a内の情報がRAM素子8中の環境情報領域8aにロー
ドされ、格別な環境情報の変更がない限りは、この環境
情報領域8aに記憶された環境に従って印刷処理がなさ
れることになる。
【0045】本第2の実施例における環境設定の設定法
は、操作パネル300より行う場合と、ホストコンピュ
ータ2から環境設定に係る制御コマンドを受ける場合の
2つある。
【0046】先ず、操作パネル300よりの環境設定法
を以下に説明する。
【0047】操作パネル300には、図示の如く、各種
メッセージを表示するためのメッセージ表示部9eをは
じめ、ホストコンピュータ2との接続(受信可)/非接
続(受信不可)を指示するためのオンライン/オフライ
ン切り換えキー9a、環境設定を行うことを指示するた
めのパネルセットスタートキー9b、環境設定で複数の
項目(或いはメニュー項目)の中から1つを選択するた
めのセレクトキー9c、そして、選択した項目を確定す
るためのエンターキー9dが設けられている。
【0048】本装置で設定可能な項目の形態の一部を図
10に示す。
【0049】この中で、例えば“paper”の項目内容を
変更する場合には、以下の操作を行う。
【0050】先ず、本装置とホストコンピュータ2とを
オフライン状態にあることを確認し(オンライン状態で
あればオンライン/オフライン切り換えキー9aを1回
押下する)、操作パネル300中のパネルセットスター
トキー9bを押下して設定モードに入る。このとき、メ
ッセージ表示部9eには、最初の設定メニュー項目であ
る“orientation”が表示される。ここで、セレクトキ
ー9cを押下すると次のメニュー項目である“offset
X”が表示され、更に押下するとその次のメニュー項目
である“offset Y”が表示され、以下、セレクトキー
9cの押下操作を繰り返すことでメニュー項目を表す文
字列が図示の順序に従って表示される。
【0051】さて、目的のメニュー項目“paper”が、
最初のメニュー項目“orientation”から3つ目である
ので、セレクトキー9cを3回押下することになる。操
作者はこの“paper”がメッセージ表示部9eに表示さ
れたことを確認してエンターキー9dを押下する。この
とき、メッセージ表示部9eには、選択された項目の文
字列と共に、その項目に対応する今現在の設定内容(R
AM素子8a内に記憶されている)を表示する。
【0052】例えば、電源立ち上げ時の記録紙サイズと
して、A4サイズが選択されている場合には、“paper=
A4”と表示され、今現在の設定内容を確認できる。ここ
で、記録紙サイズを他のサイズに切り換えたい場合は、
セレクトキー9cを押下することでなされる。セレクト
キー9cを押下すると、メッセージ表示部9eには、今
現在設定されている記録紙サイズの次のサイズ、この場
合には“paper=B5”が表示され、以下、このキーを押下
する毎に次の記録紙サイズの候補を表示する。
【0053】ここで、例えば記録紙サイズとして“B
5”を選択するのであれば、メッセージ表示部9eに
“paper=B5”と表示された場合にエンターキー9dを押
下する。
【0054】このエンターキー9dを押下すると、メッ
セージ表示部9dには、記録紙サイズを選択する直前の
状態、すなわち、メッセージ表示部に単に“paper”な
る文字列の表示状態に戻る。この状態で、オンライン/
オフライン切り換えキー9aを押下することで、本設定
処理を終えることになる。尚、続いて別の環境を変更す
る場合には、メッセージ表示部9dに“paper”が表示
された時点で、他のメニュー項目を選択するべく、セレ
クトキー9cを押下する操作を行うことになる。
【0055】いずれにしても、こうして環境情報が更新
されると、RAM素子8の環境情報領域8a中の対応す
る項目が更新されると共に、不揮発性記憶素子4の印字
環境情報も更新されることになる。
【0056】次に、ホストコンピュータ2からコマンド
による環境設定について説明する。
【0057】ホストコンピュータ2は、本LBPに印刷
データ(プリンタ制御命令を含む)を送ることで印刷処
理を行わせるが、CPU6は、受信したデータが印刷デ
ータかそれとも環境情報設定命令かを区別し、対応する
処理を行う。
【0058】環境情報設定命令のデータフォーマットを
図11に示す通りである。
【0059】図示で、C1及びC2は、それぞれ2バイ
トで構成され、C1は設定開始を示す制御情報、C2は
設定の終了を表す制御情報である。これら制御情報C1
及びC2に挟まれ、設定項目、区切り子、設定内容が存
在する。設定項目及び設定内容は先に説明した操作パネ
ル300のメッセージ表示部9eに表示される文字列を
そのまま使用する。また、区切り子としては“=”を用
いた。
【0060】ここで、電源投入時の環境設定事項とし
て、記録紙サイズをB5に変更する場合を説明すると、
ホストコンピュータ2は次のようなデータを出力するこ
とになる。
【0061】「C1 paper=B5 C2」 尚、本第2の実施例における各関数の管理法(構造体に
よる関数管理)は前述した第1の実施例のおける図3及
び図4の通りであり、データの受信及び受信したデータ
中に含まれる関数の呼び出しに係る処理は図5及び図6
に準ずるものとする。従って、以下では、ホストコンピ
ュータ2から印刷環境設定に係る命令を受信した場合に
呼び出される処理、より詳しくは、印刷環境設定命令を
受信した場合における図6のステップS35内の処理に
ついて図12を用いて説明する。
【0062】先ず、ステップS61では、ローカル変数
等の初期化処理を行う。次のステップS62では、与え
られたパラメータ(設定項目及び設定内容を表す文字
列)を切り出す。ステップS63では、切り出されたパ
ラメータと現在の設定値とを比較し、一致するかどうか
を判断する。一致した場合、指定された設定項目に既に
設定されていることになるので、何もせず本処理を終え
る。
【0063】また、現在の設定内容と指定された設定内
容が異なる場合、つまり、変更する場合には、ステップ
S63からステップS64に進む。
【0064】このステップS64では、切り出されたパ
ラメータが設定値として適切か否かを判断する。ステッ
プS65では、その判断結果に基づいて許容範囲内にあ
るか否かに応じて、ステップS66か本処理を終了する
かを決定する。例えば、本LBPがA4サイズまで記録
できる装置である場合には、それより大きいサイズの記
録紙には原則としてできないから、この場合には、環境
情報は更新しないことになる。
【0065】さて、ステップS65において、指定され
た内容が許容できるものであると判断した場合には、処
理はステップS66に進み、与えられた設定内容に従っ
て、NVRAM(不揮発性メモリ素子)4の印字環境情
報中の該当する部分を更新する(書き込む)。そして、
ステップS67では、それが正確に更新されたか否かを
確認するため、書き込んだデータと書き込もうとしたデ
ータとを照合する。この照合の結果、正確に書き込まれ
ていることが判明したら本処理を終了し、そうでなけれ
ばステップS66に処理を戻す。
【0066】以上説明したように本第2の実施例によれ
ば、複雑な印刷装置の環境設定がホストコンピュータ側
から一括して設定できるようになる。
【0067】尚、上述した説明では、ホストコンピュー
タ2は1つの環境情報を変更する場合について説明した
が、変更する箇所が複数存在するのであれば図11に示
す形式のデータをその数だけ送れば良い。
【0068】また、印刷装置側は、ホストコンピュータ
2から送られてくるデータが通常の印刷データかどうか
がを判断できさえすればよいわけであるから、制御情報
は図2或いは図11に示される形式に限定されるもので
はない。
【0069】更には、実施例では印刷装置としてLBP
を例にして説明したが、その他の印刷方式に適応させて
も勿論構わない。例えば、以下で説明するインクジェッ
トプリンタ等にも適応可能である。
【0070】図13は、実施例が適用できるインクジェ
ット記録装置IJRAの概観図である。同図において、
駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギ
ア5011,5009を介して回転するリードスクリュ
ー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッ
ジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往復
移動される。このキャリッジHCには、インクジェット
カートリッジIJCが搭載されている。5002は紙押
え板であり、キャリッジの移動方向に亙って紙をプラテ
ン5000に対して押圧する。5007,5008はフ
ォトカプラで、キャリッジのレバー5006のこの域で
の存在を確認して、モータ5013の回転方向切り換え
等を行うためのホームポジション検知手段である。50
16は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5
022を支持する部材で、5015はこのキャップ内を
吸引する吸引手段で、キャップ内開口5023を介して
記録ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニング
ブレードで、5019はこのブレードを前後方向に移動
可能にする部材であり、本体支持板5018にこれらが
支持されている。ブレードは、この形態でなく周知のク
リーニングブレードが本例に適用できることは言うまで
もない。又、5012は、吸引回復の吸引を開始するた
めのレバーで、キャリッジと係合するカム5020の移
動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ
切り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0071】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、これ以外のタイミングで作動するようにしてもよ
い。
【0072】上記インクジェットプリンタを実施例にお
ける出力部5に採用するのである。この場合、環境情報
のいくつかの点は、先に説明したLBPの場合と異なる
が、その環境内容でもって本願発明が限定されるもので
はない。
【0073】また、第1の実施例と第2の実施例の機能
を合わせ持つ印刷装置としてもよい。
【0074】更にまた、上記実施例では、接続されるホ
ストコンピュータが1つの場合を説明したが、複数あっ
ても良いのは勿論である。この場合、第1の実施例の処
理は、要求があったホストコンピュータに対してのみ行
うようにする。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の外部装置に接続する環境において、その中の1つか
ら環境情報の読出し要求があった場合には、環境情報が
正常化どうか検査して正常である環境情報を読出し、要
求のあった外部装置に送出し、環境情報の変更指示があ
った場合にはその要求に従って正常に変更されたかどう
かを検査し、信頼性が高く、尚且つ、外部装置から環境
情報を把握できるようになる。
【0076】
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における印刷装置のブロック構成
図である。
【図2】第1の実施例における環境読み込み命令コマン
ドのデータフォーマットを示す図である。
【図3】第1及び第2の実施例における構造体の構成図
である。
【図4】第1及び第2の実施例における構造体の連結関
係を示す図である。
【図5】第1及び第2の実施例における印刷処理全体に
係るフローチャートである。
【図6】第1及び第2の実施例における制御情報受信時
における処理内容を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施例における環境情報を送信処理を説
明するためのフローチャートである。
【図8】第1、第2の実施例で採用したレーザビームプ
リンタの構造断面図である。
【図9】第2の実施例のおける印刷装置のブロック構成
図である。
【図10】第2の実施例における環境設定可能な項目形
態を示す図である。
【図11】第2の実施例における環境設定制御情報のフ
ォーマットを示す図である。
【図12】第2の実施例における受信した環境設定情報
に対する処理内容を説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】実施例が適合する他の印刷装置の構造例を示
す図である。
【符号の説明】
1 印刷装置本体 2 ホストコンピュータ 3 双方向インタフェース 4 不揮発性記憶素子 5 出力部 6 CPU装置 7 ROM素子 8 RAM素子 300 操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−172922(JP,A) 特開 平4−130919(JP,A) 特開 昭61−86276(JP,A) 特開 平2−113325(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外部装置と接続可能であって、夫
    々の外部装置から入力されたデータに基づき、画像を記
    録する画像記録装置であって、前記外部装置の1つからの情報が、 印刷環境情報の変更
    の指示か或は前記印刷環境情報の読み出しの指示かを判
    断する判断手段と、 前記判断手段により、前記印刷環境情報の読み出しの指
    示であると判断された場合は、記憶保持手段に記憶され
    ている印刷環境情報を読み出し、前記印刷環境情報の読
    み出しの指示を行った外部装置に送出するため、記憶さ
    れている前記印刷環境情報の検査を行い、前記検査の結
    果に基づいて正常な前記印刷環境情報を読み出す読出し
    制御手段と、 前記判断手段によって、前記環境情報の変更の指示と判
    断された場合、前記記憶保持手段に記憶保持された情報
    を更新し、前記記憶保持手段に正確に記憶されたか否か
    を検査する更新制御手段とを備えることを特徴する画像
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記読出し制御手段は、前記外部装置に
    送出すべく、該呼び出した情報に基づいて送信用文字列
    を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷環境情報は前記記憶保持手段に
    木構造型のデータ形式で格納されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記判断手段によって、前記印刷環境情
    報の変更の指示と判断された場合、当該指示内容の設定
    値が適切か否かを判定し、その後、適切な印刷環境情報
    を前記記憶保持手段に記憶することを特徴とする請求項
    1に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷環境情報の変更の指示及び前記
    印刷環境情報の読み出しの指示は、印刷環境情報を構成
    する複数の項目の中の項目単位に行われ、前記読出し制
    御手段及び更新制御手段は指示された項目単位に処理す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
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