JP3224124U - 塗膜剥離装置 - Google Patents

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盛義 伊藤
盛義 伊藤
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株式会社イトー技研
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Abstract

【課題】石油類・水等の貯蔵タンクの塗膜剥離に関わる塗膜剥離装置を提供する。【解決手段】ノズルアセンブリー(イ)と塗膜剥離室(ウ)及び駆動枠12で構成した塗膜剥離装置において、該ノズルアセンブリー(イ)には1台のモーター1と2個のローター3を配設し、該ローター3を同期回転させながら、各々のローター3に設けたノズルから超高圧水を噴出させる。塗膜剥離室(ウ)は3個の車輪9で支えられ、該塗膜剥離室(ウ)の下面に配設した全周ブラシ6によって剥離面との間をシールするとともに上面のフランジ4′にはノズルアセンブリ(イ)を載置し、フランジ4′に設けたボルト穴5とノズルアセンブリ(イ)のボルト穴5を任意の角度に合わせ接合可能とし、その後部にL型排気管8を設けた。【選択図】図1

Description

本考案は、石油類・水等(以下石油タンク)貯蔵タンクの塗膜剥離に関する。
サンドブラスト用研削材として広く使用されていた河川及び海砂は自然環境の保護からその採取が禁じられ、更に山の岩石を粉砕してブラスト用砂を製造していた。「けい砂」は人が吸入によってじん肺を引き起こす危険が高いため2007年4月よりJISの指定研削材から除外された現状である。更にこれに代わるブラスト用研削材としてはガーネットのほかフェロニッケルスラグや製鋼スラグ等が代用研削材として製造、販売されている。しかし作業員が塗料や研削材の粉末を吸入することによる危険を防げないことには変わりがない。
本考案は、石油類・水等(以下石油タンク)貯蔵タンクの塗膜剥離に関する。
特開平02−36099
密閉されたタンク内で圧縮空気によってブラスト材を吹き付ける従来からの工法では作業員の肺が塗膜や研削材の有害な粉塵にさらされ「安全」が守れない。更に飛散したこれら粉塵はタンク内に堆積し、これを人力によってかき集め取り出すことは難儀な3K作業である。
即ち、本件課題のごとくガラスフレークなど強固で厚肉の塗装を研削材で剥がそうとしても「埃」の出ない剥離方法は存在しないのが現状である。即ち解決しようとする課題は従来のブラスト工法を改め、埃の出ない剥離手段に変えることが重要である。
「埃」の出ない手段とは「水」であり「超高圧水洗浄」である。
しかし高圧水で洗浄するのはよいが、その剥離面が水で濡れたり水滴や湿気が残ったのでは短時間で錆が発生し赤錆が成長して事後の作業(鉄板の厚さ測定、亀裂等の検査や塗装の復旧…)に支障をきたすという課題がある。
本考案は、ノズルアセンブリ(イ)と塗膜剥離室(ウ)及び駆動枠(12)で構成した塗膜剥離装置(ア)において、該ノズルアセンブリ(イ)には1台のモーター(1)と2個のローター(3)を配設し、該ローター(3)を同期回転させながら、各々のローター(3)に設けたノズルから超高圧水を噴出させることを特徴とし、前記塗膜剥離室(ウ)は3個の車輪(9)で支えられ、該塗膜剥離室(ア)の下面に配設した全周ブラシ(6)によって剥離面との間をシールするとともに上面のフランジ(4′)には前記ノズルアセンブリ(イ)を載置し、フランジ(4、4′)に設けたボルト穴(5)と前記ノズルアセンブリ(イ)のボルト穴(5)を任意の角度に合わせ接合可能とし、その後部にL型排気管(8)を設けたものである。この排気管(8)の吸い口は水をよく吸い取るため剥離面近くまで伸びている。そして、前記塗膜剥離室(ウ)において、走行用モーター(10)および磁気車輪(11)を備えた方形の駆動枠(12)に、自動車のサスペンションの如く進行方向の操舵および剥離面の凹凸に応じて該磁気車輪(11)が上下する接地機能を持たせた駆動装置を配設し、これに取り付けた3本のピン(13)を前記塗膜剥離室フランジ(4′)に取り付けた3つのピン孔(7)に挿入し前記ノズルアセンブリ(イ)を取り付けた塗膜剥離室(ウ)と剥離面との距離を正確に保ちながら移動して塗膜を剥離するようにした塗膜剥離装置(ア)により、課題を解決するものである。
1) (環境面)超高圧水で塗膜を剥離するのでブラスト用研削材が不要で産業廃棄物の発生が全くない。
2) (エネルギー面)研削材を製造・運搬のエネルギーが不要である。
3) (安全面)塗膜剥離はロボット工法で、粉塵吸引が伴う3K作業がなくなり持続可能な作業環境となる。
4) (品質面)再塗膜の付着力は3倍になる。
5) (性能面)従来技術に比べ5倍の面積が剥離可能であり、短工期が実現できる。
本考案の塗膜剥離装置の分解斜視図である。 本考案の塗膜剥離装置のノズルアセンブリの裏面図である。 本考案の実施例図で、進行方向に対するローターの角度を変化させたときの水量の配分を示す図である。 本考案の実施例で、塗膜剥離装置使用時の形態例を示す図面である。
本考案の塗膜剥離装置は図1に記載の、ノズルアセンブリ(イ)と塗膜剥離室(ウ)及び駆動枠(12)より構成されており、図4に記載の超高圧水ポンプから超高圧水を塗膜剥離装置に供給し、超高圧水を剥離対象面に噴射しながら移動するものであり、使用済の排水は図4に記載の吸引車で吸引し、逆洗排水槽に貯留することで、剥離面に水滴や湿気が残らないので、錆の発生が無い。
以下、図面に基づいて実施例を説明する。
図1は、本考案の塗膜剥離装置(ア)の分解斜視図であり、該塗膜剥離装置(A)はノズルアセンブリ(イ)と塗膜剥離室(ウ)及び駆動枠(12)より構成されている。ノズルアセンブリ(イ)と塗膜剥離室(ウ)を該駆動枠(12)に固着する。図2は、前記ノズルアセンブリ(イ)の裏面図であり、該ノズルアセンブリ(イ)は、1台のモータ(1)と2個の3葉式のローター(3)で構成し、該ローター(3)の先端部には高圧水入り口(2)に連通したノズル(3′)を設けている。該ノズル(3′)は1葉に1個でも複数個設けてもよい。
図3は、塗膜剥離装置(ア)の実施例図で、進行方向に対するローター(3)の角度を変化させたときの水量の配分を示す図である。
1.図3に示す2つのローター(3)各々にノズル(3′)を設けたノズルアセンブリ(イ)のフランジボルト穴(5)によってその角度を変えるとAのとおり剥離幅を最小(1/2)に、同じくボルト穴(5)の位置をCのとおりにするとはくり幅が最大に、また、Bのごとく角度をその中間の位置にすると剥離の重なり部が任意に変更可能となりこの部分には他の部分の2倍の水が噴射される。即ち最も剥離が難しい溶接(クレーター)部の塗膜を剥離することができる。
2.塗膜剥離装置から水を一滴も外部に漏らさないことが最も重要で、そのため請求項2の如く
1)塗膜剥離室のノズル(3′)と、剥離面との距離が常に正常で乱れないために余裕を設けた3点のピン構造とし剥離面との間隔を保ちやさしく引き回し移動する。
2)駆動装置(15)と上記塗膜剥離室(ア)の連結についても同様3ピン構造で引き回し溶接線や剥離面の凹凸に対してもやさしく水平移動させることで長時間の運転においても瞬時の水漏れも起こさないことを特徴とする
我が国は石油の輸入大国であり、その備蓄のため法定検査の必要な石油タンク数は全国で約7000基に達する。これらのタンクの検査時の塗膜剥離に本塗膜剥離装置を利用するようになれば国全体としてその利益は莫大である。
1 モータ
2 高圧水入り口
3 ローター
3′ノズル
4 フランジ
4′フランジ
5 ボルト穴
6 ブラシ
7 ピン穴
8 排気管
9 車輪
10 走行用モーター
11 磁気車輪
12 駆動枠
13 ピン
14 枠支持ピン
15 駆動装置
ア 塗膜剥離装置
イ ノズルアセンブリー
ウ 塗膜剥離室

Claims (3)

  1. ノズルアセンブリー(イ)と塗膜剥離室(ウ)及び駆動枠(12)で構成した塗膜剥離装置(ア)において、該ノズルアセンブリー(イ)には1台のモーター(1)と2個のローター(3)を配設し、該ローター(3)を同期回転させながら、各々のローター(3)に設けたノズル(3′)から超高圧水を噴出させることを特徴とする塗膜剥離装置。
  2. 前記塗膜剥離室(ウ)は3個の車輪(9)で支えられ、該塗膜剥離室(ウ)の下面に配設した全周ブラシ(6)によって剥離面との間をシールするとともに上面のフランジ(4′)には前記ノズルアセンブリ(イ)を載置し、フランジ(4′)に設けたボルト穴(5)と前記ノズルアセンブリ(イ)のボルト穴(5)を任意の角度に合わせ接合可能とし、その後部にL型排気管(8)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の塗膜剥離装置。
  3. 前記塗膜剥離室(ウ)において、走行用モーター(10)および磁気車輪(11)を備えた方形の駆動枠(12)に、枠支持ピン(14)を回動自在に配設し、この枠支持ピン(14)を中心に自動車のサスペンションの如く進行方向の操舵および剥離面の凹凸に応じて該磁気車輪(11)が上下する接地機能を持たせ、これに取り付けた3本のピン(13)を前記塗膜剥離室フランジ(4′)に取り付けた3つのピン孔(7)に挿入し前記ノズルアセンブリ(イ)を取り付けた塗膜剥離室(ウ)と剥離面との距離を正確に保ちながら移動して塗膜を剥離することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗膜剥離装置。
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