JP3223726B2 - プロセス用の紫外線吸光度測定方法及び装置 - Google Patents

プロセス用の紫外線吸光度測定方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオゾン処理及び活性炭処
理に代表される上水の高度浄水処理において、水中に含
有される有機物濃度と溶存オゾン濃度を同時に測定する
ようにしたプロセス用の紫外線吸光度測定方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に河川などから取水した原水を浄化
するには、凝集沈殿池で原水中に凝集剤を注入,混合
し、撹拌及び滞留処理により原水中の懸濁物質(砂,粘
土,藻類等の有機物等)を凝集して沈澱,分離する。こ
のプロセスでは殺藻処理や鉄,マンガンなどの色度成分
の除去を目的とした塩素処理が組み込まれている。
【0003】特に大都市近郊においては河川の汚濁が著
しいため、アンモニアや、発ガン性物質のTHM(トリ
ハロメタン)の前駆物質であるフミン質を含む色度成分
の含有率が高く、塩素処理により塩素とアンモニアが反
応してクロラミンを生成し、必要以上の塩素を消費して
しまう結果、塩素注入率が高くなってTHMが増大す
る。
【0004】このような背景から、近年上述した物質の
除去を目的として高度浄水処理システムを浄水プロセス
に組み込む方式が行われるようになってきた。この高度
浄水処理方法には、オゾン処理や生物活性炭処理があ
り、例えば塩素処理の代替としてオゾン処理塔によりオ
ゾン処理を行い、更に活性炭処理塔もしくは生物濾過塔
により色度成分などを除去し、砂濾過池等で濾過した後
に塩素処理を行い、浄水池に送水する。特に生物活性炭
処理の前にオゾン処理を行うことにより、負荷変動に対
する許容度や活性炭の寿命の向上をはかることができ
る。
【0005】他方で1993年12月に新水道水質基準
が制定され、規制値の強化及び規制項目の増加が実施さ
れた。この規制項目の中には上記した現在の浄水処理施
設では除去が困難な物質、例えば揮発性有機塩素化合物
とか農薬、カビ臭物質が含まれている。そこで近時は大
都市近郊の浄水場を中心としてオゾン処理及び活性炭処
理に代表される高度浄水処理が上記新水道水質基準に対
応する施設として検討されている。
【0006】上記オゾン処理及び活性炭処理は、水中の
溶存性の微量有機物質の除去を目的としているため、水
量だけでなく水質の制御が必要である。そのため紫外線
吸光光度計(以下UV計と略称する)のようなプロセス
用の水質計測器を設置しなければならない。
【0007】このような溶存性の微量有機物質の連続計
測用として使用されているUV計は、連続流通形吸光光
度法を測定原理としている。この測定原理は、無機物の
紫外線吸光度は250nm以上の波長ではほとんど認め
られないが、有機物は254nm程度の波長でもある程
度の吸収を示すことを利用しており、従って254nm
以上の波長での吸収はほとんど有機物に基づいている。
【0008】図3は波長254nmにおける光路長50
mmでの紫外線吸光度(以下E260と略称)とTHM
FP(トリハロメタン生成能)との相関図であり、図4
は同じく光路長50mmでのE260とTOXFP(全
有機ハロゲン化合物生成能)との相関図である。図示し
たようにE260における吸収物質が有機物であるトリ
ハロメタン生成能とか全有機ハロゲン化合物生成能等と
相関関係があり、従ってUV計が有機物指標のプロセス
用計測器として用いられる。上記の波長254nmは、
C=Cで表わされる二重結合を有する生物分解性の低い
有機物量の目安となる指標ともなっている。
【0009】上記254nm付近の波長では、有機物の
みならず溶存オゾンによる吸収があり、従ってオゾン処
理施設でUV計を使用する場合には、オゾン処理水の紫
外線吸光度は「有機物+溶存オゾン」の値が表示される
ことになる。従ってオゾン処理に基づいて水質制御を行
うには、UV計の測定値を「有機物」と「溶存オゾン」
に分別することが必要である。
【0010】尚、一般に紫外線吸光度(UV)とは、紫
外線の波長領域である200〜400nmの範囲で光が
物質に吸収されることを利用した分析方法であり、通常
は波長が254nmにおける吸光度(E260)と、波
長が370nmにおける吸光度(E370)を用いて実
施される。E260は過マンガン酸カリウム消費量(m
g/l)との相関が高く、E370は色度との相関が高
いことが知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の高
度浄水処理システムに用いられるオゾン処理水に紫外線
吸光光度計による測定を適用する際の問題点は、オゾン
の最大吸収帯が波長254nmにあることであり、その
ためUV計で測定する検水中にオゾンが溶存オゾンとし
て存在している場合には、UV計の指示値は有機物の吸
収に由来する波長254nmでの紫外線吸収に、溶存オ
ゾンに由来する吸収分が加わってしまうことになり、測
定値が高めになってしまうという難点があった。
【0012】即ち、オゾン処理水中に溶存オゾンがある
場合には、有機物の吸収に基づく紫外線吸光度の正確な
測定を行うことが出来ない。他方で水中のオゾンは分解
及び気相への気散速度が非常に速いことから、オゾン処
理後のオゾン処理水を一旦貯留放置して、溶存オゾンが
消失した時点でUV計による測定を実施することも可能
であるが、この方法は測定までに余分な時間を要するた
め、オゾン処理用原水の水質変動とか、オゾン処理条件
変化に対するオゾン処理水の水質変化に対して迅速な対
応が出来ず、正確な測定値が得られないという問題点が
ある。
【0013】特にオゾン処理の前後で有機物に由来する
UV値が変化することを利用して、この値によりオゾン
処理条件の管理とか制御を実施することが可能であると
考えられるので、オゾン処理前後での有機物に基づくU
V値を正確に測定することができる装置の実現が望まれ
ている現状にある。
【0014】本発明は上記の問題点に鑑み、オゾン処理
水中に溶存オゾンが存在していても、簡易な前処理を実
施することによって有機物の吸収に由来する紫外線吸光
度を正確且つ連続的に測定できるプロセス用の紫外線吸
光度測定方法及び装置を提供することを目的とするもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、溶存オゾンを含有する検水を第1の測定
セル内に流入し、光源から該検水中を通過した光を受光
器に受信して、変換器・計算部で有機物に由来する紫外
線吸光度と溶存オゾンに由来する紫外線吸光度との総和
を計測する工程と、上記計測が終了した検水を曝気槽に
流入し、空気を放散して溶存オゾンをオゾンガスとして
引き抜く工程と、この脱オゾン処理水を第2の測定セル
内に流入して、光源から該検水中を通過した光を受光器
に受信して、変換器・計算部で有機物に由来する紫外線
吸光度だけを計測する工程を実施するようにしたプロセ
ス用の紫外線吸光度測定方法と装置を提供する。
【0016】上記第1の測定セルの検水流入口に温度セ
ンサを配備し、該第1の測定セルと曝気槽との間に検水
の加熱部を配設して、水温が15℃以下であることを温
度センサが感知した際には、加熱部で水温が25〜30
℃程度になるまで加熱してから曝気槽に流入するように
している。
【0017】
【作用】かかるプロセス用の紫外線吸光度測定方法及び
装置によれば、検水がオゾン処理水である場合には該検
水が第1の測定セル内に流入してUV測定原理に基づい
て紫外線吸光度が計測され、変換器・計算部から有機物
に由来する紫外線吸光度と溶存オゾンに由来する紫外線
吸光度との総和として出力される。
【0018】次に検水の水温が15℃以下のように低温
であった場合には、脱オゾンに要する曝気時間が長くな
ってしまうため、予め加熱部で水温が25〜30℃程度
になるまで加熱してから次段の曝気槽に流入させて曝気
を行い、オゾンガスを引き抜いた後、得られた脱オゾン
処理水を第2の測定セル内に流入して再びUV測定原理
に基づいて紫外線吸光度が計測され、変換器・計算部か
ら脱オゾン処理水の有機物に由来する紫外線吸光度が出
力される。
【0019】従って第1の測定セルと第2の測定セルと
の各測定値の差を取ると、溶存オゾンに由来する紫外線
吸光度が得られる。
【0020】オゾン処理水以外の検水が第1の測定セル
に流入した場合には、この第1の測定セルによって計測
された紫外線吸光度はそのまま有機物に由来する紫外線
吸光度となる。
【0021】従って本実施例によれば、オゾン処理水中
での溶存オゾンの影響をなくして、有機物の吸収に由来
する紫外線吸光度と、溶存オゾンに由来する紫外線吸光
度とを精度良く測定することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明にかかるプロセス用の紫外線吸
光度測定方法及び装置の具体的な実施例を説明する。図
1に示した本実施例の概略図において、1は電源部、2
a,2bは一対の光源であり、この光源2a,2bに近
接して第1の測定セル3aと第2の測定セル3bとが別
個に配置されている。4は検水流入口、5は温度センサ
である。
【0023】6は加熱部、7は曝気槽であり、この曝気
槽7の内方底部には空気ポンプ8から送り込まれる空気
を水中に放散するセラミック製の散気管9が配置されて
いる。10はオゾンガス引抜用ポンプ、11は活性炭フ
ィルタである。
【0024】上記第1の測定セル3aと第2の測定セル
3bの前記一対の光源2a,2bと対向する位置に、一
対の受光器12a,12bが配置されており、この受光
器12a,12bで受信した信号はプリアンプ13a,
13bを介して変換器・計算部14に入力される。15
はE260出力部、16は溶存オゾン濃度出力部であ
り、各出力部15,16は図外の表示部に連接されてい
る。
【0025】以下に本実施例の作用を説明する。先ず検
水がオゾン処理水である場合を想定すると、この検水が
検水流入口4から第1の測定セル3a内に流入し、同時
に一対の光源2a,2bを点灯する。該第1の測定セル
3a内の検水中を通過した光は受光器12aに受信さ
れ、信号がプリアンプ13aで増幅されてから変換器・
計算部14に送り込まれ、公知の紫外線吸光度測定原理
に基づいて紫外線吸光度(UV)が計測されて、E26
0出力部15から図外の表示部に出力される。
【0026】この第1の測定セル3aで測定されたオゾ
ン処理水のE260は、下記の(1)式で表わされる。
【0027】 オゾン処理水(E260)=E260organic+E260DO3・・・・(1) ここでE260organic:有機物に由来するE260値 E260DO3 :溶存オゾンに由来するE260値 従って計測されたオゾン処理水(E260)は、有機物
に由来する紫外線吸光度E260organicと溶存オゾン
に由来する紫外線吸光度E260DO3との総和である。
【0028】次に冬季のように検水の水温が15℃以下
であることが温度センサ5によって検出された場合に
は、冬季には夏季に比してオゾンが水に溶解し易い状態
にあって次段の曝気槽7で溶存オゾン濃度を0.05
(mg/l)付近まで曝気する時間が長くかかってしま
うため、予め加熱部6で水温が25〜30℃程度になる
まで加熱する。但し夏季のように水温が高い時期には加
熱は不要である。
【0029】この加熱部6を通過した検水を曝気槽7に
流入させ、空気ポンプ8から送り込まれる空気を曝気槽
7の内方底部に配置された散気管9から放散する。この
曝気によってオゾンガスが発生し、該オゾンガスがオゾ
ンガス引抜用ポンプ10によって引き抜かれ、活性炭フ
ィルタ11を通って無害化されてから大気中に放出され
る。
【0030】このようにして曝気槽7で曝気処理された
脱オゾン処理水が第2の測定セル3b内に流入し、光源
2bから該第2の測定セル3b内の脱オゾン処理水中を
通過した光が受光器12bに受信され、信号がプリアン
プ13bで増幅されてから変換器・計算部14に送り込
まれて紫外線吸光度測定原理に基づいて紫外線吸光度
(UV)が計測されてE260出力部15から図外の表
示部に出力される。
【0031】第2の測定セル3bで測定された脱オゾン
処理水のE260は、下記の(2)式で表わされる。 脱オゾン処理水(E260)=E260organic ・・・・・・・・・・・・・・(2) 従って第2の測定セル3bを用いた測定値は、脱オゾン
処理水の有機物に由来するE260となる。そこで第1
の測定セル3aと第2の測定セル3bとの各測定値の差
を取ると、下記の(3)式のように溶存オゾンに由来す
るE260が得られる。
【0032】 オゾン処理水(E260)−脱オゾン処理水(E260)=E260DO3 ・・・・・・・・・・・・・・(3) この時に変換器・計算部14では溶存オゾン濃度が演算
によって求められ、溶存オゾン濃度出力部16から出力
される。尚、測定の終了した検水は第2の測定セル3b
の排水口18から排水される。
【0033】次にオゾン処理水以外の検水が検水流入口
4から流入した場合を想定すると、この検水が第1の測
定セル3a内に導入後に前記紫外線吸光度測定原理に基
づいて紫外線吸光度(UV)が計測されて、変換器・計
算部14のE260出力部15から図外の表示部に出力
され、該検水は直ちに測定セル3aの排水口17から排
水される。その時の第1の測定セル3aのUV値は検水
のE260organicとなる。
【0034】このようにして得られた変換器・計算部1
4の出力信号はオゾン処理状態の監視とオゾン注入量の
制御用データ等に利用される。
【0035】図2は溶存オゾン濃度と光路長20mmで
のE260との相関図であり、両者が良好な直線関係に
あることが判明した。
【0036】本実施例にかかる紫外線吸光度測定装置に
よれば、オゾン処理水とオゾン未処理水の何れの検水で
あっても、有機物に由来するE260と溶存オゾン濃度
とが同時に測定することが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば検水がオゾン処理水である場合には第1の測定セル
によって有機物に由来する紫外線吸光度と溶存オゾンに
由来する紫外線吸光度との総和として求められ、次段の
曝気槽によってオゾンガスが引き抜かれたことにより、
第2の測定セルによって脱オゾン処理水の有機物に由来
する紫外線吸光度を求められ、且つ第1の測定セルと第
2の測定セルとの各測定値の差から変換器・計算部で溶
存オゾンに由来する紫外線吸光度が求められる。特に冬
季のように検水の水温が15℃以下のように低温である
場合には、予め加熱部で水温が25〜30℃程度になる
まで加熱してから次段の曝気槽に流入させることによ
り、脱オゾンに要する曝気時間を短縮することができ
る。
【0038】又、オゾン処理水以外の検水は、第1の測
定セルによって計測された紫外線吸光度がそのまま有機
物に由来する紫外線吸光度となる。
【0039】従って本実施例によれば、オゾン処理水中
での溶存オゾンの影響をなくして該オゾン処理水中の有
機物の吸収に由来する紫外線吸光度と溶存オゾンに由来
する紫外線吸光度とを精度良く測定することが可能とな
り、オゾン処理用原水の水質変動とかオゾン処理条件変
化に対する水質変化に対して迅速な対応が可能となって
得られた測定値によってオゾン処理条件の管理とか制御
を精度高く実施することができる。
【0040】特に本発明では、オゾン処理水中に溶存オ
ゾンが存在していても、簡易な前処理を実施することに
よって有機物の吸収に由来する紫外線吸光度を正確且つ
連続的に測定可能な紫外線吸光度測定方法と装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかるオゾン処理水の紫外線吸光度
測定装置の一実施例を示す概略図。
【図2】溶存オゾン濃度と光路長20mmでの紫外線吸
光度(E260)との相関関係を示すグラフ。
【図3】光路長50mmでの紫外線吸光度(E260)
とトリハロメタン生成能(THMEP)の相関関係を示
すグラフ。
【図4】光路長50mmでの紫外線吸光度(E260)
と全有機ハロゲン化合物生成能(TOXFP)の相関関
係を示すグラフ。
【符号の説明】
1…電源部 2a,2b…光源 3a…第1の測定セル 3b…第2の測定セル 4…検水流入口 5…温度センサ 6…加熱部 7…曝気槽 8…空気ポンプ 9…散気管 10…オゾンガス引抜用ポンプ 11…活性炭フィルタ 12a,12b…受光器 13a,13b…プリアンプ 14…変換器・計算部 15…E260出力部 16…溶存オゾン濃度出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−12720(JP,A) 特開 平7−55698(JP,A) 特開 平6−221999(JP,A) 特開 平6−221998(JP,A) 特開 昭59−29073(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/00 C02F 1/20 G01F 21/33 C02F 1/78

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶存オゾンを含有する検水を第1の測定
    セル内に流入し、光源から該検水中を通過した光を受光
    器に受信して、変換器・計算部で有機物に由来する紫外
    線吸光度と溶存オゾンに由来する紫外線吸光度との総和
    を計測する工程と、上記計測が終了した検水を曝気槽に
    流入し、空気を放散して溶存オゾンをオゾンガスとして
    引き抜く工程と、この脱オゾン処理水を第2の測定セル
    内に流入して、光源から該検水中を通過した光を受光器
    に受信して、変換器・計算部で有機物に由来する紫外線
    吸光度だけを計測する工程を実施することを特徴とする
    プロセス用の紫外線吸光度測定方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の測定セルの検水流入口に温度
    センサを配備するとともに該第1の測定セルと曝気槽と
    の間に検水の加熱部を配設して、水温が15℃以下であ
    ることを温度センサが感知した際には、加熱部で水温が
    25〜30℃程度になるまで加熱してから曝気槽に流入
    するようにした請求項1記載のプロセス用の紫外線吸光
    度測定方法。
  3. 【請求項3】 溶存オゾンを含有する検水が流入する第
    1の測定セルと、該第1の測定セルから排出された検水
    に空気を放散して溶存オゾンをオゾンガスとして引き抜
    く曝気槽と、該曝気槽からの脱オゾン水が流入する第2
    の測定セルと、前記第1及び第2の測定セルに、光源か
    ら各測定セル中を通過した光に基づいて有機物に由来す
    る紫外線吸光度と溶存オゾンに由来する紫外線吸光度と
    の総和と、有機物に由来する紫外線吸光度だけを計測す
    る変換器・計算部とを具備して成ることを特徴とするプ
    ロセス用の紫外線吸光度測定装置。
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