JP3223331B2 - 高圧噴射注入方法 - Google Patents
高圧噴射注入方法Info
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- JP3223331B2 JP3223331B2 JP25980092A JP25980092A JP3223331B2 JP 3223331 B2 JP3223331 B2 JP 3223331B2 JP 25980092 A JP25980092 A JP 25980092A JP 25980092 A JP25980092 A JP 25980092A JP 3223331 B2 JP3223331 B2 JP 3223331B2
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- JP
- Japan
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- injection
- nozzle
- water
- circuit
- injecting
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Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルの補助工法と
して、切羽前方地山に水平方向に補強薬液を高圧で噴射
注入する場合のジャミングを防止する高圧噴射注入方法
に係るものである。
して、切羽前方地山に水平方向に補強薬液を高圧で噴射
注入する場合のジャミングを防止する高圧噴射注入方法
に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】図３及び図４は従来工法を示しており、
主剤回路ａと硬化剤回路ｂとエアー回路ｃとを同心状に
配設した三重管方式の注入ロッドｄを使用し、同注入ロ
ッドｄを地山ｅの削孔部へ挿入して、同注入ロッドｄの
先端に設けたノズルｇから削孔部へ補強薬液ｆを噴射注
入する。
主剤回路ａと硬化剤回路ｂとエアー回路ｃとを同心状に
配設した三重管方式の注入ロッドｄを使用し、同注入ロ
ッドｄを地山ｅの削孔部へ挿入して、同注入ロッドｄの
先端に設けたノズルｇから削孔部へ補強薬液ｆを噴射注
入する。
【０００３】噴射注入時には、多量のスライムｈが前記
ロッドｄと地山ｅとの隙間を通って坑外に排出される。
同スライムｈ中には、瞬結性の薬液が混入しているた
め、注入ロッドｄの外周部に固結して（ｉ参照）、同注
入ロッドｄが引抜けなくなるジャミングが発生する。こ
の傾向は、注入ロッドｄが長くなる程、顕著である。
ロッドｄと地山ｅとの隙間を通って坑外に排出される。
同スライムｈ中には、瞬結性の薬液が混入しているた
め、注入ロッドｄの外周部に固結して（ｉ参照）、同注
入ロッドｄが引抜けなくなるジャミングが発生する。こ
の傾向は、注入ロッドｄが長くなる程、顕著である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来工法では、これと
いったジャミング防止策がなく、注入ロッドｄを回転し
たり、注入ロッドｄを無理に引抜くようにしており、施
工に多くの手間と時間を要するという問題があった。本
発明は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その目
的とする処は、注入ロッドを回転したり、注入ロッドを
無理に引抜く必要がなくて、施工に要していた手間と時
間を節減できる高圧噴射注入方法を提供する点にある。
いったジャミング防止策がなく、注入ロッドｄを回転し
たり、注入ロッドｄを無理に引抜くようにしており、施
工に多くの手間と時間を要するという問題があった。本
発明は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その目
的とする処は、注入ロッドを回転したり、注入ロッドを
無理に引抜く必要がなくて、施工に要していた手間と時
間を節減できる高圧噴射注入方法を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の高圧噴射注入方法は、エア回路２と硬化
剤回路３と主剤回路４とを内側から外側へ同心状に配設
してなる三重管の外周に水回路５をさらに設けて四重管
とし、同四重管の最先端外周部にエアと硬化剤と主剤と
を混合して得られた補強薬液ｆを外方へ噴射するノズル
ｇを設け、同ノズルｇよりも後方の四重管の先端外周部
に水を外方へ噴射する注水ノズル６を設けてなる注入ロ
ッド１を、切羽地山の削孔部へ挿入し、前記ノズルｇか
ら同削孔部へ補強薬液ｆを注入するとともに、前記注水
ノズル６から同削孔部へ水を噴射して、補強薬液濃度を
希釈することにより、補強薬液ｆの削孔部外への排出を
円滑化するとともに、補強薬液中に混入した瞬結性薬液
の注入ロッド１周りにおける固結を防止することを特徴
としている。
めに、本発明の高圧噴射注入方法は、エア回路２と硬化
剤回路３と主剤回路４とを内側から外側へ同心状に配設
してなる三重管の外周に水回路５をさらに設けて四重管
とし、同四重管の最先端外周部にエアと硬化剤と主剤と
を混合して得られた補強薬液ｆを外方へ噴射するノズル
ｇを設け、同ノズルｇよりも後方の四重管の先端外周部
に水を外方へ噴射する注水ノズル６を設けてなる注入ロ
ッド１を、切羽地山の削孔部へ挿入し、前記ノズルｇか
ら同削孔部へ補強薬液ｆを注入するとともに、前記注水
ノズル６から同削孔部へ水を噴射して、補強薬液濃度を
希釈することにより、補強薬液ｆの削孔部外への排出を
円滑化するとともに、補強薬液中に混入した瞬結性薬液
の注入ロッド１周りにおける固結を防止することを特徴
としている。
【０００６】
【作用】本発明の高圧噴射注入方法は前記のようにエア
回路２と硬化剤回路３と主剤回路４とを内側から外側へ
同心状に配設してなる三重管の外周に水回路５をさらに
設けて四重管とし、同四重管の最先端外周部にエアと硬
化剤と主剤とを混合して得られた補強薬液ｆを外方へ噴
射するノズルｇを設け、同ノズルｇよりも後方の四重管
の先端外周部に水を外方へ噴射する注水ノズル６を設け
てなる注入ロッド１を、切羽地山の削孔部へ挿入し、前
記ノズルｇから同削孔部へ補強薬液ｆを注入するととも
に、前記注水ノズル６から同削孔部へ水を噴射して、補
強薬液濃度を希釈することにより、補強薬液ｆの削孔部
外への排出を円滑化するとともに、補強薬液中に混入し
た瞬結性薬液の注入ロッド１周りにおける固結を防止す
るので、注入ロッドを回転したり、注入ロッドを無理に
引抜く必要がなくて、施工に要していた手間と時間が節
減される。
回路２と硬化剤回路３と主剤回路４とを内側から外側へ
同心状に配設してなる三重管の外周に水回路５をさらに
設けて四重管とし、同四重管の最先端外周部にエアと硬
化剤と主剤とを混合して得られた補強薬液ｆを外方へ噴
射するノズルｇを設け、同ノズルｇよりも後方の四重管
の先端外周部に水を外方へ噴射する注水ノズル６を設け
てなる注入ロッド１を、切羽地山の削孔部へ挿入し、前
記ノズルｇから同削孔部へ補強薬液ｆを注入するととも
に、前記注水ノズル６から同削孔部へ水を噴射して、補
強薬液濃度を希釈することにより、補強薬液ｆの削孔部
外への排出を円滑化するとともに、補強薬液中に混入し
た瞬結性薬液の注入ロッド１周りにおける固結を防止す
るので、注入ロッドを回転したり、注入ロッドを無理に
引抜く必要がなくて、施工に要していた手間と時間が節
減される。
【０００７】
【実施例】次に本発明の高圧噴射注入方法を図１及び図
２に示す実施例により説明する。１は四重管方式の注入
ロッドで、エア回路２と硬化剤回路３と主剤回路４とを
内側から外側へ同心状に配設してなる三重管の外周に水
回路５をさらに設けて四重管としている。
２に示す実施例により説明する。１は四重管方式の注入
ロッドで、エア回路２と硬化剤回路３と主剤回路４とを
内側から外側へ同心状に配設してなる三重管の外周に水
回路５をさらに設けて四重管としている。
【０００８】また同四重管の最先端外周部にエアと硬化
剤と主剤とを混合して得られた補強薬液を外方へ噴射す
るノズルｇを設け、同ノズルｇよりも後方の四重管の先
端外周部に水を外方へ噴射する注水ノズル６を設けてい
る。
剤と主剤とを混合して得られた補強薬液を外方へ噴射す
るノズルｇを設け、同ノズルｇよりも後方の四重管の先
端外周部に水を外方へ噴射する注水ノズル６を設けてい
る。
【０００９】施工時には、地山７を削孔したのち、注入
ロッド１を削孔部８へ挿入して、注入ロッドｄの先端に
設けたノズルｇから削孔部へ補強薬液ｆを高圧噴射す
る。この際、注水ノズル６から水９を噴出させて、この
水を注入ロッド１と削孔部８との間を逆流するスライム
１０へ混入させる。この結果、スライム濃度が希釈され
るとともに、スライム中に混入している瞬結性薬液の固
結時間が遅延して、注入ロッド１のジャミングが防止さ
れる。なおジャミング防止効果は注入長が１０ｍ以上の
長尺注入に特に有効である。
ロッド１を削孔部８へ挿入して、注入ロッドｄの先端に
設けたノズルｇから削孔部へ補強薬液ｆを高圧噴射す
る。この際、注水ノズル６から水９を噴出させて、この
水を注入ロッド１と削孔部８との間を逆流するスライム
１０へ混入させる。この結果、スライム濃度が希釈され
るとともに、スライム中に混入している瞬結性薬液の固
結時間が遅延して、注入ロッド１のジャミングが防止さ
れる。なおジャミング防止効果は注入長が１０ｍ以上の
長尺注入に特に有効である。
【００１０】
【発明の効果】本発明の高圧噴射注入方法は前記のよう
にエア回路２と硬化剤回路３と主剤回路４とを内側から
外側へ同心状に配設してなる三重管の外周に水回路５を
さらに設けて四重管とし、同四重管の最先端外周部にエ
アと硬化剤と主剤とを混合して得られた補強薬液ｆを外
方へ噴射するノズルｇを設け、同ノズルｇよりも後方の
四重管の先端外周部に水を外方へ噴射する注水ノズル６
を設けてなる注入ロッド１を、切羽地山の削孔部へ挿入
し、前記ノズルｇから同削孔部へ補強薬液ｆを注入する
とともに、前記注水ノズル６から同削孔部へ水を噴射し
て、補強薬液濃度を希釈することにより、補強薬液ｆの
削孔部外への排出を円滑化するとともに、補強薬液中に
混入した瞬結性薬液の注入ロッド１周りにおける固結を
防止するので、注入ロッドを回転したり、注入ロッドを
無理に引抜く必要がなくて、施工に要していた手間と時
間を節減できる。
にエア回路２と硬化剤回路３と主剤回路４とを内側から
外側へ同心状に配設してなる三重管の外周に水回路５を
さらに設けて四重管とし、同四重管の最先端外周部にエ
アと硬化剤と主剤とを混合して得られた補強薬液ｆを外
方へ噴射するノズルｇを設け、同ノズルｇよりも後方の
四重管の先端外周部に水を外方へ噴射する注水ノズル６
を設けてなる注入ロッド１を、切羽地山の削孔部へ挿入
し、前記ノズルｇから同削孔部へ補強薬液ｆを注入する
とともに、前記注水ノズル６から同削孔部へ水を噴射し
て、補強薬液濃度を希釈することにより、補強薬液ｆの
削孔部外への排出を円滑化するとともに、補強薬液中に
混入した瞬結性薬液の注入ロッド１周りにおける固結を
防止するので、注入ロッドを回転したり、注入ロッドを
無理に引抜く必要がなくて、施工に要していた手間と時
間を節減できる。
【図１】本発明の高圧噴射方法の一実施例を示す縦断側
面図である。
面図である。
【図２】図１に示す注入ロッドの縦断正面図である。
【図３】従来工法の縦断側面図である。
【図４】図３に示す注入ロッドの縦断正面図である。
１ 注入ロッド ２ エアー回路 ３ 硬化剤回路 ４ 主剤回路 ５ 水回路 ６ 注水ノズル ７ 地山 ８ 削孔部 ９ 水 １０ スライム ｆ 補強薬液 ｇ ノズル
Claims (1)
- 【請求項１】 エア回路２と硬化剤回路３と主剤回路４
とを内側から外側へ同心状に配設してなる三重管の外周
に水回路５をさらに設けて四重管とし、同四重管の最先
端外周部にエアと硬化剤と主剤とを混合して得られた補
強薬液ｆを外方へ噴射するノズルｇを設け、同ノズルｇ
よりも後方の四重管の先端外周部に水を外方へ噴射する
注水ノズル６を設けてなる注入ロッド１を、切羽地山の
削孔部へ挿入し、前記ノズルｇから同削孔部へ補強薬液
ｆを注入するとともに、前記注水ノズル６から同削孔部
へ水を噴射して、補強薬液濃度を希釈することにより、
補強薬液ｆの削孔部外への排出を円滑化するとともに、
補強薬液中に混入した瞬結性薬液の注入ロッド１周りに
おける固結を防止することを特徴とした高圧噴射注入方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25980092A JP3223331B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 高圧噴射注入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25980092A JP3223331B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 高圧噴射注入方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108775A JPH06108775A (ja) | 1994-04-19 |
| JP3223331B2 true JP3223331B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=17339178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25980092A Expired - Fee Related JP3223331B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 高圧噴射注入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3223331B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP25980092A patent/JP3223331B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06108775A (ja) | 1994-04-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |