JP3112748B2 - 自穿孔型ミニパイプルーフ工法 - Google Patents

自穿孔型ミニパイプルーフ工法

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JP3112748B2
JP3112748B2 JP04205449A JP20544992A JP3112748B2 JP 3112748 B2 JP3112748 B2 JP 3112748B2 JP 04205449 A JP04205449 A JP 04205449A JP 20544992 A JP20544992 A JP 20544992A JP 3112748 B2 JP3112748 B2 JP 3112748B2
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瑞穂 五十嵐
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルの切羽等の安
定のための補助、立坑掘削における側壁の補強、地耐力
が不足する場合の支持パイプの先行打設、ウエルポイン
ト用の穿孔等の工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネルの掘削において、掘削部
分の天端の崩落防止のため、地山に孔を穿孔し、この孔
内に補強用のパイプを挿入して、前記パイプの内外にセ
メントミルクを充填してロックボルトを形成する工法が
ある。
【0003】前記工法は、崩落し易く孔荒れの生じる地
山の場合、穿孔した後で孔内にパイプを挿入しようとす
ると、孔が崩れパイプを挿入することができない。そこ
で、穿孔と同時にパイプ27を孔41に挿入する工法が
考えられた(図29)。
【0004】ところが、この工法は、掘削したトンネル
内に突出するパイプ27の突出部を短くすると、穿孔の
終わりに穿孔機がトンネルの天端に接近するので、パイ
プ27の設置角度θを小さくできず、また、パイプ27
のトンネル内への突出長さを長くすると、次に建て込む
H型支保鋼46にパイプ27が当たるので、パイプ27
の設置角度θを小さくできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、前記図2
9に示す工法は、パイプ27の設置角度θが大きくな
る。すると、孔41の下面から掘削したトンネルの天端
までの間隔が大となり、前記孔41の下側の地山が剥落
部60となって落下し、余掘が大きくなる。
【0006】また、剥落する虞れのある地山に接近して
いるロックボルトは、直前に施工されたロックボルトの
みであるので、直前に施工したロックボルトのセメント
ミルクの硬化するまで待たなければトンネルの掘削がで
きない。
【0007】さらに、孔41の口元にもパイプ27が挿
入されているので、口元コーキングを施工する部分の間
隔が小さくなり、コーキングが施工し難く、耐圧性の強
い口元コーキングが施工できない。このため、定着材で
あるセメントミルクの注入圧を小さくしなければなら
ず、ロックボルトの定着が不確実となる。
【0008】本発明は、前記事項に鑑みなされたもので
あり、パイプの設置角度θを小さくして地山の剥落を防
止し、また短時間で補強効果が発揮でき、さらに、口元
コーキングの施工し易い自穿孔型ミニパイプルーフ工法
とすることを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自穿孔型ミニパ
イプルーフ工法は、注出孔28を設けたパイプ27の後
端に、パイプ挿入具35を装着し、穿孔ビット16を先
端に設けたロッド11を、前記パイプ27と前記パイプ
挿入具35に回転可能に挿通し、このロッド11の後端
を穿孔機1の回転軸2に取り付け、前記穿孔機1で地山
40に孔41を穿孔した後、前記穿孔機1と前記パイプ
挿入具35を後退させて、前記ロッド11と前記パイプ
27を前記孔41内に残置し、第2のパイプ27bと、
この第2のパイプ27bの後端に装着した前記パイプ挿
入具35を外嵌した第2のロッド11bを、前記ロッド
11の後端に取り付け、前記パイプ27の後端に前記
2のパイプ27bを取り付け、前記第2のロッド11b
の後端を前記回転軸2に取り付け、前記穿孔機1で前記
孔41を延長して穿孔すると同時に、前記第2のパイプ
27bの後端が前記孔41の口元より奥に挿入されるま
で前記パイプ27bを前記孔41に押し込んだ後、前記
穿孔機1、前記ロッド11、前記第2のロッド11b及
前記パイプ挿入具35を後退させ、前記パイプ27と
前記第2のパイプ27bを、前記孔41内の奥に残置す
ことを特徴とする
【0010】
【作用】本発明は、穿孔時にパイプ27と第2のパイプ
27bをパイプ挿入具35で地山40の孔41に押し込
んでいるので、孔41の穿孔と共に、孔41内に挿入さ
れたパイプ27と第2のパイプ27bは、ロッド11と
第2のロッド11b及びパイプ挿入具35を後退させ
て、孔41から引き抜いた後、孔41の奥に残置され、
孔41の口元より外側にはパイプが存在しない。
【0011】したがって、第2のパイプ27bの基部が
次に設置するH型支保鋼46等の建て込みの障害となら
ず、また、パイプ挿入具35を介してパイプ27と第2
のパイプ27bを押し込んでいるので、穿孔機1が天端
等に接近し過ぎることがなく、図27に示すように、パ
イプの設置角度θを小さくできる。
【0012】そして、パイプ27の設置角度θが小さく
なると、孔41の下面から掘削したトンネル等の天端等
までの間隔が小さくなり、孔41内に定着材が充填され
て定着すると、ミニパイプルーフの下側の地山の剥落が
防止され、余掘も小さくなる。
【0013】また、地山の剥落を防止するミニパイプル
ーフは、設置角度θが小さくなり、パイプルーフの基部
がトンネルの天端に沿って延びる形となり、直前に施工
されたミニパイプルーフのみでなく、その前に施工され
たミニパイプルーフの基部も、天端の補強に寄与してい
る。
【0014】さらに、孔41の口元に第2のパイプ27
bが存在しないので、口元コーキング49が施工し易
い。
【0015】
【実施例】以下図に基づいて本発明の実施例の説明をす
る。図1ないし図28は、本発明の一実施例の説明用の
図である。この実施例で使用される装置は、主として図
1ないし図9に示されている。
【0016】この実施例で使用される穿孔機1は、ドリ
フタとして形成されたものであり、この穿孔機1は、ガ
イドスライド3に前後摺動可能に設置され、ガイドスラ
イド3の先端には、セントライザ4が立設してある(図
1)。
【0017】前記穿孔機1の回転軸2には、スリーブ8
が左ねじにより螺着して取り付けられるように形成さ
れ、このスリーブ8には、両端部に左ねじ12を設けた
ロッド11の後端を螺着して取り付けるように形成して
あり、ロッド11の先端に穿孔ビット16が螺着して取
り付けられるように形成してある(図2)。
【0018】そして、前記ロッド11は、穿孔ビット1
6を取り付けたロッド11の後端にスリーブ8を螺着
し、このスリーブ8にさらに第2のロッド11bを螺着
して取り付け、この第2のロッド11bを、前記回転軸
2に取り付けたスリーブ8に螺着して取り付けることが
できるものである。
【0019】前記穿孔ビット16は、図3及び図4に示
されており、この穿孔ビット16のヘッドステム17の
基部には突子18が設けてあり、このヘッドステム17
には回転ピン19が設けてあり、ヘッドステム17に外
嵌されたヘッドスリーブ20は前記ヘッドステム17に
対して回動不能に、かつ、所定の範囲に前後摺動可能と
なるようにして外嵌されている。 前記ヘッドスリーブ
20の先端には、パイロットビット23が設けてあり、
また、ヘッドスリーブ20には拡径ビット21が設けて
あり、この拡径ビット21は、ヘッドステム17がヘッ
ドスリーブ20に押し込まれた位置で(図3)、拡径ビ
ット21がヘッドスリーブ20の側方に突出し、ヘッド
ステム17がヘッドスリーブ20から引き出された位置
で(図4)、拡径ビット21がヘッドスリーブ20内に
収まるように形成してある。
【0020】また、前記パイロットビット23の先端部
中央には、正面ブロー孔24が設けてあり、パイロット
ビット23の側面には、直角方向に向く横向きブロー孔
25と、斜め後方に向く後方向きブロー孔26が設けて
ある。
【0021】そして、前記穿孔ビット16は、拡径ビッ
ト21を除き、パイロットビット23のみを設けたもの
に形成できる。そして、前記のように拡径ビット21を
除いても、地山が軟かい場合は、パイロットビット23
の先端部で穿孔した孔41を、横向きブロー孔25から
噴出する横向きブローによって、孔41を大径に拡大さ
せることができる。
【0022】前記ロッド11が回転可能に挿通されるパ
イプ挿入具35は、外径がパイプ27の外径と同一に形
成してあり、先端は小径部36に形成され、パイプ27
の後端に挿入して装着できるように形成してある(図1
・図5)。
【0023】そして、前記パイプ挿入具35の先端は、
小径部36に形成せず、大径に形成し、かつ、先端の内
径が拡大するテーパ状に形成し、パイプ27の後端に外
嵌して装着するように形成することもできる。そして、
パイプ挿入具35の先端を、パイプ27の後端に外嵌す
るものは、パイプ挿入具35の先端が、多少変形して
も、先端がパイプ27に圧着するようなことがない。
【0024】したがって、パイプ27の後端からパイプ
挿入具35を分離するとき、嵌合部が分離せず、パイプ
27がパイプ挿入具35と共に引出されるようなことを
確実に防止できる。
【0025】そして、パイプ挿入具35の先端は、パイ
プ27の後端に単に当接して装着されるように形成する
ことも可能である。前記ロッド11が回転可能となるよ
うにして挿通されるパイプ27は、鋼管で形成され図6
に示すように、その両側に数個の注出孔28が設けてあ
り、この注出孔28は、パイプ27の強度の劣化を防ぐ
ため、1側の注出孔28と他側の注出孔28の穿設位置
をずらせて設けてある。
【0026】そして、前記パイプ27は、図7・図8に
示すように、パイプ27に連結する第2のパイプ27b
の先端部の両側に、樋状の補強板32を当てて溶着し、
この補強板32の先端部をパイプ27の後端に外嵌して
溶着し、パイプ27の後端に第2のパイプ27bを連結
して取り付けられるように形成してある。
【0027】さらに、前記パイプ27と第2のパイプ2
7bの連結は、ねじによる螺合としてもよい。次に本発
明の一実施例の工法について説明する。
【0028】この実施例は、図10に示すように、穿孔
機1をガイドスライド3の後端に後退させ、穿孔機1の
回転軸2にスリーブ8を螺着して取り付ける。次に図1
1に示すように、ロッド11をセントライザ4に挿通
し、ロッド11の後部をパイプ挿入具35に回動可能に
挿通する。
【0029】そして、ロッド11の後端を図12に示す
ように、回転軸2に取り付けたスリーブ8に螺着して取
り付け、ロッド11の先端に穿孔ビット16を螺着して
取り付ける。
【0030】次に、穿孔ビット16の拡径ビット21を
穿孔ビット16に収めて、図13に示すように、ロッド
11にパイプ27を前記ロッド11が回転可能となるよ
うにして外嵌し、このパイプ27の後端を前記パイプ挿
入具35の先端の小径部36に外嵌して装着する。 次
に、図14に示すように、穿孔機1を所定の穿孔位置
に、セット方法に従ってセットする。このとき、穿孔機
1のガイドスライド3は伸ばしておき、穿孔を開始す
る。穿孔は穿孔機1でロッド11とパイプ27を前進さ
せながらロッド11を回転させ、穿孔ビット16で地山
40に孔41を穿孔する。
【0031】そして、前記穿孔ビット16による穿孔
は、パイロットビット23の回転による穿孔で発生した
スライムを、正面ブロー孔24から噴出する正面向きブ
ローによって後方に送る。
【0032】そして、横向きブロー孔25から噴出する
横向きブローによって、孔41を拡大させ、さらに、そ
れまでの穿孔によって発生したスライムを、後向きブロ
ー孔26から噴出する後向きブローによって、孔41の
外部に送り出すものである。
【0033】さらに、前記横向きブローによって拡大さ
れた孔41は、拡径ビット21によって、確実に拡大し
た円筒形状に穿孔される。しかしながら、前記拡径ビッ
ト21は、地山が軟かい場合は、さきに記載したよう
に、必ずしも必要なものでないので拡径ビット21を除
いた穿孔ビット16で穿孔することもある。
【0034】図15に示すように、第1段階の孔41の
穿孔が完了すると、図16に示すように、パイプ27内
のスライム42を排出するため、ロッド11の回転を止
めずに、穿孔ビット16の後端が孔41の口元に達する
まで、穿孔機1を後退させてロッド11を抜き出し、ス
ライム42を排出させる。
【0035】前記スライム42の排出後、第1段階の穿
孔完了位置(図15)に穿孔機1を前進させる。そし
て、ロッド11とスリーブ8の接続を外し、図17に示
すように、穿孔機1を後退させパイプ挿入具35を外
す。
【0036】次に、図18に示すように、地山内にある
ロッド11にスリーブ8を螺着して取り付ける。そし
て、図19に示すように、第2のパイプ27bを外嵌し
た第2のロッド11bを、ロッド11に螺着したスリー
ブ8に螺着して取り付け、地山内にあるパイプ27の後
端に、第2のパイプ27bの補強板32を外嵌して溶着
し、或はパイプ27の後端に第2のパイプ27bを螺合
して取り付ける。
【0037】次に、図20に示すように、第2のパイプ
27bの後端に、さきに取り外したパイプ挿入具35を
装着し、第2のロッド11bの後端を回転軸2に螺着し
たスリーブ8に螺着して取り付ける。
【0038】そして、図21に示すように、穿孔機1で
ロッド11と第2のロッド11b及びパイプ27と第2
のパイプ27b及びパイプ挿入具35を前進させて、穿
孔ビット16で孔41を延長して穿孔し、パイプ挿入具
35が孔41内に進入した後、図22に示すように、穿
孔機1を停止する。これによって、第2のパイプ27b
の後端が孔41の口元より奥に挿入される。
【0039】次に、図23に示すように、ロッド11b
の回転を止めずに穿孔機1を後退させ、第2のパイプ2
7bから第2のロッド11bを抜き出し、パイプ27と
第2のパイプ27bを孔41内に残置し、パイプ27b
内のスライム42を排出させる。
【0040】次に、図24に示すように、ロッド11と
第2のロッド11bを連結していたスリーブ8と、第2
のロッド11b及びパイプ挿入具35を外す。次に、穿
孔機1を前進させて、地山内のロッド11の後端に、回
転軸2に螺着してあるスリーブ8を螺着して取り付け、
図25に示すように、穿孔機1を後退させ、ロッド11
を回転させながら第2のパイプ27bから抜き出し、ス
ライム42を排出させる。
【0041】そして、図26に示すように、ロッド11
の抜き出しを完了させ、ロッド11を回収する。そし
て、地山40に穿孔した孔41内の口元より奥の部分
に、パイプ27とこのパイプ27に連結した第2のパイ
プ27bを残置し、自穿孔型ミニパイプルーフ工法の孔
41の穿孔と、補強材であるパイプ27と第2のパイプ
27bの設置を終わる。
【0042】前記の如くして地山40に穿孔した孔41
内に残置されたパイプ27と第2のパイプ27bは、パ
イプ挿入具35で孔41の奥まで押し込まれているの
で、図28に示すように、孔41の口元には第2のパイ
プ27bが存在しない。
【0043】そこで、前記第2のパイプ27bに、第2
のパイプ27bの後端部(孔41の口元側)近くに開口
する注入パイプ55と、パイプ27の先端部近くに開口
するエア抜きパイプ56を挿入し、この注入パイプ55
とエア抜きパイプ56の外周と、鏡吹付けコンクリート
壁48等の間に、急結セメントを充填して口元コーキン
グ49を形成し、孔41の口元を閉鎖する。
【0044】次に、注入パイプ55よりセメントミルク
を注入すると、セメントミルクは第2のパイプ27bと
パイプ27内に充填されると共に、第2のパイプ27b
とパイプ27の注入孔28から、第2のパイプ27bと
パイプ27の外部の孔41内にも充填される。
【0045】そして、パイプ27と第2のパイプ27b
内のエアは、直接エア抜きパイプ56から、また、孔4
1内のエアはパイプ27の先端からパイプ27内に流入
し、エア抜きパイプ56から外部に排出される。そし
て、前記孔41内及び第2のパイプ27bとパイプ27
内にセメントミルクが充満すると、エア抜きパイプ56
からセントミルクが流出するので、セメントミルクの充
填を停止する。
【0046】前記充填では、孔41の口元にパイプが存
在しないので、孔41の内壁と注入パイプ55及びエア
抜きパイプ56間の間隔が大きくなり、口元コーキング
49の形成が容易で、しかも確実に行え、充填したセメ
ントミルクが口元から漏出しないので、セメントミルク
の注入圧を高圧とし、地山に確実に定着したミニパイプ
ルーフを形成できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第2のパ
イプ27bの後端がパイプ挿入具35によって、孔41
口元より奥に押し込まれているので、第2のパイプ2
7bの基部は、孔41の外に突出せず、次に設置するH
型支保鋼46等の建て込みの障害とならない。
【0048】また、穿孔機1はパイプ挿入具35を介し
てパイプ27及び第2のパイプ27bに装着されるの
で、穿孔機1はトンネルの天端等から離れており、図2
7に示すように、パイプの設置角度θを小さくできる。
【0049】そして、パイプの設置角度θが小さくなる
と、孔41の下面から掘削したトンネル等の天端等まで
の間隔が小さくなり、孔41に定着材が充填されて定着
すると、ミニパイプルーフの下側の地山の剥落が防止さ
れ、余掘も小さくなる。
【0050】前記ミニパイプルーフは設置角度θが小さ
くなり、基部がトンネル等の天端等に沿って延びる形と
なり、直前に施工されたミニパイプルーフのみでなく、
その前に施工されたミニパイプルーフの基部も天端等の
補強に寄与し、地山の剥落を防ぐことができる。
【0051】さらに、孔41の口元にパイプ27が存在
しないので、口元コーキング49が施工し易く確実に施
工でき、定着材の注入を高圧で行え、パイプ27に第2
のパイプ27bを取り付けた長いパイプを使用したミニ
パイプルーフを地山に確実に定着させて形成でき、地山
の剥落を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で使用する穿孔機等の側面図
【図2】本発明の一実施例で使用するロッド等の側面図
【図3】本発明の一実施例で使用する穿孔ビットの側面
【図4】本発明の一実施例で使用する穿孔ビットの側面
【図5】本発明の一実施例で使用するパイプとパイプ挿
入具の側面図
【図6】本発明の一実施例で使用するパイプの側面図
【図7】本発明の一実施例で使用するパイプの連結部の
平面図
【図8】本発明の一実施例で使用するパイプの連結部の
断面図
【図9】本発明の一実施例で使用するロッド等の組立図
【図10】本発明の一実施例の工法の開始状態を示す図
【図11】本発明の一実施例の工法のロッドやパイプ挿
入具の装着状態を示す図
【図12】本発明の一実施例の工法の穿孔ビットの取付
状態を示す図
【図13】本発明の一実施例の工法のパイプの装着状態
を示す図
【図14】本発明の一実施例の工法の穿孔開始前の状態
を示す図
【図15】本発明の一実施例の工法の第1段階の穿孔が
完了した状態を示す図
【図16】本発明の一実施例の工法のスライムの第1回
の排出状態を示す図
【図17】本発明の一実施例の工法のパイプ挿入具を外
した状態を示す図
【図18】本発明の一実施例の工法の第2のロッド等の
取り付けの準備状態を示す図
【図19】本発明の一実施例の工法の第2のロッド等を
取り付ける状態を示す図
【図20】本発明の一実施例の工法のパイプ挿入具等を
取り付ける状態を示す図
【図21】本発明の一実施例の工法の第2の穿孔開始前
の状態を示す図
【図22】本発明の一実施例の工法の穿孔が完了した状
態を示す図
【図23】本発明の一実施例の工法のスライムの第2回
の排出状態を示す図
【図24】本発明の一実施例の工法の第2のロッド等の
取り外し状態を示す図
【図25】本発明の一実施例の工法のスライムの第3回
の排出が完了する状態を示す図
【図26】本発明の一実施例の工法のロッドの抜き出し
が完了した状態を示す図
【図27】本発明の一実施例の工法の施工状態を示す図
【図28】本発明の一実施例の工法で施工した孔に定着
材を充填する状態を示す図
【図29】従来例の説明用の図
【符号の説明】
1 穿孔機 2 回転軸 11 ロッド 11b 第2のロッド 16 穿孔ビット 21 拡径ビット 27 パイプ 27b 第2のパイプ 28 注出孔 35 パイプ挿入具 40 地山 41 孔 θ ミニパイプルーフの設置角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴田 竜二 大阪府寝屋川市池田西町26−5東邦金属 株式会社 寝屋川工場内 (56)参考文献 実開 平5−27195(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/04 E21B 19/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注出孔28を設けたパイプ27の後端
    に、パイプ挿入具35を装着し、穿孔ビット16を先端
    に設けたロッド11を、前記パイプ27と前記パイプ挿
    入具35に回転可能に挿通し、このロッド11の後端を
    穿孔機1の回転軸2に取り付け、前記穿孔機1で地山4
    0に孔41を穿孔した後、前記穿孔機1と前記パイプ挿
    入具35を後退させて、前記ロッド11と前記パイプ2
    7を前記孔41内に残置し、第2のパイプ27bと、こ
    の第2のパイプ27bの後端に装着した前記パイプ挿入
    具35を外嵌した第2のロッド11bを、前記ロッド1
    1の後端に取り付け、前記パイプ27の後端に前記第2
    のパイプ27bを取り付け、前記第2のロッド11bの
    後端を前記回転軸2に取り付け、前記穿孔機1で前記孔
    41を延長して穿孔すると同時に、前記第2のパイプ2
    7bの後端が前記孔41の口元より奥に挿入されるまで
    前記パイプ27bを前記孔41に押し込んだ後、前記穿
    孔機1、前記ロッド11、前記第2のロッド11b及び
    前記パイプ挿入具35を後退させ、前記パイプ27と
    第2のパイプ27bを、前記孔41内の奥に残置する
    ことを特徴とする自穿孔型ミニパイプルーフ工法。
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