JPH11311081A - 可変式ビットによる地盤アンカー施工法 - Google Patents

可変式ビットによる地盤アンカー施工法

Info

Publication number
JPH11311081A
JPH11311081A JP11872198A JP11872198A JPH11311081A JP H11311081 A JPH11311081 A JP H11311081A JP 11872198 A JP11872198 A JP 11872198A JP 11872198 A JP11872198 A JP 11872198A JP H11311081 A JPH11311081 A JP H11311081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
hole
variable bit
diameter
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11872198A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Matsumura
修治 松村
Takayuki Iwai
孝幸 岩井
Takeshi Kawagoe
健 川越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP11872198A priority Critical patent/JPH11311081A/ja
Publication of JPH11311081A publication Critical patent/JPH11311081A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地盤アンカーの施工に際して、アンカー定着
長部を長くすることなく、地盤アンカーの引き抜き耐力
を増加する。 【解決手段】 可変式ビット15を備えた掘削機11を
使用して地盤アンカーを施工する際、アンカー自由長部
の孔32を掘削するときは可変式ビット15を縮径して
掘進し、アンカー定着長部に相当する位置に至ったとき
に可変式ビット15を拡径する。そして、アンカー定着
長部の孔34の所々若しくは全長に亙って拡径孔部33
を設けた後、孔内から掘削機11を引き上げる。然る
後、孔内にアンカーを挿入してアンカー定着長部の孔3
4に固化剤を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変式ビットによる
地盤アンカー施工法に関するものであり、特に、アンカ
ーの引き抜き耐力を増加させるための地盤アンカー施工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
地盤アンカーの施工に際して、引き抜き耐力を増すため
にはアンカー定着長部を長くする必要があった。しか
し、地盤アンカーの施工エリアが狭い場合は、アンカー
長が施工エリア外へ突出する可能性があるため、アンカ
ー定着長部を長くするのには限度がある。
【0003】そこで、地盤アンカーの施工に際して、ア
ンカー定着長部を長くすることなく、地盤アンカーの引
き抜き耐力を増加するために解決すべき技術的課題が生
じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、半径方向に拡縮可能
な可変式ビットを備えた掘削機であって、該掘削機の可
変式ビットを縮径して地盤にアンカー自由長部の孔を掘
削し、該掘削機が掘進してアンカー定着長部に相当する
位置に至ったときに、前記可変式ビットを拡径して該ア
ンカー定着長部の孔の所々若しくは全長に亙って拡径孔
部を設け、然る後、前記可変式ビットを縮径して孔内か
ら掘削機を引き上げ、更に、該孔内へアンカーを挿入し
てアンカー定着長部の孔に固化剤を充填する可変式ビッ
トによる地盤アンカー施工法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1は本発明に使用される掘削機
11を示し、該掘削機11の前端部(同図にて下方先端
部)にガイドビット12を有するヘッドスリーブ13が
設けられ、中間部に設けたボディ14と前記ヘッドスリ
ーブ13との間に可変式ビット15が設けられている。
該可変式ビット15は複数のスリット16,16…に内
蔵した複数のウイングビット17,17…にて構成され
ており、前記スリット16のボディ14側に設けられた
留め金18に各ウイングビット17の基端部がピン19
にて枢着されている。各ウイングビット17は該ピン1
9を支点に回動可能となっているが、前記留め金18と
ウイングビット17との間にスプリング20を介装して
ウイングビット17を内側へ押圧しているため、図示し
た状態では、該スプリング20の付勢によりウイングビ
ット17はスリット16の内側へ収納されている。
【0006】ここで、前記ボディ14の内側に空洞部2
5が設けられており、図2に示すように、当該掘削機1
1が孔内の所定位置まで掘進した後に、地上よりワイヤ
ラインにてオープナープラグ26を空洞部25内に降下
させる。そして、該オープナープラグ26を更に降下し
てその先端部26aを挿入口27から挿入すれば、前記
ウイングビット17の内側部がオープナープラグの先端
部26aによって押圧される。従って、スプリング20
の付勢に抗して各ウイングビット17が外側へ回動し、
ウイングビット17の外側部がスリット16から突出す
る。
【0007】一方、ワイヤラインにて該オープナープラ
グ26を引き上げれば、その先端部26aが前記ウイン
グビット17の内側部から離反するため、スプリング2
0の付勢によって各ウイングビット17が内側へ戻され
る。従って、ウイングビット17の外側部がスリット1
6内へ没入し、図1に示した状態に復帰する。
【0008】このように、オープナープラグ26の昇降
によってウイングビット17がスリット16から出没
し、可変式ビット15が掘削機11の半径方向に拡縮可
能となる。尚、該オープナープラグ26の軸芯部には通
水孔28が開穿され、地上に設置されている高圧ポンプ
から、この通水孔28を介して水或いは泥水等を前記ガ
イドビット12の先端部へ圧送し、掘削したずりを水或
いは泥水と一緒に掘削機11の外周面に沿って地上へ回
収するように形成してある。
【0009】次に、前記可変式ビット15を備えた掘削
機11を使用して、地盤アンカーを施工する手順を説明
する。図3に示すように、掘削機11の後部に接続した
ボーリングロッド31を孔口の駆動装置(図示せず)に
て回転し、先ず、前記掘削機11にて地盤にアンカー自
由長部の孔32を掘削する。この状態では、前記オープ
ナープラグ26を降下させていないので、可変式ビット
15が縮径した状態で掘進する。
【0010】そして、図4に示すように、前記掘削機1
1にてアンカー自由長部の孔32を所定長さだけ掘削し
て、可変式ビット15がアンカー定着長部に相当する位
置に至ったとき、前述したように、前記空洞部25へオ
ープナープラグ26を降下して可変式ビット15を拡径
する。斯かる状態で前記掘削機11を掘進すれば、前記
アンカー自由長部の孔32より孔径の大なる拡径孔部3
3が設けられ、更に、図5に示すように、該拡径孔部3
3を連続的に掘削してアンカー定着長部の孔34を形成
する。
【0011】このように、アンカー定着長部の孔34の
全長に亙って拡径孔部33を設けた後に、前記可変式ビ
ット15を縮径して孔内から引き上げる。そして、図6
に示すように、前記アンカー自由長部の孔32及びアン
カー定着長部の孔34からなる孔内へアンカー35を挿
入し、アンカー自由長部35a下方のアンカー定着長部
35bを前記アンカー定着長部の孔34まで到達させ、
該アンカー定着長部の孔34にセメントグラウトをはじ
めとする固化剤36を充填することにより、アンカー3
5が地盤に固定される。
【0012】而して、アンカー定着長部の孔34の孔径
を大にしたことにより、固化剤36と一体化されたアン
カー定着長部35bと地盤との接合力が高くなり、アン
カー定着長部35bの長さを延長しないで、地盤アンカ
ーの引き抜き耐力を増加することができる。
【0013】また、アンカー定着長部の孔34の全長に
亙って拡径孔部33を設けるのではなく、図7に示すよ
うに、アンカー定着長部の孔34の所々に該拡径孔部3
3,33…を設けてもよい。該拡径孔部33の数及び間
隔は任意とするが、このように、アンカー定着長部の孔
34の必要な部分のみ孔径を大にしたことにより、図6
に示した施工法と比べて固化剤36の充填量を軽減しつ
つ、従来より地盤アンカーの引き抜き耐力を増加するこ
とができる。
【0014】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、掘削機の可変式ビットを拡径して、アンカー定着
長部の孔の所々若しくは全長に亙って拡径孔部を形成す
ることにより、固化剤を充填した後のアンカー定着長部
と地盤との接合力が高くなる。従って、従来と比較して
アンカー定着長部を長くすることなく、地盤アンカーの
引き抜き耐力を増加することができ、狭隘な施工エリア
に於いても、確実に地盤アンカーを施工できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施の形態を示すものである。
【図1】可変式ビットが縮径状態の掘削機の縦断面図。
【図2】可変式ビットが拡径状態の掘削機の縦断面図。
【図3】地盤アンカーの施工手順の説明図。
【図4】地盤アンカーの施工手順の説明図。
【図5】地盤アンカーの施工手順の説明図。
【図6】施工後の地盤アンカーの一部切欠縦断面図。
【図7】他の実施の形態を示し、施工後の地盤アンカー
の一部切欠縦断面図。
【符号の説明】
11 掘削機 15 可変式ビット 32 アンカー自由長部の孔 33 拡径孔部 34 アンカー定着長部の孔 35 アンカー 36 固化剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半径方向に拡縮可能な可変式ビットを備
    えた掘削機であって、該掘削機の可変式ビットを縮径し
    て地盤にアンカー自由長部の孔を掘削し、該掘削機が掘
    進してアンカー定着長部に相当する位置に至ったとき
    に、前記可変式ビットを拡径して該アンカー定着長部の
    孔の所々若しくは全長に亙って拡径孔部を設け、然る
    後、前記可変式ビットを縮径して孔内から掘削機を引き
    上げ、更に、該孔内へアンカーを挿入してアンカー定着
    長部の孔に固化剤を充填することを特徴とする可変式ビ
    ットによる地盤アンカー施工法。
JP11872198A 1998-04-28 1998-04-28 可変式ビットによる地盤アンカー施工法 Withdrawn JPH11311081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11872198A JPH11311081A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 可変式ビットによる地盤アンカー施工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11872198A JPH11311081A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 可変式ビットによる地盤アンカー施工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11311081A true JPH11311081A (ja) 1999-11-09

Family

ID=14743449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11872198A Withdrawn JPH11311081A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 可変式ビットによる地盤アンカー施工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11311081A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103774997A (zh) * 2014-02-28 2014-05-07 赵小勇 安装在钻机上的自动变径成孔器
CN109252518A (zh) * 2018-11-21 2019-01-22 黑龙江建筑职业技术学院 一种变径锚杆及其锚固方法
CN111520078A (zh) * 2020-04-13 2020-08-11 中建三局集团有限公司 一种用于锚索扩孔段的机械扩大头钻进装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103774997A (zh) * 2014-02-28 2014-05-07 赵小勇 安装在钻机上的自动变径成孔器
CN103774997B (zh) * 2014-02-28 2016-05-25 赵小勇 安装在钻机上的自动变径成孔器
CN109252518A (zh) * 2018-11-21 2019-01-22 黑龙江建筑职业技术学院 一种变径锚杆及其锚固方法
CN111520078A (zh) * 2020-04-13 2020-08-11 中建三局集团有限公司 一种用于锚索扩孔段的机械扩大头钻进装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7080697B2 (en) Method and device for drilling a hole and for securing an anchorage in a bore hole
HRP980327A2 (en) Process and device for boring holes
JP2007530825A (ja) プレテンションされたアンカーを作るための方法と装置
JP2999190B1 (ja) 拡大型の打込式アンカー部材
JPH11311081A (ja) 可変式ビットによる地盤アンカー施工法
JP2724548B2 (ja) 2段拡大ヘッド
KR0171394B1 (ko) 지하굴착용 선단 확대비트
JPH11200750A (ja) 拡孔用掘削ビットとそのビットを用いた施工方法
JP3048320B2 (ja) グランドアンカーの施工方法
JP3103038B2 (ja) 拡底アンカー工法
KR100717252B1 (ko) 어스앵커의 시공방법 및 장치
JP2003184499A (ja) 地山補強用大径ロックボルトアンカー
JP2003247233A (ja) 中空管杭の施工方法及びその施工装置
JP4405043B2 (ja) 掘削工具
JP3016192B2 (ja) 液状化防止用パイプ状ドレーン材の打設工法
JP2617267B2 (ja) 鋼管杭の岩盤定着工法
JP3112747B2 (ja) 自穿孔型ミニパイプルーフ工法
JP2002054135A (ja) 複合構造体
JP4032059B2 (ja) 二重管ダブルパッカー工法
JP2006348564A (ja) 基礎杭の施工方法及び基礎杭の根固め構造
JPH11310920A (ja) 可変式ビットによる中空杭の施工法
JP3112748B2 (ja) 自穿孔型ミニパイプルーフ工法
JP4101090B2 (ja) 地中アンカの埋設方法
ZA200307608B (en) Method and device for drilling a hole and for securing an anchorage in a bore hole.
JP3427094B2 (ja) 除去アンカーの構築工法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705