JP3223044B2 - 図形処理装置 - Google Patents

図形処理装置

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JP3223044B2
JP3223044B2 JP17864094A JP17864094A JP3223044B2 JP 3223044 B2 JP3223044 B2 JP 3223044B2 JP 17864094 A JP17864094 A JP 17864094A JP 17864094 A JP17864094 A JP 17864094A JP 3223044 B2 JP3223044 B2 JP 3223044B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は図形処理装置に係り、詳
しくは、手書き文字による文字パターンを生成する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサ(以下、ワープ
ロと略す)において、CRTやLCD上に画面表示する
ときやプリンタで印刷するときには、予めドットやベク
トルフォントを使用してデザインされた明朝体やゴシッ
ク体などの活字体の文字パターンが使用されていた。そ
のような活字体の文字パターンは読みやすいという利点
がある反面、手紙などの私的な文書を作成する場合に
は、文書を作成するユーザの個性を反映させることがで
きず人間的な温かみに欠けるという欠点がある。
【0003】そのような欠点を解消するため、活字体の
文字パターンを用いるのではなく、ユーザが手書きした
文字パターンを用いるワープロの開発が進められてい
る。従来、そのようなワープロでは、アルファベット,
平仮名,片仮名,漢字などの使用する文字全てについ
て、ユーザが予め手書きで登録(入力)させておく操作
が必要であった。しかし、漢字については、常用漢字だ
けでも1945文字と数が多いため、その全てを手書き
で登録するとなると、ユーザに大変な労力を強いること
になる。また、手書きで登録された文字はワープロに設
けられた記憶装置に保存されるが、使用する文字全てを
個別に記憶するとなると、膨大な記憶容量が必要とな
る。
【0004】そこで、特開平2−258271号公報
(IPC;B41J 2/485)に開示される装置が提案されてい
る。同公報には、手書き文字を構成単位である部首や記
号から成る基本記号パターンとして記憶しておき、その
基本記号パターンを読み出しては、分解,拡大,縮小し
て出力し、その出力結果を合成して文字パターンを生成
するという内容が開示されている。このようにすれば、
疑似的な手書き文字を生成することができる。また、基
本記号パターンだけを記憶しておけばよいため、記憶容
量を少なくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同公報に
は、基本記号パターンが記憶された記憶部を設けること
が開示されているだけで、その記憶部へ基本記号パター
ンを入力させる方法については一切開示されていない。
【0006】しかし、記憶部へ基本記号パターンを入力
するに際して、ユーザが基本記号パターンだけを単独で
手書きするとなると、自然な入力ができないという問題
がある。すなわち、基本記号パターンは部首や記号など
の文字パターンの一部分であるため、文字を普通に手書
きする場合には基本記号パターンだけを単独で書き出す
ということはない。つまり、基本記号パターンだけを単
独で手書きするのは不自然な行為であり、文字を普通に
手書きするのとは別の労力をユーザに強いることにな
る。その結果、手書きされた基本記号パターンは、ユー
ザのいつもの筆跡とは異なるものになってしまう場合も
ある。例えば、部首である「冫」(にすい)は単独の文
字として使用されることはないため、「冫」だけを手書
きするとなると自然な入力はできない。
【0007】また、基本記号パターンの数は文字パター
ンの数に比べれば少ないものの、基本記号パターンを全
て手書きで登録するとなると、やはりユーザに大変な労
力を強いることになる。
【0008】ところで、近年、ワープロには、単に文書
を作成するだけでなく、手書きのイラスト(図形)や記
号などを文書と組み合わせて編集レイアウトするDTP
機能が要求されている。このように、手書きの文字パタ
ーンだけでなく、手書きの図形や記号などの図形パター
ンをCRTやLCD上に画面表示するときやプリンタで
印刷するときにも、上記した手書きの文字パターンを生
成する場合と同様の問題がある。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、図形パターンを容易に
生成することが可能な図形処理装置を提供することにあ
る。また、本発明の別の目的は、図形パターンの入力が
容易な図形処理装置を提供することにある。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【課題を解決するための手段】 請求項に記載の発明
は、生成対象となる図形パターンの中から入力すべき図
形パターンを選択する入力対象図形パターン生成手段
と、入力対象図形パターン生成手段にて選択された入力
すべき図形パターンを格納する入力対象図形パターン格
納手段と、入力対象図形パターン格納手段から読み出さ
れた図形パターンを表示する表示手段と、図形パターン
の入力を行う図形パターン入力手段と、表示手段に表示
された図形パターンに基づいて、図形パターン入力手段
にて入力された図形パターンから部分パターンを抽出す
る部分パターン抽出手段と、部分パターン抽出部が抽出
した部分パターンを順次格納して蓄えておく部分パター
ン格納手段と、どのような部分パターンをどのように組
み合わせて合成すれば各図形パターンが生成できるのか
という情報が格納されている図形パターン生成情報格納
手段と、部分パターン生成情報格納手段からの情報に基
づいて、部分パターン格納手段から読み出された各部分
パターンを分解,拡大,縮小し、それらを組み合わせて
合成することで図形パターンを生成する部分パターン変
形合成手段とを備えたことをその要旨とする。
【0022】請求項に記載の発明は 請求項に記載
の図形処理装置において、前記入力対象図形パターン生
成手段は、生成対象となる各図形パターンについて、含
まれる部分パターンを抽出し、その部分パターンの数を
求める手段と、部分パターンの数が最も大きい図形パタ
ーンを入力すべき図形パターンとして選択する手段と、
生成対象となる各図形パターンに含まれる部分パターン
から、部分パターンの数が最も大きい図形パターンと同
一の部分パターンを除き、その除いた後の各図形パター
ンに含まれる部分パターンの数を求める手段とを備えた
ことをその要旨とする。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【作用】 請求項に記載の発明によれば、上記各手段を
組み合わせることで、図形パターンを容易に生成するこ
とができ、図形パターンの入力も容易になる。請求項
に記載の発明によれば、生成対象となる各図形パターン
に含まれる部分パターンから部分パターンの数が最も大
きい図形パターンと同一の部分パターンを除きその除い
た後の各図形パターンに含まれる部分パターンの数を求
める処理を行った後に、再度、部分パターンの数が最も
大きい図形パターンを入力すべき図形パターンとして選
択する処理を行い、これらの処理を繰り返すことで、入
力すべき図形パターンの数を必要最小限まで減らすこと
ができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図6に従って説明する。図1に、本実施例のブロック回
路図を示す。本実施例は部分パターン生成部1と文字パ
ターン生成部2とから構成される。部分パターン生成部
1は、入力対象文字パターン格納部11,表示装置1
2,入力対象文字パターン生成部13,文字パターン入
力部14,部分パターン抽出部15から構成される。文
字パターン生成部2は、部分パターン格納部21,文字
パターン生成情報格納部22,部分パターン変形合成部
23から構成される。
【0034】入力対象文字パターン格納部11には入力
(登録)すべき文字パターンが格納されており、その入
力すべき文字パターンはCRTやLCDなどから構成さ
れる表示装置12によって表示される。
【0035】入力対象文字パターン生成部13は、生成
対象となる文字パターンの中から入力すべき文字パター
ンを生成(選択)する。その生成された文字パターンは
入力対象文字パターン格納部11に格納される。
【0036】文字パターン入力部14はディジタイザに
よって構成される。ユーザは、表示装置12に表示され
た文字パターンと同じ文字パターンを、文字パターン入
力部14を用いて手書きで入力する。
【0037】部分パターン抽出部15は、入力対象文字
パターン格納部11が表示装置12に表示した文字パタ
ーンに基づいて、文字パターン入力部14に入力された
手書きの文字パターンから部分パターンを抽出する。こ
こで、部分パターンとは、手書き文字の構成単位である
部首や記号から成る前記基本記号パターンのことであ
る。
【0038】部分パターン格納部21は、部分パターン
抽出部15が抽出した部分パターンを順次格納して蓄え
ておく。文字パターン生成情報格納部22には、各文字
パターンについて、どのような部分パターンをどのよう
に組み合わせて合成すれば生成できるのかという情報が
格納されている。
【0039】部分パターン変形合成部23は、部分パタ
ーン生成情報格納部22からの情報に基づいて、部分パ
ターン格納部21から読み出された各部分パターンを分
解,拡大,縮小し、それらを組み合わせて合成すること
により、文字パターンを生成する。
【0040】ここで、入力対象文字パターン格納部11
および部分パターン格納部21はRAMによって構成さ
れ、文字パターン生成情報格納部22はROMによって
構成されている。そして、入力対象文字パターン生成部
13,部分パターン抽出部15,部分パターン変形合成
部23はそれぞれ単独のCPUとして、または、1つの
CPU内でソフトウェア的に構成されている。
【0041】次に、このように構成された本実施例にお
ける文字パターンの生成動作について説明する。まず、
入力対象文字パターン生成部13における入力すべき文
字パターンの生成動作を図2〜図4に従って説明する。
【0042】ここでは、図2に示すような各文字パター
ンP1〜P5の中から入力すべき文字パターンを生成
(選択)する場合について考えてみる。各文字パターン
P1〜P5はそれぞれ、図示のような部分パターンC1
〜C10の組み合わせによって構成されている。図3
は、図2に示した符号(P1〜P5,C1〜C10)に
よる表記を実際の漢字の例によって表している。例え
ば、文字パターンである「聴」は、「耳」「十」「四」
「心」という4つの部分パターンによって構成されてい
る。また、文字パターンである「十」は、それ自体が部
分パターンであるため、含まれる部分パターン数は1つ
になる。
【0043】図4は、入力すべき文字パターンを生成
(選択)するためのアルゴリズムを示すフローチャート
である。まず、ステップ(以下、Sとする)1では、生
成対象となる文字パターンが選択される。ここでは、図
2に示す文字パターンP1〜P5の5つが選択される。
【0044】次に、S2では、選択した各文字パターン
P1〜P5についてそれぞれ、含まれる部分パターンが
抽出され、その部分パターンの数が求められる。続い
て、S3では、選択した各文字パターンP1〜P5の全
てについて、S1およびS2の処理が終了したかどうか
が判定される。つまり、S1およびS2によって図2に
相当するデータを作成するわけである。そして、全ての
文字パターンP1〜P5についてS1およびS2の処理
が終了したら、S4へ移行する。
【0045】S4では、各文字パターンP1〜P5の中
から、部分パターン数が最も大きい文字パターンが選択
されて取り出される。ここでは、文字パターンP5の部
分パターン数が6つと最も大きいため、文字パターンP
5が選択されて取り出される。
【0046】次に、S5では、その取り出された文字パ
ターンP5の部分パターン数が0より大きいかどうかが
判定される。そして、0より大きければS6へ移行し、
0以下であればルーチンを終了する。ここでは、文字パ
ターンP5の部分パターン数が6つであるためS6へ移
行する。
【0047】S6では、各文字パターンP1〜P5の部
分パターンから、文字パターンP5に含まれる部分パタ
ーンC1,C3,C5,C7,C9,C10が除かれ
る。文字パターンP1に含まれる部分パターンC1,C
3は、文字パターンP5にも含まれるため除かれる。ま
た、文字パターンP5については、含まれる部分パター
ンが全て除かれる。一方、各文字パターンP2〜P4に
ついては、文字パターンP5に含まれる部分パターンが
含まれないため除かれない。
【0048】次に、S7では、S6の処理を終えた各文
字パターンP1〜P5について、含まれる部分パターン
の数が求められる。ここでは、文字パターンP1および
P5の部分パターンは全て除かれているため、その部分
パターン数は0となる。一方、各文字パターンP2〜P
4については部分パターン数に変更はない。
【0049】続いて、S4へ戻り、各文字パターンP1
〜P5の中から、部分パターン数が最も大きい文字パタ
ーンが選択されて取り出される。ここでは、文字パター
ンP3の部分パターン数が3つと最も大きいため、文字
パターンP3が選択されて取り出される。
【0050】次に、S5では、その取り出された文字パ
ターンP3の部分パターン数が0より大きいかどうかが
判定される。ここでは、文字パターンP3の部分パター
ン数は3つであるためS6へ移行する。
【0051】S6では、各文字パターンP1〜P5の部
分パターンから、文字パターンP3に含まれる部分パタ
ーンC2,C4,C6が除かれる。文字パターンP4に
含まれる部分パターンC6は、文字パターンP3にも含
まれるため除かれる。また、文字パターンP2について
は、含まれる部分パターンが全て除かれる。
【0052】次に、S7では、S6の処理を終えた各文
字パターンP1〜P5について、含まれる部分パターン
の数が求められる。ここでは、文字パターンP2,P3
の部分パターンは全て除かれているため、その部分パタ
ーン数は0となる。また、文字パターンP4の部分パタ
ーン数は1となる。
【0053】その後、文字パターンP4についてS4〜
S7の処理を行うと、S5において取り出された文字パ
ターンP4の部分パターン数が0となり、ルーチンは終
了する。
【0054】このように、図4に示すアルゴリズムによ
れば、各文字パターンP1〜P5の中から文字パターン
P5→P3→P4の順番で生成(選択)される。このア
ルゴリズムを逆にたどれば、選択された各文字パターン
P5,P3,P4に含まれる部分パターンを組み合わせ
て合成することにより、残りの各文字パターンP1,P
2を生成可能なことがわかる。従って、各文字パターン
P1〜P5において、入力すべきは各文字パターンP
5,P3,P4の3つとなり、各文字パターンP1,P
2については入力する必要がないことになる。
【0055】例えば、図3に示す10個の文字パターン
「十」「口」「耳」「心」「門」「問」「聞」「悶」
「恥」「聴」について、図4に示すアルゴリズムを実行
すると、入力すべき文字パターンとして「問」「聴」の
2つが選択される。この「問」「聴」にそれぞれ含まれ
る部分パターンを組み合わせて合成すれば、残りの文字
パターン「十」「口」「耳」「心」「門」「聞」「悶」
「恥」を生成することができる。従って、これら残りの
文字パターンについては入力する必要がないわけであ
る。
【0056】このように、入力対象文字パターン生成部
13によれば、生成対象となる文字パターンの中から入
力すべき必要最小限の文字パターンを生成(選択)する
ことができる。その結果、入力すべき文字パターンの数
を減らすことができる(図2に示す例では、5つの文字
パターンのうち3つだけを入力すればよくなる。また、
図3に示す例では、10個の文字パターンのうち2つだ
けを入力すればよくなる。)。
【0057】ところで、生成対象となる文字パターンに
ついては任意のレベル(集合)で設定しておけばよい。
例えば、図5に示すように、生成対象となる文字パター
ンを、常用漢字(1945文字),JIS第1水準漢字
(2965文字),JIS第1および第2水準漢字(6
355文字)の各レベル(集合)1〜3に設定しておく
ことが考えられる。各レベル1〜3は図示のような包含
関係にあるため、生成対象となる文字パターンとしてレ
ベル1内の漢字だけを設定した場合には、レベル2およ
びレベル3だけに含まれる漢字については生成対象とな
る文字パターンから除外されることになる。この場合に
は、まず、入力対象文字パターン生成部13により、各
レベル1〜3毎に入力すべき文字パターンを生成してお
く。そして、各レベル1〜3毎に入力すべき文字パター
ンを区別して、入力対象文字パターン格納部11に格納
しておく。
【0058】図6は、入力対象文字パターン格納部11
の内部構成を説明するための模式図である。入力対象文
字パターン格納部11をROMで構成した場合には、各
レベル1〜3毎に別個の記憶領域31〜33を設けてお
く。そして、切替え手段34によって各記憶領域31〜
33を切り替えることで、各記憶領域31〜33に記憶
された文字パターンを出力させる。ここで、切替え手段
34はハードウェアによって構成してもよく、ソフトウ
ェア的に構成してもよい。また、各記憶領域31〜33
はそれぞれ別個のROMで構成してもよく、1つのRO
M内に設けてもよい。このようにすれば、生成したい文
字パターンのレベル1〜3に対応した必要十分な文字パ
ターンだけを、部分パターン抽出部15および表示装置
12へ出力することができる。
【0059】次に、ユーザによる手書き文字の入力(登
録)方法について説明する。まず、ユーザは、入力対象
文字パターン格納部11に対して、生成したい文字パタ
ーンのレベル(例えば、図5に示すレベル1〜3)を指
定する。入力対象文字パターン格納部11には、前記し
たように入力対象文字パターン生成部13によって生成
された入力すべき文字パターンが格納されている。その
入力対象文字パターン格納部11に格納された文字パタ
ーンの中から、ユーザの指定したレベルの文字パターン
が順次読み出され、表示装置12によって表示される。
【0060】そして、ユーザは、その表示装置12に表
示された文字パターンを見ながら、表示された文字パタ
ーンと同じ文字パターンを、文字パターン入力部14を
用いて手書きで入力する。すると、部分パターン抽出部
15は、表示装置12に表示された文字パターンに基づ
いて、文字パターン入力部14に入力された手書きの文
字パターンから部分パターンを抽出する。その抽出され
た部分パターンは、部分パターン格納部21に順次格納
されて蓄えられる。すなわち、部分パターン格納部21
には、ユーザが指定したレベルの文字パターンに含まれ
る部分パターンが全て格納される。
【0061】続いて、文字パターン生成部2における文
字パターンの生成動作について説明する。文字パターン
生成情報格納部22には、各文字パターンについて、そ
の文字パターンを構成するのに必要な部分パターンは何
か、各部分パターンはどのような寸法形状にすればよい
か、各部分パターンはどこに配置すればよいか、といっ
た情報が格納されている。例えば、図3に示すように、
文字パターン「聴」は、「耳」「十」「四」「心」とい
う4つの部分パターンによって構成されているが、部分
パターン「耳」は縦長の形状で左側に配置され、部分パ
ターン「十」は横長の形状で右側の上部に配置され、部
分パターン「四」は横長の形状で右側の中部に配置さ
れ、部分パターン「心」は横長の形状で右側の下部に配
置されている。従って、文字パターン「聴」について
は、上記したような情報が文字パターン生成情報格納部
22に格納されている。
【0062】部分パターン変形合成部23は、生成した
い文字パターンの情報を部分パターン生成情報格納部2
2から読み出すと共に、生成したい文字パターンを構成
する部分パターンを部分パターン格納部21から読み出
す。そして、部分パターン変形合成部23は、各部分パ
ターンを情報に基づいて分解,拡大,縮小し、それらを
組み合わせて合成することで文字パターンを生成する。
【0063】このように、本実施例においては、ユーザ
が手書きで入力した文字パターンから複数の部分パター
ンを抽出することにより、疑似的な手書き文字である文
字パターンを生成することができる。従って、部分パタ
ーンを単独で入力する場合に比べて、入力に要するユー
ザの労力を低減することができる上に、自然な入力が可
能になるためユーザのいつもの筆跡と同じ部分パターン
を入力することができる。
【0064】また、本実施例においては、入力対象文字
パターン生成部13により、生成対象となる文字パター
ンの中から入力すべき必要最小限の文字パターンを生成
することができる。従って、入力しなければならない文
字パターンの数を減らすことができ、入力に要するユー
ザの労力をさらに低減することができる。
【0065】尚、上記実施例は以下のように変更しても
よく、その場合でも同様の作用および効果を得ることが
できる。 (1)入力対象文字パターン格納部11を、ROMでは
なく、RAMによるバッファメモリと外付けの記憶装置
(磁気ディスク,光磁気ディスク,光ディスク,等)と
で構成する。外付けの記憶装置には、生成したい文字パ
ターンのレベルに対応した文字パターンを記憶してお
く。例えば、外付けの記憶装置としてフロッピーディス
クを用いた場合には、生成したい文字パターンのレベル
(例えば、図5に示すレベル1〜3)毎に別個のフロッ
ピーディスクに記憶しておき、必要なフロッピーディス
クを選択して差し替えるようにする。
【0066】(2)ユーザが作成する文書をキーボード
などで入力し終えたら、その文書に用いられている全て
の文字を生成対象となる文字パターンとする。そして、
入力対象文字パターン生成部13により、その文書に用
いられている全ての文字の中から入力すべき文字パター
ンを生成する。
【0067】(3)入力対象文字パターン格納部11お
よび表示装置12を説明書に置き代える。そして、ユー
ザは、その説明書に記載された文字パターンと同じ文字
パターンを、文字パターン入力部14を用いて手書きで
入力する。
【0068】(4)入力対象文字パターン生成部13を
外付けにし、入力対象文字パターン格納部11に必要な
文字パターンを格納し終えたら入力対象文字パターン生
成部13を取り外すようにする。
【0069】(5)部分パターン生成部1を外付けに
し、部分パターン格納部21に必要な部分パターンを格
納し終えたら部分パターン生成部1を取り外すようにす
る。 (6)上記した文字パターンの生成動作は、文書を画面
表示するときやプリンタで印刷するときにその都度行え
ばよい。しかし、部分パターン変形合成部23から出力
される文字パターンを、図1には図示しない記憶装置に
一旦全て記憶しておき、画面表示や印刷する度に当該記
憶装置から読み出すようにしてもよい。
【0070】(7)文字パターンだけでなく、手書きの
図形や記号(記号パターン)などを含む図形パターンを
生成する装置に適用する。 以上、各実施例について説明したが、各実施例から把握
できる請求項以外の技術的思想について、以下にそれら
の効果と共に記載する。
【0071】
【0072】
【0073】ところで、本明細書において、発明の構成
に係る部材は以下のように定義されるものとする。
【0074】(a)図形パターン入力手段は、ディジタ
イザだけでなく、タブレット,マウス,トラックボー
ル,ドームポイント,ジョイスティックなどのポインテ
ィングデバイスやタッチパネルをも含むものとする。
【0075】(b)表示手段は、CRTやLCDだけで
なく、プラズマディスプレイなどの他の形式のディスプ
レイをも含むものとする。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、図
形パターンを容易に生成することが可能な図形処理装置
を提供することができる。また、図形パターンの入力が
容易な図形処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のブロック回路図
を示す。
【図2】一実施例の動作を説明するための説明図であ
る。
【図3】一実施例の動作を説明するための説明図であ
る。
【図4】一実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図5】一実施例の動作を説明するための説明図であ
る。
【図6】一実施例の動作を説明するための模式図であ
る。
【符号の説明】
11…入力対象図形パターン格納手段としての入力対象
文字パターン格納部 12…表示手段としての表示装置 13…入力対象図形パターン生成手段としての入力対象
文字パターン生成部 14…図形パターン入力手段としての文字パターン入力
部 15…部分パターン抽出手段としての部分パターン抽出
部 21…部分パターン格納手段としての部分パターン格納
部 22…図形パターン生成情報格納手段としての文字パタ
ーン生成情報格納部 23…部分パターン変形合成手段としての部分パターン
変形合成部
フロントページの続き (72)発明者 豊倉 完治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−258271(JP,A) 特開 平6−230766(JP,A) 特開 平1−275157(JP,A) 特開 昭62−211689(JP,A) 特開 平1−306893(JP,A) 特開 昭62−11886(JP,A) 特開 昭58−116579(JP,A) 特開 昭58−95386(JP,A) 特開 昭53−10227(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 - 5/40 G06K 9/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生成対象となる図形パターンの中から入
    力すべき図形パターンを選択する入力対象図形パターン
    生成手段と、 入力対象図形パターン生成手段にて選択された入力すべ
    き図形パターンを格納する入力対象図形パターン格納手
    段と、 入力対象図形パターン格納手段から読み出された図形パ
    ターンを表示する表示手段と、 図形パターンの入力を行う図形パターン入力手段と、 表示手段に表示された図形パターンに基づいて、図形パ
    ターン入力手段にて入力された図形パターンから部分パ
    ターンを抽出する部分パターン抽出手段と、 部分パターン抽出部が抽出した部分パターンを順次格納
    して蓄えておく部分パターン格納手段と、 どのような部分パターンをどのように組み合わせて合成
    すれば各図形パターンが生成できるのかという情報が格
    納されている図形パターン生成情報格納手段と、 部分パターン生成情報格納手段からの情報に基づいて、
    部分パターン格納手段から読み出された各部分パターン
    を分解,拡大,縮小し、それらを組み合わせて合成する
    ことで図形パターンを生成する部分パターン変形合成手
    段とを備えた図形処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の図形処理装置におい
    て、前記入力対象図形パターン生成手段は、 生成対象となる各図形パターンについて、含まれる部分
    パターンを抽出し、その部分パターンの数を求める手段
    と、 部分パターンの数が最も大きい図形パターンを入力すべ
    き図形パターンとして選択する手段と、 生成対象となる各図形パターンに含まれる部分パターン
    から、部分パターンの数が最も大きい図形パターンと同
    一の部分パターンを除き、その除いた後の各図形パター
    ンに含まれる部分パターンの数を求める手段とを備えた
    図形処理装置。
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