JP3222403B2 - 磁気軸受の制御装置 - Google Patents

磁気軸受の制御装置

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JP3222403B2
JP3222403B2 JP12484997A JP12484997A JP3222403B2 JP 3222403 B2 JP3222403 B2 JP 3222403B2 JP 12484997 A JP12484997 A JP 12484997A JP 12484997 A JP12484997 A JP 12484997A JP 3222403 B2 JP3222403 B2 JP 3222403B2
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雅之 山本
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
    • F16C32/0406Magnetic bearings
    • F16C32/044Active magnetic bearings
    • F16C32/0444Details of devices to control the actuation of the electromagnets

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空ポンプや工作
機械の主軸などに使用される磁気軸受を制御する磁気軸
受の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気軸受の制御装置とし
ては、例えば図11に示すようなものが知られている。
この装置は、図11に示すように、ロータ1と、このロ
ータ1を磁気的に支持する電磁石2、3と、電磁石2、
3の各近傍に配置され、ロータ1の半径方向の変位を検
出するセンサコイル4、5とを備えている。センサコイ
ル4、5は、図12に示すように、発振器11と組み合
わされて変位センサ17を構成している。すなわち、セ
ンサコイル4とセンサコイル5とは、図12に示すよう
に直列接続され、かつ発振器11内の位相が180°異
なる2つの正弦波信号源12、13との間でブリッジ回
路を構成し、これにより変位センサ17を構成してい
る。そして、このブリッジ回路の中点間の信号が変位セ
ンサ17のセンサ信号Vsとして位置検出回路6に入力
される。位置検出回路6は、その入力されたセンサ信号
に基づきロータ1の位置を示す位置信号を作成し、この
作成した位置信号を制御回路7に出力する。
【0003】位置検出回路6は、図13に示すように、
発信器11からの出力信号を入力して検波用同期信号を
出力する同期回路14と、上述のセンサ信号Vsを検波
して検波信号Vdを出力する検波回路15と、この検波
回路15からの検波信号をフィルタ処理して位置信号V
pを出力するローパスフィルタ16とから構成されてい
る。同期回路14は、図14に示すようにオペアンプや
抵抗などから構成され、また、検波回路15は、図14
に示すように3つのオペアンプや複数の抵抗などから構
成されている。図11に示す制御回路7は、PID補償
器やノッチフィルタなどから構成され、位置検出回路6
から位置信号を入力すると、その位置信号が零となるよ
うな電磁石電流指令値をパワーアンプ8に直接出力する
一方、インバータ9を介してパワーアンプ10に出力す
る。パワーアンプ8はその電磁石電流指令値により電磁
石2を駆動し、他方、パワーアンプ10はその電磁石電
流指令値により電磁石3を駆動することにより、ロータ
1が目標位置(中心位置)に制御される。
【0004】次に、このような構成からなる従来装置の
動作について説明する。センサコイル4(またはセンサ
コイル5)とロータ1との距離(以下、ギャップとい
う)をgpとすると、センサコイルのインダクタンスL
は、ギャップgpに反比例して次の(1)式となる。 L=k/gp・・・(1) ここで、kは比例係数である。図12において、ロータ
1が中心に位置する時のギャップをx、ギャップの変化
量をΔxとすると、センサコイル4のインダクタンスL
1と、センサコイル5のインダクタンスL2とは、次の
(2)式および(3)式となる。 L1=k/(x+Δx)・・・(2) L2=k/(x−Δx)・・・(3) このときのセンサ信号Vsは、次の(4)式となる。 Vs=Vc×sinωt×(L2−L1)/(L2+L1)・・・(4) 次に、この(4)式に(2)、(3)式を代入すると、
センサ信号Vsは、次の(5)式となる。 Vs=(Δx/x)×Vc×sinωt・・・(5) この(5)式からわかるように、センサ信号Vsの振幅
は、ギャップの変化量Δxに比例し、変化量Δx=0で
はセンサ信号Vs=0になる。
【0005】このようにして得られるセンサ信号Vs
は、検波回路15によって変化量Δxに比例した直流か
らなる検波信号Vdに変換される。この検波信号Vd
は、高周波の信号成分を含むため、ローパスフィルタ1
6によりフィルタリングされて位置信号Vpに変換され
る。この変換された位置信号Vpは制御回路7に入力さ
れ、制御回路7は、その入力された位置信号Vpを零と
する方向へ電磁力を発生するための電磁石電流指令値
を、パワーアンプ8、10に出力する。パワーアンプ
8、10は、その電磁石電流指令値が入力されると、そ
の電流指令値に従った電流を電磁石に流す。このため、
ロータ1は中心に位置するように制御される。図15
は、図13の各部の波形を示し、図16は、ロータ1の
位置の違いによる各部の波形の変化を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明は、磁気軸
受の1軸分についてであるが、磁気軸受が複数軸の場合
には、図13に示す検波回路15やローパスフィルタ1
6などがその制御軸数の分だけ必要になる。このため、
広く普及している5軸制御型の磁気軸受では、位置検出
回路6の構成が複雑になり、製作費用も嵩むという問題
がある。また、ローパスフィルタ16は、遮断周波数以
下の低周波信号に対しても位相の遅れを生じさせる。こ
の結果、磁気軸受の制御特性を悪化させ、外乱が加わっ
た場合に発振などの不安定現象を起こし易くなるという
問題がある。
【0007】さらに、制御回路7をマイクロプロセッサ
などで構成し、アナログ信号をA/D変換器によってデ
ィジタル信号に変換してから処理する場合には、A/D
変換器のサンプリング周波数と搬送波周波数(発振器の
出力周波数の2倍の周波数)との差の周波数のノイズを
発生する(エイリアシング現象)。このエイリアシング
現象の防止のためには、高次のローパスフィルタを使用
したり、搬送波周波数とサンプリング周波数の差が大き
くなるように周波数を設定する必要があった。しかし、
高次のローパスフィルタは位相遅れも大きく、制御特性
をより悪化させてしまうという問題がある。また、サン
プリング周波数はマイクロプロセッサの計算時間によっ
て決まってしまうため、搬送波周波数とサンプリング周
波数の差を大きくできず、低周波のノイズが発生し、制
御特性に悪影響を与えてしまうという問題がある。
【0008】ところで、電磁石2、3などからなる磁気
軸受と、位置検出回路6を含んだコントローラとは離れ
た位置に設けられ、通常、数m〜数10mのケーブルで
電気的に接続されている。ケーブルはノイズ防止のため
に金属網などでシールドされるが、ケーブルとシールド
間は浮遊容量によって分布的に結合されている。特に、
ケーブルが長い場合には、その浮遊容量の影響により伝
送される信号に位相差が生ずる。この結果、図17に示
すように検出用同期信号とセンサ信号Vsとの間に位相
ずれが生じ、位置信号Vpの感度が変化してしまうとい
う問題がある。このため、従来は、各軸ごとに感度補償
回路などを設け、ケーブルの長さに応じて感度調整をい
ちいち行う必要があった。
【0009】そこで、本発明の第1の目的は、部品点数
の削減による製作費用の低減化、およびマイクロプロセ
ッサで制御する場合に問題となるエイリアシング現象の
発生防止などを図るようにした磁気軸受の制御装置を提
供することにある。本発明の第2の目的は、磁気軸受と
コントローラ間を電気的に接続するケーブルの長さに応
じて変位センサの感度が自動補正できるようにした磁気
軸受の制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の第1の目的を達成
するために、本発明は、ロータの少なくとも半径方向を
磁気的な力により支持する電磁石と、この電磁石を駆動
する電磁石駆動手段と、発振器とセンサコイルにより構
成し、ロータの半径方向の変位に応じたセンサ信号を出
力する変位センサと、発振器の出力信号と所定の位相差
を保った状態で同期するサンプル信号を発生し、このサ
ンプル信号により変位センサから出力されるセンサ信号
を取り込んでセンサ信号の値を保持し、この保持された
値をロータの半径方向の位置を示す信号として出力する
位置検出手段と、位置検出手段から出力される信号に基
づき、ロータが目標位置になるように電磁石の電磁力を
制御する制御手段とを備えている。
【0011】上記の位置検出手段は、位相差を設定する
位相差設定手段と、この位相差設定手段により設定され
た位相差を保った状態で発振器の出力信号と同期するサ
ンプル信号を発生するサンプル信号発生手段と、このサ
ンプル信号発生手段から出力されるサンプル信号の立上
りで変位センサから出力されるセンサ信号を取り込み、
この取り込み後は、次のセンサ信号の取り込み時までそ
の取り込んだセンサ信号の値を保持するサンプルホール
ド手段とから構成する。
【0012】また、上述の第2の目的を達成するため
に、本発明は、ロータの少なくとも半径方向を磁気的な
力により支持する電磁石と、この電磁石を駆動する電磁
石駆動手段と、発振器とセンサコイルにより構成され、
ロータの半径方向の変位に応じたセンサ信号を出力する
変位センサと、変位センサが出力するセンサ信号と発振
器の出力信号との位相差を検出し、この検出した位相差
により所定の位相差を補正する一方、発振器の出力信号
とその補正された位相差を保った状態で同期するサンプ
ル信号を発生し、このサンプル信号により前記変位セン
サから出力されるセンサ信号を取り込んでセンサ信号の
値を保持し、この保持された値をロータの半径方向の位
置を示す信号として出力する位置検出手段と、位置検出
手段から出力される信号に基づき、ロータが目標位置に
なるように電磁石の電磁力を制御する制御手段とを備え
ている。
【0013】上記の位置検出手段は、変位センサが出力
するセンサ信号の発振器の出力信号に対する位相遅れを
検出して記憶する位相遅れ検出手段と、位相差を設定す
る位相差設定手段と、この位相差設定手段で設定された
位相差を、位相遅れ検出手段で検出して記憶された位相
遅れにより補正する補正手段と、この補正手段で補正さ
れた位相差を保った状態で発振器の出力信号と同期する
サンプル信号を発生するサンプル信号発生手段と、この
サンプル信号発生手段から出力されるサンプル信号の立
上りで変位センサから出力されるセンサ信号を取り込
み、この取り込み後は、次のセンサ信号の取り込み時ま
でその取り込んだセンサ信号の値を保持するサンプルホ
ールド手段とから構成する。
【0014】このように本発明では、発振器の出力信号
と所定の位相差を保った状態で同期するサンプル信号を
発生し、このサンプル信号により変位センサから出力さ
れるセンサ信号を取り込んでセンサ信号の値を保持し、
この保持された値をロータの半径方向の位置を示す信号
として出力するようにした。このため、本発明では、そ
の位置信号として出力される信号中から発振器の周波数
成分が除去されるために、従来のようなローパスフィル
タが不要となり、全体として部品点数の削減による製作
費用の低減化できる上に、制御特性が向上する。さら
に、制御手段をマイクロプロセッサで制御する場合に問
題となるエイリアシング現象の発生防止などが図れる。
【0015】また、本発明では、変位センサが出力する
センサ信号と発振器の出力信号との位相差を検出し、こ
の検出した位相差により所定の位相差を補正する一方、
発振器の出力信号とその補正された位相差を保った状態
で同期するサンプル信号を発生し、このサンプル信号に
より前記変位センサから出力されるセンサ信号を取り込
んでセンサ信号の値を保持し、この保持された値をロー
タの半径方向の位置を示す信号として出力するようにし
た。このため、本発明では、磁気軸受とコントローラ間
を電気的に接続するケーブルの長さに応じて変位センサ
の感度が自動的に補正できる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
について、図1ないし図10を参照して説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態である磁気軸受の制御装
置の全体の構成を示すブロック図であり、いわゆる1軸
制御型の場合を示す。この第1の実施の形態の磁気軸受
の制御装置は、図11に示す従来装置の位置検出回路6
を、図1に示すような位置検出回路21に代えたもので
ある。この位置検出回路21は、図1に示すように、位
相差設定器23と、PLL回路22と、サンプルホール
ド回路24とから構成される。
【0017】位相差設定器23は、発振器11(図12
参照)の出力信号とPLL回路22が出力するサンプル
信号との位相差を任意に設定できるように構成される。
PLL回路22は、位相差設定器23で設定された位相
差を保った状態で、発振器11の出力信号と同期したサ
ンプル信号を発生するように構成される。サンプルホー
ルド回路24は、PLL回路22から出力されるサンプ
ル信号の立上りで変位センサ17からのセンサ信号を取
り込み、この取り込み後は、次のセンサ信号の取り込み
時までその取り込んだセンサ信号の値を保持するように
構成される。図1において、この第1の実施の形態の他
の部分の構成および機能は、図11で示した従来装置と
同様であるので、同一部分には同一符号を付してその詳
細な説明は省略する。
【0018】図2は、図1に示した位相差設定器23の
構成を示す図である。この位相差設定器23は、図2に
示すように、4つの開閉スイッチからなるディップスイ
ッチ231を備え、開閉スイッチの各一端は共通接続さ
れて接地されるとともに、その開閉スイッチの各他端は
D/Aコンバータ232の入力側に接続されている。ま
た、開閉スイッチの各他端側は、対応する各抵抗233
を介して電源に接続されている。
【0019】図3は、図1に示したPLL回路22の構
成を示すブロック図である。このPLL回路22は、図
3に示すように、位相比較器221と、ループフィルタ
222と、加算器223と、電圧制御発振器224とか
ら構成される。位相比較器221には、発振器11の出
力信号と電圧制御発振器24から出力されるサンプル信
号とが入力されるように構成される。位相比較器221
の出力信号は、ループフィルタ222に入力されてフィ
ルタ処理されるように構成される。ループフィルタ22
2の出力信号と、位相差設定器23で設定された位相差
指令値とは、加算器223で加算され、その加算処理さ
れた信号が電圧制御発振器224に入力されるように構
成される。電圧制御発振器224は、加算器223から
の出力信号に基づいてサンプル信号を出力するように構
成される。
【0020】図4は、図1に示したサンプルホールド回
路24の回路の構成の一例を示す回路図である。このサ
ンプルホールド回路24は、図4に示すように、入力端
子とオペアンプ243の+端子との間に、サンプル信号
により開閉するスイッチ241と抵抗242とが直列に
接続されている。オペアンプ243の+端子にコンデン
サ244の一端が接続され、コンデンサ244の他端は
接地されている。オペアンプ243の−端子は、その出
力端子に接続されている。このような構成により、サン
プル信号の立上りでスイッチ241が一時的に閉じてコ
ンデンサ244を充電し、その後にスイッチ241が開
くと、コンデンサ244の充電された電圧に対応する振
幅が一定の位置信号が、オペアンプ243から出力され
る。
【0021】次に、このように構成される第1の実施の
形態の動作について、図面を参照して説明する。まず、
図2に示すディップスイッチ231の4つの開閉スイッ
チが、図示のようにいずれも開状態の場合において、図
3に示すPLL回路22の動作について説明する。この
場合には、位相比較器221は、電圧制御発振器224
から出力されるパルス波からなるサンプル信号の位相
と、発振器11の出力信号(基準信号)の位相とを比較
し、サンプル信号の位相が発振器11の出力信号より進
んでいたら電圧制御発振器224の周波数を下げて位相
を遅らせ、他方、その反対であれば電圧制御発振器22
4の周波数を上げて位相を進める。いま、上記のように
ディップスイッチ231の4つの開閉スイッチが、いず
れも開状態にある。このため、サンプル信号と基準信号
との周波数が一致すると、位相差が零となり、この位相
差が零の状態でサンプル信号は発振器11の出力信号と
同期した状態になる。
【0022】次に、図2に示したディップスイッチ23
1の4つの開閉スイッチのうちの所定の開閉スイッチを
閉状態とし、位相差指令値が設定された場合について説
明する。この場合には、その設定された位相差指令値が
加算器223により加算されるので、電圧制御発振器2
24に入力される信号のレベルがその位相差指令値の分
だけ高くなる。このため、電圧制御発振器224から出
力されるパルス波からなるサンプル信号は、図5に示す
ように、発振器11の出力信号との間で位相差φを保っ
て同期した状態になる。すなわち、サンプル信号は、発
振器11の出力信号と周波数が同一であり、位相差φが
保たれた状態になる。なお、その位相差φは、ディップ
スイッチ231の開閉スイッチの操作により0°〜36
0°の範囲で任意に設定可能であり、この設定により変
位センサ17の検出感度を変更できる。
【0023】ところで、変位センサ17からのセンサ信
号は、図5の実線で示すように正弦波からなり、サンプ
ルホールド回路24に入力される。サンプルホールド回
路24は、PLL回路22から出力されるサンプル信号
の立上り時にそのセンサ信号を取り込み、この取り込み
後は、次のサンプル信号の立上り時までその取り込んだ
センサ信号のサンプル値をホールド(維持)する。この
結果、サンプルホールド回路24からは、図5に示すよ
うな直線からなる位置信号が出力される。この位置信号
は制御回路7に入力され、制御回路7は、その入力され
た位置信号を零とする方向へ電磁力を発生するための電
磁石電流指令値を、パワーアンプ8、10に出力する。
パワーアンプ8、10は、その電磁石電流指令値が入力
されると、その電磁石電流指令値に従った電流を電磁石
2、3に流す。このため、ロータ1は中心(目標位置)
に位置するように制御される。
【0024】次に、第1の実施の形態を従来装置と比較
するために、サンプルホールド回路24とこれに対応す
る従来の1次ローパスフィルタ16と周波数特性を比較
するための測定を行い、図10に示すような測定結果を
得た。ここで、図10(A)は周波数−利得特性を示
し、同図(B)は周波数−位相特性を示す。また、図1
0において、実線はサンプルホールド回路24の測定結
果を示し、破線はローパスフィルタ16の測定結果を示
す。この測定結果によれば、周波数−利得特性は、図1
0(A)に示すようにサンプルホールド回路24の方
が、ローパスフィルタ16に比べて高域の周波数まで利
得の低下が小さく、その特性が向上していることがわか
る。一方、周波数−位相特性は、図10(B)からわか
るように、サンプルホールド回路24の方が、1次ロー
パスフィルタに比べて制御周波数帯域において位相遅れ
が小さく、磁気軸受の制御特性を悪化させることがな
い。
【0025】以上説明したように、第1の実施の形態で
は、発振器11の出力信号と所定の位相差を保った状態
で同期するサンプル信号をPLL回路22で作り、サン
プルホールド回路24はそのサンプル信号によりセンサ
信号を取り込んでセンサ信号の値を保持し、この保持さ
れた値をロータの半径方向の位置を示す位置信号として
出力するようにした。このように、第1の実施の形態で
は、変位センサ17からのセンサ信号のサンプリングが
発振器11の出力信号に同期するようにしたので、制御
回路7に入力される位置信号中から発振器11の周波数
成分を完全に除去でき、もって、従来のようなローパス
フィルタが不要である。また、第1の実施の形態では、
従来のように磁気軸受の各軸ごとに検波回路とフィルタ
を設ける代わりに、サンプルホールド回路24だけで良
いので、部品点数の削減や製作コストの低減化が図れ
る。しかも、本発明を3軸や5軸制御型の磁気軸受に適
用する場合には、PLL回路22等は各軸に共通に使用
できるので、この場合には部品点数の削減や製作コスト
の低減化の大幅な向上が図れる。さらに、第1の実施の
形態では、制御回路7に入力される位置信号中から発振
器11の周波数成分が完全に除去できるので、制御回路
7をマイクロプロッセサで構成した場合でもエイリアシ
ング現象が発生しない。また、第1の実施の形態では、
サンプル信号と発振器11の出力信号との間の位相差φ
を任意に設定できる位相差設定器23を設けるようにし
たので、位相差設定器23の設定により、位置検出回路
21から出力される位置信号の感度(V/μm)を変化
できる。このため、この第1の実施の形態では、磁気軸
受の種類に応じてその感度を変更することにより、多種
多様の磁気軸受の制御に対応できる。
【0026】なお、第1の実施の形態では、上記の位相
差φを設定する手段としてディップスイッチ231によ
る場合について説明したが、これに代えてマイクロプロ
セッサからD/Aコンバータ232に位相差φを直接設
定するようにしても良い。また、アナログ電圧を可変抵
抗を介して加算器223に直接印加するとともに、その
可変抵抗の抵抗変化により加算器223に印加する電圧
を変えるようにしても良い。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図6ないし図9を参照して説明する。この第2の実
施の形態は、磁気軸受とコントローラとを電気的に接続
するケーブルが長い場合に、センサコイル4、5に基づ
いて得られるセンサ信号は発振器11の出力信号よりも
位相の遅れが生じるので、この位相の遅れ分を検出して
位相差設定値に加算して位相差設定値を補正するため
に、第1の実施の形態の位置検出回路21を、図6に示
すような位置検出回路31に代えたものである。この位
置検出回路31は、図6に示すように、位相検出回路3
2、ホールド回路33、位相差検出指令回路34、加算
器35、位相差設定器23、PLL回路22、およびサ
ンプルホールド回路24から構成される。
【0028】位相差検出器32は、変位センサ17から
のセンサ信号と発振器11(図12参照)の出力信号と
の位相差(位相遅れ)を検出するように構成される。ホ
ールド回路33は、位相差検出器32が検出した位相差
を記憶(保持)するように構成される。位相差検出指令
回路34は、位相差検出器32の位相差検出の開始を指
示するように構成される。位相差設定器23は、位相差
を任意に設定できるように構成される。加算器35は、
位相差設定器23で設定された位相差と、位相差検出器
32で検出されてホールド回路33に保持されている位
相差(位相差オフセット値)とを加算し、その加算した
値を位相差指令値として出力するように構成される。従
って、加算器35は、位相差設定値23で設定された位
相差に位相差検出器32で検出された位相遅れを加算す
ることで、その設定された位相差を補正する機能を有し
ている。PLL回路22は、加算器35から出力される
位相差を保った状態で、発振器11の出力信号と同期し
たサンプル信号を発生するように構成される。サンプル
ホールド回路24は、PLL回路22から出力されるサ
ンプル信号の立上りでセンサコイル4、5に基づいて得
られるセンサ信号を取り込み、この取り込み後は、次の
センサ信号の取り込み時までその取り込んだセンサ信号
の値を保持するように構成される。
【0029】図7は、図6に示した位相差検出器32と
ホールド回路33の詳細なブロック図である。位相差検
出器32は、図7に示すように、発振器11の出力信号
が入力されるコンパレータ321と、センサ信号が入力
されるコンパレータ322と、コンパレータ321の出
力とコンパレータ322の出力とからその論理積を求め
る論理積回路323と、この論理積回路323の出力の
平滑化を行うフィルタ324から構成される。ホールド
回路33は、図7に示すように、位相差検出器32のフ
ィルタ324からの出力信号をA/D変換するA/D変
換器331と、このA/D変換器331からの出力を記
憶するラッチ332と、このラッチ332から出力され
るディジタル値をアナログ値に変換するD/A変換器3
33から構成される。なお、この第2の実施の形態の他
の部分の構成および機能は、図1で示した第1の実施の
形態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0030】次に、このように構成される第2の実施の
形態の動作について、図面を参照して説明する。いま、
コントローラを形成する位置検出回路31と変位センサ
17を形成するコイルセンサ4、5との距離が長く、こ
の間が長いケーブルで電気的に接続されている場合に
は、図8に示すように、コイルセンサ4、5に基づいて
得られるセンサ信号は、発振器11の出力信号に対して
位相遅れを生じる。このため、この第2の実施の形態で
は、磁気軸受の使用開始時やケーブルの交換時に、その
位相遅れ分を位相差検出器32で検出し、この検出した
位相差を以後使用できるようにホールド回路33に記憶
させておく。
【0031】そこで、まずその位相遅れの検出について
説明する。ロータ1が中心付近(目標位置付近)に位置
している場合には、変位センサ17からのセンサ信号の
振幅はほとんど「0」になる。このため、電気磁石2、
3からなる磁気軸受を動作させ、そのセンサ信号の位相
遅れをオンラインで検出することは困難である。そこ
で、その位相遅れの検出は、図9に示すようなシーケン
スで行う。このシーケンスは、外部割り込みなどによっ
て開始される。これが開始されると、まず、ロータ1の
回転数検出信号などに基づきロータ1が回転中か否かを
判定する(ステップ1)。この判定の結果、ロータ1が
停止中であれば(ステップ;N)、磁気軸受をOFF
(電磁石2、3への電流を「0」)とする(ステップ
2)。次に、位相差検出器32のフィルタ324の出力
が定常値になるまで一定時間サンプリングを行う(ステ
ップ3)。その後、ホールド回路33がサンプリング結
果をホールド(記憶)して出力する(ステップ4)。そ
して、電磁石2、3の通電を開始し、磁気軸受をONと
する(ステップ5)。
【0032】このような処理により検出されるセンサ信
号の発振器11の出力信号に対する位相遅れφ1は、図
8に示すようになり、この位相遅れφ1はホールド回路
33から出力される位相差オフセット値が対応する。位
相遅れの検出が終了すると、加算器35から位相差指令
値が出力される。そして、この位相差指令値は、位相差
設定値23で設定された位相差が位相差検出器32で検
出された位相遅れにより補正(加算)されたものであ
る。このため、PLL回路22から出力されるサンプル
信号は、図8に示すように、発振器11の出力信号との
間でその加算器35から出力される位相差指令値に対応
する位相差φを保って同期した状態になる。すなわち、
サンプル信号は、図8に示すように、発振器11の出力
信号と周波数が同一であり、位相差φが保たれた状態に
なる。サンプルホールド回路24は、PLL回路22か
ら出力されるサンプル信号の立上り時にそのセンサ信号
を取り込み、この取り込み後は、次のサンプル信号の立
上り時までその取り込んだセンサ信号のサンプル値をホ
ールド(維持)する。この結果、サンプルホールド回路
24からは、図8に示すような直線からなる位置信号が
出力される。
【0033】以上説明したように、この第2の実施の形
態では、磁気軸受とコントローラ間を電気的に接続する
ケーブルの長さが変化してもセンサの感度を自動的に補
正することができるので、各軸ごとにセンサの感度を調
整する調整回路を設け、ケーブルの長さが変わるたびに
感度調整をする必要がない。なお、第2の実施の形態で
は、上述した第1の実施の形態と同様な効果も同時に得
られる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、発振
器の出力信号と所定の位相差を保った状態で同期するサ
ンプル信号を発生し、このサンプル信号により変位セン
サから出力されるセンサ信号を取り込んでセンサ信号の
値を保持し、この保持された値をロータの半径方向の位
置を示す信号として出力するようにした。このため、本
発明では、その位置信号として出力される信号中から発
振器の周波数成分が除去されるために、従来のようなロ
ーパスフィルタが不要となり、全体として部品点数の削
減による製作費用の低減化できる上に、制御特性が向上
する。さらに、制御手段をマイクロプロセッサで制御す
る場合に問題となるエイリアシング現象の発生防止など
が図れる。
【0035】また、本発明では、変位センサが出力する
センサ信号と発振器の出力信号との位相差を検出し、こ
の検出した位相差により所定の位相差を補正する一方、
発振器の出力信号とその補正された位相差を保った状態
で同期するサンプル信号を発生し、このサンプル信号に
より前記変位センサから出力されるセンサ信号を取り込
んでセンサ信号の値を保持し、この保持された値をロー
タの半径方向の位置を示す信号として出力するようにし
た。このため、本発明では、磁気軸受とコントローラ間
を電気的に接続するケーブルの長さが変化してもセンサ
の感度が自動的に補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】位相差設定器の詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【図3】PLL回路の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【図4】サンプルホールド回路の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図1の各部の信号波形の一例を示す波形図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態の要部の構成を示す
ブロック図である。
【図7】図6に示した位相差検出器とホールド回路の詳
細な構成を示すブロック図である。
【図8】図6の各部の信号波形の一例を示す波形図であ
る。
【図9】位相差検出の手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】この実施の形態と従来例との周波数特性を比
較するための測定結果を示す図である。
【図11】従来装置の構成を示すブロック図である。
【図12】変位センサの構成を示す図である。
【図13】図11に示す位置検出回路の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図14】図13に示す検波回路と同期回路の詳細な構
成を示す回路図である。
【図15】各部の信号波形の一例を示す波形図である。
【図16】ロータの各位置に対応する各部の信号波形の
一例を示す波形図である。
【図17】ケーブルが長く、センサ信号に位相遅れがあ
る場合の各部の波形図である。
【符号の説明】
1 ロータ 2、3 電磁石 4、5 センサコイル 7 制御回路 8、10 パワーアンプ 11 発振器 17 変位センサ 21、31 位置検出回路 22 PLL回路 23 位相差設定器 24 サンプルホールド回路 32 位相差設定器 33 ホールド回路 34 位相差検出指令回路 35 加算器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの少なくとも半径方向を磁気的な
    力により支持する電磁石と、 この電磁石を駆動する電磁石駆動手段と、 発振器とセンサコイルにより構成され、前記ロータの半
    径方向の変位に応じたセンサ信号を出力する変位センサ
    と、 前記変位センサが出力するセンサ信号と前記発振器の出
    力信号との位相差を検出し、この検出した位相差により
    所定の位相差を補正する一方、前記発振器の出力信号と
    その補正された位相差を保った状態で同期するサンプル
    信号を発生し、このサンプル信号により前記変位センサ
    から出力されるセンサ信号を取り込んでセンサ信号の値
    を保持し、この保持された値を前記ロータの半径方向の
    位置を示す信号として出力する位置検出手段と、 前記位置検出手段から出力される信号に基づき、前記ロ
    ータが目標位置になるように前記電磁石の電磁力を制御
    する制御手段と、 を具備することを特徴とする磁気軸受の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は、 前記変位センサが出力するセンサ信号の前記発振器の出
    力信号に対する位相遅れを検出して記憶する検出手段
    と、 位相差を設定する位相差設定手段と、 この位相差設定手段で設定された位相差を、前記位相遅
    れ検出手段で検出して記憶された位相遅れにより補正す
    る補正手段と、 この補正手段で補正された位相差を保った状態で前記発
    振器の出力信号と同期するサンプル信号を発生するサン
    プル信号発生手段と、 このサンプル信号発生手段から出力されるサンプル信号
    の立上りで前記変位センサから出力されるセンサ信号を
    取り込み、この取り込み後は、次のセンサ信号の取り込
    み時までその取り込んだセンサ信号の値を保持するサン
    プルホールド手段と、 から構成することを特徴とする請求項1記載の磁気軸受
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記位相差設定手段は、前記位相差を
    任意に設定できるスイッチを備えていることを特徴とす
    請求項2記載の磁気軸受の制御装置。
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