JP3221428U - ステム付茶碗 - Google Patents
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Abstract
【課題】日常の生活の中で、高齢者、小さな子供などが、茶碗に付いているご飯粒をきれいに食べることができ、且つ、安定して茶碗を保持することができるステム付茶碗を提供する。【解決手段】ステム付茶碗100は、ご飯を盛りつける盛り口10と、茶碗本体20と、茶碗本体20と一体的に形成されているステム30と、ステム30と一体的に形成されている高台40を有しており、茶碗本体20と高台40が、ステム30を介して一体的になるように形成されている。ステム付茶碗100は、茶碗本体20の本体内面20aの一部または全部と本体外面20bの一部または全部が、凹凸面Tになるように形成されている。ステム付茶碗100は、ステム30を、親指と人差し指で挟む、人差し指と中指で挟む、中指と薬指で挟む、または薬指と小指で挟むことにより、凹凸面Tによる滑り止めの効果に加えて、しっかりと保持することができるという顕著な効果を有している。【選択図】図1
Description
本考案は、ステム付茶碗に関する。
茶碗は、食器類として、主にご飯を盛るのに用いられるものであり、食物の付着を抑制するために内部に突起が設けられているものが知られており、また、食器類の裏面の一部又は全部に形成された凹凸面による手の滑り止め効果により、食器類を強く掴むことなく、手からの食器類の離脱を防ぐことができ、使用の安全性、利便性及び快適性を高めることができる食器類が知られている。
上記のとおり茶碗を含む食器類の一例として、内部が凹凸面となるように成形されているものが開示されているが、例えば、高齢者、お箸を使いはじめた稚い小さな子供などにおいて、茶碗に付いているご飯粒をきれいに食べることが求められていることに加え、しっかりと手で保持することができるものが求められていた。
本考案は、こうした点に鑑みてなされたものであり、日常の生活の中で、特に、高齢者、小さな子供などが、茶碗に付いているご飯粒をきれいに食べることができ、且つ、安定して茶碗を保持することができるように形成されているステム付茶碗を提供することである。
上記課題を解決するために、本考案に係るステム付茶碗は、ご飯を盛りつける盛り口と、前記盛り口を開口とする茶碗本体と、前記茶碗本体と一体的に形成されているステムと、前記ステムと一体的に形成されている高台と、を有し、前記茶碗本体と前記高台が、前記ステムを介して一体的になるように形成されており、前記茶碗本体の本体内面の一部または全部が、凹凸面になるように形成されていることを特徴とする。
本考案に係るステム付茶碗の態様について、前記茶碗本体の本体外面の一部または全部が、凹凸面になるように形成されていることが好ましい。
本考案に係るステム付茶碗の態様について、合成樹脂、陶器、磁器、漆器、ガラス製、金属製、合成樹脂製、木製であることが好ましい。
本考案によれば、日常の生活の中で、特に、高齢者、小さな子供などが、茶碗に付いているご飯粒をきれいに食べることができ、且つ、安定して茶碗を保持することができるように形成されているステム付茶碗を提供することができる。
以下、本考案のご飯茶碗の実施形態を、図1を用いて説明する。図1は、本考案のステム付茶碗の一例であるステム付茶碗100を示す模式図である。なお、本考案における凹凸加工面とは、一般的に樹脂などの部材に凹凸を設ける加工であるが、表面処理においてシボ加工を用いて凹凸を有するしわを形成してもよく、また浮き彫りにする加工でもよく、適宜最適な方法で実施することができる。また、本考案のステム付茶碗100は、プラスチックなどの合成樹脂、陶器、磁器、漆器、ガラス製、金属製、木製であるが、これらに限定されず適宜最適な部材を選択することができる。さらに、ステム付茶碗100は、一般的な茶碗、丼などであり、大きさ形状など種々のものがあり限定されるものではない。
ステム付茶碗100は、ご飯を盛りつける盛り口10と、盛り口10を開口とする茶碗本体20と、茶碗本体20と一体的に形成されているステム30と、ステム30と一体的に形成されている高台40を有しており、茶碗本体20と高台40が、ステム30を介して一体的になるように形成されている。
すなわち、通常の茶碗は、茶碗本体20と高台40から構成されているが、本考案において、茶碗本体20と高台40の間にステム30を設けていることを特徴としており、高齢者などにおいて、茶碗を保持することが困難な場合においても、ステム付茶碗100のステム30を指で挟むことにより、容易にステム付茶碗100を保持することができ、快適に食事をすることができる。なお、ステム30は、指で挟むことができる軸状の形状のものであり、ワイングラスなどで構成されているものである。
また、ステム付茶碗100は、茶碗本体20の本体内面20aの一部または全部が、凹凸面Tになるように形成されている。さらに、実施形態において、茶碗本体20の本体外面20bの一部または全部が、凹凸面Tになるように形成されている。
上記の構成のステム付茶碗100は、ご飯を盛る本体内面20a一部または全部が凹凸面Tに形成され、ステム付茶碗100を手で持ち上げる本体外面20b一部または全部が凹凸面Tに形成されていることにより、ご飯を盛るステム付茶碗100の本体内面20aの一部または全部に形成された凹凸面Tにより飯粒の付着を防ぐことができ、また、本体外面20bの手で持ち上げる本体外面20bの一部または全部に形成された凹凸面Tにより手の滑り止め効果を得ることができる。なお、凹凸面Tの形状は、実施例において半円状の突起であるが、これに限定されず大きさを含め適宜最適なものにすればよい。
また、ステム付茶碗100は、上記のとおり、ステム30を有していることにより、このステム付茶碗100を、例えば、親指と人差し指を挟む、人差し指と中指で挟む、中指と薬指で挟む、または薬指と小指で挟むことにより、上記の滑り止めの効果に加えて、しっかりと保持することができるという顕著な効果を有している。このようにステム付茶碗100は、例えば、箸、フォーク、スプーンなどを用いてご飯などを食べるときに、先端が本体内面の凹凸面Tに接した場合であっても、強く掴むことなく、手からの離脱を防ぐことができ、使用の安全性、利便性、快適性などにおいて優れたものである。
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味に拡張して実施することができる。
また、本考案のステム付茶碗は、大きさや形状、素材の種類、厚さ、重さなどについては多様な実施形態が可能であり、それらについて本実施形態と異なる形態による実施は、本考案の技術的範囲に含まれる。
100 茶碗
10 盛り口
20 茶碗本体
20a 本体内面
20b 本体外面
30 ステム
40 高台
T 凹凸面
10 盛り口
20 茶碗本体
20a 本体内面
20b 本体外面
30 ステム
40 高台
T 凹凸面
Claims (3)
- ご飯を盛りつける盛り口と、前記盛り口を開口とする茶碗本体と、前記茶碗本体と一体的に形成されているステムと、前記ステムと一体的に形成されている高台と、を有し、
前記茶碗本体と前記高台が、前記ステムを介して一体的になるように形成されており、
前記茶碗本体の本体内面の一部または全部が、凹凸面になるように形成されていることを特徴とするステム付茶碗。 - 前記茶碗本体の本体外面の一部または全部が、凹凸面になるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステム付茶碗。
- 合成樹脂、陶器、磁器、漆器、ガラス製、金属製、合成樹脂製、木製であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステム付茶碗。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000598U JP3221428U (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | ステム付茶碗 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000598U JP3221428U (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | ステム付茶碗 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3221428U true JP3221428U (ja) | 2019-05-30 |
Family
ID=66655548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019000598U Active JP3221428U (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | ステム付茶碗 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3221428U (ja) |
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2019
- 2019-02-21 JP JP2019000598U patent/JP3221428U/ja active Active
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