JP3221112B2 - 電線接続用スリ−ブの嵌入方法、及びその工具 - Google Patents

電線接続用スリ−ブの嵌入方法、及びその工具

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道男 山家
直己 中川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として架線の切分
け作業や切断部復旧作業などにおける電線接続用スリ−
ブの嵌入を好適に行うことが出来る嵌入方法、及びその
工具に関する。
【0002】
【従来の技術】架線の切分け作業や切断部復旧作業など
を行うさいには、一般に、架線の被覆材を所要部位にわ
たって剥離し、その両端部を切分け工具や張線器により
支持せしめて架線の張力を保持しつつ剥離した電線の中
央部を切断せしめ、切断部を介して剥離した電線部位に
直線スリ−ブを強制的に嵌入してカシメることにより接
続するものとされている。
【0003】ところで、従来より、この種の直線スリ−
ブを電線に嵌入せしめるさいには、操作棒の先部に把持
片を備えた簡易な把持工具を用いて行うものとされてい
る。即ち、切断した一方の電線を把持工具でもって支持
せしめつつ、電線の切断端より別途把持工具に把持した
直線スリ−ブをその自由端より打撃しつつ嵌入せしめ、
嵌入後、電線を引出し、規定の長さに挿入されているか
否か挿入長を確認した後、再度嵌入してカシメる。つい
で、張線器の引張を緩めて直線スリ−ブの自由端に他方
の電線切断端を接近せしめ、直線スリ−ブおよび電線を
各々把持工具でもって操作しつつ一部を挿入せしめたの
ち、張線器の引張を強めて直線スリ−ブを強制的に嵌入
し、カシメて接続せしめるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来は、
操作棒の先部に把持片を備えた簡易な把持工具でもって
直線スリ−ブと切断電線を把持しつつ直線スリ−ブを嵌
入せしめるものであるから、把持工具どうしの連係作動
が非常に難しく、直線スリ−ブの嵌入が面倒で手間がか
かるのみならず、相当の労力が必要とされ、極めて嵌入
作業能率が悪いものであった。
【0005】この発明は、従来の問題点を一挙に解決し
ようとするもので、所要の工具どうしを連係せしめつつ
直線スリ−ブの嵌入を迅速、かつ、確実に、しかも少な
い労力でもって能率よく行うことが出来る電線接続用ス
リ−ブの嵌入方法、及びその工具を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この出願の第1の
発明は、操作棒11・13の先部に把持片4・14を備
えた2個の工具1・12を横送り自在な連結可動ア−ム
6により連結せしめ、該両工具1・12によりスリ−ブ
17と切断電線18端部とを各々把持せしめると共に、
一方の工具1を切断電線18の切分け工具15等に掛止
支持せしめつつ、連結可動ア−ム6を横送りせしめて
工具1・12を引寄せることによりスリ−ブ17を切断
電線18に嵌入せしめることを特徴とする電線接続用
スリ−ブの嵌入方法である。また、この出願の第2の発
明は、掛止用フック5を備えたスリ−ブ把持具2に所
要長の連結可動ア−ム6が横送り自在に横設せられ、該
連結可動ア−ム6の少くとも一端には電線等の把持工具
12を掛止して連結せしめるべく掛止片9が取付けられ
ると共に、上記把持具2の下端には連結可動ア−ム6を
横送り作動せしめるべく操作棒11が着脱自在に取付け
られてなる電線接続用スリ−ブの嵌入工具である。
【0007】
【作用】把持具2により直線スリ−ブ17を把持せしめ
ると共に、切断電線18の端部を把持工具12に把持せ
しめ、かつ、把持具2を切断電線18の切分け工具15
等に掛止支持せしめる。そして、把持具2と把持工具1
2とを連結可動ア−ム6でもって引寄せつつ直線スリ−
ブ17を切断電線18に嵌入せしめる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明に係る電線接続用スリ−ブ
の嵌入工具1、及びその嵌入方法を図面に示す一実施例
について説明する。2は先部に押圧ボルト3付き把持片
4を備えた把持具、5は該把持具2の中位に一体形成さ
れた切分け工具掛止用フック、6は把持部2の下部にそ
の中心線と直交すべく挿入孔7を介して遊挿されたラッ
ク8付き連結可動ア−ム、9は該連結可動ア−ム6の両
端部に各々横向きに取付けられた一対の把持工具掛止用
掛止片、10は前記連結可動ア−ム6のラック8にカミ
合せるべく把持具2の下端に内蔵されたピニオン、11
は該ピニオン10を正逆回転作動せしめるべく把持具2
の下端に着脱自在に取付けられた所要長の操作棒である
(図1ないし図3参照)。その他、12は操作棒13の
先端に把持片14を備えた把持工具、15は切分け工
具、16は張線器、17は直線スリ−ブ、18は電線、
19は該電線18の挿入部を示す。
【0009】次に、上述の如く構成された実施例の作動
について説明する。先ず、被覆材を剥離した電線18の
両端を切分け工具15および張線器16により支持せし
め、架線の張力を保持しつつ切断する。ついで、把持工
具12でもって切断した電線18の一方を把持して支持
せしめると共に、嵌入すべき直線スリ−ブ17を把持具
2の把持片4に把持せしめ、フック5を切分け工具15
に掛止して支持せしめる。しかるのち、掛止片9を把持
工具12の操作棒13に掛止して連結すると共に、嵌入
工具1の操作棒11を所定方向に回転作動せしめ、ピニ
オン10をラック8にカミ合せつつ連結可動ア−ム6を
横送りして引張することにより、直線スリ−ブ17と電
線18の挿入部19を接近せしめ、直線スリ−ブ17を
挿入部19に強制的に嵌入せしめる。
【0010】このさい、直線スリ−ブ17の嵌入は、嵌
入工具1と把持工具12を連結可動ア−ム6でもって連
係しつつラック8・ピニオン10により横送りして引張
せしめるものであるから、直線スリ−ブ17の嵌入を迅
速、かつ、確実に、しかもスム−ズになしうる。なお、
直線スリ−ブ17の嵌入時において、直線スリ−ブ17
の端部と挿入部19の端部が一致しない場合には、把持
工具12の操作棒13を揺動せしめつつ合致せしめると
よい。直線スリ−ブ17の嵌入が完了すると、操作棒1
1を逆方向に回転して連結可動ア−ム6を横送りするこ
とにより電線18の挿入部19を引出し、規定の長さに
挿入されているか否か挿入長を確認したのち、再度操作
棒18を回転せしめて直線スリ−ブ17を挿入部19に
嵌入し、のち、カシメる。
【0011】直線スリ−ブ17の嵌入が完了すると、把
持工具12を嵌入工具1および電線18より解放せしめ
る。そして、張線器16を緩め、他方の電線18の挿入
部19端と直線スリ−ブ17の自由端を接近せしめる。
しかるのち、把持工具12を電線18に把持せしめると
共に、連結可動ア−ム6を横送りしてその掛止片9を把
持工具12の操作棒13に掛止せしめ、操作棒11を回
転せしめることによりラック8・ピニオン10を介して
連結可動ア−ム6を逆方向に横送りして引張することに
より、直線スリ−ブ17の自由端を電線18の挿入部1
9に強制的に嵌入せしめ、のち、カシメて接続を完了す
る。このさい、直線スリ−ブ17の自由端と電線18の
挿入部19端が一致しない場合には、前述の如く把持工
具12の操作棒13を揺動せしめつつ合致せしめるとよ
い(図6参照)。
【0012】直線スリ−ブ17の嵌入が完了すると、把
持工具12及び嵌入工具1を取外し、嵌入作業を完了す
る。
【0013】なお、上記実施例は、電線接続用直線スリ
−ブ17への適用例を示したが、これに限定されるもの
でなく、パイプ材や棒材などの嵌挿入にも適用すること
が出来るものである。また、連結可動ア−ム6は、操作
棒11を回転せしめつつピニオン10をラック8にカミ
合わせることにより横送りするものとされているが、こ
れに限定されるものでなく、ピニオン10の駆動源とし
て正逆回転自在なモ−タ等を採用してもよい。さらに、
連結可動ア−ム6はラック8・ピニオン10機構により
横送りするものとされているが、他の公知の横送り機構
を採用してもよいものであり、また、応用例として、所
要の連結ア−ムの両端に把持工具12および嵌入工具1
の同種又は異種を揺動自在に取付け、所謂テコ作用によ
り直線スリ−ブ17を切断電線18の端部に嵌入せしめ
るようにしてもよいものである。
【0014】
【発明の効果】この発明は上述のように構成されている
から、把持具2により直線スリ−ブ17を把持せしめる
と共に、切断電線18の端部を把持工具12に把持せし
め、かつ、把持具2を切断電線18の切分け工具15等
に掛止支持せしめつつ、把持具2と把持工具12とを連
結可動ア−ム6でもって引寄せつつ直線スリ−ブ17を
切断電線18に嵌入せしめることが出来るものであっ
て、嵌入工具1と把持工具12を連係せしめつつ直線ス
リ−ブ17の嵌入を迅速、かつ、確実に、しかも、少な
い労力でもって能率よく行うことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同一部を切欠いた要部拡大断面図である。
【図3】図2のI−I線に沿う断面図である。
【図4】使用状態を示す側面図である。
【図5】使用状態を示す一部拡大側面図である。
【図6】使用状態を示す一部拡大側面図である。
【符号の説明】
1 嵌入工具 2 把持具 4 把持片 フック 6 連結可動ア−ム 8 ラック 9 掛止片 10 ピニオン 11 操作棒 12 把持工具 13 操作棒 14 把持片15 切分け工具 17 直線スリ−ブ 18 電線 19 挿入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−49607(JP,A) 実開 平3−83408(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/14 H01R 43/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作棒11・13の先部に把持片4・14
    を備えた2個の工具1・12を横送り自在な連結可動ア
    −ム6により連結せしめ、該両工具1・12によりスリ
    −ブ17と切断電線18端部とを各々把持せしめると共
    に、一方の工具1を切断電線18の切分け工具15等に
    掛止支持せしめつつ、連結可動ア−ム6を横送りせしめ
    両工具1・12を引寄せることによりスリ−ブ17を
    切断電線18に嵌入せしめることを特徴とする電線接
    続用スリ−ブの嵌入方法。
  2. 【請求項2】掛止用フック5を備えたスリ−ブ把持具
    2に所要長の連結可動ア−ム6が横送り自在に横設せら
    れ、該連結可動ア−ム6の少くとも一端には電線等の把
    持工具12を掛止して連結せしめるべく掛止片9が取付
    けられると共に、上記把持具2の下端には連結可動ア−
    6を横送り作動せしめるべく操作棒11が着脱自在に
    取付けられてなる電線接続用スリ−ブの嵌入工具。
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