JP3220867B2 - トリアミノ化合物系電荷輸送材料、それを用いた感光体およびエレクトロルミネセンス素子 - Google Patents

トリアミノ化合物系電荷輸送材料、それを用いた感光体およびエレクトロルミネセンス素子

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JP3220867B2
JP3220867B2 JP26928391A JP26928391A JP3220867B2 JP 3220867 B2 JP3220867 B2 JP 3220867B2 JP 26928391 A JP26928391 A JP 26928391A JP 26928391 A JP26928391 A JP 26928391A JP 3220867 B2 JP3220867 B2 JP 3220867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明のトリアミノ化合物系から
なる新規な電荷輸送材料に関する。係る化合物は感光体
あるいはエレクトロルミネセンス素子の電荷輸送材料と
して利用することができる。
【0002】
【従来の技術】感光材料や電荷輸送材料として使用可能
な有機化合物は、従来より、例えばアントラセン誘導
体、アントラキノン誘導体、イミダゾール誘導体、カル
バゾール誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチリル誘導体等
種々知られており、また特開昭58−58551号公報
には下記一般式:
【化3】 [式中、R1〜R8は上記公報中に記載のものを表す]で
表される化合物、また特開昭62−250459号公報
には下記一般式:
【化4】 [式中、R1〜R5およびX1およびX2は上記公報中に記
載のものを表す]で表される化合物が開示されている。
しかし、上述した材料を、例えば感光体に適用する場
合、感光性あるいは電荷輸送性等に優れていることを基
本的に要求されるが、さらに他の部材との適合性、耐久
性、耐候性等も要求され、このような特性を満足する材
料は殆ど無いのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたものであり、上記したいずれの構造とも異
なるトリアミノ化合物系電荷輸送材料を提供することを
目的とする。さらに、本発明は係るトリアミノ化合物系
電荷輸送材料を使用した感光体、あるいはエレクトロル
ミネセンス素子を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は下記一般式
[I]:
【化5】 で表されるトリアミノ化合物系電荷輸送材料に関する。
【0005】一般式[I]で表される化合物は、ビフェ
ニル基を構造中に有することが特徴である。一般式
[I]中、Ar1、Ar2、Ar3、Ar4およびAr5
それぞれ独立してアルキル基、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基等、アラルキル基、例えばベ
ンジル基等、アリール基、例えばフェニル基、トリル
基、キシリル基等、ビフェニル基、複素環式基、例えば
チエニル基、チエニルメチル基、ジオキサインダンの残
基を示す。これらの基はメチル基等のアルキル基、メト
キシ基等のアルコキシ基またはフェノキシ基やハロゲン
原子等の置換基を有していてもよい。特に好ましいAr
1〜Ar5はアリール基、ビフェニル基である。
【0006】R1、R2、R3はそれぞれ独立して水素原
子、アルキル基、例えばメチル基、エチル基等、アルコ
キシ基、例えばメトキシ基、エトキシ基等、ハロゲン原
子、例えばCl、Br等を表す。
【0007】一般式[I]で表されるトリアミノ構造を
有する化合物の具体例としては、下記構造式のものを挙
げることができる。
【0008】
【化6】
【0009】
【化7】
【0010】
【化8】
【0011】
【化9】
【0012】
【化10】
【0013】
【化11】
【0014】
【化12】
【0015】上記例のうち特に好ましい化合物は[2]、
[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、[12]、
[15]、[16]、[17]、[18]、[19]、[20]、
[23]、[25]、[30]、[33]、[34]、[37]であ
る。
【0016】一般式[I]で表されるトリアミノ化合物
は、以下の方法により合成することができる。すなわ
ち、下記一般式[II]:
【0017】
【化13】 [式中Ar3およびR1〜R3は一般式[I]中のものと
同意義]で表されるヨウ化物と下記一般式[III]、
[IV]:
【0018】
【化14】 [式中、Ar1、Ar2、Ar4、Ar5は一般式[I]中
のものと同意義]で表されるアミノ化合物を、塩基性化
合物または遷移金属化合物触媒、溶媒の存在下、Ull
mann反応により合成することができる。
【0019】本発明で用いられる塩基性化合物として
は、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、ア
ルコラートなどが一般的に用いられるが、第4級アンモ
ニウム化合物や脂肪族アミンや芳香族アミンの様な有機
塩基を用いることも可能である。このなかでアルカリ金
属や第4級アンモニウムの炭酸塩や炭酸水素塩が好まし
いものとして用いられる。更に、反応速度及び熱安定性
という観点からアルカリ金属の炭酸塩や炭酸水素塩が最
も好ましい。
【0020】本発明で用いられる遷移金属又は遷移金属
化合物としては、例えばCu,Fe,Co,Ni,Cr,V,Pd,
Pt,Ag等の金属及びそれらの化合物が用いられるが、
収率の点から銅及びパラジウムとそれらの化合物が好ま
しい。銅化合物としては特に限定はなく、ほとんどの銅
化合物が用いられるが、ヨウ化第一銅、塩化第一銅、酸
化第一銅、臭化第一銅、シアン化第一銅、硫酸第一銅、
硫酸第二銅、塩化第二銅、水酸化第二銅、酸化第二銅、
臭化第二銅、リン酸第二銅、硝酸第一銅、硝酸第二銅、
炭酸銅、酢酸第一銅、酢酸第二銅などが好ましい。その
中でも特にCuCl,CuCl2,CuBr、CuBr2,CuI,Cu
O,Cu2O,CuSO4,Cu(OCOCH3)2は容易に入手可
能である点で好適である。パラジウム化合物としても、
ハロゲン化物、硫酸塩、硝酸塩、有機酸塩などを用いる
ことができる。遷移金属及びその化合物の使用量は、反
応させるハロゲン化物の0.5〜500モル%である。
【0021】本発明で用いられる溶媒は、一般的に用い
られる溶媒であれば良いが、ニトロベンゼン、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロ
リドン等の非プロトン性極性溶媒が好ましく用いられ
る。本発明の反応は、一般的には常圧下100〜250
℃での温度で行なわれるが、加圧下に行なってももちろ
んかまわない。反応終了後、反応液中に析出した固形物
を除去した後、溶媒を除去し生成物を得ることができ
る。
【0022】一般式[I]で表されるトリアミノ化合物
は、感光体の感光材料、特に電荷輸送材料として利用す
ることができる。また、その電荷輸送性を利用してエレ
クトロルミネセンス素子の電荷輸送層に使用することが
できる。まず、一般式[I]で表されるトリアミノ化合
物を電荷輸送材料として感光体へ利用する場合について
説明する。かかる感光体は一般式[I]で表されるトリ
アミノ化合物を1種または2種以上含有する感光層を有
する。一般式[I]で表されるトリアミノ化合物は、特
に電荷輸送性に優れている。
【0023】感光体としては、各種の形態の感光体が知
られており、本発明の感光体は、そのいずれの形態であ
ってもよい。たとえば、支持体上に電荷発生材料と、電
荷輸送材料を樹脂バインダーに分散させて成る感光層を
設けた単層感光体や、支持体上に電荷発生材料を主成分
とする電荷発生層を設け、その上に電荷輸送層を設けた
所謂積層型感光体等がある。また、支持体上に電荷輸送
層および電荷発生層をこの順に積層した構成の感光体で
あってもよい。
【0024】本発明のトリアミノ化合物は感光体内で電
荷輸送物質として作用し、光を吸収することにより発生
した電荷担体を、極めて効率よく輸送することができ
る。また、本発明のトリアミノ化合物は光安定性に優れ
ており、分子内にオレフィン性二重結合を有さないため
酸化されにくく、耐オゾン性も良好であり、繰り返し使
用に耐え得る耐久性に優れた感光体を得ることができ
る。さらに本発明のトリアミノ化合物は結着樹脂との相
溶性が良好であり、感度、繰返し特性の優れた感光体を
得ることができる。
【0025】電荷発生材料としては、ビスアゾ系顔料、
トリアリールメタン系染料、チアジン系染料、オキサジ
ン系染料、キサンテン系染料、シアニン系色素、スチリ
ル系色素、チアピリリウム染料、ピリリウム系染料、ア
ゾ系顔料、キナクリドン系顔料、インジゴ系顔料、ペリ
レン系顔料、多環キノン系顔料、ビスベンズイミダゾー
ル系顔料、インダスロン系顔料、スクアリウム塩系顔
料、アズレン系色素、フタロシアニン系顔料、ピロロピ
ロール顔料等の有機物質や、セレン、セレン・テルル、
セレン・砒素などのセレン合金、硫化カドミウム、セレ
ン化カドミウム、酸化亜鉛、アモルアァスシリコン等の
無機物質が挙げられる。これ以外でも、光を吸収し極め
て高い確率で電荷担体を発生する材料であれば、いずれ
の材料であっても使用することができる。
【0026】本発明において使用される電気絶縁性の結
着樹脂としては、電気絶縁性であるそれ自体公知の熱可
塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂や光導電
性樹脂等の結着剤を使用できる。適当な結着剤樹脂の例
は、これに限定されるものではないが、飽和ポリエステ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、エチレン−酢
酸ビニル樹脂、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオ
ノマー)、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、ポ
リカーボネート、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セ
ルロースエステル、ポリイミド、スチロール樹脂等の熱
可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン
樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、キシレン樹脂、
アルキッド樹脂、熱硬化アクリル樹脂等の熱硬化性樹
脂;光硬化性樹脂;ポリビニルカルバゾール、ポリビニル
ピレン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピロール
等の光導電性樹脂である。これらは単独で、または組合
せて使用することができる。これら電気絶縁性樹脂は単
独で測定して1×1012Ω・cm以上の体積抵抗を有する
ことが望ましい。
【0027】単層型感光体を作製するためには、電荷発
生材料の微粒子を樹脂溶液もしくは電荷輸送材料と樹脂
を溶解した溶液中に分散せしめ、これを導電性支持体上
に塗布乾燥すればよい。この時の感光層の厚さは3〜3
0μm、好ましくは5〜20μmがよい。使用する電荷発
生材料の量が少な過ぎると感度が悪く、多過ぎると帯電
性が悪くなったり、感光層の機械的強度が弱くなったり
し、感光層中に占める割合は樹脂1重量部に対して0.
01〜2重量部、好ましくは、0.2〜1.2重量部の範
囲がよい。電荷輸送材料としての一般式[I]で表され
るトリアミノ化合物は結着樹脂1重量部に対して0.0
1〜2重量部、好ましくは0.2〜1.5重量部である。
0.01重量部より少ないと感度が悪く、2重量部より
多いと感光層の機能的強度が弱くなったり、繰り返し特
性が悪化する。
【0028】積層型感光体を作製するには、導電性支持
体上に電荷発生材料を真空蒸着するか、あるいは、適当
な溶媒に溶解せしめて塗布するか、顔料を適当な溶剤も
しくは必要があれば結着樹脂中を溶解させた溶液中に分
散させて作製した塗布液を塗布乾燥した後、その上に電
荷輸送材料および結着樹脂を含む溶液を塗布乾燥して得
られる。このときの電荷発生層の厚みは4μm以下、好
ましくは2μm以下がよく、電荷輸送層の厚みは3〜5
0μm、好ましくは5〜30μmがよい。電荷輸送層中の
電荷輸送材料の割合は結着樹脂1重量部に対して0.2
〜2重量部、好ましくは、0.3〜1.3重量部である。
上記と逆積層する場合も同様の値を適用すればよい。
【0029】本発明の感光体は結着樹脂とともに、ハロ
ゲン化パラフイン、ポリ塩化ビフエニル、ジメチルナフ
タレン、ジブチルフタレート、O−ターフエニルなどの
可塑剤やクロラニル、テトラシアノエチレン、2,4,7
−トリニトロフルオレノン、5,6−ジシアノベンゾキ
ノン、テトラシアノキノジメタン、テトラクロル無水フ
タル酸、3,5−ジニトロ安息香酸等の電子吸引性増感
剤、メチルバイオレット、ローダミンB、シアニン染
料、ピリリウム塩、チアピリリウム塩等の増感剤を使用
してもよい。
【0030】本発明の感光体に用いられる導電性支持体
としては、銅、アルミニウム、銀、鉄、ニッケル等の箔
ないしは板をシート状又はドラム状にしたものが使用さ
れ、あるいはこれらの金属を、プラスチックフイルム等
に真空蒸着、無電解メッキしたもの、あるいは導電性ポ
リマー、酸化インジウム、酸化錫等の導電性化合物の層
を同じく紙あるいはプラスチックフィルムなどの支持体
上に塗布もしくは蒸着によって設けられたものが用いら
れる。
【0031】本発明のトリアミノ化合物を用いた感光体
の構成例を図1から図5に模式的に示す。図1は、基体
(1)上に電荷発生材料(3)と電荷輸送材料(2)を結着剤
に配合した感光層(4)が形成された感光体であり、電荷
輸送材料として本発明のトリアミノ化合物が用いられて
いる。図2は、感光層として電荷発生層(6)と、電荷輸
送層(5)を有する機能分離型感光体であり、電荷発生層
(6)の表面に電荷輸送層(5)が形成されている。電荷輸
送層(5)中に本発明のトリアミノ化合物が配合されてい
る。図3は、図2と同様に電荷発生層(6)と、電荷輸送
層(5)を有する機能分離型感光体であるが、図2とは逆
に電荷輸送層(5)の表面に電荷発生層(6)が形成されて
いる。図4は、図1の感光体の表面にさらに表面保護層
(7)を設けたものであり、感光層(4)は電荷発生層(6)
と、電荷輸送層(5)を有する機能分離型感光体であって
もよい。図5は、基体(1)と感光層(4)の間に中間層
(8)を設けたものであり、中間層(8)は接着性の改良、
塗工性の向上、基体の保護、基体からの感光層への電荷
注入性改善のために設けることができる。
【0032】中間層に用いられる材料としては、ポリイ
ミド、ポリアミド、ニトロセルロース、ポリビニルブチ
ラール、ポリビニルアルコール、酸化アルミニウムなど
が適当で、また膜厚は1μm以下が望ましい。
【0033】本発明の一般式[I]で表されるトリアミ
ノ化合物はその電荷輸送性を利用してエレクトロルミネ
センス素子の電荷輸送層にも適用可能である。以下、本
発明のトリアミノ化合物をエレクトロルミネセンス素子
の電荷輸送層へ適用する場合について説明する。有機エ
レクトロルミネセンス素子は電極間に少なくとも有機発
光層とトリアミノ化合物を含んだ電荷輸送層で構成され
ている。図6にエレクトロルミネセンス素子を模式的に
示した。図中、(11)は陽極であり、その上に、電荷輸
送層(12)と有機発光層(13)および陰極(14)が順次
積層された構成をとっており、該電荷輸送層に上記一般
式[I]で表されるトリアミノ系化合物を含有する。陽
極(11)と陰極(14)に電圧を印加することにより有機
発光層(13)が発色する。
【0034】有機エレクトロルミネセンス素子の陽極
(11)として使用される導電性物質としては4eVより
も大きい仕事関数をもつものがよく、炭素、アルミニウ
ム、バナジウム、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、
タングステン、銀、スズ、金などおよびそれらの合金、
酸化スズ、酸化インジウムが用いられる。陰極(14)を
形成する金属としては4eVよりも小さい仕事関数をも
つものがよく、マグネシウム、カルシウム、チタニウ
ム、イットリウム、リチウム、ガドリニウム、イッテル
ビウム、ルテニウム、マンガン、およびそれらの合金が
用いられる。
【0035】有機エレクトロルミネセンス素子において
は、発光が見られるように、少なくとも陽極(11)ある
いは陰極(14)は透明電極とする。この際、陰極に透明
電極を使用すると、透明性が損なわれやすいので、陽極
を透明電極とすることが好ましい。透明電極を形成する
場合、透明基板上に、上記したような導電性物質を用
い、蒸着、スパッタリング等の手段で所望の透光性が確
保されるように形成すればよい。透明基板としては、適
度の強度を有し、エレクトロルミネセンス素子作製時、
蒸着等による熱に悪影響を受けず、透明なものであれば
特に限定されないが、係るものを例示すると、ガラス基
板、透明な樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテルケ
トン等を使用することも可能である。ガラス基板上に透
明電極が形成されたものとしてはITO、NESA等の
市販品が知られており、それを使用してもよい。
【0036】電荷輸送層(12)は、前記した一般式[I]
で表されるトリアミノ化合物を蒸着して形成してもよい
し、該トリアミノ化合物の適当な樹脂溶液をスピンコー
トして形成してもよい。蒸着法で形成する場合、その厚
さは、通常0.01〜0.3μmであり、スピンコート法
で形成する場合は、トリアミノ化合物が結着樹脂に対し
て20〜80重量%程度の含有量となるように、厚さ
0.05〜1.0μm程度に形成すればよい。
【0037】このように形成された電荷輸送層(12)の
上には、有機発光層を形成する。有機発光層に用いられ
る有機発光体としては、公知のものを使用可能で、たと
えばエピドリジン、2,5−ビス[5,7−ジ−t−ペンチ
ル−2−ベンゾキサゾリル]チオフェン、2,2'−(1,
4−フェニレンジビニレン)ビスベンゾチアゾール、2,
2’−(4,4'−ビフェニレン)ビスベンゾチアゾール、
5−メチル−2−{2−[4−(5−メチル−2−ベンゾ
キサゾリル)フェニル]ビニル}ベンゾオキサゾール、2,
5−ビス(5−メチル−2−ベンゾキサゾリル)チオフェ
ン、アントラセン、ナフタレン、フェナントレン、ピレ
ン、クリセン、ペリレン、ペリノン、1,4−ジフェニ
ルブタジエン、テトラフェニルブタジエン、クマリン、
マクリジンスチルベン、2−(4−ビフェニル)−6−フ
ェニルベンゾオキサゾール、アルミニウムトリスオキシ
ン、マグネシウムビスオキシン、ビス(ベンゾ−8−キ
ノリノール)亜鉛、ビス(2−メチル−8キノリノラー
ト)アルミニウムオキサイド、インジウムトリスオキシ
ン、アルミニウムトリス(5−メチルオキシン)、リチウ
ムオキシン、ガリウムトリオキシン、カルシウムビス
(5−クロロオキシン)、ポリ亜鉛−ビス(8−ヒドロキ
シ−5−キノリノニル)メタン)ジリチウムエピンドリジ
オン、亜鉛ビスオキシン、1,2−フタロペリノン、1,
2−ナフタロペリノンなどを挙げることができる。ま
た、一般的な蛍光染料、例えば蛍光クマリン染料、蛍光
ペリレン染料、蛍光ピラン染料、蛍光チオピラン染料、
蛍光ポリメチン染料、蛍光メロシアニン染料、蛍光イミ
ダゾール染料等も使用できる。このうち、特に好ましい
ものとしてはキレート化オキシノイド化合物が挙げられ
る。
【0038】有機発光層は上記した発光物質の単層構成
でもよいし、発光の色、発光の強度等の特性を調整する
ために、多層構成としてもよい。次に、有機発光層の上
に、前記した陰極を形成する。
【0039】以上、陽極(11)上に電荷輸送層(12)、
発光層(13)および陰極(14)を順次積層して有機ルミ
ネセンス素子を形成する場合について説明したが、陰極
(14)上に発光層(13)、電荷輸送層(12)および陽極
を順次積層してもよい。1組の透明電極は各電極にニク
ロム線、金線、銅線、白金線等の適当なリード線(15)
を接続し、有機ルミネセンス素子は両電極に適当な電圧
(Vs)を印加することにより発光する。本発明の有機エ
レクトロルミネセンス素子は各種の表示装置、あるいは
ディスプレイ装置等に適用可能である。
【0040】
【実施例】本発明の感光体を実施例及び比較例を用いて
さらに詳細に説明する。なお以下の実施例中、「部」と
あるのは、特に断らない限り、「重量部」を意味するも
のとする。
【0041】合成例(化合物[19]) 下記式で表されるジヨード化合物58.4g(0.01
モル)
【化15】 および4,4’−ジトリルアミン47g(0.24モ
ル)、炭酸カリウム35g(0.3モル)、銅粉10g
(0.16モル)およびニトロベンゼン400gを1リ
ットルの還流冷却器付き4つ口フラスコに装入し、窒素
気流下に200Cで24時間撹拌乾燥させた。反応終
了後、水蒸気蒸留によりニトロベンゼンを留去させた
後、テトラヒドロフラン300gを加え、ついで固形分
を濾過した。濾液をシリカゲルカラムクロマトで分離し
た後、分離物をトルエン−/エタノール混合溶媒から再
結晶して精製し、55gの白色結晶を得た。
【0042】元素分析結果は以下の通りである(C53
473として)
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− C(%) H(%) N(%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 計算値 87.72 6.48 5.79 実験値 87.67 6.45 5.76 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0043】実施例1 下記一般式[A]で表されるビスアゾ化合物
【化16】 0.45部、ポリエステル樹脂(バイロン200;東洋紡
績社製)0.45部をシクロヘキサノン50部とともにサ
ンドグラインダーにより分散させた。得られたビスアゾ
化合物の分散物を厚さ100μmのアルミ化マイラー上
にフィルムアプリケーターを用いて、乾燥膜厚が0.3g
/m2となる様に塗布した後乾燥させた。
【0044】このようにして得られた電荷発生層の上に
トリアミノ化合物[2]70部およびポリカーボネート樹
脂(パンライトK−1300;帝人化成社製)70部を1,
4−ジオキサン400部に溶解した溶液を乾燥膜厚が1
6μmになるように塗布し、乾燥させて電荷輸送層を形
成した。このようにして、2層からなる感光層を有する
電子写真感光体が得られた。
【0045】こうして得られた感光体を市販の電子写真
複写機(ミノルタカメラ社製;EP−470Z)を用い、
−6Kvでコロナ帯電させ、初期表面電位V0(V)、初期
電位を1/2にするために要した露光量E1/2(lux・se
c)、1秒間暗中に放置したときの初期電位の減衰率DD
1(%)を測定した。
【0046】実施例2〜4 実施例1と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施例
1で用いたトリアミノ化合物[2]の代わりにトリアミノ
化合物[3]、[5]、[6]を各々用いる感光体を作製し
た。こうして得られた感光体について、実施例1と同様
の方法でV0、E1/2、DDR1を測定した。
【0047】実施例5 下記一般式[B]で表されるジスアゾ化合物
【化17】 0.45部、ポリスチレン樹脂(分子量40000)0.4
5部をシクロヘキサノン50部とともにサンドグライン
ダーにより分散させた。
【0048】得られたビスアゾ化合物の分散物を厚さ1
00μmのアルミ化マイラー上にフィルムアプリケータ
ーを用いて、乾燥膜厚が0.3g/m2となる様に塗布した
後乾燥させた。このようにして得られた電荷発生層の上
にトリアミノ化合物[7]70部およびポリアリレート樹
脂(U−100;ユニチカ社製)70部を1,4−ジオキ
サン400部に溶解した溶液を乾燥膜厚が16μmにな
るように塗布し、乾燥させて電荷輸送層を形成した。こ
のようにして、2層からなる感光層を有する電子写真感
光体を作製した。
【0049】実施例6〜8 実施例5と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施例
5で用いたトリアミノ化合物[7]の代わりにトリアミノ
化合物[8]、[9]、[12]を各々用いる感光体を作製し
た。こうして得られた感光体について、実施例1と同様
の方法でV0、E1/2、DDR1を測定した。
【0050】実施例9 下記一般式[C]で表される多環キノン系顔料
【0051】
【化18】 0.45部、ポリカーボネート樹脂(パンライトK−13
000:帝人化成社製)0.45部をジクロルエタン50
部とともにサンドミルにより分散させた。得られた多環
キノン系顔料の分散物を厚さ100μmのアルミ化マイ
ラー上にフィルムアプリケーターを用いて、乾燥膜厚が
0.4g/m2となる様に塗布した後乾燥させた。このよう
にして得られた電荷発生層の上にトリアミノ化合物[1
4]60部およびポリアリレート樹脂(U−100;ユニ
チカ社製)50部を1,4−ジオキサン400部に溶解し
た溶液を乾燥膜厚が18μmになるように塗布し、乾燥
させて電荷輸送層を形成した。このようにして、2層か
らなる感光層を有する電子写真感光体を作製した。
【0052】実施例10〜11 実施例9と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施例
9で用いたトリアミノ化合物[14]の代わりにトリアミ
ノ化合物[15]、[16]を各々用いる感光体を作製し
た。こうして得られた感光体について、実施例1と同様
の方法でV0、E1/2、DDR1を測定した。
【0053】実施例12 下記一般式[D]で表されるペリレン系顔料
【化19】 0.45部、ブチラール樹脂(BX−1;積水化学工業社
製)0.45部をジクロルエタン50部とともにサンドミ
ルにより分散させた。得られたペリレン系顔料の分散物
を厚さ100μmのアルミ化マイラー上にフィルムアプ
リケーターを用いて、乾燥膜厚が0.4g/m2となる様に
塗布した後乾燥させた。このようにして得られた電荷発
生層の上にトリアミノ化合物[17]50部およびポリカ
ーボネート樹脂(PC−Z;三菱ガス化学社製)50部を
1,4−ジオキサン400部に溶解した溶液を乾燥膜厚
が18μmになるように塗布し、電荷輸送層を形成し
た。このようにして、2層からなる感光層を有する電子
写真感光体を作製した。
【0054】実施例13〜14 実施例12と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施
例12で用いたトリアミノ化合物[17]の代わりにトリ
アミノ化合物[18]、[19]を各々用いる感光体を作製
した。こうして得られた感光体について、実施例1と同
様の方法でV0、E1/2、DDR1を測定した。
【0055】実施例15 チタニルフタロシアニン0.45部、ブチラール樹脂(B
X−1;積水化学工業社製)0.45部をジクロルエタン
50部とともにサンドミルにより分散させた。得られた
フタロシアニン顔料の分散物を厚さ100μmのアルミ
化マイラー上にフィルムアプリケーターを用いて、乾燥
膜厚が0.3g/m2となる様に塗布した後乾燥させた。こ
のようにして得られた電荷発生層の上にトリアミノ化合
物[20]50部およびポリカーボネート樹脂(PC−Z;
三菱ガス化学社製)50部を1,4−ジオキサン400部
に溶解した溶液を乾燥膜厚が18μmになるように塗布
し、電荷輸送層を形成した。このようにして、2層から
なる感光層を有する電子写真感光体を作製した。
【0056】実施例16〜17 実施例15と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施
例15で用いたトリアミノ化合物[20]の代わりにトリ
アミノ化合物[23]、[25]を各々用いる感光体を作製
した。こうして得られた感光体について、実施例1と同
様の方法でV0、E12、DDR1を測定した。
【0057】実施例18 銅フタロシアニン50部とテトラニトロ銅フタロシアニ
ン0.2部を98%濃硫酸500部に充分撹拌しながら
溶解させ、これを水5000部にあけ、銅フタロシアニ
ンとテトラニトロ銅フタロシアニンの光導電性材料組成
物を析出させた後、濾過、水洗し、減圧下120℃で乾
燥した。こうして得られた光導電性組成物10部を熱硬
化性アクリル樹脂(アクリディクA405;大日本インク
社製)22.5部、メラミン樹脂(スーパーベッカミンJ
820;大日本インク社製)7.5部、トリアミノ化合物
[30]15部を、メチルエチルケトンとキシレンを同量
に混合した混合溶剤100部とともにボールミルポット
に入れて48時間分散して感光性塗液を調製し、この塗
液をアルミニウム基体上に塗布、乾燥して厚さ約15μ
mの感光層を形成させ感光体を作製した。こうして得ら
れた感光体について、実施例1と同様の方法、但しコロ
ナ帯電を+6Kvで行ない、V0、E1/2、DDR1を測定
した。
【0058】実施例19〜21 実施例18と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施
例18で用いたトリアミノ化合物[30]の代わりにトリ
アミノ化合物[33]、[34]、[37]を各々用いる感光
体を作製した。こうして得られた感光体について、実施
例18と同様の方法でV0、E1/2、DDR1を測定し
た。
【0059】比較例1〜4 実施例18と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施
例18で用いたトリアミノ化合物の代わりに下記化合物
[E]、[F]、[G]、[H]を各々用いる以外は実施例18
と全く同様にして感光体を作製した。
【化20】 こうして得られた感光体について、実施例18と同様の
方法でV0、E1/2、DDR1を測定した。
【0060】比較例5〜7 実施例18と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施
例18で用いたトリアミノ化合物[30]の代わりに下記
化合物[I]、[J]、[K]を各々用いる以外は実施例18
と全く同様にして感光体を作製した。
【化21】 比較例1〜7においては、化合物[E]、[F]、[I]、
[J]および[K]を用いた感光性塗液については感光層塗
布時に一部結晶が析出したことが観察された。こうして
得られた感光体について、実施例18と同様の方法でV
0、E1/2、DDR1を測定した。実施例1〜21、比較
例1〜7で得られた感光体のV0、E1/2、DDR1の測
定結果を表2および表3にまとめて示す。
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】表2および表3からわかるように、本発明
の感光体は積層型でも単層型でも電荷保持能が充分あ
り、暗減衰率も感光体としては充分使用可能な程度に小
さく、また、感度においても優れている。
【0064】更に、市販の電子写真複写機(ミノルタカ
メラ社製;EP−350Z)による正帯電時の繰り返し実
写テストを実施例18の感光体において行なったが、1
000枚のコピーを行なっても、初期、最終画像におい
て階調性が優れ、感度変化が無く、鮮明な画像が得ら
れ、本発明の感光体は繰り返し特性も安定していること
がわかる。
【0065】
【発明の効果】本発明はトリアミノ化合物を感光層に電
荷輸送材料として含有する感光体を提供した。本発明の
トリアミノ化合物を感光層の電荷輸送材として適用した
感光体は、感度、電荷輸送性、初期表面電位、暗減衰率
の感光体特性に優れ、繰り返し使用に対する光疲労も少
なかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 導電性支持体上に感光層を積層してなる分散
型感光体の模式図である。
【図2】 導電性支持体上に電荷発生層および電荷輸送
層を積層してなる機能分離型感光体の模式図である。
【図3】 導電性支持体上に電荷輸送層および電荷発生
層を積層してなる機能分離型感光体の模式図である。
【図4】 導電性支持体上に感光層および表面保護層を
形成した感光体の模式図である。
【図5】 導電性支持体上に中間層および感光層を形成
した感光体の模式図である。
【図6】 エレクトロルミネセンス素子の概略断面図を
表す。
【符号の説明】
1:導電性支持体、2:電荷輸送材料、3:電荷発生材
料、4:感光層、5:電荷輸送層、6:電荷発生層、
7:表面保護層、8:中間層、11:陽極、12:電荷
輸送層、13:有機発光層、14:陰極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−40163(JP,A) 特開 平3−54290(JP,A) 特開 昭52−128373(JP,A) 特開 昭55−161247(JP,A) 特開 平3−54289(JP,A) 特開 昭58−198043(JP,A) 特開 平2−267887(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/06 C09K 11/06 H05B 33/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式[I]: 【化1】 [式中Ar1、Ar2、Ar3、Ar4およびAr5はそれ
    ぞれ独立して置換基を有していてもよいアルキル基、ア
    ラルキル基、アリール基、ビフェニル基または複素環式
    基を示す;R1、R2、R3はそれぞれ独立して水素原
    子、アルキル基またはアルコキシ基、またはハロゲン原
    子を表す;但し、Ar 1 、Ar 3 が同一、R 1 、R 2 が同一
    で且つAr 2 が、 【化23】 である場合と、Ar 2 、Ar 3 が同一、R 1 、R 2 が同一で
    且つAr 1 が、 【化24】 である場合とを除く] で表されるトリアミノ化合物系電荷輸送材料。
  2. 【請求項2】 導電性支持体上に下記一般式[I]: 【化2】 [式中Ar1、Ar2、Ar3、Ar4およびAr5はそれ
    ぞれ独立して置換基を有していてもよいアルキル基、ア
    ラルキル基、アリール基、ビフェニル基または複素環式
    基を示す;R1、R2、R3はそれぞれ独立して水素原
    子、アルキル基またはアルコキシ基、またはハロゲン原
    子を表す;但し、Ar 1 、Ar 3 が同一、R 1 、R 2 が同一
    で且つAr 2 が、 【化25】 である場合と、Ar 2 、Ar 3 が同一、R 1 、R 2 が同一で
    且つAr 1 が、 【化26】 である場合とを除く] で表されるトリアミノ化合物を含有する感光層を有する
    感光体。
  3. 【請求項3】 導電性支持体上に下記一般式[I]: 【化22】 [式中Ar、Ar2、Ar3、Ar4およびAr5はそれ
    ぞれ独立して置換基を有していてもよいアルキル基、ア
    ラルキル基、アリール基、ビフェニル基または複素環式
    基を示す;R1、R2、R3はそれぞれ独立して水素原
    子、アルキル基またはアルコキシ基、またはハロゲン原
    子を表す;但し、Ar 、Ar が同一、R 、R
    同一で且つAr 2 が、 【化27】 である場合と、Ar 、Ar が同一、R 、R が同
    一で且つAr が、 【化28】 である場合とを除く] で表されるトリアミノ化合物を電荷輸送材料として含有
    するエレクトロルミネセンス素子。
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