JP3219888B2 - ポリマーフィルム - Google Patents

ポリマーフィルム

Info

Publication number
JP3219888B2
JP3219888B2 JP02802293A JP2802293A JP3219888B2 JP 3219888 B2 JP3219888 B2 JP 3219888B2 JP 02802293 A JP02802293 A JP 02802293A JP 2802293 A JP2802293 A JP 2802293A JP 3219888 B2 JP3219888 B2 JP 3219888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
layer
film
undercoat layer
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02802293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0619048A (ja
Inventor
ニール ロビンソン ジュリアン
Original Assignee
デュポン テイジン フィルムズ ユー.エス.リミテッド パートナーシップ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デュポン テイジン フィルムズ ユー.エス.リミテッド パートナーシップ filed Critical デュポン テイジン フィルムズ ユー.エス.リミテッド パートナーシップ
Publication of JPH0619048A publication Critical patent/JPH0619048A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3219888B2 publication Critical patent/JP3219888B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/91Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by subbing layers or subbing means
    • G03C1/93Macromolecular substances therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/04Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with macromolecular additives; with layer-forming substances
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/91Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by subbing layers or subbing means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31725Of polyamide
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31786Of polyester [e.g., alkyd, etc.]
    • Y10T428/31797Next to addition polymer from unsaturated monomers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、コートされたポリマーフィル
ム、より詳細には感光性写真乳剤によるコートに適した
コートされたポリマーフィルム、感光性写真フィルム、
及びコートされたポリマーフィルムの製造方法に関す
る。
【0002】写真の分野において、従来の感光性ゼラチ
ン状ハロゲン化銀乳剤のような感光性写真乳剤が、合成
線状ポリエステルのフィルムのような熱可塑性フィルム
基材の表面に容易に接着しないことが公知である。この
分野において、例えば1種以上のポリマー接着促進層で
及び所望により他の接着促進ゼラチン状層でコートする
ことにより、写真乳剤の塗布前に基材の表面を予備処理
することによって写真乳剤とフィルム基材の間の接着を
改良することが一般的である。前記層は当該分野におい
て下塗り層として知られている。そのような下塗り層の
例は、英国特許第1540067 号、1583343 号及び 1583547
号に記載されている。不幸にも、従来の下塗り層は写真
フィルムのすべての工業上の要求に対する解決を与えな
い。公知の下塗り層はフィルム基材に対するある種の感
光性層の接着を十分改良するが、グラフィックアートフ
ィルムに用いられる乳剤層のような他の感光性層にはそ
れほど有効ではない。例えば感光性乳剤に通常用いられ
る多くの異なるタイプの市販入手可能なゼラチン状材料
により、広範囲の感光性乳剤に対し改良された接着を示
す下塗り層の要求がある。従来の下塗り層は乾燥状態よ
りも湿潤状態において効果が低くなる傾向にある。いわ
ゆる湿潤条件において下塗り層の効果を改良する要求が
ある。
【0003】市販入手可能な写真フィルムは通常基材と
感光性層の間に1つ以上の下塗りもしくは中間層を有す
る。写真フィルムの製造方法の有効性の改良は、1つの
下塗り層を用いた際に達成される。
【0004】下塗り層は従来、フィルムの製造が完了し
た後、すなわち「オフライン」にフィルム基材に塗布さ
れ、コートされたフィルムの製造に必要な製造工程の数
を増す結果となる。製造方法の効率を改良する及び簡略
にするため、フィルム製造工程の間、すなわち「インラ
イン」において下塗り層を塗布することのできることが
必要である。
【0005】我々は前記問題の少なくとも1つを克服す
る改良されたコートされたポリマーフィルムおよび改良
された感光性写真フィルムを発明した。
【0006】従って、本発明は、少なくとも1種もしく
はそれ以上の側窒素原子を含む少なくとも1種もしくは
それ以上の繰り返し単位を含むポリマー及び有機酸を含
む下塗り層をその少なくとも一面に有するポリマーフィ
ルム基材を含み、下塗り層中のポリマーに対する有機酸
の重量比が1:0.1 〜20である、コートされたフィルム
を提供する。
【0007】本発明はまた、ポリマー材料の基材層を形
成し、フィルム延伸操作の終了前に、基材の少なくとも
一面に、少なくとも1種もしくはそれ以上の側窒素原子
を含む少なくとも1種もしくはそれ以上の繰り返し単位
を含むポリマー及び有機酸を含み、ポリマーに対する有
機酸の重量比が1:0.1 〜20である下塗り層を塗布する
ことによるコートされたフィルムの製造方法を提供す
る。
【0008】本発明はさらに、コートされたフィルムの
下塗り層に直接もしくは間接的に塗布された感光性写真
乳剤層を含む感光性写真フィルムを提供する。
【0009】本発明に係るコートされたフィルムの製造
に用いられる基材は、好適には自立不透明、もしくは透
明フィルムもしくはシートを形成することのできるあら
ゆるポリマー材料を含む。
【0010】「自立フィルムもしくはシート」とは、支
持ベースが存在しなくても独立に存在できるフィルムも
しくはシートを意味する。
【0011】本発明に係るコートされたフィルムの基材
はあらゆる合成、フィルム形成、ポリマー材料より形成
してよい。好適な熱可塑性、合成材料は、エチレン、プ
ロピレンもしくはブテン−1のような1−オレフィンの
ホモポリマー又はコポリマー、特にポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリカーボネート、及びとりわけ1種以上の
ジカルボン酸もしくはその低級アルキル(6個以下の炭
素原子)ジエステル、例えばテレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸、2,5-、2,6-もしくは2,7-ナフタレンジカ
ルボン酸、琥珀酸、セバシン酸、アジピン酸、アゼライ
ン酸、4,4'−ジフェニルジカルボン酸、ヘキサヒドロテ
レフタル酸もしくは1,2-ビス-p−カルボキシフェノキシ
エタン(所望によりピバル酸のようなモノカルボン酸を
含む)と1種以上のグリコール、特に脂肪族グリコー
ル、例えばエチレングリコール、1,3-プロパンジオー
ル、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール及び
1,4-シクロヘキサンジメタノールとの縮合により得られ
る合成線状ポリエステルを含む。ポリエチレンテレフタ
レートフィルムが好ましく、特に、例えば英国特許第83
8708号に記載されているような、70〜125 ℃の温度にお
いて互いに2つの垂直方向に逐次延伸することにより得
られる2軸延伸された、そして好ましくは150 〜250 ℃
の温度において加熱硬化されたフィルムが好ましい。
【0012】基材はポリアリールエーテルもしくはその
チオ同族体、特にポリアリールエーテルケトン、ポリア
リールエーテルスルホン、ポリアリールエーテルエーテ
ルケトン、ポリアリールエーテルエーテルスルホン、又
はそのコポリマーもしくはチオ同族体を含んでもよい。
これらのポリマーの例は、EP-A-1879 、EP-A-184458及
びUS-A-4008203に開示されている。基材はポリ(アリー
レンスルフィド)、特にポリ−p−フェニレンスルフィ
ド又はそのコポリマーを含んでよい。上記ポリマーのブ
レンドも用いてよい。
【0013】好適な熱硬化性樹脂基材材料は、アクリ
ル、ビニル、ビスマレイミド及び不飽和ポリエステルの
ような付加重合性樹脂、尿素、メラミンもしくはフェノ
ールとの縮合体のようなホルムアルデヒド縮合樹脂、シ
アネート樹脂、官能化ポリエステル、ポリアミド又はポ
リイミドを含む。
【0014】本発明に係るコートされたフィルムの製造
用のポリマーフィルム基材は、未延伸でも1軸延伸され
ていてもよいが、好ましくは機械及び物理特性の十分な
組合せを達成するため、フィルムの面において2つの互
いに垂直な方向に延伸することにより2軸延伸されてい
る。熱可塑性ポリマーチューブを押し出し、急冷し、再
加熱し、次いで内部ガス圧により膨張させ横方向の延伸
を行い、縦方向の延伸を起こす速度で引っ張ることによ
り行われる同時2軸延伸も行ってよい。熱可塑性基材材
料を平坦な押出品として押出、その後これをまず1方向
に延伸し、次いで他の垂直な方向に延伸することによる
テンター法において逐次延伸を行ってよい。通常、まず
縦方向、すなわちフィルム延伸機の進行方向に延伸し、
次いで横方向に延伸することが好ましい。延伸された基
材フィルムは、好ましくは、そのガラス転移温度以上の
温度において寸法拘束下で熱硬化することにより寸法安
定化される。
【0015】基材は好適には、6〜300 、とりわけ10〜
200 、さらには100 〜175 μm の厚さを有する。
【0016】本発明に係るコートされたフィルムの製造
に用いるための不透明な基材は、好ましくは0.75〜1.7
5、特に1.20〜1.50の透過光学密度(Transmission Optic
al Density)(Sakura Densitometer、タイプPDA 65 透
過モード)を有する。基材は、有効量の不透明化剤を合
成ポリマーに混入することにより不透明にされる。しか
し、本発明の好ましい実施態様において、不透明な基材
は、基材が分離した独立気泡を少なくとも一部含む気泡
構造を含むことにより気孔が与えられる。従って、基材
ポリマーに不透明な気孔構造を発生できる物質を有効量
混入することが好ましい。不透明も与える好適な気孔形
成剤は、有機充填剤、粒状の無機充填剤もしくはそのよ
うな充填剤の2種以上の混合物を含む。
【0017】不透明な、気孔を有する基材を発生させる
に適した粒状の無機充填剤は、従来の無機含量及び充填
剤、特に金属もしくはメタロイド酸化物、例えばアルミ
ナ、シリカ及びチタニア、並びにアルカリ金属塩、例え
ばカルシウム及びバリウムの炭酸塩及び硫酸塩を含む。
硫酸バリウムが気孔形成剤としても働く特に好ましい充
填剤である。気孔を形成しない粒状の無機充填剤も基材
に加えてよい。
【0018】好適な気孔形成及び/又は気孔を形成しな
い充填剤は均一であり、本質的に二酸化チタンもしくは
硫酸バリウムのみのような1つの充填剤材料もしくは化
合物からなってよい。又は、充填剤の少なくとも一部は
不均一であってもよく、主要な充填材料が他の改良成分
と会合していてよい。例えば、主要な充填剤粒子を、含
量、石鹸、界面カップリング剤もしくは他の改良剤のよ
うな表面改良剤で処理し、充填剤が基材ポリマーと相溶
する程度を促進もしくは変えてもよい。
【0019】十分な不透明、気孔及び白色度を有する基
材の製造は、充填剤が微粉砕され、その平均粒度が0.1
〜10μm であり、但し粒子の数の99.9%の粒度が30μm
を越えないことが必要である。好ましくは、充填剤は0.
1 〜10μm 、特に好ましくは0.2 〜0.75μm の平均粒度
を有する。粒度が低下するほど表面の光沢を改良する。
【0020】粒度は電子顕微鏡、コウルターカウンター
もしくは沈降分析により測定され、平均粒度は選ばれた
粒度以下の粒子の割合を表す累積分布曲線をプロットす
ることにより決定される。
【0021】本発明に係る不透明な基材層へ混入された
充填剤粒子のいずれも30μm を越える粒度を有しないこ
とが好ましい。そのようなサイズを越える粒子は、当該
分野において公知のふるいかけ法により除去してよい。
しかし、ふるいかけ操作は選ばれたサイズより大きな粒
子をすべて除去することにおいて常に成功するわけでは
ない。従って、実際には、粒子の数の99.9%は30μm を
越えるべきではない。最も好ましくは、粒子の99.9%の
サイズは20μm を越えるべきではない。
【0022】基材ポリマーへの不透明化及び/又は気孔
形成剤の混入は、従来の方法、例えば、ポリマーが得ら
れるモノマー反応体と混合することにより、又はフィル
ムを形成する前に粒子もしくはチップ形状のポリマーと
乾燥混合することにより行われる。
【0023】基材ポリマーに混入される充填剤、特に硫
酸バリウムの量は、望ましくはポリマーの重量を基準と
して5重量%以上、50重量%以下であるべきである。不
透明及び光沢の特に満足なレベルは、充填剤の混入が基
材ポリマーの重量を基準として約8〜30重量%、とりわ
け15〜30重量%である場合に達成される。
【0024】下塗り層の繰り返し単位の側窒素原子と
は、ポリマーの主鎖の一部ではない窒素原子を意味し、
すなわち窒素原子はポリマーの主鎖に結合した側鎖に存
在する。本発明の一実施態様において、繰り返し単位の
側窒素原子に加えて少なくとも1個もしくはそれ以上の
窒素原子が所望によりポリマー主鎖に存在してよい。
【0025】下塗り層ポリマーの繰り返し単位の少なく
とも1つもしくはそれ以上は、好ましくは下式
【化1】 (上式中、Zはアミン、アミド、4級アンモニウム及び
/又はその塩を表し、R1 、R2 及びR3 は同じでも相
異なっていてもよく、水素、ハロゲン、アルキル、ニト
リル、アミン、アミド、4級アンモニウム、ケトン、エ
ーテル、ビニル、及び/又はその塩を表し、Y、Y1
2 及びY3 は所望の中間物質であり、これは同じでも
相異なっていてもよい)の構造を有する。
【0026】所望の中間物質Yは、Zと炭素原子C1
間の原子の結合鎖を与える1個以上の原子を表す。結合
鎖は直接もしくは間接結合であってよく、通常1個以上
の炭素原子(これは例えばアリール環内の炭素原子を含
む)及び/又はヘテロ原子(特に窒素及び/又は酸素原
子)を含む。Yは好ましくは直接結合であり、より好ま
しくは10個以下、特に6個以下、とりわけ1もしくは2
個の炭素原子を有する、所望により置換したアルキレン
基である。本発明の最も好ましい実施態様において、Y
は(CH2)である。
【0027】Zは好ましくはアミン、より好ましくは3
級、さらに好ましくは2級、最も好ましくは1級アミン
及び/又はその塩を表す。本発明の好ましい実施態様に
おいて、Zは塩形状であり、すなわちZはプロトン化さ
れ、ハリドのような好適な負電荷対イオン、例えばクロ
リド、スルフェート、スルフィット、ホスフェート、カ
ルボキシレートもしくはスルホネートアニオンと会合し
ている。
【0028】所望の中間物質Y1 、Y2 及びY3 は、R
1 、R2 及びR3 と原子C1 、C2及びC2 の間に原子
の結合鎖を与える1個以上の原子を表す。結合鎖は直接
もしくは間接結合であってよく、通常1個以上の炭素原
子(これは例えばアリール環内の炭素原子を含む)及び
/又はヘテロ原子(特に窒素及び/又は酸素原子)を含
む。Y1 、Y2 及びY3 は好ましくは直接結合であり、
より好ましくは10個以下、特に6個以下、とりわけ1も
しくは2個の炭素原子を有する、所望により置換したア
ルキレン基である。本発明の最も好ましい実施態様にお
いて、Y1 、Y 2 及びY3 は存在せず、すなわちR1
2 及びR3 はそれぞれ原子C1 、C2及びC2 に直接
結合している。
【0029】R1 、R2 及びR3 は好ましくは水素及び
/又は10個以下、特に6個以下、とりわけ1もしくは2
個の炭素原子を有する、所望により置換したアルキル基
を表す。本発明の最も好ましい実施態様において、
1 、R2 及びR3 はすべて水素である。本発明の他の
実施態様において、R1 、R2 及びR3 の少なくとも1
個はアミンを、より好ましくは3級、特に2級、最も好
ましくは1級アミン及び/又はその塩を表す。
【0030】好適な繰り返し単位はモノアリルアミン及
び/又はN−置換モノアリルアミン、例えばN−2−プ
ロペニル−2−プロペン−1−アミン、N−メチルアリ
ルアミン、N−エチルアリルアミン、N−n−プロピル
アリルアミン、N−イソプロピルアリルアミン、N−n
−ブチルアリルアミン、N−sec−ブチルアリルアミ
ン、N−tert−ブチルアリルアミン、N−iso−
ブチルアリルアミン、N−シクロヘキシルアリルアミン
及びN−ベンジルアリルアミンの重合の間に得られる。
【0031】下塗り層ポリマーは100 モル%まで、好適
には25モル%以上、好ましくは40モル%以上、より好ま
しくは60モル%以上、特に75モル%以上、とりわけ90モ
ル%以上の繰り返し単位を含む。本発明の最も好ましい
実施態様において、ポリマーは上記の繰り返し単位を10
0 モル%含み、特に好適な下塗り層ポリマーはポリアリ
ルアミン及び/又はその塩である。
【0032】下塗り層ポリマーは、上記の繰り返し単位
に加え1種以上のコモノマーを含むコポリマーであって
よい。好適な追加コモノマーは、アクリル酸、メタクリ
ル酸又はアクリル酸もしくはメタクリル酸の誘導体、好
ましくはアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステル、
特にメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エ
チル、ヘプチル、及びn−オクチルのようなアルキルが
10個以下の炭素原子を含むアルキルエステルより選ばれ
る。アルキルアクリレート、例えばエチルアクリレート
もしくはブチルアクリレート、及び/又はアルキルメタ
クリレート、例えばメチルメタクリレートが特に好まし
いコモノマーである。
【0033】下塗り層コモノマーの製造に適した他のコ
モノマーは、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
ハロ置換アクリロニトリル、ハロ置換メタクリロニトリ
ル、ヒドロキシエチルメタクリレート、グリシジルアク
リレート、グリシジルメタクリレート、イタコン酸、無
水イタコン酸、及びイタコン酸の半エステルを含む。
【0034】他の所望のコモノマーは、ビニルアセテー
ト、ビニルクロロアセテート及びビニルベンゾエートの
ようなビニルエステル;ビニルピリジン;塩化ビニル;
塩化ビニリデン;マレイン酸;無水マレイン酸;ブタジ
エン;エチレンイミン;ビニルスルホン酸のようなスル
ホン化モノマー;スチレン及びクロロスチレン、ヒドロ
キシスチレン及びアルキル化スチレンのようなスチレン
の誘導体を含む。
【0035】会合した対イオンを含まない、下塗り層ポ
リマー、すなわち遊離ポリマーの分子量は、広範囲にわ
たってよいが、重量平均分子量は好ましくは1,000,000
未満、より好ましくは5,000 〜200,000 、特に40,000〜
150,000 、とりわけ50,000〜100,000 である。
【0036】有機酸は、好ましくは70〜800 、より好ま
しくは100 〜500 、特に150 〜200の分子量を有する比
較的小さな分子である。有機酸は脂肪族、複素環もしく
は好ましくは芳香族物質を含む。有機酸は二酸であって
よいが、好ましくは一酸である。好適な有機酸はプロピ
オン酸、ブチル酸、クエン酸、安息香酸、フェニル酢
酸、ピバル酸又はマレイン酸を含む。
【0037】有機酸は好ましくは1つの独立したナフタ
レン環、特に1つの独立したベンゼン環を含む。有機酸
は、溶液内で、カルボキシル、リン、ホスホン、又は好
ましくはスルホン基のような酸部分を含む。好適なスル
ホン酸は、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタ
リルスルホン酸、モルホリニウムパラトルエンスルホン
酸及びパラスチレンスルホン酸を含む。特に好ましい有
機酸はパラトルエンスルホン酸であり、これはアンモニ
ウムパラトルエンスルホン酸として下塗り層組成物に加
えてよい。
【0038】下塗り層中に存在する有機酸と下主層ポリ
マーの合わせた量は、下主層の総重量の100 %以下、好
ましくは96%以下、より好ましくは94%以下、特に92%
以下である。下塗り層はまた、好ましくは下主層の重量
の40%以上、より好ましくは50%以上、特に70%以上、
とりわけ80%以上の有機酸と下主層ポリマーの合わせた
量を含む。
【0039】下塗り層中に存在する下塗り層ポリマーに
対する有機酸の重量比は好ましくは1:0.3 〜10、より
好ましくは1:0.4 〜5、特に1:0.5 〜1、とりわけ
約1:0.6 である。有機酸は下塗り層ポリマーと塩もし
くは部分塩を形成すると考えられている。
【0040】下塗り層は、上記下塗り層ポリマーに加え
他のポリマー材料を含んでもよい。すなわち、下塗り層
は下塗り層ポリマーと1種以上の他のポリマー樹脂の混
合物からなっていてもよい。このポリマー樹脂材料は好
ましくは有機樹脂であり、下塗り層ポリマーと共に接着
コーティングを形成するのを促進するあらゆるフィルム
形成ポリマーもしくはオリゴマー物質又はその前駆体で
あってよい。好適なポリマー樹脂は、 (a) 典型的にはメラミンとホルムアルデヒドのアルコキ
シル化縮合生成物、例えばヘキサメトキシメチルメラミ
ン、トリメトキシトリメチロールメラミンホルムアルデ
ヒドである、アミンもしくはアミドとホルムアルデヒド
の相互作用により製造される「アミノプラスト」樹脂 (b) ポリエチレンテレフタレートのようなホモポリマー (c) 特にスルホテレフタル酸及び/又はスルホイソフタ
ル酸のようなジカルボン酸のスルホ誘導体より得られる
コポリエステル (d) 無水マレイン酸もしくはイタコン酸のような1種以
上の不飽和コモノマーとスチレンのコポリマー、特にGB
-A-1540067に記載されているコポリマー (e) アクリル酸及び/又はメタクリル酸及び/又はその
低級アルキル(6個以下の炭素原子)エステルのコポリ
マー、例えばエチルアクリレートとメチルメタクリレー
トのコポリマー、メチルメタクリレート/ブチルアクリ
レート/アクリル酸の典型的には55/27/18%及び36/
24/40%のモル比のコポリマー (f) 特にGB-A-1174328及びGB-A-1134876に記載されてい
るタイプの、スチレン/アクリルアミドのコポリマー (g) 官能化ポリオレフィン、特にマレイン化ポリブタジ
エン (h) ニトロセルロース、エチルセルロース及びヒドロキ
シエチルセルロースのようなセルロース材料 (i) ポリビニルアルコール、及び (j) ポリエチレンイミン を含む。
【0041】本発明の好ましい実施態様において、下塗
り層は架橋剤を含み、この架橋剤は、下塗り層の形成の
間化学反応し、それ自身と下層の表面の間に共有結合を
形成し、架橋を形成し、それにより接着を改良する物質
を意味する。架橋剤は好適には有機材料、好ましくはモ
ノマー及び/又はオリゴマー物質であり、特にモノマー
である。架橋剤の分子量は好ましくは5000未満、より好
ましくは2000未満、特に1000未満、とりわけ250 〜500
である。さらに、架橋剤は好ましくは溶剤浸透に対し保
護を与えるため内部架橋できるべきである。好適な架橋
剤は、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、アミン誘導体、例
えばヘキサメトキシメチルメラミン、及び/又はアミ
ン、例えばメラミン、ジアジン、尿素、環状エチレン尿
素、環状プロピレン尿素、チオ尿素、環状エチレンチオ
尿素、アジリジン、アルキルメラミン、アリールメラミ
ン、ベンゾグアナミン、グアナミン、アルキルグアナミ
ン及びアリールグアナミン、とアルデヒド、例えばホル
ムアルデヒドとの縮合生成物を含む。好ましい架橋剤は
メラミンとホルムアルデヒドの縮合生成物である。この
縮合生成物は所望によりアルコキシル化されていてよ
い。架橋剤の架橋反応を促進するため好ましくは触媒も
用いられる。メラミンホルムアルデヒドの架橋用のこも
ましい触媒は、パラトルエンスルホン酸、塩基との反応
により安定化されたマレイン酸、及びモルホリニウムパ
ラトルエンスルホネートを含む。下塗り層は、下塗り層
の総重量に対し好ましくは0.5 〜70重量%、より好まし
くは4〜50重量%、特に6〜30重量%、とりわけ8〜20
重量%の架橋剤を含む。
【0042】本発明の好ましい実施態様において、下塗
り層はゼラチンもしくはゼラチン状物質を含まない。ゼ
ラチンを含まない下塗り層を用いることにより写真乳剤
層への優れた接着が達成されることが本発明の驚くべき
特徴の1つである。もちろん、その利点を損なうことな
く、比較的少量のゼラチンを上記下塗り層に加えてもよ
い。
【0043】下塗り層の厚さは広範囲に及んでよいが、
好ましくは0.005 〜2.0 μm 、より好ましくは0.0252〜
0.30μm である。両面がコートされたフィルムについ
て、各下塗り層は好ましくは好ましい範囲内のコート厚
さを有する。
【0044】下塗り層厚さに対する基材の比は広範囲に
及んでよいが、下塗り層の厚さは好ましくは基材の0.00
1 %以上10%以下であるべきである。
【0045】下塗り層ポリマーは通常水溶性であるが、
例えば水性分散液もしくはラテックスとしてポリマーフ
ィルム基材に下塗り層組成物を塗布することにより、水
不溶性下塗り層を用いてもよい。
【0046】下塗り層組成物は、延伸フィルムの製造に
おいて行われる延伸操作の前、間もしくは後に塗布して
よい。コーティング組成物は、2軸延伸されたポリエス
テル、特にポリエチレンテレフタレートフィルムのよう
なすでに延伸されたフィルム基材に塗布してよい。下塗
り層組成物は好ましくは2軸延伸操作の2段階(縦及び
横)の間に、すなわちインタードーコーティングにより
フィルム基材に塗布される。そのような延伸及びコーテ
ィングの順序は、好ましくはまず回転ローラー上で縦方
向に延伸し、コートし、次いでテンターオーブン内で横
方向に延伸し、好ましくはその後加熱硬化する、コート
された線状ポリエステルフィルム基材の製造に適してい
る。
【0047】下塗り層組成物は、浸漬コーティング、ビ
ーズコーティング、逆ローラーコーティングもしくはス
ロットコーティングのような従来のコーティング法によ
り有機溶媒中の水性分散液又は溶液としてポリマーフィ
ルム基材に塗布してよい。
【0048】下塗り層組成物がフィルム製造工程後に塗
布される場合、コーティング層を乾燥するためコートさ
れたフィルムを加熱することが通常必要である。コート
されたフィルムが加熱される温度は、ポリマー基材の組
成によってきまる。コートされたポリエステル、特にポ
リエチレンテレフタレート基材は、水性媒体を、又は溶
剤を加えた組成物の場合溶剤を乾燥するため、及びコー
ティングを連続及び均一な層に形成するため、好適には
150 〜240 ℃、好ましくは180 〜220 ℃に加熱される。
対照的に、コートされたポリオレフィン、特にポリプロ
ピレンは好適には85〜95℃において乾燥される。
【0049】感光性写真乳剤層、例えば従来のX線もし
くはグラフィクアートゼラチン状ハロゲン化銀乳剤を、
本発明に係るコートされたフィルムの下塗り層に直接も
しくは間接的に接着してよい。間接的接着は上記下塗り
層と感光性写真乳剤層の間に従来のゼラチン状下塗り層
を挟むことにより行われる。本発明の好ましい実施態様
において、感光性写真乳剤層は本発明に係るコートされ
たフィルムの下塗り層に直接、すなわち中間層を用いな
いで接着される。感光性乳剤層は所望により従来の通常
用いられる添加剤を含んでよい。
【0050】ポリマー基材への下塗り層の付着の前に、
又は下塗り層への感光性写真乳剤層の付着前に、基材及
び下塗り層それぞれのむき出しの表面を、所望により、
表面とその後塗布される層の間の結合を改良するため化
学もしくは物理表面改良処理を行ってよい。ポリオレフ
ィン基材もしくは下塗り層の処理に特に適する、好まし
い処理は、その簡単さ及び有効性のため、そのむき出し
の表面をコロナ放電により達成される高電圧電気応力に
暴露することである。コロナ放電は空気中及び大気圧中
で、好ましくは1〜100kv の電圧において1〜20kwの電
力を有する高周波数、高電圧発生機を用いて従来の装置
で行われる。放電は、好ましくは1.0 〜500m/minの線速
度において放電ステーションで誘電性支持ローラー上に
フィルムを通すことにより達成される。放電電極は移動
フィルム表面から0.1 〜10.0mmに配置されている。得に
基材用の他の方法は、基材ポリマーに溶剤もしくは膨潤
作用を有することが公知の物質で表面を予備処理するこ
とである。ポリエステル基材の処理に特に適するそのよ
うな物質の例は、通常の有機溶媒に溶解したハロゲン化
フェノール、例えばアセトンもしくはメタノール中のp
−クロロ−m−クレゾール、2,4−ジクロロフェノー
ル、2,4,5−もしくは2,4,6−トリクロロフェ
ノール又は4−クロロレゾルシノールの溶液を含む。
【0051】本発明の好ましい実施態様において、基材
のむき出しの表面は、下塗り層の付着の前にコロナ放電
処理のような化学もしくは物理表面改良処理されない。
本発明の他の驚くべき利点は、基材への下塗り層の優
れた接着が基材をコロナ放電処理しないで達成されるこ
とである。
【0052】本発明に係るコートされたフィルムの1つ
以上の層、すなわち基材、下塗りもしくは感光性層は、
ポリマーフィルムの製造において従来用いられるあらゆ
る添加剤を含んでよい。従って、染料、顔料、気孔形成
剤、滑剤、帯電防止剤、抗酸化剤、粘着防止剤、表面活
性剤、スリップ助剤、光沢改良剤、紫外線安定剤、粘度
調節剤及び分散安定剤のような物質を基材及び/又は下
塗り及び/又は感光性層に混入してよい。特に、基材
は、例えばX線フィルム用の青い、灰色もしくは黒い基
材が必要である場合、染料を含んでよい。好ましくは、
染料は、基材層に用いた場合、少量で、通常50〜5000pp
m 、特に500 〜2000ppm で存在すべきである。
【0053】基材及び/又は下塗り層は、小さな粒度の
シリカのような粒状の充填剤を含んでよい。望ましく
は、充填剤は、透明な基材層で用いた場合、基材の重量
の0.5重量%以下、好ましくは0.2 重量%未満の少量で
存在すべきである。好ましくは、充填剤は、下塗り層に
用いた場合、下塗り層の0.05〜5重量%、より好ましく
は0.1 〜1.0 重量%で存在すべきである。
【0054】本発明のコートされた基材は、上記の感光
性層に加えて、下塗り層コートしたフィルム上に他の材
料をコートするもしくは積層することにより種々のタイ
プの複合構造体の形成に用いてよい。例えば、コートさ
れたフィルムをポリエチレンと、又は銅、アルミニウム
及びニッケルのような金属箔と積層し、これを回路板の
形成に用いてよい。前記積層の形成に、真空バッグ積
層、プレス積層、ロール積層又は他の標準積層法を用い
てよい。
【0055】下塗り層への金属層の付着は、従来のメッ
キ法により、例えば好適な液体ビヒクル中の微粉砕した
金属粒子の懸濁液からの付着により、又は好ましくは高
真空の条件に保たれたチャンバー内で下塗り層に金属を
蒸発させる真空付着法により行われる。好適な金属は、
パラジウム、ニッケル、銅(及びその合金、例えば青
銅)、銀、金、コバルト及び亜鉛を含むが、経済性及び
樹脂層への結合の容易さのためアルミニウムが好まし
い。
【0056】メッキは下塗り層のむき出しの表面全体に
又はその選ばれた部分のみに行ってよい。
【0057】製図用フィルムとして用いるに適したフィ
ルムを製造するため下塗り層上にラッカー層を塗布して
よい。ラッカー層は好ましくは1種以上のポリビニルア
ルコール及び/又はポリビニルアセタール樹脂を含む。
ポリビニルアセタール樹脂は、ポリビニルアルコールを
アルデヒドと反応させることにより製造される。工業上
有効なポリビニルアルコールは通常ポリビニルアセテー
トを加水分解することにより製造される。ポリビニルア
ルコールは通常一部加水分解された(15〜30%ポリビニ
ルアセテート基を含む)及び完全に加水分解されたとし
て分類される。両者のタイプのポリビニルアルコール
は、工業上有効なポリビニルアセタール樹脂の製造に用
いられる。アセタール反応の条件及び用いられる特定の
アルデヒド及びポリビニルアルコールの濃度はポリビニ
ルアセタール樹脂内に存在するヒドロキシル基、アセテ
ート基及びアセタール基の比を決定する。ヒドロキシ
ル、アセテート及びアセタール基は通常分子内にランダ
ムに分布する。好適なポリビニルアセタール樹脂は、ポ
リビニルブチラール、好ましくはポリビニルホルマール
を含む。
【0058】ラッカー層は好ましくはさらに、微粉砕し
た粒状材料を含む。ポリマーフィルムを製図材料として
用いる場合、用いられる粒状材料は、鉛筆、クレヨン及
びインクのような筆記用具の圧痕を保つ表面粗さをフィ
ルム表面に与えるべきである。
【0059】微粉砕された粒状材料はシリカ、シリケー
ト、粉砕ガラス、チョーク、タルク、珪藻土、炭酸マグ
ネシウム、酸化亜鉛、ジルコニア、炭酸カルシウム及び
二酸化チタンより選ばれる。微粉砕されたシリカが製図
材料の製造用の好ましい材料であり、必要な透明度を得
るため及びコーティングの粗さ及びマーク耐性を高める
ため少量の他の材料を混入してよい。望ましくは、充填
剤は、ラッカー層に用いる場合、ポリマー材料の50重量
%を越えるべきではなく、その平均粒度は15μm 以下、
好ましくは10μm 未満、特に0.1 〜5μm であるべきで
ある。
【0060】本発明の下塗り層がコートされたフィルム
を他の有機及び/又は水性溶媒ベースインク及びラッカ
ー、例えばプリントインク、アクリルコーティング、セ
ルロースアセテートブチレートラッカー、及びジアジニ
ウムコーティングでコートしてよい。コートされたフィ
ルムを、熱転写プリントのような電気イメージング用途
及び事務グラフィック用途において写真プリントにおけ
るオーバーヘッドプロジェクトフィルムとして用いてよ
い。
【0061】本発明を添付図面を参照して説明する。図
1を参照し、フィルムはその一面(3)に結合した下塗
り層(2)を有するポリマー基材層(1)を含む。図2
のフィルムはさらに、下塗り層(2)の一面(5)に結
合した追加感光性層(4)を含む。
【0062】本発明を以下の例を参考にしてさらに説明
する。以下のテスト方法を用いた。
【0063】(1)グラフィックアートゼラチン接着テスト 以下の成分を含むゼラチン配合物を製造した。 水 684ml 写真グレードゼラチン 102g メタノール 42.5ml Congo red 染料(水2リットル中35g) 170ml サポニン(水135ml 中15g) 15ml 水酸化カリウム(水55ml中45g) 0.35ml
【0064】100gのゼラチン配合物を40℃の水槽内で加
熱し、0.75mlのホルムアルデヒド溶液(50%v/v の約40
%w/v ホルムアルデヒド水溶液)を攪拌しながら加え
た。40℃で30分インキュベーション後、ゼラチン配合物
をNo.7 Meyer Barを用いてフィルム上にコートした。コ
ートしたゼラチン層を室温において約4分間硬化させ、
40℃、30%相対湿度のオーブンに30分間入れた。ゼラチ
ンコートされたフィルムをオーブンから取り出し、室温
において30分間安定化した。下層フィルムに対するゼラ
チン層の接着の強度を、標準斜交平行線接着テープテス
ト=「ドライテスト」を用いて測定した。「ウェット」
テストを行うため、ゼラチンをコートしたフィルムを冷
水に5分間浸し、ゼラチン層にフォークで斜交平行線を
つけ、次いで人指し指で6回こすった。「ドライ」及び
「ウェット」テストの接着強度は共に1〜5のスケール
で評価した。ここで1=すぐれた接着、はゼラチンが剥
がれず、5=弱い接着、はすべてのゼラチンが剥がれ
た。
【0065】(2)X線タイプ写真乳剤接着テスト 標準塩化銀X線タイプ写真乳剤をNo.7 Meyer Barを用い
てフィルム上にコートした。コートしたフィルムを40℃
のオーブン内で30分間乾燥し、室温において30分間安定
化した。「ドライ」及び「ウェット」接着テストを上記
のようにして行った。
【0066】例1 ポリエチレンテレフタレートフィルムを溶融押出し、冷
却した回転ドラム上で注型し、押出方向にその最初の寸
法の約3倍に延伸した。一軸延伸したフィルムに以下の
成分を含む下塗り層組成物をコートした。
【0067】 PAA-HCL-10S 500ml (Nitto Boseki Co Ltd 製のポリアリルヒドロ クロリドの10 w/w%水性分散液) Cymel 350 150ml (Dyno Cyanamid 製のメラミンホルムアルデヒド の10 w/w%水溶液) アンモニウムパラトルエンスルホン酸 750ml (10 w/w%水溶液) Synperonic NP10 70ml (ICI 製のノニルフェノールエトキシレートの 10 w/w%水溶液) 水 2.5 リットルまで
【0068】コートされたフィルムをテンターオーブン
に通し、そこでフィルムを横方向にその最初の寸法の約
3倍に延伸する。この2軸延伸されたコートされたフィ
ルムを従来の方法により約220 ℃の温度で加熱硬化させ
る。コートされたフィルムの最終厚さは100 μm であっ
た。乾燥した下塗り層の厚さは0.11μm であり、コート
重量は1.1mg/dm2 であった。
【0069】コートされたフィルムを前記接着テストで
評価し、グラフィックアートゼラチン及びX線タイプ写
真乳剤の両者について「ドライ」及び「ウェット」テス
トにおけるスコアーは1であり、すなわち優れた接着を
示した。
【0070】例2 これは比較例であり、本発明の例ではない。コーティン
グ段階を省くことを除き、例1の方法を繰り返した。コ
ートされていない二軸延伸されたポリエチレンテレフタ
レートフィルムを上記接着テストにおいて評価し、グラ
フィックアートゼラチン及びX線タイプ写真乳剤の両者
について「ドライ」及び「ウェット」テストにおけるス
コアーは5であり、すなわち弱い接着を示した。
【0071】例3 下塗り層組成物がアンモニウムパラトルエンスルホン酸
を含まないことを除き、例1の方法を繰り返した。コー
トされたフィルムをグラフィックアートゼラチン及びX
線タイプ写真乳剤の両者について「ドライ」及び「ウェ
ット」接着テストで評価し、すべてのケースにおいてス
コアーは4であり、すなわち中程度の接着を示した。
【0072】例4 下塗り層組成物をNo.1 Meyer Barを用いて、フィルム製
造工程の間ではなく2軸延伸されたポリエチレンテレフ
タレートフィルムに塗布することを除き、例1の方法を
繰り返した。コートされたフィルムをオーブン内で180
℃で1分間乾燥した。乾燥した下塗り層の厚さは0.32μ
m であり、コート重量は3.2mg/dm2 であった。
【0073】コートされたフィルムをグラフィックアー
トゼラチン及びX線タイプ写真乳剤の両者について「ド
ライ」及び「ウェット」接着テストで評価し、すべての
ケースにおいてスコアーは1であり、すなわち優れた接
着を示した。
【0074】例5 ポリエチレンテレフタレート基材層が、0.4 μm の平均
粒度を有する微粉砕した粒状硫酸バリウム充填剤をポリ
マーの重量を基準として18重量%含むことを除き、例1
の方法を繰り返した。コートされたフィルムをグラフィ
ックアートゼラチン及びX線タイプ写真乳剤の両者につ
いて「ドライ」及び「ウェット」接着テストで評価し、
すべてのケースにおいてスコアーは1であり、すなわち
優れた接着を示した。
【0075】例6 これは比較例であり、本発明の例ではない。下塗り層組
成物が以下の成分を含むことを除き、例1の方法を繰り
返した。 アクリル樹脂 30ml (メチルメタクリレート/エチルアクリレート/メタクリルアミド 46/46/8 モル%の46 w/w%水性ラテックス) 硝酸アンモニウム 0.15ml (10 w/w%水溶液) Synperonic N 5ml (ICI 製のノニルフェノールの27 w/w%の水溶液) 脱イオン水 1リットルまで
【0076】乾燥した下塗り層の厚さは0.025 μm であ
り、コート重量は0.3mg/dm2 であった。コートされたフ
ィルムをグラフィックアートゼラチン及びX線タイプ写
真乳剤の両者について前記「ドライ」及び「ウェット」
接着テストで評価し、すべてのケースにおいてスコアー
は5であり、すなわち弱い接着を示した。
【0077】上記例は本発明のコートされたフィルム及
び感光製写真フィルムの改良された特性を示している。
【0078】好ましい特徴 上記のように、本発明に係るコートされたフィルムは以
下の好ましい特徴を単独で又は組み合わせて示す。 1.繰り返し単位は下式
【化2】 (上式中、Zはアミン、アミド、4級アンモニウム及び
/又はその塩を表し、R1 、R2 及びR3 は同じでも相
異なっていてもよく、水素、ハロゲン、アルキル、ニト
リル、アミン、アミド、4級アンモニウム、ケトン、エ
ーテル、ビニル、及び/又はその塩を表し、Y、Y1
2 及びY3 は所望の中間物質であり、これは同じでも
相異なっていてもよい)の構造を有する。 2.Yは10個以下の炭素原子を有するアルキレン基を表
す。 3.Zは1級アミン及び/又はその塩を表す。 4.R1 、R2 及びR3 は水素及び/又は10個以下の炭
素原子を有するアルキル基を表す。 5.中間物質Y1 、Y2 及びY3 は存在しない。 6.有機酸は70〜800 の分子量を有する。 7.下塗り層は架橋剤を含む。 8.コートされたフィルムの下塗り層は、感光性写真フ
ィルムを形成するため、その反対面に直接もしくは間接
的に塗布された感光製写真乳剤層を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】基材及び下塗り層を有するコートされたフィル
ムの略図である。
【図2】下塗り層の上に感光性層をさらに含むコートさ
れたフィルムの略図である。
【符号の説明】
1…基材層 2…下塗り層 4…感光性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−169593(JP,A) 特開 平3−259142(JP,A) 特開 昭57−73735(JP,A) 特開 平4−292640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 1/795 B32B 27/00 C08J 7/04 G03C 1/91

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマーフイルム基材からなり、その少
    なくとも一面に下塗り層を有し、この下塗り層は70〜
    800の分子量を有する有機酸および少なくとも1種も
    しくはそれ以上の側窒素原子を含む少なくとも1種もし
    くはそれ以上の繰り返し単位60モル%以上を含むポリ
    マーを含み、下塗り層中のポリマーに対する有機酸の重
    量比が1:0.1〜20であり、そして前記下塗り層の
    上に感光性乳剤層を有し、前記下塗り層はフイルム基材
    とその上の感光性乳剤層との間の接着を改善するのに役
    立ち、さらに前記繰り返し単位は下記式の構造 【化1】 (式中、Zはアミン、アミド、4級アンモニウムを表
    し、および/またはZはプロトン化されかつ負電荷対イオ
    ンと会合しており、対イオンはハリド、ホスフェートお
    よびカルボキシレートよりなる群から選ばれ、R1、R2
    よびR3は同じでも異なつていてもよく、水素、ハロゲ
    ン、アルキル、ニトリル、アミン、アミド、4級アンモ
    ニウム、ケトン、エーテル、ビニルおよび/またはその
    塩を表し、そしてY、Y1、Y2およびY3は同じでも異なつ
    ていてもよく、10個以下の炭素原子を有する任意のア
    ルキレン基である)を有することを特徴とする、感光性
    のコートされたフイルム。
  2. 【請求項2】 ポリマー材料の基材層を形成し、フィル
    ム延伸操作の終了前に、基材の少なくとも一面に、少な
    くとも1種もしくはそれ以上の側窒素原子を含む少なく
    とも1種もしくはそれ以上の繰り返し単位を含むポリマ
    ー及び有機酸を含み、ポリマーに対する有機酸の重量比
    が1:0.1 〜20である下塗り層を塗布することによるコ
    ートされたフィルムの製造方法。
JP02802293A 1992-02-17 1993-02-17 ポリマーフィルム Expired - Fee Related JP3219888B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9203350:5 1992-02-17
GB929203350A GB9203350D0 (en) 1992-02-17 1992-02-17 Polymeric film

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0619048A JPH0619048A (ja) 1994-01-28
JP3219888B2 true JP3219888B2 (ja) 2001-10-15

Family

ID=10710545

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02801693A Expired - Lifetime JP3295161B2 (ja) 1992-02-17 1993-02-17 ポリマーフィルム
JP02802293A Expired - Fee Related JP3219888B2 (ja) 1992-02-17 1993-02-17 ポリマーフィルム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02801693A Expired - Lifetime JP3295161B2 (ja) 1992-02-17 1993-02-17 ポリマーフィルム

Country Status (11)

Country Link
US (2) US5770312A (ja)
EP (2) EP0557045B1 (ja)
JP (2) JP3295161B2 (ja)
KR (2) KR100233631B1 (ja)
CN (2) CN1034697C (ja)
AT (2) ATE187259T1 (ja)
AU (2) AU658474B2 (ja)
CA (2) CA2089604C (ja)
DE (2) DE69327124T2 (ja)
GB (3) GB9203350D0 (ja)
TW (2) TW279169B (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5686180A (en) * 1994-09-29 1997-11-11 Central Products Company Water activated adhesive and paper-plastic tape containing same
EP0908779B1 (en) * 1997-10-08 2002-06-19 Agfa-Gevaert A method for making positive working printing plates from a heat mode sensitive imaging element
US6083663A (en) * 1997-10-08 2000-07-04 Agfa-Gevaert, N.V. Method for making positive working printing plates from a heat mode sensitive image element
US6120979A (en) * 1999-05-06 2000-09-19 Eastman Kodak Company Primer layer for photographic element
KR100407475B1 (ko) * 2002-02-27 2003-11-28 한미필름테크주식회사 디지털 컬러 잉크젯트 프린터 포토 인화지 및 필름의제조방법
US20040101689A1 (en) * 2002-11-26 2004-05-27 Ludovic Valette Hardener composition for epoxy resins
US7189457B2 (en) * 2003-12-12 2007-03-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Use of PET film primed with polyallylamine coatings in laminated glass glazing constructions
US7297407B2 (en) * 2004-09-20 2007-11-20 E. I. Du Pont De Nemours And Company Glass laminates for reduction of sound transmission
US20080053516A1 (en) * 2006-08-30 2008-03-06 Richard Allen Hayes Solar cell modules comprising poly(allyl amine) and poly (vinyl amine)-primed polyester films
US8197928B2 (en) 2006-12-29 2012-06-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Intrusion resistant safety glazings and solar cell modules
US8691372B2 (en) * 2007-02-15 2014-04-08 E I Du Pont De Nemours And Company Articles comprising high melt flow ionomeric compositions
US20080196760A1 (en) * 2007-02-15 2008-08-21 Richard Allen Hayes Articles such as safety laminates and solar cell modules containing high melt flow acid copolymer compositions
US20080280076A1 (en) * 2007-05-11 2008-11-13 Richard Allen Hayes Decorative safety glass
US20080318063A1 (en) * 2007-06-22 2008-12-25 Anderson Jerrel C Glass laminates with improved weatherability
EP2205665B1 (en) * 2007-10-31 2012-10-17 DuPont Teijin Films U.S. Limited Partnership Coated articles
US20090148707A1 (en) * 2007-12-10 2009-06-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Glazing laminates
US20090155576A1 (en) * 2007-12-18 2009-06-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Glass-less glazing laminates
WO2009120824A1 (en) * 2008-03-26 2009-10-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company High performance anti-spall laminate article
CN102047442B (zh) 2008-06-02 2014-05-07 纳幕尔杜邦公司 具有低雾度包封层的太阳能电池模块
US8298659B2 (en) * 2008-09-30 2012-10-30 E I Du Pont De Nemours And Company Polysiloxane coatings doped with aminosilanes
JP5620271B2 (ja) * 2008-10-06 2014-11-05 株式会社クラレ 積層体
JP6076598B2 (ja) 2008-10-31 2017-02-08 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company 低ヘイズ封入材を含む太陽電池モジュール
EP2342241B1 (en) 2008-10-31 2016-08-03 E. I. du Pont de Nemours and Company High clarity laminated articles comprising an ionomer interlayer
US20100154867A1 (en) * 2008-12-19 2010-06-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Mechanically reliable solar cell modules
WO2010077427A1 (en) 2008-12-31 2010-07-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Laminates comprising ionomer interlayers with low haze and high moisture resistance
JP5984241B2 (ja) * 2008-12-31 2016-09-06 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company 低ヘイズ性および高耐湿性を有する封入材シートを含む太陽電池モジュール
JP5650737B2 (ja) * 2009-07-31 2015-01-07 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company 光起電力セル用の架橋性封止材
US8598446B2 (en) 2010-07-30 2013-12-03 E I Du Pont De Nemours And Company Crosslinkable materials for safety laminates
US8609980B2 (en) 2010-07-30 2013-12-17 E I Du Pont De Nemours And Company Cross-linkable ionomeric encapsulants for photovoltaic cells
US20150044456A1 (en) 2012-02-03 2015-02-12 3M Innovative Properties Company Primer compositions for optical films
JP6537973B2 (ja) 2012-12-19 2019-07-03 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company 架橋性酸コポリマー組成物およびガラスラミネートでのその使用
US20150158986A1 (en) 2013-12-06 2015-06-11 E.I. Du Pont De Nemours And Company Polymeric interlayer sheets and light weight laminates produced therefrom
CN105667057B (zh) * 2016-03-31 2018-06-29 马鞍山联洪合成材料有限公司 一种发泡型补强胶片生产装置及其生产工艺
WO2023200613A1 (en) * 2022-04-11 2023-10-19 Intertape Polymer Corp. Repulpable reinforced water-activated tape

Family Cites Families (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2182814A (en) * 1938-12-12 1939-12-12 Du Pont Film Mfg Corp Photographic film
US2448525A (en) * 1946-11-27 1948-09-07 Du Pont Photographic elements bearing a polyvinylpyridine sublayer, a layer containing a soluble boron compound and a silver halide synthetic hydroxyl polymer layer and their preparation
CA463324A (en) * 1946-12-18 1950-02-21 J. Kaszuba Frank Gelatin subbing composition containing ascorbic acid (vitamin c)
US2675316A (en) * 1949-04-14 1954-04-13 Eastman Kodak Co Photographic elements containing mordants
BE553517A (ja) * 1955-12-19
IT577841A (ja) * 1956-09-12
FR1226689A (fr) * 1959-02-27 1960-07-15 Kodak Pathe Procédé pour la préparation de compositions stables de gélatine, produits obtenus et leurs applications
BE611224A (ja) * 1961-12-07
CA1017097A (en) * 1962-11-06 1977-09-06 Imperial Chemical Industries Limited Manufacture of polysulphones
GB1143761A (ja) * 1965-05-06
GB1134876A (en) * 1966-03-29 1968-11-27 Ici Ltd Production of coated film
NL137468C (ja) * 1967-08-03 1900-01-01
FR1602240A (ja) * 1968-12-31 1970-10-26
GB1301661A (ja) * 1969-01-29 1973-01-04
GB1381263A (en) * 1971-01-11 1975-01-22 Agfa Gevaert Polymeric mordanting agents for anionic compounds
GB1540067A (en) * 1975-09-26 1979-02-07 Bexford Ltd Coated film bases
GB1583547A (en) * 1976-08-16 1981-01-28 Bexford Ltd Coated film assemblies
GB1583343A (en) * 1976-08-16 1981-01-28 Bexford Ltd Coated film assemblies
US4181528A (en) * 1977-04-27 1980-01-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Subbing composition comprising treated gelatin-polyester-aziridine material for adhering photographic emulsion to polyester film base
DE2861696D1 (en) * 1977-09-07 1982-04-29 Ici Plc Thermoplastic aromatic polyetherketones, a method for their preparation and their application as electrical insulants
JPS5933899B2 (ja) * 1978-08-31 1984-08-18 富士写真フイルム株式会社 写真感光材料
JPS5856858B2 (ja) * 1978-10-24 1983-12-16 富士写真フイルム株式会社 帯電防止されたハロゲン化銀写真感光材料
DE2941819A1 (de) * 1979-10-16 1981-04-30 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Lichtempfindliches photographisches aufzeichnungsmaterial mit einer gefaerbten schicht
GB2061763B (en) * 1979-10-22 1984-06-06 Fuji Photo Film Co Ltd Plastics film with copolymer barrier layer for use as photographic support
DE2946465A1 (de) * 1979-11-17 1981-06-11 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Neue polymere, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung fotografischer emulsionen sowie fotografische materialien
JPS5941178B2 (ja) * 1979-12-03 1984-10-05 富士写真フイルム株式会社 写真感光材料
JPS5773735A (en) * 1980-10-24 1982-05-08 Fuji Photo Film Co Ltd Photographic sensitive silver halide material
US4350759A (en) * 1981-03-30 1982-09-21 Polaroid Corporation Allyl amine polymeric binders for photographic emulsions
DE3217020A1 (de) * 1982-05-06 1983-11-10 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Photographisches aufzeichnungsmaterial
US4590151A (en) * 1982-11-29 1986-05-20 Eastman Kodak Company Reduction of reticulation in gelatin-containing elements
US4504569A (en) * 1983-08-26 1985-03-12 Eastman Kodak Company Photographic material with a temporary barrier layer comprising a chill-gelable polymer
JPH061349B2 (ja) * 1984-08-07 1994-01-05 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料
US4810624A (en) * 1984-10-19 1989-03-07 E. I. Dupont De Nemours And Company Photographic element with antistatic polymers
ATE47413T1 (de) * 1984-12-05 1989-11-15 Ici Plc Thermoplastische aromatische polyetherketone.
US4689359A (en) * 1985-08-22 1987-08-25 Eastman Kodak Company Composition formed from gelatin and polymer of vinyl monomer having a primary amine addition salt group
JPS62174184A (ja) * 1986-01-29 1987-07-30 Honshu Paper Co Ltd インクジエツト記録用紙
JPS62178949A (ja) * 1986-02-03 1987-08-06 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
DE3782963T2 (de) * 1986-04-21 1993-04-22 Konishiroku Photo Ind Photographisches silberhalogenidmaterial mit antistatischen eigenschaften.
JPS63218942A (ja) * 1987-03-06 1988-09-12 Fuji Photo Film Co Ltd 受像材料および画像形成方法
IT1223479B (it) * 1987-12-16 1990-09-19 Minnesota Mining & Mfg Supporto fotografico antistatico ed elemento sensibile alla luce
JPH0778618B2 (ja) * 1987-12-22 1995-08-23 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真材料
JP2514064B2 (ja) * 1988-02-26 1996-07-10 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料
DE3884201T2 (de) * 1988-09-27 1994-04-21 Agfa Gevaert Nv Substrierter Polyesterfilm-Träger mit russhaltiger Lichthofschutzschicht.
JPH02280506A (ja) * 1989-04-21 1990-11-16 Citizen Watch Co Ltd デジタル制御圧電発振回路
JPH0375740A (ja) * 1989-08-18 1991-03-29 Konica Corp 写真用印画紙支持体
EP0476453A3 (en) * 1990-09-12 1992-09-23 Konica Corporation Plastic film, process for preparing the same and light-sensitive photographic material using the same
GB9112843D0 (en) * 1991-06-14 1991-07-31 Ici Plc Polymeric film

Also Published As

Publication number Publication date
EP0557045B1 (en) 1999-12-01
US5770312A (en) 1998-06-23
KR100232267B1 (ko) 2000-07-01
CN1034696C (zh) 1997-04-23
AU3298493A (en) 1993-08-19
DE69327124T2 (de) 2000-06-21
US5411845A (en) 1995-05-02
JP3295161B2 (ja) 2002-06-24
CA2089604C (en) 2003-04-01
GB9203350D0 (en) 1992-04-01
KR930018319A (ko) 1993-09-21
CN1082723A (zh) 1994-02-23
CN1076529A (zh) 1993-09-22
AU658473B2 (en) 1995-04-13
JPH0619047A (ja) 1994-01-28
GB9303016D0 (en) 1993-03-31
KR100233631B1 (ko) 2000-07-01
EP0557045A1 (en) 1993-08-25
ATE187258T1 (de) 1999-12-15
DE69327122T2 (de) 2000-06-21
DE69327124D1 (de) 2000-01-05
TW239866B (ja) 1995-02-01
CA2089605C (en) 2002-09-17
TW279169B (ja) 1996-06-21
CA2089604A1 (en) 1993-08-18
EP0557046B1 (en) 1999-12-01
ATE187259T1 (de) 1999-12-15
KR930018318A (ko) 1993-09-21
EP0557046A1 (en) 1993-08-25
AU658474B2 (en) 1995-04-13
JPH0619048A (ja) 1994-01-28
DE69327122D1 (de) 2000-01-05
CA2089605A1 (en) 1993-08-18
GB9303019D0 (en) 1993-03-31
CN1034697C (zh) 1997-04-23
AU3298593A (en) 1993-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3219888B2 (ja) ポリマーフィルム
US5690994A (en) Polymetric film
US5571614A (en) Polymeric packaging film coated with a composition comprising a layer mineral and a crosslinked resin
JP3048622B2 (ja) 高分子フィルム
KR100669306B1 (ko) 폴리에스테르 필름
US5667886A (en) Composite sheet having improved adhesive properties and methods of making same
US5466535A (en) Polymeric film
CA1336931C (en) Polyester film
EP0518646A1 (en) Polymeric film
US4135932A (en) Process for preparation of photographic film involving corona treatment of polystyrene containing subbing layers and product
JPH0274335A (ja) ポリマー フィルム
EP0458481B1 (en) Polymeric film

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees