JP3219705U - 油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フライングハンマー工法及び三点式杭打ち機を用いたハンマー工法の双方に適用することができる、油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置を提供する。
【解決手段】油圧ハンマーによって鋼管杭を打撃し、地盤に打ち込む際に発生する騒音を防止するための防音カバー装置であって、打込み時における鋼管杭の地上部分と、油圧ハンマーとの双方を覆う長尺で断面コ字形の形状を有するカバー本体10と、カバー本体10の長手方向開口部11を形成する両端部に長手方向に沿って設けられた1対のガイド部材17,17と、1対のガイド部材17,17に案内されて取り付けられ、カバー本体10の長手方向開口部11を開閉するための長手方向シャッタープレート12と、カバー本体10の頂部に基端部が回動自在に取り付けられ、頂部を開閉するための頂部シャッタープレート13とを備えてなる。
【選択図】図1
【解決手段】油圧ハンマーによって鋼管杭を打撃し、地盤に打ち込む際に発生する騒音を防止するための防音カバー装置であって、打込み時における鋼管杭の地上部分と、油圧ハンマーとの双方を覆う長尺で断面コ字形の形状を有するカバー本体10と、カバー本体10の長手方向開口部11を形成する両端部に長手方向に沿って設けられた1対のガイド部材17,17と、1対のガイド部材17,17に案内されて取り付けられ、カバー本体10の長手方向開口部11を開閉するための長手方向シャッタープレート12と、カバー本体10の頂部に基端部が回動自在に取り付けられ、頂部を開閉するための頂部シャッタープレート13とを備えてなる。
【選択図】図1
Description
この考案は、油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置に関する。
鋼管杭を打設する工法として、油圧ハンマーにより杭を打撃して地盤に打ち込む工法が知られている。油圧ハンマーによる打撃工法には、クローラクレーンをベースマシンとして油圧ハンマーをワイヤーロープによって吊持するフライングハンマー工法と、三点式杭打ち機をベースマシンとして、そのリーダーに油圧ハンマーを搭載する工法がある。
フライングハンマー工法及び三点式杭打ち機を用いたハンマー工法はいずれも、油圧ハンマーによって鋼管杭を打撃することから、大きな騒音が発生する。従来、このような油圧ハンマーによる騒音が周辺に伝わるのを防止するための防音装置が提案され、例えば特許文献1記載のものがある。
しかしながら、同文献1記載の防音装置は、特にフライングハンマー工法用に開発されたものであり、三点式杭打ち機を用いたハンマー工法には適用できない。
この考案は上記のような技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目的を達成するものである。
この考案の目的は、フライングハンマー工法及び三点式杭打ち機を用いたハンマー工法の双方に適用することができる、油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置を提供することにある。
この考案の目的は、フライングハンマー工法及び三点式杭打ち機を用いたハンマー工法の双方に適用することができる、油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置を提供することにある。
この考案は上記課題を達成するために、次のような手段を採用している。
すなわち、この考案は、油圧ハンマーによって鋼管杭を打撃し、地盤に打ち込む際に発生する騒音を防止するための防音カバー装置であって、
打込み時における前記鋼管杭の地上部分と、前記油圧ハンマーとの双方を覆う長尺で断面コ字形の形状を有するカバー本体と、
前記カバー本体の長手方向開口部を形成する両端部に長手方向に沿って設けられた1対のガイド部材と、
前記1対のガイド部材に案内されて取り付けられ、前記カバー本体の長手方向開口部を開閉するための長手方向シャッタープレートと、
前記カバー本体の頂部に基端部が回動自在に取り付けられ、頂部を開閉するための頂部シャッタープレートと
を備えてなることを特徴とする油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置にある。
すなわち、この考案は、油圧ハンマーによって鋼管杭を打撃し、地盤に打ち込む際に発生する騒音を防止するための防音カバー装置であって、
打込み時における前記鋼管杭の地上部分と、前記油圧ハンマーとの双方を覆う長尺で断面コ字形の形状を有するカバー本体と、
前記カバー本体の長手方向開口部を形成する両端部に長手方向に沿って設けられた1対のガイド部材と、
前記1対のガイド部材に案内されて取り付けられ、前記カバー本体の長手方向開口部を開閉するための長手方向シャッタープレートと、
前記カバー本体の頂部に基端部が回動自在に取り付けられ、頂部を開閉するための頂部シャッタープレートと
を備えてなることを特徴とする油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置にある。
より具体的には、前記頂部シャッタープレートには、前記油圧ハンマーを吊持するワイヤーロープを通すためのスリットが形成されている構成を採用することができる。
また、前記カバー本体及び前記長手方向シャッタープレートは、いずれも長手方向に複数に分割されている構成を採用することができる。
この考案によれば、フライングハンマー工法及び三点式杭打ち機を用いたハンマー工法の双方に適用することができて、油圧ハンマーによる打撃時の騒音を防止することができる。
この考案の実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1はこの考案による防音カバー装置の実施形態を示し(a)は正面図、(b)は右側面図、図2は図1(a)のA−A線矢視による平面図、図3は図1(a)のB−B線矢視による断面図、図4は図1(b)のC−C線矢視による断面図である。
防音カバー装置は、長尺で断面コ字形の形状を有するカバー本体10と、カバー本体10の長手方向開口部11を開閉する長手方向シャッタープレート12と、カバー本体10の頂部に取り付けられて、頂部開口部を開閉する頂部シャッタープレート13とを主たる構成部材として備える。これらカバー本体10、長手方向シャッタープレート12及び頂部シャッタープレート13はいずれも鋼材で作られている。
カバー本体10は、実施形態では分割体10a,10b,10cで示すように、杭施工現場までの運搬の便宜のために、長手方向に複数(実施形態では3分割)に分割されている。分割体10a,10b,10cの長さは、例えばそれぞれ6.8m、4.5m及び4.5mである。したがって、カバー本体10の全体長さは、おおよそ16m程度のものとなる。また、カバー本体10は内部に鋼管杭及び油圧ハンマーを収容できる大きさの水平断面を有し、例えば2.9m×2.5mの寸法が採用されている。
カバー本体10を構成する分割体10a,10b,10cは、分割体10cの上端部に分割体10bの下端部が、分割体10bの上端部に分割体10aの下端部がそれぞれ嵌合され、ボルト14により分割体どうしが固定される(図4に分割体10b,10cの嵌合固定状態を示す)。
各分割体10a,10b,10cの内面には、複数の補強バー15,16が長手方向及びそれと直角方向に設けられている(図3に分割体10bの内面を示す)。この補強バー15,16によって区画される凹部には吸音材30が設けられている。また各分割体10a,10b,10cの長手方向開口部11を形成する両端部には、1対のガイド部材17,17が設けられている。このガイド部材17,17に形成された溝に案内されて、長手方向シャッタープレート12が昇降自在に取り付けられる。長手方向シャッタープレート12も、カバー本体10と同様に運搬の便宜のために、長手方向に複数(図示の例では6分割)に分割された分割体12a,12a・・・で構成されている。
頂部シャッタープレート13は、その端部がカバー本体10(分割体10a)の長手方向開口部11と反対側の端部において蝶番18を介して回動可能に取り付けられ、図1(b)に鎖線で示すように、カバー本体10の頂部を開閉することができる。頂部シャッタープレート13は、カバー本体10(分割体10a)の長手方向開口部11側の部分13aと蝶番18側の部分13bの2つの部分に分割され、部分13a,13bは蝶番19で連結されている。したがって、頂部シャッタープレート13を開くと、部分13a,13bが重なり合うようにしてプレート13が折り畳まれる。この頂部シャッタープレート13の開閉は、該シャッタープレート13とカバー本体10との間に設置された図示しない油圧シリンダによってなされる。
頂部シャッタープレート13の部分13aには、カバー本体10の長手方向開口部11側から蝶番19側に向けて延びるスリット20が形成されている。
次に上記防音カバー装置の使用態様について、図5を参照して説明する。この使用態様は、フライングハンマー工法による鋼管杭Pの打設時に防音カバー装置を使用する例である。フライングハンマー工法では、鋼管杭Pの杭頭にこれを打撃する油圧ハンマーHが連結される。油圧ハンマーHは、図示しないクローラクレーンのジブから繰り出されるワイヤーロープRによって吊持される。
防音カバー装置は、次のようにして設置される。カバー本体10は杭施工現場で分割体10a,10b,10cを連結して組み立てられる。組み立てられたカバー本体10は、図示しないクレーンにより吊り下げられ、鋼管杭Pの地上部分及び油圧ハンマーHがカバー本体10の内部に長手方向開口部11を通して取り込まれる。なお、このとき、頂部シャッタープレート13は開いた状態にある。
鋼管杭P及び油圧ハンマーHをカバー本体10で覆った後、カバー本体10が接地され、長手方向シャッタープレート12を構成する複数の分割体12aがガイド部材17,17間に順次取り付けられ下降される。これにより、カバー本体10の長手方向開口部11が閉鎖される。また、頂部シャッタープレート13が閉じられるが、その際油圧ハンマーHを吊持するワイヤーロープRは頂部シャッタープレート13のスリット20に通される。なお、長手方向シャッタープレート12の分割体12aの取付けは、図示しないクレーンに吊り下げた状態でなされる。
以上により、鋼管杭Pの地上部分及び油圧ハンマーHが、長手方向シャッタープレート12及び頂部シャッタープレート13によって完全閉鎖されたカバー本体10によって覆われる。これにより、油圧ハンマーHによる鋼管杭Pの打撃音が閉じ込められ、騒音の発生が防止される。
図6は、上記防音カバー装置の別の使用態様を示している。この使用態様は、三点式杭打ち機を用いたハンマー工法による鋼管杭Pの打設時に防音カバー装置を使用する例である。三点式杭打ち機21は、ベースマシン22の先端にリーダー23を備える。三点式杭打ち機21を用いたハンマー工法では、ワイヤーロープRに吊持された油圧ハンマーHがリーダー23に昇降自在に搭載され、油圧ハンマーHは鋼管杭Pの杭頭に連結される。
この使用態様の場合も、カバー本体10は杭施工現場で分割体を連結して組み立てられるが、長手方向シャッタープレート12は用いられない。また、頂部シャッタープレート13も取り外されるか、又は図1(b)のように開いた状態とされる。組み立てられたカバー本体10は、図示しないクレーンにより吊り下げられ、鋼管杭Pの地上部分及び油圧ハンマーHがカバー本体10の内部に長手方向開口部11を通して取り込まれる。この状態で長手方向開口部11には三点式杭打ち機21のリーダー23が位置し、リーダー23によって開口部11が部分的に閉鎖されている。
この使用態様では、カバー本体10の長手方向開口部11が完全に閉鎖されることにはならず、また頂部開口部も開いているので、油圧ハンマーHによる鋼管杭Pの打撃音が閉じ込められることにはならないが、騒音は緩和される。以上のように、この考案の防音カバー装置は、フライングハンマー工法及び三点式杭打ち機を用いたハンマー工法の双方に適用することができる。
上記実施形態は例示にすぎず、この考案は種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施形態ではカバー本体や長手方向シャッタープレートを複数に分割したが、移送・運搬等の問題が生じなければ、分割しなくともよい。また、分割するにあたってもその数は適宜であってよい。
10:カバー本体
11:長手方向開口部
12:長手方向シャッタープレート
13:頂部シャッタープレート
17:ガイド部材
18:蝶番
19:蝶番
20:スリット
21:三点式杭打ち機
23:リーダー
H:油圧ハンマー
P:鋼管杭
R:ワイヤーロープ
11:長手方向開口部
12:長手方向シャッタープレート
13:頂部シャッタープレート
17:ガイド部材
18:蝶番
19:蝶番
20:スリット
21:三点式杭打ち機
23:リーダー
H:油圧ハンマー
P:鋼管杭
R:ワイヤーロープ
Claims (3)
- 油圧ハンマーによって鋼管杭を打撃し、地盤に打ち込む際に発生する騒音を防止するための防音カバー装置であって、
打込み時における前記鋼管杭の地上部分と、前記油圧ハンマーとの双方を覆う長尺で断面コ字形の形状を有するカバー本体と、
前記カバー本体の長手方向開口部を形成する両端部に長手方向に沿って設けられた1対のガイド部材と、
前記1対のガイド部材に案内されて取り付けられ、前記カバー本体の長手方向開口部を開閉するための長手方向シャッタープレートと、
前記カバー本体の頂部に基端部が回動自在に取り付けられ、頂部を開閉するための頂部シャッタープレートと
を備えてなることを特徴とする油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置。 - 前記頂部シャッタープレートには、前記油圧ハンマーを吊持するワイヤーロープを通すためのスリットが形成されていることを特徴とする請求項1記載の油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置。
- 前記カバー本体及び前記長手方向シャッタープレートは、いずれも長手方向に複数に分割されていることを特徴とする請求項1又は2記載の油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置。
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JP2018004232U JP3219705U (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 油圧ハンマーによる杭打ち時の防音カバー装置 |
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