JP3219385U - トラクタ耕耘爪の脱着アタッチメント - Google Patents
トラクタ耕耘爪の脱着アタッチメント Download PDFInfo
- Publication number
- JP3219385U JP3219385U JP2018003893U JP2018003893U JP3219385U JP 3219385 U JP3219385 U JP 3219385U JP 2018003893 U JP2018003893 U JP 2018003893U JP 2018003893 U JP2018003893 U JP 2018003893U JP 3219385 U JP3219385 U JP 3219385U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- attachment
- output socket
- socket
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Agricultural Machines (AREA)
Abstract
【課題】構造がシンプルで、狭所でも作業性がよく安全なトラクタ耕耘爪の脱着アタッチメントを提供する。
【解決手段】アタッチメント1は、電動式又はエア式回転工具に装着して使用する、トラクタ耕耘爪脱着用アタッチメントであって、六角穿穴を設けた出力ソケット11と該出力ソケットを嵌め合って自在継手機構を形成する出力ソケット嵌合部12とからなる出力部10と、電動式又はエア式回転工具を装着する嵌穴を備える入力ソケット22と、電動式又はエア式回転工具の回転を出力部に伝える延伸棒21と、ハンドル23とからなる入力部20とを備え、出力部の出力ソケット嵌合部の嵌穴に入力部の延伸棒の先端を挿入して連結固定し、かつ、さらに、出力ソケットと出力ソケット嵌合部とが嵌め合う位置に、出力ソケットの底部を支持しかつ軸方向の変位を吸収する圧縮コイルバネを備える。
【選択図】図1
【解決手段】アタッチメント1は、電動式又はエア式回転工具に装着して使用する、トラクタ耕耘爪脱着用アタッチメントであって、六角穿穴を設けた出力ソケット11と該出力ソケットを嵌め合って自在継手機構を形成する出力ソケット嵌合部12とからなる出力部10と、電動式又はエア式回転工具を装着する嵌穴を備える入力ソケット22と、電動式又はエア式回転工具の回転を出力部に伝える延伸棒21と、ハンドル23とからなる入力部20とを備え、出力部の出力ソケット嵌合部の嵌穴に入力部の延伸棒の先端を挿入して連結固定し、かつ、さらに、出力ソケットと出力ソケット嵌合部とが嵌め合う位置に、出力ソケットの底部を支持しかつ軸方向の変位を吸収する圧縮コイルバネを備える。
【選択図】図1
Description
本考案は、トラクタ耕耘爪の脱着アタッチメント、特に電動式又はエア式回転工具に装着して使用するアタッチメントに関する。
一般に、農作業機は、図5(a)に示すとおり、トラクタTの後部に連結される機体と、この機体に回転可能に設けられ回転しながら耕耘作業をする耕耘体と、この耕耘体の後方で整地作業をする整地体とを備え、トラクタの走行により進行方向である前方に向かって圃場上を移動しながら耕耘整地作業等をするものである。また、図5(b)に示すとおり、耕耘体は、機体に回転可能に設けられた回転軸Jと、この回転軸Jの外周面に複数の耕耘爪Nを有している。より詳細には、図5(c)に示すとおり、回転軸Jの外周面に複数のフランジFが突設され、複数の耕耘爪Nは各フランジFに脱着可能に取り付けられている。
前述の耕耘体の回転軸Jから耕耘爪Nをレンチを使用した手作業で交換するとなると、作業者にとっては長時間の重労働となる。
電動工具を使用して作業するためのアタッチメントとして、電動工具の装着部に着脱自在に装着穴部をもつ出力装着部を備えてなる構造のアタッチメントが下記特許文献において提案されている。しかしながら、特許文献1に係る構造の場合、電動工具の装着部の回転軸線と同一軸線上の入力装着部の装着軸部の回転軸線と上記出力装着部の装着穴部の回転軸線とを前者の構造にあっては固定角度に変向自在、特許文献2に係る構造にあっては、任意角度に変向自在とする構造を備えているものの、電動工具の形状及び作業位置の狭さ等の作業条件によっては、装着軸部の回転軸線と装着穴部の回転軸線との変向角度の自由度が小さく、用途に制約を受ける。
また、出力装着部が着脱自在であることから、作業中に該出力装着部が飛散することが少なくなく、作業に支障をきたすのみならず、安全を確保できないという問題がある。さらに、該出力装着部を飛散しないようにするため、手を添えると火傷をする可能性もある。
さらに、特許文献3に係る構造にあっては、電動式回転工具の装着部に着脱自在に装着可能な装着軸部をもつ入力装着部及びドライバービット等の工具を着脱自在に装着可能な装着穴部をもつ出力装着部を備えてなり、上記入力装着部及び出力装着部の間に交差変向機構をもつ中間伝達部を設けると共に上記入力装着部に上記装着軸部の回転軸線を固定又は変向可能な自在継手機構を設け、前述特許文献1及び2の問題点を解決するとともに、さらにハンドルを設けることで、出力装着部の飛散の防止と火傷の防止を図ることができるとしている。
ところが、特許文献3の構造は複雑で製造にコストがかかり、トラクタの耕耘爪を交換するスペースで作業するには構造体が大きく作業性に問題が残る。
本考案は、このような問題に鑑み、構造がシンプルで、狭所でも作業性がよく安全なトラクタ耕耘爪の脱着アタッチメントを提供することを目的とする。なお、トラクタ耕耘爪の脱着アタッチメントを、以下、単に「アタッチメント」という。
上記問題を解決するために、本考案のアタッチメントは、電動式又はエア式回転工具に装着して使用する、トラクタ耕耘爪脱着用アタッチメントであって、六角穿穴を設けた出力ソケットと該出力ソケットを嵌め合って自在継手機構を形成する出力ソケット嵌合部とからなる出力部と、電動式又はエア式回転工具を装着する嵌穴を備える入力ソケットと、電動式又はエア式回転工具の回転を出力部に伝える延伸棒と、ハンドルとからなる入力部とを備え、出力部の出力ソケット嵌合部の嵌穴に入力部の延伸棒の先端を挿入して連結固定し、かつ、さらに、出力ソケットと出力ソケット嵌合部とが嵌め合う位置に、出力ソケットの底部を支持しかつ軸方向の変位を吸収する圧縮コイルバネを備えることを特徴とする。
本考案に係るアタッチメントは、出力ソケットの回転軸線を固定又は変向可能な自在継手機構を設けているので、電動式又はエア式回転工具からの回転を自在継手機構により任意角度に変向することができ、作業位置の狭さ等の作業条件により生ずる制約を回避して迅速に作業を進めることができ、作業効率を高めることができる。また、本考案に係るアタッチメントは、出力部と入力部が固定されているので、出力部が飛散するおそれがなく、安全に作業を行うことができる。
また、本考案に係るアタッチメントは、ハンドルを備えているので、作業中の火傷を防止する効果がある。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。各図において、同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。また、図面は、本考案を理解するために誇張して表現している場合もあり、必ずしも縮尺どおり精緻に表したものではないことに留意されたい。なお、本考案は下記に示される実施例に限られるものではない。
実施例1を図面を参照して詳細に説明する。
まず、アタッチメント1の全体構成を説明する。図1は、本考案に係るアタッチメント1の正面図である。図1に示すとおり、概して、アタッチメント1は出力部10と入力部20とからなる。出力部10は、出力ソケット11とソケット嵌合部とからなる。入力部20は、延伸棒21と入力ソケット22とハンドル23とからなる。出力部10の出力ソケット嵌合部12の嵌穴に入力部20の延伸棒21の先端を挿入して連結固定される。連結固定は、ピンやねじで固定してもよいし、溶接で固定してもよい。なお、出力部10及び入力部20のいずれも鉄等金属で作られるとよい。
図2を参照する。図2は、本考案に係るアタッチメント1の出力部10を示す図であり、(a)は、出力ソケット11が変向自在であることを示す図であり、(b)は出力部10の断面図であり、(c)は、図1に係るアタッチメント1の平面図である。前述したとおり、出力部10は、出力ソケット11とソケット嵌合部12とからなる。なお、出力ソケット11とソケット嵌合部12とが連結して自在継手機構を形成する。
ここで、自在継手は一対の回転軸を連結し、回転軸間の角度を変化させることができるようになっているもので、ユニバーサルジョイントとも呼ばれる。自在継手の多くは、回転軸に固定された一対の二股ヨークを含み、二股ヨークはスパイダーまたは十字継手によって連結され、互いに独立した軸を中心として回転する。
図2(a)において、出力ソケット11を符号11a、11b(点線で示す)として示しているように、出力ソケット11は、自在継手機構により変向自在である。
図2(b)に示すとおり、出力ソケット11と出力ソケット嵌合部12とが連結して自在継手機構を形成するが、出力ソケット11は、継手部111でソケット嵌合部12に揺動・摺動自在に嵌合している。なお、本考案の実施例において十字継手が用いられているが、限定されない。また、出力ソケット嵌合部12が出力ソケット11の継手部111の底部を受ける位置に、軸方向の変位を吸収する圧縮コイルバネSを配設している。出力ソケット嵌合部12とは、
図2(c)に示すとおり、出力ソケット11は上面に六角ボルトを嵌め合わせる六角穿穴110を備える。
ここで、自在継手は一対の回転軸を連結し、回転軸間の角度を変化させることができるようになっているもので、ユニバーサルジョイントとも呼ばれる。自在継手の多くは、回転軸に固定された一対の二股ヨークを含み、二股ヨークはスパイダーまたは十字継手によって連結され、互いに独立した軸を中心として回転する。
図2(a)において、出力ソケット11を符号11a、11b(点線で示す)として示しているように、出力ソケット11は、自在継手機構により変向自在である。
図2(b)に示すとおり、出力ソケット11と出力ソケット嵌合部12とが連結して自在継手機構を形成するが、出力ソケット11は、継手部111でソケット嵌合部12に揺動・摺動自在に嵌合している。なお、本考案の実施例において十字継手が用いられているが、限定されない。また、出力ソケット嵌合部12が出力ソケット11の継手部111の底部を受ける位置に、軸方向の変位を吸収する圧縮コイルバネSを配設している。出力ソケット嵌合部12とは、
図2(c)に示すとおり、出力ソケット11は上面に六角ボルトを嵌め合わせる六角穿穴110を備える。
図3を参照する。図3は、本考案に係るアタッチメント1の入力部20を示す断面図である。入力部20は、延伸棒21と入力ソケット22とハンドル23とからなる。
入力ソケット22は、インパクトドライバD等の電動式又はエア式回転工具の工具を装着する嵌穴220を備え、インパクトドライバD等の回転を延伸棒21に伝え、さらに出力部10に伝え、出力ソケット11を回転させる。
ハンドル23は円筒部材で、図3に示すように、ハンドル23の内壁と延伸棒21との間にベアリング230を配置してもよいし、ハンドル23の両端開口に軸受部を介して延伸棒21を貫通させてもよい。
入力ソケット22は、インパクトドライバD等の電動式又はエア式回転工具の工具を装着する嵌穴220を備え、インパクトドライバD等の回転を延伸棒21に伝え、さらに出力部10に伝え、出力ソケット11を回転させる。
ハンドル23は円筒部材で、図3に示すように、ハンドル23の内壁と延伸棒21との間にベアリング230を配置してもよいし、ハンドル23の両端開口に軸受部を介して延伸棒21を貫通させてもよい。
図4を参照する。図4は、ボルトBにアタッチメント1の出力ソケット11を取り付けて、耕耘爪Nを脱着する様子を示す図である。作業の様子を説明する。まず、トラクタTの耕耘爪が取り付けられた六角ボルトBに出力ソケット11の六角嵌穴110を挿入し、インパクトドライブDを駆動させると、延伸棒21を介し、出力ソケット11が回転する。インパクトドライブDの正逆により、ボルトBの装着又は脱離を迅速かつ安全に行うことが可能となる。
以上、本考案に係るアタッチメントにおける好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本考案の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本考案に係るアタッチメントは、トラクタ耕耘爪の脱着用のみならず、六角ボルトの交換や脱着に電動式又はエア式回転工具を使用する場合の、狭所における脱着アタッチメントとして広く利用することができる。
1 アタッチメント
10 出力部
11 出力ソケット
110 六角穿穴
111 継手部
12 出力ソケット嵌合部
20 入力部
21 延伸棒
22 入力ソケット
220 穿穴
23 ハンドル
S 圧縮コイルバネ
N 耕耘爪
B ボルト
D インパクトドライバ
10 出力部
11 出力ソケット
110 六角穿穴
111 継手部
12 出力ソケット嵌合部
20 入力部
21 延伸棒
22 入力ソケット
220 穿穴
23 ハンドル
S 圧縮コイルバネ
N 耕耘爪
B ボルト
D インパクトドライバ
Claims (1)
- 電動式又はエア式回転工具に装着して使用する、トラクタ耕耘爪脱着用アタッチメントであって、
六角穿穴を設けた出力ソケットと該出力ソケットを嵌め合って自在継手機構を形成する出力ソケット嵌合部とからなる出力部と、
前記電動式又はエア式回転工具を装着する嵌穴を備える入力ソケットと、前記電動式又はエア式回転工具の回転を前記出力部に伝える延伸棒と、ハンドルとからなる入力部と、を備え、
前記出力部の前記出力ソケット嵌合部の嵌穴に前記入力部の前記延伸棒の先端を挿入して連結固定し、かつ、前記出力ソケットと前記出力ソケット嵌合部とが嵌め合う位置に、前記出力ソケットの底部を支持しかつ軸方向の変位を吸収する圧縮コイルバネを備えることを特徴とするトラクタ耕耘爪脱着用アタッチメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003893U JP3219385U (ja) | 2018-10-09 | 2018-10-09 | トラクタ耕耘爪の脱着アタッチメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003893U JP3219385U (ja) | 2018-10-09 | 2018-10-09 | トラクタ耕耘爪の脱着アタッチメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3219385U true JP3219385U (ja) | 2018-12-20 |
Family
ID=64668618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018003893U Active JP3219385U (ja) | 2018-10-09 | 2018-10-09 | トラクタ耕耘爪の脱着アタッチメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3219385U (ja) |
-
2018
- 2018-10-09 JP JP2018003893U patent/JP3219385U/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210222738A1 (en) | Connection device for agricultural machine | |
JP3219385U (ja) | トラクタ耕耘爪の脱着アタッチメント | |
JP2004202665A (ja) | 工具保持装置 | |
JP6863813B2 (ja) | アタッチメントおよび締付工具 | |
JP2014147361A (ja) | 携帯型作業機 | |
EP2916639B1 (en) | Counter-rotating cultivation device | |
JP2007097443A (ja) | 歩行型耕耘装置 | |
JP5752963B2 (ja) | ロータリ耕耘装置 | |
JP5111187B2 (ja) | 農作業機 | |
JP4191587B2 (ja) | 耕耘爪取付装置 | |
JP6161963B2 (ja) | 農作業機 | |
JP5094160B2 (ja) | 農作業機 | |
JP3668431B2 (ja) | 農作業機 | |
JPS6325376Y2 (ja) | ||
JPH069878U (ja) | 手動回転工具 | |
JP7094214B2 (ja) | 歩行型作業機 | |
JP4845788B2 (ja) | ロータリ耕耘装置 | |
JP7177493B2 (ja) | カバー装置及び作業機 | |
JP2005253310A (ja) | 耕耘装置 | |
JP4532325B2 (ja) | 折り畳み農作業機 | |
JP2006025664A (ja) | トラクタの作業機連結装置 | |
JP4701527B2 (ja) | トラクタの作業機連結装置 | |
JP4168166B2 (ja) | 刈払機用連結装置 | |
JP2005058086A (ja) | 耕耘用アタッチメント及び耕耘装置 | |
JP6320168B2 (ja) | 農作業機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20181015 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3219385 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |