JP3218717U - 画材収納容器 - Google Patents

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康晴 宮野
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Abstract

【課題】弾性紐状体が用いられる画材収納容器における弾性紐状体の取付け容易性、脱落防止性及び取付け構造の耐久性に優れる、簡単な構成の画材収納容器を提供する。【解決手段】蓋部14の被せられた容器本体部12に弾性紐状体18を巻回することで蓋部14の脱落を防止する構成を有する画材収納容器10において、係止部16は、弾性紐状体18の伸長方向に並設され、容器本体部の底面から外方に突出した第1と第2の一対の突起部を有し、各突起部は、巻回された弾性紐状体18を挟んだそれぞれ反対側の位置で容器本体部の底面から外方に立ち上がる立ち上がり部と、立ち上がり部の上端から巻回された弾性紐状体18を越えてそれぞれ伸長する天板部と、天板部の伸長方向の端部から底面方向にそれぞれ屈曲し、先端が弾性紐状体18の通過可能な距離だけ底面から離反した位置に在る爪部と、を有し、第1と第2の突起部の互いに対向する面は、巻回された弾性紐状体18の伸長方向に対して傾斜した面を構成している。【選択図】図1

Description

本考案は、クレヨン等の画材を収納する画材収納容器に関する。
クレヨンやパステル等の画材を収納する画材収納容器は、複数本の画材を並べて収納するトレー状の容器本体部に蓋部を開閉可能に被せる構成になっている。これを使用する際に蓋部の開閉の容易性、及び閉塞した状態での蓋部の脱落防止のために、蓋部を被せた容器本体部に弾性紐状体を巻回して、容易に蓋部が外れないように構成されている。
この状況において、上記弾性紐状体が容易に容器本体部から外れないようにすることが望ましい。図8は、引用文献1に開示されている画材収納容器50に係り、容器本体部52の平面図を示す。画材収納容器50は、容器本体部52の2箇所の特定の収納部52aに凹陥部52bが形成され、その凹陥部52bに貫通孔52cが形成されている。
弾性紐(弾性紐状体)54の両端には凹陥部52bに嵌合するフック56が取り付けられ、フック56及び弾性紐54は、貫通孔52cを通過できる大きさになっている。凹陥部52bにフック56が嵌合すると、このフック56の外側面と他の収納部52aの外側面の高さは同じになるように構成されている。弾性紐54は、凹陥部52bに嵌合したフック56により容器本体部52に係止されている。これにより弾性紐54によって、蓋部をしっかり止めておくことに加え、弾性紐54が容易に外れないようになっている。
図9は、特許文献2に開示されている画材収納容器60に係り、容器本体部62の底面の斜視図を示す。画材収納容器60は、容器本体部62の底面に環状の弾性紐状体66を係止する支持構造部(係止部)68が3箇所に形成されている。支持構造部(係止部)68は、第1の保持部70、第2の保持部72及び第3の保持部74を有する。第1の保持部70で弾性体(弾性紐状体)66が保持される。
環状の弾性体(弾性紐状体)66を支持構造部68に取り付ける場合、弾性体(弾性紐状体)66を第3の保持部74で一旦係止させ、第2の保持部72を経由して第1の保持部70に移動させる。弾性体(弾性紐状体)66を取り外す場合は、逆の手順を行えば良い。これにより、蓋部64をしっかり止めておくことに加え、弾性体(弾性紐状体)66が容易に外れないようになっている。
特開2016−60518号公報 特許第5087340号公報
特許文献1の画材収納容器50は、長年の使用によりフック56と弾性紐54が分離する恐れや、更に、フック56と凹陥部52bとの嵌合が甘くなり、フック56が外れてしまう恐れがある。
また、特許文献2の画材収納容器60は、弾性体(弾性紐状体)66の支持構造部68へ取り付けは比較的容易に行うことができるが、取り付け後に弾性体(弾性紐状体)66に、第1の保持部70から第3の保持部74の方向へ横移動する力が加えられ、第2の保持部72の突起部の下を弾性体(弾性紐状体)66が通過する状況になった場合には、弾性体(弾性紐状体)66が支持構造部68から外れる恐れがある。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓋部の脱落防止のために弾性紐状体が用いられる画材収納容器における弾性紐状体の取付け容易性、脱落防止性及び取付け構造の耐久性に優れる、簡単な構成の画材収納容器を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の画材収納容器は、
画材が収納される容器本体部と、該容器本体部に被せられる蓋部と、前記容器本体部に前記蓋部を被せた状態で、該容器本体部及び蓋部に外側から巻回されて前記蓋部の脱落を防止する環状で伸縮可能な弾性紐状体と、前記容器本体部の底面に設けられ前記巻回された伸縮可能な弾性紐状体が係止される係止部と、を有する画材収納容器において、
前記係止部は、前記巻回された弾性紐状体の伸長方向に並設され、前記容器本体部の底面から外方に突出した第1と第2の一対の突起部を有し、前記各突起部は、前記巻回された弾性紐状体を挟んだそれぞれ反対側の位置で前記容器本体部の底面から外方に立ち上がる立ち上がり部と、該各立ち上がり部の上端から前記巻回された前記弾性紐状体を越えて伸長する天板部と、該各天板部の前記伸長方向の端部から前記底面方向に屈曲し、先端が前記弾性紐状体の通過可能な距離だけ前記底面から離反した位置に在る爪部と、を有し、前記第1と第2の突起部の互いに対向する面は、前記巻回された弾性紐状体の伸長方向に対して傾斜した面を構成し、且つ少なくとも前記弾性紐状体が通過可能な間隔だけ離反していることを特徴とする。
この構成によれば、弾性紐状体の係止部への取り付けは、第1の突起部と第2の突起部の対向する面間、すなわち、巻回された弾性紐状体の伸長方向に対して傾斜している隙間に対し、巻回されている弾性紐状体をその傾斜に合わせて角度付けして押し下げ、その状態から元の弾性紐状体の伸長方向に角度を戻す動作をすることで、弾性紐状体は上記爪部の先端の下を通り、保持位置に収まる。すなわち、弾性紐状体は、立ち上がり部と天板部と爪部の内側面に囲まれた状態で収まり、容易には外れない状態となる。
例えば、環状の弾性紐状体を係止部、すなわち一対の突起部に保持されている上記の状態からそのまま弾性紐状体の巻き回し方向と直交する方向(横方向)に引張り動作をしても、必ずどちらかの立ち上がり部に引っ掛かる。すなわち、弾性紐状体を斜めに傾斜させない限り、弾性紐状体は係止部から外れることはない。
したがって、弾性紐状体が何か他の物に引っ掛かって横方向に移動したとしても係止部から外れることはなく、両手を使って傾斜(斜めに角度付け)させない限り弾性紐状体を係止部から外すことはできない。したがって、使用する子供が偶然にそのような取り外しの手順を踏むことはないので、環状の弾性紐状体は係止部に取り付けられた後、係止部から不意に外れることが確実に防止され、蓋部が開いてクレヨン等がこぼれ落ちる恐れはない。
請求項2に記載の画材収納容器は、請求項1に記載の画材収納容器において、
前記第1と第2の突起部の前記爪部は、前記先端が角のない丸みを帯びた形状の案内部として形成されたことを特徴とする。
この構成により、弾性紐状体を突起部に取り付ける場合、上述のように巻回された弾性紐状体を、爪部の下側を通す動作を行うが、爪部の先端の案内部の存在により、この弾性紐状体の取り付けを円滑に行うことができる。
請求項3に記載の画材収納容器は、請求項1又は2に記載の画材収納容器において、
前記係止部は、前記容器本体部の底面の前記巻回された弾性紐状体の伸長方向の両端部近傍及び略中央部の3箇所に設けられたことを特徴とする。
この構成により、弾性紐状体は伸長方向の3箇所で係止されるので、弾性紐状体は係止部に取り付けられた後、係止部から外れることがより確実に防止され、蓋部が開いてクレヨン等がこぼれ落ちる恐れはない。
請求項4に記載の画材収納容器は、請求項1〜3の何れか1項に記載の画材収納容器において、
前記第1と第2の突起部の前記天板部及び爪部が対向する前記容器本体部の底面には、開口部が形成されたことを特徴とする。
この構成により、容器本体部に係止部を形成する場合、一対の突起部の天板部及び爪部が対向する容器本体部の底面に開口部が形成されているので、一つの成形型を用いて容器本体部と係止部を同時に一体形成することが可能となる。したがって、本発明の構成に係る画材収納容器の製造容易化が図られる。
本考案の画材収納容器によれば、蓋部の被せられた容器本体部に弾性紐状体を巻回することで蓋部の脱落を防止する構成を有する画材収納容器において、弾性紐状体の係止動作の容易性を維持しつつ、係止状態の維持を確実に行うことが可能となっている。また、簡単な構造であり、耐久性にも優れている。
本考案の画材収納容器に係り、容器本体部の底面の斜視図である。 本考案の画材収納容器の係止部の斜視図である。ただし、容器本体部の底面側から見た図である。 本考案の画材収納容器の係止部の斜視図である。ただし、容器本体部の収納面側から見た図である。 本考案の画材収納容器の係止部の平面図である。ただし、容器本体部の底面側から見た図である。 本考案の画材収納容器の係止部の平面図である。ただし、容器本体部の収納面側から見た図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 特許文献1の画材収納容器に係り、容器本体部の平面図である。 特許文献2の画材収納容器の支持構造部(係止部)の斜視図である。ただし、容器本体部の底面側から見た図である。
図1は、本考案の画材収納容器10に係り、容器本体部12の底面13の斜視図である。16本のパステルがそれぞれ収納部12aに収納可能な容器本体部12に蓋部14が被せられている。環状で伸縮可能な弾性紐状体(ゴム紐、ゴム輪等)18が係止部16で係止(保持)され、収容本体部12と蓋部14を巻回している。蓋部14は、この環状の弾性紐状体18の緊張力で固定されている。係止部16は、容器本体部12の底面13の長手方向の両端部近傍と略中央部の合計3箇所に形成されている。
図2、図3は、係止部16の斜視図である。ただし、図2は、容器本体部12の底面側から、図3は、容器本体部12の収納面側から見た図である。図4は、図2の係止部を容器本体部の底面側から見た平面図、図5は、図3の係止部を収納面側から見た平面図である。図6は、図4のA−A断面図、図7は、図4のB−B断面図である。
係止部16は、巻回された弾性紐状体18の伸長方向に並設され、容器本体部12の底面13から外方に突出した一対の突起部、すなわち、第1の突起部20と第2の突起部30を有する。
第1の突起部20及び第2の突起部30は、容器本体部12の底面13の巻回された弾性紐状体18を挟んだそれぞれ反対側の位置で外方に立ち上がる第1の立ち上がり部22及び第2の立ち上がり部32を有する。そして、第1の立ち上がり部22及び第2の立ち上がり部32の上端から巻回された弾性紐状体18を越えてそれぞれ伸長する第1の天板部24及び第2の天板部34を有する。更に、この第1の天板部24及び第2の天板部34の伸長方向の端部から容器本体部12の底面13方向にそれぞれ屈曲し、先端が弾性紐状体18の通過可能な距離だけ底面13から離反した位置に在る第1の爪部26及び第2の爪部36を有する。
すなわち、本実施の形態の画材収納容器10の係止部16は、第1の突起部20と第2の突起部30を有し、弾性紐状体18の伸長方向に直交する方向において、第1の突起部20の立ち上がり部22及び第1の爪部26と、第2の突起部30の第2の立ち上がり部32及び第2の爪部36は、互いに逆の位置関係を有する。
第1の突起部20と第2の突起部30の互いに対向する面は、巻回された弾性紐状体18の伸長方向に対して略45度傾斜した面を構成し、且つ少なくとも弾性紐状体18が通過可能な間隔Lだけ離反している。
上記の互いに対向する面は、第1の立ち上がり部22、第1の天板部24及び第1の爪部26と、第2の立ち上がり部32、第2の天板部34及び第2の爪部36との対向する面であり、この面は環状の弾性紐状体18の伸長方向に対して略45°の角度を有する。且つ、それらの対向する面間の間隔Lは、少なくとも環状の弾性紐状体18が通過可能となっている。本実施の形態では、この隙間の空間を案内空間40と定義している。
第1の突起部20の第1の天板部24と第1の爪部26、及び第2の突起部30の第2の天板部34と第2の爪部36が対向する容器本体部12の底面13には、開口部42が形成されている。開口部42の形状は、第1の立ち上がり部22の弾性紐状体18の伸長方向の基部の長さを底辺とする第1の略台形と、第2の立ち上がり部32の弾性紐状体18の伸長方向の基部の長さを底辺とする第2の略台形とを、台形の上辺と底辺を逆にして合わせた形状になっており、開口縁部42a〜42hを形成している。
環状の弾性紐状体18は、第1の立ち上がり部22、第1の天板部24、第1の爪部26の内側面に囲まれた空間、及び第2の立ち上がり部32、第2の天板部34、第1の爪部36の内側面に囲まれた空間に収容(保持)され、容易には外れない状態となる。本実施の形態では、この空間を保持空間48と定義している。
図4、図5の平面図において、第1の突起部20の第1の爪部26と開口縁部42bとの間、及び第2の突起部30の第2の爪部36と開口縁部42fとの間は、環状紐状体18の第1の突起部20と第2の突起部30による係止を解除するための空間を形成している。本実施の形態では、これらの空間を第1の離脱空間28、第2の離脱空間38と定義している。
なお、本実施の形態では、開口部42を底面13に形成したが、開口部42が底面13に形成されていなくとも、弾性紐状体18を係止部16に係止することは可能である。この開口部42は、一つの成形型で、容器本体部12と係止部16を同時に一体形成することを可能とするために主として設けられている。この開口部42により、画材収納容器10の製造容易化が図られる。
また、第1の爪部26及び第2の爪部36において、それぞれの先端は角のない丸みを帯びた形状の案内部44、46として形成されている。案内部44は、第1の突起部20と第2の突起部30の互いに対向する面側に、それぞれの爪部の角部を平面に削って構成され、その平面は爪部の突起方向に対して略45度の角度を為すものになっている。これにより、弾性紐状体18を案内部44に沿って角度付けし、保持空間48へ誘導し易くなっている。
更に、第1の爪部26及び第2の爪部36において、案内部44が形成された面側と反対側の面の角部は、丸め加工がそれぞれ施されている。弾性紐状体18を突起部の爪部26、36の下をくぐらせて略45度回転させ、弾性紐状体18を案内空間40の下部に位置させる場合に、爪部26、36に施された丸め加工部46により弾性紐状体18の爪部26、46への無用な引っ掛かりが無くなり、弾性紐状体18の係止部16からの取り外しを行うことがスムーズになる。
環状の弾性紐状体18を係止部16に取り付けるには、まず弾性紐状体18を、第1の突起部20と第2の突起部30の間の案内空間40に位置させるため略45度角度付けする。そして、案内空間40内で、弾性紐状体18を容器本体部12の底面13に押し下げる。次いで、弾性紐状体18を、並設された第1の突起部20と第2の突起部30の中間点を中心として上記の角度付けした角度を戻す動作を行う。このようにして、弾性紐状体18を、第1の爪部26と開口縁部42bとの間、及び第2の爪部36と開口縁部42fとの間、すなわち、第1の離脱空間28及び第2の離脱空間38を通して、保持空間48に位置させることができる。
環状の弾性紐状体18を係止部16から取り外すには、保持空間48内で弾性紐状体18を容器本体部12の底面側に押し下げ、第1の爪部26の先端及び第2の爪部36の先端の下側に位置させる。そして、弾性紐状体18を、並設された第1の突起部20と第2の突起部30の中間点を中心として略45度回転させ(角度付けし)、第1の爪部26と開口縁部42bとの間、及び第2の爪部36と開口縁部42fとの間、すなわち、第1の離脱空間28及び第2の離脱空間38を通して弾性紐状体18を保持空間48から離脱させる。そして、弾性紐状体18を、第1の突起部20と第2の突起部30の間の案内空間40から引き上げる。
弾性紐状体18が係止部16に係止され、保持空間48に位置していれば、弾性紐状体18は巻回方向と直交する方向(横方向)に移動させても、必ずどちらかの突起部の立ち上がり部にぶつかり、係止部16から外れることはない。
すなわち、弾性紐状体を係止部16から外すためには、必ず弾性紐状体18を45度傾斜させる(角度付けする)ことが必要である。したがって、使用する子供が偶然にそのような取り外しの手順を踏むことはないので、環状の弾性紐状体18は係止部16に取り付けられた後、係止部16から外れることが確実に防止される。
本実施の形態の画材収納容器10によれば、容器本体部12と蓋部14に巻回された環状の弾性紐状体18は、立ち上がり部と爪部の位置関係が、弾性紐状体18の伸長方向に直交する方向において互いに逆である2つの突起部20、30を有する係止部16に係止(保持)される。更に、弾性紐状体18を係止部16に取り付け・取り外す場合は、第1の突起部20と第2の突起部30の対向する面による作られる案内空間40を通過させるために、弾性紐状体18を角度付けすることが必要である。
したがって、正しい手順を踏めば弾性紐状体18を容易に係止部16に取り付け及び取り外すことができる一方、弾性紐状体18が係止部16に取り付けられた状態では、使用する子供が偶然に取り外しの手順を踏むことはないので、弾性紐状体18は係止部16から容易に外れることが確実に防止され、蓋部14が開いてクレヨン等の画材がこぼれ落ちる恐れはない。すなわち、弾性紐状体18の係止動作の容易性を維持しつつ、係止状態の維持を確実に行うことが可能となっている。また、簡単な構造であり、耐久性にも優れている。
容器本体部12に設けられた3つの係止部16は、何れも同じ寸法、構造であり、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリエチレン・ポリアセタール、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂等の合成樹脂材料で容器本体部12と成形型にて一体に製作される。蓋部14も同じ材料で製作される。
なお、本件考案は、上記実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、本件考案の要旨の範囲内で種々変更が可能である。例えば、第1の突起部20と第2の突起部30の互いに対向する面は、弾性紐状体18の伸長方向に対して略45度傾斜している例を示したが、45度に限らない。また、本体収容部12は、パステル等が16本収納できるものを示したが、16本に限らない。
10、50、60 画材収納容器
12、52、62 容器本体部
13 底面
14、64 蓋部
16 係止部
18、66 環状の弾性紐状体
20 第1の突起部
22 第1の立ち上がり部
24 第1の天板部
26 第1の爪部
28 第1の離脱空間
30 第2の突起部
32 第2の立ち上がり部
34 第2の天板部
36 第2の爪部
38 第2の離脱空間
40 案内空間
42 開口部
42a〜42h 開口縁部
44、46 案内部
48 保持空間
52b 凹陥部
52c 貫通孔
54 弾性紐
56 フック
68 支持構造部
70 第1の保持部
72 第2の保持部
74 第3の保持部
L 第1の突起部と第2の突起部の間隔

Claims (4)

  1. 画材が収納される容器本体部と、
    該容器本体部に被せられる蓋部と、
    前記容器本体部に前記蓋部を被せた状態で、該容器本体部及び蓋部に外側から巻回されて前記蓋部の脱落を防止する環状で伸縮可能な弾性紐状体と、
    前記容器本体部の底面に設けられ前記巻回された弾性紐状体が係止される係止部と、を有する画材収納容器において、
    前記係止部は、
    前記巻回された弾性紐状体の伸長方向に並設され、前記容器本体部の底面から外方に突出した第1と第2の一対の突起部を有し、
    前記各突起部は、
    前記巻回された弾性紐状体を挟んだそれぞれ反対側の位置で前記容器本体部の底面から外方に立ち上がる立ち上がり部と、
    該各立ち上がり部の上端から前記巻回された前記弾性紐状体を越えて伸長する天板部と、
    該各天板部の前記伸長方向の端部から前記底面方向に屈曲し、先端が前記弾性紐状体の通過可能な距離だけ前記底面から離反した位置に在る爪部と、を有し、
    前記第1と第2の突起部の互いに対向する面は、前記巻回された弾性紐状体の伸長方向に対して傾斜した面を構成し、且つ少なくとも前記弾性紐状体が通過可能な間隔だけ離反していることを特徴とする画材収納容器。
  2. 前記第1と第2の突起部の前記爪部は、
    前記先端が角のない丸みを帯びた形状の案内部として形成されたことを特徴とする請求項1に記載の画材収納容器。
  3. 前記係止部は、
    前記容器本体部の底面の前記巻回された弾性紐状体の伸長方向の両端部近傍及び略中央部の3箇所に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画材収納容器。
  4. 前記第1と第2の突起部の前記天板部及び爪部が対向する前記容器本体部の底面には、開口部が形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画材収納容器。
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