JP3180260U - 包装用容器 - Google Patents

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和憲 馬場
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Abstract

【課題】輪ゴム等の線状部材やテープ等の帯状部材の係止位置が安定する包装用容器を提供する。
【解決手段】蓋部2と、該蓋部2によって閉塞され得る本体部1と、蓋部2と本体部1を連結するヒンジ部3と、を備える容器であって、ヒンジ部に線状部材又は帯状部材を係止する第一凹部31が設けられる。
【選択図】図2

Description

本考案は、包装用容器に関する。より詳しくは、線状部材等の係止のための構造を有する包装用容器に関する。
従来から、食料品や加工食品等の販売などに際し、合成樹脂からなる包装用容器が用いらている。この包装用容器については、容器の開口部分を閉じるための蓋を容器の所定の位置へ固定させるために、ホチキスやテープ、又は輪ゴム等が用いられる。特に、輪ゴムは包装用容器への着脱が容易である。
輪ゴムの使用は、蓋の固定を簡便に行うことができる反面、包装用容器を持ち運ぶ間に輪ゴムが所定の位置から移動して、輪ゴムによって固定されていた蓋が、包装用容器から外れてしまう場合があった。
そこで、例えば、特許文献1には、「輪ゴムの嵌入状態を維持できると共に輪ゴムを嵌脱自在としてなる輪ゴム嵌入部を形成した底壁部を有する容器本体と、蓋体とからなり、前記輪ゴム嵌入部に嵌入した輪ゴムによって上記蓋体を上記容器本体に止着可能としたことを特徴とする輪ゴム止着容器」が開示されている。この輪ゴム止着容器では、容器本体に輪ゴムを係止するための輪ゴム嵌入部を設けることによって、輪ゴムの止着位置からの移動が防止される。
また、特許文献2には、「一方の面を開口部とした有底筒状の箱本体と、同箱本体の開口部に被せられる蓋体とからなる食品収納容器において、上記蓋体にゴム紐などの環状弾性体の脱落を防止する係止部を設け、同係止部に上記環状弾性体を係止させて上記蓋体を上記本体に固定することを特徴とする食品収納容器」が開示されている。この食品収納容器では、蓋体の方にゴム紐等の環状弾性体の係止部を設けることで、環状係止体の容器からの脱落を防止している。
上記の特許文献1と2に開示されている容器は、各々、「蓋」と、食品等を収容する「本体」とが別体として構成されているが、蓋と本体とがヒンジを介して連結された包装用容器も従来より用いられてきた。また、例えば、特許文献3に開示されているフードパックのように、合成樹脂のシート材を資材とした、本体と蓋とが一体成形された包装用容器も一般的である。
実開平7−11557号公報 特開平11−43164号公報 特開平10−264952号公報
本体と蓋とがヒンジを介して連結された包装用容器の場合、上述した蓋と本体とが別体として構成されている包装用容器と同様に、本体の開口部分が蓋で閉塞された状態を保持するために、輪ゴムなどの部材が用いられる。このため、本体と蓋とが連結された包装用容器においても、輪ゴム等の係止位置の安定が求められている。特に、本体と蓋とが一体成形された包装用容器では、ヒンジ部分の成形時の形状に戻ろうとする復元力によって、蓋が本体の開口部分から外れ易い。そこで、本考案は、輪ゴム等の線状部材やテープ等の帯状部材の係止位置が安定する包装用容器を提供することを主な目的とする。
すなわち本考案は、蓋部と、該蓋部によって閉塞され得る本体部と、前記蓋部と前記本体部を連結するヒンジ部と、を備える容器であって、前記ヒンジ部に線状部材又は帯状部材を係止する第一凹部が設けられた包装用容器を提供する。
前記蓋部の天面と前記本体部の底面の少なくとも一方の、前記ヒンジ部側と前記ヒンジ部側と対向する側の両方に、前記第一凹部に係止された前記線状部材又は前記帯状部材が係止され得る第二凹部が設けられていてもよい。
また、前記天面又は前記底面の一方に凹状の第一嵌合部を有し、他方に凸状の第二嵌合部を有してなり、前記本体部が前記蓋部で閉塞された状態において前記包装用容器を積み重ねた時、前記第二嵌合部が前記第一嵌合部に嵌入されるように構成された容器であって、前記第一嵌合部の周囲の山部に前記第二凹部が少なくとも一対設けられていてもよい。
さらに、前記蓋部及び前記本体部は、各々フランジを有し、該フランジの前記ヒンジ部と対向する位置に切欠き部が設けられていてもよく、前記第一凹部は、前記ヒンジ部の軸方向の中央に位置し、前記第一凹部及び前記第二凹部が、上面視において一直線上に位置するよう構成されていてもよい。
本考案によって、輪ゴム等の線状部材やテープ等の帯状部材の係止のための凹部を備えた包装用容器が提供される。
本考案の第一実施形態に係る包装用容器Aの構成を示す模式図である。図1Aは上面図を示し、図1Bは側面図を示す。 包装用容器Aの斜視図である。 図1に示すP−P線の矢視断面図である。 図1に示すP−P線の矢視断面図であり、包装用容器Aが積み重ねられた状態を示す。 本考案の第二実施形態に係る包装用容器Aの構成を示す模式図である。図5Aは上面図を示し、図5Bは側面図を示す。 包装用容器Aの斜視図である。 図5に示すQ−Q線の矢視断面図である。 図5に示すQ−Q線の矢視断面図であり、包装用容器Aが積み重ねられた状態を示す。
以下、本考案を実施するための好適な形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本考案の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本考案の範囲が狭く解釈されることはない。
1.本考案の第一実施形態に係る包装用容器
本考案の第一実施形態に係る包装用容器について、図1〜4を参照して説明する。
(1)包装用容器の構成
図1は、符号Aで示す包装用容器の模式図である。図1Aは、包装用容器Aの外面側から見た上面図であり、図1Bは、図1Aに示す矢印の方向に見た側面図である。図1A及び図1Bに示すように、包装用容器Aは、本体部1と、蓋部2と、本体部1と蓋部2とを連結するヒンジ部3とを備える。蓋部2は、図1Bの矢印に示す方向に、ヒンジ部3を折れ線として、折り合わされることによって、本体部1の開口部13を閉塞することができる。
本体部1と蓋部2は、各々、フランジ11,21を有し、各々のフランジ11,21のヒンジ部3と対向する位置には、切欠き部111,211が設けられている。また、ヒンジ部3には、線状部材又は帯状部材を係止する第一凹部31が設けられている。第一凹部31は、ヒンジ部3の他の部分に対し陥凹している。第一凹部31における線状部材又は帯状部材の係止については、後述する。
本考案に係る包装用容器においては、本体部1の底面12と、蓋部2の天面22の、いずれか一方に凹状の第一嵌合部を有し、他方に凸状の第二嵌合部を有していることが好ましい。本実施形態に係る包装用容器Aでは、本体部1の底面12に凹状の第一嵌合部41を有し、蓋部2の天面22に凸状の第二嵌合部51を有している例を示す。
包装用容器Aにおいて、本体部1の底面12の第一嵌合部41に相当する部分は、包装用容器Aの内側の方向に陥凹している(図1B参照。)。また、底面12において、第一嵌合部41の周囲は、山部121として構成されている。
第一嵌合部41の、本体部1の底面12の面積に占める割合や、陥凹の深さは、包装用容器A内に食品などの収容に必要な空間が確保され、かつ後述する包装用容器Aの積み重ねにおいて、第二嵌合部51と嵌合可能となるように構成されていればよく、特に限定されない。
本体部1の底面12においては、一対の第二凹部411,411が設けられている。第二凹部411,411は、山部121の陥凹した部分である。この第二凹部411,411のうち、一方は、山部121のヒンジ部3側に設けられ、もう一方は、ヒンジ部3側と対向する側に設けられている。
第二凹部411,411は、一部が底面12の外周端123と連通し、他の一部が第一嵌合部41と連通している。このため、後述する線状部材を包装用容器Aの外周に定着させた状態であっても、線状部材は、第一嵌合部41と、第一嵌合部41と連通する第二凹部411,411に嵌入して、山部121より突出しない。従って、線状部材を包装用容器Aの外周に定着させた状態であっても、包装用容器のAの卓上などへの接触面が平坦となり、包装用容器のAを置いた状態が安定する。
なお、第二凹部411,411は、後述する第二嵌合部51の、蓋部2の天面22に対する高さよりも深く陥凹していればよく、第一嵌合部41より浅く形成されていても深く形成されていてもよい。好ましくは、第一嵌合部41と第二凹部411,411の陥凹の深さは同一である。第一嵌合部41と第二凹部411,411の陥凹の深さを同一とすることによって、第二凹部411,411に嵌入した線状部材が第一嵌合部41にも嵌入し、底面12における線状部材の定着が安定する。
第二凹部411,411は、図1Aに示すように、ヒンジ部3に平行な本体部1の中央軸(C−C線)を挟んで、両側に各々一箇所以上設けられていればよい。また、後述する理由により、第二凹部411,411は、上面視において、第一凹部31と共に、一直線上に位置することが好ましい(図1A参照。)。
第一実施形態に係る包装用容器Aにおいては、上述した第一嵌合部41と嵌合可能な第二嵌合部51が、蓋部2に形成されている。蓋部2の天面22の第二嵌合部51に相当する部分は、包装用容器Aの外部の方向へ突出している。また、天面22において、第二嵌合部51の周囲は、裾部222として構成されている。第二嵌合部51の蓋部2の天面22の面積に対する割合や、突出の高さは特に限定されず、上記の第一嵌合部41と嵌合可能な大きさに第二嵌合部51が構成されていればよい。
上述した包装用容器Aの材質は、例えば、合成樹脂が好適である。また、合成樹脂と他の材質の部材との複合体であってもよい。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂等の各種熱可塑性樹脂などが挙げられる。
包装用容器Aの成形は、例えば、真空成形や圧空成形等の公知の手法によって行うことができる。包装用容器Aを、複合材料で形成する場合は、例えば、複数種の合成樹脂を積層したり、合成樹脂からなるシートと紙等の合成樹脂以外の材質からなるシートを組み合わせた材料を用いてもよい。なお、包装用容器Aの各構成である、本体部1、蓋部2及びヒンジ部3は、一体成形されたものであってもよく、また、本体部1、蓋部2及びヒンジ部3が、各々別体として成形され、本体部1と蓋部2とがヒンジ部3に連結された構成であってもよい。
なお、図1に示す包装用容器Aは、本体部1、蓋部2共に上面視略矩形であるが、本実施形態の包装用容器Aの形状は、上面視略正方形、多角形又は円形等とすることもでき、特に限定されない。また、包装用容器Aにおいては、補強等のために、本体部1の底面12や蓋部2の天面22等に凹凸(図示せず。)が形成されていてもよい。また、蓋部2には、通気するための空気穴(図示せず。)が設けられていてもよい。これは、後述する第二実施形態でも同様である。
(2)線状部材又は帯状部材の係止
次に、包装用容器Aにおける、線状部材又は帯状部材の係止について図2及び図3を参照して説明する。
図2は包装用容器Aの斜視図であり、包装用容器Aは、ヒンジ部3が折れ曲がって、蓋部2が本体部1に折り合わされた状態であり、本体部1が蓋部2によって閉塞された状態である。また、図2に示す包装用容器Aには、本体部1と蓋部2とが折り合わされた状態を維持するために、線状部材Bが、包装用容器Aの外周に掛けられている。
包装用容器Aの外周に掛けられる線状部材又は帯状部材は、本体部1と蓋部2とが折り合わせられた状態を保つために用いられる。線状部材としては、例えば輪ゴムや紐などが挙げられ、帯状部材としては、例えばテープやリボンなどが挙げられる。線状部材又は帯状部材の材質は、特に限定されないが、包装用容器Aへの定着性を高めるために、弾性を有する材質のものが好ましい。なお、図2では、一例として、線状部材Bを用いた場合を示している。これは、後述する第二実施形態でも同様である。
線状部材Bは、ヒンジ部3と交差するように、包装用容器Aの外面に位置する。この時、線状部材Bの一部は、ヒンジ部3に設けられた第一凹部31内に嵌入した状態となる。そのため、線状部材Bにヒンジ部3の軸方向(矢印参照。)への外力が加えられても、線状部材Bは、一部が第一凹部31に係止され、ヒンジ部3の軸方向への移動が妨げられる。その結果、線状部材Bが包装用容器Aから外れてしまうことが防止される。
ヒンジ部3に設けられる第一凹部31の大きさは、線状部材B(又は帯状部材)の幅や厚みに応じて決めることができ、特に限定されない。また、第一凹部31は、ヒンジ部3のいずれの位置に設けられていても、線状部材Bの一部が第一凹部31内に嵌入することによって、線状部材Bの係止の機能を果たす。しかし、線状部材Bは、包装用容器Aの上面視において中心を通るように包装用容器Aに掛けられている方が、包装用容器Aへ均一な力が加わり、本体部1と蓋部2とが折り合わされた容器の閉塞状態の保持に、より効果を奏する。このため、第一凹部31は、ヒンジ部3の軸方向の中央に位置することが好ましい。
図3は、本体部1と蓋部2とが折り合せられ、包装用容器Aに線状部材Bが掛けられた状態における、図1のP−P線の矢視断面図である(図1において、線状部材Bは不図示。)。包装用容器Aの外周に掛けられた線状部材Bは、ヒンジ部3の第一凹部31とフランジの切欠き部111,211に接し、包装用容器Aの外面を一周している。また、本体部1の底面12の山部121に設けられた第二凹部411,411内にも線状部材Bの一部が嵌入する。このように、包装用容器Aにおいては、線状部材Bが複数箇所で係止されるため、ヒンジ部3の軸方向への外力に対し、線状部材Bの包装用容器Aへの係止がより安定する。第二凹部411,411は、ヒンジ部3の軸方向の中心に位置する線状部材Bに対応して、第一凹部31と共に、周線上に設けられていることが好ましい。なお、前述した第二嵌合部51においても、線状部材Bの係止位置を安定させるための溝や凹部などが、線状部材Bに対応する位置に設けられていてもよい。
(3)包装用容器の積み重ね
図4は、図3に示す包装用容器Aが積み重ねられた状態を示す。図4を参照しながら、包装用容器Aの積み重ねについて説明する。図4に示すように、包装用容器Aは、本体部1が蓋部2で閉塞され、線状部材Bが掛けられた状態において、第一嵌合部41へ第二嵌合部51が嵌入することによって、複数を積み重ねることが可能である。第一嵌合部41へ第二嵌合部51が嵌入することで、包装用容器Aが互いに係り止まるため、上側の包装用容器Aが下側の包装用容器Aの天面22から滑り落ちてしまうことが防止される。
図4に示すように、線状部材Bは、本体部1の底面12において、第一嵌合部41と第二凹部411,411に嵌入し、山部121より包装用容器Aの外側へ突出しない。このため、線状部材Bを包装用容器Aに掛けた状態で、包装用容器A同士を積み重ねても、本体部1の山部121は、蓋部2の裾部222と接し、第一嵌合部41へ第二嵌合部51を嵌め込むことが可能となる。従って、第一嵌合部41と第二嵌合部51による複数の包装用容器Aの嵌め合せが安定し、包装用容器Aを積み重ねた状態が安定する。
本考案に係る包装用容器Aにおいては、ヒンジ部3に第一凹部31が設けられることによって、線状部材Bが所定の位置から移動し難い。このため、線状部材Bが包装用容器Aから外れてしまうことが防止され、包装用容器Aにおける蓋部2による本体部1の開口部13の閉塞が保たれる。ヒンジ部3は、本体部1と蓋部2とを折り合せる際、折れ曲がる部分であるため、ヒンジ部3の強度の低下や白化を懸念し、ヒンジ部3に複雑な形状を成形するという発想がなかった。しかし、本考案に係る包装用容器Aでは、ヒンジ部3が折れ曲がることによって生じる湾曲面に第一凹部31がに設けられることによって、線状部材Bが湾曲部分であっても定着し、線状部材Bの包装用容器Aからの脱落が防止される。
また、第一凹部31に加え、線状部材Bと包装用容器Aとの接触位置に、第二凹部411,411や切欠き部111,211が設けられることによって、線状部材Bの包装用容器Aへの係着がより安定する。このため、本考案に係る包装用容器Aは、例えば、消費者が購入したものを包装用容器Aに入れて持ち運ぶ際、包装用容器Aの蓋部2が開いてしまうことが防止され、好適である。また、線状部材Bが掛けられた包装用容器Aを店頭にて販売する場合など、線状部材Bが掛けられた状態であっても、包装用容器Aを積み重ねて陳列しておくことができる。
2.本考案の第二実施形態に係る包装用容器
本考案の第二実施形態に係る包装用容器について、図5〜8を参照して説明する。
(1)包装用容器の構成
図5は、符号Aで示す包装用容器の模式図である。図5Aは、包装用容器Aの外面側から見た上面図であり、図5Bは、図5Aに示す矢印の方向に見た側面図である。包装用容器Aにおいて、第一凹部32、第一嵌合部42、第二嵌合部52以外の構成については、第一実施形態と同一である。第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、重複する部分の説明は省略する。
図5に示す包装用容器Aのヒンジ部3に設けられる第一凹部32は、第一実施形態に係る包装用容器Aと異なり、開口部分として構成されている。第一凹部32については、後述する。
また、包装用容器Aにおいて、凹状の第一嵌合部42は、蓋部2の天面22に設けられ、それに合わせて、第一嵌合部42の周囲は山部221として構成されている。また、山部221には、第二凹部421,421が一対設けられている。一方、凸状の第二嵌合部52は、本体部1の底面12に設けられ、第二嵌合部52の周囲は、裾部122として構成されている。また、第二嵌合部52は、底面12に凸条として形成されている。第二嵌合部52は、第一実施形態に示す略四角柱状には限定されず、第一嵌合部42と嵌合可能な形状であれば、特に限定されない。
(2)線状部材又は帯状部材の係止
次に、包装用容器Aにおける、線状部材又は帯状部材の係止について図6及び図7を参照して説明する。
図6は、包装用容器Aの斜視図であり、包装用容器Aは、ヒンジ部3が折り曲げられ、蓋部2が本体部1と折り合わされた状態である。また、包装用容器Aには、線状部材Bが包装用容器Aの外周に掛けられている。
包装用容器Aのヒンジ部3に設けられた第一凹部32は、開口部分として構成されている。このため、図6に示すように、蓋部2と本体部1とが折り合わされている状態では、第一凹部32は、ヒンジ部3の切り欠きとなる。線状部材Bを、ヒンジ部3の軸方向(矢印参照。)と交差するように包装用容器Aにかけた場合、線状部材Bの一部がこの切欠きに嵌入される。このため、第一凹部32は、第一実施形態に係る包装用容器Aに設けられた第一凹部31と同様に、線状部材Bのヒンジ部3の軸方向(矢印参照。)への移動を妨げる。なお、本考案に係る包装用容器における第一凹部は、蓋部2と本体部1とが折り合わされている状態において、線状部材Bの一部が嵌入可能なように構成されていればよく、例えば、第一実施形態に示すような凹状であっても、本実施形態に示す開口部として形成されていてもよい。
図7は、包装用容器Aの本体部1と蓋部2とが折り合せられ、線状部材Bが掛けられた状態における、図5のQ−Q線の矢視断面図である(図5において、線状部材Bは不図示。)。包装用容器Aの外周に掛けられた線状部材Bは、ヒンジ部3の第一凹部32と、フランジの切欠き部111,211に接し、包装用容器Aの外面を一周している。また、包装用容器Aにおいて、山部221に設けられた第二凹部421,421は、第一実施形態に係る包装用容器Aの第二凹部411,411と同様に、線状部材Bの一部が嵌入可能であるため、線状部材Bの係止構造として機能し、包装用容器Aからの線状部材Bの脱落を防ぐ。
また、図7に示すように、線状部材Bは、本体部1の底面12において第二嵌合部52上に位置するため、第一実施形態に係る包装用容器Aの場合と異なり、線状部材Bは、底面12より突出する。このため、線状部材Bを掛けた状態で包装用容器Aを卓上などに置くと、線状部材B(又は帯状部材)の厚みや幅によっては、包装用容器Aの接地が安定しない。このような場合は、線状部材Bを第二嵌合部52より突出させないための溝や凹部などが第二嵌合部52に設けられていることが望ましい。
(3)包装用容器の積み重ね
図8は、図7に示す包装用容器Aが積み重ねられた状態を示す。図8を参照しながら包装用容器Aの積み重ねについて、説明する。
図8に示すように、天面22に第一嵌合部42が設けられ、底面12に第二嵌合部52が設けられた包装用容器Aであっても、第一嵌合部42と第二嵌合部52とが嵌合して、複数の包装用容器Aを積み重ねることが可能である。山部221には、第二凹部421,421(図7参照。)が設けられているため、線状部材Bが山部221から突出することなく、山部221と裾部122とが接して、第一嵌合部42と第二嵌合部52との嵌合が安定する。このように、本考案に係る包装用容器において、凹状の第一嵌合部と凸状の第二嵌合部は、いずれか一方が本体部1の底面12に設けられ、他方が蓋部2の天面22に設けられていれば、包装用容器の積み重ねにおいて、第一嵌合部と第二嵌合部とが嵌合して、包装用容器の積み重ねた状態を安定させる。
これまで、ヒンジ部3への孔の成形は、いわゆるバリが発生すると考えられ、ヒンジ部3へ開口部分を形成するという発想がなかった。しかし、第二実施形態に係る包装用容器Aにおいては、ヒンジ部3に開口部分として形成された第一凹部32が設けられることにより、線状部材Bが所定の位置から移動し難くなる。このため、包装用容器Aにおいては、線状部材Bが包装用容器Aから外れ難く、閉塞状態が保たれ易くなり、食品等を収容して持ち運ぶことに好適である。本実施形態に係る包装用容器Aの他の効果については、第一実施形態と同様である。
,A:包装用容器
1:本体部
11:フランジ(本体部)
111切欠き部(本体部)
12:底面
121:山部
122:裾部
123:外周端
13:開口部
2:蓋部
21:フランジ(蓋部)
211:切欠き部(本体部)
22:天面
221:山部
222:裾部
3:ヒンジ部
31,32:第一凹部
41,42:第一嵌合部
411,421:第二凹部
51,52:第二嵌合部
B:線状部材(又は帯状部材)

Claims (5)

  1. 蓋部と、該蓋部によって閉塞され得る本体部と、前記蓋部と前記本体部を連結するヒンジ部と、を備える容器であって、
    前記ヒンジ部に線状部材又は帯状部材を係止する第一凹部が設けられた包装用容器。
  2. 前記蓋部の天面と前記本体部の底面の少なくとも一方の、前記ヒンジ部側と前記ヒンジ部側と対向する側の両方に、前記第一凹部に係止された前記線状部材又は前記帯状部材が係止され得る第二凹部が設けられた、請求項1記載の包装用容器。
  3. 前記天面又は前記底面の一方に凹状の第一嵌合部を有し、他方に凸状の第二嵌合部を有してなり、
    前記本体部が前記蓋部で閉塞された状態において前記包装用容器を積み重ねた時、前記第二嵌合部が前記第一嵌合部に嵌入されるように構成された容器であって、
    前記第一嵌合部の周囲の山部に前記第二凹部が少なくとも一対設けられている、請求項2記載の包装用容器。
  4. 前記蓋部及び前記本体部は、各々フランジを有し、該フランジの前記ヒンジ部と対向する位置に切欠き部が設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の包装用容器。
  5. 前記第一凹部は、前記ヒンジ部の軸方向の中央に位置し、
    前記第一凹部及び前記第二凹部が、上面視において一直線上に位置する、請求項2から4のいずれか一項に記載の包装用容器。
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