JP3218618U - 陸上競技場トラックの内圏縁石装置 - Google Patents

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恵 濱田
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Abstract

【課題】 安価な、陸上競技場トラックの内圏縁石装置を提供する。【解決手段】 内圏縁石装置10は、中空4角パイプを用いた縁石部材12を含み、その縁石部材12の下面12aには、適宜の間隔で、取付け板16が溶接され、各取付け板16に挿入ピン14を介してねじ止めされる。取付け板16は平板部24と、その両端から垂直に立ち上がる2つの立ち上げ片26と、立ち上げ片26のそれぞれの先端において、外方に折り曲げられる折り曲げ部28とを含む。この折り曲げ部28を縁石部材12の下面12aに溶接することによって、取付け板16を介して挿入ピン14を縁石部材12の下面12aに取り付ける。取付け板の取付けに、ボルトやナットのようなねじを使用しないので、部品点数が少なくて済むだけでなく、取付け工数を減じることができ、全体としてコストの大幅な低減が可能となる。【選択図】 図1

Description

この考案は、陸上競技場トラックの内圏縁石装置に関し、特にたとえば、トラック競技時以外は撤去される、いわゆる着脱式の内圏縁石装置に関する。
背景技術の一例が特許文献1に開示されている。この特許文献1の内圏縁石装置は、トラック競技以外の時は縁石部材を撤去することのできる、着脱式の内圏縁石装置である。
この背景技術の内圏縁石装置は、中空の角パイプを用いた縁石部材の下面に固定され、地面に形成されたソケットに挿入することにより縁石部材を地上に配置固定する複数の取付け機構を含む。
取付け機構は、そのソケットに嵌合する径と長さの金属パイプや軸材を用いた挿入部材と、この挿入部材の上端に固定され、縁石部材の下面に沿わせる取付け部材を含み、取付部材がボルトによって、縁石部材の下壁に固定される。
特開2001‐254308号公報[E01C 12/22, A63C 19/00, E01C 13/00]
特許文献1の内圏縁石装置では、挿入部材をボルトによって取付け部材に取付け、さらにボルトによって取付け機構を縁石部材に取り付けるようにしているので、部品点数が多いだけでなく、組み立てに時間がかかり、高価なものとなっていた。
それゆえに、この考案の主たる目的は、新規な、陸上競技場トラックの内圏縁石装置を提供することである。
この考案の他の目的は、安価な、陸上競技場トラックの内圏縁石装置を提供することである。
第1の考案は、4角柱からなる定尺長手の縁石部材、縁石部材の下面に、縁石部材の長手方向の所定位置に取り付けられる取付け板、および取付け板に固着される挿入ピンを備える、陸上競技場トラックの内圏縁石装置において、取付け板を溶接によって縁石部材の下面に固着したことを特徴とする、内圏縁石装置である。
第1の考案では、陸上競技場トラックの内圏縁石装置(10:実施例において相当する部分を例示する参照符号。以下、同じ。)は、4角柱からなる定尺長手の縁石部材(12)を含み、取付け板(16)が、この縁石部材の下面に、その長手方向の所定位置に取り付けられる。取付け板にねじ止めされた挿入ピン(14)を備える。つまり、挿入ピン(14)は取付け板(16)を介して、縁石部材(12)の下面の所定位置に取りけれられる。そして、取付け板は、溶接によって縁石部材の下面に固着される。
第1の考案によれば、取付け板を縁石部材に溶接によって固着するため、ボルトやナットのようなねじを使用して取付け板を縁石部材を着する場合に比べて、部品点数が少なくて済むだけでなく、取付け工数を減じることができ、全体としてコストの大幅な低減が可能となる。
第2の考案は、第1の考案に従属し、取付け板は、縁石部材の長手方向と同じ長手方向を有する長尺部材として形成され、平板部、この平板部の両端から立ち上がる立ち上がり片およびこれらの立ち上がり片のそれぞれの先端部を平板部と平行に折り曲げた折り曲げ片を含み、折り曲げ片を縁石部材の下面に溶接する、内圏縁石装置である。
第2の考案によれば、縁石部材と取付け板との接触面積が増大するので、縁石部材に対する溶接強度が確保される。
第3の考案は、第2の考案に従属し、取付け板の平板部には、挿入ピンを挿通するための長手方向に直交する幅方向が長径となる長孔が設けられており、挿入ピンは長孔に幅方向に変位可能に取付け板にねじ止めされる、内圏縁石装置である。
第3の考案によれば、挿入ピン取付け板を縁石部材に溶接してしまうと、挿入ピンの縁石部材に対する固着位置を調整できないが、取付け板に対する挿入ピンの幅方向位置を調整することができるので、挿入ピンのねじ止め位置の微調整が可能となる。
第4の考案は、第1ないし第3の考案に従属し、縁石部材の取付け板の溶接個所の中間位置に縁石部材の撓みを防止するためのスペーサを設けた、内圏縁石装置である。
第4の考案によれば、縁石部材の撓みを防止することができるので、撓みのない正確な陸上競技場用トラックが得られる。
この考案によれば、取付け板を縁石部材に溶接によって固着するため、全体として安価な内圏縁石装置が得られる。
図1はこの考案の一実施例の陸上競技場トラックの内圏縁石装置を示す、下から見た斜視図である。 図2は図1実施例の内圏縁石装置を示す正面図である。 図3は図1実施例の内圏縁石装置を示す下面図である。 図4は図1実施例における挿入ピンの取付け構造の一例を示す図解図である。 図5は挿入ピンの一例を示す図解図であり、図5(a)は上面図であり、図5(b)は正面図である。る。 図6は図4実施例の挿入ピンの取付け構造を構成する取付け板(調整固定板)の一例を示す図解図であり、図6(a)は正面図であり、図6(b)は下面図である。 図7は図1実施例におけるスペーサの取付け構造の一例を示す図解図である。 図8は図1実施例の内圏縁石装置を陸上競技場のグラウンドのソケットに設置したときの挿入ピンの状態を示す図解図である。 図9は図8実施例のソケットに設置するピン受けの一例を示す図解図である。
図1‐図3を参照して、この考案の一実施例の陸上競技場トラックの内圏縁石装置10(以下、単に「内圏縁石装置」ということがある。)は、たとえばステンレスなどの金属からなる中空4角パイプを用いた縁石部材12を含む。この縁石部材12は両端を閉塞した定尺の長尺物であり、その長手方向の長さは、一例として1990mmである。また、縁石部材12の高さ(図2)は一例として、30mmであり、幅(図3)は50mmに設定されている。この縁石部材12の高さと幅の寸法は規格として決められているものであり、規格の変更があれば、それに合わせて変更できるものである。
なお、実施例ではこの縁石部材12などほとんどの部材や部品は、厚みが一例として2.0mmのステンレスの板材の折り曲げ加工(プレス加工)によって形成している。ただし、板材の厚みも任意に変更できることは言うまでもない。
実施例の内圏縁石装置10では、図1などに示すように、縁石部材12の下面12aの、長手方向の所定位置(実施例では両端付近と中央部の3箇所)に、挿入ピン14が取付け板16を介して取り付けられる。挿入ピン14は、後述するように、この内圏縁石装置10を陸上競技場のグラウンド地面44(図8)に設置するとき、グラウンド地面44に予め形成されているソケット46に挿入される。
この挿入ピン14はたとえば図5に示すように、たとえばステンレスなどの金属からなる中実丸棒からなる部材であり、外径が、一例として16mmのピン本体18と、このピン本体18の上端に一体的に形成されるねじ外径が一例として11mmのねじ部20を含む。一例として、ピン本体18の長さは40mmであり、ねじ部20の有効ねじ長さが13mm以上に設計され、このねじ部20には雄ねじ20aが形成されている。なお、ピン本体18の上端約10mmにはHカット加工が施されていて、スパナ(図示せず)の係合面が形成されている。
挿入ピン14を縁石部材12に取り付けるための取付け板16は図6に示すように、全体として縁石部材12の長手方向と同じ長手方向を有する長尺物であり、平板部24と、その両端から垂直(またはほぼ垂直)に立ち上がる2つの立ち上げ片26と、2つの立ち上げ片26のそれぞれの先端において、平板部24と平行に、水平(またはほぼ水平)に、外方に折り曲げられる折り曲げ部28とを含む。
取付け板16は、さらに、図6(b)に示すように、平板部24の中央(またはほぼ中央)に形成される長孔30を含む。この長孔30は上述の挿入ピン14をこの取付け板16にねじ止めするための孔であり、この実施例では、平板部24の幅方向(すなわち、取付け板16の長手方向に直交する方向)が長径(20mm)となる長孔である。したがって、そのねじ止めの際に挿入ピン14の取付け板16への取付け位置、つまり縁石部材12への取付け位置を、その平板部24の幅方向に微調整することができる。
ただし、長孔30の短径は、実施例では16mmであり、挿入ピン14のピン本体18の直径と同じであり、この長孔30にはこの短径より細い(10mm)ねじ部20だけが挿入できる。
次に、この取付け板16の折り曲げ部28を縁石部材12の下面12aに溶接する。ここでは、取付け板16を縁石部材12の下面12aに取り付けるために、ボルトやナットのようなねじを使用しないので、部品点数が少なくて済むだけでなく、取付け工数を減じることができ、全体としてコストの大幅な低減が可能となる。
なお、溶接方法としては、既に公知の被覆アーク溶接、フラックス入りワイヤによる炭酸ガスアーク溶接および、ティグ溶接など適宜の種類の溶接方法を選択的に使用することができる。
また、このような溶接に代えて、たとえばはんだ付けなどによる接着ないし融着を採用してもよい。
一般に「溶接」は完全な液体状態での接合であり、「融着」は全体的な形状をある程度保った状態での接合であるといわれるが、ロウ付けやはんだ付けも溶接の一種であるので、この明細書では「溶接」の語を用いる。ただし、陸上競技トラックの内圏縁石装置であるから、十分な強度と耐久性、耐候性を保持する必要があることはもちろんである。
その後、図4に示すように、挿入ピン14のねじ部20を、取付け板16の平板部24の下方から、長孔30へ挿入する。このとき、ねじ部20は下ワッシャ32に予め挿通されている。下ワッシャ32の内径が一例として11mmに設計されているため、挿入ピン14のピン本体18は、取付け板16の平板部24の下面に止まり、平板部24の上面にはねじ部20だけが突出することになる。
そして、平板部24の上面において、上ワッシャ34にねじ部20を通し、そのねじ部20の雄ねじ20aにナット36を螺合して、挿入ピン14を取付け板16にねじ止めして固定する。ここで、ナット36の締め付けに際して、挿入ピン14の取付け板16への取付け位置を、長孔30の長径の範囲内で、取付け板16すなわち縁石部材12の幅方向(長手方向に直交する方向)に微調整することができる。その意味で、この取付け板16が調整固定板と呼ばれる。
そして、縁石部材12の下面12aには、さらに、3つの挿入ピン14のそれぞれの中間位置に、撓み止めとなるスペーサ38を取付ける。
このスペーサ38もステンレス板の折り曲げ加工で形成され、下面が接地面となる平板部40とその両端から垂直(またはほぼ垂直)に立ち上がる立ち上り片42を含む。スペーサ38の高さすなわち立ち上がり片42の高さは、前述の挿入ピン14を図8のソケット46に挿入したときに生じる、縁石部材12の下面12aとグランド地面44との間の間隔に相当する寸法に選ばれている。この実施例では、一例として、16.5mmとした。
そして、この立ち上がり片42の端部を縁石部材12の下面12aに、溶接、融着などの上述した接着手段によって固着する。
図8に示すように、陸上競技場トラックのグランド地面44にソケット46が形成される。このソケット46は、グランド地面44に穿った穴にピン受け48を設置したものである。
ピン受け48は図9に示すように、挿入ピン14のピン本体18の外径16mmよりやや大きい内径19mmを有する、たとえばステンレスのような金属の丸パイプからなるピン挿入部50と、このピン挿入部50の下端に溶接された、同じくステンレスなどの金属からなるストッパ52を含む。このストッパ52はピン挿入部50がグランド地面44にめり込むことを防止するためのものである。このようなピン受け48がグランド地面44の穴内に設置されて、ソケット46が形成される。
そして、図8に示すように、ソケット46のピン受け48のピン挿入部50内に、挿入ピン14のピン本体18を挿入することによって、内圏縁石装置10を陸上競技場トラックに設置することができる。
このとき、スペーサ38の設置面40(図7)がグランド地面44の上面に当接し。縁石部材12のグランド地面44方向への撓みを防止することができる。
10 …内圏縁石装置
12 …縁石部材
14 …挿入ピン
16 …取付け板
24 …平板部
30 …長孔
38 …スペーサ
44 …グランド地面
46 …ソケット

Claims (4)

  1. 4角柱からなる定尺長手の縁石部材、前記縁石部材の下面に、前記縁石部材の前記長手方向の所定位置に取り付けられる複数の取付け板、および前記取付け板のそれぞれに固着される挿入ピンを備える、陸上競技場トラックの内圏縁石装置において、
    前記取付け板を溶接によって前記縁石部材の下面に固着したことを特徴とする、内圏縁石装置。
  2. 前記取付け板は、前記縁石部材の前記長手方向と同じ長手方向を有する長尺部材として形成され、平板部、前記平板部の両端から立ち上がる立ち上がり片および前記立ち上がり片のそれぞれの先端部を前記平板部と平行に折り曲げた折り曲げ片を含み、前記折り曲げ片を前記縁石部材の下面に溶接する、請求項1記載の内圏縁石装置。
  3. 前記取付け板の平板部には、前記挿入ピンを挿通するための前記長手方向に直交する幅方向が長径となる長孔が設けられており、前記挿入ピンは前記長孔に前記幅方向に変位可能に前記取付け板にねじ止めされる、請求項2記載の内圏縁石装置。
  4. 前記縁石部材の取付け板の溶接個所の中間位置に、前記縁石部材の撓みを防止するためのスペーサを設けた、請求項1ないし3のいずれかに記載の内圏縁石装置。
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