JP3218573B2 - セグメント供給装置 - Google Patents
セグメント供給装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はシールド掘進機のセグメ
ント供給装置に係り、さらに詳しくいえば、シールド本
体内に設置されたセグメント組立装置にセグメントを供
給する装置に関する。
ント供給装置に係り、さらに詳しくいえば、シールド本
体内に設置されたセグメント組立装置にセグメントを供
給する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のセグメント供給装置とし
ては、実開平２−１０９９００（従来例１とする）に記
載のように、セグメント受け架台をセグメント組立装置
の下方のセグメント載荷位置からセグメント組立装置の
動作範囲より前方のシールド本体内の格納位置まで移動
可能としたものと、実開平１−１１１８００（従来例２
とする）に記載のように、シールド本体より後方に設置
され、載荷されたセグメントをセグメント組立装置の下
方の把持位置へ移送する形式のものとがある。
ては、実開平２−１０９９００（従来例１とする）に記
載のように、セグメント受け架台をセグメント組立装置
の下方のセグメント載荷位置からセグメント組立装置の
動作範囲より前方のシールド本体内の格納位置まで移動
可能としたものと、実開平１−１１１８００（従来例２
とする）に記載のように、シールド本体より後方に設置
され、載荷されたセグメントをセグメント組立装置の下
方の把持位置へ移送する形式のものとがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来例１のセグメント
供給装置では、セグメント受け架台のセグメント載荷位
置と把持位置がほぼ一致しており、セグメント組立装置
の動作範囲内で受け架台上にセグメントを載荷すること
になる。そのため、ホイストにより吊下搬送されるセグ
メントとセグメント組立装置が干渉しないように、セグ
メント組立装置を１８０度近く旋回させてからセグメン
トを受け架台上に載荷する必要があり、またセグメント
組立作業中はセグメントを載荷できず、セグメント組立
作業の高速化が阻害される。
供給装置では、セグメント受け架台のセグメント載荷位
置と把持位置がほぼ一致しており、セグメント組立装置
の動作範囲内で受け架台上にセグメントを載荷すること
になる。そのため、ホイストにより吊下搬送されるセグ
メントとセグメント組立装置が干渉しないように、セグ
メント組立装置を１８０度近く旋回させてからセグメン
トを受け架台上に載荷する必要があり、またセグメント
組立作業中はセグメントを載荷できず、セグメント組立
作業の高速化が阻害される。
【０００４】従来例２のセグメント供給装置はシールド
本体より後方に設置されるので、セグメントを載荷する
際にセグメント組立装置と干渉することはない。しか
し、このセグメント供給装置はシールドの後方作業スペ
ースを大幅に占有し、セグメント組立、裏込注入などの
後方作業の障害になるだけでなく、人や物の通過にも支
障を来たすという問題がある。
本体より後方に設置されるので、セグメントを載荷する
際にセグメント組立装置と干渉することはない。しか
し、このセグメント供給装置はシールドの後方作業スペ
ースを大幅に占有し、セグメント組立、裏込注入などの
後方作業の障害になるだけでなく、人や物の通過にも支
障を来たすという問題がある。
【０００５】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
で、セグメント組立作業中に並行してセグメントの載荷
を行うことによりセグメント組立時間の短縮が図れると
ともに、シールドの後方作業スペースを確保でき、かつ
シールド機長を伸ばすことなくシールド本体内に格納で
きるセグメント供給装置を提供することを目的とする。
さらに他の目的は、セグメント供給装置を高さ方向に場
所をとらない薄型に構成し、セグメント組立装置の下方
に設置しやすくすることにある。
で、セグメント組立作業中に並行してセグメントの載荷
を行うことによりセグメント組立時間の短縮が図れると
ともに、シールドの後方作業スペースを確保でき、かつ
シールド機長を伸ばすことなくシールド本体内に格納で
きるセグメント供給装置を提供することを目的とする。
さらに他の目的は、セグメント供給装置を高さ方向に場
所をとらない薄型に構成し、セグメント組立装置の下方
に設置しやすくすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のセグメント供給装置は、セグメントが載荷さ
れるセグメント受け架台と、上記セグメント受け架台を
シールド軸方向に摺動自在に支持する可動ガイドフレー
ムと、上記セグメント受け架台を可動ガイドフレームに
対して摺動させるセグメント受け架台駆動装置と、シー
ルド本体内に設置され、上記可動ガイドフレームをシー
ルド軸方向に摺動自在に支持する固定ガイドフレーム
と、上記可動ガイドフレームを固定ガイドフレームに対
して摺動させる可動ガイドフレーム駆動装置とを備え、
上記両駆動装置の順次作動により上記セグメント受け架
台がセグメント組立装置の動作範囲より後方のセグメン
ト載荷位置からセグメント組立装置の下方の把持位置を
経てセグメント組立装置の動作範囲より前方のシールド
本体内の格納位置まで移動可能な２重伸縮構造としたこ
とを特徴とする。
に本発明のセグメント供給装置は、セグメントが載荷さ
れるセグメント受け架台と、上記セグメント受け架台を
シールド軸方向に摺動自在に支持する可動ガイドフレー
ムと、上記セグメント受け架台を可動ガイドフレームに
対して摺動させるセグメント受け架台駆動装置と、シー
ルド本体内に設置され、上記可動ガイドフレームをシー
ルド軸方向に摺動自在に支持する固定ガイドフレーム
と、上記可動ガイドフレームを固定ガイドフレームに対
して摺動させる可動ガイドフレーム駆動装置とを備え、
上記両駆動装置の順次作動により上記セグメント受け架
台がセグメント組立装置の動作範囲より後方のセグメン
ト載荷位置からセグメント組立装置の下方の把持位置を
経てセグメント組立装置の動作範囲より前方のシールド
本体内の格納位置まで移動可能な２重伸縮構造としたこ
とを特徴とする。
【０００７】また、上記他の目的を達成するために本発
明のセグメント供給装置は、上記セグメント受け架台の
外側に上記可動ガイドフレームを、さらに上記可動ガイ
ドフレームの外側に上記固定ガイドフレームをそれぞれ
横並びに配置したことを特徴とする。
明のセグメント供給装置は、上記セグメント受け架台の
外側に上記可動ガイドフレームを、さらに上記可動ガイ
ドフレームの外側に上記固定ガイドフレームをそれぞれ
横並びに配置したことを特徴とする。
【０００８】
【作用】セグメントを供給する際には、セグメント受け
架台駆動装置、可動ガイドフレーム駆動装置の両方を最
伸長にしてセグメント受け架台をセグメント組立装置の
動作範囲より後方のセグメント載荷位置に移動させ、こ
の受け架台上に後方から運ばれたセグメントを載荷す
る。次に、セグメント受け架台駆動装置、可動ガイドフ
レーム駆動装置のうち、一方の駆動装置を最伸長にした
まま、他方の駆動装置を最縮長にして、載荷されたセグ
メントをセグメント組立装置で把持できるようにセグメ
ント受け架台をセグメント組立装置の下方の把持位置に
移動させ、セグメント組立装置にセグメントを受け渡し
た後、両方の駆動装置を最縮長にして、セグメント受け
架台および可動ガイドフレームをセグメント組立装置の
動作範囲より前方のシールド本体内の格納位置に引っ込
める。格納位置では、セグメント受け架台、可動ガイド
フレーム、固定ガイドフレームの３者が重なり合い、占
有スペースは最小となる。
架台駆動装置、可動ガイドフレーム駆動装置の両方を最
伸長にしてセグメント受け架台をセグメント組立装置の
動作範囲より後方のセグメント載荷位置に移動させ、こ
の受け架台上に後方から運ばれたセグメントを載荷す
る。次に、セグメント受け架台駆動装置、可動ガイドフ
レーム駆動装置のうち、一方の駆動装置を最伸長にした
まま、他方の駆動装置を最縮長にして、載荷されたセグ
メントをセグメント組立装置で把持できるようにセグメ
ント受け架台をセグメント組立装置の下方の把持位置に
移動させ、セグメント組立装置にセグメントを受け渡し
た後、両方の駆動装置を最縮長にして、セグメント受け
架台および可動ガイドフレームをセグメント組立装置の
動作範囲より前方のシールド本体内の格納位置に引っ込
める。格納位置では、セグメント受け架台、可動ガイド
フレーム、固定ガイドフレームの３者が重なり合い、占
有スペースは最小となる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【００１０】図１〜図４において、１は円筒状のシール
ド本体で、前部補強リング２、後部補強リング３、左右
１対の柱４、ローラ取付台５が設けられている。
ド本体で、前部補強リング２、後部補強リング３、左右
１対の柱４、ローラ取付台５が設けられている。
【００１１】６はセグメント組立装置で、シールド本体
１の後部に設置されている。セグメント供給装置の適用
対象となるセグメント組立装置はセグメントの把持、組
立を自動化したものが主であるが、ここでは旋回リング
６ａと、旋回リング６ａの１対のアーム６ｂにより支持
された吊りビーム６ｃと、吊りビーム６ｃを昇降操作す
る押付ジャッキ６ｄと、吊りビーム６ｃに支持されたセ
グメント把持部６ｅと、把持部６ｅを摺動操作する摺動
ジャッキ６ｆで主に構成された一般的なセグメント組立
装置の例を示してあり、旋回リング６ａはローラ取付台
５ほかシールド本体１内の数箇所に設置された支持ロー
ラ７で支持されている。
１の後部に設置されている。セグメント供給装置の適用
対象となるセグメント組立装置はセグメントの把持、組
立を自動化したものが主であるが、ここでは旋回リング
６ａと、旋回リング６ａの１対のアーム６ｂにより支持
された吊りビーム６ｃと、吊りビーム６ｃを昇降操作す
る押付ジャッキ６ｄと、吊りビーム６ｃに支持されたセ
グメント把持部６ｅと、把持部６ｅを摺動操作する摺動
ジャッキ６ｆで主に構成された一般的なセグメント組立
装置の例を示してあり、旋回リング６ａはローラ取付台
５ほかシールド本体１内の数箇所に設置された支持ロー
ラ７で支持されている。
【００１２】８はシールド本体１の後部で円筒状に組み
立てられ、トンネル坑壁を構成している既設セグメン
ト、８′は後方から運ばれ、セグメント組立装置６に新
たに供給されるセグメントである。
立てられ、トンネル坑壁を構成している既設セグメン
ト、８′は後方から運ばれ、セグメント組立装置６に新
たに供給されるセグメントである。
【００１３】９はセグメント８′をセグメント組立装置
６に供給するためのセグメント供給装置、１０はローラ
取付台５の下側に取り付けられ、セグメント供給装置９
に載荷されたセグメント８′を把持位置でセグメント供
給装置９との間で位置決め固定するセグメント固定ジャ
ッキ、１１はシールド本体１に取り付けられ、既設セグ
メント８に反力をとってシールド本体１を前進させ、新
たなセグメント８′を組み立てるための空間を作り出す
シールドジャッキである。
６に供給するためのセグメント供給装置、１０はローラ
取付台５の下側に取り付けられ、セグメント供給装置９
に載荷されたセグメント８′を把持位置でセグメント供
給装置９との間で位置決め固定するセグメント固定ジャ
ッキ、１１はシールド本体１に取り付けられ、既設セグ
メント８に反力をとってシールド本体１を前進させ、新
たなセグメント８′を組み立てるための空間を作り出す
シールドジャッキである。
【００１４】セグメント供給装置９は、セグメント８′
が載荷されるセグメント受け架台１２と、セグメント受
け架台１２をシールド軸方向に摺動自在に支持する可動
ガイドフレーム１３と、セグメント受け架台１２を可動
ガイドフレーム１３に対して摺動させるセグメント受け
架台駆動装置１４と、シールド本体１内に設置され、可
動ガイドフレーム１３をシールド軸方向に摺動自在に支
持する固定ガイドフレーム１５と、可動ガイドフレーム
１３を固定ガイドフレーム１５に対して摺動させる可動
ガイドフレーム駆動装置１６とから主に構成されてい
る。
が載荷されるセグメント受け架台１２と、セグメント受
け架台１２をシールド軸方向に摺動自在に支持する可動
ガイドフレーム１３と、セグメント受け架台１２を可動
ガイドフレーム１３に対して摺動させるセグメント受け
架台駆動装置１４と、シールド本体１内に設置され、可
動ガイドフレーム１３をシールド軸方向に摺動自在に支
持する固定ガイドフレーム１５と、可動ガイドフレーム
１３を固定ガイドフレーム１５に対して摺動させる可動
ガイドフレーム駆動装置１６とから主に構成されてい
る。
【００１５】具体的には、セグメント受け架台１２の外
側に可動ガイドフレーム１３が横並びに配置され、両側
の可動ガイドフレーム１３はセグメント受け架台１２の
下側に配置された連結プレート１７により連結されてい
る。１８はセグメント受け架台１２に取り付けられたセ
グメント受け架台支持ベアリングで、セグメント受け架
台１２はこの支持ベアリング１８を介して可動ガイドフ
レーム１３に摺動自在に支持されている。セグメント受
け架台駆動装置１４は、連結プレート１７上のブラケッ
ト１９とセグメント受け架台１２内のブラケット２０と
の間に取り付けられた２本の油圧ジャッキからなってい
る。
側に可動ガイドフレーム１３が横並びに配置され、両側
の可動ガイドフレーム１３はセグメント受け架台１２の
下側に配置された連結プレート１７により連結されてい
る。１８はセグメント受け架台１２に取り付けられたセ
グメント受け架台支持ベアリングで、セグメント受け架
台１２はこの支持ベアリング１８を介して可動ガイドフ
レーム１３に摺動自在に支持されている。セグメント受
け架台駆動装置１４は、連結プレート１７上のブラケッ
ト１９とセグメント受け架台１２内のブラケット２０と
の間に取り付けられた２本の油圧ジャッキからなってい
る。
【００１６】また、固定ガイドフレーム１５は可動ガイ
ドフレーム１３の外側に横並びに配置され、シールド本
体１内の後部補強リング３と左右１対の柱４に固定され
ている。２１は固定ガイドフレーム１５に取り付けられ
た可動ガイドフレーム支持ベアリングで、可動ガイドフ
レーム１３はこの支持ベアリング２１を介して固定ガイ
ドフレーム１５に摺動自在に支持されている。可動ガイ
ドフレーム駆動装置１６は、シールド本体１の前部補強
リング２上のブラケット２２と可動ガイドフレーム１３
上のブラケット２３との間に取り付けられた２本の油圧
ジャッキからなっている。
ドフレーム１３の外側に横並びに配置され、シールド本
体１内の後部補強リング３と左右１対の柱４に固定され
ている。２１は固定ガイドフレーム１５に取り付けられ
た可動ガイドフレーム支持ベアリングで、可動ガイドフ
レーム１３はこの支持ベアリング２１を介して固定ガイ
ドフレーム１５に摺動自在に支持されている。可動ガイ
ドフレーム駆動装置１６は、シールド本体１の前部補強
リング２上のブラケット２２と可動ガイドフレーム１３
上のブラケット２３との間に取り付けられた２本の油圧
ジャッキからなっている。
【００１７】このセグメント供給装置９の動作を図５〜
図７により以下に説明する。図５〜図７は、わかりやす
いように、セグメント受け架台１２、可動ガイドフレー
ム１３、固定ガイドフレーム１５が上下方向に階層配置
されているものとして示した模式図である。
図７により以下に説明する。図５〜図７は、わかりやす
いように、セグメント受け架台１２、可動ガイドフレー
ム１３、固定ガイドフレーム１５が上下方向に階層配置
されているものとして示した模式図である。
【００１８】図５はセグメント受け架台１２が載荷位置
にある状態を示す。セグメント受け架台駆動装置１４お
よび可動ガイドフレーム駆動装置１６を最伸長にするこ
とにより、セグメント受け架台１２はセグメント組立装
置６の動作範囲より後方の載荷位置（図１のＩ位置）ま
で移動する。この状態では、ホイスト２４により後方か
ら運ばれたセグメント８′を、従来例１のように載荷時
にセグメント８′との干渉を避けるためにセグメント組
立装置６を１８０度近く旋回させることなく、セグメン
ト組立装置６の旋回位置とは無関係にセグメント受け架
台１２上に載荷できる。また、セグメント供給装置９近
傍のセグメント組立時以外は、セグメント組立作業中で
も載荷できる。
にある状態を示す。セグメント受け架台駆動装置１４お
よび可動ガイドフレーム駆動装置１６を最伸長にするこ
とにより、セグメント受け架台１２はセグメント組立装
置６の動作範囲より後方の載荷位置（図１のＩ位置）ま
で移動する。この状態では、ホイスト２４により後方か
ら運ばれたセグメント８′を、従来例１のように載荷時
にセグメント８′との干渉を避けるためにセグメント組
立装置６を１８０度近く旋回させることなく、セグメン
ト組立装置６の旋回位置とは無関係にセグメント受け架
台１２上に載荷できる。また、セグメント供給装置９近
傍のセグメント組立時以外は、セグメント組立作業中で
も載荷できる。
【００１９】図６はセグメント受け架台１２が把持位置
にある状態を示す。例えばセグメント受け架台駆動装置
１４は最伸長にしたまま、可動ガイドフレーム駆動装置
１６を最縮長にすることにより、セグメント受け架台１
２は載荷位置からセグメント組立装置６の下方の把持位
置（図１のＩＩ位置）に移動する。ここで、セグメント
固定ジャッキ１０を伸ばして、載荷されたセグメント
８′を受け架台１２の後端部に設けられた位置決めスト
ッパ１２ａに押し当て、セグメント組立装置６でセグメ
ント８′を把持できるように位置決め固定する。そし
て、セグメント８′をセグメント組立装置６に受け渡
す。
にある状態を示す。例えばセグメント受け架台駆動装置
１４は最伸長にしたまま、可動ガイドフレーム駆動装置
１６を最縮長にすることにより、セグメント受け架台１
２は載荷位置からセグメント組立装置６の下方の把持位
置（図１のＩＩ位置）に移動する。ここで、セグメント
固定ジャッキ１０を伸ばして、載荷されたセグメント
８′を受け架台１２の後端部に設けられた位置決めスト
ッパ１２ａに押し当て、セグメント組立装置６でセグメ
ント８′を把持できるように位置決め固定する。そし
て、セグメント８′をセグメント組立装置６に受け渡
す。
【００２０】図７はセグメント受け架台１２が格納位置
にある状態を示す。セグメント受け架台駆動装置１４お
よび可動ガイドフレーム駆動装置１６を最縮長にするこ
とにより、セグメント受け架台１２は可動ガイドフレー
ム１３とともにセグメント組立装置６の動作範囲より前
方のシールド本体１内の格納位置（図１のＩＩＩ位
置）、すなわちセグメント受け架台１２、可動ガイドフ
レーム１３、固定ガイドフレーム１５の３者が重なり合
う位置に格納される。この状態は、セグメント組立作業
のうちのセグメント供給装置９近傍のセグメントを組み
立てるとき、およびセグメント組立作業を終了して掘進
しているときの状態である。
にある状態を示す。セグメント受け架台駆動装置１４お
よび可動ガイドフレーム駆動装置１６を最縮長にするこ
とにより、セグメント受け架台１２は可動ガイドフレー
ム１３とともにセグメント組立装置６の動作範囲より前
方のシールド本体１内の格納位置（図１のＩＩＩ位
置）、すなわちセグメント受け架台１２、可動ガイドフ
レーム１３、固定ガイドフレーム１５の３者が重なり合
う位置に格納される。この状態は、セグメント組立作業
のうちのセグメント供給装置９近傍のセグメントを組み
立てるとき、およびセグメント組立作業を終了して掘進
しているときの状態である。
【００２１】このセグメント供給装置は、セグメント受
け架台駆動装置１４、可動ガイドフレーム駆動装置１６
の順次作動によりセグメント受け架台１２が載荷位置か
ら把持位置を経て格納位置まで移動可能な２重伸縮構造
としてあるので、セグメント受け架台１２の移動距離を
大きくとれ、しかもシールド機長を伸ばすことなくシー
ルド本体１内のセグメント組立装置６と干渉しない位置
に格納できる。
け架台駆動装置１４、可動ガイドフレーム駆動装置１６
の順次作動によりセグメント受け架台１２が載荷位置か
ら把持位置を経て格納位置まで移動可能な２重伸縮構造
としてあるので、セグメント受け架台１２の移動距離を
大きくとれ、しかもシールド機長を伸ばすことなくシー
ルド本体１内のセグメント組立装置６と干渉しない位置
に格納できる。
【００２２】なお、図６の説明では、セグメント受け架
台駆動装置１４を最伸長にしたまま、可動ガイドフレー
ム駆動装置１６を最縮長にしてセグメント受け架台１２
を載荷位置から把持位置に移動させるものとしたが、両
駆動装置１４，１６のストローク比と作動順序を変更し
て、可動ガイドフレーム駆動装置１６を最伸長にしたま
ま、セグメント受け架台駆動装置１４を最縮長にするこ
とでセグメント受け架台１２を載荷位置から把持位置に
移動させるようにしてもよい。
台駆動装置１４を最伸長にしたまま、可動ガイドフレー
ム駆動装置１６を最縮長にしてセグメント受け架台１２
を載荷位置から把持位置に移動させるものとしたが、両
駆動装置１４，１６のストローク比と作動順序を変更し
て、可動ガイドフレーム駆動装置１６を最伸長にしたま
ま、セグメント受け架台駆動装置１４を最縮長にするこ
とでセグメント受け架台１２を載荷位置から把持位置に
移動させるようにしてもよい。
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、セグメント載荷位置が
セグメント組立装置の動作範囲より後方に位置している
ので、セグメント供給装置近傍のセグメント組立時以外
はセグメント組立作業中でもセグメント受け架台を載荷
位置に移動させ、セグメント組立装置の旋回位置および
作業工程とは無関係に後方から運ばれたセグメントを載
荷できる。したがって、従来例１のように載荷時にセグ
メントとの干渉を防ぐためにセグメント組立装置を１８
０度近く旋回させる移動時間およびセグメントを載荷す
るための時間を余分に必要とせず、トータルのセグメン
ト組立時間を大幅に短縮することができる。
セグメント組立装置の動作範囲より後方に位置している
ので、セグメント供給装置近傍のセグメント組立時以外
はセグメント組立作業中でもセグメント受け架台を載荷
位置に移動させ、セグメント組立装置の旋回位置および
作業工程とは無関係に後方から運ばれたセグメントを載
荷できる。したがって、従来例１のように載荷時にセグ
メントとの干渉を防ぐためにセグメント組立装置を１８
０度近く旋回させる移動時間およびセグメントを載荷す
るための時間を余分に必要とせず、トータルのセグメン
ト組立時間を大幅に短縮することができる。
【００２４】しかも、セグメント供給装置を２重伸縮構
造としたため、シールド機長を伸ばすことなくシールド
本体内にセグメント供給装置を格納でき、また従来例２
のようにセグメント供給装置が後方作業スペースを占有
しないので、後方作業や人、物の通過に支障を来たすこ
ともない。
造としたため、シールド機長を伸ばすことなくシールド
本体内にセグメント供給装置を格納でき、また従来例２
のようにセグメント供給装置が後方作業スペースを占有
しないので、後方作業や人、物の通過に支障を来たすこ
ともない。
【００２５】また、セグメント受け架台駆動装置と可動
ガイドフレーム駆動装置のそれぞれのストローク端でセ
グメント受け架台を載荷位置と把持位置に位置決めでき
るので、複雑な位置制御が不要で、セグメント搬送用ホ
イストやセグメント組立装置との位置合わせが容易にで
きる。
ガイドフレーム駆動装置のそれぞれのストローク端でセ
グメント受け架台を載荷位置と把持位置に位置決めでき
るので、複雑な位置制御が不要で、セグメント搬送用ホ
イストやセグメント組立装置との位置合わせが容易にで
きる。
【００２６】さらに、セグメント受け架台、可動ガイド
フレーム、固定ガイドフレームの３者を横並びに配置す
ることにより、セグメント供給装置を高さ方向に場所を
とらない薄型に構成でき、セグメント供給装置をセグメ
ント組立装置の下方に設置しやすくなる。
フレーム、固定ガイドフレームの３者を横並びに配置す
ることにより、セグメント供給装置を高さ方向に場所を
とらない薄型に構成でき、セグメント供給装置をセグメ
ント組立装置の下方に設置しやすくなる。
【図１】本発明のセグメント供給装置の一実施例を示す
側断面図である。
側断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ矢視図である。
【図４】図３のＣ−Ｃ断面詳細図である。
【図５】実施例の動作を説明するための模式図で、セグ
メント受け架台が載荷位置にある状態を示す。
メント受け架台が載荷位置にある状態を示す。
【図６】実施例の動作を説明するための模式図で、セグ
メント受け架台が把持位置にある状態を示す。
メント受け架台が把持位置にある状態を示す。
【図７】実施例の動作を説明するための模式図で、セグ
メント受け架台が格納位置にある状態を示す。
メント受け架台が格納位置にある状態を示す。
１…シールド本体、６…セグメント組立装置、８，８′
…セグメント、９…セグメント供給装置、１２…セグメ
ント受け架台、１３…可動ガイドフレーム、１４…セグ
メント受け架台駆動装置、１５…固定ガイドフレーム、
１６…可動ガイドフレーム駆動装置、Ｉ…セグメント載
荷位置、ＩＩ…把持位置、ＩＩＩ…格納位置。
…セグメント、９…セグメント供給装置、１２…セグメ
ント受け架台、１３…可動ガイドフレーム、１４…セグ
メント受け架台駆動装置、１５…固定ガイドフレーム、
１６…可動ガイドフレーム駆動装置、Ｉ…セグメント載
荷位置、ＩＩ…把持位置、ＩＩＩ…格納位置。
フロントページの続き (72)発明者 関 俊一郎 東京都港区北青山二丁目５番８号 株式 会社 間組内 (72)発明者 ▲高▼野 文哉 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 森 泰雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 小澤 肇 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 小田 尚和 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 田中 康雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 筒井 真作 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (56)参考文献 特開 平２−229398（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−47099（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−10900（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−25199（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−31598（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E21D 11/40
Claims (2)
- 【請求項１】 シールド本体内に設置されたセグメント
組立装置にセグメントを供給する装置であって、セグメ
ントが載荷されるセグメント受け架台と、上記セグメン
ト受け架台をシールド軸方向に摺動自在に支持する可動
ガイドフレームと、上記セグメント受け架台を可動ガイ
ドフレームに対して摺動させるセグメント受け架台駆動
装置と、シールド本体内に設置され、上記可動ガイドフ
レームをシールド軸方向に摺動自在に支持する固定ガイ
ドフレームと、上記可動ガイドフレームを固定ガイドフ
レームに対して摺動させる可動ガイドフレーム駆動装置
とを備え、上記両駆動装置の順次作動により上記セグメ
ント受け架台がセグメント組立装置の動作範囲より後方
のセグメント載荷位置からセグメント組立装置の下方の
把持位置を経てセグメント組立装置の動作範囲より前方
のシールド本体内の格納位置まで移動可能な２重伸縮構
造としたことを特徴とするセグメント供給装置。 - 【請求項２】 セグメント受け架台の外側に可動ガイド
フレームを、さらに可動ガイドフレームの外側に固定ガ
イドフレームをそれぞれ横並びに配置したことを特徴と
する請求項１記載のセグメント供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25990792A JP3218573B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | セグメント供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25990792A JP3218573B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | セグメント供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108799A JPH06108799A (ja) | 1994-04-19 |
| JP3218573B2 true JP3218573B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=17340593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25990792A Expired - Fee Related JP3218573B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | セグメント供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218573B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007113272A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | セグメントの受け架台装置 |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP25990792A patent/JP3218573B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007113272A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | セグメントの受け架台装置 |
| JP4562637B2 (ja) * | 2005-10-20 | 2010-10-13 | ジャパントンネルシステムズ株式会社 | セグメントの受け架台装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06108799A (ja) | 1994-04-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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