JP3218336B2 - 感熱孔版印刷原版 - Google Patents

感熱孔版印刷原版

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱孔版原版に関し、詳
しくは、原稿を挿入するだけで自動的に感熱製版(印刷
が含められても良い)を行なう自動製版(印刷)機に使
用される熱可塑性樹脂フィルム単体からなる感熱孔版印
刷原版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱孔版印刷原版は、一般に、熱可塑性
樹脂フィルムと多孔性薄葉紙とを貼り合わせたもの(支
持体あり原版)からなり、現に市販されているものも多
々あり、更には、その改良も進められている。
【0003】ところで、感熱孔版印刷原版(原版)への
製版は、従来は原稿と原版とを重ね合わせた状態で赤外
線を全面照射し、原稿の画線部のみを加熱してその熱で
原版の熱可塑性樹脂フィルムに孔を形成するという手段
が採用されていたのであるが、近時は、サーマルヘッド
方式を採用するのが主流となっている。
【0004】サーマルヘッド方式を採用した自動製版印
刷機(全自動型製版印刷機)の一例に図1に示したとお
りであり、本発明に係る感熱孔版印刷原版を用いての製
版印刷も勿論この自動製版印刷機で行うことができる。
【0005】自動製版機あるいは自動製版印刷機は、原
版を差込むだけで自動的に製版又は製版・印刷の行なえ
ることが必要である。また、この時、原版は必要量送版
したところで切断され、版胴(印刷胴)に装着されねば
ならない。現在市販されている自動装版機又は自動製版
印刷機によれば、支持体有り原版の使用には支障は生じ
ていないようであり、これは自動製版印刷機が支持体有
り原版の使用に適するように設計されているためであ
る。逆に、感熱孔版印刷原版が熱可塑性樹脂フィルムの
みからなるもの(支持体ナシ原版)である場合、原版そ
れ自体が非常に薄いフィルム単体であるため、その厚み
差が大きくなりすぎて次に述べる不都合がみられる。
【0006】即ち、図1に示したように、感熱孔版印刷
原版10はサーマルヘッド21及び発熱体22を主体と
した製版機構2上でプラテンローラ23により圧着さ
れ、ローラ23の回転駆動により移動しながら製版され
る。この様な構成の機構にあって、支持体レス原版10
の頭出部に厚さ50〜100μmの補強紙(補強部材)
をつけたものを通過させた場合、補強部材と熱可塑性樹
脂フィルム(このフィルムは製版され印刷版となるもの
で、その厚さは0.5〜20μm、特に1.5〜10μ
mくらいのものが一般に用いられる)との厚み差が大き
い為、補強部分においてサーマルヘッドの発熱体への接
触圧が過大となり、発熱体が破損してしまう(これは接
触圧は支持体レス原版での適性圧で設定されていること
にも由来している)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のごとき
不都合・欠点を有しない支持体レス感熱孔版印刷原紙を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の感熱孔版印刷原
版の第1は、厚さ0.5〜20μmの熱可塑性樹脂フィ
ルム単体からなり、サーマルヘッド方式で加熱する、自
動製版機又は自動製版印刷機で製版される孔版印刷原版
の頭出部に、その原版の厚さの80〜200%の厚さを
有する補強部材が原版と重なる形で貼り合わせして設け
られてなることを特徴としている。
【0009】本発明の感熱孔版印刷原版の第2は、厚さ
0.5〜20μmの熱可塑性樹脂フィルム単体からな
り、サーマルヘッド方式で加熱する、自動製版機で製版
され又は自動製版印刷機で製版印刷される孔版印刷原版
の短手方向に、該原版の厚さの80〜150%の厚さを
有する補強部材が設けられてなることを特徴としてい
る。
【0010】本発明者らは、支持体なしの感熱孔版印刷
原紙について、いろいろな角度から検討を行なってきた
結果、孔版印刷原紙の頭出部に孔版印刷原紙の厚さ80
〜200%の厚さの補強部材を設けることにより、及び
/又は、孔版印刷原紙の短手方向に孔版印刷原紙の厚さ
の80〜150%の厚さの補強部材を設けることによ
り、前記の課題が達成しうることを確かめた。本発明は
これに基づいてなされたものである。
【0011】以下に、本発明を添付の図面に従がいなが
らさらに詳細に説明する。
【0012】図1は、全自動型製版印刷機の代表的なも
のの全体構成図であり、1は移送されたロール状原版1
0を所定の長さに裁断する送版機構、2は感熱製版を行
なう製版機構、3は製版され所定の長さに裁断された孔
版印刷版を版胴18に取つける給版機構、4は印刷胴1
8に給版された孔版印刷版により謄写印刷を行なう印刷
機構、5は印刷終了後の使用済印刷版を印刷胴18より
取外し処理する排版機構、6は印刷時に印刷機構4へ印
刷用紙13を供給する給紙機構、7は印刷された用紙1
5を排出する排紙機構である。8は原稿挿入台、9は原
稿、11は原稿排出台、12は給紙台、14は排紙台、
16は印刷インク、17は原稿読み取り部である。
【0013】かかる製版印刷装置において、原版10は
製版機構2で画像穿孔が行なわれ、原版カッター1内を
通過後に原版カッター1により所定の長さに裁断され
る。一方、給版機構3へ搬送されたロール状原版10
(ここでは既に「孔版印刷版」となっている)は印刷胴
18へクランプされる。給版が完了すると印刷開始の信
号を受けて印刷機構4が作動を開始する。この時、給紙
台12にセットされた印刷用紙13は給紙機構6により
印刷機構4へと送られ、印刷された用紙15は排紙機構
7により排紙台14へと送りだされる。このようにして
全自動型製版印刷機は作動する。印刷を終えると、使用
済孔版印刷版は排版機構5により印刷胴18からはがさ
れ処理される。
【0014】ロール式原版10に製版を施しこれを版胴
18に装着させるには、原版10の頭出部を送版機構の
製版機構2を通させ、さらには原版カッター1およびそ
れらの前後に設けられたローラー101、102をも通
されねばならない。この時、腰のない原版をそのまま頭
出部とすると、製版機構2のプラテンローラー23に挾
み込むのが困難である。その後、ローラー101にかみ
込ますのはさらに困難であり、ローラー101できっち
りとかまないかぎり直線的に原版カッター1、ローラー
102を通すのは困難である。また、何らかの方法で通
したとしても、原版の左右の一方にテンションがかかる
ことが多く、皺が入り、この皺をなくすためには、相当
量の原版をムダ送りしなければならない。
【0015】これに対して、頭出部が一旦ローラー23
にきっちりとかみ込めば次回からの送りは容易であり、
原版カッター1、ローラー101、102、製版機構2
もローラー23にきっちりかみ込んでおれば容易に通
る。
【0016】かくして、図2に示したように、本発明の
1つはロールコア(紙管)10′に巻装したロール状原
版10の頭出部に補強部材10″を設ければ、送版機構
1及び製版機構2を無理なく通せることができ、版胴1
8にしわもなく、きっちりと装備できる。
【0017】この補強部材10″としては原版10の厚
みの80%〜200%である厚さの補強紙であるのが望
ましく、これを原版10にその原版の熱融着により貼着
させるのが好ましい。この様に補強された部分(補強部
材10″)は、原版10を装着した後、原版カッター1
で切断され製版機構2から取り除かれる。
【0018】なお、市販されてはいないが、特開昭59
−16789号公報には、支持体有り原版の頭出部に補
強部材を設けることが提案されている。だが、そこに記
載されている原版は原稿と重ね合わせた後、赤外線照射
して加熱する方式を採用したものであり、本発明が意図
しているサーマルヘッド方式とは根本的に搬送手段を異
にするものである。
【0019】本発明の所期の目的は上記の構成を採用す
ることではほぼ達成されるが、時として、うまくゆかな
いことがある。これは製版時原版が必要量送られたとこ
ろで切断され、次いで新たな製版がなされる際に原版の
移送にズレの生じることがあるためである。そうしたこ
とを配慮して、本発明は図3に示したように、支持体レ
スロール原版10の短手方向に、望ましくは実質的に1
回の製版印刷に必要な間隔をあけて、原版の厚さの80
%〜150%の厚さの補強部材10″を設けることで、
ロールの状態を維持し、かつ、搬送をスムーズに行なう
ようにしている。これは、原版の短手方向に形成された
これら補強部材を送版機構の版送クランプ、版送板がつ
かむようにすることによりなされるためである。
【0020】ただし、ロール状原版の短手方向に補強部
材を設けたものでは、その補強された部分は製版されな
いため、1回分の製版印刷に必要な長さ間隔をあけてお
き、製版時に補強部材を避けるようにしておく必要があ
る。 また、これら図2に示した補給部材10″と図3に
示した補給部材10″とが同時に形成されていてもかま
わない。
【0021】
【実施例】次に実施例及び比較例を示す。
【0022】実施例1 厚さ約7μmのポリエステルフィルム10の頭出部に、
厚さ約14μmの紙をポリエステルフィルムの熱融着に
より貼り、補強部材10″としたロール式原版(図2に
示したもの)を作成した。この原版での多数回製版によ
ってサーマルヘッドの発熱体の破損はみられず、装着も
容易に行なえた。比較のために、頭出部に厚さが約10
0μmの補強紙を貼ったロール式原紙を用いて装着を行
なったところ、サーマルヘッドの発熱体の破損が発生し
た。
【0023】実施例2 厚さ約7μmのロール状ポリエステルフィルムの短手方
向に製版されず、逆に、必ず1回の製版印刷に必要な長
さ間隔をあけた状態で、厚さ約10μmの補強紙を熱融
着して補強部としロール状原版とし、実施例1と同様に
して製版を行なった(図1、図3)。その結果、原版の
受渡は確実になり、クランプ開閉機構の中にシワなく確
実に着想された。比較の為に、補強部を約50μmとし
たものを作成したが、ロール状原版として成りたたなか
った。
【0024】
【発明の効果】(1)請求項1の発明によれば、原版の
厚さの80%〜200%の厚さの補強部材を設けたこと
により、サーマルヘッドの発熱体の損傷のない、且つ自
動製版機への原版装着が極めて容易な感熱孔版原版を得
ることができる。 (2)請求項2の発明によれば、短手方向に原版の厚み
の80%〜150%である厚さの補強部材を設けたこと
により、支持体レスのロール状原版として十分な強度が
得られ、原版の送りをも確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感熱孔版印刷原版を用いて自動的
に製版・印刷がなされる様子を表わした図である。
【図2】本発明に係る感熱孔版印刷原版の一例を表わし
た平面図である。
【図3】本発明に係る感熱孔版印刷原版の他の例を表わ
した平面図である。
【符号の説明】
1 送版機構(原版カッター) 2 製版機構 3 給版機構 4 印刷機構 5 排版機構 6 給紙機構 7 排紙機構 8 原稿挿入台 9 原稿 10 ロール状原版 10′ ロールコア 10″ 補強部材 11 原稿排出台 12 給紙台 13 印刷用紙 14 排紙台 15 印刷された用紙 16 印刷インク 17 原稿読み取り部 18 印刷胴(版胴) 21 サーマルヘッド 22 発熱体 23 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−282983(JP,A) 特開 昭59−16789(JP,A) 特開 昭59−16788(JP,A) 特開 昭59−16787(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41N 1/24 102 B41C 1/055 511

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ0.5〜20μmの熱可塑性樹脂フ
    ィルム単体からなり、サーマルヘッド方式で加熱する、
    自動製版機で製版され又は自動製版印刷機で製版印刷さ
    れる孔版印刷原版の頭出部に、その原版の厚さの80〜
    200%の厚さを有する補強部材が原版と重なる形で貼
    り合わせして設けられてなることを特徴とする感熱孔版
    印刷原版。
  2. 【請求項2】 厚さ0.5〜20μmの熱可塑性樹脂フ
    ィルム単体からなり、サーマルヘッド方式で加熱する、
    自動製版機で製版され又は自動製版印刷機で製版印刷さ
    れる孔版印刷原版の短手方向に、該原版の厚さの80〜
    150%の厚さを有する補強部材が設けられてなること
    を特徴とする感熱孔版印刷原版。
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