JP3218216U - 猫用ケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】遊戯用支柱の上端部を天井パネルに容易に固定すると共に、遊戯用支柱の上端部の固定状態を良好に維持する猫用ケージを提供する。
【解決手段】猫用ケージ10は、ケージ本体20の上端部に組付けられ、ケージ本体20の開口部を閉塞すると共に、前後方向に延在された第1棒状部材34と左右方向に延在された第2棒状部材36とを有する格子状の天井パネル30と、ケージ本体20の内部において上下方向に延在されると共に、下端部がトレイ12に固定された下側支持部材40によって支持された遊戯用支柱50と、天井パネル30の下側に配置され、遊戯用支柱50の上端部を支持する上側支持部材70と、上側支持部材70の上側に配置され、第1棒状部材34が嵌入された第1溝部及び第2棒状部材36が嵌入された第2溝部を有すると共に、上側支持部材70と共に天井パネル30を上下方向に挟み込んだ状態で上側支持部材70と相対移動不能に連結された連結部材80と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本考案は、猫用ケージに関する。
下記特許文献1には、猫の遊戯具が開示されており、この猫の遊戯具は、上下方向に延在された遊戯用支柱を有している。このため、猫が遊戯用支柱を登って遊ぶことができるようになっている。また、猫の遊戯具は、室内に設置されており、遊戯用支柱の上端部が、室内の天井面に当接した突っ張り部材を介して天井面に固定されている。
ところで、飼い主の不在のとき等では、猫をケージ内に収容させておきたいという飼い主もいる。一方、一般的に、ケージの内部には、遊戯用支柱が設けられていないため、ケージ内に収容された猫に対する居住性が低下する場合がある。このため、ケージの内部に遊戯用支柱を設けることで、ケージ内に収容された猫に対する居住性の低下を抑制しつつ、上記飼い主の要求に対応することができる。そして、内部に遊戯用支柱を設けるケージの構造としては、例えば、ケージのトレイに固定された支持部材によって遊戯用支柱の下端部を支持し、上記突っ張り部材によって遊戯用支柱の上端部をケージの天井パネルに固定する構造が考えられる。
特開2004−173514号公報
しかしながら、上記突っ張り部材を用いて遊戯用支柱の上端部を天井パネルに固定する構造では、既に組立てられたケージの内側(天井パネルの下側)から突っ張り部材を天井パネルに当接させて、遊戯用支柱の上端部を天井パネルに固定するようになる。このため、遊戯用支柱の上端部を天井パネルに固定する作業が煩雑になるという問題がある。
また、一般に、ケージでは、天井パネルを含む各パネルが、複数の線材を格子状に接合した構成になっている。このため、上記突っ張り部材を用いて遊戯用支柱の上端部を天井パネルに固定する構造では、突っ張り部材における天井パネルとの接触面積が小さくなる。これにより、遊戯用支柱の上端部における固定状態を良好に維持することができなくなる可能性がある。
本考案は、上記事実を考慮して、遊戯用支柱の上端部を天井パネルに容易に固定することができると共に、遊戯用支柱の上端部の固定状態を良好に維持することができる猫用ケージを提供することを目的とする。
本考案の1又はそれ以上の実施形態は、上下方向を板厚方向として配置されたトレイと、前記トレイに設置され、上側へ開放されたケージ本体と、前記ケージ本体の上端部に組付けられ、前記ケージ本体の開口部を閉塞すると共に、前後方向に延在された第1棒状部材と左右方向に延在された第2棒状部材とを有する格子状の天井パネルと、前記ケージ本体の内部において上下方向に延在されると共に、下端部が前記トレイに固定された下側支持部材によって支持された遊戯用支柱と、前記天井パネルの下側に配置され、前記遊戯用支柱の上端部を支持する上側支持部材と、前記上側支持部材の上側に配置され、前記第1棒状部材が嵌入された第1溝部及び前記第2棒状部材が嵌入された第2溝部を有すると共に、前記上側支持部材と共に前記天井パネルを上下方向に挟み込んだ状態で前記上側支持部材に相対移動不能に連結された連結部材と、を備えた猫用ケージである。
本考案の1又はそれ以上の実施形態は、前記連結部材は、下側へ開放された有底円筒状に形成されており、前記第1溝部及び前記第2溝部が、前記連結部材の側壁に形成されている猫用ケージである。
本考案の1又はそれ以上の実施形態は、前記上側支持部材は、上側へ開放された有底円筒状に形成され、前記連結部材と連結された支持本体部と、前記支持本体部から下側へ延出され、前記遊戯用支柱の上端部内に嵌入された支持部と、前記支持本体部の底壁の中央部から上側へ突出された嵌合部と、を含んで構成され、前記連結部材は、前記連結部材の頂壁から下側へ突出され且つ前記嵌合部と嵌合された被嵌合部を有しており、前記嵌合部と前記被嵌合部とが前記上側支持部材の周方向に係合可能に構成されている猫用ケージである。
本考案の1又はそれ以上の実施形態は、前記上側支持部材には、前記支持本体部の底壁から上側へ延出された円筒状の第1ボスが形成され、前記連結部材には、前記連結部材の頂壁から下側へ延出され且つ上側へ開放された有底円筒状の第2ボスが形成され、前記第2ボスの底壁が、締結部材によって前記第1ボスに締結されており、前記第2ボスの先端面には、下側へ開口され且つ前記第1ボスの先端部が挿入されるガイド凹部が形成され、前記ガイド凹部の内周面が、前記ガイド凹部の開口側へ向かうに従い前記第2ボスの径方向外側へ傾斜されている猫用ケージである。
本考案の1又はそれ以上の実施形態は、前記ガイド凹部の底面の直径が、前記第1ボスの直径と一致する寸法に設定されている猫用ケージである。
本考案の1又はそれ以上の実施形態によれば、遊戯用支柱の上端部を天井パネルに容易に固定することができると共に、遊戯用支柱の上端部の固定状態を良好に維持することができる。
(A)は、本実施の形態に係る猫用ケージにおける遊戯用支柱の上端部の天井パネルへの固定状態を示す前側から見た縦断面図(図5の1A−1A線断面図)であり、(B)は、(A)に示される遊戯用支柱の上端部の天井パネルへの固定状態を示す右側から見た縦断面図(図5の1B−1B線断面図)である。 本実施の形態に係る猫用ケージの全体を示す右斜め前方から見た斜視図である。 図2に示される猫用ケージの一部を分解した状態を示す右斜め前方から見た斜視図である。 (A)は、図3に示される上側支持部材を上側から見た平面図であり、(B)は、(A)の上側支持部材を右側から見た側面図であり、(C)は、(A)の上側支持部材の中央部を前側から見た縦断面図(図4(A)の4C−4C線断面図)である。 図2に示される上側固定ユニットを示す上側から見た平面図である。 (A)は、図5に示される固定カバーを示す上側から見た平面図であり、(B)は、(A)の固定カバーを右側から見た側面図であり、(C)は、(A)の固定カバーを下側から見た裏面図であり、(D)は、(A)の固定カバーを前側から見た側面図である。 図5に示される固定カバーの第2ボスと上側支持部材の第1ボスとの締結固定状態を示す縦断面図(図5の7−7線拡大断面図)である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る猫用ケージ10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印UP、矢印FR、矢印RHは、それぞれ猫用ケージ10の上側、前側、右側(幅方向一方側)を示している。そして、以下の説明において、上下、前後、左右の方向を示して説明するときには、特に断りのない限り、猫用ケージ10の上下方向、前後方向、左右方向を示すものとする。
(猫用ケージ10の全体構成について)
図2及び図3に示されるように、猫用ケージ10は、猫用ケージ10の下端部を構成するトレイ12と、トレイ12に設置されたケージ本体20と、ケージ本体20の上端部に組付けられた天井パネル30と、ケージ本体20内に配置された遊戯用支柱50と、遊戯用支柱50を支持する下側支持部材40及び上側固定ユニット60と、有している。以下、猫用ケージ10の各構成について説明する。
(トレイ12について)
トレイ12は、上下方向を板厚方向とし且つ左右方向を長手方向とした略矩形板状に形成されている。このトレイ12の外周部には、上側へ隆起された土手部12Aが形成されており、土手部12Aはトレイ12の周方向全周に亘って形成されている。また、トレイ12の前端部及び後端部には、それぞれ3つのキャスター14が設けられており、キャスター14は、トレイ12から下側へ突出されている。これにより、キャスター14によって猫用ケージ10が移動可能に構成されている。
(ケージ本体20について)
ケージ本体20は、全体として上下方向を軸方向とした略矩形筒状に形成されている。また、ケージ本体20は、略矩形筒状を成すパネルユニット22を有しており、パネルユニット22を上下方向に積み上げて、ケージ本体20が構成されている。すなわち、本実施の形態では、ケージ本体20が、上下方向に3段に積み上げられたパネルユニット22によって構成されている。
パネルユニット22は、パネルユニット22の前部を構成する前面パネル22Aと、ケージ本体20の左右の側部を構成する一対の側面パネル22Bと、ケージ本体20の後部を構成する背面パネル22Cと、を含んで構成されている。これら前面パネル22A、側面パネル22B、背面パネル22Cは、線材によって構成されると共に、格子状に形成されている。そして、これらのパネルが、図示しない連結具によって連結されている。また、前面パネル22Aには、猫が出入りする出入口22A1が形成されている。さらに前面パネル22Aには、出入口22A1を開閉するための扉22Dが設けられている。そして、3段のパネルユニット22同士が、図示しない連結具によって連結されて、ケージ本体20が組立てられている。さらに、ケージ本体20の下端部は、トレイ12の土手部12Aの内側に近接して配置されて、連結具によってトレイ12(土手部12A)に相対移動不能に連結されている。
(天井パネル30について)
天井パネル30は、ケージ本体20の上端部に連結具(図示省略)によって組付けられて、ケージ本体20の上端部を閉塞している。天井パネル30は、パネルユニット22の各パネルと同様に、格子状に形成されている。具体的には、天井パネル30は、天井パネル30の外周部を構成する外周フレーム32と、前後方向に延在された複数(本実施の形態では、22本)の「第1棒状部材」としての第1バー34と、左右方向に延在された複数(本実施の形態では、4本)の「第2棒状部材」としての第2バー36と、を含んで構成されている。
外周フレーム32、第1バー34、及び第2バー36は、それぞれ丸棒状の線材によって構成されている。例えば、線材として棒状の金属材をビニル系樹脂素材で覆われたもので構成される。外周フレーム32は、略矩形枠状に形成されて、ケージ本体20の上端部の内側に配置されている。そして、外周フレーム32が、図示しない連結具によってケージ本体20の上端部に組付けられている。第1バー34は、外周フレーム32の内側において、左右方向に等間隔毎に配置されており、第1バー34の長手方向両端部が外周フレーム32に接合されている。第2バー36は、第1バー34の上側に隣接して配置されると共に、前後方向に並んで配置されている、そして、第2バー36における第1バー34と交差する部分が、第1バー34に接合されており、第2バー36の長手方向両端部が、外周フレーム32に接合されている。
また、第2バー36では、前側から2番目及び3番目の2本の第2バー36が、外周フレーム32の前後方向中央側に配置されており、当該2本の第2バー36の前後方向の間隔が、第1バー34の左右方向の間隔と一致するように設定されている(図5参照)。
(下側支持部材40について)
図3に示されるように、下側支持部材40は、トレイ12の上面に設置されて、トレイ12に固定されている。具体的には、下側支持部材40は、トレイ12の左右方向中央よりも右寄りに配置されると共に、トレイ12の前後方向中央に配置されている。下側支持部材40は、樹脂材によって構成されると共に、射出成形等の手法によって成形されている。また、下側支持部材40は、トレイ12に固定されたベース部40Aと、後述する遊戯用支柱50を支持する支持筒部40Bと、を含んで構成されている。
ベース部40Aは、下側へ開口された比較的底の浅い略有底円筒状に形成されている。また、ベース部40Aには、ベース部40Aの頂壁から下側へ突出された4箇所のボス(図示省略)が形成されている。そして、トレイ12に形成された挿通孔(図示省略)にタッピングネジ(図示省略)が下側から挿入されて、タッピングネジがベース部40Aのボスに螺合されることで、ベース部40A(すなわち、下側支持部材40)がトレイ12に固定されている。
支持筒部40Bは、上下方向を軸方向とした円筒状に形成されて、ベース部40Aと同軸上に配置されると共に、ベース部40Aの頂壁から上側へ延出されている。支持筒部40Bの筒内側で、筒内側の筒底面と筒側壁の接合する領域に補強リブを複数設けてもよい。支持筒部40Bの筒外側の側壁に、後述する遊戯用支柱50が差し込まれたときにその回転が抑制され固定するための固定リブを複数設けてもよい。
(遊戯用支柱50について)
遊戯用支柱50は、全体として略円筒状に形成されている。また、遊戯用支柱50は、ケージ本体20におけるパネルユニット22の段数に応じた複数の支柱によって構成されている。すなわち、本実施の形態では、遊戯用支柱50が3本の支柱によって構成されている。具体的には、遊戯用支柱50は、遊戯用支柱50の下部を構成する下段遊戯用支柱52と、遊戯用支柱50の上下方向中間部を構成する中間遊戯用支柱54と、遊戯用支柱50の上部を構成する上段遊戯用支柱56と、を含んで構成されている。また、下段遊戯用支柱52は、下側へ開口された略有底円筒状に形成されており、上段遊戯用支柱56は、上側へ開口された略有底円筒状に形成されている。さらに、中間遊戯用支柱54は、中空の略円柱状に形成されている。そして、下段遊戯用支柱52の上端部と中間遊戯用支柱54の下端部とがネジ等によって連結されており、上段遊戯用支柱56の下端部と中間遊戯用支柱54の上端部とがネジ等によって連結されている。
また、遊戯用支柱50(下段遊戯用支柱52及び上段遊戯用支柱56)の内径が、下側支持部材40の支持筒部40Bの外径と略一致する寸法に設定されている。そして、下側支持部材40の支持筒部40Bが、遊戯用支柱50(下段遊戯用支柱52)の下端部の内部に嵌入されて、遊戯用支柱50の下端部が、下側支持部材40によって支持されている。これにより、遊戯用支柱50が、平面視で、天井パネル30の左右方向の中央よりも右寄りに配置されると共に、天井パネル30の前後方向の中央に配置されている。具体的には、図5に示されるように、遊戯用支柱50の軸線50Aが、平面視で、前後方向中央側に配置された2本の第2バー36と、2本の第1バー34と、によって囲まれた、天井パネル30の正方形のエリア30A(図5において、ハッチングが施された領域を参照)の中心に位置するように、遊戯用支柱50が配置されている。そして、以下の説明では、平面視で、遊戯用支柱50の軸線50Aを通過し且つ左右方向に対して時計回りに45度傾斜する架空線を第1基準線L1とし、遊戯用支柱50の軸線50Aを通過し且つ第1基準線L1に対して直交する架空線を第2基準線L2とする。
遊戯用支柱50は、支柱表面が押し圧でやや凹む様な素材で例えば強化パルプ材などで構成され、遊戯用支柱50が支持筒部40Bの筒外側に差し込まれたとき、支持筒部40Bの筒外側の側壁に設けられた複数の固定リブが、遊戯用支柱50の内側表面の素材面に凹みを形成しながら押し込まれ、固定リブと遊戯用支柱50が密着して固定される。
遊戯用支柱50の外側表面は、猫の爪がかかる様な素材で構成される。例えば、遊戯用支柱50の外側全部を天然の細縄を巻き付けた構成でもよいし、麻の様な素材で支柱外側を覆う構成でもよい。また、このような猫の爪がかかる天然の素材に加えて、部分的に合成素材を組み合わせてもよい。遊戯用支柱50の外側表面は、2種以上の素材を組み合わせて覆う構成がよい。
(上側固定ユニット60について)
次に、本考案の要部である上側固定ユニット60について説明する。図1〜図3に示されるように、上側固定ユニット60は、遊戯用支柱50(上段遊戯用支柱56)の上端部を支持するための上側支持部材70と、上側支持部材70(すなわち、遊戯用支柱50の上端部)を天井パネル30に相対移動不能に連結し固定するための「連結部材」としての固定カバー80と、を含んで構成されている。
<上側支持部材70について>
上側支持部材70は、天井パネル30の下側に隣接して配置されている。この上側支持部材70は、樹脂材によって構成されており、射出成形等の手法によって成形されている。図4にも示されるように、上側支持部材70は、上側支持部材70の上端部を構成する「支持本体部」としてのベース部72と、ベース部72から下側へ延出された「支持部」としての支持筒部74と、を含んで構成されている。
ベース部72は、上側へ開放された比較的底の浅い有底円筒状に形成されている。具体的には、ベース部72は、上下方向を板厚方向とした円板状の底壁72Aと、底壁72Aの外周部から上側へ延出された側壁72Bと、を含んで構成されている。また、ベース部72は、遊戯用支柱50と同軸上に配置されている。そして、ベース部72が、平面視で、4本の第1バー34及び2本の第2バー36と重なるように、ベース部72の直径寸法が設定されている。また、ベース部72の開口端面には、上側へ開放された嵌合溝部72Cが形成されており、嵌合溝部72Cは、側壁72Bの周方向全周に亘って形成されている。
ベース部72の底壁72Aの外周部には、複数(本実施の形態では、4箇所)の第1ボス72Dが一体に形成されており、第1ボス72Dは、上下方向を軸方向とした円筒状に形成されて、底壁72Aから上側へ突出されている。4箇所の第1ボス72Dは、平面視で、天井パネル30におけるエリア30Aの外側に配置されると共に、ベース部72の周方向に等間隔毎(90度毎)に配置されている。より詳しくは、2箇所の第1ボス72Dの軸線が、平面視で、第1基準線L1上に配置され、他の2箇所の第1ボス72Dの軸線が、平面視で第2基準線L2上に配置されている。また、4箇所の第1ボス72Dは、平面視で、天井パネル30の第1バー34及び第2バー36に重ならない位置に配置されている。さらに、第1ボス72Dの先端面(上端面)は、ベース部72の開口端面と面一に配置されている。
ベース部72の底壁72Aの中央部には、上側へ突出された嵌合部72Eが一体に形成されており、嵌合部72Eは、上側から見た平面視で、左右方向に膨出された異形筒状に形成されている。具体的には、嵌合部72Eは、周方向に2箇所の部位で分断された円筒状の嵌合筒部72E1と、嵌合筒部72E1における分断部から径方向外側(詳しくは、左側及び右側)にそれぞれ突出された一対の嵌合凸部72E2と、を含んで構成されている。嵌合凸部72E2は、平面視で、嵌合筒部72E1の径方向内側へ開放された略U字板形状に形成されており、嵌合凸部72E2の長手方向両端部が、嵌合筒部72E1に接続されている。さらに、底壁72Aからの嵌合筒部72E1の突出高さが、底壁72Aからの嵌合凸部72E2の突出高さよりも高く設定されており、嵌合筒部72E1の先端面が、ベース部72の開口端面よりも若干下側に配置されている。
また、ベース部72の第1ボス72Dが形成される面上に、支持筒部74の筒の輪郭に対応する様に浅い筒状の補強リブを設けて、さらに、その浅い筒状の補強リブから側壁72Bへ向かって、筒状の補強リブ、第1ボス、および側壁72Bを繋ぐ補強リブを、ベース部72を上から見て部分的な放射形となる様に設けてもよい。
支持筒部74は、上下方向を軸方向とした円筒状に形成されて、ベース部72の底壁72Aから下側へ延出されると共に、ベース部72と同軸上に配置されている。また、支持筒部74の外径は、遊戯用支柱50(上段遊戯用支柱56)の内径と略一致しており、支持筒部74が、遊戯用支柱50の上端部の内部に嵌入されている(図1参照)。そして、詳細については後述するが、上側支持部材70は、後述する固定カバー80によって天井パネル30に相対移動不能に連結されている。これにより、遊戯用支柱50の上端部が、上側支持部材70によって支持されるようになっている。
<固定カバー80について>
図1、図5、及び図6に示されるように、固定カバー80は、樹脂材によって構成されて、射出成形等の手法によって成形されている。固定カバー80は、下側へ開放された比較的底の浅い有底円筒状に形成されている。具体的には、固定カバー80は、上下方向を板厚方向とする円板状の頂壁80Aと、頂壁80Aの外周部から下側へ延出された側壁80Bと、を含んで構成されている。また、固定カバー80の直径は、上側支持部材70のベース部72の直径と一致しており、固定カバー80が上側支持部材70と同軸上に配置されている。つまり、平面視で、固定カバー80が、4本の第1バー34と2本の第2バー36に重なって配置されている。
固定カバー80の開口端面には、下側へ突出された嵌合リブ80Cが一体に形成されており、嵌合リブ80Cは、固定カバー80の周方向全周に亘って形成されている。そして、固定カバー80が上側支持部材70の上側に隣接して配置されて、固定カバー80と上側支持部材70とが組付けられている。具体的には、固定カバー80の開口端面と上側支持部材70(ベース部72)の開口端面とが上下に突き合わされて、固定カバー80の嵌合リブ80Cが、上側支持部材70の嵌合溝部72C内に嵌入されている。なお、固定カバー80と上側支持部材70との組付状態では、後述する第1係合溝部82及び第2係合溝部84によって、固定カバー80と重なる4本の第1バー34及び2本の第2バー36が固定カバー80の内部に配置されるようになっている。
固定カバー80の側壁80B及び嵌合リブ80Cには、複数(本実施の形態では、8箇所)の「第1溝部」としての第1係合溝部82が形成されている。この第1係合溝部82は、側壁80B及び嵌合リブ80Cの第1バー34と交差する部位において、前後方向に貫通形成されている。第1係合溝部82は、前後方向から見て、下側へ開放された略U字形溝状に形成されており、第1係合溝部82内に第1バー34が嵌入されている。これにより、平面視で固定カバー80と重なる第1バー34の部分が、固定カバー80の内部に配置されている。また、第1係合溝部82の溝幅は、第1バー34の直径よりも僅かに大きく設定されている。これにより、第1係合溝部82の内周面と第1バー34とが左右方向に係合して、左右方向における固定カバー80の天井パネル30に対する相対移動が制限されている。さらに、固定カバー80と上側支持部材70との組付状態では、第1係合溝部82の底部と上側支持部材70の開口端面とによって、第1バー34を上下方向に挟み込むように、第1係合溝部82の溝深さが設定されている(図1(A)参照)。
固定カバー80の側壁80B及び嵌合リブ80Cには、複数(本実施の形態では、4箇所)の「第2溝部」としての第2係合溝部84が形成されている。この第2係合溝部84は、側壁80B及び嵌合リブ80Cの第2バー36と交差する部位において、左右方向に貫通形成されている。第2係合溝部84は、左右方向から見て、下側へ開放された略U字形溝状に形成されており、第2係合溝部84内に第2バー36が嵌入されている。これにより、平面視で固定カバー80と重なる第2バー36の部分が、固定カバー80の内部に配置されている。また、第2係合溝部84の溝幅は、第2バー36の直径よりも僅かに大きく設定されている。これにより、第2係合溝部84の内周面と第2バー36とが前後方向に係合して、前後方向における固定カバー80の天井パネル30に対する相対移動が制限されている。さらに、第2係合溝部84の溝深さは、第1係合溝部82の溝深さよりも深くなっている。具体的には、固定カバー80と上側支持部材70との組付状態において、第2係合溝部84の底部が第2バー36の外周部に当接するように、第2係合溝部84の溝深さが設定されている(図1(B)参照)。
また、図7にも示されるように、固定カバー80の頂壁80Aの外周部には、複数(本実施の形態では、4箇所)の第2ボス86が一体に形成されており、第2ボス86は、上側へ開放された有底円筒状に形成されて、頂壁80Aから下側へ突出されている。第2ボス86は、上側支持部材70の第1ボス72Dと対を成して構成されて、対を成す第1ボス72Dと同軸上に配置されている。
また、第2ボス86の直径は、第1ボス72Dの直径D1(図7参照)よりも大きく設定されており、第2ボス86の底壁には、円形状の挿通孔86Aが貫通形成されている。さらに、第2ボス86の先端面(下端面)の中央部には、下側へ開放されたガイド凹部86Bが形成されている。ガイド凹部86Bは、第2ボス86の軸方向から見て、第2ボス86の挿通孔86Aよりも大径の円形状に形成されて、挿通孔86Aと連通されている。そして、第1ボス72Dの先端部(上端部)が、ガイド凹部86B内に配置されており、ガイド凹部86Bの底面に第1ボス72Dの先端面が当接されている。さらに、「締結部材」としてのタッピングネジ90が、第2ボス86の挿通孔86A内に上側から挿入され、タッピングネジ90のネジ部が第1ボス72Dの内周部に螺合されることで、上側支持部材70と固定カバー80とが締結固定されている。
これにより、上側支持部材70における前後方向及び左右方向の移動が、固定カバー80及び天井パネル30によって制限されている。また、上側支持部材70と固定カバー80との固定状態では、第1係合溝部82の底部及び上側支持部材70の開口端面が、タッピングネジ90の締結力によって、天井パネル30の第1バー34を上下方向に締め付けている。これにより、上下方向における上側支持部材70及び固定カバー80の天井パネル30に対する相対移動が制限されている。以上により、上側支持部材70が、固定カバー80によって天井パネル30に相対移動不能に連結されて、遊戯用支柱50の上端部が、天井パネル30に固定されている。
また、第2ボス86におけるガイド凹部86Bの内周面86Cは、ガイド凹部86Bの開口側へ向かうに従い第2ボス86の径方向外側へ傾斜されている。つまり、ガイド凹部86Bの径寸法が、ガイド凹部86Bの開口側へ向かうに従い大きくなるように設定されている。さらに、ガイド凹部86Bの底面の直径D2(図7参照)が、第1ボス72Dの直径D1と一致する寸法に設定されている。
さらに、固定カバー80の頂壁80Aの中央部には、被嵌合部88が一体に形成されている。被嵌合部88は、上下方向を軸方向とした円筒状に形成されて、頂壁80Aから下側へ延出されると共に、平面視で、天井パネル30のエリア30A内に配置されている。この被嵌合部88の内径は、上側支持部材70の嵌合筒部72E1の外径よりも僅かに大きく設定されており、被嵌合部88の内部に嵌合筒部72E1が挿入されている。
被嵌合部88の先端部(下端部)には、左右一対の被嵌合凹部88Aが形成されている。被嵌合凹部88Aは、下側へ開放された凹状に形成されると共に、上側支持部材70の嵌合凸部72E2に対応する位置に配置されている。また、被嵌合凹部88Aの幅寸法(前後方向の寸法)が、嵌合凸部72E2の幅寸法よりも僅かに大きく設定されており、被嵌合凹部88A内に、嵌合凸部72E2が挿入されている。このため、固定カバー80の被嵌合部88と上側支持部材70の嵌合部72Eとが、上側支持部材70の周方向において係合可能に嵌合されている。これにより、固定カバー80と上側支持部材70とを組付けるときの上側支持部材70の固定カバー80に対する向きを、嵌合部72E及び被嵌合部88によって決定する構成になっている。さらに、被嵌合凹部88Aの深さが、ガイド凹部86Bの深さよりも大きく設定されている。
(作用効果)
次に、遊戯用支柱50の上端部を天井パネル30に固定するときの手順を説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された猫用ケージ10では、ケージ本体20が、トレイ12の上面に設置されて、連結具によってトレイ12の土手部12Aに相対移動不能に連結されている。また、ケージ本体20の内部には、遊戯用支柱50が上下方向に延在されている。さらに、トレイ12には、下側支持部材40が固定されており、下側支持部材40の支持筒部40Bが、遊戯用支柱50の下端部の内部に嵌入されている。これにより、遊戯用支柱50の下端部が下側支持部材40によって支持された状態で、遊戯用支柱50がケージ本体20内に立設されている。
この状態で、遊戯用支柱50の上端部に上側支持部材70を組付ける。具体的には、遊戯用支柱50の上端部の内部に、上側支持部材70の支持筒部74を嵌入させる。また、このときには、平面視で、上側支持部材70における一対の嵌合凸部72E2が嵌合筒部72E1から左側及び右側へ突出するように、上側支持部材70の周方向の位置を設定する。
上側支持部材70の遊戯用支柱50への組付後、天井パネル30を、上側支持部材70の上側に配置して、連結具によってケージ本体20の上端部に組付ける。これにより、平面視で、上側支持部材70の中心が、天井パネル30のエリア30Aの中心に位置した状態になる。
天井パネル30のケージ本体20への組付後、固定カバー80を、天井パネル30の上側において、遊戯用支柱50と同軸上になるように配置する。具体的には、固定カバー80の第1係合溝部82を天井パネル30の第1バー34に一致させ、固定カバー80の第2係合溝部84を天井パネル30の第2バー36に一致させるように、固定カバー80を配置する。この状態で固定カバー80を下側へ移動させて、固定カバー80の被嵌合部88を天井パネル30のエリア30A内に挿入する。
固定カバー80における被嵌合部88のエリア30A内への挿入後、固定カバー80をさらに下側へ移動させて、被嵌合部88の内部に上側支持部材70の嵌合筒部72E1を挿入させると共に、被嵌合部88の被嵌合凹部88A内に、上側支持部材70の嵌合凸部72E2を挿入させる。また、このときには、固定カバー80の第2ボス86の先端部が上側支持部材70の第1ボス72Dのガイド凹部86B内に挿入される。さらに、天井パネル30の第1バー34が固定カバー80の第1係合溝部82内に嵌入されると共に、天井パネル30の第2バー36が、固定カバー80の第2係合溝部84内に嵌入される。またさらに、固定カバー80の嵌合リブ80Cが上側支持部材70の嵌合溝部72C内に嵌入される。これにより、固定カバー80の第1係合溝部82の底部と上側支持部材70の開口端部とが、天井パネル30の第1バー34を上下方向に挟み込んだ状態に仮組される。
固定カバー80と上側支持部材70との仮組後、タッピングネジ90を、固定カバー80の第2ボス86内に上側から挿入して、上側支持部材70の第1ボス72Dに螺合させる。これにより、固定カバー80と上側支持部材70とが、天井パネル30(第1バー34)を上下方向に締め付けた状態に固定される。その結果、上側支持部材70によって支持された遊戯用支柱50の上端部が天井パネル30に固定される。
以上説明したように、猫用ケージ10では、遊戯用支柱50の上端部を天井パネル30に固定するための上側固定ユニット60が、上側支持部材70と固定カバー80とを含んで構成されている。そして、上側支持部材70が、天井パネル30の下側に配置されて、遊戯用支柱50の上端部を支持している。このため、天井パネル30のケージ本体20への組付前に、上側支持部材70を遊戯用支柱50の上端部に組付けることができる。さらに、固定カバー80は、上側支持部材70の上側に配置され、上側支持部材70と共に天井パネル30を上下方向に挟み込んだ状態で上側支持部材70に相対移動不能に連結されている。このため、固定カバー80を天井パネル30の外側(上側)から上側支持部材70に組付けることができる。つまり、天井パネル30のケージ本体20への組付後に、固定カバー80を上側支持部材70に組付けることができる。これにより、遊戯用支柱50の上端部を天井パネル30に容易に固定することができる。
また、固定カバー80は、第1係合溝部82を有しており、天井パネル30の第1バー34が第1係合溝部82に嵌入されている。このため、第1バー34と第1係合溝部82とが左右方向に係合して、左右方向における固定カバー80(すなわち、上側支持部材70)の天井パネル30に対する相対移動を制限することができる。また、固定カバー80は、第2係合溝部84を有しており、天井パネル30の第2バー36が第2係合溝部84に嵌入されている。このため、第2バー36と第2係合溝部84とが前後方向に係合して、前後方向における固定カバー80(すなわち、上側支持部材70)の天井パネル30に対する相対移動を制限することができる。
さらに、上述のように、固定カバー80が、上側支持部材70と共に天井パネル30を上下方向に挟み込んだ状態で、上側支持部材70に相対移動不能に連結されている。このため、上下方向における固定カバー80及び上側支持部材70の天井パネル30に対する相対移動を制限することができる。
したがって、上側支持部材70によって支持された遊戯用支柱50の上端部の天井パネル30に対する相対移動を良好に制限することができる。
以上により、本実施の形態の猫用ケージ10によれば、ケージ本体20の内部に配置された遊戯用支柱50の上端部を天井パネル30に容易に固定することができると共に、遊戯用支柱50の上端部の固定状態を良好に維持することができる。
また、固定カバー80は、下側へ開放された有底円筒状に形成されており、第1係合溝部82及び第2係合溝部84が、固定カバー80の側壁80Bにおいて、下側へ開放された溝状に形成されている。このため、平面視で、第1バー34及び第2バー36の固定カバー80と重なる部分を固定カバー80の内部に配置して、固定カバー80と上側支持部材70とを連結することができる。したがって、遊戯用支柱50を有する猫用ケージ10の意匠性を向上することができる。
また、上側支持部材70は、上側へ開放された有底円筒状を成すベース部72を有しており、ベース部72の直径と固定カバー80の直径とが一致する寸法に設定されている。そして、上側支持部材70のベース部72の開口端面に形成された嵌合溝部72C内に、固定カバー80の開口端部に形成された嵌合リブ80Cが嵌入されて、上側支持部材70及び固定カバー80が組付けられている。このため、上述と同様に、平面視で、第1バー34及び第2バー36の上側固定ユニット60と重なる部分を上側固定ユニット60の内部に配置することができると共に、ベース部72の内部を固定カバー80によって視認不能にすることができる。したがって、遊戯用支柱50を有する猫用ケージ10の意匠性を一層向上することができる。
また、上側支持部材70は、嵌合部72Eを有しており、嵌合部72Eが、周方向に分断された嵌合筒部72E1と、嵌合筒部72E1から径方向外側へ突出された嵌合凸部72E2と、を含んで構成されている。そして、嵌合凸部72E2の底壁72Aからの突出高さが、嵌合筒部72E1の底壁72Aからの突出高さよりも低くなっている。また、固定カバー80は、嵌合筒部72E1が挿入される被嵌合部88を有しており、被嵌合部88の先端部には、嵌合凸部72E2が嵌合される被嵌合凹部88Aが形成されている。このため、固定カバー80の被嵌合部88と上側支持部材70の嵌合部72Eとが、上側支持部材70の周方向において係合可能に嵌合される。これにより、固定カバー80を上側支持部材70に組付けるときに、固定カバー80及び上側支持部材70が周方向に仮にずれていた場合には、例えば、天井パネル30の隙間から上側支持部材70を周方向に回転させることで、嵌合凸部72E2を被嵌合凹部88A内に挿入させて、嵌合凸部72E2と被嵌合凹部88Aとを嵌合させることができる。すなわち、周方向における上側支持部材70の固定カバー80に対する位置合わせを、嵌合部72E及び被嵌合部88によって行うことができる。したがって、上側固定ユニット60を固定するときの作業性を一層向上することができる。
また、固定カバー80における第2ボス86の先端部には、上側支持部材70における第1ボス72Dの先端部が挿入されるガイド凹部86Bが形成されており、ガイド凹部86Bの内周面86Cがガイド凹部86Bの開口側へ向かうに従い、ガイド凹部86Bの径方向外側へ傾斜している。このため、固定カバー80と上側支持部材70とを仮組するとき(重ね合わせるとき)には、第1ボス72Dの先端部が、ガイド凹部86Bの内周面によってガイドされて、第1ボス72Dと第2ボス86とが上下方向に突き合わされる。これにより、固定カバー80と上側支持部材70とを仮組したときに、対を成す第1ボス72Dと第2ボス86とを同軸上に配置させることができる。したがって、タッピングネジ90によって固定カバー80と上側支持部材70とを締結固定するときの作業性を効果的に向上することができる。
しかも、ガイド凹部86Bの底面の直径D2が、第1ボス72Dの直径D1と一致する寸法に設定されている。これにより、固定カバー80と上側支持部材70との仮組状態において、上側支持部材70が固定カバー80に対して相対回転することを抑制できる。したがって、タッピングネジ90によって固定カバー80と上側支持部材70とを締結固定するときの作業性を一層効果的に向上することができる。
なお、本実施の形態では、遊戯用支柱50の上端部を天井パネル30に固定するときの手順として、上側支持部材70、天井パネル30、固定カバー80の順に組付ける手順を説明したが、これに代えて、以下の手順で、遊戯用支柱50の上端部を天井パネル30に固定してもよい。すなわち、例えば、上側支持部材70及び固定カバー80を、天井パネル30を挟み込んだ状態に固定して、上側固定ユニット60と天井パネル30とをアッセンブリ化する。そして、上側固定ユニット60とアッセンブリ化された天井パネル30を、ケージ本体20の上端部に組付けると共に、上側支持部材70の支持筒部74を遊戯用支柱50の上端部内に嵌入させる。よって、上側固定ユニット60がアッセンブリ化された天井パネル30をケージ本体20に組付けることで、遊戯用支柱50の上端部が天井パネル30に固定される。したがって、この場合においても、遊戯用支柱50の上端部を天井パネル30に容易に固定することができる。
また、この場合には、猫用ケージ10の部品をそれぞれ梱包してパッケージとするとき、天井パネル30と上側固定ユニット60(上側支持部材70及び固定カバー80)とを組付けたアッシー部品(天井パネルアッシー)にして、アッシー部品として梱包すれば、より組み付けるときに便利になる。
また、本実施の形態の猫用ケージ10では、下側支持部材40と上側支持部材70とが、別部品として構成されているが、下側支持部材40と上側支持部材70とを共通部品としてもよい。すなわち、下側支持部材40の代わりに、上側支持部材70を用いてもよい。この場合には、上側支持部材70を上下反転させた状態でトレイ12に固定して、上側支持部材70の支持筒部74を遊戯用支柱50の下端部の内部に嵌入させてもよい。
また、本実施の形態の猫用ケージ10では、ケージ本体20が、上下に3段に積み上げられたパネルユニット22によって構成されているが、ケージ本体20の構成はこれに限らない。例えば、ケージ本体20を、一枚の前面パネル、左右のパネル、背面パネルによって構成してもよい。また、例えば、ケージ本体20におけるパネルユニット22の積み上げ段数を適宜変更してもよい。
また、本実施の形態の猫用ケージ10では、ケージ本体20の内部に遊戯用支柱50が、設けられているが、遊戯用支柱50に加えて、棚板や猫用ハウスをケージ本体20の内部に設けてもよい。
10 猫用ケージ
12 トレイ
20 ケージ本体
30 天井パネル
34 第1バー(第1棒状部材)
36 第2バー(第2棒状部材)
40 下側支持部材
50 遊戯用支柱
70 上側支持部材
72 ベース部(支持本体部)
72A 底壁(支持本体部の底壁)
72D 第1ボス
72E 嵌合部
74 支持筒部(支持部)
80 固定カバー(連結部材)
80A 頂壁(連結部材の頂壁)
80B 側壁(連結部材の側壁)
82 第1係合溝部(第1溝部)
84 第2係合溝部(第2溝部)
86 第2ボス
86B ガイド凹部
86C 内周面
88 被嵌合部
90 タッピングネジ(締結部材)
D1 第1ボスの直径
D2 ガイド凹部の底面の直径

Claims (5)

  1. 上下方向を板厚方向として配置されたトレイと、
    前記トレイに設置され、上側へ開放されたケージ本体と、
    前記ケージ本体の上端部に組付けられ、前記ケージ本体の開口部を閉塞すると共に、前後方向に延在された第1棒状部材と左右方向に延在された第2棒状部材とを有する格子状の天井パネルと、
    前記ケージ本体の内部において上下方向に延在されると共に、下端部が前記トレイに固定された下側支持部材によって支持された遊戯用支柱と、
    前記天井パネルの下側に配置され、前記遊戯用支柱の上端部を支持する上側支持部材と、
    前記上側支持部材の上側に配置され、前記第1棒状部材が嵌入された第1溝部及び前記第2棒状部材が嵌入された第2溝部を有すると共に、前記上側支持部材と共に前記天井パネルを上下方向に挟み込んだ状態で前記上側支持部材に相対移動不能に連結された連結部材と、
    を備えた猫用ケージ。
  2. 前記連結部材は、下側へ開放された有底円筒状に形成されており、前記第1溝部及び前記第2溝部が、前記連結部材の側壁に形成されている請求項1に記載の猫用ケージ。
  3. 前記上側支持部材は、
    上側へ開放された有底円筒状に形成され、前記連結部材と連結された支持本体部と、
    前記支持本体部から下側へ延出され、前記遊戯用支柱の上端部内に嵌入された支持部と、
    前記支持本体部の底壁の中央部から上側へ突出された嵌合部と、
    を含んで構成され、
    前記連結部材は、前記連結部材の頂壁から下側へ突出され且つ前記嵌合部と嵌合された被嵌合部を有しており、
    前記嵌合部と前記被嵌合部とが前記上側支持部材の周方向に係合可能に構成されている請求項2に記載の猫用ケージ。
  4. 前記上側支持部材には、前記支持本体部の底壁から上側へ延出された円筒状の第1ボスが形成され、
    前記連結部材には、前記連結部材の頂壁から下側へ延出され且つ上側へ開放された有底円筒状の第2ボスが形成され、
    前記第2ボスの底壁が、締結部材によって前記第1ボスに締結されており、
    前記第2ボスの先端面には、下側へ開口され且つ前記第1ボスの先端部が挿入されるガイド凹部が形成され、前記ガイド凹部の内周面が、前記ガイド凹部の開口側へ向かうに従い前記第2ボスの径方向外側へ傾斜されている請求項3に記載の猫用ケージ。
  5. 前記ガイド凹部の底面の直径が、前記第1ボスの直径と一致する寸法に設定されている請求項4に記載の猫用ケージ。
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