JPH07289363A - 組立収納ケースにおける組立構造 - Google Patents

組立収納ケースにおける組立構造

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JPH07289363A
JPH07289363A JP6089808A JP8980894A JPH07289363A JP H07289363 A JPH07289363 A JP H07289363A JP 6089808 A JP6089808 A JP 6089808A JP 8980894 A JP8980894 A JP 8980894A JP H07289363 A JPH07289363 A JP H07289363A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各部材間の組立てを容易に行うことができ
て、分解時のコンパクト化をより一層達成することがで
き、しかもより一層のコストダウンを図ることができる
組立収納ケースの組立構造を提供すること。 【構成】 各連結部20を、上下に貫通する筒状のもの
であって、段部21の上下にて嵌合部22と、被嵌合部
23とに区画したものとするとともに、この連結部20
の嵌合部22に形成した弾性片24と、この弾性片24
の外側に設けた係合爪25と、被嵌合部23の弾性片2
4の直下に位置する部分に形成されて他の台枠10側の
係合爪25が係合される係合穴26とを備えたものと
し、さらに、各連結部20の被嵌合部23の内側に、段
部21から下方に向けて突出されて、当該被嵌合部23
内に嵌合された他の台枠10側の嵌合部22上に当接す
るストッパ27を一体的に形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不使用時あるいは販売
時等には分解してコンパクト化され、使用時には組立て
られて収納箱を多段に配置する組立収納ケースに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の組立収納ケースは、使用時の収
納スペースを十分にするとともに、不使用時等には分解
してコンパクト化しなければならないものであるから、
使用者である一般需要者がその分解・組立を容易に行え
るような組立構造を有していなければならないものであ
る。
【0003】このような組立収納ケースの従来例として
は、例えば実公昭60−6267号公報に示されたよう
な「衣裳ケースの外枠」がある。この外枠は、「水平部
と側壁部材との結合を係合突起部と係合凹部との係合に
よって行ない且つ両者の離脱を外側方から簡便にできる
ように構成した衣裳ケースの外枠を提供することを目的
と」してなされたものであり、「上下水平部材間に左右
側壁部材を結合した収納箱を挿抜自在にした衣裳ケース
の合成樹脂製外枠において、前記各側壁部材の上下面に
は複数の係合突部が一体形成され、前記各水平部材の側
壁接合部分には前記係合突部を係合可能な係合凹部が一
体成形されており、前記係合突部には突起とこれに隣接
した撓み変形可能な係止片とが形成され、前記係合凹部
には突起及び係止片が挿抜可能な凹所と挿入された係止
片と係合してその抜止めをする係止部とが形成され、且
つ前記水平部材の外側面には係止片を撓み変形させて係
止部から離脱させる離脱具を挿入可能な孔が形成されて
いること」を特徴とするものである。
【0004】そして、この実公昭60−6267号公報
に示された外枠によれば、上記公報中に記載されている
ように、「外枠は水平部材の係合凹部と側壁部材の上下
面に形成した係合突部との係合によって組立てられるの
で、締結金具が不要であり組立てが極めて簡便であり、
係合凹部及び係合突部は夫々水平部材及び側壁部材と一
体成形されているので、各部材は製作が容易であり、ま
た、係合突部の係止片は撓み変形可能であると共に係合
凹部の係止部に係脱自在であり、且つ係止片の離脱を外
枠の外面側方から離脱具で行ない得るので、外枠の分解
が極めて容易である」という効果を有しているものの、
次のような改良しなければならない点も含んでいるもの
である。
【0005】すなわち、上記公報に示された外枠は、上
下水平部材間に結合される左右側壁部材を必要とするも
のであり、かつ各側壁部材は、上記公報の第2頁左欄の
第8行目以下に記載されているように、「左右側枠段部
21、嵌合部22は同一形状であり、水平枠連結部20
の側辺11上面12に面接触する下辺19と、側辺11
の下面14に面接触する上辺20とを有し、下面14と
上辺20とには水平枠連結部20と側枠段部21、嵌合
部22との前後位置規制を行なう凸段部22と凹段部2
2が形成されており、最下段の水平枠連結部20の凸段
部21は衣裳ケース組立収納ケース100全体の脚部と
なる。前記各側枠段部21、嵌合部22の下辺19には
係合凹部13に挿入係合可能な係合突部23が、上辺2
0には係合凹部15に挿入係合可能な係合突部24が夫
々形成されており、前後2個の各係合突部23、24は
左右対称形状である。」ものとしなければならないもの
である。従って、この従来の「衣裳ケースの外枠」にお
いては、その製造を複雑な型を使用しなければならない
ことになって、製造コストがかかるものとなるだけでな
く、形状が複雑なものであることから、使用者である一
般需要者がその分解・組立てを行うことを困難にしてい
るものである。
【0006】換言すれば、この種の組立収納ケースは、
次のような諸点を考慮して形成されなければならない。 (1)合成樹脂材料を使用して型成形する場合の型の構
造を簡略化して、組立収納ケース全体のコスト低減を図
らなければならない。 (2)組立てた時の剛性が十分なものであることは当然
として、その組立自体が一般需要者が説明書を熟読しな
くても行えるような簡単な構造のものでなければなら
い。 (3)販売時、そのための運搬時、あるいは不使用時に
は、その全体を分解してコンパクト化しなければならな
いが、そのコンパクト化をより一層達成できるようにし
なければならない。 (4)コンパクト化した時に、各部材が変形するもので
あってはならないし、コンパクト化したがために各部材
間が結合されてはならない。
【0007】そこで、本発明者等は、この種の組立収納
ケースをより安価に提供することができ、しかも不使用
時のコンパクト化をさらに達成するにはどうしたらよい
かについて種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成し
たのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、この種組立収納ケースのさらなるコストダウンと、
コンパクト化である。
【0009】そして、本発明の目的とするところは、各
部材間の組立てを容易に行うことができて、分解時のコ
ンパクト化をより一層達成することができ、しかもより
一層のコストダウンを図ることができる組立収納ケース
の組立構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、実施例
において使用する符号を付して説明すると、「複数の台
枠10を、これに形成した複数の連結部20に立設した
支柱30を介して多段に組み立てて、これら台枠10間
に収納箱40を引出可能に挿入するようにした組立収納
ケース100において、各連結部20を、上下に貫通す
る筒状のものであって、段部21の上下にて嵌合部22
と、被嵌合部23とに区画したものとするとともに、こ
の連結部20の嵌合部22に形成した弾性片24と、こ
の弾性片24の外側に設けた係合爪25と、被嵌合部2
3の弾性片24の直下に位置する部分に形成されて他の
台枠10側の係合爪25が係合される係合穴26とを備
えたものとし、さらに、各連結部20の被嵌合部23の
内側に、段部21から下方に向けて突出されて、当該被
嵌合部23内に嵌合された他の台枠10側の嵌合部22
上に当接するストッパ27を一体的に形成したことを特
徴とする組立構造」である。
【0011】すなわち、この請求項1に係る発明は、特
に分解された組立収納ケース100の各台枠10がより
一層コンパクト化できるようにするとともに、各台枠1
0間の固着がなされないようにコンパクト化し得る組立
構造なのである。
【0012】そのために、この請求項1に係る組立構造
においては、まず、各台枠10に立設される各支柱30
のための連結部20に上述した構成を採用することによ
って、各台枠10の連結部20に他の台枠10の連結部
20がその各嵌合部22及び被嵌合部23によって嵌合
し得るようにして、各台枠10をコンパクトにまとめる
ことができるようにしたものである。
【0013】また、各連結部20は、これに各支柱30
を脱着自在に取付けるための嵌合部22、及び係合爪2
5を有した弾性片24を設けたものであるため、支柱3
0側を固定するはずの各係合爪25によって、他の台枠
10側の被嵌合部23が固定してしまわないようにする
ためのストッパ27を、各連結部20が備えたものとし
たものである。換言すれば、この組立構造においては、
各連結部20がストッパ27を備えたものとしたことに
よって、各連結部20同志が完全に嵌合しないようにし
たもので、各台枠10を少し浮いた状態で積み重ねて保
管し得るようにしたものなのである。
【0014】なお、この請求項1に係る組立構造では、
各支柱30の構造は特に限定されるものではなく、各連
結部20の嵌合部22及ぶ被嵌合部23を利用して立設
・固定される形状のものであればどのようなものであっ
てもよい。
【0015】請求項2に係る組立構造は、上記目的を達
成するために、上記請求項1の組立構造について、特
に、各連結部20を、被嵌合部23の係合穴26の下方
に位置する内面に形成されて、他の台枠10側の係合爪
25を有した弾性片24を収納する上下方向の収納凹所
28を備えたものとして形成したことにその構成上の特
徴があるものである。
【0016】すなわち、この請求項2に係る組立構造
は、各台枠10をその嵌合部22及び被嵌合部23を利
用して積み重ねた際に、連結部20の被嵌合部23の下
方に形成した弾性片24がその弾性を無くさないように
したものであり、他の台枠10側の弾性片24を自然復
帰状態で収納する収納凹所28を被嵌合部23の内面で
あって係合穴26の下方に形成したものである。
【0017】一方、請求項3に係る発明の採った手段
は、実施例において使用する符号を付して説明すると、
上記請求項1または請求項2に係る組立構造について、
その各支柱30を、段部31の上下にて、連結部20側
の被嵌合部23に嵌合される嵌合部32と、連結部20
側の嵌合部22が嵌合される被嵌合部33とに区画した
ものとするとともに、この支柱30の嵌合部32に形成
した弾性片34と、この弾性片34の外側に設けた係合
爪35と、被嵌合部33の下側に形成されて他の台枠1
0側の連結部20における係合爪25が係合される係合
穴36とを備えたものとしたものである。
【0018】すなわち、この請求項3に係る組立構造に
おいては、その各支柱30の形状を、連結部20側のそ
れと略同じようにしたものであり、これにより、各台枠
10の支柱30による組立てを容易に行えるようにした
ものである。換言すれば、これら各支柱30による台枠
10の積み上げを、不使用時における各台枠10の連結
部20を利用した積み重ねと同様な方法によって行える
ようにしたものであるが、この支柱30を使用する場合
には、その嵌合部32に形成してある弾性片34の係合
爪35が連結部20側の係合穴26内に係合されるよう
にするとともに、その被嵌合部33に形成してある係合
穴36内に連結部20側の弾性片24の係合爪25が係
合するようにしたものである。
【0019】そして、請求項4に係る発明の採った手段
は、同様に、上記請求項1〜3に記載の組立構造につい
て、各連結部20内に形成したストッパ27の上下方向
の長さを、連結部20側の被嵌合部23内に嵌合された
支柱30側の嵌合部32の上端面から後退し得て、かつ
二つの各台枠10をその連結部20にて上下に積み重ね
る際、下側台枠10における係合爪25の下端を上側台
枠10における係合穴26の下端に一致させたときの下
側台枠10における嵌合部22の上端面より、上側台枠
10側のストッパ27の下端が突出し得るものとしたも
のである。
【0020】すなわち、この請求項4に係る組立構造に
おいては、各台枠10をその各連結部20を利用して積
み重ねたときに、かく係合爪25が他の台枠10側の係
合穴26内に係合しないように、各台枠10を言わば少
し浮かせた状態に積み重ね得るようにするとともに、各
台枠10の連結部20に支柱30を立設したときには、
台枠10側の係合穴26に支柱30側の係合爪35が確
実に係止し得るようにすべく、各台枠10側の連結部2
0内に設けたストッパ27の上下方向の長さを、前述し
たように具体的に規定したものなのである。
【0021】
【発明の作用】以上のように達成した各請求項に係る発
明の作用を以下に説明するが、後述の実施例に係る組立
構造は、これら各請求項に係る全ての発明を実質的に含
むものであるから、この実施例に係る組立構造の作用説
明をすることにより、各請求項に係る発明の作用説明と
する。
【0022】まず、各請求項に係る組立構造を採用した
組立収納ケース100は、図1〜図4に示した状態のも
のに組み立てられるものであるが、このような組立収納
ケース100とするために、図5及び図6に示したよう
な、4隅に連結部20を一体成形した複数(本実施例で
は5枚)の台枠10間に、図9及び図10に示したよう
な支柱30が立設固定されるものである。
【0023】なお、最下端となる台枠10には、図1〜
図4に示したように、当該組立収納ケース100全体の
移動を容易にするためのキャスター12が設けられるも
のであり、最上端となる台枠10の各連結部20は、嵌
合部22を有さないものとして上方に突出する部分をな
くしたものが採用してあって、これにより、最上端の台
枠10は所謂「天板」としたものである。勿論、天板以
外の各台枠10上には、図4及び図5に示したように、
収納箱40を収納するためのスライド凹所11が形成し
てあり、このスライド凹所11を利用することにより、
各収納箱40が引出し自在としてあるものである。
【0024】このように、各支柱30によって台枠10
を組み立てた組立収納ケース100においては、図4の
(イ)及び図11に示すように、各連結部20の嵌合部
22に対して各支柱30の被嵌合部33が嵌合されてい
るものであり、連結部20側の弾性片24外面に設けて
ある係合爪25は、支柱30側の被嵌合部33に設けて
ある係合穴36内に係合した状態となっていて、各支柱
30の台枠10側に対する立設固定が確実になされてい
るのである。
【0025】実施例に係る各支柱30においては、図5
及び図10の比較から理解できるように、その断面形状
を連結部20のそれと同様に小判型にするとともに、そ
の嵌合部32が連結部20側の被嵌合部23内に嵌入し
得るものとしてあり、かつその被嵌合部33が連結部2
0側の嵌合部22に対して外嵌合し得るものとしてある
ため、この支柱30の連結部20に対する嵌合がその方
向性と位置決めとを同時に満足しながら行えるものとな
っているのである。そして、各連結部20側の係合爪2
5は、両側にスリットまたは薄肉部分24aを形成する
ことにより自由に曲がる弾性片24の外面に形成してあ
り、しかもその図11の図示上端面は傾斜したものとし
てあるから、連結部20側の嵌合部22を当該支柱30
の被嵌合部33内に差し込んでこれを固定する際には、
連結部20側の弾性片24が内方に撓み、その後に弾性
片24が自然状態に復帰して当該弾性片24の係合爪2
5が支柱30側の係合穴36内に自動的に係合するか
ら、支柱30の連結部20に対する立設・固定作業は容
易に行えるのである。
【0026】一方、この支柱30の嵌合部32を連結部
20側の被嵌合部23内に嵌合してその立設・固定を行
う場合も、上述したのと同様に、その作業を容易に行え
るものである。すなわち、今後は、支柱30側の各嵌合
部32に、スリットまたは薄肉部分34aによって自由
に曲がる弾性片34が形成してあって、この弾性片34
の外面に係合爪35が形成してあるから、この支柱30
の嵌合部32を連結部20側の被嵌合部23内に差し込
んだとき、弾性片34が内方に撓んで自然状態に復帰す
ることにより、当該支柱30における嵌合部32の連結
部20側に設けてある被嵌合部23内への嵌入と、各支
柱30側の係合爪35の連結部20側の係合穴26に対
する係合が簡単に行えるのである。
【0027】また、各支柱30の嵌合部32を連結部2
0側の被嵌合部23内に嵌入してこれを固定したとき、
図11に示したように、支柱30側の嵌合部32の上端
面が連結部20内に設けてある各ストッパ27の下端面
より下方に位置しているから、上述した支柱30側の係
合爪35の連結部20側の係合穴26に対する係合は、
ストッパ27が存在していても何等の支障もなく行える
ものである。
【0028】勿論、各支柱30の下端面は、連結部20
側の段部21上に当接しており、同様に、各連結部20
の下端面は支柱30側の段部31上に当接しているか
ら、各支柱30と連結部20との位置決めは確実になさ
れていて、各支柱30を介して加わる力は各台枠10の
連結部20によって確実に受け止められることになるの
である。
【0029】さて、以上のように組み立てられる組立収
納ケース100は、これを販売したり、不使用時におい
て保管しておく場合等において、各部材を分解してコン
パクトにまとめておかなければならないが、その場合に
は各連結部20側の係合穴26から露出している支柱3
0側の係合爪35、及び各支柱30側の係合穴36から
露出している連結部20側の係合爪25を指で押し込め
ば、各弾性片24及び34が撓んでそれぞれの係合が解
かれるから、各支柱30の台枠10からの取り外しは容
易に行える。そして、各収納箱40をそれぞれ積み重ね
て容積を約1/4とするとともに、各台枠10を図6の
(イ)に示すように、積み重ね、分解された多数の支柱
30は収納箱40内か積み重ねた台枠10のスライド凹
所11上に配置すれば、組立収納ケース100全体の分
解後の容積は非常に小さなものとなって、そのコンパク
ト化が図られるのである。
【0030】以上のように、各台枠10を積み重ねてコ
ンパクト化する場合の重要作用が、図7及び図8に示し
てある。すなわち、この場合には、一つの台枠10の連
結部20に対して、その嵌合部22が他の台枠10の被
嵌合部23内に嵌合されることになるのであるが、この
際には、 (イ)一方の台枠10側の係合爪25が他方の台枠10
の係合穴26内に係止されない。 (ロ)一方の台枠10側の弾性片24が他方の台枠10
の収納凹所28内に収納されて、弾性片24はその自然
状態におかれることになり、その弾性力に変化を生じる
ことはない。といった作用が発揮されるのである。
【0031】(イ)の作用は、主として請求項1に係る
組立構造に関連するものであるが、各連結部20の被嵌
合部23内には、図7及び図8に示したように、所定高
さを有するストッパ27が下方に向けて突出形成してあ
るから、この被嵌合部23内に挿入された他の台枠10
における嵌合部22がこのストッパ27の下面に当接し
て、嵌合部22のそれ以上の嵌入がなし得ないものとな
っているために発揮されるものである。すなわち、図7
及び図8に示したように、一つの台枠10の連結部20
を構成している嵌合部22に、他の台枠10の被嵌合部
23が嵌合されたとしても、当該他の台枠10はその連
結部20の内側に形成してあるストッパ27によって、
図示した以上の嵌合がなされることがなく、一つの台枠
10側の嵌合部22に形成してある係合爪25が、他方
の台枠10側の係合穴26内に係合することはないので
ある。従って、両台枠10の各連結部20は、互いの距
離を短くした状態で互いに嵌合されるのであるが、その
ときには互いに係合するものではないので、その引き離
しを容易に行えるものとなっているのである。
【0032】また、(ロ)の作用は、請求項2に係る組
立構造に関連するものであるが、それは主として図7に
明示してある。すなわち、各連結部20の嵌合部22に
形成した弾性片24は、他の台枠10の被嵌合部23内
に嵌合されたとき、もし収納凹所28がなければ、その
外面側に係合爪25が突出形成してあることにより内方
に撓んだままの状態のものにされることになるのであ
る。しかしながら、本発明の組立構造では、弾性片24
の撓むはずの量を逃がすための収納凹所28が被嵌合部
23の内面に形成してあるから、各弾性片24はその自
然状態のままとなり、特に支柱30側の係合穴36内に
係合爪25を係止させるための弾性力を維持し得るも
の、換言すれば弾性片24の弾性力変化を来さないよう
にしているのである。
【0033】そして、各連結部20の被嵌合部23内に
突出形成したストッパ27は、請求項4に係る組立構造
のように明確に規定したものであるから、図7に示した
ように、各台枠10を積み重ねたときに、連結部20に
おける嵌合部22の被嵌合部23に対する必要以上の嵌
入を阻止していると同時に、図11に示したように、各
連結部20の嵌合部22に対する支柱30側の被嵌合部
33の嵌合を行えるようにして、その際の支柱30側の
係合穴36内に対する連結部20側の係合爪25の係合
を確実に行えるようにしているものである。
【0034】なお、各連結部20側の弾性片24、及び
支柱30側の弾性片34は、その両側にスリットまたは
薄肉部分24a・34aを形成することによってその弾
性を確保したものであるが、これらの弾性片24・34
の両側に薄肉部分24a・34aを形成した場合には、
この薄肉部分24a・34aが他の部分に比して十分な
弾力性及び伸長性を有するものとなるである。このこと
から、これらの弾性片24・34の弾力性を薄肉部分2
4a・34aによって確保するようにした場合には、こ
れらの弾性片24・34の自然状態への復帰も確実にな
されることになるのである。
【0035】
【実施例】次に、各請求項に係る組立構造を、図面に示
した実施例について説明するが、前述の作用の項でも述
べたように、実施例を示す組立収納ケース100は各請
求項に係る組立構造を全て含むものであるので、以下で
はこの実施例に係る組立収納ケース100を中心にした
説明を行う。
【0036】この組立収納ケース100は、図1〜図4
に示したように、図5及び図6に示した各台枠10間
に、これに一体的に形成した各連結部20にて、図9及
び図10に示したように支柱30を立設固定することに
より構成されるものであり、これら台枠10及び支柱3
0によって形成された空間内には収納箱40が引き出し
自在に収納されるものである。これら各収納箱40の出
し入れを安定した状態で行えるようにするために、各台
枠10の上面には、図4及び図5に示したようにスライ
ド凹所11が形成してあるのである。
【0037】なお、前述の作用の項でも述べたように、
最下端に位置する台枠10の下面にはキャスター12が
形成してあり、最上端に位置する台枠10は所謂天板と
したものであって、この天板を構成している台枠10の
連結部20においては、不要な嵌合部22を形成しない
で上面がフラットになるようにしてある。
【0038】図1〜図4に示した組立収納ケース100
においては、完全な状態の連結部20を4隅に有した4
枚の台枠10と、嵌合部22を有さない連結部20を備
えた一枚の台枠10と、これらの間に立設・固定された
合計16本の支柱30とを使用したものであり、合計4
段の収納箱40を出入自在に収納して構成したものであ
る。勿論、収納箱40の段数はこれ以外にも自由に変え
られるものであり、その場合には、台枠10や支柱30
等の数を調整して提供されるものであることは言うまで
もない。
【0039】さて、本発明の組立構造を採用した一方の
台枠10であるが、これらの複数を図6の(イ)に示し
たように積み重ねてコンパクトにするための連結部20
を、その略角部となる4つの部分に、各台枠10が形成
する平面に対して垂直となるように一体的に形成してあ
る。本実施例における連結部20を有した台枠10は、
その全体を合成樹脂材料によって例えば射出成形したも
のである。なお、図5に示した台枠10においては、図
示中央の一点鎖線を中心にして、図示上側は平面を、図
示下側は底面を示すようにしてあり、この台枠10の底
面側に形成したリブによってその剛性を確保するように
しているものである。
【0040】各連結部20は、特に図7及び図8に詳示
したように、上下に貫通する筒状のものであって、段部
21の上下にて嵌合部22と、被嵌合部23とに区画し
たものであるとともに、この連結部20の嵌合部22に
スリットまたは薄肉部分24aを介して形成した弾性片
24と、この弾性片24の外側に設けた係合爪25と、
被嵌合部23の弾性片24の直下に位置する部分に形成
されて他の台枠10側の係合爪25が係合される係合穴
26とを備えたものとしたものである。すなわち、各連
結部20は、その嵌合部22に他の連結部20の被嵌合
部23を嵌合し得るようにしたものであり、かつ一方の
連結部20側の嵌合部22上に、他方の連結部20側の
被嵌合部23内に形成したストッパ27の下面が当接す
ることにより、各台枠10間の位置決めを行うようにし
たものである。
【0041】なお、各台枠10の積み重ねを、図6の
(イ)に示したように、各連結部20にて行う場合に
は、嵌合部22と被嵌合部23とを区画している段部2
1は積極的に利用されるものではないが、この段部21
は、嵌合部22と被嵌合部23とを区画しながら台枠1
0を一体成形するに際して重要なものである。すなわ
ち、各連結部20に段部21が存在していることによ
り、その成形型からの当該台枠10の型抜きを容易に行
えるようにしているものであり、かつ型の形成そのもの
をも容易にしているものである。また、本実施例におけ
る各連結部20の嵌合部22には、その外面に多数の突
条が上下方向に形成してあり、これらの突条によって、
当該嵌合部22を他の台枠10側の被嵌合部23内に嵌
合したときの抵抗を小さくして位置決めを行うようにす
るとともに、当該嵌合部22の剛性の確保をも図ってい
るものである。この嵌合部22における突条と同様なも
のは、後述する支柱30側の嵌合部32にも形成してあ
るものである。
【0042】各弾性片24は、図7及び図8に示したよ
うに、この嵌合部22の一部に縦方向のスリットまたは
薄肉部分24aを二本形成するとともに、各スリットま
たは薄肉部分24aの上端を開放したものとすることに
より、嵌合部22を構成している材料自身が有する物性
によって弾力性を有したものとしたものである。すなわ
ち、各弾性片24は、これが形成してある嵌合部22を
他の台枠10側の被嵌合部23内に挿入する際にのみ内
方に向けて弾力的に撓むものであり、その上端外面一体
的に形成し係合爪25が支柱30側の係合穴36内に係
止されたり、次に述べる連結部20内の収納凹所28内
に収納されたりした場合には、図7に示したような自然
の状態に復帰するものである。
【0043】図6の(イ)及び図7で示した複数の台枠
10の積み重ね状態においては全く利用されないが、各
連結部20の被嵌合部23には係合穴26が形成してあ
る。これら各係合穴26は、後述する各支柱30の嵌合
部32を、当該連結部20の被嵌合部23内に嵌合した
ときに、支柱30側の弾性片34に設けた係合爪35が
係止されるものであり、その上端は、図7に示したよう
にストッパ27の下端面以下の部分に位置するようにし
てある。
【0044】ストッパ27は、図7に示したように、複
数の台枠10を各連結部20を利用して積み重ねた場合
に、一方の台枠10に形成してある係合爪25が他方の
台枠10の係合穴26内に係合しないようにするための
ものであることは、前述した通りであるが、この台枠1
0側の各連結部20を利用して後述の支柱30を立設・
固定しようとすれば、請求項4に係る組立構造のよう
に、各連結部20内に形成したストッパ27の上下方向
の長さを、連結部20側の被嵌合部23内に嵌合された
支柱30側の嵌合部32の上端面から後退し得て、かつ
二つの各台枠10をその連結部20にて上下に積み重ね
る際、下側台枠10における係合爪25の下端を上側台
枠10における係合穴26の下端に一致させたときの下
側台枠10における嵌合部22の上端面より、上側台枠
10側のストッパ27の下端が突出し得るものとする必
要がある。このようにしなければならないのは、支柱3
0側の嵌合部32及び被嵌合部33を、各連結部20の
嵌合部22及び被嵌合部23を同様の形状のものにした
場合であり、各支柱30の形状を他のものにした場合に
は、ストッパ27の長さを以上のように規定する必要は
ないものである。
【0045】そして、各連結部20の被嵌合部23内に
収納凹所28が形成してあるのであるが、この収納凹所
28は、図7及び図8に示したように、当該連結部20
の被嵌合部23内に他の台枠10の嵌合部22を挿入す
る際に、他の台枠10側の弾性片24が不必要に撓まな
くてもよいようにするために、図示下方を開放した上下
方向のものとしてある。なお、図7に示した収納凹所2
8においては、その上端が係合爪25の外形に対応する
ような形状のものに形成することにより、支柱30側の
係合爪35が係合穴26に確実に係止できるようにして
いるとともに、型成形そのものを容易に行えるようにし
ているものである。
【0046】次に、以上のように構成した各台枠10
を、その上に収納箱40が収納できるように組立てる際
に使用される支柱30について説明するが、本実施例に
おける支柱30は、図9及び図10に示したような形状
のものとしてある。すなわち、この支柱30において
も、図9に示したように上下方向の貫通孔を有した筒状
のものとしてあり、台枠10側の各嵌合部22と略同じ
形状と大きさを有する嵌合部32を有しているものであ
る。この嵌合部32の段部31より下側は、収納箱40
の高さに応じた長尺な被嵌合部33としてあり、この被
嵌合部33の下端には台枠10側の係合爪25が係合さ
れる係合穴36が形成してある。
【0047】この支柱30における嵌合部32の一側面
には、図9及び図11に示したように、各上端が開放さ
れた一対のスリットまたは薄肉部分34aによってこれ
らの間に位置する弾性片34が形成してあり、この弾性
片34の上端外面には、台枠10側の係合穴26に係合
する係合爪35が一体的に形成してある。また、被嵌合
部33の下端であって上記係合爪35と同じ側の面に
は、各台枠10側の係合爪25が係合する係合穴36が
形成してあるのである。
【0048】要するに、これら各支柱30は、被嵌合部
33の長さが収納箱40に対応された分だけ長くしてあ
る他は、各台枠10側に一体成形してある各連結部20
と略同様な形状を有したものとなっているのである。そ
して、図7と図11の比較から理解できるように、支柱
30側の嵌合部32の頂面からその下方の係合爪35ま
でに到る長さは、各連結部20側の嵌合部22の頂面か
らその下方の係合爪25までに到る長さよりも短くなる
ようにしてあり、これにより、当該支柱30の嵌合部3
2を連結部20側の被嵌合部23内に嵌入したとき、連
結部20内のストッパ27に邪魔をされることなく、当
該支柱30の連結部20に対する立設・固定を行えるよ
うにしてあるものなのである。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した通り、まず請求項1に係る
組立構造においては、各連結部20を、上下に貫通する
筒状のものであって、段部21の上下にて嵌合部22と
被嵌合部23とに区画したものとするとともに、この連
結部20の嵌合部22にスリットまたは薄肉部分24a
を介して形成した弾性片24と、この弾性片24の外側
に設けた係合爪25と、被嵌合部23の弾性片24の直
下に位置する部分に形成されて他の台枠10側の係合爪
25が係合される係合穴26とを備えたものとし、各連
結部20の被嵌合部23の内面に、段部21から下方に
向けて突出されて、当該被嵌合部23内に嵌合された他
の台枠10側の嵌合部22上に当接するストッパ27を
一体的に形成したことにその構成上の特徴があり、これ
により各部材間の組立てを容易に行うことができて、分
解時のコンパクト化をより一層達成することができ、し
かもより一層のコストダウンを図ることができる組立収
納ケースの組立構造を提供することができるのである。
【0050】すなわち、本発明の組立構造によれば、 (1)組立収納ケース100を構成するために、二種類
(天板とそれ以外)の台枠10と、これらを連結するた
めの同一形状の支柱30と、台枠10上に収納される収
納箱40との合計4種類の型を形成すればよいものであ
り、完成された台枠10の各連結部20の検査も、各連
結部20の形状が同一であることから容易に行うことが
できるのであり、結果として組立収納ケース100全体
の製造コストを低減することができる。 (2)各台枠10における連結部20は全く同一の形状
であるため、当該組立収納ケース100を一般需要者が
組み立てるにあたって容易に組立方法の理解ができる
し、その分解も簡単に行うことができる。 (3)各台枠10は、その連結部20を利用することに
より、互いに積み重ねることができ、しかもその時には
各嵌合部22を被嵌合部23内に嵌合することができる
から、全体のコンパクト化をより一層達成することがで
きる。 (4)各連結部20内に他の台枠10の連結部20を嵌
合したときストッパ27により一定以上の嵌合が阻止さ
れるため、両者間の係合爪25が係合穴26内に係合し
てしまうことがなく、組立のための各台枠10の離間を
容易に行うことができる。といった効果を発揮すること
ができるのである。
【0051】また、請求項2に係る組立構造において
は、各連結部20を、被嵌合部23の係合穴26の下方
に位置する内面に形成されて、他の台枠10側の係合爪
25を有した弾性片24を収納する上下方向の収納凹所
28を備えたものとして形成したことにその特徴があ
り、これにより、上記請求項1に係る組立構造と同様の
効果を発揮することができる他、 (5)各台枠10をその連結部20にて積み重ねたとき
に、支柱30を立設・固定するために重要な弾性片24
の弾性力を、図6に示したようなコンパクト化を行って
も長期にわたって維持させることができる。といった効
果を発揮することができるのである。
【0052】さらに、請求項3に係る組立構造において
は、各支柱30を、段部31の上下にて、連結部20側
の被嵌合部23に嵌合される嵌合部32と、連結部20
側の嵌合部22が嵌合される被嵌合部33とに区画した
ものとするとともに、この支柱30の嵌合部32にスリ
ットまたは薄肉部分34aを介して形成した弾性片34
と、この弾性片34の外側に設けた係合爪35と、被嵌
合部33の下端に形成されて他の台枠10側の連結部2
0における係合爪25が係合される係合穴36とを備え
たものとしたことにその構成上の特徴があり、これによ
り、上述した効果を発揮することができて、しかも、 (6)各台枠10間の離隔・固定を確実に行うことがで
きることは当然として、その組立作業を簡単かつ容易に
行うことができる。といった効果をも発揮することがで
きるのである。
【0053】そして、請求項4に係る組立構造によれ
ば、各連結部20内に形成したストッパ27の上下方向
の長さを、連結部20側の被嵌合部23内に嵌合された
支柱30側の嵌合部32の上端面から後退し得て、かつ
二つの各台枠10をその連結部20にて上下に積み重ね
る際、下側台枠10における係合爪25の下端を上側台
枠10における係合穴26の下端に一致させたときの下
側台枠10における嵌合部22の上端面より、上側台枠
10側のストッパ27の下端が突出し得るものとしたこ
とにその構成上の特徴があり、これにより、上記(1)
〜(6)の効果を発揮することができる他、 (7)各支柱30の連結部20に対する立設・固定を確
実に行うことができて、しかもコンパクト化のために、
各台枠10をその各連結部20を利用して積み重ねたと
きに、連結部20側の係合爪25が他の台枠10側の係
合穴26内に係合しないようにすることができて、積み
重ねた各台枠10の分離を容易に行うことができる。と
いった効果をも発揮することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を採用した組立収納ケースの全体斜視
図である。
【図2】 同組立収納ケースの正面図(イ)及び背面図
(ロ)である。
【図3】 同右側面図である。
【図4】 図3の1−1線(イ)及び2−2線(ロ)に
沿ってみた各断面図である。
【図5】 同組立収納ケースを構成している台枠の、下
半分を底面として示した平面図である。
【図6】 同台枠の側面図(イ)及び縦断面図(ロ)で
ある。
【図7】 二つの台枠を、その各連結部を利用して積み
重ねた時の部分拡大断面図である。
【図8】 図7の3−3線に沿ってみた断面図である。
【図9】 各台枠間に立設固定される支柱の一部破断正
面図(イ)及び一部破断側面図(ロ)である。
【図10】同支柱の拡大平面図(イ)及び底面図(ロ)
である。
【図11】一つの台枠の連結部の上下に各支柱をそれぞ
れ固定したときの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
100 組立収納ケース 10 台枠 20 連結部 21 段部 22 嵌合部 23 被嵌合部 24 弾性片 24a スリットまたは薄肉部分 25 係合爪 26 係合穴 27 ストッパ 28 収納凹所 30 支柱 31 段部 32 嵌合部 33 被嵌合部 34 弾性片 34a スリットまたは薄肉部分 35 係合爪 36 係合穴 40 収納箱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の台枠を、これに形成した複数の連結
    部に立設した支柱を介して多段に組み立てて、これら台
    枠間に収納箱を引出可能に挿入するようにした組立収納
    ケースにおいて、 前記各連結部を、上下に貫通する筒状のものであって、
    段部の上下にて嵌合部と、被嵌合部とに区画したものと
    するとともに、この連結部の嵌合部に形成した弾性片
    と、この弾性片の外側に設けた係合爪と、前記被嵌合部
    の弾性片の直下に位置する部分に形成されて他の台枠側
    の係合爪が係合される係合穴とを備えたものとし、 さらに、前記各連結部の被嵌合部の内側に、前記段部か
    ら下方に向けて突出されて、当該被嵌合部内に嵌合され
    た他の台枠側の嵌合部上に当接するストッパを一体的に
    形成したことを特徴とする組立構造。
  2. 【請求項2】前記各連結部を、前記被嵌合部の前記係合
    穴の下方に位置する内面に形成されて、他の台枠側の係
    合爪を有した弾性片を収納する上下方向の収納凹所を備
    えたものとして形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の組立構造。
  3. 【請求項3】前記各支柱を、段部の上下にて、前記連結
    部側の被嵌合部に嵌合される嵌合部と、前記連結部側の
    嵌合部が嵌合される被嵌合部とに区画したものとすると
    ともに、この支柱の前記嵌合部に形成した弾性片と、こ
    の弾性片の外側に設けた係合爪と、前記被嵌合部の下側
    に形成されて他の台枠側の連結部における係合爪が係合
    される係合穴とを備えたものとしたことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の組立構造。
  4. 【請求項4】前記各連結部内に形成したストッパの上下
    方向の長さを、前記連結部側の被嵌合部内に嵌合された
    前記支柱側の嵌合部の上端面から後退し得て、かつ二つ
    の前記各台枠をその連結部にて上下に積み重ねる際、下
    側台枠における係合爪の下端を上側台枠における係合穴
    の下端に一致させたときの下側台枠における嵌合部の上
    端面より、前記上側台枠側のストッパの下端が突出し得
    るものとしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の組立構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100478262B1 (ko) * 2002-08-19 2005-03-22 이원재 서랍식 소품수납함
JP2009079765A (ja) * 2008-10-17 2009-04-16 Iris Ohyama Inc 家具用連結部構造
JP2012087937A (ja) * 2011-12-12 2012-05-10 Iris Ohyama Inc 家具用連結部構造

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