JP3218045U - 収容物ホルダ付き包装箱 - Google Patents

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智昭 赤井
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Abstract

【課題】薬剤入りのバイアル等の包装に好適な収容物ホルダを得ることができ、組み立て作業も容易な収容物ホルダ付き包装箱を提供する。【解決手段】箱体形成片12は、収容物ホルダ分離用破断線82を介して互いに連続する外箱形成部12aと収容物ホルダ形成部12bとを備える。外箱形成部12aは、糊付け片22と外箱側面板14,16,18,20とで外箱の側面となる筒体を形成する。収容物ホルダ形成部12bは、2つの主折罫線84,86が折り曲げられて、第一の側面板78、支持板80、第二の側面板76の順に重なって筒体に中に納まり、第一の糊付け部96が第一の側面板78に糊付けされ、第二の糊付け部98が第二の側面板76に糊付けされて収容物ホルダを形成する。収容物ホルダは、包装体分離用破断線82を破断させることによって、外箱の外に取り出すことができる。【選択図】図2

Description

本考案は、瓶等の収容物を緩衝的に保護する収容物ホルダを備えた収容物ホルダ付き包装箱に関する。
従来、特許文献1に開示されているように、外箱と、瓶等の収容物を緩衝的に保持するための緩衝機能付き包装体と、緩衝機能付き包装体が内部に収容される外箱とで構成された包装箱があった。緩衝機能付き包装体は、左右の側端部が互いに接続された2つの側面板を有し、これらを各々外向きに湾曲させると内側に収容空間が形成され、収容物が入れられる。そして、外箱内に緩衝機能付き包装体が収容されると、衝機能付き包装体の左右の側端部が、外箱の対角に位置する一対の角部の内面にガイドされ、位置決めされる。
実用新案登録3212133号公報
特許文献1の包装箱の場合、外箱と緩衝機能付き包装体とが別体なので、組み立て作業が煩雑で、部材管理にも手間が掛かる。また、例えば、収容物が薬剤入りのバイアル等の場合は、使用上の注意事項や使用方法が記載された書類も外箱内に収容する必要があるが、特許文献1の包装箱は、外箱内に緩衝機能付き包装体が収納されると、外箱内と緩衝機能付き包装体との隙間が狭くなるので、書類のべージ数が多いと入れにくいという問題があった。
本考案は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、薬剤入りのバイアル等の包装に好適な収容物ホルダを得ることができ、組み立て作業も容易な収容物ホルダ付き包装箱を提供することを目的とする。
本考案は、収容物ホルダ分離用破断線を介して互いに連続する外箱形成部と収容物ホルダ形成部とを備えた1枚の箱体形成片から成り、前記外箱形成部には、互いに平行に連接された複数の外箱側面板と、前記複数の側面板の中の片端に位置する側面板の端部に延設された糊付け片とが設けられ、前記収容物ホルダ形成部には、一列に連接された第一の側面板、第二の側面板、及び支持板が設けられ、前記収容物ホルダ形成部の3つの板は、互いに平行な2つの主折罫線で区切られ、前記支持板の内側は、前記主折罫線と平行な2つの副折罫線によって、両端に位置する第一の糊付け部及び第二の糊付け部と、これらに挟まれた収容物支持部とに区切られ、
組み立て状態で、外箱形成部は、前記糊付け片が前記複数の外箱側面板の中の1つの裏面に糊付けされ、前記複数の外箱側面板で外箱の側面となる筒体を形成し、前記収容物ホルダ形成部は、前記2つの主折罫線が折り曲げられて、前記第一の側面板、前記支持板、前記第二の側面板の順に重なって前記筒体に中に納まり、前記第一の糊付け部が前記第一の側面板に糊付けされ、前記第二の糊付け部が前記第二の側面板に糊付けされて収容物ホルダを形成し、
前記収容物ホルダの前記2つの主折罫線を接近させて前記第一及び第二の側面板を各々外向きに湾曲させる操作により前記2つの副折罫線が折れ曲がり、前記収容物支持部が前記第一及び第二側面板と交差する位置に移動することによって、前記収容物支持部の上方に、前記第一及び第二の側面板と前記収容物支持部とで囲まれた収容空間が形成され、中に収容物を入れることができ、前記収容物ホルダは、前記包装体分離用破断線を破断させることによって、前記外箱の外に取り出すことができる収容物ホルダ付き包装箱である。
組み立て状態で、前記収容物が前記収容空間に入れられると、前記収容物ホルダは、前記主折罫線がある2つの側端部のうち、片方の側端部が、収容物ホルダ分離用破断線を介して前記糊付け片の先端部に保持され、反対側の側端部が、前記筒体の、前記糊付け片がある角部と対角に位置する角部の内面にガイドされ、当該角部の近傍に配置される構成にすることが好ましい。
また、前記第一及び第二の側面板の内側に、前記主折罫線と平行な第一の補助折罫線が各々設けられ、組み立て状態で、前記収容物ホルダの前記2つの主折罫線を接近させて前記第一及び第二の側面板を各々外向きに湾曲させる操作が行われると、前記第一の補助折罫線が折れ曲がり、前記第一及び第二の側面板が断面平行四辺形状に湾曲する構成にすることが好ましい。
本考案の収容物ホルダ付き包装箱は、1枚の箱体形成片から形成されるので、組み立てが容易であり、部材管理の手間も軽減される。また、外箱内の収容物ホルダが緩衝機能を有しているので、輸送中にバイアル等の収容物が破損しにくい。
収容物の使用者は、収容物ホルダ分離用破断線を破断させることによって、収容物ホルダを外箱から簡単に取り出すことができ、収容物を収容物ホルダに装着してコンパクト且つ安全に携帯することができる。
本考案の収容物ホルダ付き包装箱の一実施形態の組み立て状態を示す斜視図(a)、収容物の外観を示す斜視図(b)である。 この実施形態の収容物ホルダ付き包装箱を形成する箱体形成片を裏面側から見た展開図である。 この実施形態の収容物ホルダ付き包装箱の組み立て工程を順に示す図(a)、(b)である。 この実施形態の収容物ホルダ付き包装箱の組み立て工程を順に示す図(a)、(b)である。 立体的に形成された外箱の内部を蓋片側から見た図であって、収容物を中に収容する操作を順に示す図(a)、(b)である。 収容物が収容された状態を示す斜視図(外箱を透視した斜視図)である。 この実施形態の収容物ホルダ付き包装箱の開封状態を示す斜視図である。 この実施形態の収容物ホルダ付き包装箱を開封した後、外箱から収容物ホルダ及び収容物を取り出した状態を示す斜視図である。
以下、本考案の収容物ホルダ付き包装箱の一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態の収容物ホルダ付き包装箱10は、図1(a)、(b)に示すように、外形が略直方体の箱であり、例えば、薬剤入りのバイアル(収容物S1)と、薬剤の使用方法や注意事項が記載された書類(収容物S2)の包装に使用される。
収容物ホルダ付き包装箱10は、厚紙等で成る1枚の箱体形成片12を組み立てることによって形成される。箱体形成片12は、図2に示すように、互いに連続する外箱形成部12aと収容物ホルダ形成部12bとを有している。外箱形成部12aは、組み立てられて外箱12Aになる部分であり、収容物ホルダ形成部12bは、組み立てられて収容物ホルダ12Bになる部分である。
外箱形成部12aは、互いに平行に連接された4つの外箱側面板14,16,18,20を有している。外箱側面板14,16,18,20は、連接方向と直交する幅方向の長さが同じであり、連接方向の長さは、外箱側面板14,18が少し短くて互いにほぼ等しく、外箱側面板16,20が少し長くて互いにほぼ等しい。さらに、外箱側面板20側の端部には、組み立て状態で外箱側面板14の端部の裏面に糊付けされる糊付け片22が延設されている。糊付け片22の延出長さは、外箱側面板14,18の連接方向長さの約1/3であり、その先端部に収容物ホルダ形成部12bが連続している。4つの外箱側面板14,16,18,20と糊付け片22とは、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
外箱側面板14の、連接方向に対して直角方向の一端部には、台形状のサイドフラップ32が延設され、折罫線34で外箱側面板14と区切られている。反対側の端部にも、ほぼ同形状のサイドフラップ36が延設され、折罫線38で外箱側面板14と区切られている。
外箱側面板16の、サイドフラップ32側の端部には、先端部が幅広になった舌片状の係合片40が切り込み線によって形成され、係合片40の基端部がU字状の開封用破断線42に囲まれた押圧部44に連続している。開封用破断線42は、収容物ホルダ付き包装箱10を開封する時、係合片40及び押圧部44を外箱側面板16から分離させるための破断線である。外箱側面板16の、サイドフラップ36側の端部には、折罫線24,26の各端部から内向きに膨出した円弧状の解体用破断線46によって囲まれた押圧部48が設けられている。解体用破断線46は、収容物ホルダ付き包装箱10を解体する時、押圧部48を外箱側面板16から分離させるための破断線である。
外箱側面板18の、係合片40側の端部には、台形状のサイドフラップ50が延設され、折罫線52で外箱側面板18と区切られている。反対側の端部にも、ほぼ同形状のサイドフラップ54が延設され、折罫線56で外箱側面板18と区切られている。
外箱側面板20の、サイドフラップ50側の端部には、略四角形の蓋片58が延設され、折罫線60で外箱側面板20と区切られている。蓋片58の延出長さは、外箱側面板14,18の連接方向長さとほぼ同じである。さらに、蓋片58の先端部には、差し込み片62が延設され、折罫線64で蓋片58と区切られている。差し込み片62は、先端側の両角部が丸く面取りされ、内側に、係合片40が差し込まれて係合する係合受け部66が切り込み線により形成されている。係合受け部66は、一旦係合片40が差し込まれると、係合片40を破損させない限りは引き抜くことが困難な形状になっている。
外箱側面板20の、サイドフラップ54側の端部には、蓋片58とほぼ同形状の底片68が延設され、折罫線70で外箱側面板20と区切られている。さらに、底片68の先端部には、差し込み片72が延設され、折罫線74で底片68と区切られている。
収容物ホルダ形成部12bは、左側から順番に第二の側面板76、第一の側面板78、支持板80が一列に連接されている部分であり、第二の側面板76側の端部が、糊付け片22の先端部に連続し、折罫線30と平行な収容物ホルダ分離用破断線82によって糊付け片22と区切られている。第二の側面板76、第一の側面板78及び支持板80は、収容物ホルダ分離法破断線82と平行な2つの主折罫線84,86によって各々区切られており、各板の連接方向長さは互いにほぼ等しく、外箱側面板16,20の連接方向長さの約1.2倍に設定されている。
第二の側面板76は、外形が略正方形で、その下側端辺が外箱側面板20の折罫線70を延長した線よりも僅かに上側になるように配置されている。そして、内側に、収容物ホルダ分離用破断線82及び主折罫線84と平行な第一の補助折罫線88が設けられている。第一の補助折罫線88の位置は、主折罫線84よりも収容物ホルダ分離用破断線82に近い。
第一の側面板78は、長方形の上端を円弧状に膨出させた外形で、その下側端辺が第二の側面板76の下側端辺とほぼ直線的に連続している。そして、内側に、主折罫線84,86と平行な第一の補助折罫線90が設けられている。第一の補助折罫線90の位置は、主折罫線86よりも主折罫線84に近い。また、円弧状に膨出した部分の基端部に、下向き円弧状の第二の補助折罫線92が設けられ、本体部分78aと上端部分78bとに区切られている。第一の側面板78の上端部分78bは、外箱側面板20の折罫線60を延長した線よりも上側に突出するが、本体部分78aはこの線の下側に収まる。
支持板80は、外形が略U字状で、その下側端辺が第一の側面板78の下側端辺とほぼ直線的に連続している。また、支持板80の内側は、主折罫線84,86と平行な2つの副折罫線92,94によって、第一の側面板78から離れた方の端部である第一の糊付け部96と、反対側の端部である第二の糊付け部98と、2つの糊付け部96,98に挟まれた収容物支持部100とに区切られている。
第一の糊付け部96の形状は上下方向に長い略長方形で、上下方向の長さが第二の側面板76の約3/5である。第二の糊付け部98の形状は上下方向に長い略長方形で、上下方向の長さが第二の側面板76とほぼ等しい。収容物支持部100の形状は左右方向に長い略長方形で、上下方向の長さが第二の側面板76の約1/5である。
次に、収容物ホルダ付き包装箱10の組み立て方法の一例を説明する。図2は箱体形成片12を裏面側から見た展開図であり、以下、箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、図3(a)に示すように、第一の糊付け部96の裏面に糊102を塗布し、主折罫線86を正折りして支持板80を第一の側面板78の裏面に重ね、第一の側面板78の側端部に第一の糊付け部96を糊付けする。さらに、第二の糊付け部98の表面に糊104を塗布し、主折罫線84を正折りして支持板80を第二の側面板76の表面に重ね、第二の側面板76の側端部に第二の糊付け部98を糊付けする。これで、図3(b)に示すように、第一の側面板78、支持板80、第二の側面板76が順番に重なった折り畳み状態となり、収容物ホルダ形成部12bによって収容物ホルダ12Bが形成される。
その後、図4(a)に示すように折罫線30を正折りして収容物ホルダ12B及び糊付け片22を外箱側面板18,20の裏面に重ね、糊付け片22の表面に糊106を塗布する。そして、折罫線26を正折りして外箱側面板14,16を収容物ホルダ12B及び糊付け片22に重ね、外箱側面板14の側端部に糊付け片22を糊付けする。これで、図4(b)に示す折り畳み状態となり、収容物ホルダ付き包装箱10を製造する工場等から出荷される。
次に収容物S1,S2を包装する工場等において、立体的な外箱12Aを形成するため、折罫線24,26,28,30を各々90度に正折りし、外箱側面板14,16,18,20及び糊付け片22で四角形の筒体を形成する。そして、筒体の一端部を閉鎖する底部を設けるため、折罫線38,56でサイドフラップ36,54を各々90度に正折りし、差し込み片72の表面に糊を塗布した後、折罫線74を90度に正折りして差し込み片72を倒し、折罫線70を90度に正折りして底片68で筒体の端部を塞ぎ、差し込み片72をサイドフラップ36,54と外箱側面板16の隙間に差し込み、差し込み片72を外箱側面板16の押圧部48の裏面に糊付けする。これで底部が形成される。
この状態で、収容物ホルダ12Bは、図5(a)に示すように、外箱側面板14,16,18,20で成る筒体の内側に、折り畳み状態で収容される。収容物ホルダ分離法破断線82が鈍角に正折りされているのは、四角形の筒体を形成する操作を行う時に外箱側面板16に押されるためである。
次に、作業者が、折り畳み状態の収容物ホルダ12Bを立体的に変形させて収容物S1を収容する操作を行う。まず、収容物ホルダ12Bの2つの主折罫線84,86を接近させるように力を加え、第一及び第二の側面板78,76を各々外向きに湾曲させる操作を行う。すると、第一の補助折罫線88,90が自動的に折れ曲がり(両方とも正折り)、第一及び第二の側面板78,76がスムーズに断面平行四辺形状に湾曲する。また、副折罫線92,94も自動的に折れ曲がり(副折罫線92が正折り、副折罫線94が逆折り)、収容物支持部100が第一及び第二側面板78,76に対して交差する位置に移動する。
これで、収容物支持部100の上方に、第一及び第二の側面板78,76と収容物支持部100とで囲まれた収容空間が形成されるので、中に収容物S1を入れ、収容物S1の底部を収容物支持部34の上端部に支持させる。その後、第一及び第二の側面板78,76を湾曲させる操作を止めると、収容物ホルダ12Bが平坦な折り畳み状態に戻ろうとするので、収容物S1の側面が第一の側面板78の本体部78aと第二の側面板76との間に挟持され、図5(b)に示す状態になる。
この状態で、収容物ホルダ12Bの、収容物ホルダ分離用破断線82及び主折罫線86側の側端部は、糊付け片22の先端部に連続しているので、外箱側面板20から少し離れた位置に保持され、主折罫線84側の側端部は、外箱12Aの折罫線26がある角部(糊付け片22がある角部と対角に位置する角部)にガイドされ、この角部の近傍に配置される。外箱側面板20と第一の側面板78との間は、収容物S2を収容するための空間であり、収容物S2を無理なくスムーズに入れることができる。
その後、図6に示すように、第一の側面板78の第二の補助折罫線92を正折りし、上端部分78bを倒して収容物S1の上方を塞ぐ。このとき、第一の補助折罫線90が逆折り状に屈曲し、湾曲した副折罫線92で容易に上端部分78bを倒すことができる。これで、収容物ホルダ12B全体が外箱12Aの筒体の中に収容される。
収容物ホルダ12Bが筒体の中に収容されると、蓋部を設けるため、折罫線34,52でサイドフラップ32,50を各々90度に正折りし、折罫線64を90度に正折りして差し込み片62を倒し、折罫線60を90度に正折りして蓋片58で筒体の端部を塞ぎ、差し込み片62をサイドフラップ32,55と外箱側面板16の隙間に差し込み、係合受け部66の中に係合部40を差し込んで係合させると、改ざん防止機能付きの蓋部が形成される。これで、図1(a)に示す組み立て状態となり、収容物S1,S2が収容物ホルダ付き包装箱10ととともに出荷される。
このように、収容物ホルダ付き包装箱10は、薬剤入りのバイアル等の収容物S1と薬剤の使用上の注意事項や使用方法が記載された書類等である収容物S2を容易に包装することができる。そして、輸送時に破損しやすい収容物S1は、収容物ホルダ12Bに装着されているので、どの方向から衝撃が加わっても緩衝的に保護される。しかも、収容物ホルダ12Bは、片方の側端部が外箱12Aに連続し、反対側の側端部が外箱12Aの角部にガイドされており、輸送される時に外箱12Aの中で大きく動かないので、非常に安全性が高い。
使用者が収容物ホルダ付き包装箱10の蓋部を開封する時は、外箱側面板16の押圧部44を指で押し込んでU字状の開封用破断線42を破断させ、蓋片58及び差し込み片62を摘んで引き上げる。このとき、係合片40及び押圧部44は、外箱側面板16から分離するが、差し込み片62に係合したまま一緒に移動するので、ゴミにならない。そして、サイドフラップ32,50を引き上げると、図7に示すように蓋部が開放する。
収容物S2は、収容物S2の上端部を摘まんで引き上げれば外箱12Aから簡単に取り出すことができる。収容物S2は、収容物ホルダ12Bに装着した状態で外箱12Aから取り出すとよい。例えば、収容物ホルダ12Bの上端部分78aを摘まんで引き上げると、収容物分離用破断線82が破断し、収容物ホルダ12Bが外箱12Aから分離するので、簡単に取り出すことができる。
収容物ホルダ12Bは、収容物S1にコンパクトに装着されるので、収容物S1を鞄やポケットに入れて携行するのに便利であり、収容物S1を緩衝的に保護することができる。また、収容物ホルダ12Bは、平坦面に縦置きすれば自立する構造であり、デザイン性にも優れているので、収容物S1を家や事務所等の棚に置いて保管する時、部屋の雰囲気を妨げることはない。
使用後の外箱12Aを廃棄する時は、外箱12Aを解体する操作を行う。まず、外箱側面板16の押圧部48を指で押し込んで円弧状の解体用破断線46を破断させ、底片68及び差し込み片72を摘んで引き上げる。このとき、押圧部48は、外箱側面板16から分離するが、差し込み片72に糊付けされて差し込み片72と一緒に移動する。そして、サイドフラップ36,54を引き上げて底部を開放すると、外箱12Aを薄く折り畳むことができ、コンパクトに廃棄することができる。
以上説明したように。収容物ホルダ付き包装箱10は、1枚の箱体形成片12から形成されるので、組み立てが容易であり、部材管理の手間も軽減される。また、外箱12A内の収容物ホルダ12Bが緩衝機能を有しているので、輸送中にバイアル等の収容物S1が破損しにくい。
収容物の使用者は、収容物ホルダ分離用破断線82を破断させることによって、収容物ホルダ12Bを外箱12Aから簡単に取り出すことができ、収容物S1を収容物ホルダ12Bに装着してコンパクト且つ安全に携帯することができる。
なお、本考案の収容物ホルダ付き包装箱は、上記実施形態に限定されるものではない。収容物ホルダの構成は、上記の収容部ホルダ12Bの構成に限定されず、第一の補助折罫線88,90は、必要に応じて省略することができる。また、特許文献1に記載されている緩衝機能付き包装体のような構成(第一及び第二の実施形態、その他の変形例)に変更することも可能である。
また、上記の外箱12Aと収容物ホルダ12Bは、外箱12Aの糊付け片22の先端部と、収容物ホルダ12Bの主折罫線86のある側端部とで連続しているが、他の部位同士で連続させてもよい。ただし、外箱と収容物ホルダが連続する位置は、収容物ホルダ分離用破断線を設ける位置になるので、収容物ホルダを外箱から取り出す時、収容物ホルダ分離用破断線が破断させやすい位置に配置されるように注意する。
その他、外箱の底部や蓋部の構造は自由に変更することができ、外箱及び収容物ホルダの大きさや形状、箱体形成片の素材についても、収容物の種類に応じて適宜設定することができる。
10 収容物ホルダ付き包装箱
12 箱体形成片
12a 外箱形成部
12A 外箱
12b 収容物ホルダ形成部
12B 収容物ホルダ
14 ,16,18,20 外箱側面板
22 糊付け片
76 第二の側面板
78 第一の側面板
80 支持板
82 収容物ホルダ分離用破断線
84,86 主折罫線
88,90 第一の補助折罫線
92,94 副折罫線
96 第一の糊付け部
98 第二の糊付け部
100 収容物支持部
102,104,106 糊
S1,S2 収容物
本考案は、収容物ホルダ分離用破断線を介して互いに連続する外箱形成部と収容物ホルダ形成部とを備えた1枚の箱体形成片から成り、前記外箱形成部には、互いに平行に連接された複数の外箱側面板と、前記複数の外箱側面板の中の片端に位置する外箱側面板の端部に延設された糊付け片とが設けられ、前記収容物ホルダ形成部には、一列に連接された第一の側面板、第二の側面板、及び支持板が設けられ、前記収容物ホルダ形成部の3つの板は、互いに平行な2つの主折罫線で区切られ、前記支持板の内側は、前記主折罫線と平行な2つの副折罫線によって、両端に位置する第一の糊付け部及び第二の糊付け部と、これらに挟まれた収容物支持部とに区切られ、
組み立て状態で、外箱形成部は、前記糊付け片が前記複数の外箱側面板の中の1つの裏面に糊付けされ、前記複数の外箱側面板で外箱の側面となる筒体を形成し、前記収容物ホルダ形成部は、前記2つの主折罫線が折り曲げられて、前記第一の側面板、前記支持板、前記第二の側面板の順に重なって前記筒体に中に納まり、前記第一の糊付け部が前記第一の側面板に糊付けされ、前記第二の糊付け部が前記第二の側面板に糊付けされて収容物ホルダを形成し、
前記収容物ホルダの前記2つの主折罫線を接近させて前記第一及び第二の側面板を各々外向きに湾曲させる操作により前記2つの副折罫線が折れ曲がり、前記収容物支持部が前記第一及び第二側面板と交差する位置に移動することによって、前記収容物支持部の上方に、前記第一及び第二の側面板と前記収容物支持部とで囲まれた収容空間が形成され、中に収容物を入れることができ、前記収容物ホルダは、前記収容物ホルダ分離用破断線を破断させることによって、前記外箱の外に取り出すことができる収容物ホルダ付き包装箱である。
次に、作業者が、折り畳み状態の収容物ホルダ12Bを立体的に変形させて収容物S1を収容する操作を行う。まず、収容物ホルダ12Bの2つの主折罫線84,86を接近させるように力を加え、第一及び第二の側面板78,76を各々外向きに湾曲させる操作を行う。すると、第一の補助折罫線88,90が自動的に折れ曲がり(両方とも正折り)、第一及び第二の側面板78,76がスムーズに断面平行四辺形状に湾曲する。また、副折罫線92,94も自動的に折れ曲がり(副折罫線92が正折り、副折罫線94が逆折り)、収容物支持部100が第一及び第二側面板78,76に対して交差する位置に移動する。

Claims (3)

  1. 収容物ホルダ分離用破断線を介して互いに連続する外箱形成部と収容物ホルダ形成部とを備えた1枚の箱体形成片から成り、
    前記外箱形成部には、互いに平行に連接された複数の外箱側面板と、前記複数の側面板の中の片端に位置する側面板の端部に延設された糊付け片とが設けられ、
    前記収容物ホルダ形成部には、一列に連接された第一の側面板、第二の側面板、及び支持板が設けられ、前記収容物ホルダ形成部の前記3つの板は、互いに平行な2つの主折罫線で区切られ、前記支持板の内側は、前記主折罫線と平行な2つの副折罫線によって、両端に位置する第一の糊付け部及び第二の糊付け部と、これらに挟まれた収容物支持部とに区切られ、
    組み立て状態で、
    外箱形成部は、前記糊付け片が前記複数の外箱側面板の中の1つの裏面に糊付けされ、前記複数の外箱側面板で外箱の側面となる筒体を形成し、
    前記収容物ホルダ形成部は、前記2つの主折罫線が折り曲げられて、前記第一の側面板、前記支持板、前記第二の側面板の順に重なって前記筒体に中に納まり、前記第一の糊付け部が前記第一の側面板に糊付けされ、前記第二の糊付け部が前記第二の側面板に糊付けされて収容物ホルダを形成し、
    前記収容物ホルダの前記2つの主折罫線を接近させて前記第一及び第二の側面板を各々外向きに湾曲させる操作により前記2つの副折罫線が折れ曲がり、前記収容物支持部が前記第一及び第二側面板と交差する位置に移動することによって、前記収容物支持部の上方に、前記第一及び第二の側面板と前記収容物支持部とで囲まれた収容空間が形成され、中に収容物を入れることができ、
    前記収容物ホルダは、前記包装体分離用破断線を破断させることによって、前記外箱の外に取り出すことができることを特徴とする収容物ホルダ付き包装箱。
  2. 組み立て状態で、前記収容物が前記収容空間に入れられると、前記収容物ホルダは、前記主折罫線がある2つの側端部のうち、片方の側端部が、収容物ホルダ分離用破断線を介して前記糊付け片の先端部に保持され、反対側の側端部が、前記筒体の、前記糊付け片がある角部と対角に位置する角部の内面にガイドされ、当該角部の近傍に配置される請求項1記載の収容物ホルダ付き包装箱。
  3. 前記第一及び第二の側面板の内側に、前記主折罫線と平行な第一の補助折罫線が各々設けられ、
    組み立て状態で、前記収容物ホルダの前記2つの主折罫線を接近させて前記第一及び第二の側面板を各々外向きに湾曲させる操作が行われると、前記第一の補助折罫線が折れ曲がり、前記第一及び第二の側面板が断面平行四辺形状に湾曲する請求項1又は2記載の収容物ホルダ付き包装箱。
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