JP3217848U - 毛布 - Google Patents

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竹内 一郎
一郎 竹内
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竹内毛織株式会社
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Abstract

【課題】使用時に煩わしい作業が必要なく、容易に位置ずれを防止することができる毛布を提供する。
【解決手段】掛け布団に接する第一生地2と、第一生地2に対して掛け布団と反対側に配置される第二生地3とを有し、掛け布団に接する第一生地2の接触面部2aにポリエステル樹脂から形成される突出部4が点在して複数設けられる。突出部4は、第一生地2の接触面部2aの単位面積あたりに占める割合が4%〜25%となるように配置されている。
【選択図】図1

Description

この考案は、就寝時、掛け布団の上に掛けられ、または、身体と掛け布団の間に敷かれる毛布に関する。
就寝時、掛け布団の上には身体の保温のために毛布が掛けられている。この毛布は、就寝時、寝返りを打ったり、膝を曲げ伸ばししたりすることで、掛け布団に対して位置ずれが生じることがある。毛布に位置ずれが生ずることにより、身体の保温効果が十分に発揮されずに、寝冷えや安眠の妨げとなるという問題があった。
就寝時の位置ずれを防止する毛布としては、例えば、就寝者の身体及び足部を包む1枚目の毛布本体と、一端が前記毛布本体の丈方向1/5〜1/2の位置に取付けられ、他端が敷き布団の下に差し込まれる2枚目の毛布とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
この毛布では、2枚目の毛布の一端には面ファスナが設けられており、その面ファスナが1枚目の毛布本体に設けられている面ファスナに貼り合わされ、1枚目の毛布本体に対して2枚目の毛布が着脱可能となっている。
実用新案登録第3100228号公報
しかしながら、特許文献1に記載の毛布は、あらかじめ、1枚目の毛布本体と2枚目の毛布を面ファスナにより一体化する必要がある。また、就寝前に、2枚目の毛布の他端を敷き布団の下に差し込まなければならず、その差し込み作業が煩わしいものであった。
さらに、2枚目の毛布の他端が敷き布団の下に挟み込まれているので、毛布を蹴り上げたり、膝を曲げたりすると、毛布の他端が敷き布団の下から抜け外れてしまうことがあり、位置ずれの防止効果が十分に得られないおそれがあった。
そこで、この考案が解決しようとする課題は、使用時に煩わしい作業が必要なく、容易に位置ずれを防止することができる毛布を提供することにある。
前記の課題を解決するために、この考案に係る毛布としては、掛け布団に接する第一生地と、前記第一生地に対して前記掛け布団と反対側に配置される第二生地とを有する毛布において、前記第一生地は、前記掛け布団に接する接触面部にポリエステル樹脂から形成される突出部を有し、前記突出部は前記接触面部の単位面積あたりに占める割合が4%〜25%となっている構成を採用することができる。
この構成では、第一生地の接触面部に設けられる突出部が、掛け布団の上面部または下面部に存在する凹凸に引っ掛かる。この引っ掛かりにより、第一生地と掛け布団との間の摩擦抵抗が大きくなる。
前記突出部は、その突出高さが0.1mm〜2.5mmとなる構成を採用することができる。突出部の突出高さが0.1mmよりも小さいと、第一生地と敷き布団または第一生地と掛け布団との間の摩擦抵抗を十分に確保することが難しい。突出高さが2.5mmよりも大きいと、第一生地の柔軟性、ドレープ性が損なわれるおそれがあり好ましくない。
前記突出部は、前記第一生地の接触面部の全面に設けられている構成を採用すると、第一生地の接触面部の全面で確実に位置ずれ防止効果を得ることができる。
また、前記第一生地が、前記接触面部の長さ方向一端部にえり生地部を有する構成を採用すると、えり生地部により覆われる使用者の首回りから肩口の保温効果を高めることができる。
以上のように、この考案では、掛け布団の上に掛けられ、または身体と掛け布団の間に敷かれるだけで、突出部と掛け布団との間の摩擦抵抗が大きくなるので、使用時に煩わしい作業が必要なく、容易に位置ずれを防止することできる。
この考案の実施形態に係る毛布の断面図 同上の毛布の第一生地の平面図 同上の毛布の第一生地の拡大平面図 図3のIV−IV線における断面図 同上の毛布の使用状態を示す概略図 えり生地部を有する毛布を示す平面図 (a)えり生地部を有する毛布を示す断面図、(b)他の形態のえり生地部を有する毛布を示す断面図
以下、この考案の実施形態に係る毛布を図面に基づいて説明する。図1から図5に示すように、この実施形態に係る毛布1は、掛け布団22に接する第一生地2と、第一生地2に対して掛け布団22と反対側に配置される第二生地3とを有する。
第一生地2は、ポリエステル繊維からなる織地または編地からなり、掛け布団22に接する接触面部2aにポリエステル樹脂から形成される突出部4を有する。第一生地2の素材は、突出部4との接着性が良いものであれば、適宜選択できる。例えば、ポリエステル繊維、綿などが挙げられる。
第二生地3は、地組織部3aとパイル部3bとで構成され、地組織部3aは、ポリエステル繊維からなる織地である。パイル部3bは、製織される地組織部3aの先端部分を起毛させ、起毛部分をカットして毛並みが揃えられているカットパイルである。
また、第二生地3は、地組織部がポリエステル繊維からなる編地からなるものとしてもよい。この場合、パイル部は、製編される地組織部上に伸びるパイルをカットして形成される。
第二生地3の地組織部3aは、織地の場合、例えば、経パイル織地、緯パイル織地が使用可能である。編地の場合、例えば、シンカーパイル編地、ラッセルパイル編地、トリコットパイル編地などが使用可能である。
地組織部3aの素材は、ポリエステル繊維に限らず、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリプロピレン等からなる合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、綿、ウール、絹などの天然繊維、これらを複合したものなどを使用することができる。
第一生地2および第二生地3は、同じ大きさとなる矩形に裁断され、それぞれの周縁部が縁布部5で包まれ、縁布部5と共に一体に縫合されている。また、第一生地2および第二生地3は、キルティング加工が施され、そのキルティング縫製線6が複数の波線状をなしている。
第一生地2および第二生地3の周縁部は、その周縁部を第一生地2側に巻き込む三つ巻きや襟返し縫製などによる縁布部5を用いないヘムレス仕上げとすることもできる。
キルティング縫製線6により、第一生地2および第二生地3は一体化され、相互の位置ずれが防止されている。なお、第一生地2および第二生地3との一体化の手段としては、キルティング縫製に限られず、ボンディングや、上述のように周縁部を縁布部5により一体化してもよい。
図2に示すように、突出部4は、第一生地2の接触面部2aの縁布部5を除く全面に点在する状態に設けられている。なお、第一生地2の接触面部の全面とは、縁布部5が縫製されていない場合での第一生地2の接触面部2aの全面のみならず、縁布部5が縫製されている第一生地2の接触面部2aにおける、縁布部5を除く全面を含むものである。
突出部4は、接触面部2aの単位面積あたりに占める割合が4%〜25%となるものである。この割合が4%よりも小さいと、位置ずれ防止効果が十分に発揮されず、25%を超えると、第一生地2の通気性、柔軟性が低下して、触感、肌触りが悪くなる。
また、図4に示すように、突出部4は、接触面部2aから下方に突出しており、その突出高さhが0.1mm〜2.5mmとなる状態に設けられている。突出部4の突出高さhが0.1mmよりも小さいと、位置ずれ防止効果が十分に発揮されない。一方、2.5mmよりも大きいと、第一生地2の柔軟性、ドレープ性が損なわれる恐れがある。
突出部4は、第一生地2の接触面部2aに対して、ポリエステル樹脂を溶媒に溶解させた状態でスクリーン印刷により塗布されるものであり、溶媒を蒸発させて、接触面部2aに接着固定されている。
また、突出部4は、平面視で円形をなしており、厚さ方向の表面の断面形状が円弧状をなしている。なお、突出部4は、平面視での円形に限られず、例えば、星形や多角形、あるいは、文字、花、植物、動物(その一部を含む)などの図案、曲線形や山形など、様々な形状とすることができる。
この実施形態の毛布1は、図5に示すように、敷き布団21の上に横になった使用者Xの上に、第一生地2の接触面部2aが上向きとなるように掛けられる。さらに毛布1の上に掛け布団22が掛けられる。このとき、毛布1は、第一生地2の接触面部2aが掛け布団22に接する状態となっている。
毛布1は、第一生地2の接触面部2aにポリエステル樹脂から形成される突出部4を有している。突出部4は、図2に示すように、第一生地2の接触面部2aに点在し、掛け布団22の下面部に存在する凹凸に引っ掛かる。この引っ掛かりにより、第一生地2と掛け布団22との間の摩擦抵抗が大きくなる。
毛布1の突出部4と掛け布団22との間の摩擦抵抗が大きくなれば、使用者Xが寝返りを打ったり、膝を曲げ伸ばししたりしたときに、掛け布団22に対する毛布1の位置ずれを防止することができる。
このように、毛布1は第一生地2の接触面部2aが上向きになるように使用者Xの上に掛けて、さらに掛け布団22を上に掛けるだけで、掛け布団22に対する位置ずれを防止することができる。このため、毛布1の使用時に、従来の毛布のような煩わしい作業を行う必要がない。
また、毛布1としては、第一生地2の接触面部2aが下向きとなるように、掛け布団22の上に掛けて使用することができる。このとき、毛布1は、第一生地2の接触面部2aが、掛け布団22に接する状態となっている。掛け布団22の上に掛けられる毛布1も、第一生地2と掛け布団22との間の摩擦抵抗が大きくなる。この摩擦抵抗が大きいと、使用者Xが寝返りを打ったり、膝を曲げ伸ばししたりしたときに、掛け布団22に対する毛布1の位置ずれを防止することができる。
また、この実施形態の毛布1は、図6に示すように、第一生地2が、接触面部2aの長さ方向一端部にえり生地部7を有するものとしてもよい。このえり生地部7は、図7(a)に示すように、第一生地2の接触面部2aと反対側から長さ方向外向きに第二生地3を延び出す状態とし、その延出部分3cを第一生地2の接触面部2aを覆うようにして折り曲げて形成される。
さらに、その延出部分3cの先端縁、第一生地2および第二生地3が一体に縫製されている。すなわち、えり生地部7は、第二生地3と同じ生地から形成されている。
また、えり生地部7は、図7(b)に示すように、パイルを有する帯状の生地片7aからなり第一生地2および第二生地3の長さ方向一端側を包む状態に縫製するものであってもよい。生地片7aは、第二生地3と同じ生地を使用することができる。なお、生地片7aとしては、パイルを有していない織物や編物を採用してもよい。例えば、第二生地3とは別の触感、肌触りとなるシルクやカシミヤ等を採用することができる。
図7(a)、(b)に示すように、第一生地2がえり生地部7を有する毛布1は、えり生地部7により覆われる使用者の首回りから肩口の保温効果を高めることができる。
以下、この実施形態の毛布1において、第一生地2となる生地として、スクリーン印刷によりポリエステル樹脂からなる突出部4を有するもの[実施例1]を用意した。また、従来の毛布として、製織される地組織部のループパイルをカットして形成されるカットパイルを有するもの[比較例1]を用意した。
[実施例1]
・生地
素材:ポリエステル100%
糸番手:縦75D、横150D
密度:縦86本/インチ、横68本/インチ
目付:80g/m
・突出部
直径:1.4mm
突出高さ:0.4mm
間隔:3.5mm
単位面積あたりに占める割合:16%
[比較例1]
・生地
地組織部:100D/36F ポリエステル糸
パイル部:150D/288F ポリエステル糸
毛長:4.5mm
目付:230g/m
上記の[実施例1]および[比較例1]について、JIS P 8147(水平法)に準拠して、縦糸方向および横糸方向の静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
[測定条件]
・水平板側試料
素材:ポリエステル100%
糸番手:縦90D、横230D
密度:縦96本/インチ、横64本/インチ
目付:110g/m
・おもり側試料:実施例1、比較例1
おもり:寸法100mm×60mm、質量1000g
[測定結果]
Figure 0003217848
測定結果を表1に示す。ポリエステル樹脂から形成される突出部4を有する実施例1は比較例1に比較して、静摩擦係数および動摩擦係数が大きく、位置ずれ防止効果に優れていることが認められた。
1 毛布
2 第一生地
2a 接触面部
3 第二生地
3a 地組織部
3b パイル部
3c 延出部分
4 突出部
5 縁布部
6 キルティング縫製線
7 えり生地部
7a 生地片
21 敷き布団
22 掛け布団
X 使用者

Claims (4)

  1. 掛け布団に接する第一生地と、前記第一生地に対して前記掛け布団と反対側に配置される第二生地とを有する毛布において、
    前記第一生地は、前記掛け布団に接する接触面部にポリエステル樹脂から形成される突出部を有し、前記突出部は前記接触面部の単位面積あたりに占める割合が4%〜25%となっていることを特徴とする毛布。
  2. 前記突出部は、その突出高さが0.1mm〜2.5mmとなることを特徴とする請求項1に記載の毛布。
  3. 前記突出部は、前記第一生地の接触面部の全面に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の毛布。
  4. 前記第一生地が前記接触面部の長さ方向の一端部にえり生地部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の毛布。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021041050A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 Bears Rock株式会社 毛布、掛布団セット及び布団セット

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