JP3217478B2 - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気入りタイヤの製造
方法に関し、更に詳しくは、タイヤのユニフォーミティ
の向上を図ると共に、製造工程を短縮して生産性の向上
を高めることが出来る空気入りタイヤの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に空気入りタイヤ、例えばラジアル
タイヤの製造は次のような工程で行われる。先ず第1成
形工程として成形ドラム上に帯状のカーカスを円筒状に
巻き付け、このカーカスの両端側にそれぞれリング状の
ビードをセットし、該ビードの回りにカーカスの両端部
を内側から外側に折り返すようにして係合させ、帯状の
サイドトレッドをタイヤのサイド部に対応する位置に円
筒状に巻き付ける。
【0003】続いて第2成形工程として、ビード及びサ
イドトレッドが装着されたカーカスを膨らませてトロイ
ダル状にシェーピングし、そのトロイダル状の外周面に
ベルト及びトレッドを円筒状に貼り付けてグリーンタイ
ヤを成形し、そして加硫工程で該グリーンタイヤを加硫
成形してラジアルタイヤを製造するようにしている。サ
イドトレッドをサイドオーバーにして成形する場合は、
前記製造工程において帯状のサイドトレッドをタイヤの
サイド部に対応する位置に円筒状に巻き付ける際に、ポ
リエチレン等からなる帯状のシートをサイドトレッドの
トレッド側に位置するカーカスの部分に貼り付けてか
ら、帯状のサイドトレッドをカーカスに巻き付け、第2
成形でトロイダル状にシェーピングした後、前記帯状の
シートを剥がしてからベルト及びトレッドを円筒状に貼
り付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
空気入りタイヤの製造方法にあっては、成形ドラム上で
それぞれ帯状の部を巻き付けてその端部相互を接合して
いるため、その接合部の接合状態により加硫成形後のタ
イヤの品質にバラツキが生じ、タイヤのユニフォーミテ
ィに悪影響を及ぼすと言う問題があった。
【0005】またサイドトレッドをサイドオーバーにし
て成形する場合には、サイドトレッドのトレッド側がカ
ーカスに貼り付かないようにキャップを巻き付ける工程
及びその帯状のシートを剥がす工程を要し、製造工程が
多くなって生産性が低下すると言う問題があった。この
発明はかかる従来の課題に着目して案出されたもので、
無端状のサイドトレッドを用いて製造することによりタ
イヤのユニフォーミティの向上を図ると共に、サイドト
レッドをサイドオーバーにして成形する際の製造工程を
短縮して生産性の向上を図ることが出来る空気入りタイ
ヤの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、円筒状に成形されたカーカスの両端側にそ
れぞれビードをセットし、該ビードの回りにカーカスの
両端部を内側から外側に折り返すようにして係合させ、
このカーカスをトロイダル状にシェーピングした後、環
状でかつ無端のサイドトレッドをトロイダル状のカーカ
スの両サイドに圧着し、ベルト及びトレッドを外周面に
貼り付けてグリーンタイヤを成形するか、或いは前記ト
ロイダル状にシェーピングされたカーカスの外周面にベ
ルト及びトレッドを貼り付けた後、環状でかつ無端のサ
イドトレッドを両サイドに圧着してグリーンタイヤを成
形し、該グリーンタイヤを加硫することを要旨とするも
のである。
【0007】
【作用】この発明は上記のように構成され、トロイダル
状にシェーピングされたカーカスに環状でかつ無端のサ
イドトレッドを圧着するようにしたので、サイドトウォ
ール部を形成するサイドトレッドのつなぎ目による品質
のバラツキを排除して、タイヤのユニフォーミティの向
上を図ることが出来る。
【0008】また、トロイダル状にシェーピングされた
カーカスにベルト及びトレッドを貼り付けた後にサイド
トレッドを圧着するため、帯状のシートを巻き付ける工
程及び剥がす工程が不要となり、サイドオーバーにして
成形する際の製造工程を短縮して生産性の向上を図るこ
とが出来る。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。図1はこの発明に係る空気入りタイヤの製
造方法により製造される空気入りタイヤの一例(ラジア
ルタイヤ)を示し、トレッド部1の左右にサイドウォー
ル部2、ビード部3を設け、内部にはカーカス層4が両
端部を左右のビード部3にタイヤ内側から外側へ折り返
すように係止させて設けられている。カーカス層4の外
周にはトレッド部1に対応させて複数層のベルト層5が
設けられている。
【0010】上記空気入りタイヤは図2〜図10に示す
ような製造方法により製造することが出来る。図2は第
1成形工程が終了した説明図を示し、成形ドラム10上
に所定の寸法に切断された帯状のカーカス11をその端
部が接合するように円筒状に巻き付けた後、リング状に
成形されたビード12を円筒状のカーカス11の両端側
にセットし、カーカス11の両端部を内側から外側へ折
り返すようにしてビード12の回りに係合させたもので
あり、これらの工程は従来と同様である。
【0011】ビード12が装着されたカーカス11は、
成形ドラム10から取り外され、図3に示すように第2
成形工程に移される。ビード12が装着されたカーカス
11はビードロックドラム13に装着された後、図3に
示すようにシェーピング用のブラダー20を膨らませて
トロイダル状にシェーピングされる。そして、図4に示
すように環状でかつ無端のサイドトレッド14がトロイ
ダル状にシェーピングされたカーカス11の両サイドに
圧着される。この環状でかつ無端のサイドトレッド14
は、射出成形により予め作っておき、図5に示すように
セパレーターSを介してストックしておくようにすると
よい。このようにストックされたサイドトレッド14を
図6〜8に示すように供給装置15の吸着手段16(真
空吸着等)により吸着してシェーピングされたカーカス
11の両サイドにセットする。
【0012】続いて図9に示すようにビードロックドラ
ム13の両側に設けられた圧着用のブラダー17を膨ら
ませてサイドトレッド14をカーカス11に押圧して圧
着し、貼り付ける。そして図10に示すようにベルト1
8及びトレッド19をトロイダル状のカーカス11の外
周面に円筒状に巻き付けて貼り付け、グリーンタイヤG
を成形する。
【0013】グリーンタイヤGはビードロックドラム1
3から取り外され、第2成形工程から加硫工程に移さ
れ、従来と同様にして加硫成形がなされ、空気入りタイ
ヤが製造されるのである。このようにトロイダル状にシ
ェーピングされたカーカス11に環状でかつ無端のサイ
ドトレッド14を圧着するようにしたので、サイドウォ
ール部2を形成するサイドトレッド14のつなぎ目によ
る品質のバラツキを排除して、タイヤのユニフォーミテ
ィの向上を図ることが出来る。
【0014】またサイドトレッド14をサイドオーバー
にして成形する場合には、前記トロイダル状にシェーピ
ングされたカーカス11の外周面にベルト18及びトレ
ッド19を円筒状に巻き付けて貼り付けた後、環状で無
端のサイドトレッド14をトロイダル状のカーカス11
の両サイドに上述同様にして圧着してグリーンタイヤG
を成形するようにする。
【0015】このようにトロイダル状にシェーピングさ
れたカーカス11にベルト18及びトレッド19を貼り
付けた後にサイドトレッド14を圧着するため、帯状の
シートを巻き付ける工程及び剥がす工程が不要となり、
サイドオーバーにして成形する際の製造工程を短縮して
生産性の向上を図ることが出来る。なお、前述の実施例
では第1成形工程及び第2成形工程を有する2ステージ
成形方式による製造方法を説明したが、カーカス11の
巻き回しからグリーンタイヤGを成形するまでの工程を
1ステージで行う成形方式によってもこの発明は実施す
ることが可能であり、この発明は前述の実施例に限定さ
れることなく、他の態様であってもこの発明を実施しう
るものである。
【0016】
【発明の効果】この発明は上述したようにトロイダル状
にシェーピングされたカーカスに環状でかつ無端のサイ
ドトレッドを圧着するようにしたので、サイドウォール
部を形成するサイドトレッドのつなぎ目による品質のバ
ラツキを排除して、タイヤのユニフォーミティの向上を
図ることが出来る効果がある。
【0017】また、トロイダル状にシェーピングされた
カーカスにベルト及びトレッドを貼り付けた後にサイド
トレッドを圧着するため、帯状のシートを巻き付ける工
程及び剥がす工程が不要となり、サイドオーバーにして
成形する際の製造工程を短縮して生産性の向上を図るこ
とが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る空気入りタイヤの製造方法によ
り製造される空気入りタイヤの一例(ラジアルタイヤ)
を示す断面図である。
【図2】この発明に係る空気入りタイヤの製造方法を示
す説明図である。
【図3】この発明に係る空気入りタイヤの製造方法を示
す説明図である。
【図4】この発明に係る空気入りタイヤの製造方法を示
す説明図である。
【図5】この発明に係る空気入りタイヤの製造方法を示
す説明図である。
【図6】この発明に係る空気入りタイヤの製造方法を示
す説明図である。
【図7】この発明に係る空気入りタイヤの製造方法を示
す説明図である。
【図8】この発明に係る空気入りタイヤの製造方法を示
す説明図である。
【図9】この発明に係る空気入りタイヤの製造方法を示
す説明図である。
【図10】この発明に係る空気入りタイヤの製造方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
11 カーカス 12 ビード 14 サイドトレッド 18 ベルト 19 トレッド G グリーンタイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 一郎 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム 株式会社 平塚製造所内 (56)参考文献 特公 昭46−27861(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29D 30/00 - 30/72 B60C 13/00 - 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に成形されたカーカスの両端側に
    それぞれビードをセットし、該ビードの回りにカーカス
    の両端部を内側から外側に折り返すようにして係合さ
    せ、このカーカスをトロイダル状にシェーピングした
    後、環状でかつ無端のサイドトレッドをトロイダル状の
    カーカスの両サイドに圧着し、ベルト及びトレッドを外
    周面に貼り付けてグリーンタイヤを成形するか、或いは
    前記トロイダル状にシェーピングされたカーカスの外周
    面にベルト及びトレッドを貼り付けた後、環状でかつ無
    端のサイドトレッドを両サイドに圧着してグリーンタイ
    ヤを成形し、該グリーンタイヤを加硫する空気入りタイ
    ヤの製造方法。
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