JP3216092U - タイル取付金具 - Google Patents

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寿啓 伊藤
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有限会社 丸藤工芸
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Abstract

【課題】タイルが下地材から外れて落下することがなく、予めタイルへ固定する作業が不要で、タイルおよび下地材への取り付け作業が極めて容易なタイル取付金具を提供する。【解決手段】下地材50とタイル40との間に介在され下地材にタイルを取り付けるためのタイル取付金具1であって、タイル取付金具は、短冊状板材2にて形成されると共に、下端側に設けられ側面視で斜め上方に向って延在する係止片部3と、下地材にタイルを接着する際に接着剤Bが流入する接着剤流入穴4と、下地材にタイルを固定するための固定用部材挿入穴5とを有し、係止片部3は、タイルの裏面において幅方向に延在し、かつタイルの裏面側から表面側に斜め上方に向かって形成された取付金具挿入用凹条部41内に挿入される。【選択図】図6

Description

本考案は、建築物等の壁面などへの乾式工法またはPC板などの先付け工法に使用して好適なタイル取付金具に関するものである。
近年、タイル施工技術者の減少、工期短縮またはコスト低減などの要請から、タイルの施工方法として乾式工法やPC板などの先付け工法が一般化している。
これらの工法において下地材にタイルを金具などで固定することが行われており、例えばそのようなタイル取付金具として、特開2007−138468号公報のタイル受け具が提案されている。
このタイル受け具80は、図7に示すように、全体が長方形に形成され中間部が屈曲された板材81であって、中央上端部に躯体取付け孔82が設けられると共に、中央部に水平方向に切り起した自重受け片83が設けられ、さらに、中央下端部にタイル90裏面に埋設されたインサートナット91に螺子92を挿通するための螺子挿通長孔84が設けられたものである。そして、このタイル受け金具80を使用して施工する場合は、タイル90と一体化されたプレート93の上端部裏面に螺子92にて板材81を取付け、接着剤94をプレート93の裏面部に塗布した後、下地材95にタイル90を貼付け、板材81の躯体取付け孔82にビス96を通してモルタル下地材95に固定する。さらに、上段のタイル90及びプレート93を板材81の自重受け片83上に載置し、上下のタイル90間に柔軟目地材97を充填することによりタイル90を取り付ける。
しかし、このタイル受け具80によるタイル取付構造では、タイル90はプレート93を板材81の自重受け片83上に載置するのみで保持されているので、タイル90が外れて落下するおそれがあった。また、タイル90とタイル受け具80とを螺子92で固定した後、板材81の躯体取付け孔82にビス96を通し下地材95に固定する必要があり、取り付け作業が煩雑であった。
特開2007−138468号公報
そこで、本考案の課題は、タイルが下地材から外れて落下することがなく、予めタイルへ固定する作業も不要で、タイルおよび下地材への取り付け作業が極めて容易なタイル取付金具を提供することにある。
上記課題を解決するものは、下地材とタイルとの間に介在され前記下地材に前記タイルを取り付けるためのタイル取付金具であって、該タイル取付金具は、短冊状板材にて形成されると共に、下端側に設けられ側面視で斜め上方に向って延在する係止片部と、前記下地材に前記タイルを接着する際に接着剤が流入する接着剤流入穴と、前記下地材に前記タイルを固定するための固定用部材挿入穴とを有し、前記係止片部は、前記タイルの裏面において幅方向に延在し、かつ前記タイルの裏面側から表面側に斜め上方に向かって形成された取付金具用入用凹条部内に挿入されることを特徴とするタイル取付金具である。
前記タイル取付金具は、ステンレス製板材にて形成されていることが好ましい。前記ステンレス製板材は、SUS304にて形成されていることが好ましい。前記タイル取付金具は、湾曲可能な軟質材料にて形成されていることが好ましい。前記接着剤流入穴は、複数形成されていてもよい。
請求項1に記載したタイル取付金具によれば、タイルが下地材から外れて落下することがなく、予めタイルへ固定する作業も不要で、タイルおよび下地材への取り付け作業が極めて容易となる。
請求項2または3に記載したタイル取付金具によれば、強靱性に優れたタイル取付金具となる。
請求項4に記載したタイル取付金具によれば、隣接するタイル同士の表面側の高さを面一に微調整することができる。
請求項5に記載したタイル取付金具によれば、タイルが下地材から外れて落下することをより防止できる。
本考案のタイル取付金具の一実施例の正面図である。 図1の右側面図である。 図1に示したタイル取付金具の作用を説明するための右側面図である。 図1に示したタイル取付金具の使用方法を説明するための説明図であり、タイル取付金具を裏面に取り付けたタイルの背面図である。 図4のA−A線拡大断面図である。 図1に示したタイル取付金具の使用した下地材へのタイル取付け構造を説明するための縦断面図である。 従来のタイル取付金具およびタイル取付構造を説明するための縦断面図である。
本考案では、短冊状板材2にて形成されると共に、下端側に設けられ側面視で斜め上方に向って延在する係止片部3と、下地材50にタイル40を接着する際に接着剤Bが流入する接着剤流入穴4と、下地材50にタイル40を固定するための固定用部材挿入穴5とを有し、係止片部3は、タイル40の裏面40aにおいて幅方向に延在し、かつタイル40の裏面40a側から表面40b側に向かって斜め上方に形成された取付金具用入用凹条部41内に挿入されることで、予めタイルへ固定する作業が不要で、タイルおよび下地材への取り付け作業が極めて容易なタイル取付金具を実現した。
本考案のタイル取付金具を図1ないし図6に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例のタイル取付金具1は、下地材50とタイル40との間に介在され下地材50にタイル40を取り付けるためのタイル取付金具であって、タイル取付金具1は、短冊状板材2にて形成されると共に、下端側に設けられ側面視で斜め上方に向って延在する係止片部3と、下地材50にタイル40を接着する際に接着剤Bが流入する接着剤流入穴4と、下地材50にタイル40を固定するための固定用部材挿入穴5とを有し、係止片部3は、タイル40の裏面40aにおいて幅方向に延在し、かつタイル40の裏面40a側から表面40b側に斜め上方に向かって形成された取付金具用入用凹条部41内に挿入される。以下、各構成について順次詳述する。
この実施例のタイル取付金具1は、図6に示すように、下地材50とタイル40との間に介在され、下地材50にタイル40を取り付けるためのものである。
タイル取付金具1は、ステンレス製板(SUS304)にて形成されており、タイル40を保持した状態でも経時的に変形または分断しない強靭性を備えている。なお、この実施例のタイル取付金具1は、図1に示すように、正面視で短冊形状(長尺状矩形:長さ85mm,幅15mm、厚さ0.5mm)に形成されている。
また、タイル取付金具1は、ステンレス製板であって、指で湾曲可能な軟質材料にて形成されており、図3に示すように、上部付近を厚さ方向に湾曲させることで、隣接するタイル同士の表面側の高さを面一に微調整することができる。
係止片部3は、図4および図5に示すように、タイル40の裏面40aにおいて幅方向に延在し、かつ裏面側から表面側に斜め上方(この実施例では約45゜斜め上方)に向かって形成された取付金具挿入用凹条部41内に挿入されて固定される部位であり、タイル取付金具1の下端片部を幅方向に沿って屈曲させて形成されており、図2に示すように側面視で板状体の延在方向に対して約50゜斜め上方に向かって突出するように形成されている。そして、タイル取付金具1は、この係止片部3によってタイル取付金具1をタイル40に係止させることができるように構成されている。
また、タイル取付金具1は、図5に示すように、タイル40の裏面40aに沿って配されるため、タイル取付金具1をタイル40の裏面40aに固定しても、ステンレス製板材の厚さ分(この実施例では約0.5mm)裏面40a側に突出するのみで嵩張らないことから、保管または搬送も容易である。
接着剤流入穴4は、下地材50にタイル40を接着する際に接着剤Bが流入する部位であり、図6に示すように、接着剤Bが流入して硬化することでタイル40の落下がより防止される。なお、この実施例の接着剤流入穴4は、図1に示すように、一つであるが、これに限定されるものではなく、複数設けられたものも本考案の範疇に包含される。これにより、接着剤流入穴内に流入して硬化する接着剤が複数存在してそれぞれがタイルを係止するため、タイルが下地材から外れて落下することがより防止される。
固定用部材挿入穴5は、図6に示すように、固定用部材60を挿通させてタイル取付金具1を下地材50に固定するための部位であり、この実施例では、タイル取付金具1の上部に設けられている。そして、本考案のタイル取付金具1は、このような固定用部材挿入穴5を有することにより、下地材50に直接固定するものであるため、ピアノ線などを使用することもないため下地材への固定がより容易となる。
つぎに、本考案のタイル取付金具1の使用方法について説明する。
このタイル取付金具1を使用するには、予めタイル40の裏面40aにタイル取付金具1を接着固定する必要はなく、下地材50にタイル40を固定する現場において、図4に示すように、タイル40の裏面40aに接着剤Bを塗布した状態で、タイル取付金具1の係止片部3を取付金具挿入用凹条部41内に挿入して、タイル40の裏面40aに面当接させる。この時、接着剤Bが接着剤流入穴4内に流入し、この状態で下地材50にタイル40を押圧して貼付する。隣接するタイル同士の間で高さ調整する場合は、図3に示すように、上部を湾曲させて微調整し、図6に示すように、固定用部材60にて下地材50に固定する。下地材50へのタイル貼付が終了したら目地に目地充填材70を充填して硬化させる。なお、タイルが大型タイルの場合は、一本の取付金具挿入用凹条部内に複数のタイル取付金具が挿入されて使用されてもよく、複数の取付金具挿入用凹条部内にそれぞれ一つのタイル取付金具が挿入されて使用されてもよい。
以上のように、本考案のタイル取付金具1は、短冊状板材2にて形成されると共に、下端側に設けられ側面視で斜め上方に向って延在する係止片部3と、下地材50にタイルを接着する際に接着剤Bが流入する接着剤流入穴4と、下地材50にタイル40を固定するための固定用部材挿入穴5とを有し、係止片部3は、タイル40の裏面40aにおいて幅方向に延在し、かつタイル40の裏面40a側から表面40b側に向かって斜め上方に向かって形成された取付金具用入用凹条部41内に挿入されて係止するものであるため、予めタイル40へ固定する作業が不要で、下地材50へのタイル貼付の際に、その接着剤Bを用いてタイル40に固定され、タイル40および下地材50への取り付け作業が極めて容易である。また、予め接着材でタイルへ固定したものが硬化するまで待つ必要もなく工期を短縮できる。さらに、予め接着材でタイルへ固定したものを輸送する必要もない。さらに、接着剤流入穴内に流入して硬化した接着剤が係止部として機能するため、タイルの落下がより防止される。
1 タイル取付金具
2 短冊状板材
3 係止片部
4 接着剤流入穴
5 固定用部材挿入穴
40 タイル
41 取付金具挿入用凹条部
50 下地材

Claims (5)

  1. 下地材とタイルとの間に介在され前記下地材に前記タイルを取り付けるためのタイル取付金具であって、該タイル取付金具は、短冊状板材にて形成されると共に、下端側に設けられ側面視で斜め上方に向って延在する係止片部と、前記下地材に前記タイルを接着する際に接着剤が流入する接着剤流入穴と、前記下地材に前記タイルを固定するための固定用部材挿入穴とを有し、前記係止片部は、前記タイルの裏面において幅方向に延在し、かつ前記タイルの裏面側から表面側に斜め上方に向かって形成された取付金具用入用凹条部内に挿入されることを特徴とするタイル取付金具。
  2. 前記タイル取付金具は、ステンレス製板材にて形成されている請求項1に記載のタイル取付金具。
  3. 前記ステンレス製板材は、SUS304にて形成されている請求項2に記載のタイル取付金具。
  4. 前記タイル取付金具は、湾曲可能な軟質材料にて形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のタイル取付金具。
  5. 前記接着剤流入穴は、複数形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のタイル取付金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109779215A (zh) * 2019-02-03 2019-05-21 广东翔顺建筑工程有限公司 一种湿挂式内墙抛光砖施工简易挂件及施工方法

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