JP3215973U - 防水構造を備えた墓 - Google Patents

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孝志 能島
孝志 能島
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Abstract

【課題】小さな設置面積の墓において、納骨室の内部に雨水などの水が浸入することを適切に防止できる防水構造を備えた墓を提供する。【解決手段】墓1の外周を形成するように組み合わされる巻石10と、巻石10の上方を塞ぐ蓋石40と、蓋石40の上方に設けられる墓石20と、墓石20の前方に設けられる水鉢台22と、を備え、巻石10は、組み合わされる角部に縦方向に延びる係合段部11を有し、巻石10の内部に納骨室30が形成されており、蓋石40は、組み合わされた巻石10の外形と同じ大きさ以上の1枚板で形成され、蓋石40に納骨室30に通じる納骨口41が形成されており、納骨口41は、水鉢台22で上方が塞がれるように構成する。【選択図】図6

Description

本考案は、納骨室に雨水などの水が浸入することを防止する防水構造を備えた墓に関する。
墓は、複数の石材を積み上げて形成されたものが多い。一方、近年、都会などにおける墓地は狭く、小さな面積に建立できる墓が並んで建てられている。図7は、このような従来の墓100の一例を示している。墓100は、外周を形成する巻石101で設置部分が形成されており、その上部に墓石102が設けられている。墓石102の前方には、水鉢103と花立104とが設けられている。墓石102の下方には、納骨室105(図8)が設けられている。
図8に示すように、上記納骨室105は、巻石101の内側に石やコンクリート106などで形成された矩形状の空間となっている。巻石101と納骨室105を形成するコンクリート106との間には、玉砂利、砕石、土107が入れられる。図9に示すように、納骨室105に納骨する場合、水鉢103を移動させて墓石102の前方を開放する。墓石102には、納骨室105に通じる空間が設けられており、墓石102の前方から下方の納骨室105に骨壺が納められる。そして、水鉢103を墓石102に接するように元の位置に戻して納骨室105の前部を塞ぐ(図の二点鎖線)。その後、水鉢103と墓石102との接合部分108が目地材でシールされる。
しかし、目地材は経年変化や地震などによって割れなどを生じる。そのため、目地材の部分から納骨室105に水Wが浸入する。これにより、納骨室105の内部は湿気の高い状態となってカビなど発生する。また、納骨室105の内部に雨水などが溜った状態になることもある。さらに、納骨室105の内部に虫などが入る場合もある。
この種の先行技術として、根太石の上面に設けられた骨壺納骨穴の周囲に上向きに突出した立上部を形成した墓石がある(例えば、特許文献1参照)。この墓石は、立上部によって、雨水が根太石の上面から納骨室に入らないようにしている。
特開平7−48958号公報
しかし、上記した特許文献1の場合、骨壺納骨穴を設けた根太石の上方に大きな空間を有する構造でなければ適用できない。そのため、比較的大きな設置面積の墓であれば適用できるが、図7に示すような小さな設置面積の墓100では納骨室105の位置が限られて適用することは難しい。
そこで、本考案は、小さな設置面積の墓において、納骨室の内部に雨水などの水が浸入することを適切に防止できる防水構造を備えた墓を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る防水構造を備えた墓は、墓の外周を形成するように組み合わされる巻石と、前記巻石の上方を塞ぐ蓋石と、前記蓋石の上方に設けられる墓石と、前記墓石の前方に設けられる水鉢台と、を備え、前記巻石は、組み合わされる角部に縦方向に延びる係合段部を有し、該巻石の内部が納骨室に形成されており、前記蓋石は、組み合わされた前記巻石の外形と同じ大きさ以上の1枚板で形成され、該蓋石に前記納骨室に通じる納骨口が形成されており、前記納骨口は、前記水鉢台で上方が塞がれるように構成されている。
この構成により、墓の外周を形成する巻石の組み合わせ部は縦方向に延びる係合段部によって水の浸入を防ぐことができる。特に、組み合わせ部分を目地材でシールすれば、水の浸入をより適切に防止できる。巻石の内部に形成された納骨室は、上面が1枚の蓋石で塞がれており、蓋石の納骨口は水鉢台で塞がれている。よって、小さな設置面積の墓において、納骨室へ水が浸入することを適切に防止できる。
また、前記蓋石は、前記納骨口の周囲に上方へ突出する凸状部を有し、前記水鉢台は、前記納骨口と対向する面に前記凸状部と干渉しない凹状部を有していてもよい。このように構成すれば、水鉢台の周囲から蓋石上に水が流れ落ちても、納骨口の周囲に設けられた凸状部によって水が納骨室内に落ちることをより適切に防止できる。
また、前記巻石の内部に形成された前記納骨室は、底面が石張り部分と土部分とを有していてもよい。このように構成すれば、骨壺を納める場合には石張り部分に納めるようにでき、骨壺から骨を出して納める場合は土部分に納めることができる。よって、納骨室は、納骨方法に応じた利用ができる。
本考案によれば、小さな設置面積の墓において、納骨室の内部に雨水などが浸入することを適切に防止することが可能となる。
図1は、本考案の一実施形態に係る墓を示す斜視図である。 図2は、図1に示す墓の巻石部分を示す平面図である。 図3(A)〜(C)は、図2に示す巻石で形成された納骨室の利用形態例を示す平面図である。 図4は、図1に示す墓の巻石と蓋石とを示す分解斜視図である。 図5(A)は、図1に示す墓の平面図であり、(B)は(A)に示すV−V拡大断面図である。 図6は、図1に示す墓に納骨する場合の斜視図である。 図7は、従来の墓の一例を示す斜視図である。 図8は、図7に示す墓の巻石部分を示す平面図である。 図9は、図7に示す墓に納骨する場合の側面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。この明細書及び実用新案登録請求の範囲の書類中における前後左右方向の概念は、図1に示す墓1の正面に向かった状態における手前側を「前」、奥側を「後」とした前後左右方向の概念と一致するものとする。
図1に示すように、この実施形態に係る防水構造を備えた墓1は、平面視で矩形状に組み合わされる巻石10によって墓1の設置面における外周が形成されている。巻石10の下方は、コンクリートなどで基礎を形成してもよい。巻石10の上部には、蓋石40が設けられている。蓋石40の上部には、墓石20が設けられている。この実施形態の墓石20は、中台20aと上台20bと竿石20cとで構成されている。墓石20の正面側前方には、水鉢21が備えられている。水鉢21は、蓋石40の上面に設けられた水鉢台22の上部に配置されている。水鉢21の左右位置には、花立24が備えられている。
図2に示すように、巻石10は、組み合わされる角部に縦方向に延びる係合段部11を有している。この例の係合段部11は、前部巻石10aと後部巻石10bとに設けられている。係合段部11は、左部巻石10cと右部巻石10dとの厚み分で形成されている。前部巻石10aと後部巻石10bとに形成された係合段部11に、左部巻石10cと右部巻石10dと組み合わせることで外面は面一となる。この実施形態では、以下に説明する納骨口41の位置との関係で、前部巻石10aの内面の一部10eが切除されている。係合段部11の部分で組み合わされた巻石10は、組み合わせ部分から水が浸入することを適切に防止することができる。巻石10の組み合わせ部分は、目地材でシールしてもよい。巻石10の組み合わせ部分を目地材でシールすることにより、水の浸入をより適切に防止できる。このように組み合わされた巻石10の内部が、納骨室30となる。すなわち、巻石10に納骨室30を形成する石を兼ねさせている。
図3(A)〜(C)に示すように、巻石10で形成された納骨室30は、底面を石張り又は土とすることができる。図3(A)に示す例は、底面の全てを土部分31とした例である。例えば、骨壺から骨を出して土に還す納骨方法の場合に利用できる。図3(B)に示す例は、底面の一部を石張り部分32とし、他の部分を土部分31とした例である。例えば、骨壺50で納骨して保管する場合は石張り部分32に納めることができ、骨壺50から骨を出して土に還す場合は土部分31に納めることができる。よって、いずれの納骨方法の場合でも利用できる。図3(C)に示す例は、底面の全てを石張り部分32とした例である。底面を全て石張り部分32とする場合、結露などの水抜き穴32aを設ける。例えば、全ての納骨を骨壺50で行って保管する納骨方法の場合に利用できる。このように、納骨室30は、巻石10で囲まれた内部の広い空間となるため、底面を納骨方法に応じた構成とすることが容易にできる。
図4に示すように、巻石10の上面は蓋石40によって塞がれる。蓋石40は巻石10の外形と同じか、巻石10の外形よりも大きく形成された1枚板となっている。蓋石40の外形は、例えば、巻石10の周囲において10mm程度大きくできる。蓋石40の外形を巻石10の外形よりも大きくすることで、蓋石40の上面から流れ落ちる水を巻石10の外方に落とすことができる。よって、蓋石40から納骨室30の方へ水が流れることをより抑止することができる。蓋石40の前部には、納骨口41が設けられている。納骨口41は、巻石10で形成された内部の納骨室30に納骨する開口部である。この実施形態では、納骨口41の周囲に、上方へ突出する凸状部42が設けられている。凸状部42は、高さを10mm程度にすることができる。凸状部42により、蓋石40の上面を流れる水が納骨口41から納骨室30の内部に落ちないようにしている。
図5(A)に示すように、巻石10の上面に蓋石40が設けられ、その上部に墓石20と水鉢台22と水鉢21及び花立24が設けられる。図5(B)の拡大断面図に示すように、水鉢台22は、上記蓋石40の納骨口41の周囲に設けられた凸状部42と干渉しないように、納骨口41と対向する下面の一部に凹状部23が設けられている。墓1は、小さな設置面積であるため、蓋石40の上部に配置される墓石20の大きさとの関係で、蓋石40の前部に納骨口41が設けられている。納骨口41の下方に位置する前部巻石10aは、内面の一部10eが切除されているため、納骨口41の下方は納骨室30の底面までほぼ同一の大きさの開口となっている。
図6に示すように、図1示す墓1に納骨する場合、水鉢21及び花立24が移動させられ、水鉢台22が開放される。そして、蓋石40の納骨口41から納骨室30に納骨される。このように、納骨するために納骨口41を開放しても、納骨室30の他の部分は1枚の蓋石40で塞がれている。また、この実施形態では、納骨口41の周囲に凸状部42が設けられている。このため、納骨口41を開放した状態でも、納骨室30の内部に水Wが流れ落ちることを適切に防止できる。
しかも、巻石10は係合段部11で組み合わされているため、巻石10の組み合わせ部分から水Wが浸入することも防止できる。よって、小さな設置面積の墓1において、地震や経年使用によっても納骨室30に水Wが浸入することを長期間適切に防止することが可能となる。
なお、上記した蓋石40は、一塊の石材を加工して1枚の蓋石40を形成しても、複数の石材を接着して1枚の蓋石40を形成してもよく、蓋石40は1枚で形成されたものであれば限定されない。
また、上記した実施形態は一例を示しており、墓1を構成する石材は、中台20aと上台20bと竿石20cとを積み重ねた構成に限定されるものではない。
さらに、本考案の要旨を損なわない範囲での種々の構成を変更することは可能であり、本考案は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 墓
10 巻石
11 係合段部
20 墓石
21 水鉢
22 水鉢台
23 凹状部
30 納骨室
31 土部分
32 石張り部分
40 蓋石
41 納骨口
42 凸状部
50 骨壺
W 水

Claims (3)

  1. 墓の外周を形成するように組み合わされる巻石と、
    前記巻石の上方を塞ぐ蓋石と、
    前記蓋石の上方に設けられる墓石と、
    前記墓石の前方に設けられる水鉢台と、
    を備え、
    前記巻石は、組み合わされる角部に縦方向に延びる係合段部を有し、該巻石の内部が納骨室に形成されており、
    前記蓋石は、組み合わされた前記巻石の外形と同じ大きさ以上の1枚板で形成され、該蓋石に前記納骨室に通じる納骨口が形成されており、
    前記納骨口は、前記水鉢台で上方が塞がれるように構成されている、
    ことを特徴とする防水構造を備えた墓。
  2. 前記蓋石は、前記納骨口の周囲に上方へ突出する凸状部を有し、
    前記水鉢台は、前記納骨口と対向する面に前記凸状部と干渉しない凹状部を有している、
    請求項1に記載の防水構造を備えた墓。
  3. 前記巻石の内部に形成された前記納骨室は、底面が石張り部分と土部分とを有している、
    請求項1又は2に記載の防水構造を備えた墓。
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