JP3140775U - 墓の芝台構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】納骨室の防水性を担保することのできる芝台であって、特に納骨口部とその蓋となる納骨口蓋との間からの水の侵入を防ぐことのできる、納骨口蓋の作成と開閉とを容易ならしめる墓の芝台構造の提供。
【解決手段】墓の芝台構造を、納骨室の側壁をなす基枠の上端に接触して上蓋となる芝台において、該芝台は上面の一部に墓石を載置する墓石載置部と該墓石載置部の正面側に納骨口部とを有して一体の石材により構成してあり、該納骨口部の四周に芝台の上面に墓石載置部と離隔して隆起状の突条を設けてあり、該突条の上に納骨口部を塞ぐ略直方体の納骨口蓋を載置するようにする。
【選択図】図2

Description

本考案は墓において納骨室の側壁をなす基枠の上端に接触して上蓋となる芝台構造に関し、特にその納骨室への雨水などの水の侵入を防ぐべく改良するものである。
従来の一般的な墓としては、概して石材を切削または組み合わせ或いはコンクリートで成型してなる上下に開放する筒状の基枠を土上に設置し、その基枠の上部開口の上に芝台を設置し、土面と基枠の内側壁と芝台の下面とで囲まれた空間を納骨室とし、その芝台の上面の一部に墓石を載置し、その正面側に納骨室の内外を連通する納骨口部と納骨口部の蓋となる納骨口蓋を設けてなるものである。
かかる墓は、例えば特許文献1に記載されるように、複数の石板を内側に矩形の間隙を残して連結してなる芝台を基枠の上に設置して、更にその芝台の一部に墓石を載置するようにしてあり、その矩形の間隙を以て納骨口部とするものが一般的であるが、墓は長期に亘り日照や風雨に晒され気候によっては雪や霜で表面に氷結を生ずるものであって、特に水平面は水分が残り易いため痛みやすく芝台を構成する各部材の連結部の目地の防水性が損なわれ易く、その目地の防水性が損なわれたときに、納骨室への水の侵入が生じてしまうという難点がある。
また、納骨口部は芝台の上面が平らな部分に配置し、その納骨口部を下面が平らな納骨口蓋で塞ぐようにしてあり、納骨蓋は納骨の度に必要に応じて開けうるために強固に接着せず、簡易にシリコーン樹脂等でコーキング処理で接着するようにしたものが一般的であり、前述の如き環境下ではその目地の防水性が損なわれ易く、その目地の防水性が損なわれたときに、芝台の上面伝いに納骨室に水が侵入してしまうという難点がある。
納骨口部については、例えば特許文献2または特許文献3に記載されるように、芝台の上面の納骨口部の周縁に隆起状とした矩形や楕円形の突条を設けることで、芝台の上面伝いに水が流入しないようにする改良も提案されており、その納骨口蓋は下面を納骨口部の突条を差し込みうるように窪ませてあり、即ち、納骨口部に蓋をした際に納骨口部の突条の全周または三方を納骨口蓋の下面の内側壁で取り囲むように嵌着するようにしてある。
ところが、斯様な納骨口蓋は、その下面を窪ませる加工が容易でなく高いコストがかかると共に、窪ませた部分や縁が薄くすることで納骨のために納骨口を開けるときなどに欠けや割れが生じ易く、殊に大きな墓となり納骨口蓋も大きく重たいものとなれば尚更に慎重に取り扱わなければならないものである。
また、嵌着構造であるのでシリコーン樹脂等でコーキング処理をすると密着する面積が大きく、シリコーン樹脂等でコーキング処理をすればコーキング剤層は立体的な段状に形成されるので、治具を用いても外側から破壊し難く、容易には外れ難いものとなり、そのため、シリコーン樹脂等でコーキング処理をして簡易に接着しておくことが出来ず、地震などの異常振動で縦方向の振動が加わると納骨口部の突条に納骨口蓋の縁が乗り持ち上がった状態となるなどして容易くずれてしまうおそれがある。
特開2006−328815 特開2003−64904 特開2004−176364
そこで本考案は、納骨室の防水性を担保することのできる芝台であって、特に納骨口部とその蓋となる納骨口蓋との間からの水の侵入を防ぐことのできる、納骨口蓋の作成と開閉とを容易ならしめる墓の芝台構造の提供を課題とするものである。
然るに本考案による墓の芝台構造は、納骨室の側壁をなす基枠の上端に接触して上蓋となる芝台において、該芝台は上面の一部に墓石を載置する墓石載置部と該墓石載置部の正面側に納骨口部とを有して一体の石材により構成してあり、該納骨口部の四周に芝台の上面に墓石載置部と離隔して隆起状の突条を設けてあり、該突条の上に納骨口部を塞ぐ略直方体の納骨口蓋を載置するようにしたものである。
また、本考案による墓の芝台構造は、前記の芝台の上面に、納骨口枠と墓石載置部との間隙において、該間隙の外に向けて下る勾配を設けてあることが好ましい。
更に、本考案による墓の芝台構造は、前記の納骨口蓋の下面に、芝台の突条に交差して内外を連通する通気用溝を設けてあることが好ましい。
上述の如く構成したことにより、本考案による墓の芝台構造は、一体の石材よりなる芝台により基枠の上方に開放する開口を塞ぐこととしてあるので、そもそも目地を有さず、従来の如く芝台を構成する複数の部材の水平面の連結部のおける目地が劣化することにより、該部分から水が納骨室の内部に侵入することがない。
そして、納骨口部を環囲して芝台の上面に上方に隆起状としてなる突条により、芝台の上面を伝って水が納骨口を介して納骨室に侵入することはなく、また、その納骨口蓋の底面が平らな直方体であるので容易に作成することが出来ると共に、納骨口部の突条とシリコーン樹脂等でコーキング処理して固定しても、そのコーキング剤層は芝台と納骨口蓋との間隙において外側に露出しており、スクレーバーなどの治具を用いれば容易に破壊することができるので、必要に応じて容易に納骨口部を開けることができる。
更に、納骨口部の突条と墓石載置部との間隙において、該間隙の外に向けて下る勾配を設ければ、水はけがよく低温下でも該部分で水分の凍結が生じ難く本構造を傷め難くなり、即ち、係る構成は殊に寒冷地においてその効果が発揮される。
本考案による墓の芝台を実施するための最良の形態は、図1に示される本考案による墓10の概要断面図のように、石材を切削または組み合わせ或いはコンクリートで成型し矩形に連なる側壁をなして上下に開口する基枠11を土面に設置し、その上部開口端における基枠11の外側の形状と略等しい一体の石材を切削してなる芝台12を、前記の基枠11の上にその上部の開口を覆うように設置し、土面と基枠11の内側壁と芝台12の下面とで囲まれた空間で納骨室13をなし、芝台12の上面の一部に墓石14を載置すべき墓石載置部15と、該墓石載置部15の正面側に納骨室13の内外を連通る芝台12納骨口部20を有し、そして、前記の芝台12の上面に墓石14を載置してなるものである。
前記の納骨口部20は、図2の納骨口部20の概要斜視図に示されるように、芝台12の上面から下面にかけて矩形に穿孔し、該納骨口部20を環囲するように芝台12の上面に上方に隆起状としてなる矩形の突条21を設け、この突条21の上にその端面の外形よりも大きな平らな底面の直方体に形成した納骨口蓋22を載置しうるようにしてある。
なお、本形態の如く、墓10の意匠のため墓石14を載置すべき墓石載置部15を芝台12と一体に段差をつけて設ける場合では、突条21はその周囲よりも高く隆起した状態に設けるが、芝台15の上面が平らで納骨口部20と墓石差一部15とに高低差がない場合では、墓石14は墓10の手前の突条21との間に間隙を有し、接触しないように適当な寸法として配置する。
また、この際、墓石載置部15あるいは墓石14との間に生ずる間隙16の芝台12の上面は、その間隙の外側に向けて下る傾斜をつけてあることが好ましい。
更に、図3の納骨口蓋22の下面の概要平面図に示されるように、納骨口蓋22の下面に芝台12の突条21との接触部分23に交差した単数または複数の通気用溝24を設け、納骨口蓋22を閉じたときに、納骨室13の内外が連通するようにして、その内部に湿気や臭気が留まらないようにしてあることが望ましい。
上述の如く構成したことにより、この納骨口部20の突条21と納骨口蓋22とは、その接触面にシリコーン樹脂等でコーキング処理を施して常時はずれずに納骨室13への水の侵入を防ぎうるものとなり、また、納骨などで納骨口蓋22を外して納骨口部20を開ける際には、側面のから治具を用いて芝台12の上面と納骨口蓋22の間に突条21とコーキング剤層の高さの分だけ生じた間隙からコーキング剤層を側面からスクレーバーなどの治具を差し込むことで破壊して、納骨口蓋22を突条21から剥がして納骨口蓋22を取り外し納骨口部20を開けうるものとしてある。
なお、本形態は、芝台12が一枚の石材よりなる直方体としてあるが、勿論、本考案における芝台12は、基枠11の上部の開口を覆いうる寸法および形状であればよく、直方体に限定されることはない。
本考案による墓の芝台構造によれば、納骨室に水が侵入せず、芝台の納骨口部の突条に納骨口蓋を簡易に固定して納骨口部を塞いでおくことができ、必要に応じて困難なく納骨口部を開けることのできる好適な墓を提供することができる。
墓の概要断面図 納骨口部の概要斜視図 納骨口蓋の下面の概要平面図
符号の説明
10 墓
11 基枠
12 芝台
13 納骨室
14 墓石
15 墓石載置部
16 間隙
20 納骨口部
21 突条
22 納骨口蓋
23 突条との接触部分
24 通気用溝

Claims (3)

  1. 納骨室の側壁をなす基枠の上端に接触して上蓋となる芝台において、該芝台は上面の一部に墓石を載置する墓石載置部と該墓石載置部の正面側に納骨口部とを有して一体の石材により構成してあり、該納骨口部の四周に芝台の上面に墓石載置部と離隔して隆起状の突条を設けてあり、該突条の上に納骨口部を塞ぐ略直方体の納骨口蓋を載置するようにしてあることを特徴とする墓の芝台構造。
  2. 前記の芝台の上面に、納骨口枠と墓石載置部との間隙において、該間隙の外に向けて下る勾配を設けたことを特徴とする請求項1に記載の墓の芝台構造。
  3. 前記の納骨口蓋の下面に、芝台の突条に交差して内外を連通する通気用溝を設けたことを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の墓の芝台構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012127060A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Ecowood Co Ltd 目隠し蓋及びその製造方法
JP2017145562A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 株式会社第一石材 防水構造を備えた墓

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