JP3215535B2 - 潮流測定装置 - Google Patents

潮流測定装置

Info

Publication number
JP3215535B2
JP3215535B2 JP06152793A JP6152793A JP3215535B2 JP 3215535 B2 JP3215535 B2 JP 3215535B2 JP 06152793 A JP06152793 A JP 06152793A JP 6152793 A JP6152793 A JP 6152793A JP 3215535 B2 JP3215535 B2 JP 3215535B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
tidal current
frequency
output
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06152793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06273433A (ja
Inventor
健 佐久間
賢二 横澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP06152793A priority Critical patent/JP3215535B2/ja
Publication of JPH06273433A publication Critical patent/JPH06273433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3215535B2 publication Critical patent/JP3215535B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波によって潮流速度
を測定する潮流測定装置に関し、さらに詳細には漁船な
どの移動体に設けられて、前後、左右への超音波発射を
時分割で行って受信超音波信号に基づいて潮流速度を測
定する潮流測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の潮流測定装置は図4に示すよう
に、移動体の前後方向に超音波を送出しかつ前後方向か
らの反射超音波を受信する前後用送受波器1と、バース
ト信号を出力する送信回路41と、送信回路41から出
力されたバースト信号を前後用送受波器1へ所定期間送
出させ、前後用送受波器1からの受信出力を送出する送
受信切り換え回路31と、送受信切り換え回路31から
送出された受信出力を受けて前方向受信出力と後方向受
信出力に分離して出力する受信回路61と、受信回路6
1によって分離された前方向受信出力および後方向受信
出力の周波数を計数する周波数計数回路71とからなる
第1送受信系統と、移動体の左右方向に超音波を送出し
かつ左右方向からの反射超音波を受信する左右用送受波
器2と、送受信切り換え回路32と、送信回路42と、
受信回路62と、周波数計数回路72とからなり第1送
受信系統と同様に構成された第2送受信系統との独立し
た2系統の送受信系統を有し、インタフェース回路10
1を介して供給される移動体の移動方位信号と2系統の
送受信系統からの周波数計数出力とに基づいて演算・制
御回路81において潮流速度を演算し、演算潮流速度を
表示器11に表示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の潮流測定装置によれば、2系統の送受信系統を
独立して備えていたため、2重の構成が必要となって装
置が大型化するという問題点があった。この結果、高価
なものとなるという問題点が生ずる。
【0004】本発明は、前後方向の送信と、左右方向の
送信とを時分割で行うことによって、超音波送受波器を
除き1系統の送受信系統で構成できて、構成が簡単にな
り小型化できる潮流測定装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の潮流測定装置
は、移動体に設けられ、かつ海中に超音波を発射して海
底および海中からの反射信号を抽出して反射信号に基づ
き潮流速度を測定する潮流測定装置において、移動体の
前後方向に超音波を発射しかつ前後方向からの反射超音
波を受信する第1送受波器と、移動体の左右方向に超音
波を発射しかつ左右方向からの超音波を受信する第2送
受波器と、第1および第2送受波器から時分割で超音波
を発射させるべく超音波の発射期間を規定する発射期間
信号を第1および第2送受波器に各別に送出しかつ発射
期間信号の送出に同期して第1および第2送受波器から
の受信出力を各別に送出する切り換え手段と、切り換え
手段から送出される前後方向の受信出力を前方向の信号
と後方向の信号とに分離しかつ切り換え手段から送出さ
れる左右方向の受信出力を左方向の信号と右方向の信号
とに分離して出力する受信回路と、移動体の左右方向の
加速度を測定する加速度測定手段と、受信回路から出力
された前方向信号および後方向信号のそれぞれと左方向
信号および右方向信号のそれぞれの周波数を計数する周
波数計数手段と、周波数計数手段により計数された周波
数と加速度測定手段によって測定された加速度情報とに
基づいて潮流速度を演算して出力しかつ切り換え手段を
切り換え制御する演算・制御手段とを備えたことを特徴
とする。
【0006】本発明の潮流測定装置は、演算・制御手段
は、移動体の移動方位情報、検出加速度情報、受信回路
から出力された前方向信号および後方向信号のそれぞれ
および左方向信号および右方向信号のそれぞれから所定
方位を基準に潮流速度を演算することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の潮流測定装置によれば、切り換え手段
から送出される発射期間信号に基づいて第1送受波器に
よる超音波の発射と第2送受波器による超音波の発射が
時分割でなされる。また、第1送受波器による超音波の
発射と同期して反射超音波に基づく第1送受波器からの
受信出力と、第2送受波器による超音波の発射と同期し
て反射超音波に基づく第2送受波器からの受信出力とが
切り換え手段から各別に受信回路に送出される。受信信
号は受信回路において前方向の信号と後方向の信号と左
方向の信号と右方向の信号とに分離されて、それぞれの
周波数が周波数計数手段によって計数される。演算・制
御手段により検出加速度信号と計数された周波数とに基
づいて潮流速度が演算される。しかるに第1および第2
送受波器からの超音波の発射は時分割でなされ、発射時
期に同期して反射波が受信され、処理されるため、送受
波器を除く送受信系統は1系統ですみ、構成が簡単にな
って、小型化される。
【0008】本発明の潮流測定装置において、演算・制
御手段による潮流速度演算において検出移動方位情報か
ら所定方位を基準とした潮流速度演算がなされて、例え
ば北を基準にした潮流速度が判ることになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【0011】本実施例は潮流測定装置が船舶に搭載され
た場合の例である。
【0012】船舶の前後方向へ超音波を発射する前後用
送受波器1および船舶の左右方向へ超音波を発射する左
右用送受波器2は前後/左右切り換え回路3および送受
切り換え回路5を介して送信回路4から供給されるバー
スト信号を受けて、時分割でそれぞれ前後、左右方向に
超音波を発射する。前後用送受波器1からの超音波の発
射に続いて受信した前後用送受波器1からの出力および
左右用送受波器2からの超音波の発射に続いて受信した
左右用送受波器2からの出力は前後/左右切り換え回路
3および送受切り換え回路5を介して時分割で受信回路
6に供給する。
【0013】ここで、前後用送受波器1および左右用送
受波器2は、位相差π/2ラジアンで、60°方向の平
面波を受波するように、素子間隔がλ/2(λは超音波
の波長)で配置されたアレイ型の送受波器で構成してあ
る。これは、後記の受信回路6において前後用送受波器
1からの出力を前方向からと後方向からの超音波の反射
波による出力とに容易に分離するために、同様に左右用
送受波器2からの出力を左方向からと右方向からの超音
波の反射波による出力とに容易に分離するためである。
【0014】また、送信回路4は後記の演算・制御回路
8から出力されるパルスのパルス幅の期間バースト信号
を発信し、このバースト信号は超音波に変換される信号
として働くと共に、実質的に超音波発射期間を規定する
発射期間信号としても働き、前後/左右切り換え回路3
および送受切り換え回路5は切り換え手段を構成してい
る。
【0015】受信回路6は前後用送受波器1からの出力
を受けているときは前方向からの反射波による出力と後
方向からの反射波による出力とに分離して周波数計数回
路7に供給し、左右用送受波器2からの出力を受けてい
るときは左方向からの反射波による出力と右方向からの
反射波による出力とに分離して周波数計数回路7に供給
する。
【0016】受信回路6における前方向からの反射波に
よる出力と後方向からの反射波による出力との分離は、
通常行われているように、前後用送受波器1からの0相
出力に前後用送受波器1からのπ/2ラジアン遅れた出
力をπ/2ラジアン遅延させて加算し、前後用送受波器
1からの0相出力をπ/2ラジアン遅延させた出力に前
後用送受波器1からのπ/2ラジアン遅れた出力を加算
して、受信回路6において前方向からの超音波の反射波
による出力と後方向からの超音波の反射波による出力と
に分離し、同様に、左方向からの超音波の反射波による
出力と右方向からの超音波の反射波による出力とに分離
する。
【0017】周波数計数回路7は受信回路6からの出力
を受けて、定められた深度に相当するところからの対水
反射信号の周波数および海底からの反射信号(海底反射
信号と記す)の周波数をそれぞれ計数する。周波数計数
回路7において定められた深度の反射信号であるか否か
の判別は受信回路6からの各出力受信時からの所定時間
の経過時における信号が所定深度の反射信号であると判
別するようにしてもよく、演算・制御回路8からのパル
ス信号の受信時における信号が所定深度の反射信号であ
ると判別するようにしてもよい。
【0018】また、周波数計数回路7において海底から
の反射信号であるか否かの判別は受信回路6からの各出
力のレベルによって判別する。海底からの反射信号のレ
ベルは大きいからレベルによって判別できる。加速度計
9は船舶の左右方向への加速度を測定する。
【0019】周波数計数回路7における計数出力は演算
・制御回路8に供給する。演算・制御回路8は周波数計
数回路7からの計数出力と、インタフェース回路10を
介して供給されている加速度計9からの測定加速度信
号、船首方位信号とから潮流速度を演算して表示器11
に出力すると共に、送信回路4に対し所定周期で所定幅
のパルスを送出し、該パルスの立上りに同期して前記所
定幅の期間中のみ送受切り換え回路5を送信側に切り換
える切り換え信号を送受切り換え回路5に送出し、前記
周期に対応する期間前後/左右切り換え回路3を前後側
に切り換える切り換え信号を前後/左右切り換え回路3
に送出し、受信回路6に各信号受信時からの時間に比例
して利得を増大させる利得制御信号を送出する。
【0020】上記のように構成した本実施例の作用につ
いて説明する。
【0021】演算・制御回路8からは図2(a)に実線
で示すTX1 期間幅のパルスを送信回路4に送出すると
共に送受切り換え回路5に送出する。このパルスを受け
た送信回路4は図2(b)に示すパルス幅のTX1 期間
バースト信号を発信する。送受切り換え回路5は図2
(a)に実線で示すTX1 期間中送信回路4側に切り換
えられて、バースト信号を前後/左右切り換え回路3に
送出する。一方、演算・制御回路8は図2(c)に実線
で示す期間幅のパルスを送出する。このパルスを受けた
前後/左右切り換え回路3は前後側に切り換えられる。
【0022】したがって、図2(a)に示すTX1 期間
はバースト信号が前後用送受波器1に供給されて、前後
用送受波器1から超音波が前後に予め定めた俯角、例え
ば水平面から60度の俯角で発射される。TX1 期間経
過後のRX1 期間においては、バースト信号の発信は止
み、送受切り換え回路5は切り換えられて前後/左右切
り換え回路3からの出力を受信回路6に導く。しかる
に、RX1 期間においては前後/左右切り換え回路3は
前後側に切り換えられており、RX1 期間においては前
後用送受波器1からの超音波の発射は止み、前後用送受
波器1において反射波が受波され、反射波の受波による
前後用送受波器1からの出力は前後/左右切り換え回路
3および送受切り換え回路5を通して受信回路6に送出
される。
【0023】RX1 期間に続く図2(a)に示すTX2
期間においては、演算・制御回路8からは図2(a)に
実線で示すTX2 期間幅のパルスを送信回路4に送出す
ると共に送受切り換え回路5に送出する。このパルスを
受けた送信回路4は図2(b)に示すパルス幅のTX2
期間バースト信号を発信する。送受切り換え回路5は図
2(a)に実線で示すTX2 期間中送信回路4側に切り
換えられて、バースト信号を前後/左右切り換え回路3
に送出する。一方、演算・制御回路8は図2(c)に破
線で示す期間パルスを送出していない。したがって前後
/左右切り換え回路3は左右側に切り換えられる。
【0024】したがって、図2(a)に示すTX2 期間
はバースト信号が左右用送受波器2に供給されて、左右
用送受波器2から超音波が左右に予め定めた俯角、例え
ば水平面から60度の俯角で発射される。TX2 期間の
経過後のRX2 期間においては、バースト信号の発信は
止み、送受切り換え回路5は切り換えられて前後/左右
切り換え回路3からの出力を受信回路6に導く。しかる
に、RX2 期間においては前後/左右切り換え回路3は
左右側に切り換えられており、RX2 期間においては左
右用送受波器2からの超音波の発射は止み、左右用送受
波器2において反射波が受波され、反射波の受波による
左右用送受波器2からの出力は前後/左右切り換え回路
3および送受切り換え回路5を通して受信回路6に送出
される。
【0025】上記の繰り返しによって受信回路6に反射
波による出力が供給される。反射波による出力が供給さ
れた受信回路6は反射波による出力が供給される毎に順
次その利得が増加されて、時間的に遅れて反射してくる
超音波は減衰が大きいためこれを補償するように入力が
順次大きな利得で増幅され、前後用送受波器1からの反
射波による出力に対しては前方向からの反射波による出
力と後方向からの反射波による出力とに分離されて、周
波数計数回路7において周波数が計数される。また、左
右用送受波器2からの反射波による出力に対しては左方
向からの反射波による出力と右方向からの反射波による
出力とに分離されて、周波数計数回路7において周波数
が計数される。
【0026】周波数計数回路8からの計数出力を受けて
演算・制御回路8において潮流速度が演算される。
【0027】演算・制御回路8における潮流速度の演算
について説明する。
【0028】いま、VByを前後方向の対地速度、すなわ
ち船の海底に対する速度、VWyを前後方向の対水速度、
すなわち船の速度、VBx′を左右方向の対地速度、
Wx′を左右方向の対水速度、Cを海水中の音速、f0
を送信回路4から出力されるバースト信号の周波数、β
を超音波の水平からの発射角度、ΔfBFを前方向からの
海底反射信号の計数周波数、すなわち、前方向からの海
底反射信号のドップラ周波数、ΔfBAを後方向からの海
底反射信号の計数周波数、すなわち、後方向からの海底
反射信号のドップラ周波数、ΔfWFを前方向からの対水
反射信号の計数周波数、すなわち前方向からの対水反射
信号のドップラ周波数、ΔfWAを後方向からの対水反射
信号の計数周波数、すなわち後方向からの対水反射信号
のドップラ周波数、ΔfBPを左方向からの海底反射信号
の計数周波数、すなわち、左方向からの海底反射信号の
ドップラ周波数、ΔfBSを右方向からの海底反射信号の
計数周波数、すなわち、右方向からの海底反射信号のド
ップラ周波数、Δfwpを左方向からの対水反射信号の計
数周波数、すなわち、左方向からの対水反射信号のドッ
プラ周波数、ΔfwSを右方向からの対水反射信号の計数
周波数、すなわち、右方向からの対水反射信号のドップ
ラ周波数で示すと、先ず、それぞれ VBy={C/(4f0 cos β)}(ΔfBF−ΔfBA) …(1) VWy={C/(4f0 cos β)}(ΔfWF−ΔfWA) …(2) VBx′={C/(4f0 cos β)}(ΔfBP−ΔfBs) …(3) VWx′={C/(4f0 cos β)}(ΔfWP−ΔfWS) …(4) の演算が演算・制御回路8でなされる。
【0029】次いで、前後方向に超音波を発射した時点
の左右方向対地速度VBxおよび左右方向対水速度VWx
演算される。
【0030】図3の速度概念図において、図3(A)は
前後方向に超音波を発射した時点の速度関係を示し、V
B は対地速度、VW は対水速度、VC は潮流速度、yは
船首方向(前後方向)、θ1 は前後方向に超音波を発射
した時点における北方位と船首方向との間の角度を示
す。この時点においては左右方向には超音波を発射して
いないため、左右方向の速度は測定できない。
【0031】図3(B)は、図3(A)の時点からt秒
後に左右方向に超音波を発射した時点の速度関係を示
し、VB ′は対地速度、VW ′は対水速度、xは左右方
向、潮流速度は短時間のt秒では変化しないものとして
C で示し、θ2 は左右方向に超音波を発射した時点に
おける北方位と船首方向との間の角度を示す。図3
(C)は、前後方向に超音波を発射した時点の左右方向
対地速度VBxと、左右方向に超音波を発射して得られた
左右方向対地速度VBx′の関係を示している。
【0032】上記した図3に示す関係から、演算・制御
回路8において VBx=VBx′−α・t …(5) VWx=VWx′−α・t …(6) によって、前後方向に超音波を発射した時点の左右方向
対地速度VBxおよび左右方向対水速度VWxが演算され
る。ここで、αは船舶の左右方向の加速度であって、加
速度計9によって測定され、演算・制御回路8に供給さ
れている。
【0033】次いで、演算・制御回路8において上記の
ようにして求めた前後方向対水速度VWyと左右方向対水
速度VWxとのベクトル和によって対水速度VW が演算さ
れ、前後方向対地速度VByと左右方向対地速度VBxとの
ベクトル和によって対地速度VB が演算され、対地速度
B と対水速度VW とのベクトル差によって潮流速度V
C が演算される。
【0034】次に、通常潮流速度は真北を基準としてそ
の流れ方向、流速を表示する。したがって、対地速度V
B および対水速度VW が、真北をY座標、東をX座標と
した成分に分解される。これをそれぞれ(VBY
BX)、(VWY,VWX)とすると、演算・制御回路8に
おいて、 VBY=VBy cosθ1 −(VBx′−α・t)sin θ1 …(7) VBX=(VBx′−α・t)cos θ1 +VBy sinθ1 …(8) VWY=Vwy cosθ1 −(VWx′−α・t)sin θ1 …(9) VWX=(Vwx′−α・t) cosθ1 +VWy sinθ1 …(10) の演算がなされる。
【0035】次いで、潮流VC (VCY,VCX)は、対水
速度VW と対地速度VB との差で求められるので、演算
・制御回路8において VCY=VWY−VBY , VCX=VWX−VBX …(11) の演算がなされ、次いで、 VC =√(VCY 2 +VCX 2 ) , AC = tan-1(VCX/VCY) …(12) の演算がなされて、潮流の流速VC および方向AC が求
められる。
【0036】演算・制御回路8によって演算された潮流
の流速VC および方向AC は表示器11に送出されて表
示される。
【0037】なお、(11)式において演算された潮流
成分VCYおよびVCXを表示器11に表示してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の潮流測定装置
によれば、第1および第2送受波器からの超音波の発射
は時分割で行われ、かつ超音波の発射時期に同期して反
射波が受信され、処理されるため、送受波器を除く送受
信系統は1系統ですみ、構成が簡単になって、小型化さ
れる効果がある。この結果、小型船舶などにも搭載が可
能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例における時分割切り換えの説
明に供するタイミング図である。
【図3】本発明の一実施例における演算の説明図であ
る。
【図4】従来の潮流測定装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1…前後用送受波器 2…左右用送受波器 3…前後/左右切り換え回路 4…送信回路 5…送受切り換え回路 6…受信回路 7…周波数計数回路 8…演算・制御回路 9…加速度計 11…表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−68282(JP,A) 特開 昭62−100677(JP,A) 特開 平4−357463(JP,A) 実開 昭64−30466(JP,U) 実公 平3−9020(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 5/00 G01P 13/00 G01S 15/00 - 15/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体に設けられ、かつ海中に超音波を発
    射して海底および海中からの反射信号を抽出して反射信
    号に基づき潮流速度を測定する潮流測定装置において、
    移動体の前後方向に超音波を発射しかつ前後方向からの
    反射超音波を受信する第1送受波器と、移動体の左右方
    向に超音波を発射しかつ左右方向からの超音波を受信す
    る第2送受波器と、第1および第2送受波器から時分割
    で超音波を発射させるべく超音波の発射期間を規定する
    発射期間信号を第1および第2送受波器に各別に送出し
    かつ発射期間信号の送出に同期して第1および第2送受
    波器からの受信出力を各別に送出する切り換え手段と、
    切り換え手段から送出される前後方向の受信出力を前方
    向の信号と後方向の信号とに分離しかつ切り換え手段か
    ら送出される左右方向の受信出力を左方向の信号と右方
    向の信号とに分離して出力する受信回路と、移動体の左
    右方向の加速度を測定する加速度測定手段と、受信回路
    から出力された前方向信号および後方向信号のそれぞれ
    と左方向信号および右方向信号のそれぞれの周波数を計
    数する周波数計数手段と、周波数計数手段により計数さ
    れた周波数と加速度測定手段によって測定された加速度
    情報とに基づいて潮流速度を演算して出力しかつ切り換
    え手段を切り換え制御する演算・制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする潮流測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の潮流測定装置において、演
    算・制御手段は、移動体の移動方位情報、検出加速度情
    報、受信回路から出力された前方向信号および後方向信
    号のそれぞれおよび左方向信号および右方向信号のそれ
    ぞれから所定方位を基準に潮流速度を演算することを特
    徴とする潮流測定装置。
JP06152793A 1993-03-22 1993-03-22 潮流測定装置 Expired - Fee Related JP3215535B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06152793A JP3215535B2 (ja) 1993-03-22 1993-03-22 潮流測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06152793A JP3215535B2 (ja) 1993-03-22 1993-03-22 潮流測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06273433A JPH06273433A (ja) 1994-09-30
JP3215535B2 true JP3215535B2 (ja) 2001-10-09

Family

ID=13173671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06152793A Expired - Fee Related JP3215535B2 (ja) 1993-03-22 1993-03-22 潮流測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3215535B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102241832A (zh) * 2011-05-14 2011-11-16 中材科技股份有限公司 聚烯烃薄膜及其制备方法
US8137800B2 (en) 2005-10-13 2012-03-20 Asahi Kasei Chemicals Corporation Porous multilayered hollow-fiber membrane and process for producing the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8137800B2 (en) 2005-10-13 2012-03-20 Asahi Kasei Chemicals Corporation Porous multilayered hollow-fiber membrane and process for producing the same
CN102241832A (zh) * 2011-05-14 2011-11-16 中材科技股份有限公司 聚烯烃薄膜及其制备方法
CN102241832B (zh) * 2011-05-14 2013-08-28 中材科技股份有限公司 聚烯烃薄膜及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06273433A (ja) 1994-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4737893B2 (ja) 水中探知装置
CA3055502A1 (en) Echo sounding apparatus and echo sounding method
JP3215535B2 (ja) 潮流測定装置
US3617995A (en) Nonuniform pulse sonar navigation system
WO2004099815A1 (ja) 超音波送受信装置
JP2666765B2 (ja) 水中航走体用音響標的
JP2720834B2 (ja) 音響通信装置
JP3546201B2 (ja) 水中音響探査方法及び水中音響探査システム
US4954999A (en) Double phase-lock-loop sonar
JP2000088942A (ja) バイスタティックソーナーの左右判別方法
JP5625771B2 (ja) 水中目標物検出装置、該検出装置に用いられる目標物検出方法及び目標物検出プログラム
JP3147084B2 (ja) 障害物探知ソーナー装置及び水中航走体
JPH04372890A (ja) 海底地形表示装置
JP2916362B2 (ja) 位置測定における音速補正装置及びその方法
JPH05281211A (ja) 超音波装置
JPS6239336Y2 (ja)
JP2556625B2 (ja) 上方監視用アクティブソーナー
JP2002122656A (ja) 音響測位装置
JPS6018767A (ja) 超音波流速計
JP2616725B2 (ja) 境界面監視ソナー
JPH06174486A (ja) ソノブイ
JPH0743464A (ja) パラメトリック・サブボトムプロファイラー
JPH04273086A (ja) インターフェロメトリックサイドスキャンソーナー
JPH0125437B2 (ja)
JPH0643240A (ja) 曳航具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees