JP3215453B2 - 文書送給装置及び文書送給方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明によれば、ここには文書撮像システ
ムにおける改良、さらに詳しくは、オーバーサイズ文書
のための、文書位置合わせが異なったシステムあるいは
モードに自動的に切り換える文書位置合わせのためのデ
ュアルモードシステムおよび文書ハンドリング装置に関
する。特定の実施態様に関するさらなる特徴はここに開
示されている。

【０００２】特に、ここには、画像プラテン上に固定し
て撮像されるべき標準サイズの文書が、標準文書送給方
向に沿う単一方向に望ましく位置合わせ送給され、一
方、オーバーサイズ文書は、異なった（双方向性の）方
法で自動的に位置合わせされる、デュアルモード文書位
置合わせシステムが開示されている。その位置合わせ
は、文書の前端または後端を基準にすることができる。

【０００３】好適にはオーバーサイズ文書は、それらの
後端が検知されるまで標準サイズ文書と同様の方向でま
ず送給され、それから、逆方向に短い距離だけ自動的に
逆送される。その逆方向には、オーバーサイズ文書の後
端が、好ましくは文書入力部領域の下の、プラテンの拡
張領域上の位置合わせ位置に戻るように逆送される。こ
のオーバーサイズ文書位置合わせは、好ましくは文書の
後端を基準にされる。

【０００４】別の方法で表現すると、ここには、デュア
ルモード位置合わせ文書ハンドラーを提供する低コスト
で簡素なシステムが開示されており、その文書ハンドラ
ーは大型の文書、たとえばＡ３判すなわち１１″×１
７″（２８ｃｍ×４３ｃｍ）の文書のための特定の、異
なる動作モードを持つ。

【０００５】この開示された文書ハンドラーは、示され
ているように、ＲＤＨ／ＳＡＤＨのような二つの文書入
口タイプのものであることが好ましく、大型文書のため
のこの特別のモードは、文書ハンドラーの側面文書入口
すなわちＳＡＤＨスロットの中に送られている文書に対
して作動できる。〔ＲＤＨ／ＳＡＤＨは、頂部装填式再
循環文書ハンドラー（recirculating document handle
r：ＲＤＨ）と、一つの側部に半自動文書ハンドラー(se
mi-automatic document handler：ＳＡＤＨ）の単一方
向の入力部を提供する完全な選択式の入力部とをもつ周
知のタイプの文書ハンドラーの略語である。〕

【０００６】自動文書位置合わせの開示されたシステム
は、より大型の文書の全部の撮像を許容するに十分な大
きさの、より大きなプラテン上に、標準サイズの文書の
ためのより小さな全体の文書再循環通路を持つ、より小
さなＲＤＨが用いられることを許容するが、より大型の
文書は、手動ではなく自動的に送られて同じプラテン上
に位置合わせされる。

【０００７】自動文書位置合わせの開示されたシステム
は、大きなプラテンの上流端の領域の上流の送り込み位
置における大きな広さの撮像プラテンに、文書を送給さ
せ、それにより、標準サイズの文書のためのより短い単
一方向の経路を提供するが、その上の大きな文書を固定
的に撮像するために前記上流端の領域を含む大きなプラ
テンの全領域を使用可能とする。

【０００８】対象とする特定の実施態様は、ここで引用
する多くの技術のような、従前の光レンズ光学撮像複写
機システムではなく、電子的に記憶し、処理し、ページ
再指定した後に、電子文書ページ画像を最終的に電子印
刷するための、電子文書撮像のための文書送給および位
置合わせを描写している。そのような電子文書撮像およ
び印刷システムの例は、１９８８年７月１２日のルーア
ク（Rourke) らによるゼロックスコーポレイションの米
国特許第４，７５７，３４８号に開示されている。その
４，７５７，３４８号特許はまた、バーコード化された
文書制御シートすなわちジョブチケットと、バーコード
読み取りと識別、およびコピー制御を開示している。そ
れは、本発明のシステムとも共用できる。プラテン走査
電子撮像システムそれ自体の多くの例の中には、ゼロッ
クスコーポレイションの米国特許第４，２９５，１６７
号特許や、関連する第４，２８７，５３６号がある。本
発明は、電子走査または複写機の撮像入力の両方のシス
テムの文書ハンドリングに適用できる。このようにし
て、複写および撮像という用語は、この特別なケースに
おいて取り替えできる。

【０００９】各種のタイプの文書位置合わせシステム
は、これからさらに述べようとし、またすでに例示的に
引用した特許に開示されたように、当分野において公知
である。特に、対象の文書位置合わせシステムに関する
技術として目を引くのものには、プラテン上の文書を送
って機構的なゲートなしに、位置合わせ位置に後端を位
置づけるために、その方向を逆転させることである。イ
デの特許第４，７９３，９８３号は、機構的なゲートを
用いているが、同様な機能を提供している。注目される
のはまた、コルグレイジアー(Colglazier)の米国特許第
４，４５５，０１８号の特に第３欄２９〜４０行の個
所、およびヒロセの米国特許第４，７９１，４５１号
で、両方とも文書の単部またはサイズを検出し、および
プラテン上のそこからの文書位置合わせ位置を確定して
いる。背景的な関心事は、米国特許第４，７１３，６７
４号および４，８１７，９３３号に記されている。

【００１０】対象とする装置の特定のハードウエア構成
部分に関してはまた、そのような特定のハードウエア構
成部分それ自体は、ここに開示された技術に記載され、
およびここには再び記載される必要のないものを含む、
他の装置ないし応用において知られていることが、通常
の場合と同様に認識されよう。特に注目されるのは、ピ
ンクニー(Pinckney)およびサンチェズ(Sanchez) による
１９８６年４月１日のゼロックスコーポレイションの米
国特許第４，５７９，４４４号（Ｄ／８４０７４）のサ
ーボ駆動文書プラテン搬送ベルトおよび位置合わせシス
テムおよびその中で引用された技術であり、また関連す
るゼロックスコーポレイションの「１０６５」複写機Ｒ
ＤＨである。さらに特に注目すべきなのは、前記４，５
７９，４４４の表紙の図面の左手側のＳＡＤＨ入力部で
ある。この’４４４号特許は、開示された文書ハンドラ
ーおよびプラテンの特定の実施態様の概念的な性質を説
明しているものとして興味深い適当な背景である。前記
米国特許第４，５７９，４４４号（たとえば第２３欄第
一段落）において記載されたオーバーサイズ文書のハン
ドリングのためのシステムは、しかしながら、見ればわ
かるように、対象とする発明のそれとはまったく異な
る。ゼロックスディスクロージャージャーナル（Xerox
Disclosure Journal：ＸＤＪ）７巻Ｎｏ．４，７月／８
月号１９８２年２７５ページに記載された送り込み(inf
eeding) バッフルあるいは送給フラップはいくらか似て
いる。

【００１１】前記４，５７９，４４４号特許に加えて注
目すべき更なる背景先行技術には、ジョゼフ・メイ（Jo
seph May) による１９８５年４月２日発行のゼロックス
コーポレイションの米国特許第４，５０８，４４４号が
含まれている。しかしながら、それは、文書全体を極端
に大きなプラテン上に置くことを許容するのではなく、
文書を狭い撮像プラテン上で移動させることによって文
書がスリット的に走査される、可逆ＣＶＴすなわち一定
速度搬送文書ハンドリングシステムであり、そのプラテ
ン上で、文書が固定されている間に文書が撮像される。

【００１２】さらに注目すべき追加的な参照文献は、ト
ーマス・Ｎ．・テイラー（Thomas N. Taylor) のゼロッ
クスディスクロージャージャーナル３巻Ｎｏ．２，３月
／４月号１９７８年１２３〜１２５ページである。これ
は、スイッチ６にそれが係合するまでプラテン輸送装置
によってプラテンの下流端をわずか越えて文書の前端の
一部が駆動される位置合わせシステムであり、前記スイ
ッチが係合してからはプラテンのための位置合わせ位置
内に所定の距離だけ文書をゆっくり戻すプラテン輸送ベ
ルト３の逆運動を行わせる。しかしながら、このＸＤＪ
記載のシステムは、プラテン上流の位置合わせ端へ文書
後端の位置を合わせるものではなく、文書の運動の最初
の方向にプラテンの下流端に近接する下流位置合わせを
提供する。このシステムにおいては、標準とオーバーサ
イズ文書の間の区別はない。

【００１３】このＸＤＪ刊行物および特許第４，５７
９，４４４号は両方とも、その中に文書が駆動されある
いは押しつけられる固定ゲートあるいは停止フィンガー
位置合わせシステムを使用することの不都合さと不利を
指摘している。背景として、そのような固定文書位置合
わせ端あるいはゲートへの逆送ベルトとの「バックアッ
プ」位置合わせは、ジェイ・アール・クルーガー(J.R.K
rueger) 、エイ・ハワード(A.Howard)およびジー・ファ
ックラー(G.Fackler) に対する１９７０年５月５日発行
のゼロックスコーポレイションの米国特許第３，５１
９，１２５号に網羅されている。これらの不利は、文書
搬送ベルトと位置合わせ位置における文書との間のすべ
りを制御することの困難な要求を含んでいる。これらの
そして他の参照文献は、文書に対するプラテン搬送ベル
トのすべりなし係合と、文書と係合し停止させる機構的
なゲート、フィンガー、あるいは端部停止手段によって
ではなく、文書を保持する搬送ベルトの停止位置を制御
することによって文書位置合わせを行うこととを提供す
る本システムの好ましさを教示している。

【００１４】ここに開示された特定の実施態様の特定の
特徴は、その移動の方向に対してオーバーサイズである
文書の入力を感知するための感知手段を持つ撮像プラテ
ンの実際の上流端から下流の文書送り込み入口位置から
撮像プラテン上に置く撮像位置の中に標準サイズおよび
オーバーサイズ文書のシートを送給するための文書送給
装置を提供することであり、これは、最初にはそのうえ
にオーバーサイズの文書を下流に送るがしかし、前記感
知手段がそれはオーバーサイズ文書であることを感知し
たことに応答して、そして前記オーバーサイズ文書の後
端が前記文書送り込み入口位置を通過した後に、前記撮
像プラテンを越えて前記撮像プラテンの上に置かれてい
る撮像位置に前記文書送り込み入力位置から単一方向の
下流に標準サイズの文書を送給するための双方向プラテ
ン輸送手段を有し、前記文書送り込み位置と前記撮像プ
ラテンの前記上流端との間の前記撮像プラテンの少なく
とも一部において部分的に上に置かれているオーバーサ
イズ文書に対して、特定の位置合わせおよび撮像位置内
に、前記撮像プラテンの前記上流端に向かって前記オー
バーサイズ文書を上流に逆送するための前記双方向プラ
テン搬送手段を逆転する。

【００１５】ここに開示されているシステムによって提
供される更なる特定の特徴は、前記オーバーサイズ文書
の特定の撮像位置が前記撮像プラテンの前記上流端に近
接しており、また、前記標準サイズまたは前記オーバー
サイズ文書シートのいずれかの撮像の遂行に応答して前
記双方向プラテン搬送手段が作動して、文書シートを前
記撮像プラテンの下流端からそれらを排出するために下
流に送り、前記文書送り込み入口位置と前記撮像プラテ
ンの前記上流端との間の前記撮像プラテンの領域の上に
回動可能なバッフルが置かれ、このバッフルは前記文書
送り込み入口位置を通して入力された文書のためおよび
撮像された文書のために前記撮像プラテンに最初は近接
しそして概して共に平面的であるが、そのバッフルは、
前記オーバーサイズ文書が前記特定の位置合わせ位置に
前記撮像プラテンの前記上流端に向かう上流に逆送され
るときにそれが前記バッフルの下に一部送られるよう
に、前記オーバーサイズ文書の少なくとも前記初期の逆
運動の間、検出されたオーバーサイズ文書に応答してバ
ッフル回動手段に連結することによって少なくともその
下流端で自動的かつ一時的に上方に回動され、それから
前記バッフルは、前記バッフル回動手段によってその撮
像の前にその下の前記オーバーサイズ文書のその部分が
下げられ、および／または、前記回動可能なバッフルは
その撮像の後、前記オーバーサイズ文書が除去されるよ
うに、前記オーバーサイズ文書の下流文書排出のために
前記バッフル回動手段によって一時的に自動的に再び上
昇させられ、および／または、前記回動可能なバッフル
は標準文書のためには回動されず、そして前記バッフル
は、前記標準サイズ文書のために常時横たわっている前
記プラテンの前記領域の頂部に直接に平らに伏して止ま
っている。

【００１６】ここに開示されている更なる特徴は、撮像
プラテン上に位置する撮像位置内に、撮像されるべき標
準サイズおよびオーバーサイズの両方の文書を送給する
ための方法である。その方法は、標準サイズとオーバー
サイズの両方の文書が撮像プラテンの上流端から下流の
文書送り込み入口位置から、撮像プラテン上に送られ
る。標準サイズ文書は、撮像プラテン上に位置する撮像
位置内に撮像プラテン上の文書送り込み入口位置から単
一方向でプラテンの撮像位置に送られる。オーバーサイ
ズ文書は、一旦、文書送り込み位置から下流に送られ、
その後端が文書送り込み入口位置を通過した後、上流に
向かって特定の撮像位置に逆送される。そして、標準サ
イズとオーバーサイズの両方の文書は、撮像された後、
下流に送られて撮像プラテンの下流端から排出される。
前記オーバーサイズ文書の撮像プラテン上の文書送り込
み位置から下流への送給においては、撮像プラテンの上
流端に向かって上流に逆送される前に、その一部は、撮
像プラテンの下流端を越えて送給されている。その送給
は、その文書の後端が感知されたのちも、オーバーサイ
ズ文書に対応したプリセット時間を越えるある時間が経
過するまで、標準サイズ文書と同様に送給される方法を
採ることができる。標準サイズ文書は循環ループ経路の
文書入力部に通常はロードされ、オーバーサイズ文書
は、ほぼ平面状の文書経路をもつ文書入力部にロードさ
れるが、前記両文書入力部から、それぞれの文書は、撮
像プラテンの上流端から下流の前記共通文書送り込み入
口位置から撮像プラテン上に文書を送給される。さら
に、回動可能なバッフルが、文書送り込み入口位置と撮
像プラテンの上流端との間に配置されている。そのバッ
フルは画像プラテンに対して平面に近接して配置されて
いる。そのバッフルは、検出されたオーバーサイズ文書
に応答してその下流端において一時的に上方に回動し、
オーバーサイズ文書は部分的にバッフルの下に送られて
逆撮像プラテンの上流端に向かって特定の撮像位置へ逆
送される。そして、そのバッフルは、オーバーサイズ文
書が撮像される前に、オーバーサイズ文書の上に下げら
れるようになっている。さらに、そのバッフルは、オー
バーサイズ文書が排出されるときにオーバーサイズ文書
をこすることがないように一時的に再び上方に回動す
る。この回動可能なバッフルは標準サイズ文書が撮像位
置に送給される際には回動せずに、プ ラテンの頂部に伏
せて止まった状態にある。標準サイズおよびオーバーサ
イズ文書の両方は大型プラテン搬送ベルトによって撮像
プラテンの上に搬送され、標準サイズ文書はプラテン搬
送ベルトに接して、全面が撮像されるが、オーバーサイ
ズ文書の場合は、全面がプラテン搬送ベルトに接して撮
像されるものではない。

【００１７】上述し、またそれ以上の各種の特徴および
利点は、特許請求の範囲と同様に、以下の例に記載され
た特定の装置およびその動作から明らかになるであろ
う。このようにして、本発明は、以下の図面（ほぼ等し
い縮尺である）を含むその実施態様の説明からよりよく
理解できよう。

【００１８】図１は本発明のシステムの一実施例の概略
図であり、標準サイズ文書を送給する循環ループ経路の
文書入力部を持つＲＤＨ文書ハンドラーとオーバーサイ
ズ文書を送給する平面状の文書経路を持つＳＡＤＨ文書
ハンドラーとそのための電子画像走査システムの例を示
している。

【００１９】図２は図１の文書ハンドラーの右手部分の
拡大図であり、オーバーサイズ文書の逆送のためのＳＡ
ＤＨ文書入力領域の回動バッフルシステムを示してお
り、ここでは上昇した位置を示している。

【００２０】図３はプラテンから見た底面図である。そ
して、

【００２１】図４は、オーバーサイズ文書を送給し撮像
しているときの、図１および２の文書ハンドラーの図示
した部分の動作に関する、時間軸を共通にとった一例の
タイミング図である。

【００２２】以下に、図面を参照しながら、実施例の詳
細を述べると、そこには本発明の一例として文書ハンド
ラー２０をもつデュアルモード文書ハンドリングおよび
撮像システム１０が示されている。注目されるとおり、
これは、図示のような電子画像走査システム１１をもつ
プリンタのための電子撮像と、通常の複写機の光学系を
用いることによる複写機のいずれもが使用され得る。開
示されているのはデュアルモード文書位置合わせ文書ハ
ンドラー２０であり、それは、大型文書、たとえば１
１″×１７″（２８ｃｍ×４３ｃｍ）すなわちＡ３判の
文書のための特定の、異なる動作モードを持つ。これら
の大型文書は、そこか又は頂部か又はＲＤＨスタッキン
グトレイ２１のいずれかに挿入し得る標準サイズ文書と
比較して、好ましくは文書ハンドラー２０の側部入口す
なわちＳＡＤＨスロット２２に送り込まれる。

【００２３】図示例の文書ハンドラー２０は、上述した
１９８９年４月１日発行のゼロックスの米国特許第４，
５７９，４４４号に示されたデュアル入力ＲＤＨ／ＳＡ
ＤＨユニットと非常によく似ているが、しかし、図１
は、反転した、鏡像のすなわち背面図である。したがっ
て、その例示的な側部すなわちＳＡＤＨ入力部２２を含
むこのＲＤＨ／ＳＡＤＨ２０は、ここで述べられる新し
い面を除けば、その特許で述べられているものと基本的
には同じである。同様に、ＲＤＨ／ＳＡＤＨ２０および
その駆動装置およびセンサは、ここに述べられた通りプ
ログラムされた従前のプログラマブルコントローラ１０
０に従来のように接続され、それにより制御される。

【００２４】そのＳＡＤＨ入口２２の通路は、文書をプ
ラテン搬送ベルト２４の上流端から送り込み位置２５か
らプラテン３０上に送給する。文書がプラテン３０上に
送給されて、プラテン搬送ベルト２４とのニップにもた
らされる送り込み位置２５は、プラテン３０の下流端３
０ｂの上流位置である。この文書送り込み位置２５のち
ょうど上流には、オーバーサイズ文書の文書の移動方向
における入力を感知するための感知手段として、従前の
文書端光学センサ２９がある。下に置かれる回動式の送
り込み領域光反射バッフル２６（これは好ましくは後で
述べられるようにソレノイド２８によってその上流端２
６ａから上昇できる）は、プラテン上流端３０ａから送
り込み位置２５まで延びる領域内に密着してプラテン３
０上に設置される。この送り込み領域光バッフル２６
は、ゼロックスディスクロージャージャーナル７巻Ｎ
ｏ．４，７月／８月号１９８２年２７５ページに示され
たものと、いくらか似たところがある。

【００２５】図１において図示的に開示されているの
は、典型的な水平方向光学走査キャリッジ上に取りつけ
られてそれにより往復的に駆動されるスキャナ４０をも
つ、プラテンの下から走査する電子画像走査システム１
１の一例である。この電子画像走査システム１１はここ
ではプラテン３０の全長すなわち領域全体まで走査する
ことを準備しており（運動の矢印を参照）、プラテン３
０の上面に適合するどんなサイズの文書でも撮像するこ
とができる。好ましくは、与えられたいずれの走査にお
ける特定の走査長すなわち距離は、不必要な過走査を避
けて順次送られて位置合わせされる文書のより早い走査
を行わせるために、その時刻における走査されている特
定の文書の、所望の位置合わせ端位置から測定された長
さに制限される。従来と同様に、文書照明ランプおよび
反射光源は同じ走査キャリッジ上に位置づけできる。電
子撮像部材４０は、好ましくは周知のセルフォック（Se
lfoc：登録商標) マルチエレメントレンズのような集積
された従前のレンズ片あるいはたとえば米国特許第３，
９７７，７７７号に記載されたような光学繊維アレイを
持つ従前の全幅撮像バーあるいは走査ヘッドアレイであ
り得る。そのような、一体の又は分離型のディジタル複
写のための、文書画像の電子ディジタル化、印刷、ファ
クシミリ伝送、および／または他のディジタル画像処
理、誇張（enhancement)、および／または操作は、従前
の光レンズ光学入力あるいはそれと同様なものをもつ従
前の複写と比較して、急速に、より重要かつ臨界的なも
のとなっている。これはしばしば、「ＥＦＥ」すなわち
「電子フロントエンド（electronicfront end) 」と言
われている。前記の引用した例には、ゼロックスコーポ
レイションの米国特許第４，７５７，３４８号および第
４，２８７，５３６号が含まれる。電子画像操作は、た
とえばＧ．ダリ（G. Dali)に対して１９７９年４月２４
日に発行されたコダック(Kodak) の米国特許第４，１５
０，８７３号およびゼロックスコーポレイションの米国
特許第４，２０５，３５０号から知られるように、双方
向性であり得る。また、各種の電子的バッファおよびペ
ージ丁合(pagecollation)システムは、前記の引用した
参考文献であるＩＢＭ社の米国特許第４，０９９，２５
４号または第４，２１３，６９４号；イーストマンコダ
ック社のカナダ特許第１，０８６，２３１号または英国
特許第１５３１４０１号；ゼロックスコーポレイション
の「１２００」機および「９７００」機その他において
開示されたように、ＥＦＥに結合されあるいはその一部
をなしている。

【００２６】文書ハンドラー２０として示されている本
願発明の文書送給装置は、標準サイズの文書は、サーボ
駆動されるすべり無しプラテン搬送ベルト２４によっ
て、ほぼ従前のやり方でプラテン３０上を送給され位置
合わせされ、そして撮像後、排出される。しかしなが
ら、オーバーサイズ文書は、コントローラ１００によっ
て認識されており、標準サイズの文書と同様にプラテン
３０上に送給されるが、標準サイズの文書と異なった特
有の送り方が自動的にされる。すなわち、オーバーサイ
ズ文書は、その先端部分がプラテンの下流端３０ｂを行
き過ぎるまで、実際には先端部分が文書の出口すなわち
プラテン後部排出領域３１内に少し入る程度まで送給さ
れる。そして、オーバーサイズ文書の後端は、送り込み
位置２５と上流端のセンサ２９とバッフル２６の下流端
２６ｂを通過する。オーバーサイズ文書は、送り込み位
置２５を通過したのち、部分的にプラテン３０の下流端
３０ｂを越えて延びた場合でも、標準文書の場合と同様
に撮像できる。

【００２７】オーバーサイズ文書の情報に応答して、文
書プラテン搬送装置２４は自動的に逆転し（好ましく
は、正転速度よりも逆転速度がずっと遅く作動する）、
文書はプラテン上流端３０ａに対して位置合わせのため
の所望の撮像位置に「戻される」。この逆送運動によっ
て、オーバーサイズ文書はバッフル２６の下を通り、Ｓ
ＡＤＨ入口通路２２，２４を過ぎて、プラテンの上流端
３０ａに向って文書の複写の拡張した後端領域に至る。
オーバーサイズ文書の逆送は、手動位置合わせ位置から
たとえば４．４５ｍｍという特定の位置合わせ位置で停
止する。その手動位置合わせ位置は、ここでは３０ａで
あり、また従前の固定された手動位置合わせ端ストリッ
プ部材の左端によって従来通り規定され、そしてそれは
本例において実際のプラテン上流端３０ａを規定するも
のである。この特定のオーバーサイズ文書の撮像のため
の位置合わせ位置は、十分に余裕を以て決定される。オ
ーバーサイズ文書の逆送は、文書送り込み位置２５およ
びプラテン搬送装置２４からプラテン上流端３０ａ（好
ましくは１０ｃｍ以上の距離）に延びるプラテンの上流
拡張領域の中に至る。そのようなプラテン拡張領域それ
自体は、前記４，５４９，４４４号特許に示され、ゼロ
ックスコーポレーションの「１０６５」複写機において
も使用されている。

【００２８】撮像のためにプラテン３０上の大型文書の
送給（手動ハンドリングではない）を除外するものでは
ないが、通常サイズの文書のために、トレイ２１へのお
よびそこからのより短い文書再循環経路長を持たせるた
めに、プラテン搬送装置２４はプラテン３０よりも小さ
くて短いことが望ましい。述べたとおり、このことはこ
こでは提供されている。自動文書位置合わせの開示され
たシステムは、より大型の文書の全部の撮像を許容する
に十分な大きさの、より大きなプラテン上に、標準サイ
ズの文書のためのより小さな全体の文書再循環通路を持
つ、より小さなＲＤＨが用いられることを許容するが、
より大型の文書は、手動ではなく自動的に送られて同じ
プラテン上に位置合わせされる。自動文書位置合わせの
開示されたシステムは、大きなプラテン３０の上流端３
０ａの領域の上流の送り込み位置２５における大きな広
さの撮像プラテン３０に文書を送給させ、それにより、
標準サイズの文書のためのより短い単一方向の経路を提
供するが、その上の大きな文書を固定的に撮像するため
に送り込み位置２５の上流端の拡張されたプラテン領域
を含む大きなプラテン３０の全領域を使用可能とする。

【００２９】対象とする文書ハンドリングシステムは、
標準サイズ文書を送り込み位置２５の下にそれらを戻す
ことによっては位置合わせできないことに留意すること
が重要である。標準文書は、前記米国特許第４，５７
９，４４４号ないしその他において述べたとおり、広い
文書プラテン搬送ベルト２４の完全な下において、その
標準位置合わせ位置の下流に単一方向に送給されること
によってのみ位置合わせされる。後端に基づいた文書位
置合わせは、本例において好適である。文書を戻すこ
と、およびそれと同等に、ここで述べたようにソレノイ
ド２８によってバッフル２６の下流端２６ｂを持ち上げ
ることは、オーバーサイズであるとして検知されあるい
は指示された文書に対してのみ、自動的に作動する。全
ての文書は、図示されている送り込み位置２５に先立つ
標準ＳＡＤＨまたはＲＤＨ入力通路ガイドバッフル（こ
れはバッフル２６の上にある）を通ってプラテン３０上
に送給される。これらの文書入口バッフルの端部は、文
書の後端が過ぎ去るか又は排出される入力領域２５にお
ける文書送り込み入口位置を構成する。

【００３０】標準文書は通常は接触することなく、バッ
フル２６の上を通過するだけである。しかしながら、必
要ならば、そのより低いすなわち標準位置において、下
流端２６ｂに近いバッフル２６の上側の表面は、送り込
み位置２５およびプラテン搬送装置２４とプラテン３０
との間のニップ部に入ってくる文書の先端の案内を助け
るための低摩擦案内面をさらに準備することができる。

【００３１】標準サイズ文書のために、バッフル２６は
第一に、留意されるとおり、その撮像の間に標準サイズ
文書の外側の影の画像が「周辺に写る」ことを防止する
ために、光バッフルすなわち一様なプラテン撮像光反射
背景用カバーを準備する。バッフル２６は、文書送り込
み領域２２，２５の下に配置され、そして上述の上流プ
ラテン拡張領域の上に配置される、好ましくは薄い軽量
のほぼ平面の光反射部材である。

【００３２】位置合わせ／複写位置への大型文書の逆送
を助けるため、バッフル２６は追加的な機能を準備す
る。バッフル２６は、オーバーサイズ文書の逆方向の移
動のために、一端において、プラテン３０の面に対して
回動自在に取り付けられることが好ましく、これによ
り、バッフル２６は、その下のオーバーサイズ文書の逆
送を助けるためのゲートないし剥離フィンガーとして機
能することができる。バッフル２６の下流端２６ｂをわ
ずか上昇させるための機構の多くの可能な代替案の中の
一つの例は、図２に示されているようなソレノイド２８
の作動によることである。ソレノイド２８は、図３に示
されているように、オーバーサイズ文書を感知して、Ｄ
Ｈ２０の他の要素と時間的に協調して作動される。ここ
での例においては、ソレノイド２８はバッフル２６の上
流端２６ａに結合され、そしてソレノイド２８の作動に
よるバッフル２６の下流の水平方向の運動は、その下流
端２６ｂ（しかしながら文書通路の外側である）に近接
したこのバッフル２６に一体化している上昇フィンガー
２７の傾斜した平面カム表面を、プラテン搬送装置２４
の上流ローラ軸の外側に延長した部分に乗り上げさせ
る。それは、連動的に、プラテン３０から遠ざかるよう
に、そしてプラテン搬送ベルト２４の低い方の走行部の
上方にバッフル２６の下流リップ２６ｂを上昇させる。
図２において破線に対して実線で示されているこの上昇
した位置において、バッフルリップ２６ｂおよび連動し
た（傾斜した状態を示す）バッフル２６の下部表面は、
逆方向に運動している大型文書の後端がバッフル２６の
上ではなくて下方に後戻りするための剥離ゲートあるい
は偏向手段となる。

【００３３】ソレノイド２８が作動されない時は、その
面に到るように下げられることにより、バッフル２６は
その通常のほぼ水平な位置まで落とされすなわち低下さ
せられてプラテン３０上に直接置かれる。好ましくは、
バッフル２６の下面は通常、ソレノイド２８が消勢され
た時に重力によってプラテン３０の上面に直接的かつ平
面的に載ることを許容される。すなわち、ここで好まし
くは、標準文書と同様に大型文書の入力経路は、バッフ
ル２６の頂部の上であり、かつ前記したようにその下方
位置にバッフルを伴うことである。

【００３４】バッフル２６を下降させるためのソレノイ
ド２８の消勢はまた、バッフル２６のしたであるいかな
るオーバーサイズ文書領域をも、プラテンに対して平ら
に維持することを助け、これによりバッフルを下に置く
文書の前記部分のためのプラテンカバーとして働く。こ
のバッフル２６は、大型文書のこの領域が上に横たわっ
て、白色の背景画像領域を提供する。

【００３５】このようにして、動作を要約すると、検出
された文書の場合には、好ましくはバッフル２６は最初
に文書入力のために下降し、少なくともオーバーサイズ
文書の初期の逆方向移動の間、バッフル２６の部分的に
下方の特定の位置合わせ位置に送給されるよう上昇およ
び傾斜し、それからバッフル２６は、撮像の前にオーバ
ーサイズ文書の前記部分の上に素早く下降する。必要で
あれば、バッフル２６は、撮像の後にオーバーサイズ文
書の下流側への文書排出のために一時的に再び上昇し、
それが除去されたときに文書の上を引っ張らないように
する。他方、標準サイズ文書の場合には、ソレノイド２
８は作動する必要はなく、バッフル２６は、常時それが
上に置かれているプラテンの頂部領域の上に平らに直接
載った状態で留まることができる。

【００３６】図３に示されているバッフル２６上の光学
バーコードテストパッチは、本願と同じ譲受人の同時期
の出願である「スキャナ文書不在コードシステム(Scann
er Document Absence Code System)」という名称の代理
人整理番号Ｄ／９０１３３の出願の対象である。

【００３７】以上に述べた実施態様は好ましい例である
が、ここで教示された内容から、各種の代替案、修正、
変形または改良が当業者にとって容易にできることは明
らかであり、そのようなものも本発明に包含される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明のシステムの一実施例の概略図であ
り、ＲＤＨ／ＳＡＤＨ文書ハンドラーの例およびそのた
めの電子画像走査システムの例を示している。

【図２】図１の文書ハンドラーの右手部分の拡大図であ
り、オーバーサイズ文書の逆送のためのＳＡＤＨ文書入
力領域の回動バッフルシステムを示しており、ここでは
上昇した位置を示している。

【図３】 プラテンから見た底面図である。

【図４】 オーバーサイズ文書を送給し撮像していると
きの、図１および２の文書ハンドラーの図示した部分の
動作に関する、時間軸を共通にとった一例のタイミング
図である。

【符号の説明】

１０ 撮像システム、１１ 電子画像走査システム、２
０ 文書ハンドラー、２１ ＲＤＨスタッキングトレ
イ、２２ ＳＡＤＨスロット、２４ プラテン搬送ベル
ト、２５ 送り込み位置、２６ バッフル、２６ａ 上
流端、２６ｂ 下流端、２８ ソレノイド、２９ 光学
センサ、３０ プラテン、３０ａ 上流端、３０ｂ 下
流端、４０ スキャナ、１００ コントローラ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイミア・カーター・カナル アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14626 ロチェスター サマーワースド ライブ 226 (72)発明者 ドナルド・アール・ティックナー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14610 ロチェスター ペンフィールド ロード 81 (56)参考文献 特開 平２−158728（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−310428（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−146069（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−106739（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G03G 15/00 107 G03B 27/58 - 27/64

Claims (13)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 撮像プラテンの上流端から下流側に位置
   する文書送り込み入口位置から撮像プラテン上の撮像位
   置に標準サイズおよびオーバーサイズの文書シートを搬
   送する双方向プラテン搬送手段を有する文書送給装置で
   あって、 前記撮像プラテンには、オーバーサイズ文書の文書の移
   動方向における入力を感知するための感知手段が備えら
   れており、標準サイズの文書は、前記双方向プラテン搬送手段の一
   方向搬送によって前記文書送り込み入口位置から下流方
   向の撮像プラテンの撮像位置まで送られ、 また、オーバーサイズ文書もこの標準サイズの文書と同
   じく前記双方向プラテン搬送手段の一方向搬送によって
   下流方向に送給されるが、前記感知手段によってオーバ
   ーサイズ文書の後端の通過が前記感知手段によって感知
   されると、この感知に応答して前記双方向プラテン搬送
   手段は、前記オーバーサイズ文書を撮像プラテン上の特
   定の撮像位置に逆送する 文書送給装置。
2. 【請求項２】 オーバーサイズ文書の特定の撮像位置
   は、撮像プラテンの上流端に極く近接した位置にある請
   求項１記載の文書送給装置。
3. 【請求項３】 標準サイズ文書またはオーバーサイズ文
   書のいずれかの撮像を完了したことに応答して、双方向
   プラテン搬送手段は、撮像プラテンの下流端から文書シ
   ートを排出するために文書シートの下流に送給するよう
   作動する請求項１記載の文書送給装置。
4. 【請求項４】 文書送り込み入口位置と撮像プラテンの
   上流端との間の撮像プラテンの上に撮像プラテンに近接
   して回動可能なバッフルが配置されており、 このバッフ
   ルは、オーバーサイズ文書の通過が感知されたとき、そ
   の感知に応答してバッフルを回動する回動手段に連結さ
   れており、 オーバーサイズ文書の通過が感知されたとき、その下流
   端が自動的かつ一時的に上方に回動して、オーバーサイ
   ズ文書が撮像プラテンの上流側に逆送されるときに部分
   的にバッフルの下側を通過し、次いで、撮像プラテンの
   特定の撮像位置まで至る前にそのバッフルはオーバーサ
   イズ文書上に下降する 請求項１記載の文書送給装置。
5. 【請求項５】 回動可能なバッフルは、オーバーサイズ
   文書の撮像の後の下 流での排出に際して、バッフル回動
   手段によって一時的に自動的に再び上昇するように形成
   されている請求項４記載の文書送給装置。
6. 【請求項６】 回動可能なバッフルは、標準文書の送給
   の際には回動されずに横たわっている請求項４記載の文
   書送給装置。
7. 【請求項７】 撮像プラテン上に位置する撮像位置内に
   撮像されるべき標準サイズおよびオーバーサイズの両方
   の文書を送給する文書送給方法であって、 標準サイズとオーバーサイズの両方の文書が撮像プラテ
   ンの上流端からの下流にある文書送り込み入口位置から
   撮像プラテン上に送られ、 標準サイズ文書は、撮像プラテン上の文書送り込み入口
   位置から一方向搬送によって文書送り込み入口位置から
   下流方向の撮像プラテンの撮像位置まで送られ、 オーバーサイズ文書は、文書送り込み入口位置から下流
   方向に送給されて、後端が上流に向かって撮像プラテン
   の特定の撮像位置に逆送される 文書送給方法。
8. 【請求項８】 撮像プラテン上に位置する撮像位置内の
   撮像されるべき標準サイズおよびオーバーサイズの両方
   の文書が撮像された後、下流に送られて撮像プラテンの
   下流端から排出される請求項７記載の文書送給方法。
9. 【請求項９】 オーバーサイズ文書が、撮像プラテン上
   の文書送り込み位置から下流への送給位置から、オーバ
   ーサイズ文書が撮像プラテンの上流端に向かって逆送さ
   れる前に、その一部が撮像プラテンの下流端を越えて送
   給される請求項７記載の文書送給方法。
10. 【請求項１０】 標準サイズ文書は、循環ループ経路の
    文書入力部から送給され、オーバーサイズ文書は、平面
    状の文書経路をもつ文書入力部から送給されるが、標準
    サイズとオーバーサイズ文書の両文書は、撮像プラテン
    の上流端から下流に位置する共通の文書送り込み入口位
    置から撮像プラテン上に文書を送給される請求項７記載
    の文書送給方法。
11. 【請求項１１】 回動可能なバッフルが、文書送り込み
    入口位置と撮像プラテンの上流端との間の撮像プラテン
    領域の上に配置されており、 そのバッフルは文書送り込み入口位置を通る文書入力部
    および撮像される文書に対して画像プラテンに近接して
    おり、 感知されたオーバーサイズ文書に応答して、オーバーサ
    イズ文書は、撮像プラテンの上流端に向かって撮像プラ
    テン上の特定の撮像位置へ上流に逆送されるとき、少な
    くともその下流端において一時的に上方に回動してバッ
    フルの下に部分的に送給され、撮像の前にバッフルがオ
    ーバーサイズ文書の上に下降する 請求項７記載の文書送
    給方法。
12. 【請求項１２】 回動可能なバッフルは、オーバーサイ
    ズ文書が取り除かれるとき、オーバーサイズ文書の上を
    こすることがないように、その撮像の後にオーバーサイ
    ズ文書の下流方向への文書排出のために一時的に再び上
    方に回動させられる請求項１１記載の文書送給方法。
13. 【請求項１３】 回動可能なバッフルは、標準サイズ文
    書が送給される際には回動されずに、撮像プラテン上に
    位置する請求項１１記載の文書送給方法。