JP3215406B2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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Description
るものである。
ように、紙、あるいはプラスチックの薄板状の伝熱板10
0と、波形の間隔板101とを貼り合わせて熱交換板102と
し、この熱交換板102を交互に90度ずらしながら複数枚
積層して熱交換器103を形成し、1次気流Xと2次気流
Yの間で熱交換をおこなう構成となっていた。
が、間隔板101の段折り→伝熱板100と間隔板101の貼合
による熱交換板102の作成→熱交換板102の切断→積層→
熱交換器103の所定寸法となるよう仕上げ切断、となっ
ており、製造コストが高くなっていた。また、積層した
後での仕上げ切断では間隔板101の目がつぶれやすく、
切断作業が困難であった。また、この熱交換器103を熱
交換形換気扇等に使用した場合、間隔板101の板厚によ
り、伝熱板100にて形成される通風路の有効面積が小さ
くなるため、抵抗損失が大きく、高静圧形の送風機が必
要となっていた。また、一般的に全熱交換用として伝熱
板100と間隔板101を紙にて製造するがこの場合、熱交換
器103は非常に壊れやすく、清掃時に間隔板101の目をつ
ぶしたり、落下時に破損したりする恐れがあり、また長
期間の使用により、伝熱板100や間隔板101が吸湿や乾燥
を繰り返して収縮し、1次気流と2次気流が混合しやす
くなるなど耐久性に問題があった。
面に設けた複数のリブと、伝熱板裏面に設けた複数のリ
ブとを、伝熱板をはさんで相互に直交させながら樹脂に
て一体に成型して熱交換板とし、この熱交換板を交互に
90度ずらしながら、複数枚積層させたものである。
板裏面のリブを配置し、空気通路を形成するとともに、
伝熱板表面端部に設けたリブと伝熱板裏面端部に設けた
リブとを嵌合させながら複数枚積層して熱交換器を形成
したものである。これらの構成により、製造工程を簡略
化して製造コストを低減し、樹脂製リブによって通風路
面積を大きくして抵抗損失を小さくするとともに、リブ
とリブの嵌合によって熱交換器をより強固なものとし、
空気もれ等がなく経年変化も少ない、耐久性のある熱交
換器を提供することが可能となる。
う伝熱板表面の端部に設けた2本の遮へいリブおよび前
記遮へいリブの間に所定間隔で複数本設けた間隔リブ
と、前記伝熱板裏面の端部に設けた2本の嵌合リブおよ
び前記嵌合リブの間に所定間隔で複数本設けた保持リブ
とを、前記伝熱板をはさんで相互に直交させながら樹脂
による一体成型をおこない熱交換板を形成し、この熱交
換板を複数枚積層し空気通路を形成したものである。ま
た、遮へいリブの段差に、隣り合う熱交換板の伝熱板裏
面に設けた嵌合リブを嵌め、この熱交換板を複数枚積層
したものである。
合う伝熱板裏面に設けた保持リブとが互いの伝熱板を保
持しあうとともに遮へいリブと嵌合リブが嵌合すること
になり、1次気流と2次気流の流れる通風路が一層おき
に確実に、かつ安定して形成されることとなる。
いて説明する。図2において、1は正方形の伝熱板2の
表面の向かい合う端部に設けた、伝熱板2の一辺と同寸
法の2本の遮へいリブで、角部に伝熱板2の一辺より短
い階段状の段差3を設けている。4は伝熱板2の表面に
設けた間隔リブで、2本の遮へいリブ1の間に所定間隔
で複数本設けられている。5は遮へいリブ1の段差3よ
りわずかに短い2本の嵌合リブで間隔リブ4と直交し、
伝熱板2の裏面の向かい合う端部にそれぞれ設けられて
いる。6は伝熱板2の裏面に設けた保持リブで、間隔リ
ブ4と直交し、かつ2本の嵌合リブ5の間に所定間隔で
複数本設けられている。7は熱交換板で、伝熱板2をは
さみ、伝熱板2の表面に設けた2本の遮へいリブ1と間
隔リブ4と、伝熱板2の裏面に設けた2本の嵌合リブ5
と保持リブ6とを樹脂にて一体に成型したものである。
8は熱交換板7を交互に90度ずらしながら、かつ伝熱板
2の表面に設けた間隔リブ4と間隔リブ4の間に、隣り
合う伝熱板2の裏面に設けた保持リブ6を位置させると
ともに、伝熱板2の表面に設けた遮へいリブ1の段差3
に、隣り合う伝熱板2の裏面に設けた嵌合リブ5を嵌合
させながら複数枚積層した熱交換器で、1次気流を流す
通風路9と2次気流を流す通風路10とを一層おきに形成
する構成となっている。
9に流し、2次気流を矢印Bのように通風路10に流す
と、伝熱板2により1次気流と2次気流の熱が交換され
る。また、熱交換器8の製造工程は、成型機による熱交
換板7の一体成型→交互に90度ずらしながらの積層、の
2工程ですむので製造コストが低減でき、また、熱交換
板7を成型機で成型するため寸法精度がよく、積層して
熱交換器8とした後で仕上げのための切断をする必要が
ない。また、伝熱板2の裏面に設けた間隔リブ4と間隔
リブ4の間に隣り合う伝熱板2の表面に設けた保持リブ
6を位置させるとともに、伝熱板2の表面に設けた遮へ
いリブ1の段差3に隣り合う伝熱板2の裏面に設けた嵌
合リブ5を嵌合させながら積層するため、段差3と嵌合
リブの嵌合により伝熱板2の端部からの空気もれが防止
できるとともに、間隔リブ4と保持リブ6が伝熱板2を
保持しあって、1次気流を流す通風路9と2次気流を流
す通風路10とが確実に交互に、かつ安定して形成され、
抵抗損失を小さくすることが可能となり、送風機も小さ
くすることが可能となる。また、遮へいリブ1、間隔リ
ブ4、嵌合リブ5、保持リブ6が樹脂製であるととも
に、遮へいリブ1と嵌合リブ5が嵌合しているため、熱
交換器8が非常に強固なものとなり、清掃時に目つぶれ
がなくなり、落下等でも容易に変形することもなく、長
期使用に耐えることが可能となる。
板表面に設けた複数の間隔リブおよび遮へいリブと、伝
熱板裏面に設けた複数の保持リブおよび嵌合リブとを、
伝熱板をはさんで相互に直交させながら樹脂にて一体に
成型して熱交換板とし、さらに伝熱板表面の間隔リブと
遮へいリブの間に、隣り合う伝熱板裏面の保持リブを位
置させるとともに、伝熱板表面端部に設けた遮へいリブ
と伝熱板裏面端部に設けた嵌合リブを嵌合させながら複
数枚積層して熱交換器を形成することにより、製造工程
を簡略化して製造コストを低減し、樹脂製リブによって
通風路面積を大きくして抵抗損失を小さくするととも
に、リブとリブの嵌合によって熱交換器をより強固なも
のとして空気もれ等を防止し、経年変化を少なくして耐
久性を向上することが可能となる等の効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】熱交換をおこなう伝熱板表面の向かい合う
端部に設けた、角部に前記伝熱板の一辺より短い階段状
の段差を有し、かつ前記伝熱板の一辺と同寸法の2本の
遮へいリブと、この遮へいリブの間に所定間隔で複数本
設けた間隔リブと、前記伝熱板裏面の向かい合う端部に
設けた2本の嵌合リブと、この嵌合リブの間に所定間隔
で複数本設けた保持リブとを、前記伝熱板をはさんで相
互に直交するよう樹脂による一体成型をおこない熱交換
板を形成し、この熱交換板を交互に90度ずらしながら、
前記遮へいリブの段差に、隣り合う熱交換板の伝熱板裏
面に設けた前記嵌合リブを嵌合させて複数枚積層し空気
通路を形成した熱交換器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP08658990A JP3215406B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08658990A JP3215406B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH03286995A JPH03286995A (ja) | 1991-12-17 |
JP3215406B2 true JP3215406B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=13891198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08658990A Expired - Lifetime JP3215406B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3215406B2 (ja) |
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1990
- 1990-03-30 JP JP08658990A patent/JP3215406B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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