JP2000161742A - 熱交換素子とその製造方法 - Google Patents

熱交換素子とその製造方法

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JP2000161742A
JP2000161742A JP10337154A JP33715498A JP2000161742A JP 2000161742 A JP2000161742 A JP 2000161742A JP 10337154 A JP10337154 A JP 10337154A JP 33715498 A JP33715498 A JP 33715498A JP 2000161742 A JP2000161742 A JP 2000161742A
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heat exchange
rib
exchange element
seal
ribs
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Takuya Fujimoto
卓也 藤本
Toyoji Okayama
豊治 岡山
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0062Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by spaced plates with inserted elements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレートの変形による通気漏れ通気抵抗の増
大を防止でき、また、プレート間の空気流路の間隔が所
定の間隔に容易に形成できる熱交換素子を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 プレート1のA面に設けられるシールリ
ブ2およびスペーサリブ3と交差するようにB面に設け
られるシールリブ4およびスペーサリブ5とを発泡剤に
より形成した熱交換素子単体6を、積層時にA面とB面
に設けた各シールリブ2と4および各スペーサリブ3と
5を接触させ重合することによりプレートの変形による
通気漏れや通気抵抗の増大を防止でき、また、プレート
1間の空気流路の間隔が所定の間隔に容易に形成できる
熱交換素子が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として2つの気流
間で熱交換する熱交換器に係り、特にプレートの両面に
交差して設けられる空気流路を形成するリブを発泡剤に
より形成する熱交換素子とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、居住空間の快適性と省エネルギー
の面から換気扇および空気調和機において、排気空気の
熱を回収できる熱交換素子の普及に伴い熱交換素子の空
気流路を形成するためにプレートに設けられるリブを容
易に形成する要求が高まってきている。
【0003】従来、この種の熱交換素子の一例として図
16および図17に示されるものが知られていた。以
下、その構成について図16および図17を参照しなが
ら説明する。
【0004】図に示すように、紙材等よりなる平板状の
プレート101の片面に発泡可能な発泡剤を空気流路を
形成するように塗布したのち、加熱して発泡させ複数本
のリブ102を形成して熱交換素子単体103を形成
し、積層時にリブ102が直交するように熱交換素子単
体103の方向を交互に変えて積層し、端部にはリブ1
02の設けていない端板104を設けて熱交換素子積層
体105を構成し熱交換素子を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱交
換素子では、プレート101の片面に複数のリブ102
を設けた熱交換素子単体103の積層時に方向を変えリ
ブ102を直交させて積層しているので、リブ102の
長さ方向の端部近傍のプレート101が薄い紙材により
形成している場合にはプレート101の端部が空気流に
よりそり返って変形部106が発生し、変形部106が
空気抵抗となって熱交換効率が低下するという課題があ
り、プレート101の変形することがないようにして、
熱交換効率が低下するのを防止することが要求されてい
る。
【0006】また、プレート101間に形成される空気
流路の間隔Hはプレート101の片面に設けたリブ10
2により形成するため、発泡可能な発泡剤により形成す
る場合にはリブ102の発泡状態に限度があり、所定の
高さのリブ102を得るのは困難であるという課題があ
り、プレート101間の間隔Hを所定の間隔に容易にで
きるようにすることが要求されている。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、プレートの変形による通気抵抗の増大や
熱交換効率の低下を防止でき、また、プレート間の空気
流路の間隔が所定の間隔に容易に形成できる熱交換素子
とその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換素子は上
記目的を達成するために、平板状のプレートのA面に設
けられるシールリブおよびスペーサリブと、前記プレー
トのA面に設けられたシールリブおよびスペーサリブと
交差するように前記プレートのB面に設けられるシール
リブおよびスペーサリブとを発泡剤により形成した熱交
換素子単体を多数備え、前記熱交換素子単体の積層時に
A面に設けたシールリブおよびスペーサリブに次に積層
される熱交換素子単体のB面のシールリブおよびスペー
サリブが直接接触し重合するように多数積層し形成した
ものである。
【0009】本発明によれば、プレートの変形による通
気抵抗の増大を防止でき、また、プレート間の空気流路
の間隔が所定の間隔に容易に形成できる熱交換素子が得
られる。
【0010】また、本発明の熱交換素子の製造方法は、
上記目的を達成するためにプレートの少なくとも片面に
シールリブおよびスペーサリブを形成する発泡剤を塗布
したのち、シールリブおよびスペーサリブを所定形状に
規制する金型内で加熱発泡して形成する方法としたもの
である。
【0011】本発明によれば、プレート間の空気流路の
間隔が所定の間隔に容易に形成できる熱交換素子の製造
方法が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、平板状のプレートA面
に設けられるシールリブおよびスペーサリブと、前記プ
レートのA面に設けられたシールリブおよびスペーサリ
ブと交差するように前記プレートのB面に設けられるシ
ールリブおよびスペーサリブとを発泡剤により形成した
熱交換素子単体を多数備え、前記熱交換素子単体の積層
時にA面に設けたシールリブおよびスペーサリブに、次
に積層される熱交換素子単体のB面のシールリブおよび
スペーサリブが直接接触し重合するように多数積層し形
成したものであり、プレートのA面とB面の両面に設け
たシールリブによりプレートの端部が保持され、プレー
トの端部の変形することがなくなり通気漏れや通気抵抗
の増大を防止できるとともに、積層時にA面に設けたシ
ールリブおよびスペーサリブとB面に設けたシールリブ
およびスペーサリブが接触し重合して積層されることに
よりプレート間の空気流路の間隔が所定の間隔に容易に
形成することができる。
【0013】また、本発明は、プレートの少なくとも片
面にシールリブおよびスペーサリブを形成する発泡剤を
塗布したのち、シールリブおよびスペーサリブを所定形
状に規制する金型内で加熱発泡して形成する方法とした
ものであり、発泡剤の加熱により発泡形成されるシール
リブおよびスペーサリブの形状が金型内で規制されるこ
とにより所定の高さのシールリブおよびスペーサリブが
得られ、積層時の空気流路の間隔が所定の間隔に容易に
形成できる熱交換素子の製造方法が得られる。
【0014】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0015】
【実施例】(実施例1)図1および図2に示すように、
紙材等よりなる平板状のプレート1の片面となるA面の
両端部に設けられるシールリブ2およびシールリブ2間
に複数設けられるスペーサリブ3と、A面に設けたシー
ルリブ2およびスペーサリブ3と交差するようにプレー
ト1の他面となるB面に設けられるシールリブ4および
スペーサリブ5を加熱することにより発泡するように、
水性インク等に発泡剤を混入した発泡可能な発泡剤を加
熱して発泡させて形成した熱交換素子単体6を多数備え
る。
【0016】そして、熱交換素子単体6を積層して熱交
換素子を形成するときには、プレート1のA面に設けた
シールリブ2およびスペーサリブ3に、次に積層される
熱交換素子単体6のプレート1のB面に設けたシールリ
ブ4およびスペーサリブ5が直接接触するように重合さ
せ、空気流路が交互に方向を変えて形成されるように順
次積層して積層端部には端版7を設け熱交換素子を形成
する。
【0017】上記構成において、熱交換素子の空気流路
となるプレート1間の間隔寸法Dは、熱交換素子単体6
を形成するプレート1のA面に設けたシールリブ2およ
びスペーサリブ3の高さ寸法1/2×Dと、次に積層さ
れる熱交換素子単体6を形成するプレート1のB面に設
けたシールリブ4およびスペーサリブ5の高さ寸法1/
2×Dにより形成されることとなり、プレート1のA面
とB面に形成されるシールリブ2と4およびスペーサリ
ブ3と5の高さはプレート間の間隔寸法Dの1/2の高
さで良いこととなり、発泡可能な発泡剤による発泡性が
少なくてもプレート1間の間隔を所定の寸法に形成する
ことができる。
【0018】また、プレート1の4辺にはプレート1の
A面またはB面に設けたシールリブ2と4が存在し、プ
レート1の端部がシールリブ2と4で保持され、プレー
ト1の強度が高まりプレート1の端部がそり返り変形す
ることがなくなり、空気流路を流れる気流に、プレート
1の変形による通気漏れの発生や通気抵抗が加わること
がなくなりプレート1を介して交互に交差して流れ、排
気流と給気流間で熱交換が行われることとなる。
【0019】このように本発明の実施例1の熱交換素子
によれば、プレート1のA面に設けられるシールリブ2
およびスペーサリブ3と交差するようプレート1のB面
にシールリブ4およびスペーサリブ5を発泡剤により形
成した多数の熱交換素子単体6を設け、熱交換素子単体
6の積層時にA面に設けたシールリブ2およびスペーサ
リブ3に次に積層する熱交換素子単体6のB面に設けた
シールリブ4およびスペーサリブ5が同方向で接触し重
合されるように積層したので、プレート1の端部がそり
により変形することがなくなり、変形による気流の漏れ
や通気抵抗の増大するのが防止できるとともに、プレー
ト1間の空気流路の間隔が所定の間隔に容易にできる。
【0020】(実施例2)図3および図4に示すよう
に、プレート1のA面に設けられるシールリブ2Aおよ
びスペーサリブ3AとB面に設けられるシールリブ4A
およびスペーサリブ5Aの幅を同一形状に形成し、熱交
換素子単体6Aを構成する。
【0021】上記構成において、熱交換素子単体6Aの
プレート1のA面とB面に設けられるシールリブ2Aと
4Aおよびスペーサリブ3Aと5Aを形成するために発
泡剤を塗布するときに同一の幅で塗布することができ、
発泡させるために加熱したときに、熱伝導が均一となり
同一の発泡状況下で形成されることとなり、熱交換素子
単体6Aの積層時においてプレート1のA面に設けたシ
ールリブ2Aおよびスペーサリブ3Aと、次に積層され
る熱交換素子単体6Aのプレート1のB面に設けられた
シールリブ4Aおよびスペーサリブ5Aの高さがほぼ一
定となり、積層されたときにA面のシールリブ2AとB
面のシールリブ4Aが確実に密着し空気漏れがなくな
る。
【0022】このように本発明の実施例2の熱交換素子
によれば、シールリブ2Aと4Aおよびスペーサリブ3
Aと5Aを同一形状幅に形成するようにしたので、発泡
剤を加熱発泡するときに熱伝導が均一となり、加熱成形
状況が安定するとともに、シールリブ2Aと4Aの高さ
がほぼ一定となり積層時におけるシールリブ2Aと4A
の密着性が高まり空気漏れが防止され、熱交換効率の低
下を防止できる。
【0023】(実施例3)図5および図6に示すよう
に、プレート1のA面に設けられるシールリブ2Bに、
B面に設けられるスペーサリブ5Bの端部がプレート1
を介して重合しないようにB面のスペーサリブ5Bの端
部が対応するA面のシールリブ2Bに、B面のスペーサ
リブ5Bの端部と、同形状の大きさの凹状の切り込み部
8Aを形成するとともに、A面のスペーサリブ3Bの端
部が対応するB面のシールリブ4Bに、A面のスペーサ
リブ3Bの端部と同形状の大きさの切り込み部8Bを形
成する。
【0024】また、A面のシールリブ2BとB面のシー
ルリブ4Bの端部が重合しないように三角部9Aと9B
を形成する。
【0025】上記構成において、プレート1のA面に設
けられるシールリブ2BおよびB面に設けられるシール
リブ4Bに凹状の切り込み部8Aおよび8Bを設けると
ともに、A面のシールリブ2BとB面のシールリブ4B
の端部に三角部9Aと9Bを形成して各シールリブ2B
と4Bが重合しないようにしているので、A面に設けら
れるシールリブ2Bとスペーサリブ3BおよびB面に設
けられるシールリブ4Bとスペーサリブ5Bを形成する
ために発泡剤を塗布後に加熱して発泡するとき、熱伝導
が均一となり、均一に発泡されて各シールリブ2Bと4
Bが同一高さとなり積層時の密着性が良くなり空気漏れ
をなくすことができる。
【0026】このように本発明の実施例3の熱交換素子
によれば、少なくともプレート1のA面に設けられるシ
ールリブ2BとB面に設けられるシールリブ4Bを各シ
ールリブ2Bと4B同士の重合および各スペーサリブ3
Bと5Bの端部との重合をさける形状に構成したので、
発泡剤の塗布後に加熱して発泡するとき、各シールリブ
2Bと4Bは重合がさけられていることにより、重合し
ている場合と比較して熱伝導性が良く、スペーサリブ3
Bと5Bの重合部に比較して発泡性が高く、各シールリ
ブ2Bと4Bの高さを容易に均一にすることができ、所
定の空気流路を形成することができるとともに空気漏れ
を防止できる。
【0027】なお、実施例3では、スペーサリブ3Bと
5Bの端部が重合しないようにシールリブ2Bと4Bに
凹状の切り込み部8Aと8Bを設けるとともに、各シー
ルリブ2Bと4Bの端部が重合しないように各シールリ
ブ2Bと4Bに三角部9Aと9Bを形成する構成とした
が、各シールリブ2Bと4Bに凹状の切り込み部8Aと
8Bを設ける代わりに各スペーサリブ3Bと5Bの端部
が重合しないように長さを短くしても良く、各シールリ
ブ2Bと4Bの端部の重合部分が存在しないように構成
すれば同様の作用効果をもたらすことはいうまでもな
い。
【0028】(実施例4)図7に示すように、積層時に
重合するA面に設けられるシールリブ2Cおよびスペー
サリブ3Cと、B面に設けられるシールリブ4Cおよび
スペーサリブ5Cの一方の面となるB面に設けられるシ
ールリブ4Cおよびスペーサリブ5Cの幅をA面に設け
られるシールリブ2Cおよびスペーサリブ3Cの幅より
細く形成した構成とする。
【0029】上記構成において、積層時にA面に設けら
れるシールリブ2Cおよびスペーサリブ3Cの上に次に
積層されるB面に設けられるシールリブ4Cおよびスペ
ーサリブ5Cが重合することとなる。このとき、B面に
設けられるシールリブ4Cおよびスペーサリブ5Cの幅
のみがA面に設けられるシールリブ2Cおよびスペーサ
リブ3Cの幅より細く形成されているので、両方を細く
した場合のように重合ずれが生じることはなくなるとと
もに、B面に設けられるシールリブ4Cおよびスペーサ
リブ5Cを形成するための発泡インクの使用量を少なく
できることとなる。
【0030】このように本発明の実施例4の熱交換素子
によれば、B面に設けられるシールリブ4Cおよびスペ
ーサリブ5Cの幅を、A面に設けられるシールリブ2C
およびスペーサリブ3Cの幅より細く形成したので、発
泡インク量を削減することができ、コスト低減を図るこ
とができる。
【0031】なお、実施例4では、B面に設けられるシ
ールリブ4Cおよびスペーサリブ5Cの幅を細く形成し
たが、逆にA面に設けられるシールリブ2Cおよびスペ
ーサリブ3Cを細く形成しても同様の作用効果をもたら
すことはいうまでもない。
【0032】(実施例5)図8〜図10に示すように、
プレート1のA面に設けたシールリブ2とスペーサリブ
3およびB面に設けたシールリブ4とスペーサリブ5を
発泡剤を塗布後、加熱して発泡し形成した熱交素子単体
6を多数積層した熱交換素子積層体10を設け、方形の
底板11に4本の支柱12を設け上板13で保持する枠
体14を形成し、枠体14により熱交換素子積層体10
の積層方向の寸法h1を所定寸法h2に規制する構成と
する。
【0033】上記構成において、熱交換素子積層体10
は空気流路を形成するシールリブ2と4およびスペーサ
リブ3と5を発泡剤を塗布後に加熱し発泡されているた
め、熱交換素子積層体10の積層方向の寸法h1はシー
ルリブ2と4およびスペーサリブ3と5の発泡成形時の
寸法バラツキにより一定の寸法に形成できないので、積
層方向の寸法h1を所定寸法h2より大きい状態にした
熱交換素子積層体10を枠体14内で圧縮し所定寸法h
2に規制した状態で枠体14の上板13を支柱12に接
着等により係止して熱交換素子を形成する。
【0034】このように本発明の実施例5の熱交換素子
によれば、熱交換素子単体6を多数積層した熱交換素子
積層体10を積層方向に圧縮し、所定寸法h2に規制す
る枠体14を用いたので、シールリブ2と4およびスペ
ーサリブ3と5を発泡剤で形成して、加熱して発泡させ
た弾力性のある熱交換素子単体6を用いても所定寸法の
熱交換素子が得られる。
【0035】(実施例6)図11〜図13に示すよう
に、方形のフレーム15の4隅に設けられる角形でほぼ
C字状の角筒状の受部16と、この受部16に嵌挿係止
される断面L字状で熱交換素子積層体10の外周角部に
係合する保持体17を設けた構成とする。
【0036】上記構成において、熱交換素子を形成する
ときには、フレーム15の受部16に保持体17の一端
を接着等により取り付け、熱交換素子積層体10の外周
角部を保持体17に沿わせ、保持体17の他端にフレー
ム15の受部16を係合して接着等により係止し、保持
体17の両端に係止したフレーム15により熱交換素子
積層体10を所定寸法に保持することができる。
【0037】このように本発明の実施例6の熱交換素子
によれば、方形のフレーム15の4隅に設けた受部16
に係合する形状で、熱交換素子積層体10の角部外周に
係合する保持体17を設け、保持体17の両端に受部1
6を介してフレーム15を係止し熱交換素子積層体10
を保持するので、保持体17の位置決めが容易で、発泡
剤を使用した場合においても熱交換素子積層体10を所
定寸法に保持することが容易にできる。
【0038】なお、実施例では受部16に保持体17を
係止するのに接着により係止したが、ねじを用いて係止
しても良いことはいうまでもない。
【0039】また、受部16と保持体17により保持さ
れる部材を、空気清浄フィルター、脱臭フィルターなど
の空調エレメントに適用しても同様な作用効果をもたら
すことはいうまでもない。
【0040】(実施例7)図14および図15に示すよ
うにプレート1のA面およびB面に未発泡の発泡剤18
をシールリブ2Dと4Dおよびスペーサリブ3Dと5D
を形成するように塗布したのち、シールリブ2Dと4D
およびスペーサリブ3Dと5Dを所定形状に規制する金
型19内で加熱発泡して製造する方法とする。
【0041】上記の方法においては、未発泡の発泡剤1
8を塗布後、加熱発泡するときに、シールリブ2Dと4
Dおよびスペーサリブ3Dと5Dの発泡形状が金型19
により規制され、所定の高さのシールリブ2Dと4Dお
よびスペーサリブ3Dと5Dが得られ、積層したときに
プレート1間を所定間隔に保持することができる。
【0042】このように本発明の実施例7の熱交換素子
の製造方法によれば、プレート1に設けられるシールリ
ブ2Dと4Dおよびスペーサリブ3Dと5Dを形成する
ために、プレート1に塗布された未発泡の発泡剤18を
シールリブ2Dと4Dおよびスペーサリブ3Dと5Dを
所定の形状に規制する金型19内で加熱発泡する方法と
したので、プレート1に設けられるシールリブ2Dと4
Dおよびスペーサリブ3Dと5Dが所定の高さに形成さ
れ、積層時にプレート1間に形成される空気流路を所定
間隔に形成することができるとともに、シールリブ2D
と4Dおよびスペーサリブ3Dと5Dの重合面が平坦面
となり密着度が高まり空気漏れを防止できる。
【0043】なお、実施例では、A面とB面に設けられ
るシールリブ2Dと4Dおよびスペーサリブ3Dと5D
を金型19内で加熱発泡させたが、A面またはB面の片
面のシールリブ2Dまたは4Dおよびスペーサリブ3D
または5Dを金型内で寸法規制しても、寸法規制しない
場合に比較して空気流路の間隔を所定間隔に形成できる
作用効果をもたらす。
【0044】また、プレートの片面のみにシールリブお
よびスペーサリブを設けた場合にも適用することが可能
なことはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば平板状のプレートのA面に設けられるシール
リブおよびスペーサリブと、前記プレートのA面に設け
られたシールリブおよびスペーサリブと交差するよう
に、前記プレートのB面に設けられるシールリブおよび
スペーサリブとを発泡剤により形成した熱交換素子単体
を多数備え、前記熱交換素子単体の積層時に、A面に設
けたシールリブおよびスペーサリブに次に積層される熱
交換素子単体のB面のシールリブおよびスペーサリブが
直接接触し重合するように多数積層し形成したので、プ
レートの変形による通気抵抗の増大を防止でき、また、
プレート間の空気流路の間隔が所定の間隔に容易に形成
できる熱交換素子を提供することができる。
【0046】また、シールリブとスペーサリブを同一形
状幅に形成したので、発泡剤を加熱発泡するときの加熱
成形状況が安定し、積層時におけるシールリブの密着性
が高まり空気漏れが防止され、熱交換効率の低下が防止
できる。
【0047】また、A面に設けられるシールリブとB面
に設けられるシールリブを、各シールリブ同士の重合お
よび各スペーサリブの端部との重合をさける形状とした
ので、シールリブおよびスペーサリブ形成時の熱伝導性
が均一となり、所定の空気流路を形成することができる
とともに空気漏れを防止できる。
【0048】また、積層時に重合されるシールリブおよ
びスペーサリブの一方の幅を他方の幅より細く形成した
ので、シールリブおよびスペーサリブを形成するための
発泡剤の量を少量にすることができ、コストの低減を図
ることができる。
【0049】また、熱交換素子単位を多数積層した熱交
換素子積層体を積層方向に圧縮し所定寸法に規制する枠
体を用いて構成したので、所定寸法に積層された熱交換
素子が得られる。
【0050】また、方形のフレームの4隅に設けられる
角形でほぼC字状の角筒状の受部と、この受部に嵌挿係
止される断面L字状で熱交換素子積層体の外周角部に係
合する保持体とを備え、前記保持体の両端に前記フレー
ムと係止して前記熱交換素子積層体を所定寸法に保持す
る構成としたので、保持体の位置決めが容易で熱交換素
子積層体を所定寸法に保持することができる。
【0051】また、プレートの少なくとも片面にシール
リブおよびスペーサリブを形成する発泡剤を塗布したの
ち、シールリブおよびスペーサリブを所定形状に規制す
る金型内で加熱発泡して形成する方法としたので、プレ
ート間の空気流路の間隔が所定の間隔に容易に形成でき
る熱交換素子の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の熱交換素子の熱交換素子単
体の積層時の状態を示す斜視図
【図2】同熱交換素子の熱交換素子単体の積層状態を示
す斜視図
【図3】本発明の実施例2の熱交換素子の熱交換素子単
体の構成を示す斜視図
【図4】同熱交換素子の熱交換素子単体の積層状態を示
す斜視図
【図5】本発明の実施例3の熱交換素子の熱交換素子単
体の構成を示す斜視図
【図6】同熱交換素子のA面のシールリブとB面のスペ
ーサリブの関係を示す断面図
【図7】本発明の実施例4の熱交換素子の熱交換素子単
体の積層状態を示す斜視図
【図8】本発明の実施例5の熱交換素子の構成を示す分
解斜視図
【図9】同熱交換素子の熱交換素子単体の積層時の状態
を示す斜視図
【図10】同熱交換素子の構成を示す斜視図
【図11】本発明の実施例6の熱交換素子の構成を示す
分解斜視図
【図12】同熱交換素子の構成を示す斜視図
【図13】同熱交換素子のフレームと保持体の関係を示
す拡大斜視図
【図14】本発明の実施例7の熱交換素子の製造方法の
発泡剤塗布時の状態を示す側面図
【図15】同熱交換素子の製造方法のシールリブとスペ
ーサリブの発泡時の状態を示す断面図
【図16】従来の熱交換素子の熱交換素子単体の積層時
の状態を示す斜視図
【図17】同熱交換素子の熱交換素子単体の積層状態を
示す斜視図
【符号の説明】
1 プレート 2 シールリブ 2A シールリブ 2B シールリブ 2C シールリブ 2D シールリブ 3 スペーサリブ 3A スペーサリブ 3B スペーサリブ 3C スペーサリブ 3D スペーサリブ 4 シールリブ 4A シールリブ 4B シールリブ 4C シールリブ 4D シールリブ 5 スペーサリブ 5A スペーサリブ 5B スペーサリブ 5C スペーサリブ 5D スペーサリブ 6 熱交換素子単体 10 熱交換素子積層体 14 枠体 15 フレーム 16 受部 17 保持体 18 発泡剤 19 金型

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状のプレートA面に設けられるシール
    リブおよびスペーサリブと、前記プレートのA面に設け
    られたシールリブおよびスペーサリブと交差するよう
    に、前記プレートのB面に設けられるシールリブおよび
    スペーサリブとを発泡剤により形成した熱交換素子単体
    を多数備え、前記熱交換素子単体の積層時に、A面に設
    けたシールリブおよびスペーサリブに次に積層される熱
    交換素子単体のB面のシールリブおよびスペーサリブが
    直接接触し重合するように多数積層し形成した熱交換素
    子。
  2. 【請求項2】シールリブとスペーサリブを同一形状幅に
    形成した請求項1記載の熱交換素子。
  3. 【請求項3】A面に設けられるシールリブとB面に設け
    られるシールリブを、各シールリブ同士の重合および各
    スペーサリブの端部との重合をさける形状とした請求項
    1記載の熱交換素子。
  4. 【請求項4】積層時に重合されるシールリブおよびスペ
    ーサリブの一方の幅を他方の幅より細く形成した請求項
    1記載の熱交換素子。
  5. 【請求項5】熱交換素子単体を多数積層した熱交換素子
    積層体を積層方向に圧縮し所定寸法に規制する枠体を用
    いて構成した請求項1,2,3または4記載の熱交換素
    子。
  6. 【請求項6】方形のフレームの4隅に設けられる角形で
    ほぼC字状の受部と、この受部に嵌挿係止される断面L
    字状で熱交換素子積層体の外周角部に係合する保持体と
    を備え、前記保持体の両端に前記フレームを係止して前
    記熱交換素子積層体を所定寸法に保持する構成とした請
    求項5記載の熱交換素子。
  7. 【請求項7】プレートの少なくとも片面にシールリブお
    よびスペーサリブを形成する発泡剤を塗布したのち、シ
    ールリブおよびスペーサリブを所定形状に規制する金型
    内で加熱発泡して形成する方法とした熱交換素子の製造
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006029692A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器
JP2006097958A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器
KR100822019B1 (ko) * 2006-12-19 2008-04-15 (주)이엔쓰리 열교환시 발생하는 잠열 회수 및 결로수 처리장치를 구비한열교환기
CN107101516A (zh) * 2017-06-02 2017-08-29 杭州微控节能科技有限公司 一种混合焊层叠式热交换器

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