JP3215122B2 - 含フッ素樹脂及びこれを主成分とする塗料 - Google Patents
含フッ素樹脂及びこれを主成分とする塗料Info
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Description
びこれを主成分とする塗料に関するものである。
性、耐薬品性、耐候性などにきわめて優れていることか
ら多くの分野において幅広く用いられている。その用途
の一つとして塗料の塗膜形成成分としての利用がある。
例えばテトラフルオロエチレン重合体やフッ化ビニリデ
ン重合体などを用いたフッ素樹脂塗料が知られており、
このものは優れた潤滑性、非粘着性、耐候性及び耐薬品
性などを有することから、コーティング材として化学工
業、食品、建築、機械などの分野に使用されている。
での焼付けが必要であり、利用範囲が制限されるのを免
れないという欠点を有し、この為、近年、有機溶剤に可
溶で、かつ室温で硬化可能な反応基を持つ含フッ素樹脂
を用いた溶剤型塗料の開発が試みられている。ところ
で、有機溶剤に可溶な含フッ素樹脂としては、たとえば
特開昭57−34107号、特開昭61−275311
号、特開昭61−57609号、特開昭62−1742
13号、特開昭63−182312号公報等にみられる
フルオロオレフィンとこれに共重合可能なビニル単量体
との共重合体が知られている。
は、共重合成分としてアルキルビニルエーテルや特殊な
カルボン酸ビニルエステルが用いられているが、これら
の共重合成分は塗膜にたわみ性を与える反面、塗膜硬度
を低下させる上に、塗膜の光沢も低く、硬化剤との相溶
性の面でも不十分であるという欠点がある。更に、これ
らの含フッ素樹脂において、とくに塗料用として有用で
ある水酸基を有するものは、経時的に高分子量化、ある
いはゲル化する等、貯蔵安定性が悪いという問題もあ
る。
術の問題点が解消された含フッ素樹脂、すなわち有機溶
剤に対する溶解性や硬化剤との相溶性が良好な上、貯蔵
安定性に優れた含フッ素樹脂、及びこれを主成分として
光沢があり、かつ硬質で耐候性に優れた塗膜をあたえう
るフッ素系塗料を提供することを目的としてなされたも
のである。
に鑑み鋭意研究を重ねた結果、含フッ素樹脂の側鎖に特
定構造の官能基を導入することにより前記問題点を解決
し得る事を見いだし、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明は; 下記構成成分からなる含フッ素樹脂。 (A)式;
モル% (B)式;
% (C)式;
る。以下、本発明を詳細に説明する。本発明による上記
(A),(B),(C)を構成単位とする含フッ素樹脂
は、(イ)各々の構成単位に対応するビニル単量体を共
重合させる、もしくは(ロ)前記(A),(B)及び下
式(D−1)をも構成成分とする水酸基含有含フッ素樹
脂の水酸基の少なくとも一部と、少なくとも一種の環状
炭化水素基含有モノイソシアナートとを反応させること
によって得られる。
体を共重合させる場合)について説明する。本発明の含
フッ素樹脂において(A)単位を形成するビニル単量体
としては、(a)式
単量体の具体例としては、例えば、4−(メタ)アクリ
ロイルオキシ−2,2,6,6,−テトラメチルピペリ
ジン、4−(メタ)アクリロイルオキシ−1,2,2,
6,6,−ペンタメチルピペリジン、4−(メタ)アク
リロイルオキシ−1−アセチル−2,2,6,6,−テ
トラメチルピペリジン、4−(メタ)アクリロイルオキ
シ−1,2,2,6,6,−ペンタエチルピペリジン、
4−(メタ)アクリロイルオキシエチルオキシ−1,
2,2,6,6,−ペンタメチルピペリジン等の(メ
タ)アクリル酸エステル誘導体、4−(メタ)アクリロ
イルアミノ−2,2,6,6,−テトラメチルピペリジ
ン、4−(メタ)アクリロイルアミノ−1,2,2,
6,6,−ペンタメチルピペリジン、4−(メタ)アク
リロイルアミノ−1−アセチル−2,2,6,6,−テ
トラメチルピペリジン等のアクリルアミド誘導体、4−
クロトノイルオキシ−2,2,6,6,−テトラメチル
ピペリジン、4−クロトノイルオキシ−1,2,2,
6,6,−ペンタメチルピペリジン等のクロトン酸エス
テル誘導体、4−ビニルオキシ−2,2,6,6,−テ
トラメチルピペリジン、4−ビニルオキシ−1,2,
2,6,6,−ペンタメチルピペリジン、4−ビニルオ
キシ−1−アセチル−2,2,6,6,−テトラメチル
ピペリジン、4−ビニルオキシ−1,2,2,6,6,
−ペンタエチルピペリジン、4−(2−ビニルオキシエ
チルオキシ)−1,2,2,6,6,−ペンタメチルピ
ペリジン、ビニル−9−アザ−3−エチル−8,8,
9,10,10−ペンタメチル−1,5−ジオキサスピ
ロ[5,5]−3−ウンデシルメチルエーテル,ビニル
−9−アザ−3−エチル−8,8,10,10−テトラ
メチル−1,5−ジオキサスピロ[5,5]−3−ウン
デシルメチルエーテル等のビニルエーテル誘導体、4−
アリルオキシ−2,2,6,6,−テトラメチルピペリ
ジン、4−アリルオキシ−1,2,2,6,6,−ペン
タメチルピペリジン、4−アリルオキシ−1−アセチル
−2,2,6,6,−テトラメチルピペリジン、アリル
−9−アザ−3−エチル−8,8,9,10,10−ペ
ンタメチル−1,5−ジオキサスピロ[5,5]−3−
ウンデシルメチルエーテル,アリル−9−アザ−3−エ
チル−8,8,10,10−テトラメチル−1,5−ジ
オキサスピロ[5,5]−3−ウンデシルメチルエーテ
ル等のアリル誘導体等を挙げることができる。これら
は、それぞれ単独で用いても良いし、2種以上組み合わ
せて用いても良い。
単位の含有量は0.01〜20モル%、好ましくは0.
05〜10モル%の範囲にあることが必要である。この
含有量が0.01モル%未満では貯蔵安定性に劣り、2
0モル%を超えると耐水性、耐薬品性が低下する。本発
明の含フッ素樹脂において(B)単位を形成するビニル
単量体としては、(b)式
ビニル単量体の具体例としては、例えば、
化合物を挙げることができるが、これらの中で、
(b’)式
ルオロプロペン化合物が好ましく、特にテトラフルオロ
エチレン(CF2 =CF2 )、クロロトリフルオロエチ
レン(CF2 =CFCl)及びヘキサフルオロプロペン
(CF2 =CFCF3 )が好適である。これらのフルオ
ロオレフィンはそれぞれ単独で用いても良いし、2種以
上を組み合わせて用いてもよい。
単位の含有量は20〜80モル%、好ましくは40〜6
0モル%の範囲にあることが必要である。この含有量が
20モル%未満では耐候性が不十分であるし、80モル
%を超えると有機溶剤への溶解性等が低下する。本発明
の含フッ素樹脂において(C)単位を形成するビニル単
量体としては、(c)式
ビニル単量体は、(d−1)式で表されるような水酸基
含有ビニル単量体と少なくとも1種の環状炭化水素基含
有モノイソシアナートとを反応させることによって得ら
れる。
しては、例えば2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、
4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、4−ヒドロキシ
シクロヘキシルビニルエーテル等のヒドロキシアルキル
ビニルエーテル類、2−ヒドロキシアリルビニルエーテ
ル、4−ヒドロキシブチルアリルエーテル等のヒドロキ
シアルキルアリルエーテル類、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリレート
類、2−ヒドロキシエチルクロトネート、4−ヒドロキ
シプロピルクロトネート等の水酸基含有クロトン酸エス
テル類、アリルアルコール等が代表的に例示されるが、
これらの中でヒドロキシアルキルビニルエーテル類がフ
ルオロオレフィンとの反応性が良好で好ましい。これら
の水酸基含有ビニル単量体は、それぞれ単独で用いても
良いし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
アナートとしては、例えばシクロヘキシルイソシアナー
ト、アルキル置換シクロヘキシルイソシアナート、ベン
ジルイソシアナート、イソシアナートメチル−シクロヘ
キサン、等のモノイソシアナート類のイソシアナート基
を、さらには、3−イソシアナトメチル−3,5,5−
トリメチルシクロヘキシルイソシアナート;(IPD
I)、1,3−(or1,4)ビス(イソシアナトメチ
ル)シクロヘキサン;(水添XDI)、1,3−(or
1,4)ビス(イソシアナトメチル)ベンゼン;(XD
I)、1,3−(or1,4)ビス(α,αジメチルイ
ソシアナトメチル)ベンゼン;(TMXDI)、1,3
−(or1,4)ジイソシアナトシクロヘキサン、1−
メチル−1,3−(or1,4)ジイソシアナトシクロ
ヘキサン(水添TDI)、ビス(4−イソシアナトシク
ロヘキシル)メタン;(水添MDI)等の環状炭化水素
基含有ジイソシアナートモノマー類の2つのイソシアナ
ート基のうちの1つだけを、メタノール、エタノール、
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イ
ソブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベ
ンジルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、ジ
プロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミ
ン、ジシクロヘキシルアミン等の1価の活性水素化合物
と反応させて得られるモノイソシアナート化合物、いわ
ゆるハーフブロック体類等が挙げられる。
般的には、対応するジイソシアナートモノマーと活性水
素化合物とを、ジイソシアナート過剰条件、好ましくは
NCO/OH当量比6以上で反応させたのち、余剰のイ
ソシアナートモノマーを除去精製することによって、ハ
ーフブロック体を主成分とする混合物として得られる。
記のごとく、環状飽和炭化水素基もしくは芳香環を有す
ることが必須であるが、例えば、フェニルイソシアナー
ト、トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイ
ソシアナート、等のごとき芳香環に直接イソシアナート
基が結合したものは塗料としての耐候性に欠点を生じる
ため好ましくない。
して用いることもでき、また、任意に、ブチルイソシア
ナート、ヘキシルイソシアナート、2−エチルヘキシル
イソシアナート、オクタデシルイソシアナート等の脂肪
族モノイソシアナート類、及び/またはヘキサメチレン
ジイソシアナート、3,3,5−(or3,5,5−)
トリメチトリメチルヘキサメチレンジイソシアナートの
ごとき脂肪族ジイソシアナート類や、上記の環状炭化水
素基含有ジイソシアナート類等のジイソシアナート類等
と混合して用いることも可能である。
も1種の環状炭化水素基含有モノイソシアナートとを反
応させて環状炭化水素基含有ビニル単量体を得る場合
は、水酸基含有ビニル単量体のOH基とイソシアナート
類のNCO基とを等当量で反応して目的の環状炭化水素
基含有ビニル単量体を得たのち共重合に供しても良い
し、また、NCO/OH当量比で3/100〜100/
100、好ましくは10/100〜70/100の範囲
の水酸基含有ビニル単量体過剰条件で、かつ必要により
他の共重合性ビニル単量体の共存下で反応させたのち、
所望の共重合反応に供してもよい。さらには、所望のビ
ニル単量体類とイソシアナート成分を同時に反応器中に
仕込み、重合反応とウレタン基形成反応を同時に行うこ
とも可能である。 反応に際して溶剤は使用してもしな
くてもよいが、例えばトルエン、キシレン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、酢酸セロソルブ、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等の溶剤を用いることが可
能であり、また、反応を促進するために例えばジブチル
錫ジラウレート等、公知のウレタン化反応促進触媒を添
加することも可能である。
から選択される。反応の進行は例えば赤外線吸収スペク
トルや滴定等によりNCO基の減少を追うことにより追
跡され、通常NCO基が消滅した時点で反応を終了す
る。本発明の含フッ素樹脂においては、(B)単位の含
有量は3〜80モル%、好ましくは5〜50モル%の範
囲にあることが必要である。この含有量が3モル%未満
では硬化剤との相溶性や塗膜硬度に劣り、80モル%を
超えると耐候性が低下する。
たは不存在下に、前記した(a)式,(b)式,(c)
式を必須とした所定割合のビニル単量体混合物を、重合
開始源として重合開始剤や電離性放射線などを用い共重
合させることにより製造することができる。該重合開始
剤としては、重合形式や所望に応じて、水溶性のものあ
るいは油溶性のものが適宜用いられる。
ソブチロニトリル、2,2’−アゾビス−(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)等のアゾ化合物、t−ブチルパ
ーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシイソブチレ
ートなどのパーオキシエステル型過酸化物、オクタノイ
ルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイドなどのジ
アシルパーオキサイド型過酸化物、ジイソプロピルパー
オキシジカーボネートなどのジアルキルパーオキシジカ
ーボネート型過酸化物、ベンゾイルパーオキサイドなど
のジアルキルパーオキサイド型過酸化物などが挙げられ
る。
カリウムなどの過硫酸塩、過酸化水素、あるいはこれら
と亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウムなどの還
元剤との組合せからなるレドックス開始剤、さらには、
これらに少量の鉄、第一鉄塩、硝酸銀などを共存させた
系などの無機系開始剤、ジコハク酸パーオキサイド、ジ
グルタール酸パーオキサイド、モノコハク酸パーオキサ
イドなどの二塩基酸過酸化物、アゾビシソブチルアミジ
ン二塩基酸塩などの有機系開始剤が挙げられる。これら
の重合開始剤の使用量は、その種類、共重合反応条件な
どに応じて適宜選ばれるが、通常使用する単量体全量に
対して、0.005〜5重量%、好ましくは0.05か
ら0.5重量%の範囲で選ばれる。
く、例えば塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法、溶液
重合法などを用いることができるが、重合反応操作の安
定性等の点から、キシレン、トルエン等の低級アルキル
置換ベンゼン、酢酸ブチル等のエステル類、メチルイソ
ブチルケトン等のケトン類、t−ブタノール等のアルコ
ール類、フッ素原子1個以上を有する飽和ハロゲン化炭
化水素類等を溶媒とする溶液重合法、水性媒体中での乳
化重合法、溶媒との分離を不要とする塊状重合法などが
好ましく用いられる。
く、回分式、反連続式、連続式のいずれも用いることが
できる。該共重合反応における反応温度は、通常−30
〜+150℃の範囲内で、重合開始源や重合媒体の種類
に応じて適宜選ばれ、通常0〜100℃、好ましくは1
0〜90℃の範囲で選ばれる。また、反応圧力について
は特に制限はないが、常圧〜100kg/cm2 の範囲で選
ばれる。更に、該共重合反応は、適当な連鎖移動剤を添
加して行うことができる。
として、(ロ)((A),(B)及び(D−1)を構成
成分とする水酸基含有含フッ素樹脂の水酸基の少なくと
も一部と、少なくとも一種の環状炭化水素基含有モノイ
ソシアナートとを反応させる。)の場合について説明す
る。 (A)式;
モル% (B)式;
% (D−1)式;
基含有含フッ素樹脂は、各々の構成単位に対応するビニ
ル単量体(a)式,(b)式及び(d−1)式を前記し
た(イ)と同様の方法(各々の構成単位に対応するビニ
ル単量体を共重合させる)で共重合させることによって
得られる。
例示したものと同じである。かくして得られた水酸基含
有含フッ素樹脂と環状炭化水素基含有モノイソシアナー
ト類との反応において、水酸基含有含フッ素樹脂のOH
基とイソシアナート類のNCO基との当量比は、通常3
/100〜100/100、好ましくは10/100〜
70/100の範囲で設定される。反応温度、溶剤や反
応促進触媒の使用、反応終点の確認方法等については、
(イ)で述べた水酸基含有ビニル単量体と環状炭化水素
基含有モノイソシアナート類との反応に準ずる。
アナート類の具体例は、(イ)で例示したものと同じで
ある。 前記した(イ);各々の構成単位に対応するビニル単量
体を共重合させる方法 、もしくは(ロ);水酸基含有含フッ素樹脂の水酸基の
少なくとも一部と、少なくとも一種の環状炭化水素基含
有モノイソシアナートとを反応させる方法によって得ら
れた本発明の含フッ素樹脂は、 (A)式;
モル% (B)式;
% (C)式;
以外に、各々50モル%を超えない範囲で、(D)官能
基含有ビニル単量体の共重合した単位及び/または
(E)その他のビニル単量体の共重合した単位を含むこ
とが望ましい。(D)単位を形成する官能基含有ビニル
単量体としては、例えば(d−1)式で表される水酸基
含有ビニル単量体、(d−2)式で表されるエポキシ基
含有ビニル単量体、(d−3)式で表される加水分解性
シリル基含有ビニル単量体等が挙げられる。
の具体例は、(イ);(各々の構成単位に対応するビニ
ル単量体を共重合させる方法で例示したものと同じであ
る。エポキシ基含有ビニル単量体[(d−2)式]の具
体例としては、例えば
ビニル単量体[(d−3)式]の具体例としては、例え
ば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルジメトキシメチルシラン、アリルトリメト
キシシラン、アリルトリエトキシシラン、アリルジメト
キシメチルシラン、ビニロキシプロピルトリメチルシロ
キシシラン、ビニロキシエトキシプロピルトリメチルシ
ロキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
ル単量体は、それぞれ単独で用いても良いし、2種以上
組み合わせてもよい。また、前記(E)単位を形成する
共重合可能なその他のビニル単量体としては、例えばエ
チレン、プロピレン、イソブチレン等のオレフィン類、
塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロオレフィン類、酢
酸ビニル、n−酪酸ビニル、安息香酸ビニル、p−t−
ブチル安息香酸ビニル、ピバリン酸ビニル、2−エチル
ヘキサン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、ラウリン酸
ビニル等のカルボン酸ビニルエステル類、酢酸イソプロ
ペニル、プロピオン酸イソプロペニル等のカルボン酸イ
ソプロペニルエステル類、エチルビニルエーテル、プロ
ピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、イソブチ
ルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、
ネオペンチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニ
ルエーテル、オクチルビニルエーテル等の鎖状アルキル
ビニルエーテル類、ペンタフルオロエチルビニルエーテ
ル、2−パーフルオロオクチルエチルビニルエーテル等
のフルオロビニルエーテル類、シクロペンチルビニルエ
ーテル、シクロヘキシルビニルエーテル等のシクロアル
キルビニルエーテル類、フェニルビニルエーテル等のア
リールビニルエーテル類、ベンジルビニルエーテル、フ
ェネチルビニルエーテル等のアラルキルビニルエーテル
類、スチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル化合物
ギ酸アリル、酢酸アリル、酪酸アリル、安息香酸アリ
ル、シクロヘキサンカルボン酸アリル、シクロヘキシル
プロピオン酸アリル等のアリルエステル類、アリルエチ
ルエーテル、アリルフェニルエーテル等のアリルエーテ
ル類、ブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イ
ソボルニル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−4
−(2−メタクリロキシエトキシ)ベンゾフェノン、パ
ーフルオロメチル(メタ)アクリレート、パーフルオロ
プロピル(メタ)アクリレート、パーフルオロプロピロ
メチル(メタ)アクリレート、パーフルオロメチルメチ
ル(メタ)アクリレート、2−パーフルオロオクチルエ
チル(メタ)アクリレート、パーフルオロイソノニルメ
チル(メタ)アクリレート等のアクリル酸やメタクリル
酸のエステル類、アクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド等のアクリルアミド類、及び特願平2−10
1695号に示されているがごとき環内ビニルエーテル
類等が挙げられる。
し、2種以上組み合わせて用いてもよい。本発明の含フ
ッ素樹脂において、各々50モル%を超えない範囲で、
(D)官能基含有ビニル単量体の共重合した単位及び/
または(E)その他のビニル単量体の共重合した単位を
も含むものは、前記(D)単位を形成する官能基含有ビ
ニル単量体及び/または(E)単位を形成する共重合可
能なその他のビニル単量体を各々50モル%を超えない
範囲で共重合成分として使用することによって得られ
る。
ヒドロフランを溶媒にし、分子量既知の単分散ポリスチ
レンを標準物質として用い、ゲルパーミションクロマト
グラフ(GPC)法により測定して求めた数平均分子量
(Mn)が、1,000〜200,000、好ましくは
2,000〜100,000の範囲であり、ガラス転移
温度(Tg)は通常−50〜120℃、好ましくは−1
0〜100℃である。
度を有する本発明の含フッ素樹脂は、有機溶剤に可溶
で、かつ硬化剤との相溶性に優れ、貯蔵安定性が良好で
ある上、該含フッ素樹脂を主成分とする塗料の硬化塗膜
は光沢があり、かつ硬度で耐候性に優れたものとなる。
本発明の含フッ素樹脂において、(D)単位を形成する
官能基含有ビニル単量体として、水酸基含有ビニル単量
体を使用する場合は、得られた含フッ素樹脂は、硬化部
位として水酸基を含有するものとなり、通常の熱硬化ア
クリル塗料に用いられている硬化剤、例えば多価イソシ
アナート類、ブロックイソシアナート系硬化剤、メラミ
ン硬化剤、尿素樹脂硬化剤、多塩基酸硬化剤等を用いて
加熱硬化させることができる。
価イソシアナート類を用いることによって常温で硬化さ
せることもできる。該多価イソシアナート類としては、
例えばヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジ
イソシアナート等の無黄変性ジイソシアナートやその付
加物、イソシアヌレート環を有する多価イソシアナート
等が好ましく挙げられるが、これらの中で特に含フッ素
樹脂と相溶性の良好なイソシアヌレート環を有する多価
イソシアナートが好適である。これらの多価イソシアナ
ート類を用いて常温硬化させる場合、ジブチル錫ジラウ
レート等の公知の触媒を添加して硬化を促進させること
もできる。
位を形成する官能基含有ビニル単量体として、エポキシ
基含有ビニル単量体を使用する場合は、得られた含フッ
素樹脂は、硬化部位としてエポキシ基を含有するものと
なり、硬化剤としてポリアミン類、酸無水物類、ポリフ
ェノール類、ポリメルカプタン類等の重付加型硬化剤や
イミダゾール類、BF3等の触媒型硬化剤を用いること
により、加熱硬化あるいは常温硬化をさせることができ
る。
(D)単位を形成する官能基含有ビニル単量体として、
加水分解性シリル基含有ビニル単量体を使用する場合
は、得られた含フッ素樹脂は、硬化部位として加水分解
性シリル基を含有するものであり、ブチルアミン等のア
ミン化合物やジブチル錫ジラウレート等の硬化触媒を用
いて湿気硬化させることができる。
(D)単位を含まない場合は、ラッカー型コーティング
材料として使用できる。本発明は、前記の新規な含フッ
素樹脂と共に、このものを主成分とするフッ素系塗料を
提供するものであり、該含フッ素樹脂を溶液型塗料とす
るにあたっては、種々の溶剤を用いることができる。
ン等の芳香族炭化水素類、n−ブタノール等のアルコー
ル類、酢酸n−ブチル等のエステル類、メチルイソブチ
ルケトン等のケトン類、エチルセロソルブ等のグリコー
ルエーテル類、さらには市販の各種シンナー等が挙げら
れる。この溶液型塗料の調整は、該含フッ素樹脂と溶剤
とを、例えばボールミル、ペイントシェーカー、サンド
ミル、ジェットミル、3本ロール、ニーダー等、通常塗
料の調整に用いられている混合機を用いて均質に混合す
ることにより行うことができる。この際、所望に応じ、
顔料、分散安定剤、粘度調節剤、レベリング剤、ゲル化
防止剤、紫外線吸収剤等を添加することもできる。
本発明はかかる実施例により何等限定されるものではな
い。なお、実施例中の%はすべて重量%を示すものとす
る。 各種樹脂の分子量;ゲルパーミィテーションクロマト
グラフィを用いて、ポリスチレン標品検量線より求め
た。
測定条件で行った。
(セイコー電子工業(株)製) SSC 5000DS
C 200 測定条件 :−40〜120℃昇温(5℃/分) 水酸基価;JIS K−0070に準じて測定した。 光沢・屈曲性・密着性(Al):JIS K−540
0に準じて測定した。 塗膜硬度;ISO−1522に準じて測定した。 耐候性;ASTM G−53に準処して求めた。 赤外線吸収スペクトル(IRスペクトル);日本分光
(株)製 FT−IR−5M型を使用して測定した。
ぜ機付きオートクレーブ内を窒素ガスで3回置換した。
次いで、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル49g、
シクロヘキシルイソシアナート25g、キシレン74g
を仕込み80℃にて6時間反応させた。その後、4−メ
タクリロイルオキシ−1,2,2,6,6,−ペンタメ
チルピペリジン1.3g、イソブチルビニルエーテル5
7g、クロロトリフルオロエチレン117g、キシレン
175g及び開始剤としてオクタノイルパーオキサイド
2.8gを仕込み、73℃にて8時間重合を行った。重
合終了後、未反応のクロロトリフルオロエチレンを除去
し、オートクレーブを開放して生成した共重合体溶液を
取り出した。生成した共重合体溶液をn−ヘキサンで再
沈し乾燥を行った。共重合体の収量は238gであっ
た。
00であり、フッ素含量は22.9%、水酸基価は51
mgKOH/g、ガラス転移温度は28℃であった。得
られた含フッ素樹脂のIRスペクトルを図1に示す。
ぜ機付きオートクレーブ内を窒素ガスで3回置換した。
次いで、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル65g、
シクロヘキシルイソシアナート38g、キシレン103
gを仕込み80℃にて6時間反応させた。その後、4−
メタクリロイルオキシ−2,2,6,6,−テトラメチ
ルピペリジン2.5g、イソブチルビニルエーテル43
g、クロロトリフルオロエチレン117g、キシレン1
63g及び開始剤としてオクタノイルパーオキサイド
2.8gを仕込み、73℃にて8時間重合を行った。重
合終了後、未反応のクロロトリフルオロエチレンを除去
し、オートクレーブを開放して生成した共重合体溶液を
取り出した。この共重合体溶液を、n−ヘキサンで再沈
し乾燥を行った。共重合体の収量は252gであった。
00であり、フッ素含量は21.4%、水酸基価は60
mgKOH/g、ガラス転移温度は32℃であった。
ぜ機付きオートクレーブ内を窒素ガスで3回置換した。
次いで、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル49g、
シクロヘキシルイソシアナート25g、4−アリルオキ
シ−1,2,2,6,6,−ペンタメチルピペリジン
2.5g、イソブチルビニルエーテル57g、キシレン
249gを仕込み80℃にて6時間反応させた。その
後、クロロトリフルオロエチレン117g及び開始剤と
してオクタノイルパーオキサイド2.8gを仕込み、7
3℃にて8時間重合を行った。重合終了後、未反応のク
ロロトリフルオロエチレンを除去し、オートクレーブを
開放して生成した共重合体溶液を取り出した。この共重
合体溶液をn−ヘキサンで再沈し乾燥を行った。共重合
体の収量は231gであった。
00であり、フッ素含量は22.9%、水酸基価は52
mgKOH/g、ガラス転移温度は27℃であった。
5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアナート(I
PDI)と、7.4gのイソブチルアルコールとを10
0℃にて3時間反応させたのち、薄膜蒸発缶を用いて余
剰のIPDIを除去精製し、純度93%のIPDIのイ
ソブチルアルコールによるハーフブロック体を得た。
機付きオートクレーブ内を窒素ガスで3回置換した。そ
こに4−ヒドロキシブチルビニルエーテル54g、上記
ハーフブロック体59g、ビニル−9−アザ−3−エチ
ル−8,8,9,10,10−ペンタメチル−1,5−
ジオキサスピロ[5,5]−3−ウンデシルメチルエー
テル6g、イソブチルビニルエーテル52g、キシレン
288gを仕込み80℃にて6時間反応させた。その
後、クロロトリフルオロエチレン117g及び開始剤と
してオクタノイルパーオキサイド2.8gを仕込み、7
3℃にて8時間重合を行った。重合終了後、未反応のク
ロロトリフルオロエチレンを除去し、オートクレーブを
開放して生成した共重合体溶液を取り出した。得られた
含フッ素共重合体は、n−ヘキサンで再沈し乾燥を行っ
た。共重合体の収量は276gであった。
00であり、フッ素含量は19.8%、水酸基価は51
mgKOH/g、ガラス転移温度は33℃であった。
ぜ機付きオートクレーブ内を窒素ガスで3回置換した。
次いで、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル49g、
シクロヘキシルイソシアナート25g、キシレン74g
を仕込み80℃にて6時間反応させた。その後、4−メ
タクリロイルオキシ−1,2,2,6,6,−ペンタメ
チルピペリジン3g、2−パーフルオロオクチルエチル
メタクリレート9g、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート9g、イソボルニルメタクリレート24g、イソブ
チルビニルエーテル58g、クロロトリフルオロエチレ
ン117g、キシレン220g及び開始剤としてt−ブ
チルパーオキシピバレート4.6gを仕込み、67℃に
て8時間重合を行った。重合終了後、未反応のクロロト
リフルオロエチレンを除去し、オートクレーブを開放し
て生成した共重合体溶液を取り出した。この共重合体溶
液を、n−ヘキサンで再沈し乾燥を行った。共重合体の
収量は282gであった。 得られた共重合体の数平均
分子量は10,900であり、フッ素含量は21.3
%、水酸基価は55mgKOH/g、ガラス転移温度は
40℃であった。
ぜ機付きオートクレーブ内を窒素ガスで3回置換した。
次いで、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル74g、
4−メタクリロイルオキシ−1,2,2,6,6,−ペ
ンタメチルピペリジン2.0g、イソブチルビニルエー
テル86g、クロロトリフルオロエチレン176g、キ
シレン336g及び開始剤としてオクタノイルパーオキ
サイド4.2gを仕込み、73℃にて8時間重合を行っ
た。重合終了後、未反応のクロロトリフルオロエチレン
を除去し、オートクレーブを開放して生成した共重合体
溶液を取り出した。この共重合体溶液をn−ヘキサンで
再沈し乾燥を行った。共重合体の収量は317gであっ
た。
00であり、フッ素含量は25.4%、水酸基価は10
5mgKOH/g、ガラス転移温度は21℃であった。
これを共重合体Aとする。共重合体A100gを111
gのキシレンに溶解したものと、11gのシクロヘキシ
ルイソシアナートとを、ジブチル錫ジラウレート20p
pm(対固形分)を触媒として添加し、赤外線吸収スペ
クトル(IR)にてNCO基の消滅を確認するまで、8
0℃で4時間反応した。得られた含フッ素樹脂溶液は、
固形分50%、数平均分子量9,300、樹脂分水酸基
価51mgKOH/gであった。
126gのキシレンに溶解したものと、26gの実施例
4で得られたIPDIのイソブチルアルコールによるハ
ーフブロック体とを、ジブチル錫ジラウレート20pp
m(対固形分)を触媒として添加し、赤外線吸収スペク
トル(IR)にてNCO基の消滅を確認するまで、80
℃で4時間反応した。
%、数平均分子量10,600、樹脂分水酸基価43m
gKOH/gであった。
ッ素樹脂をキシレンで固形分50%に調整したもの、あ
るいは実施例6,7で得られた含フッ素樹脂溶液(固形
分50%)を各々主剤とし、硬化剤として「デュラネー
トTPA」(旭化成工業(株)製)をNCO/OH=1
/1となるよううに、各々に配合した後、キシレンをシ
ンナーとしてフォードカップ♯4で15秒に調整し塗装
をおこなった。得られた塗膜を120℃にて1時間焼付
け後、塗膜物性(塗膜外観、塗膜光沢、塗膜硬度、屈曲
性、密着性(Al)、耐光性)の評価を行った。
ッ素樹脂をキシレンで固形分50%に調整したもの、あ
るいは実施例6,7で得られた含フッ素樹脂溶液(固形
分50%)を、各々ガラス瓶にいれて密栓したのち、5
0℃に30日間保ち粘度変化を追跡し、貯蔵安定性の評
価を行った。それぞれの結果を表1に示す。
ぜ機付きオートクレーブに7.7gの炭酸カリウムを仕
込み、オートクレーブ内を窒素ガスで3回置換した。次
いで、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル23g、イ
ソブチルビニルエーテル80g、クロロトリフルオロエ
チレン117gキシレン220g及び開始剤としてオク
タノイルパーオキサイド2.8gを仕込み、73℃にて
8時間重合を行った。重合終了後、未反応のクロロトリ
フルオロエチレンを除去し、オートクレーブを開放して
生成した共重合体溶液を取り出した。この共重合体溶液
から炭酸カリウムを濾過除去したのち、n−ヘキサンで
再沈し乾燥を行った。共重合体の収量は212gであっ
た。
00であり、フッ素含量は25.9%、水酸基価は46
mgKOH/g、ガラス転移温度は21℃であった。
ぜ機付きオートクレーブに7.7gの炭酸カリウムを仕
込み、オートクレーブ内を窒素ガスで3回置換した。次
いで、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル49g、シ
クロヘキシルイソシアナート25g、キシレン74gを
仕込み80℃にて6時間反応させた。その後イソブチル
ビニルエーテル57g、クロロトリフルオロエチレン1
17gキシレン174g及び開始剤としてオクタノイル
パーオキサイド2.8gを仕込み、73℃にて8時間重
合を行った。重合終了後、未反応のクロロトリフルオロ
エチレンを除去し、オートクレーブを開放して生成した
共重合体溶液を取り出した。この共重合体溶液から炭酸
カリウムを濾過除去したのち、n−ヘキサンで再沈し乾
燥を行った。共重合体の収量は238gであった。
00であり、フッ素含量は22.9%、水酸基価は45
mgKOH/g、ガラス転移温度は28℃であった。
に溶解したものと、11gのn−ヘキシルイソシアナー
トとを、ジブチル錫ジラウレート20ppm(対固形
分)を触媒として添加し、赤外線吸収スペクトル(I
R)にてNCO基の消滅を確認するまで、80℃で1時
間反応した。
%、数平均分子量8,800、樹脂分水酸基価51mg
KOH/gであった。
素樹脂をキシレンで固形分50%に調整したもの、比較
例3で得られた含フッ素樹脂溶液、及び共重合体Aを各
々主剤とし、硬化剤として「デュラネートTPA」(旭
化成工業(株)製)をNCO/OH=1/1となるよう
に、各々に配合した後、キシレンをシンナーとしてフォ
ードカップ♯4で15秒に調整し塗装を行った。得られ
た塗膜を120℃にて1時間焼付け後、塗膜物性(塗膜
外観、塗膜光沢、塗膜硬度、屈曲性、密着性(Al)、
耐侯性)の評価を行った。
ッ素樹脂をキシレンで固形分50%に調整したもの、比
較例3で得られた含フッ素樹脂溶液、及び共重合体A
を、各々ガラス瓶にいれて密栓したのち、50℃に30
日間保ち粘度変化を追跡し、貯蔵安定性の評価を行っ
た。それぞれの結果を表1に示す。
明によると貯蔵安定性が良好である上、有機溶剤に可溶
で、かつ硬化剤との相溶性に優れ常温で硬化が可能な含
フッ素樹脂を容易に与えることができる。また、該含フ
ッ素樹脂を主成分とする本発明のフッ素系塗料は、光沢
があり、かつ硬質で耐候性に優れた塗膜を温和な条件で
与えることができ、例えばカラー剛板、カラーアルミニ
ウム板、アルミニウムサッシ用の焼付け塗料として、あ
るいは現場施工可能な常乾型塗料として有用である。
はじめ、ガラス、コンクリート等の無機材料、FRP、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のプ
ラスチックや木材等の有機材料の塗装に好適に用いられ
る。また、該フッ素系塗料は自動車のトップコート、外
装用色ガラス、セメント瓦等の特定の用途においても有
用である。
スペクトルである。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記構成成分からなる含フッ素樹脂。 (A)式 【化1】 で表される単位 0.01〜20モル% (B)式 【化2】 で表される単位 20〜80モル% (C)式 【化3】 で表される単位 3〜80モル%
- 【請求項2】 請求項1に記載された含フッ素樹脂を主
成分とする塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14608991A JP3215122B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 含フッ素樹脂及びこれを主成分とする塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14608991A JP3215122B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 含フッ素樹脂及びこれを主成分とする塗料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532726A JPH0532726A (ja) | 1993-02-09 |
JP3215122B2 true JP3215122B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=15399888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14608991A Expired - Lifetime JP3215122B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 含フッ素樹脂及びこれを主成分とする塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3215122B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014054545A1 (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-10 | 旭硝子株式会社 | 含フッ素共重合体溶液の製造方法及び塗料組成物 |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP14608991A patent/JP3215122B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0532726A (ja) | 1993-02-09 |
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