JP3214742U - 筆記シート - Google Patents

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Abstract

【課題】ホワイトボードとしての機能をもち、安全で携帯性が良好な筆記シートを提供する。【解決手段】第1シート部5と、第2シート部6と、磁石部3を備え、第1シート部5と第2シート部6は、厚み方向に対向し、一部が接着されており、第1シート部5と第2シート部6の間には、紙状物100の一部又は全部を収納可能な第1収納部が形成されており、第1シート部5は、JIS B 0601に準ずる表面の算術平均粗さが10μm以下であり、第1収納部に紙状物100を収納した状態で、第1シート部5を透過して紙状物100を視認可能である構成とする。【選択図】図2

Description

本考案は、筆記シートに関する。本考案は、特にアクティブ・ラーニング形式の授業に好適に使用できる筆記シートに関する。
近年、指導要領の改訂に伴い、小学校や中学校等の教育現場において、学生が能動的に授業に参加するアクティブ・ラーニング形式の授業が推奨されており、このアクティブ・ラーニング形式の授業を行うことにより、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成が期待されている。
アクティブ・ラーニング形式の授業には、例えば、グループディスカッションがある。
このグループディスカッションでは、複数の生徒でグループを作り、ある一定の題目に対してグループ単位で議論し、各グループで議論をした結果をホワイトボードや紙等に記載してそれぞれ発表する(例えば、特許文献1)。そして、教師がその議論をした結果に対して論評を行う。
特開2017−055783号公報
しかしながら、特許文献1に記載のボード装置は、移動式のホワイトボードとして機能するものであるものの比較的大型であるので、主に教室内での移動に限られ、ボード装置を設置した教室でしか、アクティブ・ラーニング形式の講義を行うことができない。そのため、アクティブ・ラーニング形式の講義を実施できる教室は限られていた。また、特許文献1に記載のボード装置は、小学生や中学生等の子供が使用するには大きく、不意な接触によりボード装置の転倒等の危険が伴い、安全性に問題があった。
そこで、本考案は、ホワイトボードとしての機能をもち、安全で携帯性が良好な筆記シートを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本考案者は、請求項1に記載の考案は、第1シート部と、第2シート部と、磁石部を備え、前記第1シート部と前記第2シート部は、厚み方向に対向し、一部が接着されており、前記第1シート部と前記第2シート部の間には、紙状物の一部又は全部を収納可能な第1収納部が形成されており、前記第1シート部は、JIS B 0601に準ずる表面の算術平均粗さが10μm以下であり、前記第1収納部に前記紙状物を収納した状態で、前記第1シート部を透過して前記紙状物を視認可能であることを特徴とする筆記シートである。
本考案の構成によれば、第1シート部は、表面の算術平均粗さが10μm以下で平滑であるので、ホワイトボードマーカーで第1シート部に筆記でき、イレーザーでホワイトボードマーカーによる第1シート部の筆記痕を消去することができる。そのため、ホワイトボードとして使用できる。
本考案の構成によれば、シートであるため、通常のホワイトボードのように不意な接触により転倒等が起こりにくく、安全性が高い。
本考案の構成によれば、紙状物を第1収納部に収納した状態で第1シート部を透過して紙状物を視認可能であるため、例えば、グループディスカッション等の場合、議論した結果を紙状物に筆記し、紙状物を第1収納部に収納して黒板等の強磁性体に取り付けることにより、各グループに見えやすい位置で発表できる。また、紙状物を第1収納部に収納された状態の第1シート部にホワイトボードマーカーで筆記することにより、発表に対する論評も紙状物を汚すことなく行うことができる。
請求項2に記載の考案は、前記第1シート部は、面の広がり方向において、中間部に折り曲げ可能な折り曲げ部を備え、当該折り曲げ部が前記第2シート部からずれた位置にあることを特徴とする請求項1に記載の筆記シートである。
ここでいう「中間部」とは、端部以外の部位をいい、所定の方向における端部間の部分をいう。
本考案の構成によれば、第1シート部に折り曲げ部があり、第2シート部が折り曲げ部からずれた位置にあるため、折り曲げ部で折り曲げる際に第2シート部が立体障害となりにくく、折り曲げやすい。また、本考案の構成によれば、シートであって折り曲げ部で折り曲げることができるので、コンパクト化が可能であり、携帯性が良好である。そのため、持ち運びや机、ロッカー、ランドセル等の収納具に収納することも可能である。
請求項3に記載の考案は、前記磁石部は、前記第1シート部の縁から3cm以内の範囲に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記シートである。
本考案の構成によれば、第1シート部の縁から3cm以内の範囲に磁石部が設けられており、磁力により黒板や白板等の強磁性体に対して着脱可能であるため、アクティブ・ラーニング形式の授業で発表を行う際に、黒板等の強磁性体に取り付けることで筆記シートを見えやすくできる。また、磁石部が第1シート部の縁から3cm以内の範囲にあるため、第1シート部への筆記及び発表等の際に磁石部が邪魔になりにくい。
請求項4に記載の考案は、前記磁石部は、前記第1シート部と前記第2シート部の少なくとも一方のシート部に設けられており、前記磁石部は、前記第1シート部の縁に沿って延びていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の筆記シートである。
本考案の構成によれば、黒板等の強磁性体に貼り付けたときに黒板等の強磁性体から縁が剥がれにくい。
請求項5に記載の考案は、少なくとも2つの磁石部を有し、前記第1シート部は、一辺と、当該一辺に対向する対辺を有し、前記2つの磁石部のうち一方の磁石部は、前記一辺に沿って延びており、他方の磁石部は、前記対辺に沿って延びていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の筆記シートである。
本考案の構成によれば、第1シート部を広げた状態で黒板等の強磁性体に貼り付けることができる。また、本考案の構成によれば、第1シート部を広げた状態で黒板等の強磁性体に貼り付けたときに、黒板等の強磁性体から剥がれにくい。
請求項6に記載の考案は、前記第1シート部は、面の広がり方向において、中間部に折り曲げ可能な折り曲げ部を備え、前記2つの磁石部は、前記第1シート部を前記折り曲げ部で折り曲げたときに、厚み方向に重ならないことを特徴とする請求項5に記載の筆記シートである。
本考案の構成によれば、筆記シートを運ぶときにさらに嵩張らず、机やロッカー、ランドセルなどの収納具に収納しやすい。
請求項7に記載の考案は、前記筆記シートの材質が透明樹脂である請求項1乃至6のいずれかに記載の筆記シートである。
ここでいう「透明」とは、無色透明だけではなく、有色透明も含む。また、半透明も含む。
本考案の構成によれば、使用者が第1シート部を透過して紙状物を視認しやすい。
請求項8に記載の考案は、前記第1シート部の面積は、前記第2シート部の2倍以上の面積であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の筆記シートである。
本考案の構成によれば、第1シート部の中央付近に折り曲げ部を設けることができ、よりコンパクト化が可能である。
請求項9に記載の考案は、前記第1シート部は、面の広がり方向において、中間部に折り曲げ可能な折り曲げ部を備え、前記第1シート部と厚み方向に対向し一部が接着された第3シート部を有し、前記第1シート部と前記第3シート部の間には、紙状物の一部を収納可能な第2収納部が形成されており、前記第1シート部を広げた状態において、紙状物を前記第1収納部と前記第2収納部に跨って収納可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の筆記シートである。
本考案の構成によれば、第1シート部と同程度の大きな紙状物を広げた状態で収納でき、黒板等の強磁性体に貼り付けたときに、各グループから見えやすくできる。
請求項10に記載の考案は、前記第1シート部と前記第2シート部と前記第3シート部は、一枚のシートが折り曲げられて構成されており、前記第1シート部は、一辺と、当該一辺に対向する対辺を有し、前記第2シート部は、前記一辺で折り返されて前記第1シート部と厚み方向に対向しており、前記第3シート部は、前記対辺で折り返されて前記第1シート部と厚み方向に対向していることを特徴とする請求項9に記載の筆記シートである。
本考案の構成によれば、一枚のシートで構成されているため、製造しやすい。また、紙状物を収納したときに紙状物の両側が折り返し部分で囲まれるため、紙状物が外れにくい。
請求項11に記載の考案は、前記折り曲げ部は、前記第1シート部を広げた状態において、前記第1収納部と前記第2収納部の間に位置することを特徴とする請求項9又は10に記載の筆記シートである。
本考案の構成によれば、第1収納部と第2収納部が折り曲げ部で折り曲げる際の立体障害になりにくい。
請求項12に記載の考案は、前記第1収納部は、前記紙状物の一部又は全部を抜き差し可能であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の筆記シートである。
本考案の構成によれば、記載内容などが異なる複数種類の紙状物を第1収納部に抜き差しできる。
請求項13に記載の考案は、第1シート部と、第2シート部と、第3シート部と、少なくとも2つの磁石部を備え、前記第1シート部は、一辺と、当該一辺に対向する対辺を有するものであって、JIS B 0601に準ずる表面の算術平均粗さが10μm以下であり、前記第1シート部は、帯状であって、長手方向の中間部に折り曲げ可能な折り曲げ部を備えており、前記第2シート部は、前記一辺で折り返されて前記第1シート部と厚み方向に対向し、一部が接着されており、前記第2シート部は、前記第1シート部との間に紙状物の一部を収納可能な第1収納部が形成されており、前記第3シート部は、前記対辺で折り返されて前記第1シート部と厚み方向に対向し、一部が接着されており、前記第3シート部は、前記第1シート部との間に前記紙状物の他の一部を収納可能な第2収納部が形成されており、前記磁石部は、前記第1シート部の縁から3cm以内の範囲に設けられており、前記折り曲げ部は、前記第1シート部を広げた状態において、前記第1収納部と前記第2収納部の間に位置しており、前記紙状物を前記第1収納部及び第2収納部に跨って収納した状態で、前記第1シート部を透過して前記紙状物を視認可能であることを特徴とする筆記シートである。
本考案の構成によれば、ホワイトボードとしての機能をもち、安全で携帯性が良好である。
本考案の構成によれば、ホワイトボードとしての機能をもち、安全で携帯性が良好である。
本考案の第1実施形態の筆記シートの使用状況を示す概念図である。 図1の筆記シートを広げた状態を示す背面図である。 図1の筆記シートを背面側からみた斜視図である。 図1の筆記シートを折り曲げた状態の側面図である。 図1の筆記シートの展開図である。 図1の筆記シートに紙状物を入れる際の状況を示す背面図である。 図1の筆記シートを用いてホワイトボードマーカーで筆記している状況を示す説明図である。 図13の筆記シートを広げて紙状物を収納した状態の背面図であり、2枚の紙状物をそれぞれの収納部に収納した状態を表す。 図13の筆記シートを広げて横姿勢で強磁性体に取り付けた状態を示す正面図である。 図13の筆記シートを折り曲げ部で逆向きに折り曲げた状態を示す斜視図である。 本考案の他の実施形態の筆記シートを折り曲げ部で折り曲げた状態を示す斜視図であり、(a)は巻き三つ折りをした状態を表し、(b)は外三つ折りをした状態を表し、(c)は巻き四つ折りをした状態を表し、(d)は外四つ折りをした状態を表す。 本考案の他の実施形態の筆記シートを広げた状態を示す背面図であり、(a)は磁石部が波状に延びている場合を表し、(b)は磁石部がジグザグ状に延びている場合を表し、(c)は磁石部がオーバル状である場合を表す。 本考案の他の実施形態の筆記シートを広げた状態を示す背面図であり、(a)は磁石部が間欠的に延びている場合を表し、(b)は横方向に延びた磁石部を備える場合を表し、(c)は磁石部が「L」字状の場合を表す。
以下に、本考案の第1実施形態について説明する。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、上下左右の位置関係は、通常の設置位置を基準とする。
本考案の第1実施形態の筆記シート1は、図1,図2のように、シート本体2と、磁石部3(3a,3b)で構成されており、黒板や白板等の強磁性体101に対して着脱可能であるものである。また、筆記シート1は、図7のようにシート本体2に対してホワイトボードマーカー102で筆記でき、さら筆記痕103をイレーザーで消すことが可能となっている。さらに筆記シート1は、シート本体2内に模様や文字等が施された紙状物100を収納可能となっており、シート本体2を透過して視認可能となっている。そのため、本実施形態の筆記シート1は、紙状物100を収納し、黒板等の強磁性体101に取り付けた状態で、ホワイトボードマーカー102で紙状物100の模様や文字等に対して追記可能となっている。
以下、このことを踏まえながら、筆記シート1の各構成について説明する。
シート本体2は、図5のように、帯状の延びる一枚の透明樹脂シートを折り曲げ加工して形成されたものであり、本実施形態では、ポリプロピレン製の透明樹脂シートを折り曲げ加工して形成されたものである。
ここでいう「透明」には、紙状物100が透けて見える程度の透明度を持つものをいい、半透明や有色透明も含む。
シート本体2は、JIS B 0601に準ずる表面の算術平均粗さが0μm超過10μm以下であり、8μm以下であることが好ましく、5μm以下であることがより好ましい。
この範囲であれば、シート本体2に対してホワイトボードマーカー102で筆記でき、かつ、イレーザーでホワイトボードマーカー102による筆記痕103を消去可能となっている。
シート本体2は、図3のように、第1シート部5と、第2シート部6と、第3シート部7を備えている。
第1シート部5は、図2のように、横長長方形状であり、横辺15,16と縦辺17,18をもっている。第1シート部5は、横方向X(長手方向)の中央部に折り曲げ可能な折り曲げ部10を備えている。
第1シート部5は、横辺15の長さが200mm以上1200mm以下であることが好ましく、250mm以上430mm以下であることがより好ましい。第1シート部5は、縦辺17の長さが140mm以上850mm以下であることが好ましく、180mm以上430mm以下であることがより好ましい。本実施形態では、A3の紙状物100と同程度かA3の紙状物100よりもやや大きい。
折り曲げ部10は、縦方向Y(短手方向)に延びた折り目であり、第1シート部5を表側領域11と裏側領域12の二つの領域に分ける部位である。
表側領域11は、第1シート部5を折り曲げ部10で折り曲げたときに、表側に位置する領域であり、裏側領域12は、裏側に位置する領域である。
第1シート部5の一方の横辺16(横方向Xに延びる辺)近傍には、シート部6,7と接続する接続部20,21が形成されている。
接続部20は、表側領域11において、横辺16に沿って直線状に延び、第1シート部5と第2シート部6を接着する部位であり、第1シート部5と第2シート部6の一部が融着されて形成されている。
接続部21は、裏側領域12において、横辺16に沿って直線状に延び、第1シート部5と第3シート部7を接着する部位であり、第1シート部5と第3シート部7の一部が融着されて形成されている。
第1シート部5は、図3のように、縦辺17,18(縦方向Yに延びる辺)がシート部6,7との折り返し部分に位置し、折り返し線として機能する。すなわち、第1シート部5は、縦辺17,18でシート部6,7と連続している。
第1シート部5の面積は、第2シート部6の2倍以上の面積であることが好ましい。
同様に、第1シート部5の面積は、第3シート部7の2倍以上の面積であることが好ましい。
第2シート部6は、図3のように、第1シート部5の縦辺17(一辺)での折り返し部分である。また、一つの角部が円弧状に丸まった長方形状であってもよい。
第3シート部7は、第1シート部5の縦辺17と対向する縦辺18(対辺)での折り返し部分である。また、一つの角部が円弧状に丸まった長方形状であってもよい。
磁石部3a,3bは、図2のように幅をもち縦方向Yに延びたシート状の磁石である。
磁石部3a,3bの長さは、それぞれ第1シート部5の縦辺17の長さの1/2以下の長さであることが好ましく、磁石部3a,3bの長さの合計は、第1シート部5の縦辺17の長さよりも短いことが好ましい。
磁石部3a,3bの幅は、0.5cm以上であることが好ましく、3cm以下であることが好ましい。
この範囲であれば、磁石部3a,3bに十分な面積を確保でき、黒板等の強磁性体に貼り付けたときに黒板等の強磁性体からより剥がれにくくできる。
続いて、本実施形態の筆記シート1の各部位の位置関係について説明する。
第1シート部5の表側領域11と第2シート部6は、図3のように、間隔を空けて対向しており、第1シート部5の表側領域11と第2シート部6の間に第1収納部30が形成されている。
第1収納部30は、紙状物100の一部を収納可能な部位であって、図3のように縦姿勢としたときに、外側(縦辺17側)及び底部が閉塞され、内側(折り曲げ部10側)及び頂部側が開放された空間である。本実施形態の第1収納部30は、紙状物100を抜き差し可能となっている。
第1収納部30の開口を構成する第2シート部6の縁の一部に切り欠き部を設けてもよい。こうすることによって、第2シート部6をめくりやすくなり、第1収納部30を広げやすい。
第1シート部5の裏側領域12と第3シート部7は、間隔を空けて対向しており、第1シート部5の裏側領域12と第3シート部7の間に第2収納部31が形成されている。
第2収納部31は、紙状物100の一部を収納可能な部位であって、縦姿勢としたときに、外側(縦辺18側)及び底部が閉塞され、内側(折り曲げ部10側)及び頂部側が開放された空間である。本実施形態の第2収納部31は、紙状物100を抜き差し可能となっている。
第2収納部31の開口を構成する第3シート部7の縁の一部に切り欠き部を設けてもよい。こうすることによって、第3シート部7をめくりやすくなり、第2収納部31を広げやすい。
磁石部3aは、第2シート部6に取り付けられ、縦辺17(一辺)に沿って直線状に延びており、磁石部3bは、第3シート部7に取り付けられ、縦辺18(対辺)に沿って直線状に延びている。磁石部3aは、縦姿勢において底部側に位置しており、磁石部3bは、縦姿勢において頂部側に位置している。磁石部3a,3bは、第1シート部5の縁を構成する縦辺17,18から3cm以内の範囲に設けられている。
第2シート部6と第3シート部7は、第1シート部5を折り曲げ部10で折り曲げた状態において、厚み方向に対向している。すなわち、筆記シート1は、第1シート部5を折り曲げ部10で折り曲げた状態において、厚み方向に第1シート部5の表側領域11、第2シート部6、第3シート部7、及び第1シート部5の裏側領域12の順に重なっている。
磁石部3aは、第1シート部5を折り曲げ部10で折り曲げた状態において、図4のように、磁石部3bと厚み方向に重なっておらず、磁石部3bに対して縦方向Yにずれている。また、磁石部3aと磁石部3bとの間には、空間が形成されており、磁石部3aと磁石部3bは直接接触していない。
続いて、筆記シート1を使用して授業を行う場合の一例について説明する。ここでは、グループディスカッションを行う場合について説明するが、これに限定されるものではない。
まず、教師が生徒を複数グループに分け、各グループに対して課題を出し、各グループは、議論した結論を紙状物100に筆記する。
そして、教師又は生徒は、折り曲げ部10で折り曲げられた状態の筆記シート1をシート状に広げ、必要に応じて図6のように、議論した結論が書かれた紙状物100を第1収納部30及び第2収納部31に跨って収納する。
このとき、紙状物100は、折り曲げ部10を超えて延びており、一部が第1収納部30に収納され、他の一部が第2収納部31に収納される。
またこのとき、磁石部3a,3bは、紙状物100の横方向Xの外側に位置することが好ましい。
教師又は生徒は、広げられた状態の筆記シート1を磁石部3a,3bによって黒板等の強磁性体101に貼り付ける。
このとき、磁石部3a,3bは、筆記シート1の角部付近に位置し、筆記シート1が広がった状態で維持される。また、紙状物100の模様や文字等が第1シート部5を透過して視認可能な状態となっている。
そして、授業の内容に応じて必要があれば、図7のように第1シート部5にホワイトボードマーカー102によって各グループが出した結論に対して論評等を筆記する。
本考案の筆記シート1によれば、第1シート部5は、表面の算術平均粗さが10μm以下で平滑であるので、ホワイトボードマーカー102で第1シート部5に自由に筆記でき、イレーザーでホワイトボードマーカー102による第1シート部5の筆記痕103を消去することができる。そのため、ホワイトボードとして使用できる。
本考案の筆記シート1によれば、樹脂製のシートであるため、薄く軽量であり、通常のホワイトボードのように接触により転倒等が起こりにくく、安全性が高い。
本考案の筆記シート1によれば、第1シート部5の折り曲げ部10が第2シート部6からずれた位置にあるため、折り曲げ部10での折り曲げる際に、第2シート部6が立体障害となりにくく、折り曲げやすい。
本考案の筆記シート1によれば、薄く、折り曲げ部10で折り曲げて折り畳みが可能であるので、軽量かつコンパクト化が可能である。そのため、嵩張らず、携帯性が良好であり、持ち運びが容易である。それ故に、例えば、学校等の教育現場の場合、特定の教室内での使用に限られず、教室を問わずに使用できる。さらに、全体として嵩張らないので、授業終了後も、机、ロッカー、ランドセルなどの収納具にも容易に収納可能であり、各生徒や教師の個人持ちも可能である。
本考案の筆記シート1によれば、第1シート部5の縁たる縦辺17から3cm以内の範囲に磁石部3が設けられており、磁力により黒板等の強磁性体101に対して着脱可能であるため、アクティブ・ラーニング形式の授業で発表を行う際に、黒板等の強磁性体101に取り付けることで筆記シート1を見えやすくできる。また、発表等の際に磁石部3が邪魔になりにくい。
本考案の筆記シート1によれば、紙状物100を収納部30,31に抜き差し可能であるため、内容が異なる複数種類の資料等の紙状物100を入れ替えて使用することができる。
本考案の筆記シート1によれば、紙状物100を収納部30,31に収納した状態で第1シート部5を透過して紙状物100を視認可能であるため、例えば、グループディスカッション等の場合、議論した結果を紙状物100に筆記し、紙状物100を第1収納部30に収納して黒板等の強磁性体101に取り付けることにより、各グループに見えやすい位置で発表できる。また、紙状物100を収納部30,31に収納された状態の第1シート部5にホワイトボードマーカー102で筆記することにより、発表に対する論評も紙状物100を汚すことなく行うことができる。もちろん、紙状物100が白紙又は方眼や罫線のみの用紙であれば、通常のホワイトボードと同様に使用することができる。このように、アクティブ・ラーニング形式の授業で複数の生徒によるグループディスカッションでその結果を紙状物100に記述し、発表時には黒板や既存のホワイトボードに附帯のマグネットたる磁石部3で貼り付け、更に発表に対するコメント等を発表資料たる紙状物100自体に影響なく追記することが可能となる。
上記した実施形態では、第1シート部5を広げた状態で紙状物100を収納部30,31に収納した場合に、磁石部3は、正面視したときに、紙状物100の外側に位置していたが、本考案はこれに限定されるものではない。磁石部3は、正面視したときに、紙状物100と重なる位置に配されていてもよい。
上記した実施形態では、紙状物100を第1収納部30と第2収納部31に跨って配する場合について説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。図8のように2枚の紙状物100を第1収納部30と第2収納部31のそれぞれに配してもよい。この場合、第1収納部30と第2収納部31は、2枚の紙状物100の全部を収納してもよいし、一部だけ収納してもよい。
上記した実施形態では、折り曲げ部10で折り曲げる際に第2シート部6と第3シート部7が直接対面するように折り曲げていたが、本考案はこれに限定されるものではない。図10のように第1シート部5の表側領域11と裏側領域12が直接対面するように折り曲げてもよい。すなわち、第2シート部6と第3シート部7が厚み方向の外側を向くように折り曲げてもよい。
上記した実施形態では、縦辺17が上下方向に延びる縦姿勢で黒板等の強磁性体101に取り付けた場合について説明したが、筆記シート1の黒板等の強磁性体101への取付姿勢はこれに限定されるものではない。図9のように横辺15が上下方向に延びる横姿勢で黒板等の強磁性体101に取り付けてもよいし、斜めに取り付けてもよい。
上記した実施形態では、筆記シート1が2つ折りの場合について説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。筆記シート1は、図11(a)のような巻き三つ折りや図11(b)のような外三つ折り等の三つ折りであってもよいし、図11(c)のような巻き四つ折りや図11(d)のような外四つ折り等の四つ折りであってもよい。すなわち、複数箇所で折り曲げ部10をもっていてもよい。この場合、各折り曲げ部10は、横方向Xの中間部に位置することが好ましい。
上記した実施形態では、第1シート部5を広げた際の外郭形状は長方形状であったが、第1シート部5を広げた際の外郭形状はこれに限定されるものではない。第1シート部5を広げた際の外郭形状は円形状であってもよいし、多角形状であってもよいし、楕円状であってもよいし、オーバル状であってもよいし、星状やハート状などの柄状であってもよい。
上記した実施形態では、2つの磁石部3を備えていたが、本考案はこれに限定されるものではない。1つの磁石部3を備えていてもよいし、3つ以上の磁石部3を備えていてもよい。
また、上記した実施形態では、縦方向に帯状に延びた磁石部3を備えていたが、本考案はこれに限定されるものではない。磁石部3は、図12(a)のように縦方向に波状に延びていてもよいし、図12(b)のように縦方向にジグザグ状に延びていてもよい。また、磁石部3は、円形状であってもよいし、多角形状であってもよいし、楕円状であってもよいし、図12(c)のようなオーバル状であってもよいし、星状であってもよい。
磁石部3は、連続して延びている必要はなく、図13(a)のように間欠的に延びていてもよい。また、磁石部3は、図13(b)のように横方向に延びていてもよい。
磁石部3は、横辺15,16や縦辺17,18に沿って図13(c)のような「L」字状や「コ」字状、「ロ」字状に延びていてもよい。
また、磁石部3は、横辺15,16の全域や縦辺17,18の全域に沿って延びていてもよい。
上記した実施形態では、磁石部3を第2シート部6と第3シート部7に設けていたが、本考案はこれに限定されるものではない。磁石部3を第1シート部5に設けてもよい。
上記した実施形態では、収納部30,31に対して紙状物100を抜き差し可能であったが、本考案はこれに限定されるものではない。収納部30,31に対して紙状物100を収納した後にカシメや接着剤等によって紙状物100を収納部30,31から取り出し不能としてもよい。
1 筆記シート
3,3a,3b 磁石部
5 第1シート部
6 第2シート部
7 第3シート部
10 折り曲げ部
17 縦辺(一辺)
18 縦辺(対辺)
20,21 接続部
30 第1収納部
31 第2収納部
100 紙状物
101 強磁性体

Claims (13)

  1. 第1シート部と、第2シート部と、磁石部を備え、
    前記第1シート部と前記第2シート部は、厚み方向に対向し、一部が接着されており、
    前記第1シート部と前記第2シート部の間には、紙状物の一部又は全部を収納可能な第1収納部が形成されており、
    前記第1シート部は、JIS B 0601に準ずる表面の算術平均粗さが10μm以下であり、
    前記第1収納部に前記紙状物を収納した状態で、前記第1シート部を透過して前記紙状物を視認可能であることを特徴とする筆記シート。
  2. 前記第1シート部は、面の広がり方向において、中間部に折り曲げ可能な折り曲げ部を備え、当該折り曲げ部が前記第2シート部からずれた位置にあることを特徴とする請求項1に記載の筆記シート。
  3. 前記磁石部は、前記第1シート部の縁から3cm以内の範囲に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記シート。
  4. 前記磁石部は、前記第1シート部と前記第2シート部の少なくとも一方のシート部に設けられており、
    前記磁石部は、前記第1シート部の縁に沿って延びていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の筆記シート。
  5. 少なくとも2つの磁石部を有し、
    前記第1シート部は、一辺と、当該一辺に対向する対辺を有し、
    前記2つの磁石部のうち一方の磁石部は、前記一辺に沿って延びており、他方の磁石部は、前記対辺に沿って延びていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の筆記シート。
  6. 前記第1シート部は、面の広がり方向において、中間部に折り曲げ可能な折り曲げ部を備え、
    前記2つの磁石部は、前記第1シート部を前記折り曲げ部で折り曲げたときに、厚み方向に重ならないことを特徴とする請求項5に記載の筆記シート。
  7. 前記筆記シートの材質が透明樹脂であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の筆記シート。
  8. 前記第1シート部の面積は、前記第2シート部の2倍以上の面積であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の筆記シート。
  9. 前記第1シート部は、面の広がり方向において、中間部に折り曲げ可能な折り曲げ部を備え、
    前記第1シート部と厚み方向に対向し一部が接着された第3シート部を有し、
    前記第1シート部と前記第3シート部の間には、紙状物の一部を収納可能な第2収納部が形成されており、
    前記第1シート部を広げた状態において、紙状物を前記第1収納部と前記第2収納部に跨って収納可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の筆記シート。
  10. 前記第1シート部と前記第2シート部と前記第3シート部は、一枚のシートが折り曲げられて構成されており、
    前記第1シート部は、一辺と、当該一辺に対向する対辺を有し、
    前記第2シート部は、前記一辺で折り返されて前記第1シート部と厚み方向に対向しており、
    前記第3シート部は、前記対辺で折り返されて前記第1シート部と厚み方向に対向していることを特徴とする請求項9に記載の筆記シート。
  11. 前記折り曲げ部は、前記第1シート部を広げた状態において、前記第1収納部と前記第2収納部の間に位置することを特徴とする請求項9又は10に記載の筆記シート。
  12. 前記第1収納部は、前記紙状物の一部又は全部を抜き差し可能であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の筆記シート。
  13. 第1シート部と、第2シート部と、第3シート部と、少なくとも2つの磁石部を備え、
    前記第1シート部は、一辺と、当該一辺に対向する対辺を有するものであって、JIS B 0601に準ずる表面の算術平均粗さが10μm以下であり、
    前記第1シート部は、帯状であって、長手方向の中間部に折り曲げ可能な折り曲げ部を備えており、
    前記第2シート部は、前記一辺で折り返されて前記第1シート部と厚み方向に対向し、一部が接着されており、
    前記第2シート部は、前記第1シート部との間に紙状物の一部を収納可能な第1収納部が形成されており、
    前記第3シート部は、前記対辺で折り返されて前記第1シート部と厚み方向に対向し、一部が接着されており、
    前記第3シート部は、前記第1シート部との間に前記紙状物の他の一部を収納可能な第2収納部が形成されており、
    前記磁石部は、前記第1シート部の縁から3cm以内の範囲に設けられており、
    前記折り曲げ部は、前記第1シート部を広げた状態において、前記第1収納部と前記第2収納部の間に位置しており、
    前記紙状物を前記第1収納部及び第2収納部に跨って収納した状態で、前記第1シート部を透過して前記紙状物を視認可能であることを特徴とする筆記シート。
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