JP3214702U - 背負い傘 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単で且つコンパクトに収納可能な背負い傘を提供する。【解決手段】適宜な背負い部材Aに装着して使用する背負い傘であって、背負い部材への装着部を備えて背負い部材の頂部に載置装着される基体1と、可撓性材を撓曲させて基体上に起立形成した枠部に傘布を張設した傘体2と、背負い部材に装着して傘体を前方に倒曲した際に傘体の前縁左右部分と背負い部材の背負い帯の下方部分を連結する連結紐3、又は、基体の左右端近傍と傘体の基体と反対側の左右縁とを連結して傘体を撓めて湾曲状態とする連結紐の何れかを備える。【選択図】図3
Description
本考案は、種々の構成の背負い部材に装着して、雨傘や日除け傘として使用する背負い傘に関するものである。
背負い傘は、背負い部と庇傘部で構成され、背負って身体に装着するので両手が空き、種々の作業を行うのに利便性があり、従前より種々の構造の物品が提案されている。例えば特許文献1には、背負い部分と庇枠を鉄線で形成し、これに背負い紐と庇布を取り付けて形成した作業用日除けが開示されている。また特許文献2にはリュック様の背負部の左右に支柱を立設し、支柱に切妻風の庇部を設けた背負い傘が開示されており、特許文献3には、背負い部となるリュック部材への装着フレームの中央に、マストを立設すると共に当該マストに開閉傘を設けたリュック傘が開示されている。
特許文献1,2に開示されているような背負い部と庇傘部が一体のものは、既存の背負い部材(例えばリュックサックやランドセル)に装着することができないので汎用性に欠け、更に非使用時において収納のコンパクト性に欠ける。特許文献3に開示されている様に既存の背負い部材(リュックサック)に装着可能とした構成は、装着構造を変更することで汎用性を持たせることは可能であるが、傘開閉構造を採用しているために、必ずしも構造の簡素化、収納時のコンパクト化が実現されているものではなく、更に風に煽られやすいので、安全性の面から小児が背負うランドセルへの装着に適するものでもない。
そこで本考案は、既存の背負い部材に装着する分離型で、且つ傘開閉構造を採用しない新規な背負い傘を提案したものである。
本考案の請求項1記載に係る背負い傘は、適宜な背負い部材に装着して使用する背負い傘であって、背負い部材の頂部に載置装着される基体と、可撓性材を撓曲させて前記基体上に起立形成した枠部に傘布を張設した傘体と、基体の左右端近傍と傘体の基体と反対側の左右縁とを連結して傘体を撓めて湾曲状態とする連結紐とを備えてなることを特徴とするものである。
前記の背負い傘は、基体と傘体とを連結紐で連結すると平板状の傘体が前後方向(基体を後方とする)で湾曲し、基体を背負い部材に装着して傘体が背負い部材の前方に張り出すようにし、前記の背負い部材を傘使用者が担うことで、傘体が使用者の頭部上方に庇状に突出し、傘としての機能を発揮するものである。
本考案の請求項2記載に係る背負い傘は、適宜な背負い部材に装着して使用する背負い傘であって、背負い部材への装着部を備えて背負い部材の頂部に載置装着される基体と、可撓性材を撓曲させて前記基体上に起立形成した枠部に傘布を張設した傘体と、背負い部材に装着して前記傘体を前方に倒曲した際における傘体の前縁左右部分と背負い部材の背負い帯の下方部分を連結する連結紐とを備えてなることを特徴とするものである。
前記の背負い傘は、基体を装着した背負い部材を傘使用者が担い、使用者の頭部背方に大きく起立することになる傘体の上方部分を前方へ倒曲すると、傘体は前後方向で大きく撓み、前方部分が使用者の頭部を覆う庇状となる。そこで連結紐で傘体の前縁左右部分と背負い部材の背負い帯の下方部分を連結すると、前記状態を維持して傘としての機能を発揮するものである。特に請求項1記載の背負い傘は、基体を基点とする片持ち支持で、風によって傘体が煽られた場合の抵抗力に問題があるが、本請求項の傘体は、前後二点支持となり風による煽りに対しても十分な抵抗力を備えることになる。
本考案の構成は上記のとおりで、既存の背負い部材に対応した装着部を備えることで種々対応できると共に、枠部となる可撓性線状材と傘布で傘体を形成したものであるから、連結紐の連結を解除することで傘体が平板状となり、捩じり畳むことでコンパクトに収納することができる。
次に本考案の実施形態について説明する。図1乃至4は第一実施例を示したもので、リュックサック様の背負い部材Aに装着する背負い傘で、基体1と傘体2と連結紐3で構成される。
基体1は樹脂形成された棒状体で、基体1に背負い部材Aとの装着部11を付設しており、装着部11は、基体1の表裏面に、両端を固着した挿通バンドを設けて形成した。
傘体2は、枠部21と傘布22で構成され、枠部21は、ピアノ線材、バネ板線材、グラスファイバー材等の可撓性材で形成したもので、U状に撓曲して先端をL状に折曲して基体1の両端面から差し入れてなり、傘布22はナイロン布等の防水布で前記枠部21に張設したものである。更に前縁(基体1と連結個所と反対側縁)左右に面ファスナーで形成した連結部23を設けてなる。
連結紐3は、先端及び基端側に面ファスナーで形成した着脱連結部31,32を設けたものである。
背負い傘を装着する背負い部材Aは、図2,3に示すように、リュックサック型で、上方開口の背嚢部01に背負い帯02を備えると共に、開口部を閉塞する閉塞帯03と閉塞帯の止着部04を備えてなり、更に背負い帯02に面ファスナー部材05を捲装してなる。
而して前記背負い部材Aに装着しての背負い傘の使用は、最初に基体1の装着部11に閉塞帯03を挿通して止着部04に止めると、基体1は背負い部材Aに連結装着する。次に背負い部材Aを傘使用者が担うと、傘体2は使用者Bの頭部背方に大きく起立することになる。
そこで予め連結紐3の先端の着脱連結部31を連結部23に絡着しておき、連結紐3を前方へ引っ張ると、傘体2の上端部分を前方へ大きく撓み、前方部分が使用者Bの頭部を覆う庇状となり、連結紐3の基端の着脱連結部32を背負い帯02の面ファスナー部材05に絡着し、傘体2は庇状に保持され、傘(雨傘又は日傘)として機能することになる。勿論逆に連結紐3の基端を背負い帯02の面ファスナー部材05に連結した後に、傘体2を前方に撓ませて連結紐3の先端の着脱連結部31を連結部23に絡着しても良い。
更に傘体2の枠部21が可撓性の芯材で形成されているので、図4に示すよう捩じり畳むことが可能であり、当該状態で適宜な収納袋Cにコンパクトに収納が可能となるものである。
また図5乃至7は第二実施例を示すもので、背負い部材がランドセルA1であった場合の例で、基体1a、傘体2と、連結紐3で構成される。
特に基体1aは上方開口コの字状に形成し、基体1aの底面に面ファスナーを備えた帯を付設して装着部12としたものであり、傘体2の枠部21を構成する芯材の端部を基体1aの左右柱状部分に植立したものである。また基体1aの底辺部分を細長矩形孔に形成し、第二の装着部13としたものである。
傘体2及び連結紐3は前記の第一実施例と同様に構成し、背負い部材であるランドセルA1には蓋面06の適宜箇所(頂部裏面該当箇所)に連結面ファスナー07を設け、背負い帯02には、前記第一実施例と同様に面ファスナー部材05を装着しておく。
そこで基体1aの装着部12を蓋面06に連結し、蓋面06を閉じ、ランドセルA1を担い、前記第一実例と同様に傘体2を前方に撓ませて、連結紐3で傘体2の前方部分と背負い帯02の下方部分を連結すると、傘体2が庇状態を維持し傘として機能するものである。
特に小児が使用することを考慮し、面ファスナーの連結強度を適宜選択すると(弱くする)、強風に煽られた場合に連結個所が分離して、体が強風に持っていかれることなく、基体1及び傘体2が分離して飛び去り、小児の安全が確保されることになる。
特に装着部を基体1aの底面に設けた面ファスナーとし、蓋面06の上面に連結面ファスナーを設けると、より分離しやすくなる。
更に第二実施例における第二の装着部13は、細長矩形孔であるので、種々の背負い部材に対して、当該細長矩形孔に背負い部材の連結部を連結することで、基体1aを容易に装着することができる。
また図8、9は第三実施例を示すもので、連結紐3aを基体1に設けた例で、基体1、傘体2と、連結紐3aで構成される。
基体1及び傘体2は第一実施例と同様であるが、連結紐3aが基体1の左右端近傍に付設されたもので、先端に連結部23と絡着する面ファスナーで形成した先端着脱連結部33を設けたものである。
而して前記の背負い傘は、第一実施例と同様に基体1の装着部11に閉塞帯03を挿通して止着部04に止めて、基体1を背負い部材Aに連結装着すると共に、傘体2を撓めて前後方向に湾曲させ、連結紐3aの先端着脱連結部33を傘体2の連結部23に絡着する。
前記状態で背負い部材Aを傘使用者が担うと、傘体2が使用者Bの頭部上方に庇状に突出することになり、傘としての機能が発揮されるものである。
尚基体1に装着部11を採用せずに、背負い部材A側に基体1を装着する構造部を設けるようにしても良い
1,1a 基体
11,12,13 装着部
2 傘体
21 枠部
22 傘布
23 連結部
3,3a 連結紐
31,33 先端着脱連結部
32 基端着脱連結部
A,A1 背負い部材
01 背嚢部
02 背負い帯
03 閉塞帯
04 止着部
05 面ファスナー部材
06 蓋面
07 連結面ファスナー
11,12,13 装着部
2 傘体
21 枠部
22 傘布
23 連結部
3,3a 連結紐
31,33 先端着脱連結部
32 基端着脱連結部
A,A1 背負い部材
01 背嚢部
02 背負い帯
03 閉塞帯
04 止着部
05 面ファスナー部材
06 蓋面
07 連結面ファスナー
Claims (5)
- 適宜な背負い部材に装着して使用する背負い傘であって、背負い部材の頂部に載置装着される基体と、可撓性材を撓曲させて前記基体上に起立形成した枠部に傘布を張設した傘体と、基体の左右端近傍と傘体の基体と反対側の左右縁とを連結して傘体を撓めて湾曲状態とする連結紐とを備えてなることを特徴とする背負い傘。
- 適宜な背負い部材に装着して使用する背負い傘であって、背負い部材の頂部に載置装着される基体と、可撓性材を撓曲させて前記基体上に起立形成した枠部に傘布を張設した傘体と、背負い部材に装着して前記傘体を前方に倒曲した際における傘体の前縁左右部分と背負い部材の背負い帯の下方部分を連結する連結紐とを備えてなることを特徴とする背負い傘。
- 傘体の連結紐との連結部を着脱自在とした面ファスナーで形成してなる請求項1又は2記載の背負い傘。
- 背負い部材への基体の装着構成を、基体表裏面若しくは一方の面に、両端を固着した挿通バンドを設け、リュックサック様の背負い部材における上方開口箇所の閉塞用バンドを挿通バンドに挿通して基体を背負い部材に装着してなる請求項1乃至3記載の何れかの背負い傘。
- 背負い部材への基体の装着構成を、基体の底面若しくは付設帯に面ファスナーを設けて装着部とし、背負い部材における前記装着部と対応した箇所に面ファスナーを設けて、基体を背負い部材に装着してなる請求項1乃至3記載の何れかの背負い傘。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005221U JP3214702U (ja) | 2017-11-15 | 2017-11-15 | 背負い傘 |
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JP2017005221U JP3214702U (ja) | 2017-11-15 | 2017-11-15 | 背負い傘 |
Publications (1)
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JP3214702U true JP3214702U (ja) | 2018-02-01 |
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Family Applications (1)
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JP2017005221U Active JP3214702U (ja) | 2017-11-15 | 2017-11-15 | 背負い傘 |
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JP (1) | JP3214702U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021053336A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 清徳 平塚 | 防災防犯ランドセル |
FR3115965A1 (fr) * | 2020-11-07 | 2022-05-13 | Bouchra Chevalier | Sac à dos à auvent incorporé |
JP7508392B2 (ja) | 2021-03-11 | 2024-07-01 | 康成 櫻井 | 日除け具 |
-
2017
- 2017-11-15 JP JP2017005221U patent/JP3214702U/ja active Active
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FR3115965A1 (fr) * | 2020-11-07 | 2022-05-13 | Bouchra Chevalier | Sac à dos à auvent incorporé |
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