JP3226666U - キャリーケース用カバー - Google Patents

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直幸 大島
直幸 大島
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株式会社シフレ
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Abstract

【課題】 キャリーケースの表面を空気中の塵埃や雨風から保護するためのキャリーケース用カバーを提供する。また、キャリーケース用カバーを使用していないときに折り畳んでコンパクトにできるようにする。【解決手段】 前身頃6と後身頃24を有する袋体20であって、下方へ向けて開口している袋体20と、袋体20の後身頃24の下端部から帯状に延在する延伸帯26と、を備えるキャリーケース用カバー1において、袋体20の前身頃6の下端部から上側へ延びるようにジッパ22が設けられており、延伸帯26の先端部に1つ又は複数の係合具32’が設けられているとともに、これらと係合可能な1つ又は複数の係合具が袋体20の前身頃の下端部32に設けられていることを特徴とする、キャリーケース用カバー1を提供する。【選択図】 図1

Description

本考案は、キャリーケース用カバーに関し、詳しくは、キャリーケースの表面を空気中の塵埃や雨風から保護するためのキャリーケース用カバーに関する。
キャリーケースとして種々のサイズのものや、様々なデザインが施されたものが市販されており、キャリーケースは現在では、旅行用や出張用に限らず、日常使用の鞄として多くの人に用いられている。
そのように頻繁に使用されているキャリーケースを空気中の塵埃やウィルスから守って大切に使用し続けたいと願うキャリーケースの使用者は、外出先でキャリーケースに表面保護用のカバーを被せるようにしている。例えば、乗り物に乗るときや、ホテルでキャリーケースを預けるときに、キャリーケースの表面が汚れる心配がある場合に、キャリーケース用カバーを被せることがある。
しかし、キャリーケース用カバーがキャリーケースから取り外されたときには、そのカバーが別の用途を有しない限り余分な荷物となる。そこで、使用していないときに小さく折り畳んでコンパクトにできるような機能があるとよい。
特開2015−80527号公報 実用新案登録第3112597号公報
キャリーケースの表面を空気中の塵埃や雨風から保護するためのキャリーケース用カバーであって、別の用途に使うこともできるキャリーケース用カバーを提供する。また、キャリーケース用カバーを使用していないときに折り畳んでコンパクトにできるようにする。
前身頃と後身頃を有する袋体であって、下方へ向けて開口している袋体と、袋体の後身頃の下端部から帯状に延在する延伸帯と、を備えるキャリーケース用カバーにおいて、袋体の前身頃の下端部から上側へ延びるようにジッパが設けられており、延伸帯の先端部に1つ又は複数の係合具が設けられているとともに、これらと係合可能な1つ又は複数の係合具が袋体の前身頃の下端部に設けられていることを特徴とする、キャリーケース用カバーを提供する。
また、延伸帯の先端部に設けられている1つ又は複数の係合具と係合可能な1つ又は複数の係合具が、延伸帯の固定端付近ないし後身頃の下端部付近にも設けられていることを特徴とする。
一実施例においては、係合具は一対の又は複数の対のボタンホックであることを特徴とする。
さらには、袋体の上側に、キャリーケースのキャリーバーを外方へ引き出すための引出孔が設けられていることを特徴とする。
他の実施例においては、延伸帯の所定の位置にポケットが設けられていることを特徴とする。
本考案のキャリーケース用カバーを示す図。 キャリーケース用カバーの使用方法を説明する図。 一実施例におけるキャリーケース用カバーを示す斜視図。 一実施例におけるキャリーケース用カバーを示す斜視図。 キャリーケース用カバーの折り畳み方の一例を示す図。 他の実施例におけるキャリーケース用カバーを示す図。 図6に示したキャリーケース用カバーの他の使用例を示す図。 図6に示したキャリーケース用カバーの折り畳み方の他の例を示す図。
本考案のキャリーケース用カバーについて、添付の図を参照しつつ説明する。
図1は、本考案のキャリーケース用カバー1の正面図である。キャリーケース用カバー1は、前身頃6と後身頃24を有する袋体20を備え、この袋体20は下方へ開口された袋状の形状に形成されている。また、袋体20の前身頃6の下端部から上側4へ延びるようにジッパ22が設けられている。使用者がこのジッパ22を開操作すると、図1(a)に示されるように、袋体20の下側を左右に拡げることができるようになる。
図1(b)は、ジッパ22が閉じた状態を示している。一実施例においては、キャリーケース用カバー1を被せた後に、キャリーケース2のキャリーバーハンドル8を外方へ引き出すためのキャリーバーハンドル引出孔10が形成されている。さらには、キャリーケース2の上面の持ち手12を外方へ引き出すための持ち手引出孔14が形成されている場合もある。これに加えて、キャリーケースの側面の持ち手16を外方へ引き出すための持ち手引出孔18が形成されている場合もある(図2及び図3を併せて参照されたい)。
さらに図1に示されるように、袋体20の後身頃24の下端部から帯状の延伸帯26が延びており、この延伸帯26の先端部30に沿って1つ又は複数のボタンホック32’が設けられている。これらのボタンホック32’は、袋体20の前身頃6の下端部に沿って設けられた1つ又は複数のボタンホック32と係合可能に構成されている。
図2は、本考案のキャリーケース用カバー1をキャリーケース2に被せる方法を説明する図である。使用者は最初に、袋体20に設けられたジッパ22を開けるように操作する。そして、袋体20の前身頃6を左右へ拡げてから、この袋体20をキャリーケース2の上方から被せる。すると、図2(a)に示される状態となる。
使用者は続いて、キャリーケース用カバー1のジッパ22を閉じるように操作する。次に、後身頃24の下端部から延在する延伸帯26をキャリーケース2の底面28に沿わせるように引っ張って、袋体20の前身頃の下端部に設けられたボタンホック32に、延伸帯26の先端部30に設けられたボタンホック32’を係合させる。そして使用者が、キャリーバーハンドル引出孔10を通してキャリーバーハンドル8を外方へ引き出し、持ち手引出孔14を通して持ち手12を外方へ引き出し、さらには持ち手引出孔18を通して持ち手16を外方へ引き出すと、図2(b)に示される状態となる。
図3は、キャリーケース用カバー1が被せられた状態を示す斜視図である。キャリーケース2の上面を覆うべきキャリーケース用カバーの上側4に、キャリーバーハンドル8を外方へ引き出すためのキャリーバーハンドル引出孔10と、持ち手12を外方へ引き出すための持ち手引出孔14が形成されている。
図4は、キャリーケース用カバー1が被せられた状態のキャリーケース2の底面側を示す斜視図である。図示されているように、袋体20の前身頃20と後身頃24とが延伸帯26を介して確実に繋がれているので、風の強い日にも、キャリーケース用カバー1がキャリーケース2から外れてしまうことがない。なお、他の実施例においては、延伸帯26の先端部30と袋体20とを係合させるための係合具として、一対の又は複数の対のボタンホックの代わりに、面ファスナ等の他の係合具が用いられる場合もある。
図5は、キャリーケース用カバー1の折り畳み方の一例を示す。使用者は最初に、図5(a)に矢印Aで示される方向へ折り目(破線で示されている)に沿って、袋体20の片側を畳む。続いて、図5(b)に矢印Bで示される方向へ折り目に沿って、袋体20の他方の側を折り畳む。続いて、図5(c)に矢印Cで示される方向へ折り目に沿って2つ折りに、袋体20を折り畳む。続いて、図5(d)に矢印D方向で示される方向へ折り目に沿って、袋体20を3つ折りに折り畳む。続いて、この袋体20を図5(e)に矢印Eで示される方向へ、延伸帯26の内面上に折り畳む。最後に、図5(f)に矢印Fで示される方向へ折り畳み、延伸帯26の先端部30に設けられた1つ又は複数のボタンホック32’と、これらと係合可能な1つ又は複数のボタンホック100(延伸帯26の固定端36付近ないし後身頃24の下端部付近に設けられている)とを係合させる。これにより、図5(g)の拡大図に示されるように、キャリーケース用カバー1をコンパクトにまとめて、ポーチのような形態にすることができる。
袋体20の後身頃の背面の下端部に沿って設けられているボタンホック100は、ボタンホック32’と係合可能な係合具であると同時に、延伸帯26の固定端36を袋体20に繋ぎ留める固定具としても機能している場合がある。
図6に示されるキャリーケース用カバー1の他の実施例においては、延伸帯26にメッシュ状の内ポケット38が設けられている。一実施例においては、メッシュ状の内ポケット38は、伸縮性の素材からつくられている場合がある。
図7は、図6に示したキャリーケース用カバー1の他の使用例を示す。他の使用例として、本考案のキャリーケース用カバー1は、椅子の背凭れに掛けて使用することもできる。例えば、外出先の図書館などにおいて仕事をするときに、文房具を置くためのスペースが不足するときがあるが、そのようなときに、椅子の背凭れに本考案のキャリーケース用カバー1を被せて延伸帯26を垂らすことにより、延伸帯26のポケット38に文房具42を収納させることができる。すなわち、椅子の下に文房具42を置く場所を確保することができる。
図8は、図6に示したキャリーケース用カバー1の折り畳み方の一例を示す。使用者は最初に、図8(a)に示される矢印A方向へ折り目に沿って、袋体20の片側を折り畳む。続いて、図8(b)に示される矢印B方向へ折り目に沿って、袋体20の他方の側を折り畳む。そして、この袋体20を図8(c)に示される矢印C方向へ折り目に沿って、該袋体20上に3つ折りに折り畳む。最後に、延伸帯26のポケット38内へこの袋体20を収容させるように、図8(d)に示される矢印D方向へ折り畳む。こうして、図8(e)に示されるように、延伸帯26の所定の位置に設けられたポケット38内へキャリーケース用カバー1の概ね全体を収めることができる。このように、延伸帯26の内側面にポケット38が設けられている場合においては、ボタンホック等の係合具を使用することなく、キャリーケース用カバー1をコンパクトにまとめることが可能となる。
1…キャリーケース用カバー
2…キャリーケース
4…(袋体20の)上側
6…前身頃
8…キャリーバーハンドル
10…キャリーバーハンドル引出孔
12…持ち手
14…持ち手引出孔
16…持ち手
18…持ち手引出孔
20…袋体
22…ジッパ
24…後身頃
26…延伸帯
28…(キャリーケース2の)底面
30…先端部
32…ボタンホック
32’…ボタンホック
34…底足
36…固定端
38…ポケット
40…背凭れ
42…文房具
100…ボタンホック

Claims (5)

  1. 前身頃と後身頃を有する袋体であって、下方へ向けて開口している袋体と、
    上記袋体の後身頃の下端部から帯状に延在する延伸帯と、
    を備えるキャリーケース用カバーにおいて、
    上記袋体の前身頃の下端部から上側へ延びるようにジッパが設けられており、
    上記延伸帯の先端部に1つ又は複数の係合具が設けられているとともに、これらと係合可能な1つ又は複数の係合具が上記袋体の前身頃の下端部に設けられていることを特徴とする、キャリーケース用カバー。
  2. 上記延伸帯の先端部に設けられている1つ又は複数の係合具と係合可能な1つ又は複数の係合具が、上記延伸帯の固定端付近ないし上記後身頃の下端部付近にも設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のキャリーケース用カバー。
  3. 上記係合具は一対の又は複数の対のボタンホックであることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のキャリーケース用カバー。
  4. 上記袋体の上側に、キャリーケースのキャリーバーを外方へ引き出すための引出孔が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のキャリーケース用カバー。
  5. 上記延伸帯の所定の位置にポケットが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のキャリーケース用カバー。

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