JP3214677B2 - 検波回路 - Google Patents
検波回路Info
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Description
る。特にディジタル変調信号を復調する検波回路に関す
る。
として、従来から、遅延検波回路および同期検波回路が
知られている。遅延検波回路の従来例ブロック構成を図
5に示し、同期検波回路の従来例ブロック構成を図6に
示す。
遅延回路32および判定器33を備え、受信信号S11
として差動符号化ディジルタ位相変調信号が入力され
る。遅延回路32は受信信号S11を1送信シンボル時
間だけ遅延させる。乗算器31はこの遅延回路32の出
力と受信信号S11と乗算する。判定器33は乗算器3
1の出力を判定して復調信号を出力する。
判定器33、キャリア抽出回路34およびフィルタ35
を備え、受信信号S11としてディジタル位相変調信号
が入力される。乗算器31は受信信号S11とフィルタ
35から出力される再生キャリア信号S31とを乗算
(検波)し、検波出力信号S32を出力する。判定器3
3はこの検波出力信号S32を判定し、「0」または
「1」を出力する。キャリア抽出回路34は検波出力信
号S32からキャリア成分を抽出し、フィルタ35は抽
出されたキャリア成分のSN比を高めて再生キャリア信
号S31として乗算器31に供給する。受信信号S11
が差動符号化ディジタル位相変調信号である場合には、
判定器33の出力を差分演算回路に供給し、その差動論
理を解いて復調信号とする。
相不確定性除去のため、プリアンブルの固定パターン情
報などを用いてキャリア抽出回路34への入力信号の変
調位相を補正する位相不確定性除去回路を付加したり、
同期語情報などを用いて判定器33の出力信号における
変調位相を補正する位相不確定性除去回路を付加するこ
とがある。
波回路では、再生キャリア信号として1送信シンボル時
間遅延した受信信号を用いているため、受信信号に含ま
れる雑音成分により符号誤り率が劣化する問題があっ
た。一方、同期検波回路では、フィルタによりSN比を
高めた再生キャリア信号を用いて検波するため、雑音成
分による符号誤り率の劣化は回避できるが、乗算器から
キャリア抽出回路およびフィルタを経由して乗算器に戻
るフィードバックループにおける遅延、およびフィルタ
の時定数の影響により、フェージングその他によるキャ
リア位相変動に対する追従性が悪くなり、そのために符
号誤り率が劣化する問題があった。
による符号誤り率の劣化を改善し、かつキャリアの位相
変動に対する追従性の高い検波回路を提供することを目
的とする。
ィジタル変調された受信信号からキャリア成分を抽出す
るキャリア抽出手段と、抽出されたキャリア成分から不
要周波数成分を除去して再生キャリア信号を出力する濾
波手段と、この再生キャリア信号を用いて受信信号を検
波する検波手段と、この検波手段の出力信号から符号を
判定する判定手段とを備えた検波回路において、キャリ
ア抽出手段は、受信信号を遅延検波してその符号を判定
する復調手段と、この復調手段の出力符号を差動符号化
する符号化手段と、この符号化手段の出力と受信信号と
を乗算してキャリア成分を抽出する乗算手段とを含むこ
とを特徴とする。
監視し、不連続な位相変化を検出した場合にはその出力
信号の位相変化が連続となるように補正する位相検出補
正手段を備えることが望ましい。
である場合には、判定手段の出力符号に対して差分演算
を行う差分演算回路をさらに備えることがよい。
を除去する手段、またはキャリア再生手段内の復調手段
の出力信号の変調位相の不確定性を除去する手段を備え
ることがよい。
それを受信信号と乗算することによって、キャリア成分
を抽出する。このとき、遅延検波における符号誤りによ
って生じる位相の不連続性を除去しておくことが望まし
い。この抽出されたキャリア成分を濾波手段に通すこと
によりSN比を高め、再生キャリア信号とする。この再
生キャリア信号を用いて検波および復調を行う。
ア信号を用いるので、受信信号に含まれる雑音成分によ
る符号誤り率の劣化を回避できる。その一方で、回路中
にフィードバックループとなる箇所がないので、フェー
ジングその他によるキャリアの位相変動に対する追従性
を改善することができる。また、フィードバックループ
となる箇所がないことから、フィルタの時定数に応じて
遅延調整を行うことにより時定数の影響を除くことがで
き、さらに追従性を改善することができる。同時に、時
定数による制約がないことから、フィルタの構成にも自
由度が増す。
ロック構成図である。
受信信号S11から抽出されたキャリア成分から不要周
波数成分を除去して再生キャリア信号を出力する濾波手
段としてフィルタ18を備え、この再生キャリア信号を
用いて受信信号を検波する検波手段として乗算器20を
備え、この乗算器20の出力信号から符号を判定する判
定手段として判定器21を備える。
信信号S11からキャリア成分を抽出するため、受信信
号S11を遅延検波してその符号を判定する復調手段と
して乗算器11、遅延回路12および判定器13を備
え、この復調手段の出力符号を差動符号化する符号化手
段として差動符号器14を備え、この差動符号器14の
出力と受信信号とを乗算してキャリア成分を抽出する乗
算手段として乗算器16を備え、乗算器16の出力信号
の位相変化を監視し、不連続な位相変化を検出した場合
にはその出力信号の位相変化が連続となるように補正す
る位相検出補正手段として位相補正回路17を備えたこ
とにある。乗算器11、判定器13および差動符号器1
4による遅延時間に対応して受信信号S11を遅延させ
る遅延回路15と、乗算器16、位相補正回路17およ
びフィルタ18による遅延時間に対応して遅延回路15
の出力をさらに遅延させる遅延回路19とを備える。
ィジタル位相変調信号が入力され、乗算器11および遅
延回路12に供給される。乗算器11および遅延回路1
2はこの受信信号S11を遅延検波し、復調信号S12
を判定器13に出力する。判定器13はこの復調信号S
12を判定して0/1符号とし、差動符号器14に出力
する。差動符号器14はこの0/1符号を差動符号化
し、符号化信号S13を出力する。
路15に供給される。遅延回路15はこの受信信号S1
1を遅延させ、乗算器11、判定器13および差動符号
器14による遅延を補償した受信信号S11* を出力す
る。
からの符号化信号S13とともに乗算器16に入力され
る。乗算器16は、この二つの信号を乗算することによ
りキャリア成分を抽出し、抽出キャリア信号S14を位
相補正回路17に出力する。位相補正回路17は抽出キ
ャリア信号S14の位相変化を監視し、位相変化が不連
続になる点を検出した場合には、遅延検波時の符号誤り
により位相の不連続が生じたと判断し、抽出キャリア信
号S14の位相を90°または−90°あるいは180
°変化させる。位相補正回路17の出力信号S15はフ
ィルタ18に入力され、フィルタ18は、その出力信号
S15のSN比を高め、再生キャリア信号S16として
出力する。
回路19に入力される。遅延回路19は、受信信号S1
1* をさらに遅延させて乗算器16、位相補正回路17
およびフィルタ18による遅延を補償し、受信信号S1
1**を出力する。
号S16とともに、乗算器20に入力される。乗算器2
0は、受信信号S11**に再生キャリア信号S16を乗
算することにより、その受信信号S11**を検波する。
この乗算器20の出力信号は判定器21に入力される。
判定器21はこの信号を0/1符号に判定し、復調信号
として出力する。
ブロック構成図である。この実施例は、受信信号S11
が差動符号化ディジタル位相変調信号であり、差動論理
を解くための差分演算回路22を備えたことが第一実施
例と異なる。受信信号S11を遅延検波して復調信号S
12を生成し、以下第一実施例と同様の動作により、受
信信号S11**に再生キャリア信号S16を乗算して検
波し、判定器21により0/1符号に判定する。この0
/1符号の差動論理を差分演算回路22によって解き、
復調信号として出力する。
ブロック構成図である。この実施例は、変調位相の不確
定性を除去する位相不確定性除去回路23を備えたこと
が第一実施例と異なる。すなわち、受信信号S11を遅
延検波して復調信号S12を生成し、以下第一実施例と
同様の動作により、受信信号S11**に再生キャリア信
号S16を乗算して検波し、判定器21により0/1符
号に判定する。この判定された符号に含まれる位相不確
定性を位相不確定性除去回路23により除去する。すな
わち、位相不確定性除去回路23は、判定された符号に
含まれる同期語情報を用い、変調位相の不確定性を除去
する。
ブロック構成図である。この実施例は、変調位相の不確
定性を差動符号器14の出力で除去することが第三実施
例と異なる。すなわち、受信信号S11を遅延検波して
復調信号S12を生成し、判定器13により0/1符号
に判定し、差動符号器14により差動符号化して符号化
信号S13を得る。この符号化信号S13に対し、位相
不確定性除去回路24は、プリアンブルその他の固定パ
ターン情報を用いて変調位相の不確定性を除去し、符号
化信号S13* として出力する。乗算器16は、遅延回
路15によって乗算器11、判定器13および差動符号
器14、さらには位相不確定性除去回路24による遅延
が補償された受信信号S11* と符号化信号S13* と
を乗算し、キャリア成分を抽出する。以下、第一実施例
と同様の動作により、復調信号が得られる。
は、フィードバックループを用いることなく、それでい
てフィルタによりSN比を高めた再生キャリアによる検
波が可能となる。したがって、雑音による符号誤り率の
劣化が改善でき、かつ、フェージングその他によるキャ
リアの位相変動に対する追従性の高い検波回路を実現で
きる効果がある。
成図。
成図。
成図。
成図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ディジタル変調された受信信号からキャ
リア成分(S14)を抽出するキャリア抽出手段と、 抽出されたキャリア成分から不要周波数成分を除去して
再生キャリア信号を出力する濾波手段(18)と、 この再生キャリア信号を用いて受信信号を検波する検波
手段(20)と、 この検波手段の出力信号から符号を判定する判定手段
(21)とを備えた検波回路において、 上記キャリア抽出手段は、 受信信号を遅延検波してその符号を判定する復調手段
(11〜13)と、 この復調手段の出力符号を差動符号化する符号化手段
(14)と、 この符号化手段の出力と受信信号とを乗算してキャリア
成分を抽出する乗算手段(16)とを含むことを特徴と
する検波回路。 - 【請求項2】 上記キャリア抽出手段の出力信号の位相
変化を監視し、不連続な位相変化を検出した場合にはそ
の出力信号の位相変化が連続となるように補正する位相
検出補正手段(17)を備えた請求項1記載の検波回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17178993A JP3214677B2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 検波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17178993A JP3214677B2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 検波回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730599A JPH0730599A (ja) | 1995-01-31 |
JP3214677B2 true JP3214677B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=15929726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17178993A Expired - Lifetime JP3214677B2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 検波回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3214677B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114050955B (zh) * | 2021-11-04 | 2024-06-28 | 北京集创北方科技股份有限公司 | 解调系统及方法 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP17178993A patent/JP3214677B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0730599A (ja) | 1995-01-31 |
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