JP3214171B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP3214171B2
JP3214171B2 JP18777193A JP18777193A JP3214171B2 JP 3214171 B2 JP3214171 B2 JP 3214171B2 JP 18777193 A JP18777193 A JP 18777193A JP 18777193 A JP18777193 A JP 18777193A JP 3214171 B2 JP3214171 B2 JP 3214171B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピックアップを設けた
光学ブロックを光学ブロック支持部材に支持させて、上
記光学ブロックをディスクの記録面に沿って走行させる
ことにより記録再生を行うようにしたディスクプレーヤ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学式のディスクプレーヤとして、光学
ブロックの両端部を一対のピックアップ案内部材で支持
する所謂両持ち式のディスクプレーヤと、光学ブロック
の一端部を一個のピックアップ案内部材で支持する所謂
片持ち式のディスクプレーヤが知られている。
【0003】両持ち式のディスクプレーヤとしては、例
えば特開昭62−287476号公報に記載のディスク
プレーヤが知られている。
【0004】上記公報のディスクプレーヤは、図25に
示したように、表面と裏面の両面に情報が記録されたデ
ィスク201と、上記ディスク201の情報を読み取る
ピックアップ202と、該ピックアップ202を移動せ
しめるピックアップ移動部材203と、該ピックアップ
移動部材203による上記ディスク201の下面の径方
向の移動案内を行う直線状の第1案内部材204、上記
ピックアップ202の上記ディスク201の上面の径方
向の移動案内を行う直線状の第2案内部材205、上記
両案内部材204、205を連結するU字状連結部材2
06とからなる左右一対のピックアップ案内部材20
7、208とを備えている。
【0005】なお、209はシャーシ側に設けられた送
り軸、210はピックアップ202側に設けられたメタ
ル軸受であり、該メタル軸受210に上記送り軸209
が侵入して、ピックップ202を直進させるようになっ
ている。
【0006】また、片持ち式のディスクプレーヤは、図
26に示したように、ディスク211に記録されている
情報を読み取るピックアップ212を設けた光学ブロッ
ク213と、該光学ブロック213をターンテーブル上
のディスク211に沿って移動させる光学ブロック案内
部材214と、該光学ブロック案内部材214を光学ブ
ロック取付基準面215に設けた光学ブロック支持部材
216と、該光学ブロック支持部材216を支持してい
るベースプレート217とを備えている。
【0007】そして、上記取付基準面215に沿って光
学ブロック213を移動させるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の両
持ち式のディスクプレーヤは、上述したように、ピック
アップ202の両側部に左右一対のピックアップ案内部
材207、208を配置し、これら一対のピックアップ
案内部材207、208によりピックアップ202の両
側部を両持ち支持して、ピックアップ202を移動させ
るようになっていたために次に述べるような問題点があ
った。
【0009】(1)ピックアップの案内部材の構造が複
雑になりコストも高くなる。
【0010】(2)ピックアップの両側部に左右一対の
ピックアップ案内部材を配置するために、スペース的な
制約を受けやすく、また、これら一対のピックアップ案
内部材の間に挟まれた状態でピックアップが配置されて
いるために、ピックアップの修理や保守、点検等の際に
ピックアップ案内部材が邪魔になる場合がある。
【0011】(3)ピックアップのタンジェンシャル・
スキュー調整やRD(ラジアルデペンダンス)調整を行
うのが難しく、これらの調整を行うためには、複雑な調
整機構を必要とする。
【0012】また、上記従来の片持ち式のディスクプレ
ーヤは、上記(1)、(2)の問題点を解決することは
できるが、(3)のタンジェンシャル・スキュー調整や
RD調整を容易に行うことは困難であった。
【0013】本発明は、片持ち式のディスクプレーヤに
おいてもタンジェンシャル・スキュー調整やRD調整を
容易に行うことができるようにすることを目的として為
されたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1は上記従来の問
題点を解決するために、ディスクに記録されている情報
を読み取るピックアップを設けた光学ブロックと、該光
学ブロックをターンテーブル上のディスクに沿って移動
させる光学ブロック案内部材と、該光学ブロック案内部
材を取付基準面に設けた光学ブロック支持部材と、該光
学ブロック支持部材を支持しているベースプレートとを
備えたディスクプレーヤにおいて、上記光学ブロック支
持部材に、タンジェンシャル・スキュー調整用の屈曲部
又は/及びRD調整用の屈曲部を設けた。
【0015】請求項2のディスクプレーヤは、請求項1
のディスクプレーヤにおいて、屈曲部をスリットと、該
スリットの一端部に設けられたヒンジ部とで構成すると
共に、上記屈曲部には、ヒンジ部を中心にして、光学ブ
ロック支持部材を所望の角度に屈曲し、又は一直線状に
伸ばして維持するアジャスト機構を設けた。
【0016】請求項3のディスクプレーヤは、ディスク
に記録されている情報を読み取るピックアップを設けた
光学ブロックと、該光学ブロックをターンテーブル上の
ディスクに沿って移動させる光学ブロック案内部材と、
該光学ブロック案内部材を取付基準面に設けた光学ブロ
ック支持部材と、該光学ブロック支持部材を支持してい
るベースプレートとを備えたディスクプレーヤにおい
て、上記ベースプレートに、上記光学ブロック支持部材
の一端部と他端部を取付ける第1、第2の光学ブロック
支持部材取付面を設けると共に、一方の光学ブロック支
持部材取付面を取付面変位操作機構により、変位可能に
構成した。
【0017】請求項4のディスクプレーヤは、請求項3
のディスクプレーヤにおいて、光学ブロック支持部材
を、第1、第2アーム部と、これら第1、第2アーム部
の一端部を連結した第3アーム部によってコ状に形成す
ると共に、上記第1、第2アーム部の剛性が第3アーム
部の剛性よりも大になるように形成した。
【0018】
【作用】請求項1のディスクプレーヤにおいては、光学
ブロック支持部材は、タンジェンシャル・スキュー調整
用の屈曲部又はRD調整用の屈曲部で屈曲される。そし
て、上記光学ブロック支持部材を屈曲することにより、
タンジェンシャル・スキュー調整、RD調整が行われ
る。
【0019】請求項2のディスクプレーヤにおいては、
光学ブロック支持部材は、アジャスト機構により、上記
ヒンジ部を中心にして、スリットの間隙を狭めたり、広
げたりするようにして、屈曲され、又は、真っ直ぐに伸
ばされて、タンジェンシャル・スキュー調整或はRD調
整が行われる。
【0020】請求項3のディスクプレーヤにおいては、
ベースプレートに設けた第1、第2の光学ブロック支持
部材取付面に光学ブロック支持部材の一端部と他端部を
取付けたのち、一方の光学ブロック支持部材取付面を取
付面変位機構により変位させれば、光学ブロック支持部
材は捻(捩)られて、タンジェンシャル・スキュー調整
が行われる。
【0021】請求項4のディスクプレーヤにおいては、
光学ブロック支持部材の剛性の大きな第1、第2アーム
部は変形せずに、剛性の小さな第3アーム部で捻り(捩
り)変形される。従って、光学ブロック支持部材の捻り
変形に基因するタンジェンシャル・スキュー精度の誤差
は抑制される。
【0022】
【実施例】次に本発明を図1〜図24を参照して説明す
る。
【0023】先ず、各請求項の発明を簡単に説明する。
【0024】図1において、1はディスクプレーヤであ
る。
【0025】上記ディスクプレーヤ1は、ターンテーブ
ル2上に載置されているディスク3に記録されている情
報を読み取るピックアップ4を設けた光学ブロック5
と、該光学ブロック5を上記ディスク3のA面,B面
(下面,上面)に沿って移動させる光学ブロック案内部
材6と、該光学ブロック案内部材6を光学ブロック取付
基準面7aに取付けていると共に、上記光学ブロック5
の被取付基準面5aを上記光学ブロック取付基準面7a
に接触させることにより、光学ブロック5の傾きを防止
した状態で、該光学ブロック5を片持ち支持している光
学ブロック支持部材7と、該光学ブロック支持部材7を
支持しているベースプレート8とを備えている。
【0026】そして、上記光学ブロック支持部材7は、
RD調整用の屈曲部9と、タンジェンシャル・スキュー
調整用の屈曲部10を有している。(請求項1の発
明)。
【0027】上記RD調整用の屈曲部9は、スリット8
1と、該スリット81の一端部に設けられたヒンジ(枢
支)部82とで構成されている。そして、上記屈曲部9
には、ヒンジ部82を中心にして、上記光学ブロック支
持部材7を所望の角度に屈曲された(折り曲げられた)
状態又は一直線状に伸ばし、かつその状態に維持するア
ジャスト機構83が設けられている。
【0028】また、タンジェンシャル・スキュー調整用
の屈曲部10は、スリット91と、該スリット91の一
端部に設けられたヒンジ部92とで構成されている。そ
して、上記屈曲部10には、ヒンジ部92を中心にし
て、上記光学ブロック支持部材7を所望の角度に屈曲状
態又は一直線状に伸ばし、かつその状態に維持するアジ
ャスト機構93(図5参照)が設けられている。
【0029】そして、上記RD調整用のスリット81、
ヒンジ部82、アジャスト機構83およびタンジェンシ
ャル・スキュー調整用のスリット91、ヒンジ部92、
アジャスト機構93により、請求項2の発明が構成され
ている。
【0030】また、請求項3の発明は、図11に示した
ように、ベースプレート8に、上記光学ブロック支持部
材7の一端部と他端部を取付ける第1、第2の光学ブロ
ック支持部材取付面101、102と、第2の光学ブロ
ック支持部材取付面102を上下方向に回動変位させる
取付面変位操作機構103を設けることにより構成され
ている。
【0031】上記第1、第2の光学ブロック支持部材取
付面101、102上には、図5に示したように、上記
光学ブロック支持部材7の一端部と他端部が載置され、
それぞれネジ105で固定される。
【0032】しかるのち、上記取付面変位操作機構10
3で上記第2の光学ブロック支持部材取付面102を上
下方向に弾性変位(変形)させて、上記光学ブロック支
持部材7の光学ブロック取付基準面7aを捻る(捩る)
ことにより、ピックアップのタンジェンシャル・スキュ
ー調整を行うようになっている。
【0033】請求項4の発明は、図8に示したように、
光学ブロック支持部材7を、第1、第2アーム部11
1、112と、これら第1、第2アーム部111、11
2の一端部を連結した第3アーム部113によって正面
略コ状に形成すると共に、上記第1、第2アーム部11
1、112の剛性が第3アーム部113の剛性よりも大
になるように形成することにより構成されている。
【0034】そして、上記第1アーム111の先端部が
上記第2の光学ブロック支持部材取付面102に取付け
られ、第3アーム部113が上記第1の光学ブロック支
持部材取付面101に取付けられるようになっている。
【0035】次に、光学ブロック5、光学ブロック案内
部材6、光学ブロック支持部材7、ベースプレート8等
の各部の具体的な構造を説明する。
【0036】上記光学ブロック5は、図13に示したよ
うに、ピックアップ4とチルトセンサ11を設けたベー
スプレート12と、該ベースプレート12の上部に取付
けられたカバープレート13と、上記ベースプレート1
3の一側部に取付けられたサイドプレート14とを備え
ている。
【0037】上記サイドプレート14の外側面の上、下
端には突起15、16が設けられていて、これら突起1
5、16の先端面が、上記被取付基準面5aになってい
る。
【0038】また、上記サイドプレート14にはピニオ
ン嵌合孔17が形成されていると共に、上記突起15の
下部には上記ピニオン嵌合孔17の中央部に臨んでピニ
オン取付軸18が設けられていて、該ピニオン取付軸1
8にピニオン19が回転自在に取付けられている。
【0039】上記ピニオン19は、上記ピニオン嵌合孔
17を介して上記サイドプレート14の外側面側に突出
していて、後に詳しく説明する光学ブロック案内部材6
のラック34と噛合している。
【0040】上記ピニオン19は回転伝達ギヤ群20を
介して送りモータ21で回転されるようになっている。
【0041】また、上記サイドプレート14の外側面に
は、図14〜図15に示したように、光学ブロック5の
移動方向に沿わせた状態で第1〜第3の3個のガイドロ
ーラ22、23、24が列設されていて、これら第1〜
第3のガイドローラ22〜24は、後に詳しく説明する
光学ブロック案内部材6のガイドローラ挿入溝35に挿
入されるようになっている。
【0042】上記3個のガイドローラ22、23、24
のうちの中央部の第2のガイドローラ23と、その両側
部の第1、第3のガイドローラ22、24とは垂直方向
にオフセットされていて、これら第1〜第3のガイドロ
ーラ22〜24は幅W1をなすように光学ブロック5に
取付けられている。
【0043】また、上記突起15、16の先端の被取付
基準面5aには、第1の走行用のローラ25…25が取
付けられていると共に、一方の突起16の中央部には第
2の走行用のローラ26が取付けられている。
【0044】そして、光学ブロック5の光学ブロック案
内部材6への組付けに際しては、先ず、図14に示した
ように、光学ブロック案内部材6の一端面、詳しくは第
2溝部37の一端面側から、上記第1〜第3のガイドロ
ーラ22〜24を、ガイドローラ挿入溝35内に挿入す
ると共に、上記突起16に設けた第1、第2の走行用の
ローラ25、26を、光学ブロック案内部材6の背面
と、光学ブロック支持部材7の光学ブロック取付基準面
7aの間に設けた空隙部39に挿入する。
【0045】上述のように、第1〜第3のガイドローラ
22〜24をガイドローラ挿入溝35に挿入し、第1、
第2の走行用のローラ25、26を空隙部39に挿入す
ると、図16に示したように、上記一方の突起16に設
けた第2の走行用のローラ26と上記ガイドローラ22
〜24で光学ブロック案内部材6の一部が挟まれる。
【0046】上記突起15、16に設けた第1の走行用
のローラ25…25は、光学ブロック支持部材7の光学
ブロック取付基準面7aに摺接(線接触)し、下方の突
起16に設けた第2の走行用のローラ26は光学ブロッ
ク案内部材6に設けた第2の走行用ローラ当接面27に
摺接する。
【0047】次に、上記光学ブロック5をディスク3に
沿って移動させる光学ブロック案内部材6について説明
する。
【0048】上記光学ブロック案内部材6は、図17に
示したように、ディスク3のA面に沿って光学ブロック
5を移動させる第1ガイド部31と、上記ディスク3の
B面に沿って光学ブロック5を移動させる第2ガイド部
32と、上記第1、第2ガイド部31、32の一端部を
連結していて、これら第1、第2ガイド部31、32間
において、光学ブロック5の受渡しを行う第3ガイド部
33とによって略U字状に形成されていると共に、上記
第1、第2ガイド部31、32は一端側(自由端側)か
ら他端側の第3ガイド部33側に行くに従って徐々に外
方に向かって傾斜する外広がり状に形成されている。
【0049】上記第1、第2ガイド部31、32の広が
り角度はディスク2の外周部に自重による歪等で発生す
る傾斜角度(最大2°程度)に合わせ、略2°程度に形
成されている。
【0050】そして、上記光学ブロック案内部材6を後
に述べる回転カム66で中立位置に支持すると、第1、
第2ガイド部31、32はターンテーブル2に載置され
た上記ディスク3を垂直方向の中心にして、上下方向に
それぞれ2°の傾斜角度で傾斜し、仮りにディスク2の
外周部が自重による歪などで下方に向かって2°の傾斜
角度で傾斜している場合でも、上記第1ガイド部31は
上記ディスク3の下面と平行状態を保ち、該ディスク3
に光学ブロック5を接触させることなく、光学ブロック
5を第2ガイド部32側に反転させることができるよう
になっている。
【0051】上記正面略コ状の光学ブロック案内部材6
の内周面には上記光学ブロック5に設けたピニオン19
と噛合するラック34が形成されていると共に、一側面
には、上記光学ブロック5に設けた3個のガイドローラ
22、23、24が嵌合するガイドローラ挿入溝35が
形成されている。
【0052】上記ガイドローラ挿入溝35は、図19に
示したように、第1、第2ガイド部31、32に設けら
れた直線状の第1、第2溝部36、37と、第3ガイド
部33に設けられた円弧状の第3溝部38とからなって
いる。
【0053】上記直線状の第1、第2溝部36、37の
幅W2は、上記第1〜第3のガイドローラ22〜24の
取付幅W1と略等しく形成されていて、上記第1、第2
溝部36、37を光学ブロック4が移動する際に上記第
1、第3のガイドローラ22、24が上記第1、第2溝
部36、37の一側面に当接し、第2のガイドローラ2
3が上記第1、第2溝部36、37の他側面に当接し
て、ガタつきなくスムースに光学ブロック5を移動させ
ることができるようになっている。
【0054】また、上記円弧状の第3溝部38の幅W3
は、上記第1〜第3のガイドローラ22〜24の取付幅
W1よりも大き目に形成されている。
【0055】上記第3溝部38の幅W3をガイドローラ
22〜24の取付幅W1よりも大き目に形成したのは、
上記第3溝部38を光学ブロック5が移動する際に、上
述した第1、第2溝部36、37を移動する場合と同様
に、上記第1、第3のガイドローラ22、24が第3溝
部38の一側面に当接し、第2のガイドローラ23が第
3溝部38の他端面に当接して、ガタつきなくスムース
に光学ブロック5を移動させることができるようにする
ためである。
【0056】また、上述のように、第1、第3のガイド
ローラ22、24と第2のガイドローラ23をオフセッ
トしたのは、上記第1、第2溝部36、37よりも幅広
の第3溝部38を第1〜第3のガイドローラ22〜24
が移動する際に、第1、第3のガイドローラ22、24
と第2のガイドローラ23をそれぞれ第3溝部38の一
側面と他端面に当接させて、第3溝部38においてもガ
タつきなくスムースに光学ブロックを移動させるためで
ある。
【0057】上記光学ブロック案内部材6の他側面(ガ
イドローラ挿入溝35を形成した面と反対側の面)に
は、図17に示したように、該光学ブロック案内部材6
を光学ブロック支持部材7の光学ブロック取付基準面7
aに取付けるための第1〜第7のチルト用のピン40〜
46が設けられている。
【0058】上記第1〜第3のピン40〜42は第1ガ
イド部31に、第4、第5のピン43、44は第2ガイ
ド部32に、第6、第7のピン45、46は第3ガイド
部33に設けられている。
【0059】上記第1〜第6のピン40〜45の先端部
は、図18に示すように、直径方向のスリット47によ
って分割されていて、該スリット47を利用することに
より縮径させることができるようになっていると共に、
先端部の外周には次に述べるコイルスプリング抑え部材
ロック用の係止爪片48が形成されている。
【0060】そして、上記第1〜第7のピン40〜46
を、図17に示したように、光学ブロック支持部材7の
光学ブロック取付基準面7aに設けた第1〜第7のピン
嵌合孔50〜56に挿入したのち、上記第1〜第6のピ
ン40〜45の先端に座金57、コイルスプリング5
8、筒状のスプリング抑え部材59の順で挿入し、上記
コイルスプリング58をスプリング抑え部材59で圧縮
した状態で、該スプリング抑え部材59の先端の被係止
部60(図18参照)を上記第1〜第6のピン40〜4
5の先端に設けたコイルスプリング抑え部材ロック用の
係止片48に係止させることにより、光学ブロック案内
部材6は、光学ブロック支持部材7の光学ブロック取付
基準面7aに取付けられている。
【0061】そして、上記第1〜第6のピン40〜45
に取付けられたコイルスプリング58のばね力(伸長
力)で光学ブロック案内部材6及び光学ブロック5を光
学ブロック支持部材7の光学ブロック取付基準面7a側
に牽引して、該光学ブロック取付基準面7aに上記光学
ブロック5の被取付基準面5aを圧着させて、光学ブロ
ック5を光学ブロック支持部材7に片持ち支持させるよ
うになっている。
【0062】次に、光学ブロック支持部材7について説
明する。
【0063】光学ブロック支持部材7は、図8〜図10
に示したように、第1〜第3アーム部111〜113に
よって、正面略コ状に形成されている。
【0064】上記光学ブロック支持部材7は、プラスチ
ックで所定の肉厚Tに作られていて、前面側に上記光学
ブロック取付基準面7aが設けられている。
【0065】そして、上記光学ブロック支持部材7の第
2アーム部112と第3アーム部113の境界部分に、
RD調整用の屈曲部9が設けられている。
【0066】RD調整用の屈曲部9は、第2、第3アー
ム112、113の境界部分に設けたスリット81と、
ヒンジ部82とで構成されている。
【0067】上記スリット81は、光学ブロック支持部
材7の背面側(光学ブロック取付基準面7aが設けられ
ている前面と反対側の面)から前面側に向けて平面略V
字状の溝を垂直方向に設けることにより形成されてい
る。
【0068】また、上記ヒンジ部82は、上記V字状の
スリット81の先端と、上記光学ブロック取付基準面7
aとの間に残された光学ブロック支持部材7の薄肉部分
で構成されている。
【0069】そして、次に説明するアジャスト機構83
で上記ヒンジ部82を中心にして、第3アーム部113
に対して第2アーム部112を水平方向に回動、変位さ
せることにより、上記第2アーム部112に支持されて
いるピックアップのRD調整を行うようになっている。
【0070】上記アジャスト機構83は、光学ブロック
支持部材7の背面側に配置されている。
【0071】上記アジャスト機構83は、図7に示した
ように、固定プレート84と可動プレート85とからな
っている。
【0072】上記固定プレート84は、金属板で四角形
状に作られていて、ネジ86、86で第3アーム部11
3の背面側に取付けられている。
【0073】上記固定プレート84は、偏心ドライバー
(偏心回転操作具)87の回転中心軸87aを挿入する
軸受穴84aと、ネジ穴84b、84cを有している。
【0074】また、上記可動プレート85は、金属板で
三角形状に作られていて、一端側がネジ88、88で第
2アーム部112の背面側に取付けられている。
【0075】上記可動プレート85の他端側は上記スリ
ット81を跨ぐようにして、第3アーム部113に伸
び、上記固定プレート84上に重なるようになってい
る。
【0076】上記可動プレート85は、上記固定プレー
ト84に設けた軸受穴84aと重なる位置に、偏心ドラ
イバー87の偏心軸87bを挿入する長孔85aを有
し、上記固定プレート84に設けたネジ穴84b、84
cと重なる位置に、これらネジ穴84b、84cよりも
大径のネジ遊嵌孔85b、85cを有している。
【0077】上記ネジ遊嵌孔85b、85cを通して、
上記ネジ穴84b、84cに可動プレートロックネジ8
9、89が螺合されている。
【0078】そして、上記可動プレートロックネジ8
9、89を締付け、これら可動プレートロックネジ8
9、89の頭部で可動プレート85の表面を抑えて、該
可動プレート85をロックつまり、スライドを阻止する
ようになっている。
【0079】次に、RD調整方法について説明する。
【0080】先ず、上記可動プレートロックネジ89、
89を緩めて、可動プレート85をスライド可能な状態
にする。
【0081】次に、偏心ドライバー87の回転中心軸8
7aを上記固定プレート84の軸受穴84aに挿入する
と共に、偏心軸87bを可動プレート85の長孔85a
に挿入する。
【0082】しかるのち、偏心ドライバー87を回転中
心軸87aを中心にして回転させ、偏心軸87bの外周
面で長孔85aの内周面を押圧して、可動プレート85
をスライドさせて、上記屈曲部9で第2アーム部112
を第3アーム部113に対して屈曲させることにより、
RD調整を行う。
【0083】RD調整を終了したら、可動プレートロッ
クネジ89、89を締付けて、可動プレート85をロッ
クするのである。
【0084】次に、タンジェンシャル・スキュー調整用
の屈曲部10について説明する。
【0085】タンジェンシャル・スキュー調整用の屈曲
部10は、第3アーム部113の上部(上記固定プレー
ト84の下端に臨む位置に設けられている。
【0086】上記タンジェンシャル・スキュー調整用の
屈曲部は10は、上述したように、上記RD調整用の屈
曲部9と同様に、スリット91とヒンジ部92とで構成
されている。
【0087】上記スリット91は、第3アーム部113
の背面側から前面側に向けて側面略V字状の溝を水平方
向に設けることにより形成されている。
【0088】ヒンジ部92は、上記V字状のスリット9
1の先端と、上記光学ブロック取付基準面7aとの間に
残された光学ブロック支持部材7の薄肉部分で構成され
ている。
【0089】そして、次に説明するアジャスト機構93
で、上記ヒンジ部92を中心にして、第3アーム部11
3の上記スリット91よりも上の部分を、下の部分に対
して回動、変位させることにより、上記第2アーム部1
12に支持されているピックアップのタンジェンシャル
・スキュー調整を行うようになっている。
【0090】上記アジャスト機構93は、上記固定プレ
ート84と可動プレート94とで構成されている。
【0091】上記可動プレート94は、金属板で三角形
状に作られていて、一端側がネジ95、95で第3アー
ム108の背面の上記スリット91よりも下の部分に取
付けられている。
【0092】上記可動プレート94の他端側は、上記ス
リット91を跨いで上記固定プレート84上に重なって
いる。
【0093】上記可動プレート94は、上記固定プレー
ト84に設けた偏心ドライバー87の回転中心軸87a
を挿入する軸受穴84dと重なる位置に、偏心ドライバ
ー87の偏心軸87bを挿入する長孔94aを有し、上
記固定プレート84に設けたネジ穴84e、84fと重
なる位置に、これらネジ穴84e、84fよりも大径の
ネジ遊嵌孔94b、94cを有している。
【0094】上記ネジ遊嵌孔94b、94cを通して、
上記ネジ穴84e、84fに可動プレートロックネジ9
6、96が螺合されている。
【0095】そして、上記可動プレートロックネジ9
6、96を締付け、これら可動プレートロックネジ9
6、96の頭部で可動プレート94の表面を抑えて、該
可動プレート94をロックするようになっている。
【0096】次に、タンジェンシャル・スキュー調整方
法について説明する。
【0097】先ず、上記可動プレートロックネジ96、
96を緩めて、可動プレート94をスライド可能な状態
にする。
【0098】次に、偏心ドライバー87の回転中心軸8
7aを上記固定プレート84の軸受穴84dに挿入する
と共に、偏心軸87bを可動プレート94の長孔94a
に挿入する。
【0099】しかるのち、偏心ドライバー87を回転中
心軸87aを中心にして回転させ、偏心軸87bの外周
面で長孔94aの内周面を押圧して、可動プレート94
をスライドさせて、第3アーム部113の上記屈曲部1
0よりも上の部分を、下の部分に対して屈曲させて、タ
ンジェンシャル・スキュー調整を行う。
【0100】タンジェンシャル・スキュー調整を終了し
たら、可動プレートロックネジ96、96を締付けて、
可動プレート94をロックするのである。
【0101】次に、ベースプレート8について説明す
る。
【0102】ベースプレート8は、図11に示したよう
に、金属板で矩形状に形成されていて、長手方向の両側
部に第1、第2の光学ブロック支持部材取付面101、
102が設けられている。
【0103】上記第1の光学ブロック支持部材取付面1
01には、ベースプレート8の一側部の上面に、円形状
の突部101aと、該円形状の突部101aを挟むよう
に一対の矩形状の突部101b、101cが設けられて
いる。
【0104】そして、上記突部101a〜101c上に
光学ブロック支持部材7の第3アーム部113を載置
し、該第3アーム113の下面をネジ105で円形状の
突部101aの上面に締着固定するようになっている。
【0105】101dはネジ105を螺合するために、
円形状の突部101aの上面の中央部に設けられたネジ
穴である。
【0106】また、第2の光学ブロック支持部材取付面
102には、上記第1の光学ブロック支持部材取付面1
01と同様に円形状の突部102aと、該円形状の突部
102aを挟むように一対の矩形状の突部102b、1
02cが設けられている。
【0107】そして、上記突部102a〜102c上に
光学ブロック支持部材7の第1アーム部111を載置
し、該第1アーム111の下面をネジ105で円形状の
突部102aの上面に締着固定するようになっている。
【0108】102dはネジ105を螺合するために、
円形状の突部102aの上面の中央部に設けられたネジ
穴である。
【0109】上記ベースプレート8の他側部には、上記
第2の光学ブロック支持部材取付面102を囲むように
平面コ状の切欠部106が設けられている。
【0110】上記切欠部106によって、上記第2の光
学ブロック支持部材取付面102は所謂舌片状に形成さ
れていて、上下方向に弾性変位(変形)させることがで
きるようになっている。
【0111】そして、次に説明する取付面変位操作機構
103により、上記第2の光学ブロック支持部材取付面
102は上、下方向に弾性変位させることができるよう
になっている。
【0112】上記取付面変位操作機構103は、アジャ
ストボルトホルダ107と、該アジャストネジホルダ1
07に螺合されたアジャストボルト108と、該アジャ
ストボルト108の先端に螺合されたアジャストナット
109とからなっている。
【0113】上記アジャストボルトホルダ107は、上
記舌片状の第2の光学ブロック支持部材取付面102の
先端を覆うようにして、ネジ110、110により、上
記ベースプレート8上に取付けられている。
【0114】上記アジャストボルト108は、上記アジ
ャストボルトホルダ107の中央部に設けたネジ穴に取
付けられている。
【0115】上記アジャストボルト108の下端は、上
記舌片状の第2の光学ブロック支持部材取付面102の
先端(自由端)側に設けたボルト受孔102eに挿入さ
れていて、上記第2の光学ブロック支持部材取付面10
2の下面側に突出している。
【0116】上記アジャストナット109は、上記アジ
ャストボルト108の下端に螺合されている。
【0117】そして、上記アジャストナット109を締
付方向に螺回すると、該アジャストナット109で上記
舌片状の第2の光学ブロック支持部材取付面102は押
上げられて上方に向かって弾性変形する。
【0118】従って、上記第1、第2の光学ブロック支
持部材取付面101、102に第3、第1アーム部11
3、111を取付けられている光学ブロック支持部材7
は、上記第1、第2の光学ブロック支持部材取付面10
1、102の間で捻られて、光学ブロック取付基準面7
aが傾斜して、上記第1、第2アーム部111、112
に支持されている光学ブロック6のピックアップ5のタ
ンジェンシャル・スキュー調整等が行われれることにな
るのである。
【0119】従って、ディスク3の上面及び下面に対す
るタンジェンシャル・スキュー調整の順序としては、ア
ジャストナット109の調整ののち、可動プレート94
をスライドさせるように行えば、ディスクの下面側、上
面側の順序で確実に調整できる。
【0120】また、上記取付面変位操作機構103で光
学ブロック支持部材7を捻って、取付基準面7aを傾斜
させる際に、上記光学ブロック支持部材7の第1アーム
部111と第3アーム部113の剛性が等しい場合に
は、図12(A)の説明図に示したように、第1アーム
部111も第3アーム部113と同様に捻られ、第1ア
ーム部111においてもδ分の捻り誤差が発生する。
【0121】そこで、図12(B)に示したように、第
1アーム部111の剛性を第3アーム部113の剛性よ
りも大きくして、捻りが第3アーム部113に集中的に
発生し、第1アーム部111には捻り誤差が発生しない
ようにしたのが請求項4の発明である。
【0122】なお、図12(C)は光学ブロック支持部
材7の長さLを長くすることにより、第1アーム部11
1に発生する捻り誤差δを少なくして、該捻り誤差δが
タンジェンシャル・スキュー調整精度に悪影響を及ぼす
のを防止できるようにした場合を示す。
【0123】図12(D)は、上記図12(C)の場合
と同様に光学ブロック7の長さLを長くし、かつ第1ア
ーム部111側の剛性を第3アーム部113側よりも大
きくし、両者の相乗効果により、より確実に、第1アー
ム部111に捻り誤差δが発生するのを防止できるよう
にしたものである。
【0124】次に、上記光学ブロック案内部材6のチル
ト構造について説明する。
【0125】上述したように、上記光学ブロック取付基
準面7aの、上記光学ブロック案内部材6に設けた第1
〜第6のピン40〜46に対応する位置に、第1〜第7
のピン嵌合孔50〜56が形成されている。
【0126】上記第1〜第7のピン嵌合孔50〜56
は、図17に示したように、ターンテーブル2上に載置
されているディスク3の記録面の略中央部を仮想中心と
して垂直面上に形成される円の接線方向に伸びる長孔状
に形成されている。
【0127】上記光学ブロック取付基準面7aの背面側
で上記第7のピン嵌合孔56に対応する位置には、光学
ブロック案内部材6をチルトさせるための回転カム66
が設けられている。
【0128】上記回転カム66は、ウォームホイール6
7及びウォーム68を介してチルトモータ69により回
転されるようになっている。
【0129】上記回転カム66の一側面にはピン挿入用
のカム溝71が形成されていて、該カム溝71内に上記
第7のピン46の先端が挿入されている。
【0130】上記カム溝71は、上記回転軸65を中心
とする略360°の螺旋状に形成されている。
【0131】上記カム溝71は、その中央部(両端部か
ら略180°の位置)に、上記第7のピン46の先端が
位置する場合には、上記光学ブロック案内部材6を中立
位置(第1ガイド部31と第2ガイド部32がディスク
3に対して等しい量離れたニュートラ位置)に保持する
ようになっている。
【0132】そして、上記中立状態から回転カム66を
一方向に回転させると、光学ブロック案内部材6は上昇
して、第1ガイド部31がディスク3に接近し、第2ガ
イド部32はディスク3から離れる方向に移動する。ま
た、上記中立状態から回転カム66を他方向に回転させ
ると、光学ブロック案内部材6は下降して、第1ガイド
部31はディスク3から離れ、第2ガイド部32はディ
スク3に接近する方向に移動する。
【0133】上記回転カム66の外周面には、図20〜
21に示したように、軸方向に並列にチルト位置検出用
の第1、第2の2つのカム突起72、73が形成されて
いる。そして、上記カム突起72、73で、上記回転カ
ム66の下方に配置されている第1、第2のチルト位置
検出スイッチ74、75をオン、オフして、光学ブロッ
ク案内部材6のチルト状態を検出するようになってい
る。
【0134】上記第1のカム突起72は、回転カム66
の外周面に、略180°つまり略半周に亘って形成され
ている。
【0135】また、上記第2のカム突起73は、上記第
1のカム突起72の一端側に、該第1のカム突起72と
一部がオーバーラップするように略40°前後の範囲に
亘って形成されている。
【0136】上記第7のピン46の先端が、カム溝71
の中央部に位置し、光学ブロック案内部材6が中立位置
にあるときは、上記第1のカム突起72の一端側が上記
第1のチルト位置検出スイッチ74の位置にある。
【0137】上記回転カム66が時計方向に回転する
と、上記第1のカム突起72と第1のチルト位置検出ス
イッチ74の係合が外れ、該第1のチルト位置検出スイ
ッチ74はオフ状態に保たれながら光学ブロック案内部
材6の上方へのチルトが行われる。
【0138】そして、上記回転カム66が略160°回
転すると、上記第2のカム突起73で第2のチルト位置
検出スイッチ75がオンされて、チルト上限が検出され
る。
【0139】また、上記中立位置から回転カム66が反
時計方向に回転すると、第1のカム突起72で第1のチ
ルト位置検出スイッチ74がオンされ、該第1のチルト
位置検出スイッチ74はオン状態に保たれながら光学ブ
ロック案内部材6の下方へのチルトが行われる。
【0140】そして、上記回転カム66が略160°回
転すると上記第2のカム突起73で第2のチルト位置検
出スイッチ75もオンされて、チルト下限が検出される
ようになっている。
【0141】また、光学ブロック5を反転させる際は上
記回転カム66により光学ブロック案内部材6は自動的
に中立位置に戻されるようになっている。
【0142】図23は、上記ディスクプレーヤの駆動制
御回路121を示す。
【0143】上記駆動制御回路121は、上記チルトモ
ータ69と、チルトモータ駆動回路122と、スレッド
モータ123と、スレッドモータ駆動回路124と、C
PU125と、上記第1、第2のチルト位置検出スイッ
チ74、75と、スレッドA面最内周検出スイッチ12
6と、第2のスレッド、スレッドB面最内周検出スイッ
チ127とを備えている。
【0144】そして、図24の動作説明図に示したよう
に、光学ブロック案内部材6の第1ガイド部31がディ
スク3に対して平行になるように光学ブロック案内部材
6をチルトアップさせた状態でピックアップ4をA面最
内周位置から外周側に向けて移動させることにより、A
面プレーを行う。
【0145】A面プレー終了後は光学ブロック案内部材
6が中立位置に戻される。
【0146】光学ブロック案内部材6が中立位置に戻さ
れると、上記ピックアップ4はA面側からB面側に移動
する。
【0147】そして、上記ピックアップ4がB面最内周
位置に到達すると、光学ブロック案内部材6はチルトダ
ウンされ、第2ガイド部32がディスク3に対して平行
になり、ディスク3のB面プレーが行われるのである。
【0148】
【発明の効果】本発明のディスクプレーヤには次に述べ
るような効果がある。
【0149】(1)請求項1のディスクプレーヤは、光
学ブロック支持部材に設けたタンジェンシャル調整用又
はRD調整用の屈曲部で、上記光学ブロック支持部材を
屈曲し、或は一直線状に伸ばすことにより、ピックアッ
プのタンジェンシャル・スキュー調整やRD調整を行う
ことができる。
【0150】(2)請求項2のディスクプレーヤは、上
記屈曲部を、スリットとヒンジ部で形成したので、上記
スリットとヒンジ部により、確実、容易に光学ブロック
支持部材を屈曲したり、一直線状に伸ばし、これらの状
態をアジャスト機構で維持することができる。
【0151】(3)請求項3のディスクプレーヤは、光
学ブロック支持部材の一端部と他端部を取付けている、
第1、第2の光学ブロック支持部材取付面のうちの一方
を取付面変位機構で変位させることにより、光学ブロッ
ク支持部材を捻って、該光学ブロック支持部材の光学ブ
ロック取付基準面を傾斜させることにより、該取付基準
面に支持されているピックアップのタンジェンシャル・
スキュー調整等を行うことができる。
【0152】(4)請求項4のディスクプレーヤは、光
学ブロック支持部材の第1アーム部の剛性を第3アーム
部の剛性よりも大としたので、光学ブロック支持部材を
捻ったときに発生する捻り誤差を集中的に第3アーム部
(固定点)側に発生させ、上記捻り誤差がタンジェンシ
ャル・スキュー調整精度に悪影響を及ぼすのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクプレーヤの要部の斜視図。
【図2】ディスクプレーヤの要部の正面図。
【図3】ディスクプレーヤの要部の側面図。
【図4】ディスクプレーヤの要部の平面図。
【図5】ディスクプレーヤを背面側から見た斜視図。
【図6】要部の拡大正面図。
【図7】要部の分解斜視図。
【図8】光学ブロック支持部材の背面図。
【図9】光学ブロック支持部材の平面図。
【図10】光学ブロック支持部材の側面図。
【図11】ベースプレートの斜視図。
【図12】(A)、(B)、(C)、(D)は光学ブロ
ック支持部材が捻られた状態を示す説明図。
【図13】光学ブロックの分解の斜視図。
【図14】光学ブロックの斜視図。
【図15】光学ブロックの正面図。
【図16】光学ブロックの側面図。
【図17】要部の分解斜視図。
【図18】チルト用のピンの取付状態を示す断面図。
【図19】光学ブロック案内部材の正面図。
【図20】回転カムの正面図。
【図21】回転カムの側面図。
【図22】チルト位置検出スイッチのオン、オフとチル
ト位置の関係を示す説明図。
【図23】駆動制御回路のブロック図。
【図24】動作説明図。
【図25】従来のディスクプレーヤの斜視図。
【図26】他の従来のディスクプレーヤの側面図。
【符号の説明】
1…ディスクプレーヤ 2…ターンテーブル 3…ディスク 4…ピックアップ 5…光学ブロック 5a…被取付基準面 6…光学ブロック案内部材 7…光学ブロック支持部材 7a…光学ブロック取付基準面 8…ベースプレート 9…RD調整用の屈曲部 10…タンジェンシャル・スキュー調整用の屈曲部 81…スリット 82…ヒンジ部 83…アジャスト機構 91…スリット 92…ヒンジ部 93…アジャスト機構 101…第1の光学ブロック支持部材取付面 102…第2の光学ブロック支持部材取付面 103…取付面変位操作機構 111…第1アーム部 112…第2アーム部 113…第3アーム部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/08 - 7/22 G11B 21/00 - 21/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに記録されている情報を読み取
    るピックアップを設けた光学ブロックと、該光学ブロッ
    クをターンテーブル上のディスクに沿って移動させる光
    学ブロック案内部材と、該光学ブロック案内部材を光学
    ブロック取付基準面に設けた光学ブロック支持部材と、
    該光学ブロック支持部材を支持しているベースプレート
    とを備えていて、 上記光学ブロック支持部材は、タンジェンシャル・スキ
    ュー調整用の屈曲部又は/及びRD調整用の屈曲部を有
    していることを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1のディスクプレーヤにおいて、
    屈曲部は、スリットと、該スリットの一端部に設けられ
    たヒンジ部とで構成されていると共に、上記屈曲部は、
    上記ヒンジ部を中心にして、光学ブロック支持部材を屈
    曲させ、又は一直線状に伸ばすアジャスト機構とを備え
    ているディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】 ディスクに記録されている情報を読み取
    るピックアップを設けた光学ブロックと、該光学ブロッ
    クをターンテーブル上のディスクに沿って移動させる光
    学ブロック案内部材と、該光学ブロック案内部材を光学
    ブロック取付基準面に設けた光学ブロック支持部材と、
    該光学ブロック支持部材を支持しているベースプレート
    とを備えていて、 上記ベースプレートは、上記光学ブロック支持部材の一
    端部と他端部を取付ける第1、第2の光学ブロック支持
    部材取付面を有していると共に、一方の光学ブロック支
    持部材取付面は、取付面変位操作機構により、変位可能
    に構成されているディスクプレーヤ。
  4. 【請求項4】 請求項3のディスクプレーヤにおいて、
    光学ブロック支持部材は、第1、第2アーム部と、これ
    ら第1、第2アーム部の一端部を連結した第3アーム部
    によってコ状に形成されていて、上記第1、第2アーム
    部の剛性が第3アーム部の剛性よりも大になるように形
    成されているディスクプレーヤ。
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