JP3213873B2 - 電圧制御発振器 - Google Patents
電圧制御発振器Info
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- JP3213873B2 JP3213873B2 JP05828995A JP5828995A JP3213873B2 JP 3213873 B2 JP3213873 B2 JP 3213873B2 JP 05828995 A JP05828995 A JP 05828995A JP 5828995 A JP5828995 A JP 5828995A JP 3213873 B2 JP3213873 B2 JP 3213873B2
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- transistor
- electrode
- source
- gate
- drain
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- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランジスタを用いた
小型で周波数可変範囲の大きい電圧制御発振器に関す
る。
小型で周波数可変範囲の大きい電圧制御発振器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の発振器には、「マイクロ
波半導体回路」(1993年9月24日発行、日刊工業
新聞社刊、第165頁〜第181頁)に記載されている
ように、高周波化に伴う寄生リアクタンスを巧みに利用
した並列帰還形や直列帰還形と呼ばれる回路形式があ
る。
波半導体回路」(1993年9月24日発行、日刊工業
新聞社刊、第165頁〜第181頁)に記載されている
ように、高周波化に伴う寄生リアクタンスを巧みに利用
した並列帰還形や直列帰還形と呼ばれる回路形式があ
る。
【0003】図16に、従来例のFET(電界効果トラ
ンジスタ)31を用いた直列帰還構成の電圧制御発振器
(VCO)を示す。同図において、R1(41)はFE
Tのバイアス供給用抵抗、R2(42)はバラクタダイ
オードの容量値を変化させるバイアス供給用抵抗であ
る。また、Cは直流電圧阻止用のコンデンサ、Lは直流
バイパス用のインダクタである。インダクタL1及びL
2(43及び44)はスパイラルインダクタ、マイクロ
ストリップ線路又はコプレーナ線路等を用いて構成され
る。発振周波数は、抵抗R2に与える電圧Vcを制御し
てバラクタダイオードD1(47)の容量値を変化さ
せ、これとインダクタL1及びL2並びにコンデンサC
1(45)の設定値とで決定される並列共振周波数を変
化させることで可変としている。
ンジスタ)31を用いた直列帰還構成の電圧制御発振器
(VCO)を示す。同図において、R1(41)はFE
Tのバイアス供給用抵抗、R2(42)はバラクタダイ
オードの容量値を変化させるバイアス供給用抵抗であ
る。また、Cは直流電圧阻止用のコンデンサ、Lは直流
バイパス用のインダクタである。インダクタL1及びL
2(43及び44)はスパイラルインダクタ、マイクロ
ストリップ線路又はコプレーナ線路等を用いて構成され
る。発振周波数は、抵抗R2に与える電圧Vcを制御し
てバラクタダイオードD1(47)の容量値を変化さ
せ、これとインダクタL1及びL2並びにコンデンサC
1(45)の設定値とで決定される並列共振周波数を変
化させることで可変としている。
【0004】ここで、端子1及び2から発振器側をみた
インピーダンスをZ0 とすると、Z0 の実部が負性抵抗
値を有し、その絶対値が負荷ZLの実部より大きけれ
ば、発振器は発振可能となる。即ち、 Re(Z0 )<0 かつ |Re(Z0 )|≧Re(ZL) (1) の場合である。
インピーダンスをZ0 とすると、Z0 の実部が負性抵抗
値を有し、その絶対値が負荷ZLの実部より大きけれ
ば、発振器は発振可能となる。即ち、 Re(Z0 )<0 かつ |Re(Z0 )|≧Re(ZL) (1) の場合である。
【0005】さらに、Z0 の虚部とZLの虚部に関し
て、ωを角周波数とすると、 Im(Z0 )+Im(ZL)=0 (2) δ(Im(Z0 (ω))+Im(ZL(ω)))/(δω)>0 (3) の関係を満たすように発振開始点が決まる。
て、ωを角周波数とすると、 Im(Z0 )+Im(ZL)=0 (2) δ(Im(Z0 (ω))+Im(ZL(ω)))/(δω)>0 (3) の関係を満たすように発振開始点が決まる。
【0006】発振器は、この発振開始点から、回路に存
在する微弱雑音電圧・電流や、電源投入時の過渡現象に
よる微小高調波等の小信号を選択的に増幅し、大信号動
作である定常発振状態へと移行する。
在する微弱雑音電圧・電流や、電源投入時の過渡現象に
よる微小高調波等の小信号を選択的に増幅し、大信号動
作である定常発振状態へと移行する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来の電圧制御発振器によると、共振回路のインダク
タンス成分を構成するために、スパイラルインダクタ、
マイクロストリップ線路又はコプレーナ線路等の伝送線
路を用いる必要があり、このような伝送線路を用いるこ
とは回路の小型化の妨げになる。また、周波数を変化さ
せるためにバラクタダイオード等の接合容量がバイアス
電圧によって変化することを利用しているため、可変周
波数範囲が狭いという問題もあった。
た従来の電圧制御発振器によると、共振回路のインダク
タンス成分を構成するために、スパイラルインダクタ、
マイクロストリップ線路又はコプレーナ線路等の伝送線
路を用いる必要があり、このような伝送線路を用いるこ
とは回路の小型化の妨げになる。また、周波数を変化さ
せるためにバラクタダイオード等の接合容量がバイアス
電圧によって変化することを利用しているため、可変周
波数範囲が狭いという問題もあった。
【0008】従って本発明の目的は、以上の問題点を解
決でき、例えばマイクロ波帯以上の高周波帯においても
小型で、構成が簡単であり、周波数可変範囲の広い電圧
制御発振器を提供することにある。
決でき、例えばマイクロ波帯以上の高周波帯においても
小型で、構成が簡単であり、周波数可変範囲の広い電圧
制御発振器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ソース
又はエミッタ接地の第1のトランジスタと、ソース又は
エミッタ電極が第1のトランジスタのドレイン又はコレ
クタ電極に接続されたゲート又はベース接地の第2のト
ランジスタと、ドレイン又はコレクタ電極が第1のトラ
ンジスタのゲート又はベース電極に接続され、ソース又
はエミッタ電極が第2のトランジスタのドレイン又はコ
レクタ電極に接続され、かつゲート又はベース電極が第
2のトランジスタのソース又はエミッタ電極に接続され
た第3のトランジスタとを備えており、第2のトランジ
スタのドレイン又はコレクタ電極にコンデンサの一端を
接続し、このコンデンサの他端と第2のトランジスタの
ゲート又はベース電極とで出力端子を構成した電圧制御
発振器が提供される。
又はエミッタ接地の第1のトランジスタと、ソース又は
エミッタ電極が第1のトランジスタのドレイン又はコレ
クタ電極に接続されたゲート又はベース接地の第2のト
ランジスタと、ドレイン又はコレクタ電極が第1のトラ
ンジスタのゲート又はベース電極に接続され、ソース又
はエミッタ電極が第2のトランジスタのドレイン又はコ
レクタ電極に接続され、かつゲート又はベース電極が第
2のトランジスタのソース又はエミッタ電極に接続され
た第3のトランジスタとを備えており、第2のトランジ
スタのドレイン又はコレクタ電極にコンデンサの一端を
接続し、このコンデンサの他端と第2のトランジスタの
ゲート又はベース電極とで出力端子を構成した電圧制御
発振器が提供される。
【0010】本発明によれば、さらに、ソース又はエミ
ッタ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミッタ
電極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極
に接続されたゲート又はベース接地の第2のトランジス
タと、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジスタの
ドレイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又は
ベース電極が第1のトランジスタのソース又はエミッタ
電極に接続された第3のトランジスタと、ソース又はエ
ミッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコレク
タ電極に接続され、ゲート又はベース電極が第3のトラ
ンジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、かつド
レイン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲート
又はベース電極に接続された第4のトランジスタとを備
えており、第3のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサの他
端と第3のトランジスタのゲート又はベース電極とで出
力端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
ッタ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミッタ
電極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極
に接続されたゲート又はベース接地の第2のトランジス
タと、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジスタの
ドレイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又は
ベース電極が第1のトランジスタのソース又はエミッタ
電極に接続された第3のトランジスタと、ソース又はエ
ミッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコレク
タ電極に接続され、ゲート又はベース電極が第3のトラ
ンジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、かつド
レイン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲート
又はベース電極に接続された第4のトランジスタとを備
えており、第3のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサの他
端と第3のトランジスタのゲート又はベース電極とで出
力端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
【0011】本発明によれば、また、ソース又はエミッ
タ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミッタ電
極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
接続されたゲート又はベース接地の第2のトランジスタ
と、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又はベ
ース電極が第2のトランジスタのソース又はエミッタ電
極に接続された第3のトランジスタと、ソース又はエミ
ッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極に接続され、ゲート又はベース電極が第1のトラン
ジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、かつドレ
イン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲート又
はベース電極に接続された第4のトランジスタとを備え
ており、第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ電
極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサの他端
と第2のトランジスタのゲート又はベース電極とで出力
端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
タ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミッタ電
極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
接続されたゲート又はベース接地の第2のトランジスタ
と、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又はベ
ース電極が第2のトランジスタのソース又はエミッタ電
極に接続された第3のトランジスタと、ソース又はエミ
ッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極に接続され、ゲート又はベース電極が第1のトラン
ジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、かつドレ
イン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲート又
はベース電極に接続された第4のトランジスタとを備え
ており、第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ電
極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサの他端
と第2のトランジスタのゲート又はベース電極とで出力
端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
【0012】本発明によれば、さらにまた、ソース又は
エミッタ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミ
ッタ電極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極に接続されたゲート又はベース接地の第2のトラン
ジスタと、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジス
タのドレイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート
又はベース電極が第2のトランジスタのソース又はエミ
ッタ電極に接続された第3のトランジスタと、ソース又
はエミッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコ
レクタ電極に接続され、ゲート又はベース電極が第3の
トランジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、か
つドレイン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲ
ート又はベース電極に接続された第4のトランジスタと
を備えており、第3のトランジスタのドレイン又はコレ
クタ電極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサ
の他端と第1のトランジスタのソース又はエミッタ電極
とで出力端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
エミッタ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミ
ッタ電極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極に接続されたゲート又はベース接地の第2のトラン
ジスタと、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジス
タのドレイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート
又はベース電極が第2のトランジスタのソース又はエミ
ッタ電極に接続された第3のトランジスタと、ソース又
はエミッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコ
レクタ電極に接続され、ゲート又はベース電極が第3の
トランジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、か
つドレイン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲ
ート又はベース電極に接続された第4のトランジスタと
を備えており、第3のトランジスタのドレイン又はコレ
クタ電極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサ
の他端と第1のトランジスタのソース又はエミッタ電極
とで出力端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
【0013】本発明によれば、また、ソース又はエミッ
タ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミッタ電
極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
接続されたゲート又はベース接地の第2のトランジスタ
と、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又はベ
ース電極が第2のトランジスタのソース又はエミッタ電
極に接続された第3のトランジスタと、ソース又はエミ
ッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極に接続され、ゲート又はベース電極が第3のトラン
ジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、かつドレ
イン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲート又
はベース電極に接続された第4のトランジスタとを備え
ており、第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ電
極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサの他端
と第2のトランジスタのゲート又はベース電極とで出力
端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
タ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミッタ電
極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
接続されたゲート又はベース接地の第2のトランジスタ
と、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又はベ
ース電極が第2のトランジスタのソース又はエミッタ電
極に接続された第3のトランジスタと、ソース又はエミ
ッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極に接続され、ゲート又はベース電極が第3のトラン
ジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、かつドレ
イン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲート又
はベース電極に接続された第4のトランジスタとを備え
ており、第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ電
極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサの他端
と第2のトランジスタのゲート又はベース電極とで出力
端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
【0014】本発明によれば、さらにまた、ソース又は
エミッタ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミ
ッタ電極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極に接続されたゲート又はベース接地の第2のトラン
ジスタと、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジス
タのドレイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート
又はベース電極が第2のトランジスタのソース又はエミ
ッタ電極に接続された第3のトランジスタと、ソース又
はエミッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコ
レクタ電極に接続され、ゲート又はベース電極が第2の
トランジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、か
つドレイン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲ
ート又はベース電極に接続された第4のトランジスタと
を備えており、第3のトランジスタのドレイン又はコレ
クタ電極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサ
の他端と第1のトランジスタのソース又はエミッタ電極
とで出力端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
エミッタ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミ
ッタ電極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極に接続されたゲート又はベース接地の第2のトラン
ジスタと、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジス
タのドレイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート
又はベース電極が第2のトランジスタのソース又はエミ
ッタ電極に接続された第3のトランジスタと、ソース又
はエミッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコ
レクタ電極に接続され、ゲート又はベース電極が第2の
トランジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、か
つドレイン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲ
ート又はベース電極に接続された第4のトランジスタと
を備えており、第3のトランジスタのドレイン又はコレ
クタ電極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサ
の他端と第1のトランジスタのソース又はエミッタ電極
とで出力端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
【0015】本発明によれば、さらに、ソース又はエミ
ッタ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミッタ
電極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極
に接続されたゲート又はベース接地の第2のトランジス
タと、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジスタの
ドレイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又は
ベース電極が第2のトランジスタのソース又はエミッタ
電極に接続された第3のトランジスタと、ソース又はエ
ミッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコレク
タ電極に接続され、ゲート又はベース電極が第2のトラ
ンジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、かつド
レイン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲート
又はベース電極に接続された第4のトランジスタとを備
えており、第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサの他
端と第2のトランジスタのゲート又はベース電極とで出
力端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
ッタ接地の第1のトランジスタと、ソース又はエミッタ
電極が第1のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極
に接続されたゲート又はベース接地の第2のトランジス
タと、ソース又はエミッタ電極が第2のトランジスタの
ドレイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又は
ベース電極が第2のトランジスタのソース又はエミッタ
電極に接続された第3のトランジスタと、ソース又はエ
ミッタ電極が第3のトランジスタのドレイン又はコレク
タ電極に接続され、ゲート又はベース電極が第2のトラ
ンジスタのソース又はエミッタ電極に接続され、かつド
レイン又はコレクタ電極が第1のトランジスタのゲート
又はベース電極に接続された第4のトランジスタとを備
えており、第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極にコンデンサの一端を接続し、このコンデンサの他
端と第2のトランジスタのゲート又はベース電極とで出
力端子を構成した電圧制御発振器が提供される。
【0016】上述のトランジスタにおけるソース又はエ
ミッタ電極とゲート又はベース電極との間にコンデンサ
を接続してもよい。
ミッタ電極とゲート又はベース電極との間にコンデンサ
を接続してもよい。
【0017】上述のトランジスタは、FET(電界効果
トランジスタ)であっても、HEMT(高電子移動度ト
ランジスタ)であっても、また、バイポーラトランジス
タであってもよい。
トランジスタ)であっても、HEMT(高電子移動度ト
ランジスタ)であっても、また、バイポーラトランジス
タであってもよい。
【0018】
【作用】負性抵抗値を有する可変インダクタと、これに
直列に接続したコンデンサとで直列共振回路を形成でき
る。その結果、従来の電圧制御発振器と比較して従来個
別であった負性抵抗発生回路と共振回路とを一体化で
き、また、共振回路のインダクタンス成分としてスパイ
ラルインダクタ、マイクロストリップ線路又はコプレー
ナ線路等の伝送線路を用いる必要がなく、マイクロ波帯
以上の高周波帯においても小型で、構成が簡単になる。
さらに、本発明の構成では直列共振回路を形成できるた
め、従来の並列共振回路を構成する場合に比較して、負
性抵抗発生領域を低い周波数帯まで大幅に広げることが
できる。そのため、インピーダンス変換回路を付加する
等の工夫をせずに発振可能周波数領域を拡大することが
できる。そして、FETの相互コンダクタンスgmを、
バイアス電圧を制御して変化させることによりインダク
タンス値を大幅に変化させることができ、バラクタダイ
オードの接合容量値をバイアス電圧で変化させる従来構
成よりも可変周波数範囲を広くできる。
直列に接続したコンデンサとで直列共振回路を形成でき
る。その結果、従来の電圧制御発振器と比較して従来個
別であった負性抵抗発生回路と共振回路とを一体化で
き、また、共振回路のインダクタンス成分としてスパイ
ラルインダクタ、マイクロストリップ線路又はコプレー
ナ線路等の伝送線路を用いる必要がなく、マイクロ波帯
以上の高周波帯においても小型で、構成が簡単になる。
さらに、本発明の構成では直列共振回路を形成できるた
め、従来の並列共振回路を構成する場合に比較して、負
性抵抗発生領域を低い周波数帯まで大幅に広げることが
できる。そのため、インピーダンス変換回路を付加する
等の工夫をせずに発振可能周波数領域を拡大することが
できる。そして、FETの相互コンダクタンスgmを、
バイアス電圧を制御して変化させることによりインダク
タンス値を大幅に変化させることができ、バラクタダイ
オードの接合容量値をバイアス電圧で変化させる従来構
成よりも可変周波数範囲を広くできる。
【0019】
【実施例】第1の実施例(請求項1に対応) 図1は、本発明の電圧制御発振器の第1の実施例の構成
を示す。同図において、ソース接地のFET12(本発
明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dから
ゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続し
たFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)及
びFET14(本発明の第3のトランジスタに対応)で
一方向の帰還をかける構成になっている。ここで、FE
T11のドレイン電極Dに容量値Ckのコンデンサ23
の一端を接続し、その他端とFET11のゲート電極G
とで発振器の出力端子1及び2とする。なお、図中のC
は直流電圧阻止用のコンデンサである。
を示す。同図において、ソース接地のFET12(本発
明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dから
ゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続し
たFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)及
びFET14(本発明の第3のトランジスタに対応)で
一方向の帰還をかける構成になっている。ここで、FE
T11のドレイン電極Dに容量値Ckのコンデンサ23
の一端を接続し、その他端とFET11のゲート電極G
とで発振器の出力端子1及び2とする。なお、図中のC
は直流電圧阻止用のコンデンサである。
【0020】本実施例の構成において、端子1及び2か
らFET11側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、11
及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直下のゲー
ト・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgsf 及びCg
sa と、相互コンダクタンスgm1 、gmf 及びgma
のみで表すものとする。
らFET11側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、11
及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直下のゲー
ト・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgsf 及びCg
sa と、相互コンダクタンスgm1 、gmf 及びgma
のみで表すものとする。
【0021】マイクロ波帯の比較的低い周波数帯におい
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gmf +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gmf +1/gma ) +1/jωCk (1−1) で表され、その等価回路は図2aに示すように、負性抵
抗値を有する直列共振回路になる。
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gmf +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gmf +1/gma ) +1/jωCk (1−1) で表され、その等価回路は図2aに示すように、負性抵
抗値を有する直列共振回路になる。
【0022】次に、使用するFETの相互コンダクタン
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図2b及
び図2cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23の容
量値Ck=0.5pF、負荷ZL=50Ωとする。
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図2b及
び図2cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23の容
量値Ck=0.5pF、負荷ZL=50Ωとする。
【0023】FETのバイアス電圧を制御することでg
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(1−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるので、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器が広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(1−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるので、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器が広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
【0024】第2の実施例(請求項2に対応) 図3は、本発明の電圧制御発振器の第2の実施例の構成
を示す。同図において、ゲート接地のFET11(本発
明の第2のトランジスタに対応)のドレイン電極Dから
ソース接地のFET12(本発明の第1のトランジスタ
に対応)のゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコ
ード接続したFET13(本発明の第3のトランジスタ
に対応)及びFET14(本発明の第4のトランジスタ
に対応)で一方向の帰還をかける構成になっている。こ
こで、FET13のドレイン電極Dに容量値Ckのコン
デンサ23の一端を接続し、その他端とFET13のゲ
ート電極Gとで発振器の出力端子1及び2とする。な
お、図中のCは直流電圧阻止用のコンデンサである。
を示す。同図において、ゲート接地のFET11(本発
明の第2のトランジスタに対応)のドレイン電極Dから
ソース接地のFET12(本発明の第1のトランジスタ
に対応)のゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコ
ード接続したFET13(本発明の第3のトランジスタ
に対応)及びFET14(本発明の第4のトランジスタ
に対応)で一方向の帰還をかける構成になっている。こ
こで、FET13のドレイン電極Dに容量値Ckのコン
デンサ23の一端を接続し、その他端とFET13のゲ
ート電極Gとで発振器の出力端子1及び2とする。な
お、図中のCは直流電圧阻止用のコンデンサである。
【0025】本実施例の構成において、端子1及び2か
らFET13側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
らFET13側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
【0026】マイクロ波帯の比較的低い周波数帯におい
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gmf +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gmf +1/gma ) +1/jωCk (2−1) で表され、その等価回路は図4aに示すように、負性抵
抗値を有する直列共振回路になる。
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gmf +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gmf +1/gma ) +1/jωCk (2−1) で表され、その等価回路は図4aに示すように、負性抵
抗値を有する直列共振回路になる。
【0027】次に、使用するFETの相互コンダクタン
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図4b及
び図4cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23の容
量値Ck=0.5pF、負荷ZL=50Ωとする。
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図4b及
び図4cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23の容
量値Ck=0.5pF、負荷ZL=50Ωとする。
【0028】FETのバイアス電圧を制御することでg
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(2−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるので、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(2−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるので、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
【0029】第3の実施例(請求項3に対応) 図5は、本発明の電圧制御発振器の第3の実施例の構成
を示す。同図において、ソース接地のFET12(本発
明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dから
ゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続し
たFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)及
びFET13(本発明の第3のトランジスタに対応)と
ゲート接地のFET14(本発明の第4のトランジスタ
に対応)とを縦続接続して一方向の帰還をかける構成に
なっている。ここで、FET11のドレイン電極Dに容
量値Ckのコンデンサ23の一端を接続し、その他端と
FET11のゲート電極Gとで発振器の出力端子1及び
2とする。なお、図中のCは直流電圧阻止用のコンデン
サである。
を示す。同図において、ソース接地のFET12(本発
明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dから
ゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続し
たFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)及
びFET13(本発明の第3のトランジスタに対応)と
ゲート接地のFET14(本発明の第4のトランジスタ
に対応)とを縦続接続して一方向の帰還をかける構成に
なっている。ここで、FET11のドレイン電極Dに容
量値Ckのコンデンサ23の一端を接続し、その他端と
FET11のゲート電極Gとで発振器の出力端子1及び
2とする。なお、図中のCは直流電圧阻止用のコンデン
サである。
【0030】本実施例の構成において、端子1及び2か
らFET11側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
らFET11側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
【0031】マイクロ波帯の比較的低い周波数帯におい
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gm2 +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gm2 +1/gmf ) +1/jωCk (3−1) で表され、その等価回路は図6aに示すように、負性抵
抗値を有する直列共振回路になる。
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gm2 +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gm2 +1/gmf ) +1/jωCk (3−1) で表され、その等価回路は図6aに示すように、負性抵
抗値を有する直列共振回路になる。
【0032】次に、使用するFETの相互コンダクタン
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図6b及
び図6cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23の容
量値Ck=0.5pF、負荷ZL=50Ωとする。
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図6b及
び図6cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23の容
量値Ck=0.5pF、負荷ZL=50Ωとする。
【0033】FETのバイアス電圧を制御することでg
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(3−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるため、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(3−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるため、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
【0034】第4の実施例(請求項4に対応) 図7は、本発明の電圧制御発振器の第4の実施例の構成
を示す。同図において、ソース接地のFET12(本発
明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dから
ゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続し
たFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)、
FET13(本発明の第3のトランジスタに対応)及び
FET14(本発明の第4のトランジスタに対応)で一
方向の帰還をかける構成になっている。ここで、FET
13のドレイン電極Dに容量値Ckのコンデンサ23の
一端を接続し、その他端とFET11のゲート電極Gと
で発振器の出力端子1及び2とする。なお、図中のCは
直流電圧阻止用のコンデンサである。
を示す。同図において、ソース接地のFET12(本発
明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dから
ゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続し
たFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)、
FET13(本発明の第3のトランジスタに対応)及び
FET14(本発明の第4のトランジスタに対応)で一
方向の帰還をかける構成になっている。ここで、FET
13のドレイン電極Dに容量値Ckのコンデンサ23の
一端を接続し、その他端とFET11のゲート電極Gと
で発振器の出力端子1及び2とする。なお、図中のCは
直流電圧阻止用のコンデンサである。
【0035】本実施例の構成において、端子1及び2か
らFET13側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
らFET13側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
【0036】マイクロ波帯の比較的低い周波数帯におい
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−(1/gm2 +1/gmf ) +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gmf +1/gma ) +1/jωCk (4−1) で表され、その等価回路は図8aに示すように、負性抵
抗値を有する直列共振回路になる。
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−(1/gm2 +1/gmf ) +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gmf +1/gma ) +1/jωCk (4−1) で表され、その等価回路は図8aに示すように、負性抵
抗値を有する直列共振回路になる。
【0037】次に、使用するFETの相互コンダクタン
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図8b及
び図8cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23の容
量値Ck=0.5pF、負荷ZL=50Ωとする。
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図8b及
び図8cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23の容
量値Ck=0.5pF、負荷ZL=50Ωとする。
【0038】FETのバイアス電圧を制御することでg
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(4−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるため、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(4−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるため、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
【0039】第5の実施例(請求項5に対応) 図9は、本発明の電圧制御発振器の第5の実施例の構成
を示す。同図において、ソース接地のFET12(本発
明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dから
ゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続し
たFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)、
FET13(本発明の第3のトランジスタに対応)及び
FET14(本発明の第4のトランジスタに対応)で一
方向の帰還をかける構成になっている。ここで、FET
11のドレイン電極Dに容量値Ckのコンデンサ23の
一端を接続し、その他端とFET11のゲート電極Gと
で発振器の出力端子1及び2とする。なお、図中のCは
直流電圧阻止用のコンデンサである。
を示す。同図において、ソース接地のFET12(本発
明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dから
ゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続し
たFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)、
FET13(本発明の第3のトランジスタに対応)及び
FET14(本発明の第4のトランジスタに対応)で一
方向の帰還をかける構成になっている。ここで、FET
11のドレイン電極Dに容量値Ckのコンデンサ23の
一端を接続し、その他端とFET11のゲート電極Gと
で発振器の出力端子1及び2とする。なお、図中のCは
直流電圧阻止用のコンデンサである。
【0040】本実施例の構成において、端子1及び2か
らFET11側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
らFET11側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
【0041】マイクロ波帯の比較的低い周波数帯におい
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gm2 +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gm2 +1/gmf ) +1/jωCk (5−1) で表され、その等価回路は図10aに示すように、負性
抵抗値を有する直列共振回路になる。
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gm2 +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gm2 +1/gmf ) +1/jωCk (5−1) で表され、その等価回路は図10aに示すように、負性
抵抗値を有する直列共振回路になる。
【0042】次に、使用するFETの相互コンダクタン
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図10b
及び図10cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23
の容量値Ck=0.5pF、負荷ZL=50Ωとする。
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図10b
及び図10cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23
の容量値Ck=0.5pF、負荷ZL=50Ωとする。
【0043】FETのバイアス電圧を制御することでg
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(5−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるため、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(5−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるため、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
【0044】第6の実施例(請求項6に対応) 図11は、本発明の電圧制御発振器の第6の実施例の構
成を示す。同図において、ソース接地のFET12(本
発明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dか
らゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続
したFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)
及びFET13(本発明の第3のトランジスタに対応)
と、ゲート接地のFET11のソース電極Sにゲート電
極Gを接続したFET14(本発明の第4のトランジス
タに対応)とを縦続接続して一方向の帰還をかける構成
になっている。ここで、FET13のドレイン電極Dに
容量値Ckのコンデンサ23の一端を接続し、その他端
とFET11のゲート電極Gとで発振器の出力端子1及
び2とする。なお、図中のCは直流電圧阻止用のコンデ
ンサである。
成を示す。同図において、ソース接地のFET12(本
発明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dか
らゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続
したFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)
及びFET13(本発明の第3のトランジスタに対応)
と、ゲート接地のFET11のソース電極Sにゲート電
極Gを接続したFET14(本発明の第4のトランジス
タに対応)とを縦続接続して一方向の帰還をかける構成
になっている。ここで、FET13のドレイン電極Dに
容量値Ckのコンデンサ23の一端を接続し、その他端
とFET11のゲート電極Gとで発振器の出力端子1及
び2とする。なお、図中のCは直流電圧阻止用のコンデ
ンサである。
【0045】本実施例の構成において、端子1及び2か
らFET13側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
らFET13側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
【0046】マイクロ波帯の比較的低い周波数帯におい
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gm2 +jωCgs1 /gm1 gma +1/jωCk (6−1) で表され、その等価回路は図12aに示すように、負性
抵抗値を有する直列共振回路になる。
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gm2 +jωCgs1 /gm1 gma +1/jωCk (6−1) で表され、その等価回路は図12aに示すように、負性
抵抗値を有する直列共振回路になる。
【0047】次に、使用するFETの相互コンダクタン
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図12b
及び図12cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23
の容量値Ck=2pF、負荷ZL=50Ωとする。
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図12b
及び図12cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23
の容量値Ck=2pF、負荷ZL=50Ωとする。
【0048】FETのバイアス電圧を制御することでg
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(6−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるため、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(6−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるため、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
【0049】第7の実施例(請求項7に対応) 図13は、本発明の電圧制御発振器の第7の実施例の構
成を示す。同図において、ソース接地のFET12(本
発明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dか
らゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続
したFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)
及びFET13(本発明の第3のトランジスタに対応)
と、ゲート接地のFET11のソース電極Sにゲート電
極Gを接続したFET14(本発明の第4のトランジス
タに対応)とを縦続接続して一方向の帰還をかける構成
になっている。ここで、FET11のドレイン電極Dに
容量値Ckのコンデンサ23の一端を接続し、その他端
とFET11のゲート電極Gとで発振器の出力端子1及
び2とする。なお、図中のCは直流電圧阻止用のコンデ
ンサである。
成を示す。同図において、ソース接地のFET12(本
発明の第1のトランジスタに対応)のドレイン電極Dか
らゲート電極Gに対して、ゲート接地でカスコード接続
したFET11(本発明の第2のトランジスタに対応)
及びFET13(本発明の第3のトランジスタに対応)
と、ゲート接地のFET11のソース電極Sにゲート電
極Gを接続したFET14(本発明の第4のトランジス
タに対応)とを縦続接続して一方向の帰還をかける構成
になっている。ここで、FET11のドレイン電極Dに
容量値Ckのコンデンサ23の一端を接続し、その他端
とFET11のゲート電極Gとで発振器の出力端子1及
び2とする。なお、図中のCは直流電圧阻止用のコンデ
ンサである。
【0050】本実施例の構成において、端子1及び2か
らFET11側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
らFET11側をみたインピーダンスZ0 を求める。こ
こで、回路解析を簡単にするために、FET12、1
1、13及び14が電気的に同じ特性を有し、ゲート直
下のゲート・ソース間の空乏層容量Cgs1 、Cgs
2 、Cgsf 及びCgsa と、相互コンダクタンスgm
1、gm2 、gmf 及びgma のみで表すものとする。
【0051】マイクロ波帯の比較的低い周波数帯におい
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gm2 +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gm2 +1/gmf ) +1/jωCk (7−1) で表され、その等価回路は図14aに示すように、負性
抵抗値を有する直列共振回路になる。
てはgm2 >>ω2 Cgs2 が成り立つので、インピー
ダンスZ0 は、概ね Z0 ≒−1/gm2 +jω(Cgs1 /gm1 )(1/gm2 +1/gmf ) +1/jωCk (7−1) で表され、その等価回路は図14aに示すように、負性
抵抗値を有する直列共振回路になる。
【0052】次に、使用するFETの相互コンダクタン
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図14b
及び図14cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23
の容量値Ck=2pF、負荷ZL=50Ωとする。
スgmが互いに等しく、20mSの場合(Cgs=0.
16pF、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=2
0GHz)と、10mSの場合(Cgs=0.08p
F、遮断周波数fT =(gm/2πCgs)=20GH
z)と、5mSの場合(Cgs=0.04pF、遮断周
波数fT =(gm/2πCgs)=20GHz)のイン
ピーダンスZ0 の虚部及び実部の周波数特性を図14b
及び図14cにそれぞれ示す。ここで、コンデンサ23
の容量値Ck=2pF、負荷ZL=50Ωとする。
【0053】FETのバイアス電圧を制御することでg
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(7−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるため、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
mを変化させることができ、例えばgmを0mSに近づ
けた場合、(7−1)式より負性抵抗成分及びインダク
タンス成分を理論的には無限大近くまで大きくさせるこ
とができるため、前述した発振条件(1)〜(3)を満
たす発振開始点を大幅に可変できることがわかる。従っ
て、本実施例の電圧制御発振器も広い周波数範囲におい
て良好に動作することがわかる。
【0054】第8の実施例(請求項8に対応) 図15は、本発明の電圧制御発振器の第8の実施例の構
成を示す。本実施例は、図1に示す第1の実施例の構成
において、FET12のソース電極Sとゲート電極Gと
の間、FET11のソース電極Sとゲート電極Gとの
間、並びにFET14のソース電極Sとゲート電極Gと
の間に、それぞれ容量がC1 、C2 及びC3 のコンデン
サを接続したものである。
成を示す。本実施例は、図1に示す第1の実施例の構成
において、FET12のソース電極Sとゲート電極Gと
の間、FET11のソース電極Sとゲート電極Gとの
間、並びにFET14のソース電極Sとゲート電極Gと
の間に、それぞれ容量がC1 、C2 及びC3 のコンデン
サを接続したものである。
【0055】これにより、(1−1)式に示すインピー
ダンスZ0 は、容量Cgs1 を(C1 +Cgs1 )で置
き換えたものになる。第1の実施例と比較すると、遮断
周波数fT は小さくなるもののCgsが等価的に大きく
なるので、第1の実施例の構成よりも大きなインダクタ
ンス値のインダクタ22を実現でき、可変周波数範囲を
さらに広げることができる。
ダンスZ0 は、容量Cgs1 を(C1 +Cgs1 )で置
き換えたものになる。第1の実施例と比較すると、遮断
周波数fT は小さくなるもののCgsが等価的に大きく
なるので、第1の実施例の構成よりも大きなインダクタ
ンス値のインダクタ22を実現でき、可変周波数範囲を
さらに広げることができる。
【0056】なお、第2の実施例〜第7の実施例におい
ても、同様に、各FETのソース電極Sとゲート電極G
との間にコンデンサを接続することにより、大きなイン
ダクタンス値のインダクタ22を実現でき、可変周波数
範囲をさらに広げることができる。
ても、同様に、各FETのソース電極Sとゲート電極G
との間にコンデンサを接続することにより、大きなイン
ダクタンス値のインダクタ22を実現でき、可変周波数
範囲をさらに広げることができる。
【0057】以上示した実施例は、トランジスタとして
FET(電界効果トランジスタ)を用いる場合について
説明してきたが、HEMT(高電子移動度トランジス
タ)を用いてもよい。また、バイポーラトランジスタを
用いてもよい。この場合には、ゲートをベースに、ドレ
インをコレクタに、ソースをエミッタに対応させる。
FET(電界効果トランジスタ)を用いる場合について
説明してきたが、HEMT(高電子移動度トランジス
タ)を用いてもよい。また、バイポーラトランジスタを
用いてもよい。この場合には、ゲートをベースに、ドレ
インをコレクタに、ソースをエミッタに対応させる。
【0058】以上述べた実施例は全て本発明を例示的に
示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は
他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができ
る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等
範囲によってのみ規定されるものである。
示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は
他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができ
る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等
範囲によってのみ規定されるものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電圧制御
発振器は、従来の電圧制御発振器と比較して従来個別で
あった負性抵抗発生回路と共振回路とを一体化でき、ま
た、共振回路のインダクタンス成分としてスパイラルイ
ンダクタやマイクロストリップ線路あるいはコプレーナ
線路等の伝送線路を用いる必要がなく、マイクロ波帯以
上の高周波帯においても小型で、構成が簡単になる。さ
らに、本構成では直列共振回路を形成できるため、従来
の並列共振回路を構成する場合に比較して、負性抵抗発
生領域を低い周波数帯まで大幅に広げることができる。
そのため、インピーダンス変換回路を付加する等の工夫
をせずに発振可能周波数領域を拡大することができる。
そして、FETの相互コンダクタンスgmを、バイアス
電圧を制御して変化させることによりインダクタンス値
を大幅に変化させることができ、バラクタダイオードの
接合容量値をバイアス電圧で変化させる従来構成よりも
可変周波数範囲を広くでき、マイクロ波帯で良好に動作
させることができる。
発振器は、従来の電圧制御発振器と比較して従来個別で
あった負性抵抗発生回路と共振回路とを一体化でき、ま
た、共振回路のインダクタンス成分としてスパイラルイ
ンダクタやマイクロストリップ線路あるいはコプレーナ
線路等の伝送線路を用いる必要がなく、マイクロ波帯以
上の高周波帯においても小型で、構成が簡単になる。さ
らに、本構成では直列共振回路を形成できるため、従来
の並列共振回路を構成する場合に比較して、負性抵抗発
生領域を低い周波数帯まで大幅に広げることができる。
そのため、インピーダンス変換回路を付加する等の工夫
をせずに発振可能周波数領域を拡大することができる。
そして、FETの相互コンダクタンスgmを、バイアス
電圧を制御して変化させることによりインダクタンス値
を大幅に変化させることができ、バラクタダイオードの
接合容量値をバイアス電圧で変化させる従来構成よりも
可変周波数範囲を広くでき、マイクロ波帯で良好に動作
させることができる。
【図1】本発明の電圧制御発振器の第1の実施例の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図2a】第1の実施例の等価回路を示す図である。
【図2b】第1の実施例のインピーダンスZ0 の虚部の
周波数特性を示す図である。
周波数特性を示す図である。
【図2c】第1の実施例のインピーダンスZ0 の実部の
周波数特性を示す図である。
周波数特性を示す図である。
【図3】本発明の電圧制御発振器の第2の実施例の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図4a】第2の実施例の等価回路を示す図である。
【図4b】第2の実施例のインピーダンスZ0 の虚部の
周波数特性を示す図である。
周波数特性を示す図である。
【図4c】第2の実施例のインピーダンスZ0 の実部の
周波数特性を示す図である。
周波数特性を示す図である。
【図5】本発明の電圧制御発振器の第3の実施例の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図6a】第3の実施例の等価回路を示す図である。
【図6b】第3の実施例のインピーダンスZ0 の虚部の
周波数特性を示す図である。
周波数特性を示す図である。
【図6c】第3の実施例のインピーダンスZ0 の実部の
周波数特性を示す図である。
周波数特性を示す図である。
【図7】本発明の電圧制御発振器の第4の実施例の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図8a】第4の実施例の等価回路を示す図である。
【図8b】第4の実施例のインピーダンスZ0 の虚部の
周波数特性を示す図である。
周波数特性を示す図である。
【図8c】第4の実施例のインピーダンスZ0 の実部の
周波数特性を示す図である。
周波数特性を示す図である。
【図9】本発明の電圧制御発振器の第5の実施例の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図10a】第5の実施例の等価回路を示す図である。
【図10b】第5の実施例のインピーダンスZ0 の虚部
の周波数特性を示す図である。
の周波数特性を示す図である。
【図10c】第5の実施例のインピーダンスZ0 の実部
の周波数特性を示す図である。
の周波数特性を示す図である。
【図11】本発明の電圧制御発振器の第6の実施例の構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図12a】第6の実施例の等価回路を示す図である。
【図12b】第6の実施例のインピーダンスZ0 の虚部
の周波数特性を示す図である。
の周波数特性を示す図である。
【図12c】第6の実施例のインピーダンスZ0 の実部
の周波数特性を示す図である。
の周波数特性を示す図である。
【図13】本発明の電圧制御発振器の第7の実施例の構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図14a】第7の実施例の等価回路を示す図である。
【図14b】第7の実施例のインピーダンスZ0 の虚部
の周波数特性を示す図である。
の周波数特性を示す図である。
【図14c】第7の実施例のインピーダンスZ0 の実部
の周波数特性を示す図である。
の周波数特性を示す図である。
【図15】本発明の電圧制御発振器の第8の実施例の構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図16】電圧制御発振器の従来構成を示す回路図であ
る。
る。
1、2 出力端子 11、12、13、14、31 FET 21、41、42 抵抗 22、43、44 インダクタ 23、45 コンデンサ 47 バラクタダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村口 正弘 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−284005(JP,A) 特開 平8−181571(JP,A) 特開 平8−274854(JP,A) 特開 平2−205107(JP,A) 特開 昭63−219150(JP,A) IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEO RY AND TECHNIQUES, VOL.37,NO.12,DECEMBE R 1989,pp.1979−1984,’Los sless Broad−Band M onolithic Microwav e Active Inductors ’,SHINJI HARA,et a l 信学技報Vol.95,No.179,電 子情報通信学会技術研究報告,MW−95 −66,「低損失マイクロ波アクティブイ ンダクタに関する一検討」,pp.57− 62,林等他1名,1995年7月25日発行 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03B 5/00 H03B 5/12 H03H 11/48 JICSTファイル(JOIS)
Claims (11)
- 【請求項1】 ソース又はエミッタ接地の第1のトラン
ジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第1のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続されたゲート又はベース
接地の第2のトランジスタと、 ドレイン又はコレクタ電極が前記第1のトランジスタの
ゲート又はベース電極に接続され、ソース又はエミッタ
電極が前記第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ
電極に接続され、かつゲート又はベース電極が前記第2
のトランジスタのソース又はエミッタ電極に接続された
第3のトランジスタとを備えており、 前記第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
コンデンサの一端を接続し、該コンデンサの他端と前記
第2のトランジスタのゲート又はベース電極とで出力端
子を構成したことを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項2】 ソース又はエミッタ接地の第1のトラン
ジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第1のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続されたゲート又はベース
接地の第2のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第2のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又はベ
ース電極が前記第1のトランジスタのソース又はエミッ
タ電極に接続された第3のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第3のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、ゲート又はベース
電極が前記第3のトランジスタのソース又はエミッタ電
極に接続され、かつドレイン又はコレクタ電極が前記第
1のトランジスタのゲート又はベース電極に接続された
第4のトランジスタとを備えており、 前記第3のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
コンデンサの一端を接続し、該コンデンサの他端と前記
第3のトランジスタのゲート又はベース電極とで出力端
子を構成したことを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項3】 ソース又はエミッタ接地の第1のトラン
ジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第1のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続されたゲート又はベース
接地の第2のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第2のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又はベ
ース電極が前記第2のトランジスタのソース又はエミッ
タ電極に接続された第3のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第3のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、ゲート又はベース
電極が前記第1のトランジスタのソース又はエミッタ電
極に接続され、かつドレイン又はコレクタ電極が前記第
1のトランジスタのゲート又はベース電極に接続された
第4のトランジスタとを備えており、 前記第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
コンデンサの一端を接続し、該コンデンサの他端と前記
第2のトランジスタのゲート又はベース電極とで出力端
子を構成したことを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項4】 ソース又はエミッタ接地の第1のトラン
ジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第1のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続されたゲート又はベース
接地の第2のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第2のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又はベ
ース電極が前記第2のトランジスタのソース又はエミッ
タ電極に接続された第3のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第3のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、ゲート又はベース
電極が前記第3のトランジスタのソース又はエミッタ電
極に接続され、かつドレイン又はコレクタ電極が前記第
1のトランジスタのゲート又はベース電極に接続された
第4のトランジスタとを備えており、 前記第3のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
コンデンサの一端を接続し、該コンデンサの他端と前記
第1のトランジスタのソース又はエミッタ電極とで出力
端子を構成したことを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項5】 ソース又はエミッタ接地の第1のトラン
ジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第1のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続されたゲート又はベース
接地の第2のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第2のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又はベ
ース電極が前記第2のトランジスタのソース又はエミッ
タ電極に接続された第3のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第3のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、ゲート又はベース
電極が前記第3のトランジスタのソース又はエミッタ電
極に接続され、かつドレイン又はコレクタ電極が前記第
1のトランジスタのゲート又はベース電極に接続された
第4のトランジスタとを備えており、 前記第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
コンデンサの一端を接続し、該コンデンサの他端と前記
第2のトランジスタのゲート又はベース電極とで出力端
子を構成したことを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項6】 ソース又はエミッタ接地の第1のトラン
ジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第1のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続されたゲート又はベース
接地の第2のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第2のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又はベ
ース電極が前記第2のトランジスタのソース又はエミッ
タ電極に接続された第3のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第3のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、ゲート又はベース
電極が前記第2のトランジスタのソース又はエミッタ電
極に接続され、かつドレイン又はコレクタ電極が前記第
1のトランジスタのゲート又はベース電極に接続された
第4のトランジスタとを備えており、 前記第3のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
コンデンサの一端を接続し、該コンデンサの他端と前記
第1のトランジスタのソース又はエミッタ電極とで出力
端子を構成したことを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項7】 ソース又はエミッタ接地の第1のトラン
ジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第1のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続されたゲート又はベース
接地の第2のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第2のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、かつゲート又はベ
ース電極が前記第2のトランジスタのソース又はエミッ
タ電極に接続された第3のトランジスタと、 ソース又はエミッタ電極が前記第3のトランジスタのド
レイン又はコレクタ電極に接続され、ゲート又はベース
電極が前記第2のトランジスタのソース又はエミッタ電
極に接続され、かつドレイン又はコレクタ電極が前記第
1のトランジスタのゲート又はベース電極に接続された
第4のトランジスタとを備えており、 前記第2のトランジスタのドレイン又はコレクタ電極に
コンデンサの一端を接続し、該コンデンサの他端と前記
第2のトランジスタのゲート又はベース電極とで出力端
子を構成したことを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項8】 前記トランジスタにおけるソース又はエ
ミッタ電極とゲート又はベース電極との間にコンデンサ
を接続したことを特徴とする請求項1から7のいずれか
1項に記載の電圧制御発振器。 - 【請求項9】 前記トランジスタがFETであることを
特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の電圧
制御発振器。 - 【請求項10】 前記トランジスタがHEMT(高電子
移動度トランジスタ)であることを特徴とする請求項1
から8のいずれか1項に記載の電圧制御発振器。 - 【請求項11】 前記トランジスタがバイポーラトラン
ジスタであることを特徴とする請求項1から8のいずれ
か1項に記載の電圧制御発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05828995A JP3213873B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 電圧制御発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05828995A JP3213873B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 電圧制御発振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08237026A JPH08237026A (ja) | 1996-09-13 |
JP3213873B2 true JP3213873B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=13080052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05828995A Expired - Fee Related JP3213873B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 電圧制御発振器 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3213873B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102445771B1 (ko) * | 2017-12-14 | 2022-09-21 | 엘지디스플레이 주식회사 | 표시 장치 |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP05828995A patent/JP3213873B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES,VOL.37,NO.12,DECEMBER 1989,pp.1979−1984,’Lossless Broad−Band Monolithic Microwave Active Inductors’,SHINJI HARA,et al |
信学技報Vol.95,No.179,電子情報通信学会技術研究報告,MW−95−66,「低損失マイクロ波アクティブインダクタに関する一検討」,pp.57−62,林等他1名,1995年7月25日発行 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102445771B1 (ko) * | 2017-12-14 | 2022-09-21 | 엘지디스플레이 주식회사 | 표시 장치 |
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---|---|
JPH08237026A (ja) | 1996-09-13 |
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