JP3213778U - 旅行かばん - Google Patents
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Abstract
【課題】フロントシェルを開ける必要がなく、蓋さえ開ければ荷物の収納および取り出しが簡単になり、ポケットの内部空間は十分に確保される旅行かばんを提供する。【解決手段】旅行かばんはバックシェル20、フロントシェル30、ポケット40および蓋50を備える。フロントシェルは空洞部を有し、かつバックシェルに被さることでバックシェルとの間が収納空間25になる。ポケット40は収納空間内に配置され、開口周縁部41がフロントシェルの空洞部の周縁部に位置する。ポケットは内部空間43と、開口周縁部に囲まれた開口部45とを有する。内部空間43は開口部45によって外部に繋がる。蓋50はフロントシェルの空洞部の外側に開閉できるように配置される。【選択図】図3
Description
本考案は旅行かばん、特に収納および取り出しに便利な旅行かばんに関するものである。
一般の旅行かばんはバックシェル、フロントシェルおよびファスナーまたはロック金具から構成され、バックシェルおよびフロントシェルの間に形成された収納空間を有する。旅行かばんを使用する際、収納空間によってユーザーの荷物を収納し、ファスナーまたはロック金具によって旅行かばんを開閉する。ユーザーの全部の荷物は旅行かばんの収納空間に収納されるため、体積の比較的大きい荷物または携帯に不便な荷物、例えば雑誌、ノートパソコンなどを旅行かばんから取り出す際、旅行かばんを開けて収納空間中の荷物から探さなければならない。探して取り出すには時間が掛かるだけでなく整理できた荷物が乱れてしまうため、使用が相当に不便である。
本考案は、収納および取り出しに便利な旅行かばんを提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するため、旅行かばんはバックシェル、フロントシェル、ポケットおよび蓋を備える。フロントシェルは空洞部を有し、かつバックシェルに被さることでバックシェルとの間が収納空間になる。ポケットは収納空間内に配置され、開口周縁部がフロントシェルの空洞部の周縁部に位置する。ポケットは内部空間と、開口周縁部に囲まれた開口部とを有する。内部空間は開口部によって外部に繋がる。蓋はフロントシェルの空洞部の外側に開閉できるように配置される。
上述した技術特徴により、わざわざフロントシェルを開ける必要なく、蓋さえ開ければ荷物の収納および取り出しが簡単になる。旅行かばんのポケットは収納空間に入り込み、収容できる内部空間が十分に確保されるため、体積の比較的大きい荷物を収納できる。
以下、本考案による旅行かばんを図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
図1および図2に示すように、本考案の一実施形態による旅行かばん10はバックシェル20、フロントシェル30、ポケット40、蓋50、バックシェル20の底部に装着された二つの第一キャスター60、フロントシェル30の底部に装着された二つの第二キャスター65、グリップ70およびプルハンドル80を備える。
(一実施形態)
図1および図2に示すように、本考案の一実施形態による旅行かばん10はバックシェル20、フロントシェル30、ポケット40、蓋50、バックシェル20の底部に装着された二つの第一キャスター60、フロントシェル30の底部に装着された二つの第二キャスター65、グリップ70およびプルハンドル80を備える。
フロントシェル30は、バックシェル20に開閉できるように装着されることでバックシェル20との間が収納空間25になる。フロントシェル30は空洞部31、環状連結部33および複数の穿孔37を有する。環状連結部33は空洞部31の周りに配置され、プラスチック射出成形によって製作され、複数の柱状突起部331を有する。複数の穿孔37は空洞部31の辺縁に形成される。柱状突起部331は穿孔37に差し込まれ、ボルト333を有する。環状連結部33は柱状突起部331のボルト333によって空洞部31の周縁部に締め付けられる。図4に示すように、旅行かばん10はさらにフロントシェル30とバックシェル20の間に第一ファスナー35を有する。第一ファスナー35はフロントシェル30とバックシェル20とを結合させ、収納空間25を開閉することができる。別の実施形態において、ボルト333が省略される場合には、柱状突起部331は穿孔37に差し込まれ、嵌合方式によって空洞部31の周縁部に固定される。柱状突起部331および穿孔37が省略される場合には、環状連結部33は溶接または粘着方式によって空洞部31の周縁部に装着される。上述したとおり、本考案において、空洞部31の周縁部に環状連結部33を装着する方法は特に限定されず、状況に応じて変わってもよい。
図2から図4に示すように、ポケット40は収納空間25内に配置され、開口周縁部41がミシン縫いによってフロントシェル30の環状連結部33に固定される。ポケット40は内部空間43と、開口周縁部41に囲まれた開口部45とを有する。内部空間43は開口部45によって外部に繋がり、収納空間25との間が遮断される。ポケット40は上方の開口周縁部41からポケット40の底部47までの距離が深さdとなる。本実施形態はポケット40の開口周縁部41をミシン縫いによって環状連結部33に固定する方式を採用するのに対し、別の実施形態は上述した方式に限らない。
蓋50は、フロントシェル30の空洞部31の外側に開閉できるように配置される。本実施形態において、旅行かばん10はさらに蓋50とフロントシェル30の環状連結部33との間に第二ファスナー55を有する。第二ファスナー55は蓋50および環状連結部33を結合させ、ポケット40の内部空間43を開閉することができる。図3に示すように、蓋50は先頭部から底部までの距離が高さhとなる。ポケット40の深さdは蓋50の高さhより大きい。本実施形態は環状連結部33によってフロントシェル30に蓋50を装着する方式を採用するのに対し、別の実施形態は環状連結部33を使用せず、別の構造によってフロントシェル30に蓋50を装着する方式を採用する。
図1に示すように、旅行かばん10を持ち上げる際の便利をはかるため、グリップ70は旅行かばん10の上側かつバックシェル20の上に位置する。本実施形態において、グリップ70は上述に限らず、省略されてもよい。別の実施形態において、グリップ70は数が一つ以上であり、配置位置が状況によって決まってもよい。
旅行かばん10を引いて移動させる際の便利をはかるため、プルハンドル80は、バックシェル20の上に伸縮できるように配置されるが、これに限らず、別の実施形態において省略されてもよい。
図5に示すように、第二ファスナー55を降ろして蓋50を開ければポケット40に荷物を入れたり、ポケット40から荷物を取り出したりすることができる。ポケット40はバックシェル20の収納空間25に据えられ、深さdが蓋50の高さhより大きいため、ポケット40の収容できる空間は十分に確保され、蓋50の外観によって予測した内部空間より大きい。従って、蓋50さえ開ければ、頻繁に使用される荷物、ノートパソコン、タブレット、書籍または雑誌などをポケット40に収納したり、ポケット40から取り出したりすることができる。つまり、わざわざ第一ファスナー35を降ろしてフロントシェル30を開けて整理できた荷物から物を探す必要がない。まとめてみると、場所を取る荷物や頻繁に取り出す必要がない荷物、例えば服または洗顔・ボディ用品などを旅行かばん10の収納空間25に入れ、体積の比較的小さい荷物やよく使用される荷物、例えばタブレット、書籍などをポケット40に入れれば、収納および取り出しに便利なだけでなく、荷物の収納および取り出しをする際のプライバシーを守ることができる。
本考案は考案精神に基づいて旅行かばん10の構造を変えることができる。例えば、環状連結部33が省略される場合、ポケット40の開口周縁部41はフロントシェル30の空洞部31の周縁部に位置する。第二ファスナー55は蓋50およびフロントシェル30の間に装着されることで蓋50およびフロントシェル30を結合させる。本考案は第一ファスナー35および第二ファスナー55を金属フレームとロック金具の組み合わせまたは別の連結部材に取り換えることも、ポケット40の内部空間43と収納空間25とを繋げることも、ポケット40の開口周縁部41に第三ファスナー(図中未表示)を増設することもできる。ポケット40の開口周縁部41に第三ファスナーを増設すれば、ポケット40に荷物を入れたりポケット40から取り出したりする際に第二ファスナー55および第三ファスナーを降ろす必要がある。本考案はポケット40の深さdを蓋50の高さhより小さくするか、両者を一致させることができる。ポケット40の深さdが大きければ大きいほど収容できる荷物を増加させるか、収容できる荷物の体積を増大させることができる。
以上、本考案は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
10:旅行かばん、
20:バックシェル、
25:収納空間、
30:フロントシェル、
31:空洞部、
33:環状連結部、
331:柱状突起部、
333:ボルト、
35:第一ファスナー、
37:穿孔、
40:ポケット、
41:開口周縁部、
43:内部空間、
45:開口部、
47:底部、
50:蓋、
55:第二ファスナー、
60:第一キャスター、
65:第二キャスター、
70:グリップ、
80:プルハンドル、
d:深さ、
h:高さ
20:バックシェル、
25:収納空間、
30:フロントシェル、
31:空洞部、
33:環状連結部、
331:柱状突起部、
333:ボルト、
35:第一ファスナー、
37:穿孔、
40:ポケット、
41:開口周縁部、
43:内部空間、
45:開口部、
47:底部、
50:蓋、
55:第二ファスナー、
60:第一キャスター、
65:第二キャスター、
70:グリップ、
80:プルハンドル、
d:深さ、
h:高さ
Claims (10)
- バックシェル、フロントシェル、ポケットおよび蓋を備え、
前記フロントシェルは、空洞部を有し、かつ前記バックシェルに被さることで前記バックシェルとの間が収納空間になり、
前記ポケットは、前記収納空間内に配置され、開口周縁部が前記フロントシェルの前記空洞部の周縁部に位置し、前記ポケットは内部空間と、前記開口周縁部に囲まれた開口部とを有し、前記内部空間は前記開口部によって外部に繋がり、
前記蓋は、前記フロントシェルの前記空洞部の外側に開閉できるように配置されることを特徴とする旅行かばん。 - さらに前記フロントシェルと前記バックシェルの間に第一ファスナーを備え、
前記収納空間は前記第一ファスナーによって開閉されることを特徴とする請求項1に記載の旅行かばん。 - 前記ポケットの前記内部空間と前記収納空間との間は遮断されることを特徴とする請求項1に記載の旅行かばん。
- さらに前記蓋と前記フロントシェルとの間に第二ファスナーを備え、
前記ポケットの前記内部空間は前記第二ファスナーによって開閉されることを特徴とする請求項1に記載の旅行かばん。 - 前記蓋は先頭部から底部までの距離が高さとなり、
前記ポケットは前記開口周縁部から前記ポケットの底部までの距離が深さとなり、
前記ポケットの前記深さは前記蓋の前記高さより大きいことを特徴とする請求項1に記載の旅行かばん。 - 前記フロントシェルはさらに環状連結部を有し、前記環状連結部は前記フロントシェルの前記空洞部の周縁部に配置され、
前記ポケットは前記開口周縁部によって前記環状連結部に装着されることを特徴とする請求項1に記載の旅行かばん。 - 前記フロントシェルはさらに複数の穿孔を有し、複数の前記穿孔は前記フロントシェルの前記空洞部の辺縁に配置され、
前記環状連結部は複数の柱状突起部を有し、複数の前記柱状突起部は複数の前記穿孔に差し込まれることを特徴とする請求項6に記載の旅行かばん。 - 前記環状連結部の複数の前記柱状突起部はそれぞれボルトを有することを特徴とする請求項7に記載の旅行かばん。
- 前記ポケットの前記開口周縁部はミシン縫いによって前記フロントシェルの前記環状連結部に固定されることを特徴とする請求項6に記載の旅行かばん。
- さらに前記蓋と前記フロントシェルの前記環状連結部との間に第二ファスナーを備え、
前記ポケットの前記内部空間は前記第二ファスナーによって開閉されることことを特徴とする請求項6に記載の旅行かばん。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004292U JP3213778U (ja) | 2017-09-20 | 2017-09-20 | 旅行かばん |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004292U JP3213778U (ja) | 2017-09-20 | 2017-09-20 | 旅行かばん |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3213778U true JP3213778U (ja) | 2017-11-30 |
Family
ID=60477259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017004292U Expired - Fee Related JP3213778U (ja) | 2017-09-20 | 2017-09-20 | 旅行かばん |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2601206A (en) * | 2020-11-24 | 2022-05-25 | It Luggage Ltd | An article of luggage with exterior pockets in a moulded portion |
-
2017
- 2017-09-20 JP JP2017004292U patent/JP3213778U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2601206A (en) * | 2020-11-24 | 2022-05-25 | It Luggage Ltd | An article of luggage with exterior pockets in a moulded portion |
GB2601195A (en) * | 2020-11-24 | 2022-05-25 | It Luggage Ltd | An article of luggage with exterior pockets in a moulded portion |
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