JP3213735U - シート状表示具基材及びシート状表示具基材体 - Google Patents

シート状表示具基材及びシート状表示具基材体 Download PDF

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Abstract

【課題】専門的な知識を持たなくとも、使用時には安定して自立可能な表示具を容易に形成でき、未使用時には場所を取らずに保管でき、さらに、名前表示具として使用した後にも二次利用できるシート状表示具基材及びシート状表示具基材体を提供する。【解決手段】切り取るためのガイドとなり、切り取られることで、一または複数のシート状部材を形成するための切取線である第一ミシン目11a〜11dと、シート状部材を折り曲げるためのガイドとなり、折り曲げられることで、シート状部材から立体型表示具を形成するための折曲線であり、且つ、シート状部を切り取るためのガイドともなり、切り取られることでカード型表示具を形成するための切取線でもある第二ミシン目12a〜12fとを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、立体型表示具及びカード型表示具を形成可能な、シート状表示具基材及びシート状表示具基材体に関する。
講演会や、会議、結婚式の披露宴等の会合において、出席者に自分の着席位置を把握させると共に、出席者の名前が他の出席者に分かるように表示するための道具として、机上札や席札等と呼ばれる名前表示具が知られている。
名前表示具は、三角柱形状のものが一般的であり、四角形の面のうち、二面に出席者の名前が記載され、残りの一面が下になるよう机等の平面上に置かれて使用される。このような名前表示具は、三角柱形状であるため安定して自立できるというメリットがあるが、逆に、三角柱形状であるため保管時に場所を取ってしまうというデメリットが生じてしまう。
これに対し、特許文献1に示すように、未使用時には折り畳むことができる名前表示具も提案されており、安定して自立できるというメリットを損なうことなく、保管時に場所を取ってしまうというデメリットを解消している。
特開2015−166842号公報
しかしながら、使用者、例えば会合の主催者等が、自ら、出席者各々の名前表示具を作るのは非常に手間がかかり、一方、業者に名前表示具の製造を依頼するのは費用がかかる。また、このような従来の名前表示具は、名前表示機能しか想定されておらず、多くの場合、会合が終了すれば廃棄されてしまうため、不経済的である。
本考案は従来のこのような事情に鑑みてなされたものである。本考案の主な目的は、使用者自身が、使用時には安定して自立可能な表示具を容易に形成でき、未使用時には場所を取らずに保管でき、さらに、名前表示具として使用した後にも二次利用できるシート状表示具基材及びシート状表示具基材体を提供することにある。
課題を解決するための手段及び考案の効果
本考案の第1の側面に係るシート状表示具基材によれば、切り取るためのガイドとなり、該ガイドに基づいて切り取られることで、一または複数のシート状部材を形成するための切取線である第一ガイドと、前記第一ガイドに基づいて切り取られたシート状部材を折り曲げるためのガイドとなり、該ガイドに基づいて折り曲げられることで、前記シート状部材から立体型表示具を形成するための折曲線であり、且つ、前記第一ガイドに基づいて切り取られたシート状部材を切り取るためのガイドともなり、該ガイドに基づいて切り取られることでカード型表示具を形成するための切取線でもある第二ガイドとを備えることができる。前記構成により、机等の上に自立可能な立体型表示具として使用した後にカード型表示具として再使用できる。また、使用者は、シート状表示具基材を、ガイドに基づいて切り取ったり、曲げたりすることで、極めて簡単に立体型表示具及びカード型表示具を形成できる。さらにまた、未使用時にはシート状態で保管できるため、省スペースである。
本考案の第2の側面に係るシート状表示具基材によれば、さらに、前記第一ガイドに基づいて切り取られたシート状部材を折り曲げるためのガイドとなり、該ガイドに基づいて折り曲げられることで、前記第二ガイドと協働して該シート状部材から立体型表示具を形成すると共に、前記立体型表示具から折り畳み式カード型表示具を形成するための折曲線である第三ガイドを備えることができる。前記構成により、カード型表示具に加え、折り畳み式カード型表示具としても再使用できる。
本考案の第3の側面に係るシート状表示具基材によれば、さらに、前記第一ガイドに基づいて切り取られたシート状部材を切り取るためのガイドとなり、該ガイド、または、該ガイド及び第二ガイドに基づいて切り取られることでカード型表示具を形成するための切取線である第四ガイドを備えることができる。前記構成により、様々な態様のカード型表示具を形成できる。
本考案の第4の側面に係るシート状表示具基材によれば、さらに、前記第二ガイド及び第四ガイドのうち少なくとも一方に基づいて切り取られたカード型表示具を折り曲げるためのガイドとなり、該ガイドに基づいて折り曲げられることで折り畳み式カード型表示具を形成するための折曲線である第五ガイドを備えることができる。前記構成により、様々な態様の折り畳み式カード型表示具を形成できる。
本考案の第5の側面に係るシート状表示具基材によれば、前記第一ガイド、第二ガイド、及び、第四ガイドのうち少なくとも一を脆弱な連結部分にできる。前記構成により、ガイドに基づく折り曲げが容易となり、また、ハサミ等の道具を用いることなく切り取りが行えるため、シート状表示具基材は更に簡単に使用できる。
本考案の第6の側面に係るシート状表示具基材によれば、前記連結部分は、ミシン目加工、刻み目加工、または、スリット加工のいずれかの加工を施すことができる。
本考案の第7の側面に係るシート状表示具基材によれば、前記立体型表示具を三角柱形状にできる。
本考案の第8の側面に係るシート状表示具基材体によれば、前記シート状表示具基材を複数含むことができる。前記構成により、シート状表示具基材体は、シート状表示具基材の態様を変えることなく、様々な印刷設備の環境に適した態様にできるから、印刷設備の環境によらず表示させる情報を印刷することができる。
本考案の第一実施例に係るシート状表示具基材の構成図である。 シート状表示具基材からシート状部材を形成する工程の説明図である。 図3A、3Bは、第一ミシン目の別態様の説明図である。 シート状部材から三角柱形状の立体型表示具を形成する工程の説明図である。 三角柱形状の立体型表示具からカード型表示具を形成する工程の説明図である。 図6A、6Bは、第二ミシン目の別態様の説明図である。 切れ目を用いて立体型表示具の形状を三角柱形状に固定する工程の説明図である。 本考案の第一実施例に係るシート状表示具基材の使用手順の説明図である。 本考案の第二実施例に係るシート状表示具基材の構成図である。 本考案の第二実施例に係るシート状表示具基材の断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本考案の技術思想を具体化するためのシート状表示具基材を例示するものであって、本考案はそれらを以下のものに特定しない。また、本明細書は実用新案登録請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。
(シート状表示具基材1)
以下、本考案の第一実施例に係るシート状表示具基材1について、図1〜図8に基づいて説明する。本考案に係るシート状表示具基材1は、A4サイズの紙製シート10からなり、図1に示すように、4本の第一ミシン目11a〜11d(特許請求の範囲における「第一ガイド」の一例に対応する。)と、6本の第二ミシン目12a〜12f(特許請求の範囲における「第二ガイド」の一例に対応する。)と、4つの切れ目13a〜13dとを備える。
シート状表示具基材1は、第一ミシン目11に沿って切り取られることでシート状部材14となり、シート状部材14は、第二ミシン目12に沿って折り曲げられることで立体型表示具16となり、立体型表示具16は、第二ミシン目12に沿って切り取られることでカード型表示具17となる(詳細は後述する)。
なお、紙製シート10の大きさは、A4サイズに限定されず、例えば、A1サイズやA2サイズ、B3サイズ等であってもよい。また、紙製シート10の材質は、一般的な紙に限定されず、具体的に、表面に印刷可能な、合成紙、樹脂フィルム、金属箔等を用いることができる。また、耐水性の樹脂等でコーティングされていたり、被覆層に炭酸カルシウム、二酸化チタン等の添加剤を含有し筆記性が付与されていたりする紙を用いてもよい。さらにまた、シート状表示具基材1には、インクジェットプリンターやレーザープリンターに対する適性を備えた紙、すなわち、表面に印刷適性を持つように処理された紙や特殊フィルムを用いることが好ましく、用紙自身の堅牢性を高めるために、填料、すなわち充填材を紙表面もしくは紙内に多く含有させてもよい。
(第一ミシン目11a〜11d)
第一ミシン目11a〜11dは、シート状表示具基材1に設けられた4本のミシン目である。使用者は、図2に示すように、第一ミシン目11a〜11dに沿ってシート状表示具基材1を切り取ることで、4枚のシート状部材14a〜14dと、切端15a、15bを形成できる。
なお、第一ミシン目11の数は4本に限られず、また、切端15は必ずしも設けなくてもよい。具体的には、図3Aに示すように3本の第一ミシン目11を設け、6枚のシート状部材14を形成できる態様にしたり、図3Bに示すように4本の第一ミシン目11を設け、9枚のシート状部材14を形成できる態様にしたりしてもよい。このように第一ミシン目11の数を変更することで、一シート状表示具基材1から形成可能なシート状部材14の数を変更することができる。
(第二ミシン目12a〜12f)
第二ミシン目12a〜12fは、シート状表示具基材1に設けられた6本のミシン目である。また、第二ミシン目12a〜12fは、図2に示すように、シート状表示具基材1を第一ミシン目11a〜11dに沿って切り取った際、第二ミシン目12a〜12cがシート状部材14a及びシート状部材14b内に配され、第二ミシン目12d〜12fがシート状部材14c及びシート状部材14d内に配されるようシート状表示具基材1に設けられる。
使用者は、図4に示すように、第二ミシン目12a〜12cに沿ってシート状部材14aを折り曲げることで、三角柱形状の立体型表示具16aを形成でき、さらに、図5に示すように、第二ミシン目12a〜12cに沿って立体型表示具16aを切り取ることで、一つの立体型表示具16につき2枚のカード型表示具17を形成できる。なお、図4は、シート状部材14aから立体型表示具16aを、図5は、立体型表示具16aからカード型表示具17を形成する工程を説明した図であるが、図2に示すシート状部材14bについてもシート状部材14aと同様の工程で、立体型表示具16b及びカード型表示具17を形成することができる。また、図2に示すシート状物14c、14dについては、第二ミシン目12d〜12fに沿って折り曲げることで、それぞれ、三角柱形状の立体型表示具16c、16dを形成し、立体型表示具16c、16dを第二ミシン目12d〜12fに沿って切り取ることで、カード型表示具17を形成することができる。
なお、第二ミシン目12の数は6本に限定されない。具体的には、図6Aに示すように、シート状部材14に1本の第二ミシン目12が配されるよう構成し、への字形状の立体型表示具16と2枚のカード型表示具17とを形成できる態様にしたり、図6Bに示すように、シート状部材14に4本の第二ミシン目12が配されるよう構成し、四角柱形状の立体型表示具16と3枚のカード型表示具17とを形成できる態様にしたりしてもよい。
また、前述の第一ミシン目11及び第二ミシン目12の態様は特に限定されないが、マイクロミシン目が好ましい。これは、切断部及び非切断部の間隔が、一般的なミシン目(切断部:2mm、非切断部:0.6mm)に比べ、マイクロミシン目(切断部:0.3mm、非切断部:0.2mm)の方が狭く、形成される立体型表示具16及びカード型表示具17の端辺が滑らかになるためである。
また、プレス機械等を用いて、一部の第二ミシン目12の代わりの折曲線(特許請求の範囲における「第三ガイド」の一例に対応する。)、もしくは、第二ミシン目12とは別に折曲線(特許請求の範囲における「第五ガイド」の一例に対応する。)を設け、この折曲線を利用して、2つ折りや3つ折り、または、それ以上に折り畳んで、コンパクトにできるカード型表示具(特許請求の範囲における「折り畳み式カード型表示具」の一例に対応する。)を形成できるようにしてもよい。
また、前述の第一ミシン目11及び第二ミシン目12とは別にミシン目(特許請求の範囲における「第四ガイド」の一例に対応する。)を設け、カード型表示具17と大きさや形状が異なるカード型表示具を形成できるようにしてもよい。
(切れ目13a〜13d)
切れ目13a〜13dは、シート状表示具基材1に設けられた4本の切れ目であり、図2に示すように、シート状表示具基材1を第一ミシン目11a〜11dに沿って切り取った際、切れ目13a、13bがシート状部材14a、14c内に配され、切れ目13c、13dがシート状部材14b、14d内に配されるようシート状表示具基材1に設けられる。
使用者は、第二ミシン目12を折り曲げて形成した立体型表示具16において、図7に示すように、切れ目13を用いることで、切れ目13が設けられた端辺と対向する端辺とを係合させることができる。これにより、立体型表示具16の形状を三角柱形状に固定できる。
なお、切れ目13は前記構成に限定されず、切れ目13の数は適宜変更してもよいし、設けなくてもよい。例えば、立体型表示具16の形状を前述のへの字形状とする場合は、切れ目13を設ける必要がない。また、切れ目13に変えて、接着剤やボタン、面ファスナー、磁石等によって立体型表示具16の形状を固定できる態様にしてもよいし、切れ目に対応するミシン目を設け、使用者がこのミシン目に沿って切り取ることで切れ目を形成するようにしてもよい。
(シート状表示具基材1の製造方法)
以下、本考案の第一実施例に係るシート状表示具基材1の製造方法について説明する。シート状表示具基材1は、材料となるA4サイズの紙製シート10に、打ち抜き加工機等を用いて第一ミシン目11a〜11d及び第二ミシン目12a〜12fを形成し、その後、スリット加工によって切れ目13a〜13dを形成することで製造できる。このように、シート状表示具基材1は、容易に製造可能である。なお、製造方法は前述のものに限定されず、材料、加工方法、加工機械及び道具、製造手順等は適宜変更してよい。
(シート状表示具基材1の使用方法)
以下、本考案の第一実施例に係るシート状表示具基材1の使用手順について、図8に基づいて説明する。
先ず、ステップST101で、シート状表示具基材1を用意し、ステップST102で、表示させる情報を複写機やプリンターで印刷する。なお、表示させる情報は特に限定されない。例えば、立体型表示具16を講演会や、会議、結婚式の披露宴等の会合における名前表示具として用いるのであれば、名前や年齢、肩書き等を印刷する。また、会合の主催者に関するロゴや広告等を印刷しておいてもよい。また、印刷は、片面であっても両面であってもよいし、複写機やプリンターを用いず、手書きで情報を記載してもよい。さらにまた、カレンダーとともに広告や企業名、マスコットキャラクター等を印刷することで、立体型表示具16を販促用の卓上カレンダーとして使用することもできる。
次に、ステップST103で立体型表示具16を形成する。具体的な手順としては、まず、ステップST103aで、シート状表示具基材1を第一ミシン目11に沿って切り取りシート状部材14を形成し(図2参照。)、次に、ステップST103bで、シート状部材14を第二ミシン目12に沿って折り曲げ、最後に、ステップST103cで、切れ目13を用いて立体型表示具16の形状を三角柱形状に固定することで、立体型表示具16を形成できる。これにより、使用者は、安定して自立可能な表示具として立体型表示具16を使用することができる。また、立体型表示具16は、極めて簡単な手順で形成できる。
次いで、ステップST104で立体型表示具16を第二ミシン目12に沿って切り取ることでカード型表示具17を形成する。これにより、シート状表示具基材1は立体型表示具16として使用した後に、カード型表示具17として二次利用できる。具体的には、立体型表示具16を、前述の名前表示具として使用した場合にはプロフィールカードとして二次利用できる。また、前述の卓上カレンダーとして使用した場合にはカード型カレンダーとして形態を変えて使用することもできる。さらにまた、ステップST102において、表面に表示させる情報を印刷し、裏面に企業情報や商品情報等を印刷することで広告として利用することもできる。
(シート状表示具基材2)
本考案の第二実施例に係るシート状表示具基材2について、図9及び図10に基づいて説明する。シート状表示具基材2は、図9に示すように、シート状表示具基材1における、「紙製シート10」を「2枚の紙材20a(特許請求の範囲における「シート状物」の一例に対応する。)と、2枚の紙の間に介在し2枚の紙を接着する樹脂接着層20bとからなるA4サイズの多層シート20」に、「第一ミシン目11」を「第一連結部分21」に、「第二ミシン目12」を「第二連結部分22」に変更した態様である。以下では、変更点である、多層シート20、第一連結部分21及び第二連結部分22について詳細に説明する(その他についてはシート状表示具基材1と同様であるので説明を省略する。)。
(多層シート20)
多層シート20は、図10に示すように、2枚の紙材20aを樹脂接着層20bで接着したシート状部材である。なお、多層シート20は前記構成に限定されず、1枚の紙材20aと、紙材20aに塗布された樹脂接着層20bとで構成された2層のシート状部材であってもよい。また、紙材20aの態様は特に限定されず、例えば、シート状表示具基材1における紙製シート10と同じ態様であってもよい。
また、樹脂接着層20bは、ガラス遷移性樹脂と顔料粒子と弾性保持剤とを含む。これにより、シート状表示具基材2から形成される立体型表示具26及びカード型表示具27の端辺が滑らかで、毛羽立ちがなく、シート状表示具基材2の切り取りが容易になる。なお、ガラス遷移性樹脂、顔料粒子及び弾性保持剤の種類及び含有量は特に限定されない。また、樹脂接着層20bの厚さは、特に限定はないが、後述する第一連結部分21及び第二連結部分22に沿ってシート状表示具基材2を切り取る際に、手でちぎり易く、且つ、印刷時における印刷ローラの牽引力でちぎれない程度の強度にするため、90μm以下であることが好ましく、80μm以下が更に好ましく、70μm以下が特に好ましい。さらにまた、樹脂接着層20bは、2枚の紙材20aが剥がれない程度に接着されていることが好ましい。
(第一連結部分21及び第二連結部分22)
第一連結部分21及び第二連結部分22は、図10に示すように、樹脂接着層20bと、2枚の紙材20aの対向位置にそれぞれ設けられた一組のスリット20cとからなる。これにより、第一連結部分21及び第二連結部分22は、他の部分と比べ強度が低くなるため、スリット20cに沿って手でちぎるだけで、簡単に切り取ることができる。なお、第一連結部分21及び第二連結部分22は前記構成に限定されず、例えば、スリット20cに代えて、紙材20aに線状に刻み目を設けて部分的に薄厚にしてもよい。
(シート状表示具基材体3)
本考案に係るシート状表示具基材体3は、複数のシート状表示具基材1を切り出すことができるシートである。具体的には、A1サイズのシート状表示具基材体3であれば8つのA4サイズのシート状表示具基材1を、A2サイズのシート状表示具基材体3であれば4つのA4サイズのシート状表示具基材1を、A3サイズのシート状表示具基材体3であれば2つのA4サイズのシート状表示具基材1を切り出すことができる。つまり、本考案に係るシート状表示具基材体3は、複数のA4サイズのシート状表示具基材1を1つにまとめ、シート全体をA4サイズと異なるサイズにできる。
現実的に、一般的な複写機やプリンターであれば、A4サイズやA3サイズの印刷ができ、印刷会社等の大型の複写機やプリンターであればA1サイズやA2サイズの印刷が好適であるというように、印刷設備の環境によって、印刷可能な、もしくは、好適に印刷できるシートサイズは異なる。このような場合であっても、シート状表示具基材体3は、シート状表示具基材1の態様を変えることなく、様々な印刷設備の環境に適した態様にできるから、印刷設備の環境によらず表示させる情報を印刷することができる。
加えて、例えば、使用者自らが、一般的な複写機やプリンターを用いてA3サイズのシート状表示具基材体3に表示させる情報を印刷した場合、または、使用者が印刷会社等に表示させる情報の印刷を依頼し、大型の複写機やプリンターを用いてA1サイズのシート状表示具基材体3に表示させる情報を印刷した場合、或いは、その他の方法で表示させる情報を印刷した場合であったとしても、使用者は、最終的に、同一のシート状表示具基材1を手にすることが可能である。
なお、シート状表示具基材体3やシート状表示具基材1のサイズは特に限定されず、シート状表示具基材はシート状表示具基材2の態様であってもよい。また、シート状表示具基材体3からシート状表示具基材1の切り出しは、裁断機を用いてもよいし、シート状表示具基材体3における、シート状表示具基材1の境界部分を、第一ミシン目11や第一連結部分等と同様に手でちぎれる構成にしてもよい。
以上説明したように、本考案に係るシート状表示具基材1及びシート状表示具基材2は、使用者自身が、安定して自立が可能な立体型表示具を容易に形成できる。また、未使用時には、シート形状であるため、場所を取らずに保管でき、立体型表示具として使用した後は、カード型表示具として再利用が可能である。
本考案によれば、立体型またはカード型の表示具を容易に形成でき、また、場所を取らずに保管できるといった、使用者のニーズに合ったシート状表示具基材を提供でき、さらに、容易に生産できることから、産業上の利用可能性が高い。
1…シート状表示基材
10…紙製シート
11a〜11d、11…第一ミシン目
12a〜12f、12…第二ミシン目
13a〜13d、13…切れ目
14a〜14d、14…シート状部材
15a、15b、15…切端
16a〜16f、16…立体型表示具
17…カード型表示具
2…シート状表示基材
20…多層シート;20a…紙材;20b…樹脂接着剤層;20c…スリット
21…第一連結部分
22…第二連結部分
26…立体型表示具
27…カード型表示具
3…シート状表示具基材体

Claims (8)

  1. 切り取るためのガイドとなり、該ガイドに基づいて切り取られることで、一または複数のシート状部材を形成するための切取線である第一ガイドと、
    前記第一ガイドに基づいて切り取られたシート状部材を折り曲げるためのガイドとなり、該ガイドに基づいて折り曲げられることで、前記シート状部材から立体型表示具を形成するための折曲線であり、且つ、前記第一ガイドに基づいて切り取られたシート状部材を切り取るためのガイドともなり、該ガイドに基づいて切り取られることでカード型表示具を形成するための切取線でもある第二ガイドと、
    を備えるシート状表示具基材。
  2. 請求項1に記載のシート状表示具基材であって、さらに、
    前記第一ガイドに基づいて切り取られたシート状部材を折り曲げるためのガイドとなり、該ガイドに基づいて折り曲げられることで、前記第二ガイドと協働して該シート状部材から立体型表示具を形成すると共に、前記立体型表示具から折り畳み式カード型表示具を形成するための折曲線である第三ガイドを備えるシート状表示具基材。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシート状表示具基材であって、さらに、
    前記第一ガイドに基づいて切り取られたシート状部材を切り取るためのガイドとなり、該ガイド、または、該ガイド及び第二ガイドに基づいて切り取られることでカード型表示具を形成するための切取線である第四ガイドを備えるシート状表示具基材。
  4. 請求項1〜3のいずれか一に記載のシート状表示具基材であって、さらに、
    前記第二ガイド及び第四ガイドのうち少なくとも一方に基づいて切り取られたカード型表示具を折り曲げるためのガイドとなり、該ガイドに基づいて折り曲げられることで折り畳み式カード型表示具を形成するための折曲線である第五ガイドを備えるシート状表示具基材。
  5. 請求項1〜4のいずれか一に記載のシート状表示具基材であって、
    前記第一ガイド、第二ガイド、及び、第四ガイドのうち少なくとも一が脆弱な連結部分であることを特徴とするシート状表示具基材。
  6. 請求項5に記載のシート状表示具基材であって、
    前記連結部分は、ミシン目加工、刻み目加工、または、スリット加工のいずれかの加工が施された部分であることを特徴とするシート状表示具基材。
  7. 請求項1〜6のいずれか一に記載のシート状表示具基材であって、
    前記立体型表示具が三角柱形状であることを特徴とするシート状表示具基材。
  8. 請求項1〜7のいずれか一に記載のシート状表示具基材を複数含むシート状表示具基材体。
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