JP3213460U - 作業台 - Google Patents
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Abstract
【課題】脚立や梯子として利用するときに安定した着地状態を確保することができるにもかかわらず、脚立として利用するときには、接地面上でキャスターユニットの転動輪を利用して楽に移動させることが可能になる作業台を提供する。【解決手段】2つの構体10,20がヒンジ機構30を介して下開き状の正立姿勢と梯子形姿勢との間で揺動可能になっている。構体10,20に設けたキャスターユニット40が、桁材41と上下動可能及び軸周り回転可能な軸体と、軸体に取り付けられた転動輪53と、転動輪53の下動限位置を規制する第1ストッパ機構と、転動輪53を下方に付勢するばね体と、転動輪53を上動限位置に規制する第2ストッパ機構とを有する。【選択図】図1
Description
本考案は、作業台、特に脚立や梯子として利用可能な作業台に関する。
この種の作業台として、横桟とこの横桟によって連結された2本の脚柱とによって枠組みされた2つの構体が、それらの上端部同士を連結しているヒンジ機構を介して、下開き状の正立姿勢と、重なり状の折畳み姿勢と、一方の構体から他方の構体が延設された梯子形姿勢と、の間で揺動可能になっているものが知られている。このものでは、2つの構体を正立姿勢にすることによって脚立としての利用が可能になり、2つの構体を梯子形姿勢にすることによって梯子としての利用が可能になる。また、2つの構体を折畳み姿勢にすることによってコンパクトな形で保管することが可能になる。
一方、先行例では、一対の支持脚の一方の下部にキャスターを設けた脚立が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この脚立では、支持脚の下部でキャスターが外向きに突き出ていて、脚立を傾斜させると、キャスターが床面や地面などの接地面に着地し、そのキャスターを利用して脚立を容易に移動することができる。
特許文献1によって提案されている脚立は、脚立を傾斜させたときにのみ支持脚の下部で外向きに突き出ているキャスターが接地面に着地し、一対の支持脚を下開き状の正立姿勢にしたときには、一対の支持脚の下端が接地面に着地するのに対して、キャスターが支持脚の下部で外向きに突き出たまま接地面から浮き上がった状態になる。このため、キャスターを接地面上で楽に移動させるためには、脚立を必ず傾斜させてキャスターを接地面に着地させなければならない。一方、ペンキ塗りや配線施工といった脚立の使用態様を考慮すると、一対の支持脚の相互間に掛け渡した板状の支持台の上に作業用の道具や荷物など(たとえば塗料缶や刷毛、作業工具など)を置いて正立姿勢のまま脚立を接地面上で移動させることが要求されることが多々ある。
しかしながら、特許文献1によって提案されている脚立によっては、キャスターを活用して脚立を移動させるときに、脚立を必ず傾斜させてキャスターを接地面に着地させなければならならないために、正立姿勢のまま脚立を接地面上で移動させたい、という上記の要求に対処することができない。
本考案は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、脚立として利用される正立姿勢や梯子として利用される梯子形姿勢では、安定した着地状態を確保することができるにもかかわらず、接地面上で正立姿勢のままキャスターユニットの転動輪を利用して移動させることが可能になる作業台を提供することを目的としている。
本考案に係る作業台は、横桟とこの横桟によって連結された2本の脚柱とによって枠組みされた2つの構体が、それらの上端部同士を連結しているヒンジ機構を介して、下開き状の正立姿勢と、重なり状の折畳み姿勢と、一方の構体から他方の構体が延設された梯子形姿勢と、の間で揺動可能になっている。
そして、2つの上記構体のそれぞれの下端部に各別に設けられたキャスターユニットを備え、これらの各キャスターユニットが、上記構体の脚柱に取り付けられた桁材と、この桁材に上下動可能及び軸周り回転可能に取り付けられた軸体と、この軸体に対する偏心箇所でその軸体に取り付けられた転動輪と、上記軸体を介して上記転動輪の下動限位置を規制する第1ストッパ機構と、上記軸体を介して上記転動輪を下方に付勢するばね体と、上記軸体を介して上記転動輪を上記ばね体の付勢に抗して上動限位置に規制する第2ストッパ機構と、を有している。また、上記第2ストッパ機構の非作動時には、上記ばね体により付勢された上記転動輪が、上記構体の下端によって形成された着地端の下方に突き出た作動箇所に位置し、上記第2ストッパ機構の作動時には、上記ばね体により付勢された上記転動輪が上記着地端から突き出さない退避箇所に位置するように構成されている。
このように構成された作業台によると、第2ストッパ機構の非作動時の正立姿勢では、ばね体により付勢された転動輪が、2つの構体のそれぞれの着地端の下方に突き出た作動箇所で接地面に着地されるのに対して、着地端は接地面から浮き上がっている。そのため、転動輪を利用して当該作業台を着地面上で楽に移動させることが可能である。また、第2ストッパ機構の作動時の正立姿勢では、着地端が着地面に着地されるのに対して、ばね体により付勢された転動輪は接地面から浮き上がっている。そのため、作業台が接地面上で安定した正立姿勢になる。さらに、第2ストッパ機構の作動時の梯子形姿勢でも、着地端が接地面に着地されるのに対して、ばね体により付勢された転動輪は接地面から浮き上がるので安定した梯子形姿勢になる。
本考案では、2つの上記構体のそれぞれの横桟の相互間に掛け渡し可能な板状の支持台をさらに備えている、という構成を採用することができ、この構成を採用することによって、第2ストッパ機構の非作動時の正立姿勢では、2つの構体のそれぞれの横桟の相互間に掛け渡した板状の支持台の上に、作業用の道具や荷物などを載せて正立姿勢のまま作業台を接地面上で移動させることが可能になる。
本考案において、上記転動輪に対する上記ばね体による付勢力は、正立姿勢の上記構体に作業者の重量が付加されたときに、上記構体が上記付勢力に抗して下動して上記着地端が接地面に着地する大きさに定められていることが望ましい。ばね体による付勢力をこのように定めておくと、第2ストッパ機構が非作動時の正立姿勢であっても、作業者が当該作業台に乗り上がることによって着地端が着地して安定した正立姿勢になる一方で、作業者が当該作業台から下りると、ばね体により付勢された転動輪が、2つの構体のそれぞれの着地端の下方に突き出た作動箇所で着地面上に載置される。そのため、第2ストッパ機構を作動させたり作動を解除したりすることなく、作業員が、作業台に乗り上がって安全に作業をしたり、作業台から下りてその作業台を楽に移動させたりすることが可能になる。
本考案では、上記キャスターユニットの転動輪が、上記構体の脚柱の外側及び内側に突き出さない位置に配備されていることが望ましい。この構成を採用することにより、正立姿勢の作業台に作業員が乗り上がったり作業台から下りたりするときに、転動輪がじゃまになるという事態が起こりにくくなる。梯子形姿勢で使用するときも同様である。
本考案では、上記桁材が、上記構体の2本の脚柱の相互間に亘って横架され、その桁材の一方側及び他方側の各端部における上記脚柱の近傍箇所に、上記軸体と上記転動輪と第1及び第2の上記ストッパ機構と上記ばね体とが設けられている、という構成を採用することが望ましい。この構成であると、転動輪が構体の脚柱ごとに設けられていることになるので、転動輪を利用して着地面上を移動させるときの安定性が向上する。
本考案では、上記第1ストッパ機構が、上記軸体の定位置に設けられた鍔体と、上記桁材の上端面に形成されて上記鍔体を受け止める受面、でなり、上記第2ストッパ機構が、上記鍔体と、上記軸体を介して上記転動輪が上記ばね体の付勢に抗して引き上げられたときにその軸体と共に引き上げられる上記鍔体と上記桁材との相互間の動作位置に介在されるスペーサとでなり、そのスペーサが、上記動作位置とその動作位置から後退した退避位置との間でスライド可能に上記桁材に取り付けられている、という構成を採用することが可能である。この構成を採用すると、第1及び第2の各ストッパ機構の構成が簡単になるだけでなく、それらのストッパ機構が2つの構体と一体化されて当該作業台の取扱性が向上する。
以上説明したように、本考案に係る作業台は、脚立として利用される正立姿勢や梯子として利用される梯子形姿勢で安定した着地状態を確保することができるにもかかわらず、接地面上で正立姿勢のままキャスターユニットの転動輪を利用して楽に移動させることが可能になるという効果が奏される。また、作業用の道具や荷物などを載せて正立姿勢のまま作業台を接地面上で移動させることも可能である。そのため、作業者にとっては、正立姿勢の作業台に乗り降りしながらその作業台を少しづつ移動させることが要求されるような作業についての効率が向上し、その労力を顕著に軽減することが可能になる。
図1は本考案の実施形態に係る作業台の概略斜視図である。この作業台Aは、2つの構体10,20の上端部同士がヒンジ機構30を介して連結されてなる。一方の構体10は、複数段の横桟11…とこれらの横桟11…によって連結された2本の脚柱12,12とによって枠組みされてなる。他方の構体20も同様に、複数段の横桟21…とこれらの横桟21…によって連結された2本の脚柱22,22とによって枠組みされてなる。そして、これら2つの構体10,20は、その上端部に設けられたヒンジ機構30を介して、図1に示した下開き状の正立姿勢と、重なり状の折畳み姿勢(不図示)と、一方の構体10から他方の構体20が延設された梯子形姿勢(後述する図9参照)との間で揺動可能になっていて、正立姿勢が脚立としての用途に適し、梯子形姿勢が梯子としての用途に適する。また、折畳み姿勢が省スペースでの保管に適する。
図示していないけれども、この作業台Aには、図1に示した正立姿勢での2つの構体10,20の開き角度を規制する構体連結機構が備わっている。この構体連結機構は、たとえば、2つの構体10,20の相互間に亘る中折れ2連リンクによって構成され、その2連リンクが折り畳まれることによって2つの構体10,20の開き角度が小さくなり、その2連リンクが真っ直ぐ延ばされることによって2つの構体10,20の開き角度が最大になる。さらに上記2連リンクの少なくとも一端部が、一方の構体10に着脱可能になっていて、その一端部を一方の構体10から取り外すことによって、2つの構体10,20を上記した梯子形姿勢にすることができる。
この作業台Aは、2つの構体10,20のそれぞれの下端部に各別に設けられたキャスターユニット40を備えている。次に、このキャスターユニット40の構成を図2〜図6を参照して説明する。
図2〜図4に、一方の構体10に設けられているキャスターユニット40の要部を一部破断正面図で示し、図5に、同キャスターユニット40に備わっている第1及び第2の2つのストッパ機構61,62を部分概略斜視図で示している。
図2〜図4のように、一方の構体10に設けられているキャスターユニット40は、中空の横長角材でなる桁材41を有し、この桁材41は、その2つの端部を構体10の2本の脚注12,12の下部に各別に固定することによって、図1のようにそれらの脚柱12,12の相互間に亘って水平に横架された状態で取り付けられている。桁材41の上壁には径小の貫通孔42が、下壁には径大な貫通孔43が、それぞれ設けられていて、それらの貫通孔42,43に軸体51が上下動可能及び軸周り回転可能に挿入されている。軸体51の下端部に、取付具52を介して転動輪53が取り付けられている、取付具52は、軸体51に対する偏心箇所で転動輪53をその軸体51に取り付けことに役立っていて、この取付具52の作用により、転動輪53が軸体51の軸周りで旋回可能になっている。軸体51の上下2箇所の定位置に、ワッシャやCリングなどでなる鍔体54,55が設けられていると共に、下側の鍔体54が、上記桁材41の径大な貫通孔43からその桁材41の内部に挿入された筒状のカバー56の内部に配備されている。このカバー56は天板部57を有していて、その天板部57には、上記した軸体51が上下動可能及び軸周り回転可能に嵌挿された貫通孔58が備わっている。また、カバー56の内部にコイルばねでなるばね体59が装備されていて、このばね体59が、カバー56の天板部57と下側の鍔体54との間に圧縮状態で介在されている。したがって、ばね体59により、軸体51及び取付具52を介して転動輪53が下方に常時付勢されている。また、桁材41は、その上壁に重ね合わされた板体44をその一部として有していて、この板体44に設けられた孔部45には上記した軸体51が上下動可能及び軸周り回転可能に嵌挿されている。
このキャスターユニット40は、さらに、第1ストッパ機構61と第2ストッパ機構65とを備えている。第1ストッパ機構61は、上記した上側の鍔体55と、桁材41の上端面に相当する板体44の上面によって形成された受面46とでなり、図2又は図5のように鍔体55が受面46に当接することにより、軸体51を介して転動輪53の下動限位置が規制されるようになっている。これに対して、第2ストッパ機構65は、上記した上側の鍔体55とスペーサ66とでなる。このスペーサー66は、軸体51を介して転動輪53がばね体59の付勢に抗して図4の矢印のように引き上げられたときに、その軸体51と共に引き上げられる上記鍔体55と桁材41の一部を構成している板体44との相互間の動作位置に介在される。図5に明示したように、スペーサ66は、上記した板体44に横方向にスライド可能に取り付けられていると共に、その端部に盗み凹所67を備えている。そして、上記のようにばね体59の付勢に抗して軸体51と共に鍔体55が引き上げられたときに、スペーサ66を図4矢印のようにスライドさせてその盗み凹所67に軸体51を収容させると、そのスペーサ66が動作位置に移動して、図4のように、鍔体55と桁材41の一部を構成している板体44との相互間の動作位置に介在される。これが第2ストッパ機構65の作動時の状態である。また、スペーサ66をスライドさせてその盗み凹所67から軸体51を離脱させると、そのスペーサ66が動作位置から後退した退避位置に移動する(図2又は図3参照)。これが第2ストッパ機構65の非作動時の状態である。この第2ストッパ機構65は、その動作時に、軸体51を介して転動輪53をばね体59の付勢に抗して上動限位置に規制する役割を果たす。
以上説明したキャスターユニット40は、2つの構体10,20の両方にそれぞれ設けられている。そして、一方の構体10に設けられているキャスターユニット40にあっては、共通の桁材41の一方側及び他方側の各端部における脚柱12,12の近傍箇所に、上記した軸体51と転動輪53と第1及び第2のストッパ機構61,65とばね体59とがそれぞれ設けられている。他方の構体10に設けられているキャスターユニット40も同様の構成を有している。
図6は1つの桁材41に設けた2つのスペーサ66,66の連係機構を例示した説明図である。この連係機構では、2つのスペーサ66,66の相互間にコイルばねでなるばね体69を介在させることによって、それらのスペーサ66,66を動作位置側に向けて常時付勢させている。この連係機構を採用しておくと、各スペーサ66,66が動作位置から退避位置に不慮に移動してしまうという事態が防止される。図6において、68はスペーサ66に設けられた把手、70はカバー体である。
以上説明した作業台Aにおいて、一方の構体10に設けられている第2ストッパ機構65の非作動時には、ばね体59により付勢された転動輪53が、図2のように構体10の下端によって形成された着地端13の下方に突き出た作動箇所に位置する。これに対し、第2ストッパ機構65の作動時には、ばね体59により付勢された転動輪53が、図4のように着地端13の位置よりも上方の退避箇所に位置することによって、着地端13の下方に突き出さないようになっている。
図7は支持台80を有する変形例による作業台Aの概略斜視図、図8は支持台の装着構造を例示した説明図である。この作業台Aは、2つの構体10,20のそれぞれの横桟11,21の相互間に掛け渡し可能な板状の支持台80をさらに備えている。図8のように、支持台80は、その両端部の2箇所に突片状の係合部81,81を備えている。この支持台80は、2箇所の係合部81,81を、正立姿勢の作業台Aの2つの構体10,20のそれぞれの横桟11,21の内側に係合させることによって、横桟11,21の相互間に動かないように掛け渡される。
次に使用状態を説明する。作業台Aを、図1のように正立姿勢にすると脚立としての利用が可能になる。正立姿勢での作業台Aの使用状態において、すべての第2ストッパ機構65の非作動時には、図2のようにばね体59により付勢された転動輪53が構体10の下端によって形成された着地端13の下方に突き出た作動箇所に位置して接地面Fに着地している。したがって、転動輪53を利用して作業台Aを正立姿勢のまま接地面F上で楽に移動させることが可能である。
ここで、転動輪53に対するばね体59による付勢力は、正立姿勢の構体10,20に作業者の重量が付加されたときに、それらの構体10,20が上記付勢力に抗して下動して着地端13が接地面Fに着地する大きさに定めることが可能である。ばね体59の付勢力をそのように定めておくと、第2ストッパ機構65の非作動時に作業者が作業台Aに乗り上がると、構体10,20が上記付勢力に抗して下動して着地端13が図3矢印のように下動し着地して安定した正立姿勢になる。その一方で、作業者が作業台Aから下りると、ばね体59により付勢された転動輪53が、2つの構体10,20のそれぞれの着地端13の下方に突き出て接地面Fに着地し、着地端13を接地面Fから浮き上がらせる。そのため、第2ストッパ機構65を作動させたり作動を解除したりする作業を行うことなく、作業員が、作業台Aに乗り上がって安全に作業をしたり、作業台Aから下りてその作業台Aを楽に移動させたりすることが可能である。
また、図7のように支持台80が装着された作業台Aにおいて、支持台80の上に作業用の荷物Bを置いて正立姿勢のまま作業台Aを接地面上で移動させることが要求されるという状況では、ばね体59の付勢力を、正立姿勢の構体10,20に荷物Bの重量が付加されたときでも、それらの構体10,20がその付勢力に抗して下動しないように定めることも可能である。したがって、ばね体59の付勢力をそのように定めておくと、第2ストッパ機構65が非作動時の正立姿勢であっても、荷物Bを支持台80の上に置いて正立姿勢のまま脚立を接地面上で移動させることが可能である。
一方、第2ストッパ機構65の作動時には、ばね体59により付勢された転動輪53が図4のように着地端13から突き出さない退避箇所に位置する。そのため、第2ストッパ機構65の作動時には、作業者が作業台Aに乗り上がっているか否かに関係なく着地端13が接地面Fに着地するので、作業台Aを安定した正立姿勢にして使用することが可能である。また、図9に示した梯子形姿勢で使用するときには、第2ストッパ機構65を作動させておくと、一方の構体10の着地端13が接地面Fに着地し、他方の構体20の着地端23が壁面Wに着地するので、作業台Aを安定した梯子形姿勢で使用することが可能である。
以上説明した実施形態に係る作業台Aにおいて、構体10,20のそれぞれの脚柱12,22の近傍箇所に位置しているキャスターユニット40の転動輪53は、それらの脚柱12,22の外側及び内側に突き出さない位置に配備されている。言い換えると、2つの構体10,20に設けられている各キャスターユニット40の転動輪53についての軸体51の軸周りでの旋回範囲が、その転動輪53の近傍箇所の脚柱12,22の外側及び内側に突き出さない位置に配備されている。そのため、転動輪53を利用して正立姿勢の作業台Aに作業者が上がり下りしたり、作業台Aを接地面F上で横移動させるときなどに、転動輪53がじゃやまになることがなく、転動輪53につまづくといった危険性が低減される。また、2つの構体10,20を重なり状の折畳み姿勢にして作業台Aを保管したり搬送したりするときにも転動輪53がじゃやまになることがない。
本考案に係る作業台Aにおいて、支持台80の形状や、作業台Aに対する支持台80の装着構造は、図8で説明したものに限定されない。たとえば、支持台80を一方の構体10の横桟11に揺動可能に常時連結しておき、支持台80の使用時には、支持台80を水平にして他方の構体20の横桟21に載せ掛けるようにしておいてもよい。
A 作業台
F 接地面
10,20 構体
11,21 横桟
12,22 脚柱
13,23 着地端
30 ヒンジ機構
40 キャスターユニット
41 桁材
46 受面
51 軸体
53 転動輪
55 鍔体
59 ばね体
61 第1ストッパ機構
65 第2ストッパ機構
66 スペーサ
80 支持台
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61 第1ストッパ機構
65 第2ストッパ機構
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80 支持台
Claims (6)
- 横桟とこの横桟によって連結された2本の脚柱とによって枠組みされた2つの構体が、それらの上端部同士を連結しているヒンジ機構を介して、下開き状の正立姿勢と、重なり状の折畳み姿勢と、一方の構体から他方の構体が延設された梯子形姿勢と、の間で揺動可能になっている作業台であって、
2つの上記構体のそれぞれの下端部に各別に設けられたキャスターユニットを備え、これらの各キャスターユニットが、上記構体の脚柱に取り付けられた桁材と、この桁材に上下動可能及び軸周り回転可能に取り付けられた軸体と、この軸体に対する偏心箇所でその軸体に取り付けられた転動輪と、上記軸体を介して上記転動輪の下動限位置を規制する第1ストッパ機構と、上記軸体を介して上記転動輪を下方に付勢するばね体と、上記軸体を介して上記転動輪を上記ばね体の付勢に抗して上動限位置に規制する第2ストッパ機構と、を有し、
上記第2ストッパ機構の非作動時には、上記ばね体により付勢された上記転動輪が、上記構体の下端によって形成され着地端の下方に突き出た作動箇所に位置し、上記第2ストッパ機構の作動時には、上記ばね体により付勢された上記転動輪が上記着地端から突き出さない退避箇所に位置するように構成されていることを特徴とする作業台。 - 2つの上記構体のそれぞれの横桟の相互間に掛け渡し可能な板状の支持台をさらに備えている請求項1に記載した作業台。
- 上記転動輪に対する上記ばね体による付勢力は、正立姿勢の上記構体に作業者の重量が付加されたときに、上記構体が上記付勢力に抗して下動して上記着地端が接地面に着地する大きさに定められている請求項1又は請求項2に記載した作業台。
- 上記キャスターユニットの転動輪が、上記構体の脚柱の外側及び内側に突き出さない位置に配備されている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した作業台。
- 上記桁材が、上記構体の2本の脚柱の相互間に亘って横架され、その桁材の一方側及び他方側の各端部における上記脚柱の近傍箇所に、上記軸体と上記転動輪と第1及び第2の上記ストッパ機構と上記ばね体とが設けられている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載した作業台。
- 上記第1ストッパ機構が、上記軸体の定位置に設けられた鍔体と、上記桁材の上端面に形成されて上記鍔体を受け止める受面、でなり、上記第2ストッパ機構が、上記鍔体と、上記軸体を介して上記転動輪が上記ばね体の付勢に抗して引き上げられたときにその軸体と共に引き上げられる上記鍔体と上記桁材との相互間の動作位置に介在されるスペーサとでなり、そのスペーサが、上記動作位置とその動作位置から後退した退避位置との間でスライド可能に上記桁材に取り付けられている請求項5に記載した作業台。
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CN108119055A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-06-05 | 玉林市金腾建材有限公司 | 一种建筑工程墙面抹灰便捷式脚手架 |
CN109113313A (zh) * | 2018-08-05 | 2019-01-01 | 温州职业技术学院 | 一种用于建筑装配的新型双体可移动式手脚架 |
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2017
- 2017-08-30 JP JP2017003993U patent/JP3213460U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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