JP3213345B2 - タイマ付き配線器具 - Google Patents
タイマ付き配線器具Info
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Description
動作を行った後にスイッチ要素を開閉するタイマを、ス
イッチやコンセントなどの配線装置とともに備えたタイ
マ付き配線器具に関するものである。
示すように、タイマ20を構成する限時動作部24およ
びスイッチ要素である接点部25と、スイッチやコンセ
ントなどの配線装置を構成する部材(図示せず)とをケ
ース10に収納して組み立てたものが提供されている。
限時動作部24は、たとえば、ギア付きモータの回転動
作によって限時動作を行うものであって、ダイヤル50
を所望の時間に対応する回転角度に設定しておくことに
よって、接点板25aを対向させて構成した接点部25
を設定時間の経過後に開閉操作するのである。
ており、目盛りおよび文字が表記されケース10の前面
に取り付けられた文字板55を覆うようにしてタイマ2
0の操作軸23に結合される。操作軸23にダイヤル5
0を結合する際には、操作軸23に螺合するナット26
を用いるのであって、ナット26によってダイヤル50
を操作軸23に結合した後には、ダイヤル50の中央部
を閉塞板59によって閉塞するようになっている。ま
た、図10に示すように、ダイヤル50には文字板55
に表記された目盛りを指示する指針56cが固着されて
いる。さらに、ケース10にはタイマ20の動作を表示
するネオンランプからなる表示ランプNLが収納されて
おり、ケース10の前面であって表示ランプNLに対応
する部位には透光性材料よりなるランプカバー19cが
接着剤によって固着されている。
プラグの栓刃を挿入するための栓刃挿入口43を備え、
タイマ20の動作によってプラグへの給電時間が制御さ
れるコンセントであるものと、図11に示すように、タ
イマ20をオンタイマとオフタイマとのいずれで動作さ
せるかを選択するスイッチハンドル46を備えたスイッ
チであるものとが考えられている。
20を構成する限時動作部24と接点部25とを別部材
としてケース10に組み込むから、ケース10内への組
み込み作業が面倒であり、また、ケース10に組み込む
際に限時動作部24と接点部25との調整作業を行わな
ければならないから、歩留りが悪いという問題がある。
は、ケース10に文字板55を取り付けた後、指針56
cを取り付けたダイヤル30をナット26を用いて操作
軸23に固定する必要があり、ナット26を覆うための
閉塞板59も必要であるから、構成部品および組立工数
が多く組立作業が面倒であるという問題がある。本発明
は上記問題点の解決を目的とするものであり、組立作業
を容易にし、かつ、歩留りを向上させたタイマ付き配線
器具を提供しようとするものである。
記目的を達成するために、規格化された埋込用の配線器
具の単位寸法の3個分の寸法を有し配線器具用に規格化
された取付枠に結合される結合部を備えたケースと、ケ
ース内に収納され器体より突出する操作軸の回転角度に
対応して設定された時間の限時動作を行った後に器体に
内蔵されたスイッチ要素を開閉する既製のタイマと、タ
イマの操作軸に結合されてケースの前面に露出するダイ
ヤルと、タイマの端子に電気的に接続された端子板およ
びケースに挿入される外部電線を端子板との間で挟持す
る錠ばねからなる速結端子と、タイマの端子に電気的に
接続され配線装置の一部を構成するようにタイマととも
にケースに収納された導電部材とを具備し、ケースの前
面の一部には導電部材とともに配線装置を構成する器具
機能部が露出するのである。
に限時時間および目盛りが表記された文字板を収納した
形で貼着する文字板用凹所が前面に形成され、タイマの
操作軸が圧入される断面非円形の開口を有した連結筒が
後面側に突設されているのである。請求項3の発明で
は、ケースは、所要の文字や記号を表記した銘板の前面
をケースの前面よりも後方に位置させるように収納した
形で貼着する銘板用凹所が前面に形成され、ダイヤル
は、後面側が開放された円筒状に形成されるとともに後
端面の周部の全周に亙って円周リブがケース側に突設さ
れ、円周リブの一部は銘板用凹所を囲むケースの前面の
一部に当接するのである。
に軸方向に走る滑り止め用の複数本の摩擦溝を備え、文
字板用凹所の周部の前面に文字板に設けた少なくとも一
部の目盛りに一致する箇所でマークが形成され、ダイヤ
ルの周方向において摩擦溝とマークとは一致する箇所に
形成され、ケース側にはダイヤルの目盛りの位置を指示
する指針用記号が付与されているのである。
部材とはリード線を介して接続され、導電部材は、リー
ド線が圧接される圧接スリットを設けた接続片を備えて
いるのである。請求項6の発明では、タイマの端子と端
子板とは印刷配線板の導電パターンを介して接続され、
端子板には印刷配線板に挿通される端子用突片が突設さ
れているのである。
栓刃を着脱自在に接続する刃受けばねを備え、器具機能
部は刃受けばねに栓刃を導入するようにケースに開口し
た栓刃挿入口になっているのである。
作軸の回転角度に対応して設定された時間の限時動作を
行った後に器体に内蔵されたスイッチ要素を開閉する既
製のタイマを、スイッチやコンセントなどの配線装置を
構成する導電部材や外部電線を接続する速結端子ととも
にケースに収納するので、ケースへの部材の組み付けと
は別にすでに組み立てられて調整されている既製のタイ
マを用いたことによって、組立時においてケース内への
組み込み部品点数が削減されて組立作業が容易になると
ともに、調整が不要であって品質が安定して歩留りが向
上するのである。また、ケースは、規格化された埋込用
の配線器具の単位寸法の3個分の寸法を有し配線器具用
に規格化された取付枠に結合される結合部を備えている
ので、通常の埋込用の配線器具と同様の施工方法で施工
することができるとともに、取付枠等の施工用部材とし
て配線器具用にすでに市販されているものを用いること
ができるのである。
を回転させるためのダイヤルの前面に設けた文字板収納
凹所に、限時時間および目盛りを表記した文字板を収納
して貼着し、また、ダイヤルの後面側に突設した連結筒
に操作軸を圧入するので、従来のように、ケースに固着
した文字板を覆うようにダイヤルを配置して操作軸に螺
合するナットによってダイヤルを操作軸に固定する場合
に比較すれば、ダイヤル回りに要求される部品点数が低
減するのであって、しかも、組立作業に要する手間も削
減されるのである。
形成した銘板用凹所に銘板の前面がケースの前面よりも
後方に位置するように銘板を収納して貼着し、後面側が
開放された円筒状のダイヤルの後端面の周部の全周に亙
って円周リブを突設し、円周リブを銘板用凹所を囲むケ
ースの前面の一部に当接させるので、ダイヤルは銘板の
前面には接触しないのであって、ダイヤルの回転に伴う
銘板の損傷を防止できるのである。
面に軸方向に走る複数本の摩擦溝を形成してダイヤルを
操作する際の滑り止めとし、かつ、ダイヤルの前面で文
字板用凹所の周部に、文字板に設けた少なくとも一部の
目盛りに一致する箇所でマークを形成し、ダイヤルの周
方向において摩擦溝とマークとの位置を一致させている
ので、マークや摩擦溝と指針用記号との位置関係が文字
板の目盛りと指針用記号との位置関係に相当することに
なり、ケース側に設けた指針用記号と文字板の目盛りと
がダイヤルの軸方向の厚み寸法だけ離れているにもかか
わらず、指針用記号と文字板の目盛りとの位置が合わせ
やすいのであり、限時時間の設定が正確かつ容易に行え
ることになる。
される圧接スリットを有した接続片を導電部材に設けて
いるので、導電部材をタイマの端子に接続するためのリ
ード線を、圧接スリットに圧接した後に半田などによっ
て固着することができ、リード線と導電部材との結線作
業が容易になるのである。請求項6の構成によれば、タ
イマの端子と端子板とを印刷配線板の導電パターンを介
して接続し、端子板に突設した端子用突片を印刷配線板
に挿通するので、タイマの端子と外部電線を接続する速
結端子を構成する端子板との結線作業が容易になり、し
かも、端子板に突設した端子用突片を印刷配線板に挿通
することによってリード線が不要になっているから、位
置の不安定なリード線による結線に比較すれば、接続状
態も安定するという利点がある。
ントを構成した場合の望ましい実施態様である。
を構成した例を示す。図1に示すように、ケース10
は、JIS規格等において規格化された埋込用の配線器
具の単位寸法の3倍の大きさに形成されており、JIS
規格等において規格化されている大角形3個用の取付枠
に結合するための結合部を備えている。すなわち、ケー
ス10は、前面が開放された直方体状のボディ11と、
ボディ11の開口面を閉塞するカバー12と、カバー1
2の両側面に突設した鍔部12aに中央片が跨がるよう
に略E形に形成されてボディ11とカバー12とを結合
する金属製の一対の組立枠13とにより構成される。各
組立枠13はそれぞれ3本の脚片を備え、ボディ11お
よびカバー12の周面に前後方向(図1の上下方向)に
走るように形成された結合溝14に各脚片が嵌合する。
また、組立枠13の各脚片の先端部は、結合用スリット
13aを有する二股状に形成され、結合用スリット13
aの幅を広げるようにかしめることによって、ボディ1
1とカバー12とが組立枠13を介して結合されるよう
になっている。組立枠13の中央片には、ケース10の
側方に突出する結合部としての結合爪13bと、ケース
10の側面に沿うように突設され結合部としての結合孔
13cを備えた結合片13dとが設けられている。合成
樹脂製の取付枠を用いる場合には、結合爪13bを取付
枠に設けた保持孔に挿入すればよく、金属製の取付枠を
用いる場合には、取付枠に設けた保持爪を結合孔13c
に挿入すればよい。
3室16a〜16cに分割され、第1室16aにはタイ
マ20が収納され、第2室16bおよび第3室16cに
は、各1個の端子板31、錠ばね32、解除釦33から
なる周知の構造の速結端子30がそれぞれ収納される。
速結端子30は、ボディ11の後面から挿入される外部
電線を、端子板31と錠ばね32との間に挟持されるこ
とによって電気的かつ機械的に結合する。また、外部電
線を外すときには、ボディ11の後面からドライバの先
端部などを挿入して解除釦33を押すことによって錠ば
ね32を端子板31から離れる向きに撓ませながら外部
電線を引き抜けばよいようになっている。また、第2室
16bおよび第3室16cに対応する部位の仕切壁15
の前面にはそれぞれ導電部材としての刃受けばね41が
載置される。各刃受けばね41は、プラグの栓刃を挟持
するように互いに対向して配置された一対のばね片42
を備え、仕切壁15に設けた段差部15aに係合して位
置が固定される。速結端子30の端子板31および刃受
けばね41は、それぞれタイマ20の端子21a〜21
cに対してリード線34を介して接続される。
線34を介して端子21b,21cに接続されるのであ
って、図3に示すように、刃受けばね41にはリード線
34を接続するための接続片44が突設されている。接
続片44には、先端縁に開放されてリード線34が圧接
される略U形の圧接スリット45が形成される。したが
って、リード線34を接続片44に接続する際には、リ
ード線34を圧接スリット45に挿入した後、リード線
34を接続片44に巻き付けるようにかしめ、その後、
半田付けを施せばよい。このような方法で刃受けばね4
1に対するリード線34の結線を行うことによって、刃
受けばね41とリード線34とを機械的かつ電気的に安
定した状態で接続することができるのである。
子30に接続される外部電線を介して商用交流電源AC
に接続され、商用交流電源ACからの給電によって回転
する限時動作部としてのギアドモータMが所定の回転位
置に達するとスイッチ要素としての切換接点rが常閉側
に切り換わるように構成されている。タイマ20は、器
体22の前面中央部に操作軸23が突設され、器体22
の側面に5個の端子21a〜21eが突設されているの
であって、器体22にはギアドモータMおよび切換接点
rが収納されている。操作軸23は回動自在であって、
基準位置から所望の角度だけ回転させたときに、ギアド
モータMが操作軸23を基準の位置に戻すまでの時間が
限時動作になるように構成されている。すなわち、基準
位置において切換接点rの常閉側がオンになり、他の位
置では切換接点rの常開側がオンになるのである。この
ようなタイマ20は、既製品として従来より提供されて
いるものである。端子21a,21bはギアドモータM
の両端に接続され、残りの端子21c〜21eは切換接
点rに接続されている。したがって、端子21b,21
eにそれぞれリード線34を介して速結端子30を接続
し、端子21a,21dを共通接続してリード線34を
介して一方の刃受けばね41に接続し、他方の刃受けば
ね41はリード線34を介して端子21bに接続するこ
とによって、刃受けばね41に接続される負荷Lへの給
電をタイマ20の限時動作中に行い、限時動作の終了後
に給電を停止させることができるのである。また、ギア
ドモータMと並列にネオンランプよりなる表示ランプN
Lおよび限流用の抵抗Rの直列回路を接続することによ
って、限時動作中に表示ランプNLを点灯させることが
できる。ここで、端子21dに接続されている刃受けば
ね41を端子21cに接続すれば、タイマ20の限時動
作終了時に負荷Lへの給電を開始するように動作させる
ことができる。
に対応する部位の前面に銘板用凹所17が形成され、第
2室16bおよび第3室16cに跨がる部位の前面には
突台部18が形成されている。突台部18の前面は、銘
板用凹所17から離れるに従って突出量を小さくするよ
うに傾斜した傾斜面18aであって、この傾斜面18a
には刃受けばね41にプラグの栓刃を導入するための器
具機能部としての栓刃挿入口43が開口している。一
方、銘板用凹所17の底面にはタイマ20の操作軸23
が挿通される貫通孔17aと、表示ランプNLからの光
を透過させる開口窓17bとが穿孔される。また、銘板
用凹所17には、合成樹脂の薄板によって形成された銘
板19が収納され、接着剤等によって貼着される。銘板
19の厚み寸法は、カバー12の前面から銘板19が突
出しないように、銘板用凹所17の深さ寸法以下に設定
されている。銘板19において貫通孔17aに対応する
部位には貫通窓19aが穿孔され、開口窓17bに対応
する部位は開口窓17bを閉塞する透明窓19bになっ
ている。すなわち、従来必要であったランプカバーを銘
板19が兼ねることになる。銘板19には所要の文字や
記号が表記されており、とくに重要な記号として後述す
る指針用記号55b(図5参照)が付与されている。
の前面に露出して配置されるダイヤル50が結合され
る。ダイヤル50は後面が開放された円筒状に形成さ
れ、中央部の後面側には操作軸23に対して回り止めさ
れた形で結合される連結筒51が突設されている。すな
わち、連結筒51には断面がD形などの非円形の開口が
形成され、操作軸23が圧入されるようになっている。
したがって、操作軸23にダイヤル50を取り付ける際
には、従来のようにナットを用いる必要がなく、したが
って、閉塞板も不要になるのであって、ダイヤル50の
周辺の部品点数が低減され、かつ、組立作業が容易にな
るのである。また、連結筒51の周囲には、図4に示す
ように、先端部にフック52aを有した複数本の保持脚
52が突設され、フック52aが貫通孔17aに係合す
ることによって、ダイヤル50の抜け止めがなされてい
る。ダイヤル50の後端面には、カバー12における銘
板用凹所17を囲むカバー12の前面に当接する円周リ
ブ53がダイヤル50の全周に亙って突設されている。
すなわち、ダイヤル50がどの位置に回転している場合
であっても円周リブ53の一部がカバー12の前面に接
触しているのであって、円周リブ53は銘板19の前面
から浮いた状態になるから、ダイヤル50の回転時に銘
板19との摩擦によって銘板19が損傷するのを防止で
きるのである。また、カバー12とダイヤル50との接
触面積が小さいから、ダイヤル50を滑らかに回転させ
ることができるのである。
4が形成される。文字板用凹所54には、操作軸23の
回転角度をタイマ20の限時動作の時間に対応付けた数
字と目盛り56aとが表記された文字板55が収納され
た形で貼着され、文字板55に表記された目盛り56a
は、図5に示すように、30分刻みに設定され、最大1
2時間まで限時動作を行えるように数字が表記されてい
る。上述したように、カバー12に貼着した銘板19に
は三角形状の指針用記号56bが表記されているから、
この指針用記号56bに所望の時間の目盛り56aを対
応させれば、ダイヤル50が回転して指針用記号56b
に「0」の目盛り56aが位置するまで限時動作が行わ
れるのである。ここにおいて、ダイヤル50の外周面に
は、軸方向に走る摩擦溝57が形成されて、ダイヤル5
0を回転操作する際の滑り止めになっている。また、ダ
イヤル50における文字板用凹所54の周囲の前面に
は、1時間ごとの目盛り55aに一致する箇所に、溝も
しくは2色成形によってマーキングを施したマーク58
が形成されている。このマーク58は、ダイヤル50の
周方向において摩擦溝57を設けた箇所に一致する。し
たがって、目盛り56aと指針用記号56bとの間に、
ダイヤル50の厚み寸法に相当する距離があるにもかか
わらず、マーク58や摩擦溝57によって、位置合わせ
が容易になるのであって、時間設定が容易かつ正確に行
えるのである。
に、タイマ20の端子21b,21eと端子板31とを
印刷配線板35の導電パターンを介して電気的に接続し
たものである。印刷配線板35には、表示ランプNLや
限流用の抵抗Rも実装される。端子板31には、印刷配
線板35に挿通される端子用突片31aが突設され、端
子用突片31aが印刷配線板35の導電パターンに半田
付けされる。したがって、印刷配線板35に対して端子
板31を容易に半田付けすることができ、しかも、タイ
マ20の端子21a,21bと端子板31とを機械的か
つ電気的に安定した状態で接続することができるのであ
る。
と同様である。 (実施例3)本実施例は、図7に示すように、配線装置
としてスイッチを備えた例を示す。したがって、器具機
能部としてスイッチのハンドル46がボディ12の前面
に露出する。すなわち、ボディ12の前面には、銘板用
凹所17とは異なる部位でハンドル用開口窓12bが開
口し、ハンドル用開口窓12bを通してシーソスイッチ
を構成するハンドル46の操作面46aが露出するので
ある。操作面46aは中央部が凹になっており、ケース
10の幅方向の端部が前後方向に移動するように、ケー
ス10に対して揺動自在に取り付けられる。ケース10
の長手方向におけるハンドル46の各側面にはそれぞれ
支点用突起46bが突設され、ハンドル用開口窓12b
の内周面に形成された支点用凹所(図示せず)に支点用
突起46bが係合することによって、ハンドル46がケ
ース10に対して揺動自在に保持されるようになってい
る。ハンドル46の後面にはばね受け筒(図示せず)が
突設され、コイルばねよりなる反転ばね47の一端部が
ばね受け筒に嵌入される。また、反転ばね47の他端部
は、前面側が開放された開閉子48に挿入される。開閉
子48は、端子板36に設けられた前(図7では上)に
凸となる形状の支点片36aに中央片を当接させる形で
端子板36に対して揺動自在に支持される。また、開閉
子48の両脚片にはそれぞれ固定端子板49が対向して
配置され、開閉子48の揺動に伴っていずれか一方の固
定端子板49に開閉子48が接触するようになってい
る。ここに、開閉子48および固定端子板49の対向面
にはそれぞれ接点48a,49aが設けられている。し
たがって、ハンドル46が揺動すれば、反転ばね47が
もっとも圧縮された状態(死点)を通過することにな
り、死点を越えると反転ばね47が急速に伸長して開閉
子48を反転させるのである。すなわち、いわゆるスナ
ップ動作によって、開閉子48をいずれか一方の固定端
子板49に接触させることができるのである。
たとえば、図8に示すようにタイマ20と接続されるの
であって、限時動作の終了後に負荷Lをオンにするかオ
フにするかの選択できるようになっている。タイマ20
の電源ACへの端子21b,21eは、実施例2と同様
に印刷配線板35の導電パターンを介して端子板37,
38に接続され、表示ランプNLや抵抗Rは印刷配線板
35に実装される。すなわち、端子板37,38には、
それぞれ印刷配線板35に挿通されて半田付けされる端
子用突片37a,38aが突設されている。ここにおい
て、端子板37には2個の錠ばね32が対応し、端子板
36,38には各1個の錠ばね32が対応する。端子板
37は第2室16bに収納され、端子板38は、端子板
36、開閉子48、固定端子板49とともに第3室16
cに収納される。また、2個設けた解除釦33の一方は
端子板37に対応した2個の錠ばね32を操作し、他方
の解除釦33は端子板36,38にそれぞれ対応した2
個の錠ばね32を操作する。
ダイヤル50、文字板55を図示していないが、図1に
示した実施例1の構成と同様であって、説明を省略した
他の構成についても構成および動作は実施例1と同様で
ある。また、スイッチSWは、タイマ20によって負荷
Lを動作させるか、タイマ20とは無関係に連続的に負
荷Lをオンにするかの選択を行うような接続関係とする
ことも可能である。
操作軸の回転角度に対応して設定された時間の限時動作
を行った後に器体に内蔵されたスイッチ要素を開閉する
既製のタイマを、スイッチやコンセントなどの配線装置
を構成する導電部材や外部電線を接続する速結端子とと
もにケースに収納するので、ケースへの部材の組み付け
とは別にすでに組み立てられて調整されている既製のタ
イマを用いたことによって、組立時おけるケース内への
組み込み部品点数が削減されて組立作業が容易になると
ともに、調整が不要であって品質が安定して歩留りが向
上するという利点がある。しかも、ケースは、規格化さ
れた埋込用の配線器具の単位寸法の3個分の寸法を有し
配線器具用に規格化された取付枠に結合される結合部を
備えているので、通常の埋込用の配線器具と同様の施工
方法で施工することができるとともに、取付枠等の施工
用部材として配線器具用にすでに市販されているものを
用いることができるという利点がある。
転させるためのダイヤルの前面に設けた文字板収納凹所
に、限時時間および目盛りを表記した文字板を収納して
貼着し、また、ダイヤルの後面側に突設した連結筒に操
作軸を圧入するので、従来のように、ケースに固着した
文字板を覆うようにダイヤルを配置して操作軸に螺合す
るナットによってダイヤルを操作軸に固定する場合に比
較すれば、ダイヤル回りに要求される部品点数が低減す
るのであって、しかも、組立作業に要する手間も削減さ
れるという効果を奏するのである。
した銘板用凹所に銘板の前面がケースの前面よりも後方
に位置するように銘板を収納して貼着し、後面側が開放
された円筒状のダイヤルの後端面の周部の全周に亙って
円周リブを突設し、円周リブを銘板用凹所を囲むケース
の前面の一部に当接させるので、ダイヤルは銘板の前面
には接触しないのであって、ダイヤルの回転に伴う銘板
の損傷を防止できるという利点がある。
軸方向に走る複数本の摩擦溝を形成してダイヤルを操作
する際の滑り止めとし、かつ、ダイヤルの前面で文字板
用凹所の周部に、文字板に設けた少なくとも一部の目盛
りに一致する箇所でマークを形成し、ダイヤルの周方向
において摩擦溝とマークとの位置を一致させているの
で、マークや摩擦溝と指針用記号との位置関係が文字板
の目盛りと指針用記号との位置関係に相当することにな
り、ケース側に設けた指針用記号と文字板の目盛りとが
ダイヤルの軸方向の厚み寸法だけ離れているにもかかわ
らず、指針用記号と文字板の目盛りとの位置が合わせや
すいのであり、限時時間の設定が正確かつ容易に行える
という効果がある。
る圧接スリットを有した接続片を導電部材に設けている
ので、導電部材をタイマの端子に接続するためのリード
線を、圧接スリットに圧接した後に半田などによって固
着することができ、リード線と導電部材との結線作業が
容易になるという利点がある。請求項6の発明では、タ
イマの端子と端子板とを印刷配線板の導電パターンを介
して接続し、端子板に突設した端子用突片を印刷配線板
に挿通するので、タイマの端子と外部電線を接続する速
結端子を構成する端子板との結線作業が容易になり、し
かも、端子板に突設した端子用突片を印刷配線板に挿通
することによってリード線が不要になっているから、位
置の不安定なリード線による結線に比較すれば、接続状
態も安定するという利点がある。
る。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 規格化された埋込用の配線器具の単位寸
法の3個分の寸法を有し配線器具用に規格化された取付
枠に結合される結合部を備えたケースと、ケース内に収
納され器体より突出する操作軸の回転角度に対応して設
定された時間の限時動作を行った後に器体に内蔵された
スイッチ要素を開閉する既製のタイマと、タイマの操作
軸に結合されてケースの前面に露出するダイヤルと、タ
イマの端子に電気的に接続された端子板およびケースに
挿入される外部電線を端子板との間で挟持する錠ばねか
らなる速結端子と、タイマの端子に電気的に接続され配
線装置の一部を構成するようにタイマとともにケースに
収納された導電部材とを具備し、ケースの前面の一部に
は導電部材とともに配線装置を構成する器具機能部が露
出して成ることを特徴とするタイマ付き配線器具。 - 【請求項2】 ダイヤルは、周方向に限時時間および目
盛りが表記された文字板を収納した形で貼着する文字板
用凹所が前面に形成され、タイマの操作軸が圧入される
断面非円形の開口を有した連結筒が後面側に突設されて
成ることを特徴とする請求項1記載のタイマ付き配線器
具。 - 【請求項3】 ケースは、所要の文字や記号を表記した
銘板の前面をケースの前面よりも後方に位置させるよう
に収納した形で貼着する銘板用凹所が前面に形成され、
ダイヤルは、後面側が開放された円筒状に形成されると
ともに後端面の周部の全周に亙って円周リブがケース側
に突設され、円周リブの一部は銘板用凹所を囲むケース
の前面の一部に当接することを特徴とする請求項1記載
のタイマ付き配線器具。 - 【請求項4】 ダイヤルは、外周面に軸方向に走る滑り
止め用の複数本の摩擦溝を備え、文字板用凹所の周部の
前面に文字板に設けた少なくとも一部の目盛りに一致す
る箇所でマークが形成され、ダイヤルの周方向において
摩擦溝とマークとは一致する箇所に形成され、ケース側
にはダイヤルの目盛りの位置を指示する指針用記号が付
与されて成ることを特徴とする請求項1記載のタイマ付
き配線器具。 - 【請求項5】 タイマの端子と導電部材とはリード線を
介して接続され、導電部材は、リード線が圧接される圧
接スリットを設けた接続片を備えて成ることを特徴とす
る請求項1記載のタイマ付き配線器具。 - 【請求項6】 タイマの端子と端子板とは印刷配線板の
導電パターンを介して接続され、端子板には印刷配線板
に挿通される端子用突片が突設されて成ることを特徴と
する請求項1記載のタイマ付き配線器具。 - 【請求項7】 導電部材はプラグの栓刃を着脱自在に接
続する刃受けばねを備え、器具機能部は刃受けばねに栓
刃を導入するようにケースに開口した栓刃挿入口である
ことを特徴とする請求項1記載のタイマ付き配線器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21406991A JP3213345B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | タイマ付き配線器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21406991A JP3213345B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | タイマ付き配線器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0554766A JPH0554766A (ja) | 1993-03-05 |
JP3213345B2 true JP3213345B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=16649735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21406991A Expired - Lifetime JP3213345B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | タイマ付き配線器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3213345B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
JP2001035334A (ja) * | 1999-07-27 | 2001-02-09 | Matsushita Electric Works Ltd | タイマスイッチ |
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Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57120286U (ja) * | 1981-01-20 | 1982-07-26 | ||
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JPH0518828Y2 (ja) * | 1987-12-15 | 1993-05-19 | ||
JPH02143746U (ja) * | 1989-05-10 | 1990-12-06 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP21406991A patent/JP3213345B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0554766A (ja) | 1993-03-05 |
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