JP3212748U - 電動二輪車のバッテリーボックスの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリーの取り出しを便利にする電動二輪車のバッテリーボックスの構造を提供する。【解決手段】電動二輪車2の車体ユニットはステアリング機構に連結され、ステアリング機構の下方はフロントフォークに連結される。フロントフォークの下方には前輪が枢設され、電動二輪車にはモーターが設けられる。ステアリング機構の後方、後輪の上方には座部が設けられ、電動二輪車の周りには車体カバーが設けられる。車体カバーのステップフロアとステップフロア下方のボトムカバー275には収容空間が形成され、収容空間の中にはバッテリー29が収容されている。バッテリーは、電気的に接続され後輪のモーターを駆動する。バッテリーはバッテリーボックス3の中に収容され、バッテリーボックスには立ち上げ装置4が設けられ、立ち上げ装置がバッテリーボックスを立ち上げることによって、バッテリーボックスの中からバッテリーを取り出しやすくなる。【選択図】図5
Description
本考案は電動二輪車のバッテリーボックスの構造に関し、特に、バッテリーの取り出しが便利な電動二輪車のバッテリーボックスの構造に関する。
電動二輪車1には、運転手が足を置くためのステップフロア11の下方に収容空間12が設けられ、図1に示すように、前記収容空間12の中には前記電動二輪車1に動力源を提供するバッテリー13が収容される。
図1、図2に示すように、前記バッテリー13は、バッテリーボックス14の中に収容される。前記バッテリー13は、一定の重量と体積を備えるとともに、前記電動二輪車1は、地面から一定の高さに保たれる必要があるため、一般的に、前記バッテリー13はバッテリーボックス14とともに、前記ステップフロア11の下方の収容空間12の中に横向きに収容される。
上述の従来のバッテリーボックス14は、前記バッテリー13を収容することはできるが、前記バッテリー13を修理したり、取り替えたり、取り出して充電したりする時に、運転手は元々横向きに置かれている前記バッテリーボックス14を持ち上げて起こし、前記バッテリーボックス14を引っ張り上げ、前記収容空間12に直立した状態にする必要がある上、運転手は、さらに前記バッテリーボックス14の中に収容されているバッテリー13を取り出す必要がある。前記バッテリーボックス14を持ち上げて起こす際に、前記収容空間12と前記バッテリーボックス14の周りのすき間が小さすぎるためその動作が著しく妨げられると同時に、前記バッテリーボックス14の中のバッテリー13は、相当な重量を有することから、前記バッテリーボックス14を持ち上げて起こす動作がさらに困難になっている。
よって、電動二輪車のバッテリーの取り出しを便利にする電動二輪車のバッテリーボックスの構造をいかに提供するかは、電動二輪車業者が解決を強く望む課題である。
本考案は、従来の電動二輪車におけるバッテリーボックスのバッテリーの取り出しの不便さを解決する電動二輪車のバッテリーボックスの構造を提供することを目的とする。
目的を達成するために、本考案の登録請求範囲における請求項1の主な技術手段は、電動二輪車のバッテリーボックスの構造を提供する。前記電動二輪車の車体ユニットは、ステアリング機構に連結され、前記ステアリング機構の下方は、フロントフォークに連結される。前記フロントフォークの下方には前輪が枢設され、前記電動二輪車にはモーターが設けられる。前記ステアリング機構の後方であって、後輪の上方には座部が設けられ、前記電動二輪車の周りには車体カバーが設けられる。前記車体カバーのステップフロアと前記ステップフロア下方のボトムカバーには収容空間が形成され、前記収容空間の中にはバッテリーが収容されている。前記バッテリーは、前記後輪のモーターを駆動するモーターに電気的に接続される。前記バッテリーは、バッテリーボックスの中に収容され、前記バッテリーボックスには立ち上げ装置が設けられ、前記立ち上げ装置が前記バッテリーボックスを立ち上げることによって、前記バッテリーボックスと前記収容空間がほぼ直立するため、前記バッテリーボックスの中から前記バッテリーを取り出しやすくなる。
目的を達成するために、本考案の登録請求範囲における請求項2の主な技術手段は、電動二輪車のバッテリーボックスの構造を提供する。前記車体ユニットには、車体の後方に向かってメインパイプが延設され、前記メインパイプには、車体のさらに後方に向かって左右一組で配置された左ペダルパイプ及び右ペダルパイプが延設される。前記立ち上げ装置の一端は、前記バッテリーボックスの一側の外壁に固定され、他端は前記左ペダルパイプ及び右ペダルパイプに固定される。
目的を達成するために、本考案の登録請求範囲における請求項4と請求項5の主な技術手段は、電動二輪車のバッテリーボックスの構造を提供する。前記立ち上げ装置は、液圧伸縮シリンダーまたは前記気圧伸縮シリンダーである。
目的を達成するために、本考案の登録請求範囲における請求項6と請求項7の主な技術手段は、電動二輪車のバッテリーボックスの構造を提供する。前記立ち上げ装置は、ダンピング機構またはラチェット構造を備える。
登録請求範囲における請求項1の主な技術手段により、前記バッテリーボックスの側面には立ち上げ装置が設けられることで、前記立ち上げ装置が前記バッテリーボックスを立ち上げ、前記バッテリーボックスと前記収容空間がほぼ直立するため、前記バッテリーボックスの中から前記バッテリーを取り出しやすくなる。
登録請求範囲における請求項2の主な技術手段により、前記立ち上げ装置の一端が、前記バッテリーボックスの一側の外壁に固定され、他端が前記左ペダルパイプ及び右ペダルパイプに固定されることで、前記立ち上げ装置が取り付けやすくなる。
登録請求範囲における請求項3と請求項4の主な技術手段により、前記立ち上げ装置が液圧伸縮シリンダーまたは気圧伸縮シリンダーであることで、前記立ち上げ装置による立ち上げる效果が確実になる。
登録請求範囲における請求項第5と請求項6の主な技術手段により、前記液圧伸縮シリンダーまたは気圧伸縮シリンダーがダンピング機構またはラチェット構造を備えることで、前記立ち上げ装置の作動時の安全性が向上する。
まず、参照した図3と図4に示すように、本考案の電動二輪車のバッテリーボックスの構造において、前記電動二輪車2の車体ユニット21の前方には、ステアリング機構22が設けられ、前記ステアリング機構22の下方は、フロントフォーク(フロント・ショックアブソーバー)23に連結され、前記フロントフォーク23の下方には、前輪24が枢設される。前記車体ユニット21には、車体の後方に向かってメインパイプ211が延設され、前記メインパイプ211には、車体のさらに後方に向かって左右一組で配置された左ペダルパイプ212及び右ペダルパイプ213が延設され、前記左ペダルパイプ212及び右ペダルパイプ213には車体の後方に向かってリヤフレーム214が設けられる。前記リヤフレーム214の下方には、後輪25が設けられ、前記後輪25の内部には、ホイールモーター(図には未表示)が設けられることによって、前記電動二輪車2に動力を提供する。前記ステアリング機構22の後方であって、前記後輪25の上方には座部26が設けられ、前記座部26と前記ステアリング機構22は、間隔が保たれる。前記電動二輪車2の周りには、車体カバー27が設けられ、前記車体カバー27は、ステアリング機構22を覆うボンネット271と、前記ボンネット271の下方に設けられるとともに車体の先端を覆う前部車体カバー272と、前記前部車体カバー272の後方に設けられるレッグシールド273と、前記ステアリング機構22と座部26の間の下方に設けられるステップフロア274を備える。さらに分かりやすく言うと、前記ステップフロア274は、前記左ペダルパイプ212及び右ペダルパイプ213上に設けられ、前記ステップフロア274の下方には、ボトムカバー275が設けられ、前記電動二輪車2における前記座部26の下方の両側には、車体カバー276が設けられる。前記電動二輪車2の動力の出所は、本考案の図式では、ホイールモーターによって後輪25を駆動する方法を例として説明しているが、実際には、本考案の電動二輪車2は、フロントモーターがチェーンまたはベルトを駆動することによって後輪25を駆動させる、またはモーターとギヤボックスによって駆動装置を構成することによって後輪25を駆動させることもできる。よって、本考案における後輪25の駆動方法は、ホイールモーターに限られるわけではないことを、ここであらかじめ述べる。
図3、図4に示すように、前記ステップフロア274には、フットレスト部28を形成することができ、前記フットレスト部28は、乗り手が足を乗せるのに用いることができる。前記ステップフロア274と前記ボトムカバー275は、収容空間Aを形成することができ、前記収容空間Aの内部にはバッテリー29が収容される。前記バッテリー29は、前記後輪25に電気的に接続されることによって、電源を供給して前記後輪25を動かすことができる。従って、ステアリング機構22上に設けられる制御装置(図には未表示)により、前記後輪25を回転させることができ、さらに前記電動二輪車2を走行させることができる。
図3、図4に示すように、前記バッテリー29は、バッテリーボックス3の内部に収容され、前記バッテリーボックス3の一側には、立ち上げ装置4が設けられる。前記立ち上げ装置4は、液圧シリンダーまたは気圧シリンダーであることができ。そのうち、前記液圧伸縮シリンダーまたは気圧伸縮シリンダーは、ダンピング構造またはラチェット構造を備えることによって、前記立ち上げ装置4が立ち上がる速度を緩め、さらに前記立ち上げ装置4の作動時の安全性を高めることができる。前記立ち上げ装置4の一端は、前記バッテリーボックス3の一側の外壁に固定され、他端は、前記左ペダルパイプ212または右ペダルパイプ213に固定される。本考案の実施例は、左ペダルパイプ212を例として説明する。
図5、図6、図7に示すように、前記バッテリー29を収容する前記バッテリーボックス3は、前記収容空間Aの中に横向きに収容される。この時、前記バッテリーボックス3の側面に設けられる前記立ち上げ装置4は、圧縮されるとともに車体の左右方向に向かって、前記バッテリーボックスと共に圧縮されて前記収容空間Aの中に収容される。使用者がバッテリー29を取り出す時には、まず前記ステップフロア274を取り外す。この時前記バッテリーボックス3の側面に設けられる立ち上げ装置4がそれ自体の伸張力によって、前記バッテリーボックス3を前記収容空間Aの中から立ち上げることによって、前記バッテリーボックス3と前記収容空間Aは、ほぼ直立する。これにより、使用者は前記バッテリー29を前記バッテリーボックス3の中から直接取り出すことができ、前記バッテリーボックス3の中から前記バッテリー29をさらに取り出しやすくなる。
本考案の主な効果として、前記バッテリーボックス3の側面には立ち上げ装置4が設けられ、前記立ち上げ装置4が前記バッテリーボックス3を立ち上げることによって、前記バッテリーボックス3と前記収容空間Aがほぼ直立し、前記バッテリーボックス3の中から前記バッテリー29をさらに取り出しやすくなる。
本考案の別の効果として、前記立ち上げ装置4は、液圧伸縮シリンダーまたは気圧伸縮シリンダーであることによって、前記立ち上げ装置4の立ち上げる效果が確実になる。
本考案のさらに別の効果として、前記液圧伸縮シリンダーまたは気圧伸縮シリンダーは、ダンピング機構またはラチェット構造を備えることによって、前記立ち上げ装置4の作動時の安全性が向上する。
1 電動二輪車
11 ステップフロア
12 収容空間
13 バッテリー
14 バッテリーボックス
2 電動二輪車
21 車体ユニット
211 メインパイプ
212 左ペダルパイプ
213 右ペダルパイプ
214 リヤフレーム
22 ステアリング機構
23 フロントフォーク
24 前輪
25 後輪
26 座部
27 車体カバー
271 ボンネット
272 前車体カバー
273 レッグシールド
274 ステップフロア
275 ボトムカバー
276 車体カバー
28 フットレスト部
29 バッテリー
3 バッテリーボック
4 立ち上げ装置
A 収容空間
11 ステップフロア
12 収容空間
13 バッテリー
14 バッテリーボックス
2 電動二輪車
21 車体ユニット
211 メインパイプ
212 左ペダルパイプ
213 右ペダルパイプ
214 リヤフレーム
22 ステアリング機構
23 フロントフォーク
24 前輪
25 後輪
26 座部
27 車体カバー
271 ボンネット
272 前車体カバー
273 レッグシールド
274 ステップフロア
275 ボトムカバー
276 車体カバー
28 フットレスト部
29 バッテリー
3 バッテリーボック
4 立ち上げ装置
A 収容空間
Claims (6)
- 電動二輪車のバッテリーボックスの構造であって、前記電動二輪車の車体ユニットはステアリング機構に連結され、前記ステアリング機構の下方は、フロントフォークに連結され、前記フロントフォークの下方には前輪が枢設され、前記電動二輪車にはモーターが設けられ、前記ステアリング機構の後方であって後輪の上方には座部が設けられ、前記電動二輪車の周りには車体カバーが設けられ、前記車体カバーのステップフロアと前記ステップフロア下方のボトムカバーには収容空間が形成され、前記収容空間の中にはバッテリーが収容され、前記バッテリーは、前記後輪のモーターを駆動するモーターに電気的に接続され、前記バッテリーは、バッテリーボックスの中に収容され、前記バッテリーボックスには立ち上げ装置が設けられ、前記立ち上げ装置が前記バッテリーボックスを立ち上げることによって、前記バッテリーボックスと前記収容空間がほぼ直立するため、前記バッテリーボックスの中から前記バッテリーを取り出しやすくなることを特徴とする、電動二輪車のバッテリーボックスの構造。
- 前記車体ユニットには、車体の後方に向かってメインパイプが延設され、前記メインパイプには、車体のさらに後方に向かって左右一組で配置された左ペダルパイプ及び右ペダルパイプが延設され、前記立ち上げ装置の一端は、前記バッテリーボックスの一側の外壁に固定され、他端は前記左ペダルパイプ及び右ペダルパイプに固定されることを特徴とする、請求項1に記載の電動二輪車のバッテリーボックスの構造。
- 前記立ち上げ装置は、液圧伸縮シリンダーであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の電動二輪車のバッテリーボックスの構造。
- 前記立ち上げ装置は、気圧伸縮シリンダーであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の電動二輪車のバッテリーボックスの構造。
- 前記液圧伸縮シリンダーは、ダンピング機構またはラチェット構造を備えることを特徴とする、請求項3に記載の電動二輪車のバッテリーボックスの構造。
- 前記気圧伸縮シリンダーは、ダンピング機構またはラチェット構造を備えることを特徴とする、請求項4に記載の電動二輪車のバッテリーボックスの構造。
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- 2016-09-05 TW TW105213611U patent/TWM533592U/zh not_active IP Right Cessation
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