JP3212707B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP3212707B2
JP3212707B2 JP23448492A JP23448492A JP3212707B2 JP 3212707 B2 JP3212707 B2 JP 3212707B2 JP 23448492 A JP23448492 A JP 23448492A JP 23448492 A JP23448492 A JP 23448492A JP 3212707 B2 JP3212707 B2 JP 3212707B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円盤状の記録媒体であ
るディスクが、カートリッジケース内部に収納されてな
るディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記ディスクカートリッジは、
図4の(a)〜(c)に示すように、情報の記録再生が
行われるディスク1と、これを保護するカートリッジケ
ース22とから構成されており、このカートリッジケー
ス22には、開閉自在のシャッタ部23が取り付けられ
ている。
【0003】上記ディスク1は、例えば光磁気ディスク
であり、本発明の説明図である図2を参照して説明する
と、ポリカーボネイトあるいはガラス等の材料からなる
基板1aの表面に、記録膜1bが形成され、さらにこれ
らを保護すべく、バックコート膜1cとハードコート膜
1dとがぞれぞれ形成されている。
【0004】ところで、上記のようなディスク1は、レ
ーザ光を用いて光学的に記録データを読み書きするた
め、ディスク1表面に付着する塵埃は、記録あるいは再
生の異常や、ドライブ装置の誤操作などの重大な障害を
引き起こす原因となる。
【0005】また、例え付着直後においては何ら影響を
与えないような微細な塵埃であっても、長期の使用に際
しては、ディスク1表面やカートリッジケース22内に
堆積し、深刻な障害を引き起こすこととなる。
【0006】さらに、上記ディスク1は、使用中におい
ては高速度でカートリッジケース22内を回転するた
め、カートリッジケース22内部で気流の撹乱が必然的
に発生し、ディスク1表面及びカートリッジケース22
内面に静電気が帯電し、この静電気の作用で、ディスク
1表面や、カートリッジケース22内面に塵埃が吸着さ
れ、上記の障害を助長することとなる。
【0007】そこで、従来は、このような不具合を解決
するために、ディスク1表面、またはカートリッジケー
ス22内面の表面抵抗を引き下げ、帯電レベルを抑制す
ることが考えられ、例えば、ディスク1表面を被覆する
ハードコート膜1dやバックコート膜1c等のコーティ
ング膜を導電性にする方法や、カートリッジケース22
を導電性樹脂にて形成する方法等が提案されている。こ
れにより、ディスク1表面、またはカートリッジケース
22内面の表面抵抗が引き下げられ、塵埃の付着がある
程度防止されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成によれば、コーティング膜や、カートリッジケース
22を導電性にしているが、これらの導電率は、技術的
に、コーティング膜で10-12 Ω/cm、カートリッジ
ケース22の樹脂材料で10-10 Ω/cm程度が限界
で、その塵埃付着防止効果は充分であるとは言い難い。
【0009】そこで、従来、より一層の塵埃付着防止効
果を期待できる対策の開発が求められている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のディスク
カートリッジは、上記課題を解決するために、ディスク
と、このディスクを内部に収納するカートリッジケース
とを備え、ディスクに対して情報の記録再生を行う際、
ドライブ装置に装着されるディスクカートリッジにおい
て、上記カートリッジケースの内面に取り付けられ、デ
ィスク表面に近接するブラシ電極を有すると共に、一端
側がドライブ装置に電気的に接続され、上記ブラシ電極
と帯電したディスクとの間のガス層を電離させることに
より荷電粒子を発生させ、この荷電粒子にて帯電したデ
ィスクを中和して除電する自己放電型アイオナイザから
なる除電装置がディスクの径方向に設けられている
方、上記除電装置におけるドライブ装置への電気的接続
が、カートリッジケースの内面において上記ブラシ電極
に直交する方向に取り付けられると共に、カートリッジ
ケースのアライメント孔まで延設された導電部と、上記
アライメント孔に嵌合されるドライブ装置のアライメン
トピンとを介してなされることを特徴としている。
【0011】また、請求項2記載のディスクカートリッ
ジは、上記課題を解決するために、請求項1記載のディ
スクカートリッジにおいて、上記カートリッジケースが
導電性樹脂にて形成されていることを特徴としている。
【0012】
【作用】上記請求項1の構成によれば、自己放電型アイ
オナイザからなる除電装置が、ブラシ電極と帯電したデ
ィスクとの間のガス層を電離させて荷電粒子を発生し、
この荷電粒子にて帯電したディスクを中和して除電する
ので、ディスク表面への塵埃の吸着が防止される。
【0013】また、カートリッジケースの内面において
上記ブラシ電極に直交する方向に取り付けられると共
に、カートリッジケースのアライメント孔にまで延設さ
れた導電部と、ドライブ装置のアライメントピンとを介
して、除電装置がドライブ装置に電気的に接続されるよ
うになっているので、従来のカートリッジケースを用い
て、除電装置を筐体接地することができる。
【0014】また、上記請求項の構成によれば、カー
トリッジケースが導電性樹脂にて形成されているので、
より一層の除電効果の向上が期待できる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0016】本実施例のディスクカートリッジは、図1
に示すように、例えば光磁気ディスクであるディスク1
と、ディスク1を内部に収納するカートリッジケース4
とから構成されている。
【0017】ディスク1は、図2の(a)に示すよう
に、例えばポリカーボネイトあるいはガラス等の材料か
らなる基板1aの表面に、例えばスパッタリング等にて
記録膜1bが形成され、さらにこれらを保護するための
バックコート膜1cとハードコート膜1dとがそれぞれ
形成されている。
【0018】また、ディスク1の中央部には、同図
(b)に示すようにハブ2が取り付けられており、この
ハブ2は、ドライブ装置(図示せず)に装着された際
に、ドライブ装置側に設けられたマグネットにて吸引さ
れることによりディスク1をドライブ装置側に押し付
け、ディスク1の回転を安定化させるようになってい
る。
【0019】上記カートリッジケース4は、図1の
(a)〜(c)に示すように、ドライブ装置に装着され
た際に下側に位置する下側ケース4aと、上側に位置す
る上側ケース4bとからなる。これら両ケース4a・4
bには、開閉自在のシャッタ部5a・5bが取り付けら
れており、これらシャッタ部5a・5bは、内部に収納
されているディスク1に対して情報の記録及び再生を行
う際に光ビームが照射されるように開閉されるようにな
っている。
【0020】上記下側ケース4aには、アライメント孔
6・6が形成されており、ディスクカートリッジがドラ
イブ装置に装着される際、図3に示すように、このアラ
イメント孔6・6に、ドライブ装置に設けられたアライ
メントピン7・7が嵌合されるとにより、位置合わせさ
れるようになっている。
【0021】そして、上記両ケース4a・4bの内面に
は、除電装置である自己放電型アイオナイザ8a・8b
が、ディスク1と相対向された状態で、ディスク1の径
方向に取り付けられている。この自己放電型アイオナイ
ザ8a・8bのそれぞれには、両ケース4a・4bの内
面における自己放電型アイオナイザ8a・8bの長手方
向と直交する方向に取り付けられると共に、それぞれ何
れか一方の上記アライメント孔6・6にまで延設された
ショートバー部9a・9bが電気的に接続されている。
これにより、自己放電型アイオナイザ8a・8bは、デ
ィスクカートリッジが、ドライブ装置に装着された際、
ショートバー部9a・9bとアライメントピン7・7を
介してドライブ装置と電気的に接続され、筐体接地され
るようになっている。
【0022】上記自己放電型アイオナイザ8a・8b
は、同図(a)に示すA部の拡大図である同図(d)に
示すように、導電性のブラシ電極8cを有しており、こ
のブラシ電極8cと静電気を帯びたディスク1とが対向
した際、ブラシ電極8cの先端部で電界強度が高まり、
ディスク1とブラシ電極8cとの間のガス層、即ち空気
を電離させて荷電粒子である正負イオンを発生させ、こ
れらのイオンにてディスク1に帯電している静電気を中
和し、ディスク1を除電するようになっている。
【0023】したがって、ディスク1に対する記録再生
時に、カートリッジケース4内部にてディスク1が高速
回転し、カートリッジケース4内部にて気流の撹乱が生
じ、ディスク1に静電気が帯電したとしても、充分な除
電が行われ、ディスク表面への塵埃の吸着が防止され
る。この結果、情報の記録再生時に誤作動を生じない信
頼性の高いディスクカートリッジを得ることができる。
【0024】また、本実施例においては、カートリッジ
ケース4の内面にアライメント孔6・6にまで延設され
たショートバー部9a・9bを設け、このショートバー
部9a・9bと、ドライブ装置のアライメントピン7・
7を介して、自己放電型アイオナイザ8a・8bを筐体
接地させるようになっているので、従来の構成を大きく
変更させることなく、自己放電型アイオナイザ8a・8
bの筐体接地を可能とする。
【0025】尚、本実施例においては、自己放電型アイ
オナイザ8a・8bを下側ケース4a及び上側ケース4
bにそれぞれ設ける構成としたが、これに限定されるも
のではなく、ディスク1のレーザ光線が入射されるハー
ドコート膜1cが形成されているケース側にのみ設ける
構成としてもよい。
【0026】また、自己放電型アイオナイザのドライブ
装置への電気的接続は、本実施例のショートバー部9a
・9b等を用いた構成以外に、カートリッジケース4を
導電性樹脂にて形成し、この内側に、自己放電型アイオ
ナイザを電気的に接続した状態で取り付けてもよい。さ
すれば、部品点数を増加させることなく、自己放電型ア
イオナイザの筐体接地を可能とする。
【0027】さらにこの場合、カートリッジケース4を
導電性樹脂にて形成し、かつ、ケース内面にショートバ
ー部を設けることにより、より一層の除電効果の向上が
期待でき、情報の記録再生時に誤作動を生じない信頼性
のより高いディスクカートリッジを得ることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載のディスクカートリッジ
は、以上のように、カートリッジケースの内面に取り付
けられ、ディスク表面に近接するブラシ電極を有すると
共に、一端側がドライブ装置に電気的に接続され、上記
ブラシ電極と帯電したディスクとの間のガス層を電離さ
せることにより荷電粒子を発生させ、この荷電粒子にて
帯電したディスクを中和して除電する自己放電型アイオ
ナイザからなる除電装置がディスクの径方向に設けられ
ている一方、上記除電装置におけるドライブ装置への電
気的接続が、カートリッジケースの内面において上記ブ
ラシ電極に直交する方向に取り付けられると共に、カー
トリッジケースのアライメント孔まで延設された導電部
と、上記アライメント孔に嵌合されるドライブ装置のア
ライメントピンとを介してなされる構成である。
【0029】それゆえ、自己放電型アイオナイザからな
除電装置にて、ディスクに帯電する静電気が効果的に
除電されるので、ディスク表面への塵埃の吸着が防止さ
れ、情報の記録再生時にデータ異常や、誤作動を生じな
い信頼性の高いディスクカートリッジを得ることができ
るという効果を奏する。
【0030】また、除電装置におけるドライブ装置への
電気的接続が、カートリッジケースの内面において上記
ブラシ電極に直交する方向に取り付けられると共に、カ
ートリッジケースのアライメント孔まで延設された導電
部と、上記アライメント孔に嵌合されるドライブ装置の
アライメントピンとを介してなされるので、除電装置の
ドライブ装置へ電気的接続が、従来の構成を利用して
行えるという効果を奏する。
【0031】また、請求項記載のディスクカートリッ
ジは、以上のように、請求項1記載のディスクカートリ
ッジにおいて、カートリッジケースは、導電性樹脂にて
形成される構成である。
【0032】それゆえ、より一層の除電効果の向上が期
待できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディスクカートリッジを示
すものであり、(a)は下面図、(b)は正面図、
(c)は平面図、(d)は要部拡大図である。
【図2】上記ディスクカートリッジにおけるディスクを
示すものであり、(a)は全体を示す断面図、(b)は
要部断面図である。
【図3】上記ディスクカートリッジがドライブ装置に装
着される際の、位置合わせの様子を示す説明図である。
【図4】従来のディスクカートリッジを示すものであ
り、(a)は下面図、(b)は正面図、(c)は平面図
である。
【符号の説明】
1 ディスク 1a 基板 1b 記録膜 1c バックコート膜 1d ハードコート膜 4 カートリッジケース 4a 下側ケース 4b 上側ケース 5a シャッタ部 5b シャッタ部 6 アライメント孔 7 アライメントピン 8a 自己放電型アイオナイザ(除電手段) 8b 自己放電型アイオナイザ(除電手段) 8c ブラシ電極 9a ショートバー部(導電部) 9b ショートバー部(導電部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクと、このディスクを内部に収納す
    るカートリッジケースとを備え、ディスクに対して情報
    の記録再生を行う際、ドライブ装置に装着されるディス
    クカートリッジにおいて、 上記カートリッジケースの内面に取り付けられ、ディス
    ク表面に近接するブラシ電極を有すると共に、一端側が
    ドライブ装置に電気的に接続され、上記ブラシ電極と帯
    電したディスクとの間のガス層を電離させることにより
    荷電粒子を発生させ、この荷電粒子にて帯電したディス
    クを中和して除電する自己放電型アイオナイザからなる
    除電装置がディスクの径方向に設けられている一方、 上記除電装置におけるドライブ装置への電気的接続が、
    カートリッジケースの内面において上記ブラシ電極に直
    交する方向に取り付けられると共に、カートリッジケー
    スのアライメント孔まで延設された導電部と、上記アラ
    イメント孔に嵌合されるドライブ装置のアライメントピ
    ンとを介してなされること を特徴とするディスクカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】上記カートリッジケースが導電性樹脂にて
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のディス
    クカートリッジ。
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