JP3212079B2 - 積層体の端面検出方法及び装置 - Google Patents
積層体の端面検出方法及び装置Info
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Description
ックフィルムをラミネートする場合等、材質の異なる2
つのシート材を積層したときに積層体の端面を検出する
ための積層体の端面検出方法及び装置に関する。
ラスチックフィルムをラミネートすることが行われ、ラ
ミネートした後に積層体のエッジをトリミングしてい
た。すなわち、図4及び図5に示すように、帯状(シー
ト状)の鋼板S上には、それよりも幅狭のプラスチック
フィルムfがラミネートされ、この積層体(ラミネート
鋼板)lは、積層体の走行位置を変更するためのCPC
装置30(センター・ポジショニング・コントローラ)
を通過した後にトリマー31によりその一定幅のエッジ
e,e部分が除去されるようになっている。前記CPC
装置30とトリマー31間のラミネート鋼板の走行路に
沿って光電センサ32が設けられ、この光電センサ32
によってラミネート鋼板lの端面位置を常時検出し、ラ
ミネート鋼板lが蛇行したりして端面位置が異常になっ
た場合には、前記CPC装置30によってその走行位置
を変更するようにしている。前記CPC装置30は、図
6に示すように、ピボット軸33に回動自在に取付けら
れたフレーム34を有し、このフレーム34内にガイド
ローラ35,36が平行に保持され、このフレーム34
の一端部に駆動シリンダ37(駆動モータMでもよい)
の軸が連結され、駆動シリンダ37の作動によってフレ
ーム34がピボット軸33を中心に回動させることによ
りラミネート鋼板lの走行位置を変更させる。すなわ
ち、光電センサ32の検出位置と目標位置とが演算され
てラミネート鋼板lの正規の位置からの走行位置ずれが
算出され、このずれ量に応じてCPCコントローラ40
がモータドライバ41を介して前記駆動シリンダ24を
作動せしめる。
ィルムfが鋼板Sに対して蛇行して蛇行部分Zが鋼板S
のエッジから外方にはみ出してしまうことがある。この
ような場合、フィルムfが不透明だと、光電センサ32
からの光はフィルムを透過しないので、鋼板Sの端面を
検出することなくフィルムfのはみ出し端面を検出し、
その検出位置に基づいてラミネート鋼板lの走行位置を
変更してしまい、不正確なエッジ落としがなされて品質
の良い一定幅を持ったラミネート鋼板ができなくなる。
本発明は、かかる点に鑑み、第1シート材としての鋼板
上に第2のシート材としての不透明フィルムを積層する
場合に、第2のシート材が第1のシート材からはみ出し
ても第1のシート材の端面を検出してトリミング等の後
の鋼板処理が正常に行われるようにした積層体の端面位
置検出方法及び装置を提供することを目的とする。
みなされたもので、本発明の積層体の端面検出方法は、
互いに材質の異なる第1のシート材上に第2のシート材
を積層させた場合に、第1のシート材の端面から第2の
シート材がはみ出したときでも、第1のシート材の端面
を検出するようにした積層体の端面検出方法において、
第1のシート材と第2のシート材の端面を検出し、積層
体全体としての端面を検出する第1センサと、前記第2
のシート材の端面は検出不可能で第1のシート材の端面
のみ検出可能な第2センサとを積層体に沿って設け、両
センサの検出端面位置が等しい場合には、正常な積層体
と判断して第1のセンサの端面位置を採用し、両センサ
の検出端面位置が異なる場合は、第2センサの検出端面
位置を積層体の端面位置として採用するようにした。
互いに材質の異なる第1のシート材上に第2のシート材
を積層させた場合に、第1のシート材の端面から第2の
シート材がはみ出したときでも、第1のシート材の端面
を検出するようにした積層体の端面検出装置において、
第1のシート材と第2のシート材の端面を検出し、積層
体全体としての端面を検出するための第1センサと、前
記第2のシート材の端面は検出不可能で第1のシート材
の端面のみ検出可能な第2センサと、両センサからの信
号を比較していずれのセンサの端面位置を積層体の端面
位置として採用するかを選択する比較選択回路と、から
なる。
の一実施形態を説明する。図1において、第1のシート
材としての鋼板Sと第2のシート材としてのラミネート
鋼板lの端面leを検出するために、従来のCCDカメ
ラ32、センサ等の光電センサ32が設けられ、この光
電センサ32は、非透過型の光を使用しており、フィル
ムfが不透明であると、フィルムfが鋼板Sからはみ出
している場合には、フィルムfの端面を検出して積層体
としてのラミネート鋼板lの全体のエッジleとして、
検出する。また、フィルムfが鋼板Sからはみ出してい
ない場合には、鋼板Sのエッジをラミネート鋼板lの全
体のエッジleとして検出する。
ィルムfを透過する光を用いる、例えば、赤外線センサ
1が設けられ、この赤外線センサ1は、不透明フィルム
fは透過し、図2に示すように、不透明フィルムfが鋼
板Sよりはみ出しても、そのエッジは検出しないが、鋼
板Sは透過せずにそのエッジを検出する。前記赤外線セ
ンサ1は複数の光素子2,2,…,2が例えば1mm間
隔で設けられ、ラミネート鋼板lの端面leが正規の位
置にあるときには、図1のAで示すように、電圧又は電
流が零となり、ラミネート鋼板leが正規の位置からず
れて異常位置にきたときには、電圧、電流はデジタル形
式で負(左ずれ)又は正(右ずれ)となり、その電圧の
大きさで正規位置からどれ位ずれたかを検出する。
Bに示すようにアナログ式で、ラミネート鋼板lのずれ
量を連続的に変化する電圧又は電流値に基づいて検出す
る。
センサ32と赤外線センサ1からの検出値は、それぞれ
信号取込み部2を経て比較器3に送られる。この比較器
3は、光電センサ32側の切替スイッチ4と赤外線セン
サ1側の切替スイッチ5にそれぞれ接続されている。す
なわち、この制御回路は、両センサ1,32からの検知
信号を比較していずれかのセンサの端面位置を積層体と
してのラミネート鋼板の端面位置として選択する比較選
択回路を形成している。
していない場合には、両センサからの検出位置(正規位
置からのずれ量)は一致し、光電センサ32の検出値が
赤外線センサ1の検出値に等しいか、それよりも小さい
場合には光電センサ32の切替スイッチが入り、その信
号がCPCコントローラ40(図4)に送られて、正規
の位置よりラミネート鋼板lがずれていれば、その走行
位置が修正される。このように、ラミネート鋼板の端面
位置決定に光電センサ32を使用すれば、端面位置が精
度よく検出できる。
出した場合には、光電センサ32の検出値が赤外線セン
サ1の検出値より大となるが、この場合には、赤外線セ
ンサ1側の検出値がCPCコントローラ40に送られ、
鋼板Sの位置のずれに応じてその走行位置が修正され
る。このように、積層体の端面位置決定に赤外線センサ
1を使用すれば、精度は若干落ちるが、はみ出しフィル
ム位置を鋼板位置と誤認することなくトリミングのよう
な鋼板処理が正常に行われ得る。
互いに材質の異なる2つのシート材をラミネートすると
きに、所定のシート材を基準に積層体の位置を判断で
き、以後のシート材の処理が正常に行われ得るとの効果
を奏する。
る。
である。
明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに材質の異なる第1のシート材上に
第2のシート材を積層させた場合に、第1のシート材の
端面から第2のシート材がはみ出したときでも、第1の
シート材の端面を検出するようにした積層体の端面検出
方法において、第1のシート材と第2のシート材の端面
を検出し、積層体全体としての端面を検出する第1セン
サと、前記第2のシート材の端面は検出不可能で第1の
シート材の端面のみ検出可能な第2センサとを積層体に
沿って設け、両センサの検出端面位置が等しい場合に
は、正常な積層体と判断して第1のセンサの端面位置を
採用し、両センサの検出端面位置が異なる場合は、第2
センサの検出端面位置を積層体の端面位置として採用す
ることを特徴とする積層体の端面検出方法。 - 【請求項2】 互いに材質の異なる第1のシート材上に
第2のシート材を積層させた場合に、第1のシート材の
端面から第2のシート材がはみ出したときでも、第1の
シート材の端面を検出するようにした積層体の端面検出
装置において、第1のシート材と第2のシート材の端面
を検出し、積層体全体としての端面を検出するための第
1センサと、前記第2のシート材の端面は検出不可能で
第1のシート材の端面のみ検出可能な第2センサと、両
センサからの信号を比較していずれのセンサの端面位置
を積層体の端面位置として採用するかを選択する比較選
択回路と、からなることを特徴とする積層体の端面検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30992196A JP3212079B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 積層体の端面検出方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30992196A JP3212079B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 積層体の端面検出方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138343A JPH10138343A (ja) | 1998-05-26 |
JP3212079B2 true JP3212079B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=17998948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30992196A Expired - Fee Related JP3212079B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 積層体の端面検出方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3212079B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7078001B2 (ja) * | 2019-03-22 | 2022-05-31 | Jfeスチール株式会社 | ラミネート金属帯のエッジ認識方法およびその装置 |
-
1996
- 1996-11-07 JP JP30992196A patent/JP3212079B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10138343A (ja) | 1998-05-26 |
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