JP2001307778A - 電池用材料の搬送装置および電池用材料の搬送方法 - Google Patents

電池用材料の搬送装置および電池用材料の搬送方法

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JP2001307778A
JP2001307778A JP2000120872A JP2000120872A JP2001307778A JP 2001307778 A JP2001307778 A JP 2001307778A JP 2000120872 A JP2000120872 A JP 2000120872A JP 2000120872 A JP2000120872 A JP 2000120872A JP 2001307778 A JP2001307778 A JP 2001307778A
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battery material
light sensor
color light
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Kenichi Ishii
賢一 石井
Toru Ishii
亨 石井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池用材料のエッジにゲル状電解質層の突起
状のはみ出しが存在している場合などでも、正確な搬送
あるいは巻き取りを行うことができる電池用材料の搬送
装置および搬送方法を提供する。またゲル状電解質層の
突起を正確に検知可能な電池用材料の搬送装置および搬
送方法を提供する。 【解決手段】 電池用材料1の表面の反射光の色を検知
する第1の色光センサ6および第2の色光センサ7を備
えており、そのそれぞれで正確に検知される色光に基づ
いて、電池用材料1のトラッキング位置が所定の位置か
らずれているか否かをトラッキング位置判定回路8で判
定し、その判定に基づいてトラッキング制御回路5がエ
ッジコントロールサーボ4の動作を制御してパスローラ
3を横動させることにより、電池用材料1のトラッキン
グ調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非水系ゲル電解質二
次電池などに用いられる電極板材料とゲル状電解質層と
が積層された電池用材料を所定の搬送経路に沿って搬送
するための電池用材料の搬送装置および電池用材料の搬
送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば非水系ゲル電解質二次電池などの
製造工程においては、電極板材料とゲル状電解質層とを
積層した帯状または短冊状の電池用材料を、所定の搬送
経路に沿って搬送するようにしていることが多い。
【0003】ここで、電池本体の概要構成については、
例えば固体電解質電池またはゲル状電解質電池を考えた
場合、高分子固体電解質に使用する高分子材料には、シ
リコンゲル、アクリルゲル、アクリロニトリルゲル、ポ
リフォスファゼン変成ポリマー、ポリエチレンオキサイ
ト、ポリプロピレンオキサイト、およびそれらの複合ポ
リマーや架橋ポリマー、変成ポリマー等、もしくはフッ
素系ポリマーとして例えばポリ(ビニリデンフルオロラ
イド)やポリ(ビニリデンフロオロライド−co−ヘキ
サフルオロプロピレン)、ポリ(ビニリデンフルオロラ
イド−co−テトラフルオロエチレン)、ポリ(ビニリ
デンフルオロライド−co−トリフルオロエチレン)な
ど、およびそれらの混合物が各種使用できるが、これら
のみに限定されるものではない。
【0004】正極活物質層または負極活物質層に積層さ
れている固体電解質またはゲル状電解質は、高分子化合
物と電解質塩と溶媒(ゲル状電解質の場合はさらに可塑
剤)からなる溶液を、正極活物質層または負極活物質層
に含浸させ、溶媒を除去して固体化したものである。正
極活物質層または負極活物質層に積層された固体電解質
またはゲル状電解質は、その一部が正極活物質層または
負極活物質層に含浸されて固体化されている。架橋系の
場合は、その後、光または熱により架橋して固体化され
る。
【0005】ゲル状電解質は、リチウム塩を含む可塑剤
と2重量%以上〜30重量%以下のマトリクス高分子か
らなる。このとき、エステル類、エーテル類、炭酸エス
テル類などを単独または可塑剤の一成分として用いるこ
とができる。
【0006】このような非水系ゲル電解質二次電池など
における電極板材料とゲル状電解質層とを積層した帯状
または短冊状の電池用材料の搬送プロセスでは、一般
に、所定の搬送経路の位置から外れないように電池用材
料を走行させたり巻き取ったりすることが要請される。
これは、所定の位置からずれると、後工程で電池の積層
構造を巻回する際や、出来上がった電池の内部構造に誤
差やずれ等が生じて、その電池としての出力特性や信頼
性が低下するからである。
【0007】そこで従来は、上記のような電池用材料を
所定の搬送経路に沿って正確に搬送するために、レーザ
光源と光センサとを用いて、光センサで検出される透過
光量に基づいて電池用材料の搬送方向に沿ったエッジの
位置を判定するという技術が提案されている。
【0008】このような従来のエッジ位置を判定する技
術では、例えば帯状の電池用材料を搬送(もしくは巻き
取る)場合を代表例として挙げると、図6(A)に示す
ように2つのローラ101,102でテンションを掛け
つつ帯状の電池用材料103を搬送するように設定し、
そのローラ101,102どうしの間に、電池用材料1
01の搬送方向に沿ったエッジ部分を挟んでその表裏に
レーザ光源201と光センサ202とを対向配置する。
そして図6(B)に示すように、電池用材料103にお
ける金属材料などから形成された電極板材料で遮られな
かったレーザ光(光センサに到達した光)203の光量
を検知し、その光量に基づいて、電池用材料103の走
行位置を判定するようにしている。
【0009】さらに詳細には、電池用材料103が所定
の搬送経路を正確に走行している場合に検知される光量
を基準値として、その基準値よりも少ない光量が検知さ
れた場合には、そのときの電池用材料103のエッジは
所定の搬送経路よりも外側にはみ出して走行しているも
のと判定される。逆に、基準値よりも多い光量が検知さ
れた場合には、そのときの電池用材料103のエッジは
所定の搬送経路よりも内側を走行しているものと判定す
ることができる。なお、このとき、より正確な光検知を
達成するためには、より強い光を照射するか、あるいは
高精度な光センサを用いることが望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような非水系ゲル電解質二次電池などの電極板材料とゲ
ル状電解質層とを積層してなる電池用材料では、帯状の
電極板材料の側端からゲル状電解質層の突起状にはみ出
している場合があり、これが電池用材料のエッジ(側
端)の検出に誤差を生じさせる要因となる。
【0011】このようなゲル状電解質層の突起状のはみ
出しは、その大きさが余りにも大きい場合には、完成し
た電池の内部で層間短絡の要因となるので、そのような
場合には搬送する前工程などでチェックして除外あるい
は修正すればよい。ところが、電池として極力大きな出
力量を得るためには若干の余裕を持たせて多めの量のゲ
ル状電解質層を塗布せざるを得ないので、ゲル状電解質
層の若干のはみ出しは不可避的に存在するものとなる。
【0012】このようなゲル状電解質層の突起状のはみ
出しが不可避的に生じることに起因して、電池用材料の
エッジの検知に誤差が生じてしまい、その搬送位置がず
れたり蛇行するなどして電池用材料を正確に搬送するこ
とができないという問題や、帯状の電池用材料をエッジ
が不揃いの状態に巻き取ることになり、出来上がった電
池の内部構造の不揃いに起因して、その電池としての出
力特性等が所定の仕様よりも低いものになるという問題
がある。
【0013】ここで、上記のようなゲル状電解質層の突
起状のはみ出しに起因した電池用材料のエッジ検知の誤
差を解消するためには、ゲル状電解質層の突起の大きさ
を検知し、その情報を用いてエッジの検知位置の情報を
補正する対策なども考えられるが、実際には、図7に示
すようにゲル状電解質層の突起401には種々の大きさ
や形状のもの(401a,401b,401c)があ
り、またその厚さも種々異なっている。さらには、その
材質は一般にある程度の光透過性があり、またその内部
には気泡等を含んでいることがある。このため、上記の
ようにレーザ光源201から出射されて光センサ202
で検知される光量は、必ずしもゲル状電解質層の突起4
01の大きさあるいはその存在の有無を正確に反映して
いるとはいえない場合が多い。従って、上記のような従
来の手法では、より高精度な光センサを用いたとして
も、むしろ突起の透明度や気泡等を誤差として検知する
ことを助長してしまい、ゲル状電解質層の突起401の
大きさあるいはその存在の有無を正確に検知することが
さらに困難であるという問題がある。
【0014】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、電池用材料を搬送あるい
は巻き取るに際して、その側端部にゲル状電解質層の突
起状のはみ出しが存在している場合でも、それに起因し
た検知誤差や位置決めのずれ等を生じることなく、正確
な搬送あるいは巻き取りを行うことができる電池用材料
の搬送装置および搬送方法を提供することにある。
【0015】また、そのようなゲル状電解質層の突起状
のはみ出しの存在の有無あるいはその大きさを正確に検
知することができる電池用材料の搬送装置および搬送方
法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による電池用材料
の搬送装置は、電極板材料とゲル状電解質層とが積層さ
れた短冊状または帯状の電池用材料を所定の搬送経路に
沿って搬送する電池用材料の搬送装置であって、電池用
材料の表面の反射光の色を検知する色光センサと、その
色光センサから見て電池用材料の背景側に配置されてお
り、色光センサにとって表面の反射光の色が電池用材料
の表面の反射光の色とは異なる色として観測されるよう
に設定された背景物と、色光センサによって電池用材料
の表面の反射光の色が検知された場合には、少なくとも
その色光センサが観察している位置に電池用材料が存在
しているものと判定し、電池用材料の表面の反射光の色
が検知されなかった場合には、少なくともその位置には
電池用材料が存在していないものと判定する判定手段と
を備えている。
【0017】また、本発明による電池用材料の搬送方法
は、電極板材料とゲル状電解質層とが積層された短冊状
または帯状の電池用材料を所定の搬送経路に沿って搬送
する電池用材料の搬送方法であって、電池用材料の表面
の反射光の色を検知する色光センサを設置しておくと共
に、その色光センサにとって表面の反射光の色が電池用
材料の表面の反射光の色とは異なる色として観測される
ように設定された背景物を色光センサから見て電池用材
料の背景側に配置しておき、色光センサによって電池用
材料の表面の反射光の色が検知された場合には、少なく
ともその色光センサが観察している位置に電池用材料が
存在しているものと判定し、電池用材料の表面の反射光
の色が検知されなかった場合には、少なくともその色光
センサが観察している位置には電池用材料が存在してい
ないものと判定する。
【0018】本発明による電池用材料の搬送装置または
搬送方法では、従来のような電池用材料によって光源光
が透過するか遮られるかではなく、電池用材料の表面で
反射されて色光センサに検知される光の色に基づいて、
電池用材料の側端部を検知する。このとき、電池用材料
の側端部にゲル状電解質層の突起状のはみ出し(突起)
が存在していたとしても、それを検知することがないの
で、常に正確にエッジを検知することが可能となる。
【0019】すなわち、一般に電池用材料のうち電極板
材料とゲル状電解質層とは、互いに異なった色の材質で
形成されている。そこで、電極板材料の表面の色のみを
色光センサで検知することにより、その色光センサで観
察している位置に、電池用材料の搬送方向に沿った側端
部(いわゆるエッジ)が存在しているか否かを、ゲル状
電解質の突起の有無に関わらず正確に把握することが可
能となる。
【0020】また、色光センサによって検出された電極
板材料に特有の色光の光量に基づいて、電池用材料の搬
送方向に沿った側端部が所定の搬送経路からどの程度ず
れているかについても正確に把握することが可能とな
る。
【0021】ここで、色光の違いとは、換言すれば電極
板材料やゲル状電解質層の表面での反射光の波長の違い
である。一般に光の波長はその光量や光強度に関係なく
一定である。従って、例えばゲル状電解質層が半透明あ
るいは内部に気泡等を含んでおり、その表面での反射光
量が少ない場合などでも、その影響を受けることなく、
ゲル状電解質層の突起を正確に検知することができる。
またさらには、その色光センサによって検出された、ゲ
ル状電解質に特有の色光の光量に基づいて、どの程度の
大きさの突起が存在しているかについてなども正確に把
握することが可能となる。
【0022】あるいはさらに、色光センサとしてエリア
センサを用いるなどして、ゲル状電解質層の突起に特有
の色光が検知された面積に基づいて、その実体のゲル状
電解質層の突起の大きさを、少ない光量あるいは光強度
の反射光しか検知されなくとも、正確に把握することが
可能となる。
【0023】なお、上記の背景物としては、例えば銅系
材料のような赤色系の電極板材料を検知する場合には、
それとは対照的な補色の関係にあるような青色系の背景
板などを好適に用いることができる。あるいは、光をほ
とんど反射することなく吸収する暗色系の電池用材料の
表面を検知する場合には、銀色の反射板などを背景物と
して用いてもよい。あるいは、背景板などは全く用いる
ことなく電池用材料の背後を暗い空間にするなどしてそ
の空間の空気を背景物とし、電池用材料の背後では実質
的に光が反射しないようにしてもよいことは言うまでも
ない。
【0024】また、ゲル状電解質層の突起を検知する場
合には、その表面の色とは明確に異なる色の背景板など
を好適に用いることができる。例えばゲル状電解質層が
暗灰色系の場合には、それとは対照的な銀色や白色系な
どの背景板(あるいは反射板)などを好適に用いること
ができる。
【0025】また、上記のような背景板を用いる場合に
は、その背景板と色光センサとを、搬送用のローラ等が
配置されている位置とは別の位置に設置することが必要
となるが、そのような設置位置を確保すると、その分の
搬送距離が長くなる場合もある。そこで、そのような搬
送距離が長くなることを回避するためには、電池用材料
を搬送するためのローラの表面を、電池用材料の表面の
反射光の色とは異なる色に観測されるように設定し、こ
のローラを前記の背景板として用いるようにしてもよ
い。ローラは本来それ自体が搬送動作のために設置され
ているものであるから、そのローラを背景物として兼用
することにより、別途に背景板などの設置やそれに要す
るスペースを省略することができる。
【0026】あるいはゲル状電解質層の突起を検知する
場合にも同様に、ローラの表面をゲル状電解質層の表面
の反射光の色とは異なる色に設定することが好適であ
る。
【0027】また、上記のようにして電池用材料のエッ
ジの位置を検知することができれば、そのエッジの位置
に対応して、電池用材料が所定の搬送経路の通りに高い
精度で搬送されるように制御することも可能となる。さ
らに詳細には、色光センサを少なくとも2個備えてお
り、その2個の色光センサを、一方が所定の搬送経路の
内側かつ他方が外側、いずれも所定の搬送経路の内側、
いずれも所定の搬送経路の外側という組み合わせのう
ち、いずれか一つの組み合わせで配置することにより、
それら2個の色光センサのそれぞれによる検知結果に基
づいて、電池用材料の搬送位置を制御することが可能と
なる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施の形態に係る電池
用材料の搬送装置の概要構成を模式的に表す図、図2は
そのパスローラおよび色光センサの部分を特に抜き出し
て表す斜視図である。なお、本発明の一実施の形態に係
る電池用材料の搬送方法は、本発明の一実施の形態に係
る電池用材料の搬送装置によって具現化されるので、以
下それも併せて説明する。
【0030】この電池用材料の搬送装置は、一定方向に
搬送される帯状の電池用材料1の搬送方向に沿ったエッ
ジ(側端部;以下、エッジと呼ぶ)2のトラッキング
(搬送位置;以下これをトラッキングと呼ぶ)を制御す
るためのパスローラ(ローラ)3と、それを搬送方向に
対してほぼ直交方向に移動させてトラッキング調整を行
うエッジコントロール用サーボ4およびそのエッジコン
トロール用サーボ4の動作を制御するトラッキング制御
回路(搬送位置制御手段)5と、電池用材料1の表面の
反射光の色を検知する第1の色光センサ6および第2の
色光センサ7と、そのそれぞれで検知される色光に基づ
いて、電池用材料1のトラッキング位置が所定の位置か
らずれているか否かを判定するトラッキング位置判定回
路(判定手段)8とを備えている。
【0031】なお、図示は省略したが、電池用材料1が
搬送されて行くパスローラ3よりも下流側には電池用材
料1を巻き取る巻取装置が、またパスローラ3よりも上
流側には電極板材料にゲル状電解質層等が積層された電
池用材料1を繰り出す繰出装置が、それぞれ設けられて
いる。
【0032】さらに詳細には、第1の色光センサ6およ
び第2の色光センサ7は、電池用材料1の表面に特有の
色、すなわちその表面での反射光のみを選択的に透過
し、その他のゲル状電解質層やパスローラ3の表面で反
射した色光はほとんど遮断するように設定されたカラー
フィルタ(図示省略)を備えたCCD(Charge CoupledD
evice)センサのような光センサであって、所定の搬送経
路における正規のエッジ10の位置よりも内側寄りの極
力微小な直径の一点を第1の色光センサ6でピンポイン
ト的に観察すると共に、エッジ10の位置よりも外側寄
りの一点を第2の色光センサ7でピンポイント的に観察
するように設置されている。
【0033】第1の色光センサ6が観察するピンポイン
トと第2の色光センサ7が観察するピンポイントとの距
離は、0.3mmに設定されている。この距離が、実質
的に電池用材料1のトラッキング方向に対してほぼ直交
方向(横方向;以下、この直交方向を横方向と呼ぶ)の
位置の最大誤差を決定付けるものとなる。この例では、
トラッキングの最大誤差はほぼ0.3mmということに
なる。
【0034】パスローラ3は、搬送される帯状の電池用
材料1に対して適度のテンションを掛けつつ横方向に移
動してトラッキングの横方向の位置調整を行うように、
そのローラとしての回転軸31がエッジコントロールサ
ーボ4の横動アーム41に機械的に結合されて支持され
ているもので、その表面は例えば暗灰色系や濃緑色系な
どの電池用材料1の表面とは対照的な銀白色系に設定さ
れている。このパスローラ3の横動に伴って、帯状の電
池用材料1のトラッキング位置が横方向に調整される。
なお、このパスローラ3はさらに、それ自体が回転軸3
1を中心として回転して帯状の電池用材料1を付勢する
ようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0035】トラッキング位置判定回路8は、上記の第
1の色光センサ6および第2の色光センサ7によって検
知される色光に基づいて、電池用材料1のトラッキング
位置を判定(把握)するものである。
【0036】例えば、図1に示すように、第1の色光セ
ンサ6では電池用材料1の表面の色が検知されている一
方、第2の色光センサ7ではそれが検知されていない場
合(あるいはパスローラ3の表面の色が観察されている
場合)には、電池用材料1のエッジ2が、その第1の色
光センサ6で観測されるピンポイントと第2の色光セン
サ7で観測されるピンポイントとの間に位置しているも
のと判定する。これは換言すれば、許容誤差の範囲内で
正規のトラッキング位置を保っているものと判定され
る。
【0037】あるいは、図3(A)に示すように、第1
の色光センサ6でも第2の色光センサ7でも電池用材料
1の表面の色が検知されていない場合(あるいは両者で
共にパスローラ3の表面の色が観察されている場合)に
は、電池用材料1のエッジ2が、その第1の色光センサ
6で観測されるピンポイントよりも図1中で左寄りに位
置しているものと判定する。これは換言すれば、許容誤
差の範囲を逸脱して、正規のトラッキング位置から左寄
りにずれているものと判定される。
【0038】あるいは、図3(B)に示すように、第1
の色光センサ6でも第2の色光センサ7でも電池用材料
1の表面の色が検知されている場合には、電池用材料1
のエッジ2が、その第2の色光センサ7で観測されるピ
ンポイントよりも図1中で右寄りに位置しているものと
判定する。これは換言すれば、許容誤差の範囲を逸脱し
て、正規のトラッキング位置から右寄りにずれているも
のと判定される。
【0039】トラッキング制御回路5は、トラッキング
位置判定回路8によって上記のようにして判定されたト
ラッキング位置の情報に基づいて、エッジコントロール
サーボ4を所定のゲインで駆動する。
【0040】例えば、図1に示すように、許容誤差の範
囲内で正規のトラッキング位置を保っているものと判定
された場合には、エッジコントロールサーボ4を現状の
ままに保つ。
【0041】あるいは、図3(A)に示すように、正規
のトラッキング位置から左寄りにずれているものと判定
された場合には、エッジコントロールサーボ4を駆動し
てパスローラ3を右方向に移動させて、トラッキング位
置が許容誤差の範囲内に戻るようにする。
【0042】あるいは、図3(B)に示すように、正規
のトラッキング位置から右寄りにずれているものと判定
された場合には、エッジコントロールサーボ4を駆動し
てパスローラ3を左方向に移動させて、トラッキング位
置が許容誤差の範囲内に戻るようにする。
【0043】エッジコントロールサーボ4は、その横動
アーム41がパスローラ3の回転軸31に機械的に結合
されていて、上記のようにトラッキング制御回路5によ
って制御されて動作し、トラッキング位置を許容誤差の
範囲内に保つように調整するものである。
【0044】次に、この電池用材料1の搬送装置の作用
の概要について、特にそのエッジ一の検知およびトラッ
キング調整の作用を中心として説明する。
【0045】第1の色光センサ6および第2の色光セン
サ7では、トラッキングの状態変化に伴って、電池用材
料1やパスローラ3あるいはゲル状電解質の突起401
などの表面の反射光が観察されるが、電池用材料1の表
面の色光が観察された場合にのみそれを検知して有意な
信号を出力する。
【0046】第1の色光センサ6からの出力と第2の色
光センサ7からの出力とをトラッキング位置判定回路8
が受けると、それに基づいて、そのときの電池用材料1
のトラッキング位置を判定する。
【0047】その判定に基づいて、トラッキング制御回
路5がエッジコントローラサーボ4を駆動し、パスロー
ラ3の横動を制御する。例えばトラッキングが左にずれ
ていればパスローラ3を右に横動させ、逆に、トラッキ
ングが右にずれていればパスローラ3を左に横動させ
る。
【0048】パスローラ3はその横動によってトラッキ
ングの横方向の位置調整を行う。このようにして、トラ
ッキング位置を許容誤差の範囲内に保つように調整する
ことができる。
【0049】すなわち、少なくともゲル状電解質層を電
極板材料に積層した電池用材料1には一般に、ゲル状電
解質層の突起401が存在していることが多い。その突
起401には、図7に示すように、例えば0.2mm〜
4mmのように種々の大きさや形状があり、またその厚
さも種々異なっている。また、内部に気泡を多く含んだ
ものもある。このような突起401では光の透過量のば
らつき等が大きくなるので、従来のような光透過量に基
づいた電池用材料1のエッジ2の検知では、その突起4
01の存在や大きさが誤差として混入することとなり、
エッジ2の位置を正確に検知することは極めて困難であ
った。
【0050】しかし、この一実施の形態に係る第1の色
光センサ6および第2の色光センサ7によれば、従来の
ような光透過量に基づいて電池用材料1のエッジ2を検
知するのではなく、電池用材料1の表面での反射光の色
のみに基づいて電池用材料1のエッジ2を検知するの
で、突起401の大きさや厚さあるいは形状等がどのよ
うなものであっても、またその内部に気泡が存在してい
ても、その突起401の表面の色が電池用材料1の表面
と異なる色であれば、突起401が存在いているか否か
に関わりなく、電池用材料1の表面の色の検知に基づい
て、常に正確に電池用材料1のエッジ2を検知すること
ができる。
【0051】しかも、電池用材料1の表面での反射光の
色に基づいてエッジ2を検知することにより、そのとき
検知される光の量が少量であっても、正確にエッジ2を
検知することが可能となる。従って、第1の色光センサ
6や第2の色光センサ7で観察する領域を極めて微小な
ピンポイントに設定しても正確にエッジ2を検知するこ
とが可能となるので、エッジ2の検知(計測)精度をさ
らに高くすることができる。また、第1の色光センサ6
で観察する位置と第2の色光センサ7で観察する位置と
の距離をさらに微細化することも可能となるので、トラ
ッキング位置調整の設定上の最大誤差をさらに小さなも
のとすることができ、延いてはさらに高精度なトラッキ
ング制御を実現することができる。
【0052】また、パスローラ3の表面を電池用材料1
の表面とは異なった色に観察されるような背景物として
用いているので、パスローラ3等とは別途に銀白色系の
背景板(図示省略)などの繁雑な部品等の追加などは省
略することができ、その構成を簡易なものとすることが
できる。
【0053】ここで、上記では第1の色光センサ6を所
定のトラッキング位置の正規のエッジ10の内側に設け
ると共に、第2の色光センサ7をその外側に設けた場合
について説明したが、第1の色光センサ6および第2の
色光センサ7の配置位置についてはこれのみには限定さ
れない。この他にも、トラッキング制御動作にいわゆる
サーチレーション(振動的不安定)あるいはハンチング
が生じることのないような配置および制御ロジック等で
あれば、どのようなものを用いてもよい。
【0054】例えば、図4(A)に一例を示すように、
第1の色光センサ6および第2の色光センサ7を、それ
ぞれ所定のトラッキング位置の左右の側端部の内側にそ
れぞれ配置してもよい。このような設定では、正規のト
ラッキング位置が保たれている場合には、第1の色光セ
ンサ6および第2の色光センサ7の両方で電池用材料1
の表面の色が検知される。換言すれば、そのような検知
結果の場合には、正規のトラッキング位置が保たれてい
るものと判定することができる。また、いずれか一方の
色光センサのみに電池用材料1の表面の色が検知されて
いる場合には、その方向にトラッキング位置がずれてい
るものと判定することができる。
【0055】あるいは、図4(B)に他の一例を示すよ
うに、第1の色光センサ6および第2の色光センサ7
を、それぞれ所定のトラッキング位置の左右の側端部の
外側に配置してもよい。このような設定では、正規のト
ラッキング位置が保たれている場合には、第1の色光セ
ンサ6および第2の色光センサ7の両方で共にパスロー
ラ3の表面の色が観察されるので、電池用材料1の表面
の色は検知されないことになる。換言すれば、そのよう
な検知結果の場合には、正規のトラッキング位置が保た
れているものと判定することができる。また、いずれか
一方の色光センサのみに電池用材料1の表面の色が検知
される場合には、それとは逆の方向にトラッキング位置
がずれているものと判定することができる。
【0056】また、上記のような概要構成にさらに加え
て、ゲル状電解質層の突起401の表面に特有の色、す
なわちその突起401の表面での反射光のみを選択的に
透過し、その他の電池用材料1の表面やパスローラ3の
表面等で反射した色光などはほとんど遮断するように設
定されたカラーフィルタを備えたCCDエリアセンサ
(撮像センサ)の画面90が図5に示すように所定のエ
ッジ10の付近を観察するように設けておき、このCC
Dエリアセンサで撮像された突起401の画像402の
面積に基づいて、その実体の突起401の大きさを検知
することも可能である。なお、図5では一例として所定
のエッジ10の位置をほぼ中心に据えてその近傍の10
mm角の領域を画面90として撮像するように設定され
ている。
【0057】すなわち、従来のような透過光の光量に基
づいた突起401の大きさの計測では、突起401の厚
さや透明度あるいは気泡の混入の有無などの違いに起因
して、正確な計測ができなかった。しかし、上記のよう
に突起401の表面の反射光を撮像することにより、そ
の突起401の厚さや透明度が種々に異なるものであっ
ても、それに関わらず撮像される突起401の画像40
2の面積は常にほぼ同じとなるので、常に正確に突起4
01の大きさを計測することができる。
【0058】なお、上記の一実施の形態では、帯状の電
池用材料を搬送する場合について説明したが、搬送対象
である電池用材料の形状としてはこれのみには限定され
ず、この他にも例えば短冊状(枚葉状)のものについて
も適用可能である。ただしこの場合には、機械力学上、
電池用材料に対してパスローラでテンションを掛けつつ
そのトラッキングを調整するといった手法が適用できな
いので、そのトラッキングの横動を制御するためには、
例えば横方向の案内ローラのようなローラ等(図示省
略)を設けておき、そのローラの横動によって電池用材
料の横方向のトラッキングを調整するといった手法を適
用すればよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし5
記載の電池用材料の搬送装置または請求項6ないし10
記載の電池用材料の搬送方法によれば、色光センサで電
池用材料の側端部の反射光の色を検知することにより、
ゲル状電解質層の突起状のはみ出しが存在している場合
でも、それに起因した検知誤差や位置把握のずれ等を生
じることなく、電池用材料のエッジ位置やゲル状電解質
層の突起の存在の有無あるいはその大きさを正確に検知
することができるという効果を奏する。
【0060】また、請求項2または4記載の電池用材料
の搬送装置または請求項7または9記載の電池用材料の
搬送方法によれば、ローラの表面を電池用材料の表面の
反射光の色とは異なる色に観測されるように設定するこ
とにより、色光センサを付加しても、別途の背景板等の
付加が不要となり、それに要するスペースを省略するこ
とができるという効果を奏する。
【0061】また、請求項3記載の電池用材料の搬送装
置または請求項8記載の電池用材料の搬送方法によれ
ば、2個の色光センサを備え、その一方が所定の搬送経
路の内側かつ他方が外側、いずれも所定の搬送経路の内
側、いずれも所定の搬送経路の外側、という3種類の組
み合わせのうち、いずれか一つの組み合わせで配置し、
それら2個の色光センサのそれぞれによる検知結果に基
づいて電池用材料の搬送位置を制御することにより、ゲ
ル状電解質層の突起状のはみ出しが存在している場合で
も、電池用材料の搬送を正確に制御することが可能とな
る。
【0062】また、請求項5記載の電池用材料の搬送装
置または請求項10記載の電池用材料の搬送方法によれ
ば、ゲル状電解質の表面で反射する色光を色光センサに
よって検知することにより、ゲル状電解質層の突起がそ
の内部に気泡等を含んでおり、その表面での反射光量が
少ない場合や、厚さが種々に異なる場合などでも、それ
に関わらず、常に正確にゲル状電解質層の突起を検知す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電池用材料の搬送
装置の概要構成を模式的に表す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る電池用材料の搬送
装置におけるパスローラおよび色光センサの部分を特に
抜き出して表す斜視図である。
【図3】トラッキング調整動作の一例を示す図である。
【図4】色光センサの配置の組み合わせの他のバリエー
ションを示す図である。
【図5】ゲル状電解質層の突起を撮像する手法の一例を
示す図である。
【図6】従来の電池用材料の搬送装置の概要構成を模式
的に表す図である。
【図7】電池用材料のエッジに生じたゲル状電解質層の
突起401を示す図である。
【符号の説明】
1…電池用材料、2…エッジ、3…パスローラ、4…エ
ッジコントロール用サーボ、5…トラッキング制御回
路、6…第1の色光センサ、7…第2の色光センサ、8
…トラッキング位置判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H028 AA05 BB15 BB18 CC11 EE06 EE10 HH06 5H029 AJ14 AM16 BJ12 BJ14 CJ01 CJ07 CJ28 CJ30 DJ09 DJ12 DJ14 EJ12 HJ03 HJ12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも電極板材料とゲル状電解質層
    とが積層された短冊状または帯状の電池用材料を所定の
    搬送経路に沿って搬送する電池用材料の搬送装置であっ
    て、 前記電池用材料の表面の反射光の色を検知する色光セン
    サと、 前記色光センサから見て前記電池用材料の背景側に配置
    されており、前記色光センサにとって表面の反射光の色
    が前記電池用材料の表面の反射光の色とは異なる色とし
    て観測されるように設定された背景物と、 前記色光センサによって前記電池用材料の表面の反射光
    の色が検知された場合には、少なくとも前記色光センサ
    が観察している位置に前記電池用材料が存在しているも
    のと判定し、前記電池用材料の表面の反射光の色が検知
    されなかった場合には、少なくとも前記色光センサが観
    察している位置には前記電池用材料が存在していないも
    のと判定する判定手段と、 を備えたことを特徴とする電池用材料の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記電池用材料を搬送するためのローラ
    を前記色光センサから見て前記電池用材料の背景側に備
    えており、そのローラの表面が、前記背景物として、前
    記電池用材料の表面の反射光の色とは異なる色に観測さ
    れるように設定されているものであることを特徴とする
    請求項1記載の電池用材料の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記色光センサを少なくとも2個備えて
    おり、 その2個の色光センサが、一方が前記所定の搬送経路の
    内側かつ他方が外側、いずれも前記所定の搬送経路の内
    側、いずれも前記所定の搬送経路の外側という組み合わ
    せのうち、いずれか一つの組み合わせで配置されおり、 前記2個の色光センサのそれぞれによる検知結果に基づ
    いて、前記電池用材料の搬送位置を制御する搬送位置制
    御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の
    電池用材料の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記電池用材料を搬送するためのローラ
    を前記色光センサから見て前記電池用材料の背景側に備
    えており、そのローラの表面が、前記背景物として、前
    記電池用材料の表面の反射光の色とは異なる色に観測さ
    れるように設定されているものであることを特徴とする
    請求項3記載の電池用材料の搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記色光センサが、前記ゲル状電解質層
    の表面の反射光の色を検知可能に設定されており、 前記色が検知された場合には、その検知に基づいて、前
    記電極板材料の端辺からはみ出したゲル状電解質層の存
    在を検知する突出検知手段をさらに備えたことを特徴と
    する請求項1記載の電池用材料の搬送装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも電極板材料とゲル状電解質層
    とが積層された短冊状または帯状の電池用材料を所定の
    搬送経路に沿って搬送する電池用材料の搬送方法であっ
    て、 前記電池用材料の表面における反射光の色を検知する色
    光センサを配置すると共に、 前記色光センサにとって表面の反射光の色が前記電池用
    材料の表面の反射光の色とは異なる色として観測される
    ように設定された背景物を、前記色光センサから見て前
    記電池用材料の背景側に配置しておき、 前記電池用材料の表面の反射光の色が前記色光センサで
    検知された場合には、少なくとも前記色光センサが観察
    している位置に前記電池用材料が存在しているものと判
    定し、前記電池用材料の表面の反射光の色が検知されな
    かった場合には、少なくとも前記色光センサが観察して
    いる位置には前記電池用材料が存在していないものと判
    定することを特徴とする電池用材料の搬送方法。
  7. 【請求項7】 前記電池用材料を搬送するためのローラ
    を前記色光センサから見て前記電池用材料の背景側に配
    置しておき、そのローラの表面を前記背景物として前記
    電池用材料の表面の反射光の色とは異なる色に観測され
    るように設定したことを特徴とする請求項6記載の電池
    用材料の搬送方法。
  8. 【請求項8】 前記色光センサを少なくとも2個備えて
    おり、 その2個の色光センサを、一方が前記所定の搬送経路の
    内側かつ他方が外側、いずれも前記所定の搬送経路の内
    側、いずれも前記所定の搬送経路の外側という組み合わ
    せのうち、いずれか一つの組み合わせで配置しておき、 前記2個の色光センサのそれぞれによる検知結果に基づ
    いて、前記電池用材料の搬送位置を制御することを特徴
    とする請求項7記載の電池用材料の搬送方法。
  9. 【請求項9】 前記電池用材料を搬送するためのローラ
    を前記色光センサから見て前記電池用材料の背景側に配
    置しておき、そのローラの表面を前記背景物として前記
    電池用材料の表面の反射光の色とは異なる色に観測され
    るように設定したことを特徴とする請求項8記載の電池
    用材料の搬送方法。
  10. 【請求項10】 前記色光センサを、前記ゲル状電解質
    層の表面の反射光の色を検知可能に設定しておき、 前記検知に基づいて、前記電極板材料の端辺からはみ出
    したゲル状電解質層の存在を検知することを特徴とする
    請求項9記載の電池用材料の搬送方法。
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