JP6607406B2 - 捲回電極体の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、捲回電極体の製造装置に関する。
特許文献1には、電池用シートの巻き取り装置が提案されている。ここで提案される装置は、正極シートと、第1のセパレータシートと、負極シートと、第2のセパレータシートとを順に積層した状態で巻取軸に巻き取って捲回電極体を製造する装置である。ここでは、各シートの搬送経路の巻出軸側と巻取軸側にそれぞれセンサが取り付けられており、それぞれの位置で各シートのエッジの位置検出が行われている。そして、巻き取り前において、各シートの搬送経路における巻出軸側のエッジの位置と巻取軸側のエッジの位置との間の予測されるずれ量分を補正した位置に、各シートの巻出軸を巻取軸に対して配置する。そして、巻き取り開始後において、巻出軸側のセンサによって検出された各シートのエッジの位置と、巻取軸側のセンサによって検出された各シートのエッジの位置との間の実測したずれ量を上記予測されるずれ量と随時置き換えて補正した位置に、各シートの巻出軸を巻取軸に対して配置することが提案されている。
特開2003−45417号公報
ところで、このような捲回電極体の製造装置について、センサの位置がずれていたり、センサの検出領域が歪んでいたりすると、検出精度が低下する。
ここで提案される捲回電極体の製造装置は、捲回軸と、捲回軸に向けて帯状のシートを搬送する搬送装置と、搬送装置によって搬送されるシートの搬送経路に検出領域が設定された光学センサと、搬送装置によって搬送されるシートを摘まむクランプ部材と、クランプ部材を搬送経路に沿って移動させる移動機構と、制御装置とを備えている。クランプ部材は、移動機構によって搬送経路に沿って移動する際に光学センサの検出領域を通過し、かつ、検出領域を通過する部位に少なくとも一つの予め定められた印を有している。制御装置は、光学センサによって検出された印が、検出領域の予め定められた位置を通過したか否か判定する。
かかる捲回電極体の製造装置によれば、光学センサの異常を検知でき、光学センサの検出精度を高く維持できる。
図1は、捲回電極体の製造装置100の一実施形態の模式図である。 図2は、搬送される各シートの断面を示す模式図である。 図3は、搬送される正極シート12の法線方向から光学センサ103を示す模式な平面図である。 図4は、光学センサ103の検出領域103aを通過するクランプ部材104を示す搬送方向に沿った模式的な側面図である。 図5は、光学センサ103の検出領域103aを通過するクランプ部材104を搬送方向の上流側から見た背面図である。
以下、ここで提案される捲回電極体の製造装置の一実施形態を説明する。ここで提案される捲回電極体の製造装置は、以下に説明される実施形態に限定されない。
図1は、捲回電極体の製造装置100の一実施形態の模式図である。捲回電極体の製造装置100は、捲回軸101と、搬送装置102と、光学センサ103と、クランプ部材104と、移動機構105と、制御装置106とを備えている。
ここで例示される捲回電極体の製造装置100によって製造される捲回電極体10は、図1に示すように、負極シート14と、第1のセパレータシート16と、正極シート12と、第2のセパレータシート18とが順に重ねられて捲回されるものである。負極シート14と、第1のセパレータシート16と、正極シート12と、第2のセパレータシート18とは、それぞれ帯状のシートである。図2は、搬送される各シートの断面を示す模式図である。なお、図2には、搬送される正極シート12に対する光学センサ103の一部の構成が図示されている。
正極シート12は、図2に示すように、予め定められた幅および厚さの正極集電箔12a(ここでは、アルミニウム箔)に、幅方向の片側の端部に一定の幅で設定された未形成部12a1を除いて、正極活物質を含む正極活物質層12bが両面に形成されている。正極活物質は、例えば、リチウムイオン二次電池では、リチウム遷移金属複合材料のように、充電時にリチウムイオンを放出し、放電時にリチウムイオンを吸収しうる材料である。正極活物質は、リチウム遷移金属複合材料以外にも種々提案されており、特に限定されない。
負極シート14は、予め定められた幅および厚さの負極集電箔14a(ここでは、銅箔)に、幅方向の片側の縁に一定の幅で設定された未形成部14a1を除いて、負極活物質を含む負極活物質層14bが両面に形成されている。負極活物質は、例えば、リチウムイオン二次電池では、天然黒鉛のように、充電時にリチウムイオンを吸蔵し、充電時に吸蔵したリチウムイオンを放電時に放出しうる材料である。負極活物質は、天然黒鉛以外にも種々提案されており、特に限定されない。
セパレータシート16,18には、例えば、所要の耐熱性を有する電解質が通過しうる多孔質の樹脂シートが用いられる。セパレータシート16,18についても種々提案されており、特に限定されない。
ここで、負極活物質層14bの幅は、例えば、正極活物質層12bよりも広く形成されている。セパレータシート16,18の幅は、負極活物質層14bよりも広い。正極シート12および負極シート14は、表裏にセパレータシート16,18を介在させ、かつ、負極活物質層14bが正極活物質層12bを覆うように、互いの幅方向の位置が調整されて捲回される。セパレータシート16,18は、負極シート14に対して幅方向の位置が調整され、負極活物質層14bを覆うように重ねられる。捲回電極体10では、正極活物質層12bが形成されていない正極集電箔12aの片側の端部は、セパレータシート16,18の幅方向の片側にはみ出ている。負極活物質層14bが形成されていない負極集電箔14aの片側の端部は、セパレータシート16,18の幅方向の反対側にはみ出ている。このうち、正極シート12および負極シート14の幅方向の位置は、特に精度良く調整される。
正極シート12と、負極シート14と、第1のセパレータシート16と、第2のセパレータシート18とは、図1に示すように、それぞれ巻出軸に取り付けられた巻出リール142,144,146,148に収納されている。正極シート12と、負極シート14と、第1のセパレータシート16と、第2のセパレータシート18とは、それぞれ搬送装置102によって巻出リール142,144,146,148から適宜に送り出される。
捲回軸101は、図示は省略するが駆動装置に取り付けられている。捲回軸101には、例えば、巻芯が取り付けられる。捲回電極体10の各シートは、巻芯に巻付けられる。
搬送装置102は、捲回軸101に向けて帯状のシートを搬送する装置である。この実施形態では、正極シート12と、負極シート14と、第1のセパレータシート16と、第2のセパレータシート18とがそれぞれ搬送装置102によって搬送されている。正極シート12と負極シート14の搬送経路には、光学センサ103の検出領域103aが設定されている(図2および図3参照)。
上述のように、正極シート12と負極シート14には、それぞれ集電箔12a,14aの片側に設定された未形成部12a1,14a1を除いて活物質層12b,14bが形成されている。光学センサ103は、正極シート12および負極シート14の搬送経路に設けられている。セパレータシート16,18の搬送経路には、セパレータシート16,18のエッジ位置を検出するエッジセンサ111が設けられている。
光学センサ103は、集電箔12a、14aの上に設けられた活物質層12b,14bのエッジ12b1,14b1(図2参照)の位置、つまり、正極集電箔12aの未形成部12a1,14a1と活物質層12b,14bとの境界を検出する装置である。光学センサ103は、捲回軸101により近い位置で、正極シート12および負極シート14の搬送経路に取り付けられるとよい。捲回軸101により近い位置に光学センサ103を設けることによって、捲回軸101に巻き取られる活物質層12b,14bのエッジ12b1,14b1の位置をより精度良く検出できる。
例えば、正極シート12および負極シート14の搬送経路には、幾つか副軸131,132,133,134が設けられる。この場合、捲回軸101寄りに設けられた副軸131,132,133,134よりもさらに捲回軸101寄りに光学センサ103が設けられているとよい。しかしながら、このような位置では、各シートの間隔が狭く、光学センサ103を設けるためのスペースに制約がある。
図3は、搬送される正極シート12の法線方向から光学センサ103を示す模式な平面図である。光学センサ103は、図2および図3に示すように、照明121と、ミラー122と、カメラ123とを備えている。この実施形態では、図2および図3に示すように、正極シート12の片面において正極活物質層12bのエッジ12b1の位置が検出されるように、正極シート12の片側に光学センサ103が取り付けられている。
照明121は、正極シート12が搬送される搬送経路に向けて光を照射する装置である。例えば、薄型のLEDライトを採用することができる。また、ミラーのような光学装置を介して、正極シート12が搬送される搬送経路に向けて光を照射する装置を採用してもよい。ミラー122は、搬送経路を通過する正極シート12に反射する光をカメラに向けて反射させるように所定の角度で配置されている。ミラー122は、石英や樹脂製でもよいし、プリズムのような光学装置に置換してもよい。かかるミラー122は、カメラ123に比べると嵩張らないので、各シートの間隔が狭い捲回軸101の近くに配置できる。
カメラ123は、ミラー122から反射する光を捉えるものでもよい。かかる光学センサ103によれば、正極集電箔12aの上に設けられた正極活物質層12bのエッジ12b1の位置を跨ぐように、正極シート12の搬送経路に検出領域103aが設定されうる。かかる検出領域103aは、例えば、搬送方向に0.5mm〜2mm程度(この実施形態では、1mm)、正極活物質層12bのエッジ12b1の位置を跨ぐように5mm〜10mm程度(この実施形態では、7mm)で設定されているとよい。
かかる光学センサ103によれば、正極活物質層12bのエッジ12b1の位置、換言すれば、正極集電箔12aの未形成部12a1と、正極活物質層12bとの境界を検出できる。光学センサ103によって検出される正極活物質層12bのエッジ12b1の位置に基づいて、別途設けられる正極シート12の位置調整機構135によって、正極活物質層12bのエッジ12b1の位置が適当な位置を通過するように、搬送経路を通過する正極シート12の幅方向の位置を調整するとよい。位置調整機構135は、例えば、捲回軸101寄りに設けられた副軸131,132のうち一方を幅方向に振り動かす機構を備えているとよい。
負極シート14に対して設けられる光学センサ103は、同様に負極活物質層14bのエッジ14b1の位置を検出できる。そして、正極シート14の搬送経路と同様に、別途設けられる負極シート14の位置調整機構136によって、負極活物質層14bのエッジ14b1の位置が適当な位置を通過するように、搬送経路を通過する負極シート14の幅方向の位置を調整するとよい。
クランプ部材104は、シートを摘まむ部材である。この実施形態では、クランプ部材104は、図1に示すように、正極シート12の搬送経路と負極シート14の搬送経路とにそれぞれ設けられている。
例えば、捲回軸101に巻取られる正極シート12は、第1のセパレータシート16と第2のセパレータシート18に挟まれつつ巻取られていく。捲回工程の終盤では、捲回軸101の回転が、一旦、止められる。そして、正極シート12の予め定められた位置が、クランプ部材104によって摘ままれる。正極シート12は、クランプ部材104よりも捲回軸101側に設けられたカッター104cによって切断される。切断された正極シート12のうち捲回軸101側の正極シート12は、捲回軸101によって巻取られる。切断された正極シート12のうち捲回軸101とは反対側の正極シート12は、クランプ部材104によって摘ままれた状態で保持される。クランプ部材104によって摘ままれた正極シート12の端部は、例えば、クランプ部材104からは3cm〜7cm程度(この実施形態では、5cm)、捲回軸101側に延びている。かかる正極シート12の端部は、次回の捲回工程で巻回される正極シート12の先端部となる。
負極シート14の搬送経路においても同様に、捲回工程の終盤において捲回軸101が止められた際に、負極シート14の予め定められた位置がクランプ部材104によって摘ままれる。負極シート14は、クランプ部材104よりも捲回軸101側に設けられたカッター104cによって切断される。切断された負極シート14のうち捲回軸101側の負極シート14は、捲回軸101によって巻取られる。切断された負極シート14のうち捲回軸101とは反対側の負極シート14は、クランプ部材104によって摘ままれた状態で保持される。クランプ部材104によって摘ままれた負極シート14の端部は、例えば、クランプ部材104からは3cm〜7cm程度(この実施形態では、5cm)、捲回軸101側に延びている。かかる負極シート14の端部は、次回の捲回工程で巻回される負極シート14の先端部となる。
移動機構105は、図1に示すように、クランプ部材104を搬送経路に沿って移動させる機構である。例えば、正極シート12と負極シート14のそれぞれの搬送経路に沿って設けられたガイド105aに、クランプ部材104が移動可能に取り付けられているとよい。ここで、クランプ部材104は、捲回軸101寄りに設けられた副軸131,132,133,134よりも捲回軸101寄りの搬送経路に沿って移動可能に、それぞれ設けられているとよい。
次回の捲回工程では、第1のセパレータシート16の一端と第2のセパレータシート18の一端とが、それぞれ捲回軸101に取り付けられて巻始められる。次に、移動機構105によってクランプ部材104を搬送経路に沿って捲回軸101の方に移動させる。この際、クランプ部材104に摘ままれた負極シート14の端部は、捲回軸101に捲き始められた第1のセパレータシート16と捲回軸101に巻かれた第2のセパレータシート18との間に挟まれる。クランプ部材104に摘ままれた正極シート12の端部は、捲回軸101に捲き始められた第1のセパレータシート16と第2のセパレータシート18との間に挟まれる。
正極シート12の端部と負極シート14の端部が、第1のセパレータシート16と第2のセパレータシート18との間にそれぞれ挟まれるとクランプ部材104は正極シート12と負極シート14とを離す。正極シート12と負極シート14は、このように第1のセパレータシート16と第2のセパレータシート18との間にそれぞれ挟まれつつ、捲回軸101によって巻取られていく。クランプ部材104は、移動機構105によって、搬送経路に沿って捲回軸101から離され、予め定められた位置で待機する。
このようにクランプ部材104は、正極シート12の搬送経路と負極シート14の搬送経路に沿って移動し、光学センサ103の検出領域103aを通過する。さらに、この実施形態では、クランプ部材104は、検出領域103aを通過する部位に少なくとも一つの予め定められた印を有している。制御装置106は、光学センサ103によって検出された印が、検出領域の予め定められた位置を通過したか否か判定する。
図4は、光学センサ103の検出領域103aを通過するクランプ部材104を示す搬送方向に沿った模式的な側面図である。図5は、光学センサ103の検出領域103aを通過するクランプ部材104を搬送方向の上流側から見た背面図である。クランプ部材104は、図4および図5に示すように、シートを法線方向から挟む一対の摘まみ部材104a,104bを備えている。なお、図4および図5において、クランプ部材104によって摘ままれるシートの搬送経路Kは、2点鎖線で示されている。
つまり、クランプ部材104は、正極シート12と負極シート14の搬送経路Kに沿って移動する。クランプ部材104に設けられた印104a1は、図4および図5に示すように、光学センサ103の検出領域103aの予め定められた位置を通過する部位に設けられている。制御装置106は、例えば、光学センサ103によって検出された印104a1が、予め定められた位置を通過したか否かを判定する。印104a1が、予め定められた位置を通過したか否かは、印104a1が通過するべき位置について、基準となる位置を予め定める。そして、当該基準となる位置と、光学センサ103によって検出された印104a1が通過した位置との距離に対して、予め定め閾値を設定しておく。そして、当該基準となる位置と、光学センサ103によって検出された印104a1が通過した位置との距離が、当該閾値よりも大きくなる場合には、異常として出力するとよい。この場合、例えば、捲回電極体の製造装置100を停止するとよい。また、上述した閾値による判定に加えて、あるいは、閾値による判定に代えて、検査毎に、印104a1のずれ量を管理し、ずれ量に明らかな異常値が生じた際に、捲回電極体の製造装置100を停止するようにしてもよい。このように、この捲回電極体の製造装置100によれば、光学センサ103の異常を検知でき、光学センサ103の検出精度を高く維持できる。
光学センサ103で検出された印104a1が、予め定められた位置を通過したと判定された場合には、光学センサ103が正常に機能するものと判定されうる。また、光学センサ103で検出された印104a1が、予め定められた位置を通過していない判定された場合には、光学センサ103、クランプ部材104または移動機構105などの異常が疑われる。なお、この実施形態では、搬送経路Kに沿って搬送されるシートの片側に対して光学センサ103が設けられている。クランプ部材104には、当該光学センサ103の検出領域103aを通過する部分に印が設けられている。また、図示は省略するが、搬送経路Kに沿って搬送されるシートの両側に対してそれぞれ光学センサ103が設けられていてもよい。この場合、クランプ部材104には、当該両方の光学センサ103の検出領域103aを通過する部分に、それぞれ印が設けられていてもよい。
上述した捲回電極体の製造装置100の一連のフローの例は、以下の通りである。
1.捲回軸101に巻芯が取り付けられる。
2.第1のセパレータシート16と第2のセパレータシート18とが巻芯に巻付けられる。
3.クランプ部材104を移動させることによって、正極シート12と負極シート14とが、第1のセパレータシート16と第2のセパレータシート18との間に巻付けられる。
4.捲回軸101を駆動させることによって、各シートが捲回される。
5.クランプ部材104によって正極シート12と負極シート14とが保持され、切断される。
6.正極シート12と負極シート14の残りが巻き取られる。
ここで、上述したクランプ部材104に施された印による検査は、例えば、1.の工程において、捲回軸101に巻芯が取り付けられた後で、クランプ部材104を捲回軸101側に移動させ、光学センサ103の検出領域103aを通過させて行ってもよい。また、5.の工程において、正極シート12と負極シート14とが切断された後で、クランプ部材104を捲回軸101側に移動させ、光学センサ103の検出領域103aを通過させて行ってもよい。また、その他でも、捲回電極体の製造装置100の一連のフローにおいて、適当なタイミングで、クランプ部材104を捲回軸101側に移動させ、光学センサ103の検出領域103aを通過させて行ってもよい。例えば、毎朝の始業前にクランプ部材104を捲回軸101側に移動させ、光学センサ103の検出領域103aを通過させて行ってもよい。また、捲回電極体10を一つ生産する毎に毎回検査してもよい。これに限らず、適当なタイミングでクランプ部材104を捲回軸101側に移動させ、光学センサ103の検出領域103aを通過させることによって、光学センサ103、クランプ部材104または移動機構105などの異常を検査できる。
かかる捲回電極体の製造装置100の一連のフローにおいて、正極活物質層12bのエッジ位置と負極活物質層14bのエッジ位置が、光学センサ103によって検出される。そして、正極シート12と負極シート14の位置が、位置調整機構135,136によって適切に調整される。これによって、第1のセパレータシート16または第2のセパレータシート18が介在した状態で、正極活物質層12bが負極活物質層14bによって覆われ、かつ、捲回される。
かかる捲回電極体の製造装置100の一連の生産フローにおいて、正極シート12と負極シート14の位置が適切に調整されるためには、正極活物質層12bのエッジ位置と負極活物質層14bのエッジ位置とが、光学センサ103によって精度良く検出されることが前提となる。この際、捲回電極体の製造装置100に生じる振動によって、光学センサ103の取り付けがずれたり、ピントがずれたり、検出領域103aが歪んだりするなど、光学センサ103に不具合が生じることはあり得る。特に、捲回電極体の製造装置100の捲回動作の高速化を図る場合には、振動が大きくなるので、光学センサ103に不具合が生じる可能性が高くなると、本発明者は考えている。
この実施形態では、クランプ部材104は、正極シート12の搬送経路と負極シート14の搬送経路に沿って移動し、光学センサ103の検出領域103aを通過する。クランプ部材104は、検出領域103aを通過する部位に少なくとも一つの予め定められた印を有している。制御装置106は、光学センサ103によって検出された印に基づいて、光学センサ103の異常を検出する。
この実施形態では、印104a1は、クランプ部材104の一対の摘まみ部材104a,104bのうち、光学センサ103の検出領域103aを通過する一方の摘まみ部材104aに設けられている。印104a1は、例えば、摘まみ部材104aの上面に設けられているとよい。
ここで、搬送経路Kに沿って搬送される正極シート12または負極シート14の活物質層12b,14bのエッジ12b1,14b1(図2参照)が通過するべき線を基準線K1とする。印104a1は、例えば、図5に示されるように、クランプ部材104の摘まみ部材104aの上面において、かかる基準線K1を通過する位置に描かれた直線K2であるとよい。この際、直線は、摘まみ部材104aの上面に施した刻印や切り溝で形成してもよい。図5に示された形態では、直線K2の片側を黒色とし、反対側を白色とし、活物質層12b,14bのエッジ12b1,14b1(図2参照)に生じるのと同様の色分けが施されている。このように色分けされていることによって、活物質層12b,14bのエッジ12b1,14b1を検出するのと同様の画像処理にて、クランプ部材104に設けられた印104a1の位置が検出されうる。
また、摘まみ部材104aには、少なくとも光学センサ103の検出領域103aを通過する部分に傾斜面104a2が設けられている。この実施形態では、搬送経路Kに沿って搬送される正極シート12または負極シート14によって反射した照明121の光を、ミラー122を介してカメラ123が捉えるように、照明121,ミラー122およびカメラ123が設定されている。傾斜面104a2は、クランプ部材104が光学センサ103の検出領域103aを通過する際に、照明121の光がミラー122を通じてカメラ123で捉えられるように設けられている。つまり、クランプ部材104が通過する際、傾斜面104a2に当たった光が、ミラー122を介してカメラ123で捉えられる。そして、かかる傾斜面104a2に上記印104a1が設けられている。
この実施形態では、上述のように傾斜面104a2に直線K2および色分けが施されている。直線K2は、搬送経路Kに沿って搬送される正極シート12または負極シート14の活物質層12b,14bのエッジ12b1,14b1(図2参照)が通過するべき基準線K1を通過する位置に描かれている。また、この実施形態では、図4に示すように、照明121には、平板状の照明が用いられている。かかる照明121の照射面は、搬送経路Kから予め定められた高さH1に配置され、かつ、搬送経路Kに対して平行に配置されている。この実施形態では、照明121の光を、ミラー122を介してカメラ123が捉える検査視野方向CDにおいて、照明121の光が、傾斜面104a2上に描かれた直線K2を通過する位置を基準線位置K3とする。
ここで、基準線位置K3に対する検査視野方向CDのミラー側の角度をαとする。
搬送経路Kに対する傾斜面104a2の傾きをθとする。
検査視野方向CDに沿って基準線位置K3で反射した光が照射された位置K4と、基準線位置K3との、搬送経路Kに沿った距離をLとする。
検査視野方向CDに沿って基準線位置K3で反射した光が照射された位置K4から基準線位置K3までの高さHとする。
この場合、tan(α−2θ)=H/Lの関係を有するとよい。
ここで、Lが、搬送経路Kに沿った照明121の照射面121aの最も近い位置までの距離L1と、照射面121aの最も遠い位置までの距離L2との範囲(L1<L<L2)で、上記の関係を有しているとよい。
例えば、L1が9mm、L2が41mmであり、αを45度、θを8度、Hを8mmとした場合、L=14.4mmとなり、上述したL1<L<L2を満足する。
ここで、機械の振動などで、光学センサ103に対してクランプ部材104の位置が万が一ずれた場合には設備を止めて、光学センサ103に対するクランプ部材104の位置を調整すると良い。その上で、上述のようにL1<L<L2を満足するように調整すると良い。
図示は省略するが、搬送経路Kに沿って搬送されるシートの両側に対してそれぞれ光学センサ103が設けられていてもよい。この場合、クランプ部材104の両方の摘まみ部材104a,104bには、当該両方の光学センサ103の検出領域103aを通過する部分にそれぞれ傾斜面を設けて印を施してもよい。この場合、クランプ部材104の両方の摘まみ部材104a,104bに設けられる傾斜面の角度が異なっていてもよい。
以上、本発明を詳細に説明したが、上記実施形態は例示にすぎず、ここで開示される発明には上述の具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
10 捲回電極体
12 正極シート
12a 正極集電箔
12a1 未形成部
12b 正極活物質層
12b1 エッジ
14 負極シート
14a 負極集電箔
14a1 未形成部
14b 負極活物質層
14b1 エッジ
16 第1のセパレータシート
18 第2のセパレータシート
100 捲回電極体の製造装置
101 捲回軸
102 搬送装置
103 光学センサ
103a 検出領域
104 クランプ部材
104a,104b 摘まみ部材
104a1 印
104a2 傾斜面
104c カッター
105 移動機構
105a ガイド
106 制御装置
111 エッジセンサ
121 照明
121a 照射面
122 ミラー
123 カメラ
131,132,133,134 副軸
135,136 位置調整機構
142,144,146,148 巻出リール
CD 検査視野方向
K 搬送経路
K1 基準線
K2 直線
K3 基準線位置

Claims (1)

  1. 捲回軸と、
    前記捲回軸に向けて帯状のシートを搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置によって搬送されるシートの搬送経路に検出領域が設定された光学センサと、
    前記搬送装置によって搬送されるシートを摘まむクランプ部材と、
    前記クランプ部材を前記搬送経路に沿って移動させる移動機構と、
    制御装置と
    を備え、
    前記クランプ部材は、前記移動機構によって搬送経路に沿って移動する際に前記光学センサの検出領域を通過し、かつ、前記検出領域を通過する部位に少なくとも一つの予め定められた印を有しており、
    前記制御装置は、前記光学センサによって検出された前記印が、前記検出領域の予め定められた位置を通過したか否か判定する、
    捲回電極体の製造装置。
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