JP3212021U - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】テープ型おむつにおいて、着用者の脚との間のフィット感を向上させると共に、脚回り開口部における防漏性を十分に発揮する使い捨ておむつを提供する。【解決手段】使い捨ておむつでは、股下ギャザー22の製品長手方向Lの背側Bの端部E2は、背側サイドフラップ部4の製品幅方向Wの外縁部4E1及びファスニングテープ5が交わる線L1の製品長手方向Lの腹側の端部EL1とレッグギャザー21の製品長手方向Lの背側Bの端部E1とを結ぶ延長線L2よりも、製品長手方向Lの背側Bに配置されており、レッグギャザー21の製品長手方向Lの背側Bの端部E1は、背側サイドフラップ部4の製品長手方向Lの腹側の端部4E2よりも、製品長手方向Lの背側Bに配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、サイドフラップ部やファスニングテープ(止着部材)やレッグギャザー(第1伸縮性部材)やレッグスタンディングギャザー(防漏壁)や股下ギャザー(第2伸縮性部材)を具備するテープ型おむつが知られている(特許文献1参照)。
ここで、特許文献1に記載されているテープ型おむつでは、本体部(おむつ本体)において防漏性のレッグスタンディングギャザー(防漏壁)を形成し、かかるレッグスタンディングギャザーの固定端の近傍の領域に製品長手方向に沿って伸張状態の股下ギャザー(第3伸縮性部材)を配設することにより、吸収体を着用者の肌にフィットさせる方向に持ち上げることができるように構成されている。
特開2013-052307号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されているテープ型おむつでは、大量に尿を吸収した際に、サイドフラップ部を引き上げる力をレッグギャザーやレッグスタンディングギャザーや股下ギャザーに伝えることができず、かかる尿の重みで吸収体が垂れ下がり、着用者の肌とレッグギャザー及びレッグスタンディングギャザーとの間に隙間ができ、着用者の脚とテープ型おむつとの間のフィット感が低くなり、テープ型おむつの脚回り開口部における防漏性を十分に発揮することができなくなってしまう可能性があるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、着用者の脚との間のフィット感を向上させると共に、脚回り開口部における防漏性を十分に発揮することができるテープ型の使い捨ておむつを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、互いに直交する製品長手方向及び製品幅方向を有しており、背側及び腹側を有しており、吸収体を含む本体部と、前記背側における本体部において前記製品幅方向に延出するサイドフラップ部と、前記サイドフラップ部から前記製品幅方向に延出するファスニングテープと、前記本体部において前記製品長手方向に沿って延びる伸縮可能な一対の防漏性のレッグスタンディングギャザーと、前記本体部の前記レッグスタンディングギャザーよりも前記製品幅方向の外側において前記製品長手方向に沿って延びる伸縮可能な一対のレッグギャザーと、前記レッグスタンディングギャザーの自由端において前記製品長手方向に沿って延びる伸縮可能な一対の弾性部材と、前記レッグスタンディングギャザーの固定端よりも前記製品幅方向の内側の領域で且つ前記吸収体の前記製品幅方向の端部よりも前記製品幅方向の外側の領域において前記製品長手方向に沿って延びる伸縮可能な一対の股下ギャザーとを具備している使い捨ておむつであって、前記股下ギャザーの前記製品長手方向の前記背側の端部は、前記サイドフラップ部の前記製品幅方向の外縁部及び前記ファスニングテープが交わる線の前記製品長手方向の前記腹側の端部と前記レッグギャザーの前記製品長手方向の前記背側の端部とを結ぶ延長線よりも、前記製品長手方向の前記背側に配置されており、前記レッグギャザーの前記製品長手方向の前記背側の端部は、前記サイドフラップ部の前記製品長手方向の前記腹側の端部よりも、前記製品長手方向の前記背側に配置されていることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、着用者の脚との間のフィット感を向上させると共に、脚回り開口部における防漏性を十分に発揮することができるテープ型の使い捨ておむつを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつの肌当接面側から見た平面図である。 図1における領域Aの拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつの装着時の図1におけるX-X断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつの装着時の図1におけるX-X断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつによって実現される効果について説明するための図である。 本発明の変更例1に係る使い捨ておむつの肌当接面側から見た平面図である。 本発明の変更例2に係る使い捨ておむつの肌当接面側から見た平面図における領域Aの拡大図である。
図1乃至図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつ1について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
図1は、本実施形態に係る使い捨ておむつ1の肌当接面側から見た平面図(皺がなくなる程度まで伸ばした状態)であり、図2は、図1における領域Aの拡大図であり、図3及び図4は、本実施形態に係る使い捨ておむつ1の装着時の図1におけるX-X断面図であり、図5は、本実施形態に係る使い捨ておむつ1によって実現される効果について説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、互いに直交する製品長手方向L及び製品幅方向Wを有している。また、図1に示すように、製品長手方向Lは、腹側F及び背側Bを有している。
また、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、吸収体13を含む本体部2と、背側Bにおける本体部2において製品幅方向Wに延出する背側サイドフラップ部4とを具備するテープ型おむつである。
なお、図1に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、腹側Fにおける本体部2において製品幅方向Wに延出する腹側サイドフラップ部3を更に具備する構造、所謂、3P(Piece)構造を有するテープ型おむつであってもよい。
腹側サイドフラップ部3及び背側サイドフラップ部4は、疎水性の不織布、透湿又は非透湿性のフィルム若しくは疎水性の不織布と透湿又は非透湿性のフィルムとを貼り合わせた複合シートからなる。ポリエチレン、ポリプロピレン等を主体としたフィルム、通気性のある樹脂フィルム、スパンボンド、又は、スパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムが接合されたシート等を用いることができる。
また、図1に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、背側サイドフラップ部4から製品幅方向Wに延出するファスニングテープ5を具備している。ここで、腹側サイドフラップ部3の非肌当接面側に、ファスニングテープ5に係止可能なターゲットテープ(図示せず)が設けられていてもよい。
例えば、ファスニングテープ5は、いわゆる面ファスナーの雄部材であり、ターゲットテープは、雌部材である。
ファスニングテープ5には、複数の鉤状の突起群(フックという)を有する係合面が形成される。ファスニングテープ5の素材としては、例えば、PPSB(ポリプロピレンスパンボンド不織布)が挙げられ、例えば、目付80g/mのPPSBを用いることが好ましい。かかるフックの目付は、100g/mであることが好ましい。
また、図1に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、本体部2において製品長手方向Lに沿って延びる伸縮可能な一対の防漏性のレッグスタンディングギャザー(立体ギャザー或いはカフ)6を具備している。ここで、図1に示すように、レッグスタンディングギャザー6は、製品長手方向Lの延びる伸縮可能な自由端6Aと、吸収体13が存在する領域よりも製品幅方向Wの外側において接合されており製品長手方向Lの延びる固定端6Bとを有している。
さらに、図1に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、レッグスタンディングギャザー6よりも製品幅方向Wの外側において製品長手方向Lに沿って延びる伸縮可能な一対のレッグギャザー21と、レッグスタンディングギャザー6の固定端6Bよりも製品幅方向Wの内側の領域で且つ吸収体13の製品幅方向Wの端部13Eよりも製品幅方向Wの外側の領域において製品長手方向Lに沿って延びる伸縮可能な一対の股下ギャザー22と、レッグスタンディングギャザー6の自由端6Aにおいて製品長手方向Lに沿って延びる伸縮可能な一対の弾性部材23とを具備している。
図2に示すように、股下ギャザー22の製品長手方向Lの背側Bの端部E2は、背側サイドフラップ部4の製品幅方向Wの外縁部4E1及びファスニングテープ5が交わる線L1の製品長手方向Lの腹側Fの端部EL1とレッグギャザー21の製品長手方向Lの背側Bの端部E1とを結ぶ延長線L2よりも、製品長手方向Lの背側Bに配置されている。
また、図2に示すように、レッグギャザー21の製品長手方向Lの背側Bの端部E1は、背側サイドフラップ部4の製品長手方向Lの腹側Fの端部4E2よりも、製品長手方向Lの背側Bに配置されている。
なお、使い捨ておむつ1の装着時に、背側サイドフラップ部4に皺が寄らないように、背側サイドフラップ部4には、弾性部材が配置されていない領域が設けられている。
例えば、背側サイドフラップ部4の製品長手方向Lの長さが、80mm以上である場合、股下ギャザー22の製品長手方向Lの背側Bの端部E2と背側サイドフラップ部4の製品長手方向Lの背側Bの端部4E3との間の距離は、50mm以上であることが好ましい。
また、股下ギャザー22の製品長手方向Lの背側Bの端部E2と背側サイドフラップ部4の製品長手方向Lの腹側Fの端部4E2との間の距離、及び、レッグギャザー21の製品長手方向Lの背側Bの端部E1と背側サイドフラップ部4の製品長手方向Lの腹側Fの端部4E2との間の距離は、5mm以上であることが好ましい。
また、図3に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、トップシート(液透過性シート)11と、バックシート(液不透過性シート)12と、トップシート11とバックシート12との間に配置されている吸収体13とを具備している。
トップシート11は、不織布、織布、有孔プラスチックシート、メッシュシート等、液体を透過する構造のシート状の材料であれば、特に限定されない。織布や不織布の素材としては、天然繊維、化学繊維のいずれも使用できる。
天然繊維の例としては、粉砕パルプ、コットン等のセルロースが挙げられる。化学繊維の例としては、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、熱可塑性疎水性化学繊維、又は親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維等が挙げられる。熱可塑性疎水性化学繊維の例としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の単繊維、ポリエチレンとポリプロピレンをグラフト重合してなる繊維、芯鞘構造等の複合繊維が挙げられる。例えば、トップシート11は、目付18g/mのポイントボンド不織布である。
不織布を作成する方法としては、乾式(カード法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法等)及び湿式のいずれか一つの方法を用いることができる。乾式法と湿式法のうち、複数の方法を組み合わせてもよい。また、サーマルボンディング、ニードルパンチ、ケミカルボンディング等の方法が挙げられる。不織布を作成する方法は、上述の方法に限定されない。
バックシート12は、液不透過性で、かつ、透湿又は非透湿性のフィルムからなる。例えば、バックシート12は、目付16g/mの非通気性フィルムである。
吸収体10は、コアラップと、液体を吸収する吸収性コアとを有する。吸収性コアは、親水性繊維、高吸収性ポリマーを含む。親水性繊維の例としては、粉砕パルプ、コットン等のセルロース、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、粒子状ポリマー、繊維状ポリマー、熱可塑性疎水性化学繊維、又は、親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維等を単独又は混合して用いることができる。これらの中でも、低コストと吸収体の成形し易さとを考慮すると、粉砕パルプを使用することが好ましい。親水性繊維に高分子吸収体を混合したものを使用してもよい。
なお、吸収性コアは、コアラップによって包まれている。例えば、コアラップとしては、少なくとも肌面当接面側の一部に透透過性を有する各種の繊維不織布若しくはティッシュシート、具体的には、目付が10〜30g/mのエアスルー繊維不織布やスパンボンド不織布やSMS不織布やティッシュシートを用いることができる。
また、図3に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1は、トップシート11の肌当接面側に接合されトップシート11の製品幅方向Wに延出するサイドシート14を具備している。
上述のレッグスタンディングギャザー6は、かかるサイドシート14によって構成されている。例えば、かかるサイドシート14としては、15gsmで168mm幅のSMS不織布を用いることができる。
また、図3に示すように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1では、吸収体13とバックシート12との間に、バックフィルム15が設けられていてもよい。
ここで、レッグギャザー21の伸張率は、股下ギャザー22の伸張率よりも大きくなるように構成されていてもよい。
例えば、股下ギャザー22の伸張率は、2.1倍であり、股下ギャザー22の製品長手方向Lにおける有効長は、205mmである。なお、一対の股下ギャザー22の各々は、780dtexの1本のゴムによって構成されていてもよい。
また、レッグギャザー21の伸張率は、2.3倍であり、レッグギャザー21の製品長手方向Lにおける有効長は、230mmである。なお、一対のレッグギャザー21の各々は、620dtexの2本のゴムによって構成されていてもよい。
なお、上述の構成の使い捨ておむつ1が、製品長手方向Lの長さの93%伸張した際に、股下ギャザー22の応力が、0.29Nであり、レッグギャザー21の応力が、0.66Nである。
また、弾性部材23の伸張率は、2.5倍であり、一対の弾性部材23の各々は、620dtexの1本のゴムによって構成されていてもよい。
ここで、上述の弾性部材(レッグギャザー21を構成する弾性部材、股下ギャザー22を構成する弾性部材、弾性部材23)の伸張率は、以下のように測定するものとする。
第1に、使い捨ておむつ1の自然状態における各弾性部材の長さを測定する。
第2に、使い捨ておむつ1から各弾性部材を切り取り、切り取った各弾性部材の長さを測定する。
第3に、使い捨ておむつ1の自然状態における各弾性部材の長さと、切り取った各弾性部材の長さとの比によって、各弾性部材の伸張率を算出する。
股下ギャザー22の応力が、レッグギャザー21の応力よりも大きいと、使い捨ておむつ1の装着時に、レッグギャザー21を下方に引き下げてしまい、着用者の脚に対するレッグギャザー21のフィット感が低減してしまうという問題点があった。したがって、レッグギャザー21の伸張率を股下ギャザー22の伸張率よりも大きくすることで、レッグギャザー21の応力を股下ギャザー22の応力よりも大きくし、かかる問題点を解決することができる。
また、図4に示すように、吸収体13には、格子状のエンボス加工が施されていてもよい。
かかる構成によれば、上述のエンボス加工によって生じた圧搾溝13Aをきっかけに吸収体13が湾曲する。
その結果、図3及び図4に示すように、かかるエンボス加工が施されている場合のレッグスタンディングギャザー6及びトップシート11の肌当接面がなす角度α2は、かかるエンボス加工が施されていない場合のレッグスタンディングギャザー6及びトップシート11の肌当接面がなす角度α1よりも大きくなる。
また、かかる構成によれば、吸収体13に、格子状のエンボス加工が施されることによって、吸収体13の剛性が高まることで、股下ギャザー22による吸収体13の変形(皺や歪みの形成)が抑制される。
その結果、製品長手方向Lへの液拡散を誘導することにより、吸収体13全体を活用できるため、吸収体13の垂れ下がりを防止することができる。
また、図3及び図4に示すように、かかるエンボス加工が施されている場合のレッグスタンディングギャザー6の先端と吸収体13との間の距離h2は、かかるエンボス加工が施されていない場合のレッグスタンディングギャザー6の先端と吸収体13との間の距離h1よりも長くなる。
かかる構成によれば、上述の距離h2が長くなることにより、尿や便の外部への漏れを防ぎ、使い捨ておむつ1の防漏性をより高めることができる。
上述のように、本実施形態に係る使い捨ておむつ1によれば、図5に示すように、ファスニングテープ5とレッグギャザー21及び股下ギャザー22との間に、張力Fが発生し、背側サイドフラップ部4によるレッグギャザー21及び股下ギャザー22の引き上げ効果を、使い捨ておむつ1の股下域に効果的に伝えることができる。
その結果、レッグギャザー21及びレッグスタンディングギャザー6と着用者の肌面との間に隙間が生じず、使い捨ておむつ1と着用者の脚との間のフィット感の向上、及び、使い捨ておむつ1の脚回り開口部における防漏性の十分な発揮を実現することができる。
(変更例1)
以下、図6を参照して、本発明の変更例1に係る使い捨ておむつ1について、上述の第1の実施形態に係る使い捨ておむつ1との相違点に着目して説明する。
図6に示すように、本変更例1に係る使い捨ておむつ1では、背側Bにおける本体部2において製品幅方向Wの左右に延出する背側サイドフラップ部4は、同一のシート状部材によって構成されている。
また、図6に示すように、弾性部材23の製品長手方向Lの背側Bの端部E3及び背側サイドフラップ部4の製品長手方向Lの腹側Fの端部4E20の交点D1は、背側サイドフラップ4の製品長手方向Lの最も腹側Fに位置する端部4E2よりも、背側Bに配置されている。
すなわち、図6に示すように、変更例1に係る使い捨ておむつ1では、背側サイドフラップ4及び弾性部材23が重なっている領域の一部(図6における領域B)において、背側サイドフラップ部4を取り除くように構成されている。
かかる構成によれば、弾性部材23の有効範囲を拡張することができる。ここで、弾性部材23の有効範囲は、弾性部材23としての効果を示す範囲、すなわち、弾性部材23が伸縮し、レッグスタンディングギャザー6が立ち上がることができる範囲である。
この結果、レッグスタンディングギャザー6が立ち上がる範囲が広くなり、使い捨ておむつ1の防漏性を向上させることができる。
(変更例2)
以下、図7を参照して、本発明の変更例2に係る使い捨ておむつ1について、上述の第1の実施形態に係る使い捨ておむつ1との相違点に着目して説明する。
図7に示すように、本変更例2に係る使い捨ておむつ1では、背側サイドフラップ部4には、シート部材が重なっている重複領域Tが形成されている。すなわち、本変更例2に係る使い捨ておむつ1では、背側サイドフラップ部4の重複領域Tには、2枚のシート部材が存在している。
ここで、レッグギャザー21は、かかる重複領域Tに重なる位置に配置されている。なお、股下ギャザー22についても、かかる重複領域Tに重なる位置に配置されていてもよい。
かかる特徴によれば、ファスニングテープ5を製品幅方向Wの外側に引っ張った際に力がかかる箇所においてシート部材を重ねることによって、かかる箇所の強度が強くなり破れにくくなるという効果を奏することができる。
また、かかる重複領域Tは、1枚のシート部材を2枚重ねになるように折り返すことによって構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の使い捨ておむつ。
なお、本変更例2に係る使い捨ておむつ1では、背側サイドフラップ部4の重複領域T以外の領域において、シート部材が重なっていない。すなわち、本変更例2に係る使い捨ておむつ1では、背側サイドフラップ部4の重複領域T以外の領域には、1枚のシート部材のみが存在している。
かかる構成によれば、使い捨ておむつ1の製造方法を簡素化することができると共に、使い捨ておむつ1に用いられる資材を減らしてコストダウンに資することができる。
また、かかる構成によれば、背側サイドフラップ部4の重複領域T以外の領域、すなわち、着用者の背中に当接する領域において1枚のシート部材のみが存在するように構成されるため、通気性及び肌触りの観点から、着用者にとって快適な着用感を与えることができる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…使い捨ておむつ
2…本体部
3…腹側サイドフラップ部
4…背側サイドフラップ部
5…ファスニングテープ
6…レッグスタンディングギャザー
6A…自由端
6B…固定端
11…トップシート
12…バックシート
13…吸収体
13A…圧搾溝
14…バックフィルム
15…サイドシート
21…レッグギャザー
22…股下ギャザー
23…弾性部材

Claims (7)

  1. 互いに直交する製品長手方向及び製品幅方向を有しており、
    背側及び腹側を有しており、
    吸収体を含む本体部と、
    前記背側における本体部において前記製品幅方向に延出する背側サイドフラップ部と、
    前記背側サイドフラップ部から前記製品幅方向に延出するファスニングテープと、
    前記本体部において前記製品長手方向に沿って延びる伸縮可能な一対の防漏性のレッグスタンディングギャザーと、
    前記本体部の前記レッグスタンディングギャザーよりも前記製品幅方向の外側において前記製品長手方向に沿って延びる伸縮可能な一対のレッグギャザーと、
    前記レッグスタンディングギャザーの自由端において前記製品長手方向に沿って延びる伸縮可能な一対の弾性部材と、
    前記レッグスタンディングギャザーの固定端よりも前記製品幅方向の内側の領域で且つ前記吸収体の前記製品幅方向の端部よりも前記製品幅方向の外側の領域において前記製品長手方向に沿って延びる伸縮可能な一対の股下ギャザーとを具備している使い捨ておむつであって、
    前記股下ギャザーの前記製品長手方向の前記背側の端部は、前記背側サイドフラップ部の前記製品幅方向の外縁部及び前記ファスニングテープが交わる線の前記製品長手方向の前記腹側の端部と前記レッグギャザーの前記製品長手方向の前記背側の端部とを結ぶ延長線よりも、前記製品長手方向の前記背側に配置されており、
    前記レッグギャザーの前記製品長手方向の前記背側の端部は、前記背側サイドフラップ部の前記製品長手方向の前記腹側の端部よりも、前記製品長手方向の前記背側に配置されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記レッグギャザーの伸張率は、前記股下ギャザーの伸張率よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記吸収体には、格子状のエンボス加工が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記背側における本体部において前記製品幅方向の左右に延出する背側サイドフラップ部は、同一のシート状部材によって構成されており、
    前記弾性部材の前記製品長手方向の前記背側の端部及び前記背側サイドフラップ部の前記製品長手方向の前記腹側の端部の交点は、前記シート状部材の前記製品長手方向の最も腹側に位置する端部よりも、前記背側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記背側における本体部において前記製品幅方向の左右に延出する背側サイドフラップ部には、シート部材が重なっている重複領域が形成されており、
    前記レッグギャザーは、前記重複領域に重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記股下ギャザーは、前記重複領域に重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記重複領域は、1枚のシート部材を2枚重ねになるように折り返すことによって構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の使い捨ておむつ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019220935A1 (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型吸収性物品
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