JP2014226144A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【課題】パンツ型とオープン型の両方の使い捨ておむつとして使用することができ、オープン型の使い捨ておむつとして使用する場合でも装着しやすく、製造が容易な使い捨ておむつを提供する。【解決手段】前側胴部3と後側胴部4を有する外装体2と、後側胴部4の内側に固定された吸収性本体12を有する使い捨ておむつ1であって、吸収性本体12は後側胴部4から前方に延在し、前方部12Fが前側胴部3の内側に重ね合わされて固定され、前側胴部3を切断可能線7で切断することにより、前側中央部3Cとその両側の前側左側部3Lと前側右側部3Rとに分離可能であり、前側左側部3Lと前側右側部3Rは、切断可能線7が切断された状態で、前側中央部3Cおよび/または前方部12Fに着脱可能であり、前方部12Fに、吸収性本体12および前側中央部3Cよりも幅方向の外方に延在するフラップシート17が設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、幼児用または大人用の使い捨ておむつに関するものである。詳細には、パンツ型の使い捨ておむつとして使用することができるとともに、オープン型の使い捨ておむつとしても使用することができる使い捨ておむつに関するものである。
従来、パンツ型の使い捨ておむつとして使用することができるとともに、オープン型の使い捨ておむつとしても使用することができる使い捨ておむつが知られている(例えば、特許文献1、2)。このような使い捨ておむつは、前側胴部と後側胴部を有する外装体と、後側胴部の内側に固定された吸収性本体を有し、吸収性本体の前方部が前側胴部の内側に重ね合わされてパンツ型に形成されて、パンツ型の使い捨ておむつとして使用できるとともに、前側胴部に設けられた切断可能線を切断すると、オープン型の使い捨ておむつとしても使用することができる。
しかし、特許文献1、2に開示される使い捨ておむつでは、股部を構成する吸収性本体の前方部が一般的なオープン型の使い捨ておむつよりも幅狭に形成され、吸収性本体の前方部を幅方向に拡張させながら着用者の下腹部に当てることが難しく、装着が困難となる場合がある。本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、パンツ型とオープン型の両方の使い捨ておむつとして使用することができ、オープン型の使い捨ておむつとして使用する場合でも装着しやすく、製造が容易な使い捨ておむつを提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明の使い捨ておむつとは、前側胴部と後側胴部を有する外装体と、後側胴部の内側に固定され、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとこれらの間に配された吸収性コアを有する吸収性本体を有し;吸収性本体は後側胴部から前方に延在し、前方部が前側胴部の内側に重ね合わされて固定部で固定され;前側胴部は固定部の幅方向両側に形成された切断可能線を有し、前側胴部を切断可能線で切断することにより、固定部を有する前側中央部とその両側の前側左側部と前側右側部とに分離可能であり;前側左側部と前側右側部には止着手段が備えられ、切断可能線が切断された状態で、前側左側部と前側右側部が止着手段により前側中央部および/または前方部に着脱可能であり;前方部に、吸収性本体および前側中央部よりも幅方向の外方に延在するフラップシートが設けられているところに特徴を有する。
本発明の使い捨ておむつは、吸収性本体の前方部に、吸収性本体よりも幅方向の外方に延在するフラップシートが設けられているため、オープン型の使い捨ておむつとして使用する際、フラップシートを掴んで吸収性本体を幅方向に拡張させることが容易になり、吸収性本体を着用者の股部に良好にフィットさせて装着しやすくなる。また、このようにフラップシートを設けることにより、製造上簡単に、使い捨ておむつの取り扱い性を向上させることができる。
フラップシートはバックシートの外側に設けられることが好ましい。このようにフラップシートを設けることにより、フラップシートを備えた吸収性本体を簡単に製造することができる。また、吸収性本体は略長方形に形成されていることが好ましく、このように吸収性本体が形成されていれば、吸収性本体を簡単に製造することができるとともに、フラップシートを備えた吸収性本体を製造する際に、廃棄する材料の量を少なくすることができる。
フラップシートは、幅方向の外方の部分が前側胴部側に折り返されていることが好ましい。フラップシートをこのように折り返すことにより、使い捨ておむつをパンツ型の使い捨ておむつとして使用した場合に、フラップシートが邪魔になりにくくなり、着用感が向上する。使い捨ておむつをオープン型の使い捨ておむつとして使用する際には、フラップシートの折り返しを展開すれば、オープン型使い捨ておむつとしての操作性が向上する。
フラップシートは、ポリオレフィンおよび/またはポリエステルと界面活性剤とを含むポリマー組成物を溶融して形成された不織布で構成されていることが好ましい。フラップシートをこのような不織布から構成することにより、フラップシートが肌触りに優れたものとなる。また、フラップシートはスパンボンド不織布で構成されていることが好ましく、これによりフラップシートの通気性が確保されやすくなり、使い捨ておむつを着用時の蒸れが低減される。フラップシートをスパンボンド不織布で構成する場合、スパンボンド不織布は使い捨ておむつの幅方向に配向していることが好ましい。このようにフラップシートを構成することにより、フラップシートの強度と通気性の両方を確保しやすくなる。
フラップシートは、前側胴部の下方縁よりも下方かつ吸収性本体の幅方向の両側縁よりも外方に延在していることが好ましい。このようにフラップシートが形成されていれば、フラップシートの、前側胴部の下方縁よりも下方かつ吸収性本体幅方向の両側縁よりも外方に延在する部分が、着用者のそけい部に当てられ、使い捨ておむつをパンツ型で使用する場合のフィット性が向上する。
切断可能線は、吸収性本体の前方部の幅方向の両側縁より内方に形成されていることが好ましい。切断可能線がこのように形成されていれば、使い捨ておむつをパンツ型の使い捨ておむつとして使用する際に、切断可能線が吸収性本体と重なって位置することとなり、切断可能線が不用意に切断されにくくなる。
本発明の使い捨ておむつは、吸収性本体の前方部に、吸収性本体よりも幅方向の外方に延在するフラップシートが設けられているため、オープン型の使い捨ておむつとして使用する際、フラップシートを掴んで吸収性本体を幅方向に拡張させることが容易になり、吸収性本体を着用者の股部に良好にフィットさせて装着しやすくなる。また、このようにフラップシートを設けることにより、製造上簡単に、使い捨ておむつの取り扱い性を向上させることができる。
本発明の使い捨ておむつは、パンツ型の使い捨ておむつとして使用することができるとともに、使い捨ておむつに設けられた切断可能線を切断することにより、オープン型の使い捨ておむつとしても使用することができるものである。以下、本発明の使い捨ておむつについて、図面を参照して説明する。なお本発明の使い捨ておむつは、図面に示された実施態様に限定されるものではない。
図1〜図6には、本発明の使い捨ておむつの一例を示した。図1は、パンツ型で使用する場合の使い捨ておむつの正面図を表す。図2は、図1に示した使い捨ておむつの切断可能線を切断して前側右側部を展開した状態の正面図を表す。図3は、図1に示した使い捨ておむつの線III−IIIにおける前側胴部と吸収性本体の前方部の部分断面図を表す。図4は、図2に示した使い捨ておむつの前側左側部と股部を展開した状態を表し、オープン型で使用する場合の使い捨ておむつを内側面から見た平面図を表す。図5は、図4に示した使い捨ておむつを外側面から見た平面図を表す。図6は、図4と図5に示した使い捨ておむつのVI−VI断面図を表す。
使い捨ておむつは、前後方向と幅方向とを有する。前後方向とは、使い捨ておむつを着用者が着用した際、着用者の股間の前後方向に延びる方向を意味する。幅方向とは、使い捨ておむつを着用者が着用した際、着用者の左右方向に相当する方向を意味する。なお使い捨ておむつは、使い捨ておむつを着用した状態に基づいて上方と下方が定められ、上下方向は前後方向と一致する。使い捨ておむつはまた、使い捨ておむつを着用した際の着用者側を内側とし、使い捨ておむつを着用した際の着用者とは反対側を外側とする。
使い捨ておむつ1は、前側胴部3と後側胴部4を有する外装体2と、外装体2の後側胴部4の内側に固定され、液透過性のトップシート13と液不透過性のバックシート14とこれらの間に配された吸収性コア15を有する吸収性本体12を有する。本発明の使い捨ておむつは、図1に示すように最初はパンツ型に形成されており、使い捨ておむつをオープン型で使用する場合は、図4に示すように、外装体2の前側胴部3を切断可能線7で切断して、前側胴部3を左右に展開して使用する。
外装体2は、使い捨ておむつを着用する際に着用者の腹側に当てられる部分を前側胴部3とし、着用者の背側に当てられる部分を後側胴部4とする。外装体2は、例えば環状やパンツ状に形成される。図1〜図6に示した使い捨ておむつでは、外装体2は、前側胴部3と後側胴部4が幅方向の両端部で互いに接続して、環状に形成されている。
前側胴部3と後側胴部4は共通の部材から構成されていてもよく、別の部材から構成されていてもよい。図面では、前側胴部3と後側胴部4が別部材から構成されており、前側胴部3と後側胴部4が幅方向の両端部でヒートシール等の接合手段により互いに接合されている。このように前側胴部3と後側胴部4とが連結して外装体2が形成されていれば、使い捨ておむつの製造が容易になる。
外装体2の後側胴部4の内側には、吸収性本体12が取り付けられており、吸収性本体12は、外装体2の後側胴部4から前方(下方)に延在するように設けられている。吸収性本体12は、使い捨ておむつを着用する際に着用者の股間に当てられ、股部を形成する。使い捨ておむつ1は、外装体2の内側に吸収性本体12が取り付けられて構成されているため、製造が容易になる。すなわち、吸収性本体12をまず製造し、完成した吸収性本体12を外装体2に取り付けることで、使い捨ておむつ1を簡単に製造することができる。
吸収性本体12は、吸収性コア15が液透過性のトップシート13と液不透過性のバックシート14との間に配されて形成される。トップシート13は吸収性コア15よりも内側(着用者側)に配され、バックシート14は吸収性コア15よりも外側(着用者とは反対側)に配される。吸収性コア15は、着用者からの排泄物を吸収して保持する。吸収性本体12と吸収性コア15の形状(平面形状)は特に限定されず、例えば、略長方形、砂時計型、ひょうたん型、羽子板型等が挙げられる。なお吸収性本体12は、製造が容易になる点から、略長方形に形成されていることが好ましい。
吸収性本体12には、吸収性コア15の幅方向の両側に立ち上がりフラップ16が設けられることが好ましい(図4および図6を参照)。立ち上がりフラップ16を設けることにより、尿等の排泄物の横漏れを防ぐことができる。立ち上がりフラップ16が立ち上がった状態の上端部(着用者側の端部)には、起立用弾性部材20が設けられていることが好ましい。起立用弾性部材20の収縮力により、立ち上がりフラップ16が起立しやすくなる。立ち上がりフラップ16は、例えば図6に示されるように、バックシート14の幅方向の両端がトップシート13側に折り返されて形成され、トップシート13側に折り返されたバックシート14の幅方向の両端部に起立用弾性部材20が設けられる。
吸収性本体12は後側胴部4から前方に延在し、吸収性本体12の前方部12Fにはフラップシート17が設けられている。吸収性本体12の前方部12Fは前側胴部3の内側に重ね合わされて、前方部12Fがフラップシート17を介してまたは介さずに前側胴部3に固定部で固定されている。すなわち、パンツ型の使い捨ておむつの状態で、吸収性本体12は前側胴部3と後側胴部4を繋ぐように設けられている。
前側胴部3には、固定部の幅方向の両側(幅方向の外方両側)に切断可能線7が形成されている。固定部は、接着剤、熱融着、超音波融着等の公知の接合手段により形成されればよい。吸収性本体12の前方部12Fが前側胴部3と固定部で固定されることにより、使い捨ておむつ1は、図1に示すように前側胴部3が切断可能線7で切断されていない状態で、吸収性本体12の両側に着用者の脚を入れるための脚開口が形成される。使い捨ておむつ1は、図1に示す状態で、パンツ型の使い捨ておむつとして使用することができる。
前側胴部3は、切断可能線7で切断することにより、固定部を有する前側中央部3Cとその両側の前側左側部3Lと前側右側部3Rとに分離可能となっている。使い捨ておむつ1は、前側胴部3を切断可能線7で切断すると、図4に示すように左右に分離して展開可能となるとともに、吸収性本体12が、左右に分離した前側胴部3(すなわち、前側左側部3Lと前側右側部3R)から分離される。使い捨ておむつ1は、図4に示す状態で、オープン型の使い捨ておむつとして使用することができる。
前側胴部3の切断可能線7は、前側胴部3にミシン目を設けたり、前側胴部3を部分的に加熱して脆弱化したりすることにより形成することができる。図面では、切断可能線7として、前側胴部3にミシン目が形成されている。切断可能線7は、前側胴部3を前側中央部3Cと前側左側部3Lと前側右側部3Rとに分離することができるように設けられる限り、その配設形状は特に限定されない。切断可能線7は、図面に示すように直線状に設けられてもよく、曲線状(例えば、蛇行線状)に設けられてもよい。
切断可能線7は、吸収性本体12の前方部12Fの幅方向の両側縁より内方に形成されていることが好ましい。切断可能線7がこのように形成されていれば、使い捨ておむつ1をパンツ型の使い捨ておむつとして使用する際に、切断可能線7が吸収性本体12と重なって位置することとなり、切断可能線7が不用意に切断されにくくなる。
前側左側部3Lと前側右側部3Rには止着手段8が備えられている。止着手段8は、使い捨ておむつ1をオープン型の使い捨ておむつとして使用する場合に、オープン型の使い捨ておむつを着用者の股間と腰周りに当ててパンツ形状に形成するために用いられる。止着手段8は、前側左側部3Lと前側右側部3Rを、前側中央部3Cおよび/または前方部12Fに着脱できるものであればよい。従って、前側左側部3Lと前側右側部3Rは、切断可能線7が切断された状態で、止着手段8により前側中央部3Cおよび/または前方部12Fに着脱可能となっている。なお、前側左側部3Lと前側右側部3Rが前方部12Fに着脱する場合は、前側左側部3Lと前側右側部3Rがフラップシート17を介して前方部12Fに着脱するものでもよい。
止着手段8としては、フック・ループ・ファスナーのフック部材やループ部材、粘着テープ等を用いればよい。止着手段8は、前側左側部3Lと前側右側部3Rを前側中央部3Cおよび/または前方部12Fに着脱可能に形成できる限り、これらの部材を直接的に前側左側部3Lと前側右側部3Rに取り付けてもよいし、間接的に前側左側部3Lと前側右側部3Rに取り付けてもよい。前者の場合、フック部材、ループ部材、あるいは粘着テープ等を前側左側部3Lと前側右側部3Rの内側面に取り付ければよい。後者の場合は、例えば、フック部材、ループ部材、あるいは粘着テープ等を基材に取り付けて、これを止着手段8として前側左側部3Lと前側右側部3Rに取り付ければよい。この場合、基材の一部のみを前側左側部3Lまたは前側右側部3Rに取り付けて止着タブを形成してもよい。このように形成した止着タブはフラップのように機能させることができ、使用前に折り畳んで、使用時に展開させて使用することが可能となる。
止着手段8としてフック部材を採用する場合は、前側中央部3Cや前方部12Fやフラップシート17にフック・ループ・ファスナーのループ部材を設けたり、前側中央部3Cや前方部12Fやフラップシート17をループ部材として機能する材料(例えば、不織布、織布、編布等)で構成すればよい。止着手段8として粘着テープを採用する場合は、前側中央部3Cや前方部12Fやフラップシート17にプラスチックフィルムを設けたり、前側中央部3Cや前方部12Fやフラップシート17をプラスチックフィルムで構成すればよい。このように前側中央部3Cや前方部12Fやフラップシート17を構成すれば、止着手段8によって前側左側部3Lと前側右側部3Rを前側中央部3Cおよび/または前方部12Fに着脱可能に形成できる。
止着手段8としてはフック部材を用いることが好ましい。フック部材としては、例えば、錨形や鉤形やきのこ型等の形状のフックを多数表面に有する部材を採用すればよい。図1〜図5では、止着手段8として、前側左側部3Lと前側右側部3Rに止着タブが設けられている。止着タブは基材10上にフック部材9が設けられて形成され、フック部材9が設けられた部分の基材10がフラップ状に形成されている。また、前側中央部3Cの外側面にはループ部材を有する止着対応部11が設けられている。止着タブに設けられたフック部材9は、図1および図2に示すように、オープン型の使い捨ておむつとして使用する前はフック部材9が露出しないように折り畳まれており、図4に示すように、オープン型の使い捨ておむつとして使用する際に止着タブのフック部材9が設けられた部分を展開して、フック部材9を露出させる。このように止着手段8を形成することにより、止着手段8を前側中央部3Cの止着対応部11に留めやすくなる。さらに、前方部12Fやフラップシート17を不織布で構成することにより、前側左側部3Lと前側右側部3Rを前方部12Fに着脱可能とすることもできる。
フラップシート17は、吸収性本体12の前方部12Fに、吸収性本体12よりも幅方向の外方に延在するように設けられる。例えば、特許文献1、2に開示される使い捨ておむつでは、吸収性本体の前方部が幅狭に形成されており、吸収性本体の前方に本発明のようなフラップシートが設けられていないため、使い捨ておむつをオープン型の使い捨ておむつとして使用して、装着する際に、吸収性本体を幅方向に拡張させながら着用者の股間から下腹部に当てることが難しい。しかし、本発明の使い捨ておむつ1は、吸収性本体12の前方部12Fに、吸収性本体12よりも幅方向の外方に延在するフラップシート17が設けられているため、フラップシート17を掴んで吸収性本体12を幅方向に拡張させることが容易になり、吸収性本体12を着用者の股部に良好にフィットさせて装着しやすくなる。また、このようにフラップシート17を設けることにより、製造上簡単に、使い捨ておむつの取り扱い性を向上させることができる。
フラップシート17はまた、前側中央部3Cよりも幅方向の外方に延在するように設けられる。つまり、切断可能線7がフラップシート17の幅方向の両側縁よりも内方に形成されている。そのため、使い捨ておむつ1をオープン型の使い捨ておむつとして使用して着用する際に、着用者の胴周りのサイズに応じて、止着手段8を前側中央部3Cおよび/または前方部12Fに留める位置をより広範に調整することができるようになる。切断可能線7が吸収性本体12の前方部12Fの幅方向の両側縁よりも内方に形成されていれば、例えば、オープン型の使い捨ておむつとして使用する場合の胴周り開口の周長を、パンツ型の使い捨ておむつとして使用する場合の胴周り開口の周長よりも長くすることが可能となる。
フラップシート17は、バックシート14の外側に設けられることが好ましく、このようにフラップシート17を設けることにより、フラップシート17を備えた吸収性本体12を簡単に製造することができる。
フラップシート17は、図面に示すように、吸収性本体12と前側中央部3Cよりも幅広に形成された1枚のシートから構成されてもよく、吸収性本体12の左側と右側にそれぞれ設けられた2枚のシートから構成されてもよい。後者の場合、吸収性本体12の左側に設けられたフラップシート17が吸収性本体12と前側中央部3Cの左側縁よりも幅方向の外方に延在し、吸収性本体12の右側に設けられたフラップシート17が吸収性本体12と前側中央部3Cの右側縁よりも幅方向の外方に延在するように設けられればよい。
フラップシート17は、パンツ型の使い捨ておむつの状態で、前側胴部3と重なるように設けられ、好ましくは、図1に示すように、前側胴部3の下方縁よりも下方かつ吸収性本体12の幅方向の両側縁よりも外方に延在する部分を有する。より好ましくは、フラップシート17は、前側胴部3の下方縁よりも下方かつ吸収性本体12の幅方向の両側縁よりも外方に延在し、使い捨ておむつの幅方向および長手方向に対して斜めに延びる外縁を形成する。このようにフラップシート17が形成されていれば、フラップシート17の、前側胴部3の下方縁よりも下方かつ吸収性本体12の幅方向の両側縁よりも外方に延在する部分が、着用者のそけい部に当てられ、使い捨ておむつ1をパンツ型で使用する場合のフィット性が向上する。
フラップシート17は、前側左側部3Lと前側右側部3Rのそれぞれ一部のみと重なるように設けられることが好ましい。すなわち、パンツ型の使い捨ておむつの状態で、前側左側部3Lと前側右側部3Rはフラップシート17と重ならない部分があることが好ましい。このようにフラップシート17を設けることにより、前側左側部3Lと前側右側部3Rがフラップシート17と重ならない部分で使い捨ておむつの通気性が確保されやすくなり、使い捨ておむつを着用の際の蒸れ低減に繋がる。
フラップシート17を構成する材料は特に限定されない。フラップシート17は液透過性であっても液不透過性であってもよい。なおフラップシート17は、着用者の腹部の肌に直接接する部材であるため、肌触りの良好な材料で構成することが好ましく、従って、フラップシート17は不織布で構成されていることが好ましい。特に、フラップシート17をスパンボンド不織布で構成することにより、通気性が確保されやすくなり、使い捨ておむつを着用時の蒸れが低減される。
フラップシート17は、湿りを低減する点から、液不透過性であることが好ましい。従って、不織布としては疎水性繊維から形成された不織布を用いることが好ましい。疎水性繊維としては、疎水性の強さや製造容易性から、ポリオレフィンおよび/またはポリエステルの繊維を用いることが好ましい。しかし、ポリオレフィンおよび/またはポリエステル不織布は、そのままでは柔軟性に劣り、肌触りが良好とはいえない。そこで、フラップシート17には、ポリオレフィンおよび/またはポリエステルと界面活性剤とを含むポリマー組成物を溶融して形成された不織布を用いることが好ましい。界面活性剤を不織布を形成する際の繊維原料(ポリマー組成物)に配合することで、得られる不織布が、ポリオレフィンおよび/またはポリエステル由来の疎水性が維持されるとともに、界面活性剤の添加により不織布に柔軟性が付与される。その結果、柔軟で、液不透過性の不織布が得られる。
ポリマー組成物に含まれるポリオレフィンとしては、不織布に一般に用いられるポリオレフィンを用いることができ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン等を用いればよい。これらの中でも、製造容易性やコストの点から、ポリエチレンおよび/またはポリプロピレンが好ましい。これらは、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ポリマー組成物に含まれるポリエステルとしては、不織布に一般に用いられるポリエステルを用いることができ、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)等を用いればよい。これらは、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
界面活性剤としては、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、またはノニオン性界面活性剤を用いることができるが、なかでもノニオン性界面活性剤が好ましい。ノニオン性界面活性剤は親水部が非イオン性であるため、ポリマー組成物の一成分としてノニオン性界面活性剤を用いることで、ポリオレフィンおよび/またはポリエステル不織布の疎水性を維持しやすくなる。また、ノニオン性界面活性剤は、ポリオレフィンやポリエステルとの親和性が比較的良好であり、不織布に柔軟性を付与しやすくなる。
フラップシート17は、ポリオレフィンおよび/またはポリエステルと界面活性剤とを含むポリマー組成物を溶融して形成されたスパンボンド不織布で構成されることが好ましい。このようにフラップシート17を構成することにより、フラップシート17が液不透過性で通気性と肌触りに優れたものとなる。
フラップシート17は、幅方向に引っ張って使用されることから、ある程度の強度を有することが好ましい。この点から、フラップシート17に用いられる不織布の目付は、25g/m2以上が好ましく、30g/m2以上がより好ましい。一方フラップシート17の不織布の目付が大きすぎても、フラップシート17の通気性が確保されにくくなることから、フラップシート17に用いられる不織布の目付は、60g/m2以下が好ましく、50g/m2以下がより好ましい。
フラップシート17がスパンボンド不織布で構成される場合は、フラップシート17を構成するスパンボンド不織布は、使い捨ておむつの幅方向に配向していることが好ましい。詳細には、スパンボンド不織布を構成する繊維が使い捨ておむつの幅方向に配向していることが好ましい。このようにスパンボンド不織布をフラップシート17に適用することで、不織布の目付を増やさなくても、フラップシート17の使い捨ておむつの幅方向の強度を高めることができる。つまり、フラップシート17の強度と通気性の両方を確保しやすくなる。
スパンボンド不織布を構成する繊維の配向については、次のように説明される。スパンボンド不織布は、例えば、ポリマー原料を溶融し、紡糸口金から押し出して延伸し、これをコンベアベルト等の上に集積して、ウェブ状に形成することにより得られるが、この際、コンベアベルト上に集積されたウェブ(繊維)はコンベアベルトの進行方向に沿って配列されることとなる。従って、この場合、ウェブ(繊維)はコンベアベルトの進行方向(MD方向)に沿って配向することとなる。スパンボンド不織布の繊維の配向方向は、表面を顕微鏡等で観察することにより確認できる。
使い捨ておむつ1には、着用者へのフィット性を高めるために、弾性部材が配されていることが好ましい。具体的には、外装体2の前側胴部3および/または後側胴部4に、使い捨ておむつの幅方向に延びる弾性部材(胴部弾性部材21)が配されていることが好ましい。より好ましくは、胴部弾性部材21は複数本配される。このように胴部弾性部材21が配されていれば、使い捨ておむつの胴周りでのフィット性が向上する。特に、前側胴部3の前側左側部3Lと前側右側部3Rに胴部弾性部材21が配されていれば、使い捨ておむつ1をオープン型の使い捨ておむつとして使用する際に、前側左側部3Lと前側右側部3Rを止着手段8により前側中央部3Cおよび/または前方部12Fに留める位置を、着用者の体型に合わせて調節しやすくなる。なお、胴部弾性部材21は吸収性コア15と重ならないように配されることが好ましく、その結果、胴部弾性部材21の収縮力により吸収性コア15が歪みにくくなる。
外装体2には、胴周り開口縁に沿ってウェスト弾性部材22が配されていることが好ましい。ウェスト弾性部材22は胴部弾性部材21よりも胴周り開口縁の近くに配され、前側左側部3Lと前側中央部3Cと前側右側部3Rと後側胴部4にそれぞれ配されることが好ましい。より好ましくは、ウェスト弾性部材22は、胴部弾性部材21よりも狭い間隔で複数本配される。ウェスト弾性部材22により、着用者が寝ている状態で胴周り開口からの尿漏れが防止される。
外装体2にはまた、脚開口縁に沿って脚弾性部材23が配されていることが好ましい。脚弾性部材23が配されることにより、着用者の脚周りのフィット性が向上する。
胴部弾性部材21と脚弾性部材23は、2枚のシート部材間に配されることが好ましい。図1〜図6に示した使い捨ておむつでは、外装体2が内側シート5と外側シート6から構成され、内側シート5と外側シート6の間に胴部弾性部材21とウェスト弾性部材22と脚弾性部材23が配されている。
本発明の使い捨ておむつ1は、図1に示すように最初はパンツ型に形成されており、この状態でパンツ型の使い捨ておむつとして使用できる。オープン型の使い捨ておむつとして使用する場合は、図2に示すように前側胴部3を切断可能線7で切断して前側右側部3Rと前側左側部3Lを展開し、さらに図4に示すように股部を展開し、このように変形することによりオープン型の使い捨ておむつとして使用できる。
次に、本発明の使い捨ておむつの別の態様について、図7〜図10を参照して説明する。図7は、パンツ型で使用する場合の使い捨ておむつの正面図を表す。図8は、図7に示した使い捨ておむつの切断可能線を切断して前側右側部を展開した状態の正面図を表す。図9は、図8に示した使い捨ておむつのフラップシートの折り返しを展開した状態の正面図を表す。図10は、図7に示した使い捨ておむつの線X−Xにおける前側胴部と吸収性本体の前方部の部分断面図を表す。なお、オープン型で使用する場合の使い捨ておむつの平面図は図4および図5と同じである。下記の説明において、上記の実施態様と重複する部分の説明は省略する。
図7〜図10に示した使い捨ておむつは、図1〜図6に示した使い捨ておむつのフラップシート17を折り畳んだものである。フラップシート17は吸収性本体12の幅方向の外方に延在して設けられるため、使い捨ておむつ1をパンツ型の使い捨ておむつとして使用する場合に、フラップシート17が着用者の肌に引っ掛かって不規則に折れ曲がったりして、邪魔になるおそれがある。そこで、図7〜図10に示した使い捨ておむつでは、フラップシート17の幅方向の外方の部分を前側胴部3側に折り返している。詳細には、フラップシート17は、固定部より幅方向の外方部分が前側胴部3側に折り返されている。このようにフラップシート17を折り返すことにより、使い捨ておむつ1をパンツ型の使い捨ておむつとして使用した場合に、フラップシート17が邪魔になりにくくなり、着用感が向上する。使い捨ておむつ1をオープン型の使い捨ておむつとして使用する際には、フラップシート17の折り返しを展開すれば、オープン型使い捨ておむつとしての操作性が向上する。
フラップシート17の幅方向の外方部分を折り返す回数は、特に限定されない。図7および図8では、フラップシート17の幅方向の一方側の外方部分が1回だけ折り返されているが、2回以上折り返してもよい。フラップシート17の幅方向の一方側の外方部分が2回以上折り返される場合、フラップシート17はアコーディオン状に折り畳まれてもよく、ロール状に折り畳まれてもよい。好ましくは、フラップシート17の幅方向の一方側の外方部分はアコーディオン状に2回折り返される(すなわち、断面Z字状に折り畳まれる)。
フラップシート17は、吸収性本体12の幅方向の両側縁に沿って折り返されることが好ましい。この場合、フラップシート17の幅方向の外方部分を、吸収性本体12の幅方向の縁を利用して折り返すことで、フラップシート17を折り返しやすくなる。
フラップシート17は、折り返された幅方向の外方部分17E(以下、「折り返し部」と称する)が、フラップシート17自身またはバックシート14に仮留めされていることが好ましい。すなわち、フラップシート17の幅方向の外方部分が折り目で折り返された状態で、折り目を挟んだ一方側が他方側に仮留めされていることが好ましい。このようにフラップシート17の折り返し部17Eが仮留めされていれば、使い捨ておむつ1をパンツ型の使い捨ておむつとして使用する場合に、折り返し部17Eの折り返しが不用意に展開しにくくなり、使い捨ておむつの取り扱い性が向上する。使い捨ておむつ1をオープン型の使い捨ておむつとして使用する際には、仮留めを解除して折り返し部17Eの折り返しを展開する。
折り返し部17Eの仮留めは、フック・ループ・ファスナーや接着剤等の接合手段により行えばよい。例えば、仮留めのための接合手段として接着剤を用いる場合は、接着剤の種類や組成、接着剤の塗布パターンの選択により、仮留めの接合強度を調整することができる。図7〜図10に示した使い捨ておむつでは、仮留めのための接合手段として、折り返し部17Eを形成する折り目18よりも幅方向の内方のフラップシート17にフック部材19が設けられている。このように設けられたフック部材19は、使い捨ておむつ1をオープン型の使い捨ておむつとして使用する際に、前方部12F(フラップシート17)を前側左側部3Lまたは前側右側部3Rと着脱可能に形成するように機能し得る。なお図面には示されていないが、仮留めのための接合手段は折り返し部17Eに設けてもよい。
折り返し部17Eはまた、前側胴部3と仮留めされていることも好ましい(図示せず)。この場合、使い捨ておむつ1をパンツ型の使い捨ておむつとして使用する際に折り返し部17Eの折り返しが展開しにくくなるとともに、使い捨ておむつ1をオープン型の使い捨ておむつとして使用する際には、前側胴部3を切断可能線7で切断して前側左側部3Lと前側右側部3Rを展開すると、折り返し部17Eが前側左側部3Lと前側右側部3Rに引っ張られる形で折り返しが展開されやすくなり、使い捨ておむつの取り扱い性が向上する。折り返し部17Eと前側胴部3との仮留めは、フック・ループ・ファスナーや接着剤等の接合手段により行えばよい。また、前側左側部3Lと前側右側部3Rの内側面に止着手段8としてフック部材が設けられる場合は、このフック部材により折り返し部17Eを前側胴部3に仮留めしてもよい。
本発明の使い捨ておむつを構成する部材の材料について説明する。トップシートは、使い捨ておむつの着用の際に着用者側に位置するシートであり、液透過性であればその材料は特に限定されない。トップシートとしては、例えば、セルロース、レーヨン、コットン等の親水性繊維から形成された不織布や;ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布であって、疎水性繊維の表面が界面活性剤により親水化されたもの等を用いることができる。また、トップシートとして、織布、編布、孔が形成されたプラスチックフィルム等を用いてもよい。
バックシートは、吸収性コアの外側に配されるシートであり、液不透過性であればその材料は特に限定されない。バックシートとしては、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布や、プラスチックフィルム等を用いることができる。また、不織布とプラスチックフィルムとの積層体を用いてもよい。本発明において、液不透過性とは撥水性の意味も含まれる。
外装体やそれを構成する内側シートや外側シートは、液透過性であっても液不透過性であってもよい。外装体やそれを構成する内側シートや外側シートは、トップシートやバックシートに使用可能なシート材料を用いることができる。外装体は内側シートに外側シートが積層されて形成されることが好ましく、液透過性の内側シートに液不透過性の外側シートが積層されて形成されることがより好ましい。
上記説明した各シート材料として不織布を用いる場合、不織布としては、スパンボンド法、エアスルー法、ポイントボンド法、メルトブロー法、エアレイド法やそれらの製法の組み合わせ等により製造されるものが好ましい。また、スパンボンド法とメルトブロー法を組み合わせたSMS法により製造された不織布を用いてもよい。
吸収性コアは、尿等の排泄物を吸収できる吸収性材料を含むものであれば特に限定されない。吸収性コアとしては、例えば、吸収性材料を所定形状に成形した成形体を用いたり、あるいは吸収性材料を紙シート(例えば、ティッシュペーパーや薄葉紙)や液透過性不織布等のシート部材で覆ったものを用いることができる。吸収性コアに含まれる吸収性材料としては、例えば、セルロース繊維(例えば、粉砕したパルプ繊維)等の親水性繊維や、ポリアクリル酸系、ポリアスパラギン酸系、セルロース系、デンプン・アクリロニトリル系等の吸水性樹脂等が挙げられる。また、吸水性材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン繊維や、PET等のポリエステル繊維、ナイロン等のポリアミド繊維等の熱融着性繊維が含まれてもよい。これらの熱融着性繊維は、尿等の体液との親和性を高めるために、界面活性剤等により親水化処理がされていてもよい。
吸収性材料は、尿等の吸収速度を高める点から、親水性繊維を含むことが好ましい。また、吸収容量を高める点からは、吸収性材料は吸水性樹脂を含むことが好ましい。吸収性材料は、例えば、親水性繊維の集合体に吸水性樹脂を混合または散布したものを用いることが好ましい。
1:使い捨ておむつ
2:外装体
3:前側胴部、3C:前側中央部、3L:前側左側部、3R:前側右側部
4:後側胴部
7:切断可能線
8:止着手段
12:吸収性本体、12F:前方部
13:トップシート
14:バックシート
15:吸収性コア
16:立ち上がりフラップ
17:フラップシート
2:外装体
3:前側胴部、3C:前側中央部、3L:前側左側部、3R:前側右側部
4:後側胴部
7:切断可能線
8:止着手段
12:吸収性本体、12F:前方部
13:トップシート
14:バックシート
15:吸収性コア
16:立ち上がりフラップ
17:フラップシート
Claims (9)
- 前側胴部と後側胴部を有する外装体と、
前記後側胴部の内側に固定され、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとこれらの間に配された吸収性コアを有する吸収性本体を有する使い捨ておむつであって、
前記吸収性本体は、前記後側胴部から前方に延在し、前方部が前記前側胴部の内側に重ね合わされて固定部で固定され、
前記前側胴部は、前記固定部の幅方向両側に形成された切断可能線を有し、前記前側胴部を前記切断可能線で切断することにより、前記固定部を有する前側中央部とその両側の前側左側部と前側右側部とに分離可能であり、
前記前側左側部と前記前側右側部には止着手段が備えられ、前記切断可能線が切断された状態で、前記前側左側部と前記前側右側部が前記止着手段により前記前側中央部および/または前記前方部に着脱可能であり、
前記前方部には、前記吸収性本体および前記前側中央部よりも幅方向の外方に延在するフラップシートが設けられていることを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記フラップシートは前記バックシートの外側に設けられている請求項1に記載の使い捨ておむつ。
- 前記吸収性本体は略長方形に形成されている請求項1または2に記載の使い捨ておむつ。
- 前記フラップシートは、幅方向の外方の部分が前記前側胴部側に折り返されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記フラップシートは、ポリオレフィンおよび/またはポリエステルと界面活性剤とを含むポリマー組成物を溶融して形成された不織布で構成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記フラップシートは、スパンボンド不織布で構成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記フラップシートを構成するスパンボンド不織布は、使い捨ておむつの幅方向に配向している請求項6に記載の使い捨ておむつ。
- 前記切断可能線は、前記吸収性本体の前方部の幅方向の両側縁より内方に形成されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記フラップシートは、前記前側胴部の下方縁よりも下方かつ前記吸収性本体の幅方向の両側縁よりも外方に延在している請求項1〜8のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
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